JPH10150291A - 複合型電波吸収体およびその製造方法 - Google Patents
複合型電波吸収体およびその製造方法Info
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- JPH10150291A JPH10150291A JP32231696A JP32231696A JPH10150291A JP H10150291 A JPH10150291 A JP H10150291A JP 32231696 A JP32231696 A JP 32231696A JP 32231696 A JP32231696 A JP 32231696A JP H10150291 A JPH10150291 A JP H10150291A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高周波と低周波の電波吸収用の磁性粉体の混
合量や割合を容易に変更できる電波吸収体およびその好
適な製造方法を提供する。 【解決手段】 高周波電波吸収用と低周波電波吸収用の
磁性粉体を高分子樹脂に混合して成形した電波吸収体に
おいて、高周波電波吸収用と低周波電波吸収用の磁性粉
体がそれぞれ集合状態になって分散しているようにし
た。そして、この複合型電波吸収体の製造を、高周波電
波吸収用と低周波電波吸収用の２種の磁性粉体を個別に
高分子樹脂と混合して、ペレットに成形した後、各ペレ
ットをドライブレンドして、加熱成形する方法で行うよ
うにした。
合量や割合を容易に変更できる電波吸収体およびその好
適な製造方法を提供する。 【解決手段】 高周波電波吸収用と低周波電波吸収用の
磁性粉体を高分子樹脂に混合して成形した電波吸収体に
おいて、高周波電波吸収用と低周波電波吸収用の磁性粉
体がそれぞれ集合状態になって分散しているようにし
た。そして、この複合型電波吸収体の製造を、高周波電
波吸収用と低周波電波吸収用の２種の磁性粉体を個別に
高分子樹脂と混合して、ペレットに成形した後、各ペレ
ットをドライブレンドして、加熱成形する方法で行うよ
うにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波電波の吸収可能
な磁性粉体と低周波電波の吸収可能な磁性粉体を高分子
樹脂と混合して、加熱成形してなる複合型電波吸収体に
おいて、各磁性粉体のペレットを加熱成形前にドライブ
レンドすることにより両磁性粉体の吸収可能な電波の中
間周波数帯域を吸収可能にした複合型電波吸収体および
その製造方法に関する。
な磁性粉体と低周波電波の吸収可能な磁性粉体を高分子
樹脂と混合して、加熱成形してなる複合型電波吸収体に
おいて、各磁性粉体のペレットを加熱成形前にドライブ
レンドすることにより両磁性粉体の吸収可能な電波の中
間周波数帯域を吸収可能にした複合型電波吸収体および
その製造方法に関する。
【０００２】
【従来技術】近年、家庭や企業での通信手段は、無線化
が急速に進行し、室内無線ロ−カル・エリア・ネットワ
−ク（室内無線ＬＡＮ）、デジタル携帯電話および簡易
型携帯電話（パ−ソナル・ハンディ−フォン・システ
ム：ＰＨＳ）などの普及は著しい。しかし、無線通信は
通信機器の近くに電磁波を発する機器が存在すると、ノ
イズが入り、聞き取りにくくなる。このため、家電製品
などでは外板や電磁波発生部品を電波吸収体や電磁波シ
−ルド材で覆い、発生した電磁波が外部に漏れないよう
にすることが行われている。
が急速に進行し、室内無線ロ−カル・エリア・ネットワ
−ク（室内無線ＬＡＮ）、デジタル携帯電話および簡易
型携帯電話（パ−ソナル・ハンディ−フォン・システ
ム：ＰＨＳ）などの普及は著しい。しかし、無線通信は
通信機器の近くに電磁波を発する機器が存在すると、ノ
イズが入り、聞き取りにくくなる。このため、家電製品
などでは外板や電磁波発生部品を電波吸収体や電磁波シ
−ルド材で覆い、発生した電磁波が外部に漏れないよう
にすることが行われている。
【０００３】このなかで電波吸収体としては、磁性粉体
を高分子樹脂に均一に分散させて、押し出し成形したも
のが用いられているが、従来、無線通信周波数でノイズ
を発生させる電波の周波数は数百ＭＨｚの低周波帯域と
数十ＧＨｚの高周波帯域であったので、各帯域の電波を
吸収できる磁性粉体を配合した複合型のものにしてい
た。この複合型の多くのものは磁性粉体としては高周波
電波吸収用にカルボニル鉄を、低周波電波吸収用にはソ
フトフェライトを用いていた。
を高分子樹脂に均一に分散させて、押し出し成形したも
のが用いられているが、従来、無線通信周波数でノイズ
を発生させる電波の周波数は数百ＭＨｚの低周波帯域と
数十ＧＨｚの高周波帯域であったので、各帯域の電波を
吸収できる磁性粉体を配合した複合型のものにしてい
た。この複合型の多くのものは磁性粉体としては高周波
電波吸収用にカルボニル鉄を、低周波電波吸収用にはソ
フトフェライトを用いていた。
【０００４】この複合型電波吸収体は、両磁性粉体をド
ライブレンドにより混合した後、高分子樹脂と溶融ブレ
ンドして、その溶融ブレンドしたものをペレットに成形
し、その後、目的の形状に押し出し成形する方法で製造
していたが、両磁性粉体は樹脂中に均一に分散させるこ
とが必要であるとされていた。しかし、異種粉体をドラ
イブレンドすると、二次凝集が生じるため、均一に混合
するには複雑な手法を必要とし、また、磁性粉体は高分
子樹脂に分散しにくいため、均一に分散させるには溶融
ブレンドを２〜３回繰り返す必要があった。
ライブレンドにより混合した後、高分子樹脂と溶融ブレ
ンドして、その溶融ブレンドしたものをペレットに成形
し、その後、目的の形状に押し出し成形する方法で製造
していたが、両磁性粉体は樹脂中に均一に分散させるこ
とが必要であるとされていた。しかし、異種粉体をドラ
イブレンドすると、二次凝集が生じるため、均一に混合
するには複雑な手法を必要とし、また、磁性粉体は高分
子樹脂に分散しにくいため、均一に分散させるには溶融
ブレンドを２〜３回繰り返す必要があった。
【０００５】また、近年、通信機器の低周波化に伴い、
周波数が１〜４ＧＨｚの電波も通信機器にノイズを発生
させるようになり、それに対応して両磁性粉体の混合割
合を変更する必要が生じてきたが、そのためには両磁性
粉体のドライブレンドから始めなければならないため、
製造が繁雑になるという欠点があった。
周波数が１〜４ＧＨｚの電波も通信機器にノイズを発生
させるようになり、それに対応して両磁性粉体の混合割
合を変更する必要が生じてきたが、そのためには両磁性
粉体のドライブレンドから始めなければならないため、
製造が繁雑になるという欠点があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、高
周波電波吸収用のカルボニル鉄と低周波電波吸収用のソ
フトフェライトの混合量や割合を容易に変更できる電波
吸収体およびその好適な製造方法を提供するものであ
る。
周波電波吸収用のカルボニル鉄と低周波電波吸収用のソ
フトフェライトの混合量や割合を容易に変更できる電波
吸収体およびその好適な製造方法を提供するものであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、高周波電波吸
収用と低周波電波吸収用の磁性粉体を高分子樹脂に混合
して成形した電波吸収体において、高周波電波吸収用と
低周波電波吸収用の磁性粉体がそれぞれ集合状態になっ
て分散しているようにした。そして、この複合型電波吸
収体の製造を、磁性粉体と高分子樹脂との混合物を成形
して電波吸収体を製造する際、高周波電波吸収用と低周
波電波吸収用の磁性粉体を個別に高分子樹脂と混合し
て、ペレットに成形した後、各ペレットをドライブレン
ドして、加熱成形する方法で行うようにした。
収用と低周波電波吸収用の磁性粉体を高分子樹脂に混合
して成形した電波吸収体において、高周波電波吸収用と
低周波電波吸収用の磁性粉体がそれぞれ集合状態になっ
て分散しているようにした。そして、この複合型電波吸
収体の製造を、磁性粉体と高分子樹脂との混合物を成形
して電波吸収体を製造する際、高周波電波吸収用と低周
波電波吸収用の磁性粉体を個別に高分子樹脂と混合し
て、ペレットに成形した後、各ペレットをドライブレン
ドして、加熱成形する方法で行うようにした。
【０００８】
【作用】従来の複合型電波吸収体は、ソフトフェライト
粉とカルボニル鉄粉とが図２に示すようにともに高分子
樹脂に均一に分散していたが、本発明者らは、各磁性粉
体を図１のようにそれぞれ集合状態、すなわち粗分散状
態に分散させて、その状態で高分子樹脂中に均一に分散
させたところ、従来の複合型電波吸収体と同等の電波吸
収性能を示すことを見いだした。
粉とカルボニル鉄粉とが図２に示すようにともに高分子
樹脂に均一に分散していたが、本発明者らは、各磁性粉
体を図１のようにそれぞれ集合状態、すなわち粗分散状
態に分散させて、その状態で高分子樹脂中に均一に分散
させたところ、従来の複合型電波吸収体と同等の電波吸
収性能を示すことを見いだした。
【０００９】電波吸収体をこのような構造のものにする
と、異種磁性粉体のドライブレンドは不要になり、ま
た、両磁性粉体の混合割合はソフトフェライト粉を高分
子樹脂に均一に分散させたペレットと、カルボニル鉄粉
を高分子樹脂に均一に分散させたペレットとを用意して
おけば、それらを混合して加熱成形するだけで両磁性粉
体の混合割合が任意のものを容易に製造することができ
る。例えば、周波数が１〜４ＧＨｚの電波を吸収するよ
うにしたいならば、カルボニル鉄粉混合ペレットの混合
量を１０ＧＨｚ対応の電波吸収体と同じにして、ソフト
フェライト粉混合ペレットの混合量を増加させればよ
い。しかも、得られた電波吸収体はペレットをドライブ
レンドして、加熱成形により融着させるだけであるの
で、ペレットの磁性粉体が移動せず、各磁性粉体は集合
状態に保たれ、再度溶融分散させる工程が不要になる。
と、異種磁性粉体のドライブレンドは不要になり、ま
た、両磁性粉体の混合割合はソフトフェライト粉を高分
子樹脂に均一に分散させたペレットと、カルボニル鉄粉
を高分子樹脂に均一に分散させたペレットとを用意して
おけば、それらを混合して加熱成形するだけで両磁性粉
体の混合割合が任意のものを容易に製造することができ
る。例えば、周波数が１〜４ＧＨｚの電波を吸収するよ
うにしたいならば、カルボニル鉄粉混合ペレットの混合
量を１０ＧＨｚ対応の電波吸収体と同じにして、ソフト
フェライト粉混合ペレットの混合量を増加させればよ
い。しかも、得られた電波吸収体はペレットをドライブ
レンドして、加熱成形により融着させるだけであるの
で、ペレットの磁性粉体が移動せず、各磁性粉体は集合
状態に保たれ、再度溶融分散させる工程が不要になる。
【００１０】本発明の複合型電波吸収体は、ソフトフェ
ライトに吸収電波の帯域が異なるもの、例えば、Ｍｎ−
Ｚｎ系、Ｎｉ−Ｚｎ系、Ｍｇ−Ｚｎ−Ｎｉ系などを使用
しても、また、粒径や純度の異なるものを使用しても問
題ない。カルボニル鉄も種々の粒径、純度のものを使用
しても問題ない。
ライトに吸収電波の帯域が異なるもの、例えば、Ｍｎ−
Ｚｎ系、Ｎｉ−Ｚｎ系、Ｍｇ−Ｚｎ−Ｎｉ系などを使用
しても、また、粒径や純度の異なるものを使用しても問
題ない。カルボニル鉄も種々の粒径、純度のものを使用
しても問題ない。
【００１１】ペレットのソフトフェライト粉やカルボニ
ル鉄粉の混合割合は、各磁性粉体が７０〜９０ｗｔ％に
なるようにするのが好ましい。磁性粉体の混合割合が９
０ｗｔ％より多いと、電波吸収性能は高いが、バインダ
−の高分子樹脂が少ないため、電波吸収体の強度が劣
り、７０ｗｔ％より少ないと、高い電波吸収性能が得ら
れない。なお、両ペレットの磁性粉体量を同じにする
と、両ペレットの混合割合に関係なく磁性粉体量がペレ
ットと同じ電波吸収体を製造できるので、好都合であ
る。
ル鉄粉の混合割合は、各磁性粉体が７０〜９０ｗｔ％に
なるようにするのが好ましい。磁性粉体の混合割合が９
０ｗｔ％より多いと、電波吸収性能は高いが、バインダ
−の高分子樹脂が少ないため、電波吸収体の強度が劣
り、７０ｗｔ％より少ないと、高い電波吸収性能が得ら
れない。なお、両ペレットの磁性粉体量を同じにする
と、両ペレットの混合割合に関係なく磁性粉体量がペレ
ットと同じ電波吸収体を製造できるので、好都合であ
る。
【００１２】ペレット化に用いる高分子樹脂は、特に制
限はなく、従来から使用されている熱可塑性樹脂や熱硬
化性樹脂を使用すればよい。前者としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ＡＢＳ樹脂、ポリ（メタ）アクリル酸エステル、アクリ
ロニトリル−スチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレ−ト、
イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、
エチレン−プロピレンゴム、ニトリルゴム、ポリウレタ
ンなどが挙げられ、後者としては、不飽和もしくは飽和
ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フエノ−ル樹脂、メ
ラミン樹脂、ウレタン樹脂などが挙げられる。高分子樹
脂への各磁性粉体の混合は同一樹脂を用いて、溶融ブレ
ンドなどの公知方法によればよく、ペレット化は溶融ブ
レンドしたものを押し出せばよい。
限はなく、従来から使用されている熱可塑性樹脂や熱硬
化性樹脂を使用すればよい。前者としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ＡＢＳ樹脂、ポリ（メタ）アクリル酸エステル、アクリ
ロニトリル−スチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレ−ト、
イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、
エチレン−プロピレンゴム、ニトリルゴム、ポリウレタ
ンなどが挙げられ、後者としては、不飽和もしくは飽和
ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フエノ−ル樹脂、メ
ラミン樹脂、ウレタン樹脂などが挙げられる。高分子樹
脂への各磁性粉体の混合は同一樹脂を用いて、溶融ブレ
ンドなどの公知方法によればよく、ペレット化は溶融ブ
レンドしたものを押し出せばよい。
【００１３】電波吸収体への加工は、ソフトフェライト
粉混合ペレットとカルボニル鉄粉混合ペレットを両磁性
粉体が所定の割合になるように金型に入れて、加圧下に
金型を加熱し、ペレットを相互に融着させればよい。
粉混合ペレットとカルボニル鉄粉混合ペレットを両磁性
粉体が所定の割合になるように金型に入れて、加圧下に
金型を加熱し、ペレットを相互に融着させればよい。
【００１４】
【実施例】Ｍｎ−Ｚｎ系ソフトフェライト粉とカルボニ
ル鉄粉を別個にエチレン−酢酸ビニル共重合体に溶融ブ
レンドした後、押し出して、磁性粉体含有量がともに８
０ｗｔ％と９０ｗｔ％のペレットを製造した。その後、
両ペレットの磁性粉体含有量の同じもの同士を種々の割
合で混合して、１３０℃で１０分間加熱成形して、板状
の電波吸収体にした。なお、ソフトフェライト粉は８０
ｗｔ％混合の場合、０.８ＧＨｚで−２６ｄＢ、９０ｗ
ｔ％混合の場合は０.６ＧＨｚで−３０ｄＢの電波吸収
特性を示し、また、カルボニル鉄粉は８０ｗｔ％混合の
場合、６ＧＨｚで−３０ｄＢ、９０ｗｔ％混合の場合は
５ＧＨｚで−３２ｄＢの電波吸収特性を示す。
ル鉄粉を別個にエチレン−酢酸ビニル共重合体に溶融ブ
レンドした後、押し出して、磁性粉体含有量がともに８
０ｗｔ％と９０ｗｔ％のペレットを製造した。その後、
両ペレットの磁性粉体含有量の同じもの同士を種々の割
合で混合して、１３０℃で１０分間加熱成形して、板状
の電波吸収体にした。なお、ソフトフェライト粉は８０
ｗｔ％混合の場合、０.８ＧＨｚで−２６ｄＢ、９０ｗ
ｔ％混合の場合は０.６ＧＨｚで−３０ｄＢの電波吸収
特性を示し、また、カルボニル鉄粉は８０ｗｔ％混合の
場合、６ＧＨｚで−３０ｄＢ、９０ｗｔ％混合の場合は
５ＧＨｚで−３２ｄＢの電波吸収特性を示す。
【００１５】次に、得られた電波吸収体の反射減衰量を
ヒュ−レット・パッカ−ド社製のネットワ−ク・アナラ
イザ−で測定し、電波吸収性能を評価した。この評価は
反射減衰量が極大を示す周波数とその際の反射減衰量に
基づいて行った。表１にこの結果を示す。
ヒュ−レット・パッカ−ド社製のネットワ−ク・アナラ
イザ−で測定し、電波吸収性能を評価した。この評価は
反射減衰量が極大を示す周波数とその際の反射減衰量に
基づいて行った。表１にこの結果を示す。
【００１６】
【表１】 （注）ペレット混合割合におけるＡはソフトフェライト
粉混合ペレット、Ｂはカルボニル鉄粉混合ペレットであ
る。
粉混合ペレット、Ｂはカルボニル鉄粉混合ペレットであ
る。
【００１７】
【発明の効果】以上のように、本発明の電波吸収体は、
電波吸収性能が従来のものと同じであるが、磁性粉体の
混合割合の異なるものを従来より容易に製造することが
できる。
電波吸収性能が従来のものと同じであるが、磁性粉体の
混合割合の異なるものを従来より容易に製造することが
できる。
【図１】は本発明の電波吸収体における磁性粉体の高分
子樹脂中への分散状態を示す模式図である。
子樹脂中への分散状態を示す模式図である。
【図２】は従来の電波吸収体における磁性粉体の高分子
樹脂中への分散状態を示す模式図である。
樹脂中への分散状態を示す模式図である。
Claims (4)
- 【請求項１】 高周波電波吸収用と低周波電波吸収用
の磁性粉体を高分子樹脂に混合して成形した電波吸収体
において、高周波電波吸収用と低周波電波吸収用の磁性
粉体がそれぞれ集合状態になって分散していることを特
徴とする複合型電波吸収体。 - 【請求項２】 高周波電波吸収用磁性粉体がカルボニ
ル鉄であり、低周波電波吸収用磁性粉体がソフトフェラ
イトであることを特徴とする請求項１に記載の複合型電
波吸収体。 - 【請求項３】 磁性粉体と高分子樹脂との混合物を成
形して電波吸収体を製造する際、高周波電波吸収用と低
周波電波吸収用の磁性粉体を個別に高分子樹脂と混合し
て、ペレットに成形した後、各ペレットをドライブレン
ドして、加熱成形することを特徴とする複合型電波吸収
体の製造方法。 - 【請求項４】 高周波電波吸収用磁性粉体としてカル
ボニル鉄を用い、低周波電波吸収用磁性粉体としてソフ
トフェライトを用いることを特徴とする請求項３に記載
の複合型電波吸収体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32231696A JPH10150291A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 複合型電波吸収体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32231696A JPH10150291A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 複合型電波吸収体およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10150291A true JPH10150291A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18142277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32231696A Pending JPH10150291A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 複合型電波吸収体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10150291A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002134987A (ja) * | 2000-07-25 | 2002-05-10 | Trw Inc | 選択的にメッキしたマイクロ波吸収カバーを有するパッケージ化電子装置 |
| JP2005093908A (ja) * | 2003-09-19 | 2005-04-07 | Fine Rubber Kenkyusho:Kk | 電磁波制御体、その製造方法及び携帯電話機 |
| WO2005053372A1 (ja) * | 2003-11-25 | 2005-06-09 | Aica Kogyo Co., Ltd. | 電磁波シールド樹脂組成物、それに好適なフェライト被覆金属磁性微粒子及びその製造方法 |
| WO2006059502A1 (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-08 | Bridgestone Corporation | 電波吸収体用ゴム組成物及び電波吸収シート |
| WO2019065252A1 (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-04 | マクセルホールディングス株式会社 | 電磁波吸収体用組成物、および、電磁波吸収体 |
-
1996
- 1996-11-18 JP JP32231696A patent/JPH10150291A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002134987A (ja) * | 2000-07-25 | 2002-05-10 | Trw Inc | 選択的にメッキしたマイクロ波吸収カバーを有するパッケージ化電子装置 |
| JP2005093908A (ja) * | 2003-09-19 | 2005-04-07 | Fine Rubber Kenkyusho:Kk | 電磁波制御体、その製造方法及び携帯電話機 |
| WO2005053372A1 (ja) * | 2003-11-25 | 2005-06-09 | Aica Kogyo Co., Ltd. | 電磁波シールド樹脂組成物、それに好適なフェライト被覆金属磁性微粒子及びその製造方法 |
| WO2006059502A1 (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-08 | Bridgestone Corporation | 電波吸収体用ゴム組成物及び電波吸収シート |
| WO2019065252A1 (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-04 | マクセルホールディングス株式会社 | 電磁波吸収体用組成物、および、電磁波吸収体 |
| US11587705B2 (en) | 2017-09-29 | 2023-02-21 | Maxell, Ltd. | Electromagnetic wave absorbing composition and electromagnetic wave absorbing body |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040224 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040309 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040629 |