JPH10148162A - 燃料タンクの蓋体構造 - Google Patents

燃料タンクの蓋体構造

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JPH10148162A
JPH10148162A JP12242097A JP12242097A JPH10148162A JP H10148162 A JPH10148162 A JP H10148162A JP 12242097 A JP12242097 A JP 12242097A JP 12242097 A JP12242097 A JP 12242097A JP H10148162 A JPH10148162 A JP H10148162A
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JP
Japan
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fuel
tank
pressure
pressure regulator
lid body
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JP12242097A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Matsumoto
和彦 松本
Hiroki Aoyama
太樹 青山
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Nissan Motor Co Ltd
Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、戻し配管を無くして、部品点数を
減少させることが出来ると共に、取付作業性も良好な燃
料タンクの蓋体構造を提供する。 【解決手段】蓋体本体26には、燃料ポンプ9の吐出圧
力を調整するプレッシャレギュレータ38を設けると共
に、このプレッシャレギュレータ38には、インテーク
マニホールドから導かれる負圧と、燃料ポンプ9から吐
出される燃料の圧力との圧力差に応じて、プレッシャレ
ギュレータ38に接続されるタンク内戻り配管37へ、
余剰燃料を還流させるダイアフラムが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に、車両に配
設される燃料タンクのうち、燃料系統配管を簡略化出来
る燃料タンクの蓋体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の燃料タンクの蓋体構造と
しては、図4及び図5に示す実開昭60−145326
号公報に記載されているようなものが知られている。
【0003】このようなものでは、車両の燃料タンク1
の開口部1aに配設される密閉蓋2の内側には、液面検
出器3が、固着されている。
【0004】この液面検出器3には、フロート4の燃料
液面変化による浮き沈みにより、アーム5を回動させ
て、燃料残量を検出するポテンショメータ6が設けられ
ている。
【0005】また、図4に示す様に、この密閉蓋2に
は、燃料タンク1内に配設され、この燃料タンク内の燃
料を吸い上げる燃料ポンプ9と、この燃料ポンプ9に接
続するアウトレットチューブ7及び、余剰燃料を燃料タ
ンク1内へ還流させるリターンチューブ8が設けられて
いる。
【0006】このうち、アウトレットチューブ7は、燃
料タンク1外で、主にエンジンルーム内に配設されて、
脈動を抑制するフェールダンパ12に直接接続されてい
る。
【0007】このように構成されるものの他、例えば、
一般には、図6に示す様に、主にエンジンルーム内等、
外部に設置される燃料ポンプ9に対して、配管10によ
って、このアウトレットチューブ7の先端を接続する構
成のものも知られている。
【0008】このような位置に配設される燃料ポンプ9
の吐出口9aは、配管11を介して、前記フェールダン
パ12に接続されるように構成されている。
【0009】エンジンルーム内の構成は、燃料ポンプ9
の位置に拘らず殆ど略同一であるので、図6を用いて説
明する。すなわち、このフェールダンパ12は、配管1
3を介して、フェールフィルタ14に接続されている。
このフェールフィルタ14は、配管15を介して、分岐
弁16に接続されている。
【0010】この分岐弁16では、インテークマニホー
ルド17に設けられたコールドスタートバルブ18へ、
配管19を介して始動用燃料を供給すると共に、フェー
ルインジェクタ20へ環状配管21を介して、燃料を供
給するように構成されている。
【0011】また、この環状配管21には、前記燃料ポ
ンプ9から供給される燃料の圧力を調整するプレッシャ
レギュレータ22が設けられている。
【0012】このプレッシャレギュレータ22には、前
記インテークマニホールド17から、圧力検出配管23
を介して導かれる負圧と、前記燃料ポンプ9から吐出さ
れる燃料との圧力差に応じて、このプレッシャレギュレ
ータ22に接続される戻し配管24へ、余剰燃料を還流
させる圧力調整手段としてのダイアフラムが設けられて
いる。
【0013】そして、この戻し配管24は、前記燃料タ
ンク1のリターンチューブ8に接続されている。
【0014】従って、前記プレッシャレギュレータ22
が、この戻し配管24及びリターンチューブ8を介し
て、余剰燃料を燃料タンク1内へ戻すことにより、前記
フェールインジェクタ20に供給される燃料圧が、約2
〜2.5kg/cm2以内となるように調整されてい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の燃料タンクの蓋体構造では、前記プレッシャ
レギュレータ22が、エンジンルーム内に配設されてい
るので、戻し配管24をエンジンルームから前記燃料タ
ンク1配設位置まで延設しなればならない。
【0016】また、このプレッシャレギュレータ22及
び戻し配管24を装着するための取付部品も、必要とな
り、部品点数が増大してしまうと共に、部品点数の増大
に伴い取付作業性も良好であるとは言い難かった。
【0017】そこで、この発明は、戻し配管を無くし
て、部品点数を減少させることが出来ると共に、取付作
業性も良好な燃料タンクの蓋体構造を提供することを課
題としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願発明の請求項1に記載されたものでは、燃料タンク
の開口部に配設される蓋体本体の内側に、該燃料タンク
内の燃料を吸い上げて、インテークマニールドへ供給す
る燃料ポンプを設ける燃料タンクの蓋体構造であって、
前記蓋体本体には、前記燃料ポンプの吐出圧力を調整す
るプレッシャレギュレータを設けると共に、該プレッシ
ャレギュレータには、前記インテークマニホールドから
導かれる負圧と、前記燃料ポンプから吐出される燃料の
圧力との圧力差に応じて、該プレッシャレギュレータに
接続されるタンク内戻り配管へ、余剰燃料を還流させる
圧力調整手段が設けられている燃料タンクの蓋体構造を
特徴としている。
【0019】このように構成された請求項1記載のもの
では、前記プレッシャレギュレータの圧力調整手段が、
前記インテークマニホールドから導かれる負圧と、前記
燃料ポンプから吐出される燃料の圧力との圧力差に応じ
て、該プレッシャレギュレータに延設されるタンク内戻
り配管へ、余剰燃料を還流させる。
【0020】このため、余剰燃料を前記燃料タンクへ還
流させる燃料配管を、前記インテークマニホールドと、
前記燃料タンクとの間に配設する必要がなくなり、部品
点数を削減することが出来る。
【0021】また、請求項2に記載されたものでは、前
記タンク内戻り配管を、前記蓋体本体に一体に形成した
請求項1記載の燃料タンクの蓋体構造を特徴としてい
る。
【0022】このように構成された請求項2記載のもの
では、前記タンク内戻り配管が、前記蓋体本体に一体に
形成されているので、更に、部品点数を削減することが
出来る。
【0023】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記蓋体本体には、前記プレッシャレギュレータを着脱
可能とすると共に、前記タンク内戻り配管に、該蓋体本
体外のプレッシャレギュレータから延設される配管先端
を着脱可能に接続する取付部が設けられている各請求項
1又は2記載の燃料タンクの蓋体構造を特徴としてい
る。
【0024】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記蓋体本体に設けられた取付部に、プレッシャ
レギュレータ又は、該蓋体本体外のプレッシャレギュレ
ータから延設される配管先端を着脱する事ができるの
で、何れのタイプの配管構造にも対応できる。
【0025】また、請求項4に記載されたものでは、前
記燃料ポンプからの吐出燃料を、前記プレッシャレギュ
レータ側に分岐させる分岐部を前記蓋体本体のタンク内
側に設けると共に、該分岐部からの戻り燃料を前記プレ
ッシャレギュレータ側に環流させる燃料環流部を前記蓋
体本体のタンク内側に設ける請求項1乃至3記載の燃料
タンクの蓋体構造を特徴としている。
【0026】このように構成された請求項4記載のもの
では、前記分岐部及び燃料環流部が前記蓋体本体の内側
に設けられているので、該分岐部及び燃料環流部が損傷
する等の怖れが減少すると共に、損傷時にも、燃料は、
外部に漏れる事無く、該燃料タンク内に収容される。
【0027】このため、損傷等にも、有利に作用する。
【0028】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0029】図1乃至図3は、この発明の実施の形態1
を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な
部分については、同一符号を付して説明する。
【0030】まず、構成を説明すると、図1中符号25
は、この実施の形態1の燃料タンク1の開口部に配設さ
れる密閉蓋で、この密閉蓋25は、合成樹脂製材料で略
円板形状に形成される蓋体本体26と、この蓋体本体2
6の内側に一体に設けられ、燃料残量を検出する図示省
略のポテンショメータユニット、燃料タンク内の燃料を
吸い上げて、エンジンルーム内のインテークマニールド
へ供給する燃料ポンプ9、及びこの燃料ポンプ9に配設
される燃料フィルタ等とから主に構成されている。
【0031】この蓋体本体26には、主に、ポンプマウ
ント部27及び、このポンプマウント部27に隣接する
レギュレータマウント部28が形成されている。
【0032】このうち、前記ポンプマウント部27に
は、合成樹脂製の分岐管部材29が、フランジ状の嵌着
部29aを、前記蓋体本体26側に形成される溝状の被
嵌着部26aに嵌着させて、一体となるように成形され
ている。
【0033】この分岐管部材29には、図1に示すよう
に、シールリング30が配設された燃料ポンプ9の吐出
口9aから延設される先端部分9bが、嵌着されるポン
プ側接続部31が形成されている。
【0034】この分岐管部材29のポンプ側接続部31
には、前記インテークマニールドのフェールインジェク
タ20及びコールドスタートバルブ18へ、燃料を供給
する配管34が接続される配管接続部32が連通されて
形成されている。この配管接続部32には、ジョイント
32aが、嵌着されて配設されている。
【0035】また、この分岐管部材29の前記ポンプ側
接続部31及び、配管接続部32の間には、レギュレー
タマウント部28方向へ、前記燃料ポンプ9から供給さ
れる燃料を略直交するように分岐する分岐部29aが、
この蓋体本体26の内側に位置するように設けられてい
る。そして、この分岐部29aからの戻り燃料をプレッ
シャレギュレータ38側に環流させる燃料環流管部33
が、前記蓋体本体26の内側に位置するように設けられ
ている。
【0036】この燃料還流管部33の先端開口35は、
前記レギュレータマウント部28の取付部としての凹部
36内に臨むように構成されている。この凹部36は、
図1中上方を開口する略円筒形状を呈している。
【0037】この凹部36のタンク内側には、所定長さ
内側に向けて突設されるタンク内戻り配管37が、前記
蓋体本体26と、一体に形成されている。
【0038】このタンク内戻り配管37は、主に、前記
凹部36に連設される大径部37aと、この大径部37
aの下方に連設される小径部37bとから構成されてい
る。
【0039】また、この凹部36の上縁側には、係止フ
ランジ部36aが、周状を呈して一体に形成されてい
る。
【0040】そして、この凹部36には、前記燃料ポン
プ9の吐出圧力を調整するプレッシャレギュレータ38
が一体となるように、図1中上方から挿入されて、設け
られている。
【0041】このプレッシャレギュレータ38は、主
に、圧力調整手段としてのダイアフラムを内蔵する円柱
形状の胴体部38aと、この胴体部38aの周囲に形成
されるフランジ部38bと、この胴体部38aよりも、
小径の略円筒形状を呈して、この胴体部38aの下部に
延設され、戻り燃料を、前記タンク内戻り配管37を介
して、前記燃料タンク1内へ吐出する戻り口部38c
と、この胴体部38aのタンク外側周面に設けられ、前
記圧力検出配管23を接続して、前記インテークマニホ
ールド17から導かれる負圧を導く、検出配管接続部3
8dとを有して構成されている。
【0042】このうち、前記戻り口部38cには、シー
ルリング39を配設するシール溝38eが、周状に形成
されると共に、前記タンク内戻り配管37の大径部37
aに挿入されて、嵌着されている。
【0043】また、前記胴体部38aの下部には、シー
ルリング40を配設するシール溝38fが、周状に形成
されると共に、前記凹部36の上部開口部に挿入され
て、周縁がシールされるように構成されている。
【0044】更に、前記フランジ部38bには、金属製
材料で、円環状に形成されると共に、内側に向けて開口
端を有する断面略コ字状を呈して、前記係止フランジ部
36aに係止する係止部材41が配設されている。
【0045】この係止部材41は、前記プレッシャレギ
ュレータ38を装着する際に、前記フランジ部38bの
下面側に、前記係止フランジ部36aの上面側を圧着さ
せて係止するように構成されている。
【0046】更に、このプレッシャレギュレータ38の
前記ダイアフラムは、前記インテークマニホールド17
から、前記圧力検出配管23を介して導かれる負圧と、
前記燃料ポンプ9から吐出され、前記燃料還流管部33
を介して導かれる燃料の圧力との圧力差に応じて、この
プレッシャレギュレータ38に接続される前記タンク内
戻り配管37へ、前記燃料還流管部33を介して分岐さ
れる余剰燃料を還流させるように構成されている。
【0047】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0048】前記蓋体本体26に設けられたプレッシャ
レギュレータ38のダイアフラムが、前記インテークマ
ニホールド17から、前記圧力検出配管23を介して導
かれる負圧と、前記燃料タンク1内の燃料ポンプ9から
吐出されて、分岐管部材29によって分岐されて、前記
蓋体本体26に一体に形成される燃料還流管部33を介
して、前記凹部36内へ導かれた燃料の圧力と、の圧力
差に応じて、このプレッシャレギュレータ38に延設さ
れるタンク内戻り配管37へ、前記燃料還流管部33を
介して、導かれた燃料を直接、余剰燃料として還流させ
る。
【0049】従って、前記フェールインジェクタ20に
供給される燃料圧が、約2〜2.5kg/cm2以内と
なるように調整されるとともに、余剰燃料は、この蓋体
本体26に一体に形成される前記燃料還流管部33を介
して短い経路で、燃料タンク1内へ還流される。
【0050】このため、余剰燃料を前記燃料タンク1へ
還流させる従来の図6に示す戻し配管24を、前記イン
テークマニホールド17と、前記燃料タンク1との間に
配設する必要がなくなり、燃料系統配管を簡略化して、
取付に必要とされる部品と共に、部品点数を削減するこ
とが出来る。
【0051】しかも、この実施の形態1では、燃料ポン
プ9の吐出口9aから延設される先端部分9bが、前記
プレッシャレギュレータ38の燃料圧力を検出するダイ
アフラム部分と、近接されて構成されている。このた
め、図6に示す従来の環状配管21等を用いなくても、
短い燃料還流管部33を用いて、燃料圧力を導き検出す
ることが出来る。
【0052】そして、この実施の形態1では、前記分岐
部29a及び燃料環流管部33が前記蓋体本体26の内
側に設けられているので、これらの分岐部29a及び燃
料環流管部33が損傷する等の怖れが減少すると共に、
この分岐部29a又は、燃料環流管部33が損傷した時
にも、燃料は、外部に漏れる事無く、この燃料タンク1
内に収容される。
【0053】このため、損傷等にも、有利に作用する。
【0054】また、前記タンク内戻り配管37が、前記
蓋体本体26に一体に形成されているので、更に、部品
点数を削減することが出来る。
【0055】そして、前記分岐管部材29は、合成樹脂
製の前記蓋体本体26成形時に、一体に形成することが
出来る。しかも、プレッシャレギュレータ38は、図1
に示すように、蓋体本体26の上方から挿入して、前記
係止部材41で、前記係止フランジ部36aに係止させ
るだけで、前記シールリング39,40当接部位及び係
止部材41,係止フランジ部36a間がシールされ、装
着が完了する。
【0056】このため、取付作業性も良好である。
【0057】図3は、この実施の形態1の変形例を示す
ものである。
【0058】この変形例では、従来のプレッシャレギュ
レータ22を燃料タンク1外の例えば、エンジンルーム
内に配設した構成を採用する場合に、前記プレッシャレ
ギュレータ38の替わりに、蓋体本体26の取付部とし
ての凹部36に、配管連結部材42が、挿入されて一体
に配設されている。
【0059】この配管連結部材42は、主に、円柱形状
の胴体部42aと、この胴体部42aの周囲に形成され
るフランジ部42bと、この胴体部42aよりも、小径
の略円筒形状を呈して、この胴体部42aの下部に延設
され、戻り燃料を、前記タンク内戻り配管37を介し
て、前記燃料タンク1内へ吐出する戻り口部42cと、
この胴体部42aのタンク外側に向けて設けられ、前記
燃料タンク1外のプレッシャレギュレータ22から延設
される戻し配管24を接続する配管接続部42dとを有
して構成されている。この配管接続部42dには、ジョ
イント42gが、嵌着されて配設されている。
【0060】このうち、前記戻り口部42cには、シー
ルリング39を配設するシール溝42eが、周状に形成
されると共に、前記タンク内戻り配管37の大径部37
aにこの戻り口部42cが挿入されて、嵌着されてい
る。
【0061】また、前記胴体部42aの下部には、シー
ルリング40を配設するシール溝42fが、周状に形成
されると共に、前記凹部36の上部開口部に、この胴体
部42aの下部が挿入されて、周縁がシールされるよう
に構成されている。
【0062】更に、前記フランジ部42bには、金属製
材料で、円環状に形成されると共に、内側に向けて開口
端を有する断面略コ字状を呈して、前記係止フランジ部
36aに係止する係止部材41が配設されている。
【0063】この係止部材41は、前記配管連結部材4
2を装着する際に、前記フランジ部42bの下面側に、
前記係止フランジ部36aの上面側を圧着させて係止す
るように構成されている。
【0064】このように構成された実施の形態1の変形
例では、前記蓋体本体26に設けられた取付部としての
凹部36に、プレッシャレギュレータ38又は、蓋体本
体26外のプレッシャレギュレータ22等から延設され
る戻し配管24先端を接続する配管連結部材42を、着
脱する事ができる。
【0065】また、前記燃料還流管33の先端開口35
は、前記凹部36の臨ませられているが、前記シールリ
ング39,40によって、この凹部36が密閉されてい
るので、別途、蓋体等の部品を用いて、この先端開口3
5を閉塞しなくても、燃料が流出する虞がない。
【0066】このため、前記実施の形態1に示すプレッ
シャレギュレータ38を蓋体本体26に一体に設けるタ
イプ或は、従来のように、プレッシャレギュレータ22
をエンジンルーム内に配設するタイプ等、何れのタイプ
の配管構造にも対応できる。
【0067】以上、この発明の実施の形態1を図面によ
り詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1に
限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があってもこの発明に含まれる。
【0068】例えば、前記実施の形態1では、フィルタ
一体型の燃料ポンプ9を燃料タンク1の中に配設してい
るが、特にこれに限らず、前記フェールダンパ12,フ
ェールフィルタ14等を図6に示すように、燃料タンク
1外の配管11,13,15の途中に設けてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1記載のものによれば、前記プレッシャレギュレー
タの圧力調整手段が、前記インテークマニホールドから
導かれる負圧と、前記燃料ポンプから吐出される燃料と
の圧力差に応じて、該プレッシャレギュレータに延設さ
れるタンク内戻り配管へ、余剰燃料を還流させる。
【0070】このため、余剰燃料を前記燃料タンクへ還
流させる燃料配管を、前記インテークマニホールドと、
前記燃料タンクとの間に配設する必要がなくなり、部品
点数を削減することが出来る。
【0071】また、請求項2に記載されたものでは、前
記タンク内戻り配管が、前記蓋体本体に一体に形成され
ているので、更に、部品点数を削減することが出来る。
【0072】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記蓋体本体に設けられた取付部に、プレッシャレギュ
レータ又は、該蓋体本体外のプレッシャレギュレータか
ら延設される配管先端を着脱する事ができるので、何れ
のタイプの配管構造にも対応できる。
【0073】また、請求項4記載に記載されたもので
は、前記分岐部及び燃料環流部が前記蓋体本体の内側に
設けられているので、該分岐部及び燃料環流部が損傷す
る等の怖れが減少すると共に、損傷時にも、燃料は、外
部に漏れる事無く、該燃料タンク内に収容される。
【0074】このため、損傷等にも、有利に作用する、
という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の燃料タンクの蓋体構造
で、要部の構成を説明する断面図である。
【図2】実施の形態1の燃料タンクの蓋体構造で、全体
の燃料配管の構成を説明する概念図である。
【図3】実施の形態1の変形例の燃料タンクの蓋体構造
で、プレッシャレギュレータの替わりに、配管連結部材
を蓋体本体に設けた様子を説明する断面図である。
【図4】一従来例の燃料タンクの蓋体構造で、密閉蓋を
上方から見た平面図である。
【図5】一従来例の燃料タンクの蓋体構造で、全体の構
成を説明する燃料タンクの部分断面図である。
【図6】一般的な従来例の燃料タンクの蓋体構造で、全
体の燃料配管の構成を説明する概念図である。
【符号の説明】
9 燃料ポンプ 17 インテークマニホールド 25 密閉蓋 26 蓋体本体 28 レギュレータマウント部 29 分岐管部 29a 分岐部 33 燃料還流管部(燃料還流部) 36 凹部(取付部) 37 タンク内戻り配管部 38 プレッシャレギュレータ 42 配管連結部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンクの開口部に配設される蓋体本体
    の内側に、該燃料タンク内の燃料を吸い上げて、インテ
    ークマニールドへ供給する燃料ポンプを設ける燃料タン
    クの蓋体構造であって、 前記蓋体本体には、前記燃料ポンプの吐出圧力を調整す
    るプレッシャレギュレータを設けると共に、該プレッシ
    ャレギュレータには、前記インテークマニホールドから
    導かれる負圧と、前記燃料ポンプから吐出される燃料の
    圧力との圧力差に応じて、該プレッシャレギュレータに
    接続されるタンク内戻り配管へ、余剰燃料を還流させる
    圧力調整手段が設けられていることを特徴とする燃料タ
    ンクの蓋体構造。
  2. 【請求項2】前記タンク内戻り配管を、前記蓋体本体に
    一体に形成したことを特徴とする請求項1記載の燃料タ
    ンクの蓋体構造。
  3. 【請求項3】前記蓋体本体には、前記プレッシャレギュ
    レータを着脱可能とすると共に、前記タンク内戻り配管
    に、該蓋体本体外のプレッシャレギュレータから延設さ
    れる配管先端を着脱可能に接続する取付部が設けられて
    いることを特徴とする各請求項1又は2記載の燃料タン
    クの蓋体構造。
  4. 【請求項4】前記燃料ポンプからの吐出燃料を、前記プ
    レッシャレギュレータ側に分岐させる分岐部を前記蓋体
    本体のタンク内側に設けると共に、該分岐部からの戻り
    燃料を前記プレッシャレギュレータ側に環流させる燃料
    環流部を前記蓋体本体のタンク内側に設けることを特徴
    とする請求項1乃至3記載の燃料タンクの蓋体構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007291863A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Keihin Corp 燃料供給モジュール

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