JPH10147632A - 硬化型粘接着シート及び部材の接合方法 - Google Patents

硬化型粘接着シート及び部材の接合方法

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JPH10147632A
JPH10147632A JP30829896A JP30829896A JPH10147632A JP H10147632 A JPH10147632 A JP H10147632A JP 30829896 A JP30829896 A JP 30829896A JP 30829896 A JP30829896 A JP 30829896A JP H10147632 A JPH10147632 A JP H10147632A
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adhesive sheet
light
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compound
curable
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JP30829896A
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Hajime Nosetani
元 野世渓
Koji Fukui
弘司 福井
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常温では粘着性を有し、光を照射することに
より硬化させることができ、被着体に対する接着強度に
優れ、耐熱性の低い被着体にも適用し得る硬化型粘接着
シートを提供する。 【解決手段】 アクリル系ポリマーのような粘着性ポリ
マーと、脂環式エポキシ基を有する化合物と、光カチオ
ン重合触媒とを含む組成物をシート状に成形してなる硬
化型粘接着シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化型粘接着シー
ト及び部材の接合方法に関し、より詳細には、常態では
粘着性を有し、光を照射されることにより硬化される硬
化型粘接着シート及び該硬化型粘接着シートを用いた部
材の接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクリル系粘着剤は、耐熱性、耐候性、
耐油性などに優れているため、粘着テープなどの各種粘
着加工製品に広く用いられている。もっとも、アクリル
系粘着剤は、接着剤のように高い剥離抵抗を発現させる
ことができなかった。
【0003】そこで、アクリル系粘着剤の簡便な作業性
と、接着剤並みの高度な接合強度や被膜強度を合わせ持
つ、硬化型粘接着剤が提案されている。例えば、特開平
2−272076号公報には、アクリル酸エステルモノ
マーとエポキシ樹脂とを含む光重合性組成物からなる感
圧熱硬化性接着剤を用いた接着テープが開示されてい
る。
【0004】上記先行技術に記載の接着テープを用いて
部材同士を接合しようとした場合、光重合性組成物に光
を照射してアクリル酸エステルモノマーを重合し、粘着
性を発現させた後に、被着体に貼付し、貼付後に加熱に
よりエポキシ樹脂を硬化させることにより、強固な接着
力を得ることができる。
【0005】しかしながら、特開平2−272076号
公報に記載の方法では、エポキシ樹脂の硬化に熱を利用
しているため、耐熱性に劣る材料を被着体として用いる
ことができなかった。すなわち、被着体の材質が制限さ
れるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、常態
では十分な初期粘着力を有し、光を照射することにより
容易に硬化させることができ、さらに耐熱性が十分でな
い部材をも確実に接合し得る硬化型粘接着シート及び該
硬化型粘接着シートを用いた部材の接合方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】未だ公知ではないが、本
願発明者らは、先に、耐熱性が十分でない部材の接合に
用い得る硬化型粘接着として、アクリル系ポリマーと、
エポキシ樹脂と、光を照射されてエポキシ基の開環を誘
発する化合物とを含む硬化型粘接着シートを提案した。
この硬化型粘接着シートでは、光の照射により、エポキ
シ樹脂が硬化されるため、硬化型粘接着シートを被着体
に貼付する前、あるいは貼付後に光を照射するだけで被
着体に硬化型粘接着シートを強固に接合することがで
き、被着体の耐熱性も問題とはならない。
【0008】上記光を照射することにより硬化される硬
化型粘接着シートについてさらに検討した結果、特定の
エポキシ基を有する化合物を用いれば、硬化時間を短縮
し得ることを見出し、本発明を成すに至った。
【0009】すなわち、請求項1に記載の発明にかかる
硬化型粘接着シートは、粘着性ポリマーと、脂環式エポ
キシ基を有する化合物と、光カチオン重合触媒とを含む
組成物を成形してなることを特徴とする。
【0010】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の発明にかかる硬化型粘接着シートにおいて、
上記粘着性ポリマーが、モノマー成分と、脂環式エポキ
シ基を有する化合物と、光カチオン重合触媒と、360
nm以上の波長領域の光により活性化される光ラジカル
重合開始剤とを含む光重合性組成物に360nm以上の
波長領域の光を照射して、上記モノマー成分を光ラジカ
ル重合することにより形成されるアクリル系ポリマーで
ある。
【0011】また、請求項1または2に記載の発明にか
かる硬化型粘接着シートにおいては、好ましくは、請求
項3に記載のように、上記光カチオン重合触媒は、30
0nm以上、360nm未満の波長領域の光を照射され
て活性化される光カチオン重合触媒である。
【0012】請求項4に記載の発明にかかる部材の接合
方法は、上記請求項1〜3のいずれかに記載の硬化型粘
接着シートを介して接合部材同士を貼り合わせる前また
は後に、硬化型粘接着シートに、360nm未満の波長
領域の光であって、光強度が5mW/cm2 以上の光を
照射することを特徴とする。
【0013】以下、本発明の詳細を説明する。粘着性ポリマー 本発明において、上記粘着性ポリマーは、硬化型粘接着
シートに初期粘着力を与えて粘着シートとして用いるこ
とを可能とするために用いられている。
【0014】粘着性ポリマーは、上記脂環式エポキシ基
を有する化合物及び光カチオン重合触媒とマクロ相分離
を起こさない限り、これらと相溶性を有するものであっ
てもよく、非相溶性のものであってもよい。ここで、マ
クロ相分離とは、粘着性ポリマーが、エポキシ基を有す
る化合物及び光カチオン重合触媒と完全に相分離する現
象をいい、粘着性ポリマー、エポキシ基を有する化合物
または光カチオン重合触媒の何れかまたは全てが透明性
のある状態で分離する状態をいい、ミクロ相分離による
単に白濁しただけの状態とは異なる状態をいうものとす
る。
【0015】本発明において用い得る粘着性ポリマーに
ついては、上記のようにエポキシ基を有する化合物及び
光カチオン重合触媒とマクロ相分離を起こすものでない
限り、従来より粘着剤を構成するのに用いられている適
宜の高分子量ポリマーを用いることができる。このよう
な粘着性ポリマーの例としては、アクリル系ポリマー、
ポリエステル類、ポリウレタン類、シリコーン類、ポリ
エーテル類、ポリカーボネート類、ポリビニルエーテル
類、ポリ塩化ビニル類、ポリ酢酸ビニル類、ポリイソブ
チレン類などを挙げることができ、また、粘着性ポリマ
ーは、これらのポリマーの主成分としてのモノマーを含
む共重合体であってもよい。
【0016】粘着性ポリマーの分子量は大きいものが好
ましく、その重量平均分子量は10万〜500万の範囲
が好ましく、より好ましくは、20万〜300万、さら
に好ましくは60〜200万である。粘着性ポリマーの
重量平均分子量が10万未満の場合には、硬化型粘接着
シートの凝集力が不足し、貼付時に糸引きを生じて剥離
することがあり、500万を超えると、粘着性ポリマー
とエポキシ基を有する樹脂とを含む組成物の粘度が高く
なり、シート成形できなくなることがある。
【0017】上述した種々のポリマーの中でも、従来よ
り優れた初期粘着力を発揮するために粘着剤の主成分と
して慣用されており、かつ粘着物性の制御が容易である
ため、アクリル系ポリマーを用いることが好ましい。
【0018】上記アクリル系ポリマーの構造については
特に限定はされず、例えば、単独重合体構造、ランダム
共重合体構造、ブロック共重合体構造、交互共重合体構
造、立体規則性構造、多分岐構造、星形構造、樹状構
造、ラダー構造、環状構造、ヘリックス構造など、任意
である。
【0019】上記アクリル系ポリマーのより好ましい例
としては、(メタ)アクリル酸エステルからなるユニッ
トをアクリル系ポリマー中に20重量%以上含む重合体
であり、アルキル基の炭素数1〜14であるアルキル
(メタ)アクリレートモノマー(a)の重合体または共
重合体が挙げられる。
【0020】また、上記共重合体としては、アルキル
(メタ)アクリレートモノマー(a)と、該アルキル
(メタ)アクリレートモノマー(a)と共重合可能な不
飽和結合を有するビニルモノマー(b)との共重合体が
挙げられる。このような共重合体の製造方法は特に限定
されず、ラジカル重合、アニオン重合、配位重合、光重
合などの公知の方法により製造され得る。
【0021】上記アルキル(メタ)アクリレートモノマ
ー(a)としては、メチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレ
ート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−
オクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)ア
クリレート、イソミリスチル(メタ)アクリレートなど
を例示することができる。
【0022】上記ビニルモノマー(b)としては、上記
アルキル(メタ)アクリレートモノマー(a)と共重合
可能な不飽和結合を有する化合物であれば特に限定され
ないが、硬化型粘接着シートの貯蔵安定性を高めるため
には、硬化型粘接着シートに含まれているエポキシ基と
非反応性のビニルモノマーが好ましい。
【0023】上記のような観点から、アクリル酸、メタ
クリル酸のようなカルボキシル基含有ビニルモノマーや
酸無水骨格を有する無水マイレン酸などのビニルモノマ
ーを用いることは好ましくはない。
【0024】上記ビニルモノマー(b)の例としては、
(メタ)アクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、イ
ソボルタニル(メタ)アクリレート、N−アクリロイル
モルフォリン、ベンジル(メタ)アクリレート、グリシ
ジル(メタ)アクリレート、N−ビニルカプロラクト
ン、N−ビニルピペリジンなどを挙げることができる。
【0025】より好ましくは、上記粘着性ポリマーとし
て、アクリル系モノマーを含有する光重合性組成物を光
ラジカル重合させて得られたアクリル系ポリマーが用い
られる。この場合には、光重合性組成物に、光を照射す
ることにより光ラジカル重合でアクリル系ポリマーが得
られる。従って、請求項2に記載のように、エポキシ基
を有する化合物及び光カチオン重合触媒と共に、上記モ
ノマー成分及び光ラジカル重合開始剤を光重合性組成物
中に含有させておけば、光を照射することによりアクリ
ル系ポリマーを形成し、容易に本発明に係る硬化型粘接
着シートを得ることができる。
【0026】また、光を照射するという単一の手法を採
用するだけで、上記光重合性組成物から硬化型粘接着シ
ートを得ることができるだけでなく、さらに、硬化型粘
接着剤層の硬化も果たし得る。もっとも、この場合に
は、光ラジカル重合によりアクリル系ポリマーを形成す
る際に照射する光と、硬化型粘接着シートを硬化させる
際に照射する光とは、波長領域の異なるものを用いるこ
とが必要である。
【0027】また、エポキシ基を開環させる反応を誘発
するには、上記光ラジカル重合の場合よりも大きなエネ
ルギーを必要とする。従って、より好ましくは、上記光
ラジカル重合に際しては、360nm以上の波長領域の
光を照射して光ラジカル重合を行い、エポキシ基の開環
反応を誘発して硬化させる場合には、360nm未満の
波長の光を用いることが望ましい。
【0028】360nm以上の波長領域の光により活性
化される上記光ラジカル重合開始剤としては、360n
m以上の波長の光により活性化されるものでなくてはな
らず、また、360nm未満の光で光カチオン重合触媒
へのエネルギー移動を起こさない化合物が好ましい。こ
のような光ラジカル重合開始剤の好ましい例としては、
例えば、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル(2
−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、α−ヒドロキシ
−α,α’−ジメチルアセトフェノン、メトキシアセト
フェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフ
ェノンなどのアセトフェノン誘導体化合物;ベンゾイン
エチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテルなどのベ
ンゾインエーテル系化合物;ベンジルジメチルケタール
などのケタール誘導体化合物;ハロゲン化ケトン;アシ
ルフォスフィンオキシド;アシルフォスフォナート;ビ
ス−(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−
トリメチルペンチルフォスフィンオキシドなどを挙げる
ことができる。
【0029】上記光重合開始剤の例の中でも、特に、3
60nmを超える波長領域の光に対する吸光係数が高い
アシルフォスフィンオキシド、アシルフォスフォナー
ト、ビス−(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,
4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキシドが好
ましい。
【0030】上記光ラジカル重合において光照射に用い
るランプとしては、例えば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、
高圧水銀灯、超高圧水銀灯、ケミカルランプ、ブラック
ライトランプ、マイクロウェープ励起水銀灯、メタルハ
ライドランプなどを用いることができる。
【0031】エポキシ基を有する化合物 本発明の硬化型粘接着シートにおいて用いられる上記脂
環式エポキシ基を有する化合物は、光が照射された場合
に光カチオン重合触媒の作用により、開環重合し、硬化
型粘接着シートを硬化させるために用いられている。
【0032】本発明に係る硬化型粘接着シートでは、上
記のように脂環式エポキシ基を有する化合物が用いられ
るが、この脂環式エポキシ基を有する化合物を用いるこ
とにより、他のエポキシ基を有する化合物を用いた場合
に比べて硬化時間を短縮することができる。
【0033】上記脂環式エポキシ樹脂とは、シクロアル
ケンオキシドの官能基を有する化合物であって、例え
ば、
【0034】
【化1】
【0035】
【化2】
【0036】
【化3】
【0037】
【化4】
【0038】
【化5】
【0039】
【化6】
【0040】
【化7】
【0041】
【化8】
【0042】等が例示される。また、本発明において
は、硬化型粘接着シートに上記脂環式エポキシ基を有す
る化合物以外に、他のエポキシ基含有化合物を併用して
もよい。このように併用されるエポキシ基含有化合物に
ついてはエポキシ基を有する限り特に限定されるもので
はなく、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビ
スフェノールF型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ
樹脂、グリシジルエステル系化合物、グリシジルアミン
系化合物などを例示することができる。
【0043】光カチオン重合触媒 本発明の硬化型粘接着シートでは、上記エポキシ基を有
する化合物のエポキシ基を開環反応させて重合させるこ
とにより、硬化が進行する。このエポキシ基の開環を誘
発するために、上記のように光カチオン重合触媒が配合
されており、この光カチオン重合触媒としては、光を照
射することによりエポキシ基の開環を誘発する任意の光
カチオン重合触媒を用い得る。
【0044】好ましくは、請求項3に記載のように、上
記光カチオン重合触媒としては、300nm以上、36
0nm未満の波長領域の光を照射されて活性化されるも
のが用いられ、360nm未満の波長の光を用いるため
エネルギー強度が高く、従ってエポキシ基の開環を速や
かに進行させることができる。
【0045】上記光カチオン重合触媒としては、オニウ
ム塩類、有機金属錯体類などを例示することができる。
上記オニウム塩類としては、例えば、ジアゾニウム塩、
スルホニウム塩、ヨードニウム塩を挙げることができ
る。より具体的には、例えば、オプトマーSP−150
(旭電化工業社製)、オプトマーSP−170(旭電化
工業社製)、UVE−1014(ゼネラルエレクトロニ
クス社製)、CD−1012(サートマー社製)などの
市販の化合物を用いることができる。また、有機金属錯
体類としては、例えば、鉄−アレン錯体、チタノセン錯
体、アリールシラノール−アルミニウム錯体などを挙げ
ることができる。
【0046】上記光照射に用いられるランプとしては、
波長360nm以下に発光分布を有するものが用いら
れ、例えば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超
高圧水銀灯、ケミカルランプ、ブラックライトランプ、
マイクロウェープ励起水銀灯、メタルハライドランプな
どを用いることができる。この場合、表層だけの硬化を
防止し、内部硬化を実現するには、320nm以下の光
をカットして照射してもよい。
【0047】請求項1に記載の発明にかかる硬化型粘接
着シートにおいて、上記アクリル系ポリマーと、エポキ
シ基を有する化合物との配合割合は、目的とする初期粘
着力、硬化後の接着強度及び粗面に対する接着力に応じ
て適宜定められ、特に限定されるものではないが、好ま
しくは、アクリル系ポリマー100重量部に対し、エポ
キシ基を有する化合物が10〜300重量部の割合で配
合される。この場合、エポキシ基を有する化合物は、上
記のように少なくとも脂環式エポキシ基を有する化合物
が用いられ、上記10〜300重量部の配合割合につい
ては、脂環式エポキシ基を有する化合物のみを用いる場
合には、該脂環式エポキシ基を有する化合物が10〜3
00重量部の割合で用いられ、脂環式エポキシ基を有す
る化合物と他のエポキシ基を有する化合物とを併用する
場合には、両者の合計が10〜300重量部の割合とな
るように用いられる。
【0048】エポキシ基を有する化合物の配合割合が1
0重量部未満の場合には、光を照射して硬化させたとし
ても、十分な接着強度を得ることができないことがあ
り、300重量部を超えると、アクリル系ポリマーの相
対的な配合割合が低下し、十分な初期粘着力を得ること
ができないことがある。
【0049】また、上記光カチオン重合触媒の配合割合
については、その種類によっても異なるため、特に限定
されるものではないが、例えば、エポキシ基を有する化
合物100重量部に対し、0.01〜5重量部の範囲と
することが好ましい。光カチオン重合触媒の配合割合が
0.01重量部未満の場合には、光を照射しても、エポ
キシ基の開環反応を十分に進行させることができないこ
とがあり、接着強度の高い接着硬化物を得ることができ
ないことがあり、5重量部を超えて配合したとしても、
硬化を進行する作用はそれ以上高まらず、逆に初期粘着
力が低下することがある。
【0050】他の添加物 本発明にかかる硬化型粘接着シートでは、上記アクリル
系ポリマー、エポキシ基を有する化合物及び光カチオン
重合触媒の他に、本発明の目的を阻害しない範囲で、公
知の粘着付与樹脂、増量剤等を適宜配合してもよい。
【0051】例えば、本発明の硬化型粘接着シートの粘
着性を向上させる目的で、ロジン系樹脂、変性ロジン系
樹脂、テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、芳香族
変性テルペン樹脂、C5系またはC9系の石油樹脂、ク
ロマン樹脂等の粘着付与樹脂を添加してもよい。特に、
被着体がポリオレフィン類の場合には、強い接着力を発
現させることができるという点で、ロジン系樹脂及び石
油樹脂が好ましい。
【0052】また、塗工性を向上させる目的で、アクリ
ルゴム、エピクロルヒドリンゴム、イソプレンゴム、ブ
チルゴム等の増粘剤、コロイダルシリカ、ポリビニルピ
ロリドン等のチキソトロープ剤、炭酸カルシウム、酸化
チタン、クレー等の増量剤等を添加してもよい。
【0053】さらに、粘接着シートとした場合に高強度
の剪断接着力を付与する目的で、ガラスバルーン、アル
ミナバルーン、セラミックバルーン等の無機中空体;ナ
イロンビーズ、アクリルビーズ、シリコンビーズ等の有
機球状体;塩化ビニリデンバルーン、アクリルバルーン
等の有機中空体;ガラス、ポリエステル、レーヨン、ナ
イロン、セルロース等の単繊維等を添加してもよい。
【0054】上記ガラス繊維を配合する場合、繊維状の
チップを組成物中に添加することが可能であるが、ガラ
ス織布に上記光重合性組成物などを含浸して重合するこ
とにより、非常に高強度の剪断接着力を得ることができ
る。
【0055】硬化型粘接着シートの製造 本発明に係る硬化型粘接着シートの製造方法については
特に限定されるものではなく、ホットメルト法、キャス
ティング塗工法、UV重合法などの様々な方法を用いる
ことができ、例えば、キャスティング塗工法では、上記
粘着性ポリマー、エポキシ基を有する化合物及び光カチ
オン重合触媒を配合し、必要に応じて粘着付与樹脂等を
加えてなる樹脂組成物を適宜の方法でシート状に成形す
る方法、あるいは上記UV重合法としては、光ラジカル
重合によりアクリル系ポリマーを得るための上記モノマ
ー成分、光ラジカル重合開始剤、エポキシ基を有する化
合物及び光カチオン重合触媒を含む光重合性組成物をシ
ート状に成形すると共に、成形前または成形後に光を照
射してアクリル系モノマーを光ラジカル重合しアクリル
系ポリマーとする方法など、適宜の方法を用いることが
できる。
【0056】上記UV重合法により本発明にかかる硬化
型粘接着シートを製造する際の好ましい例を挙げると、
アルキル基の炭素数が1〜14であるアルキル(メタ)
アクリレートモノマー、アルキル(メタ)アクリレート
モノマーと共重合可能な不飽和結合を有するビニルモノ
マーと、360nm以上の波長領域の光により活性化さ
れる光ラジカル重合開始剤と、脂環式エポキシ基を有す
る化合物と、300nm〜360nmの波長の光を照射
されるとエポキシ基の開環反応を誘発する光カチオン重
合触媒とを混合してなる光重合性組成物を用意し、36
0nmを超える波長領域の光を照射して光ラジカル重合
によりアクリル系ポリマーをシート中に形成してなる硬
化型粘接着シートを製造する方法が挙げられる。
【0057】このようにして得られた硬化型粘接着シー
トでは、エポキシ基を有する化合物と、300〜360
nmの波長の光でエポキシ基の開環反応を誘発する光カ
チオン重合触媒とが未反応のまま残存することになる。
【0058】よって、硬化型粘接着シートを貼り合わせ
る直前または貼り合わせ後に、300〜360nmの波
長の光を照射することにより容易に硬化させることがで
きる。例えば、300〜360nmの波長の光を照射す
る前のシート中のエポキシ基含有量が0.0001〜
0.01モル/gの硬化型粘接着シートを得た場合、照
射する光の波長及び強度によっても異なるが、照射直後
にエポキシ基の転化率が0〜30%の場合、25℃で7
日間養生すると、シート中のエポキシ基の転化率は50
〜100%の範囲とすることができる。
【0059】硬化型粘接着シートの使用形態 また、本発明に係る硬化型粘接着シートは、例えば、被
着体に接合部材を貼り合わせるに際し、その間に介在さ
せて接着するために、そのままの形態で両面粘着テープ
のように用いられるものであってもよく、あるいは合成
樹脂フィルムや布等の適宜の基材の少なくとも一面に粘
着剤層として形成されているものであってもよい。
【0060】上記基材としては、レーヨン系もしくはセ
ルロース系などの各種不織布、ポリエチレン、ポリエス
テル、セロハン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ
イミドなどの各種合成樹脂よりなるフィルムもしくはシ
ート、発泡ポリエチレン、発泡ウレタン、ネオプレン発
泡体、発泡塩化ビニルなどの各種発泡体、ポリスチレ
ン、ABS、アクリル、ポリプロピレン、ポリエチレン
などの各種合成樹脂よりなる樹脂板、鋼、ステンレス、
銅、アルミニウムなどの各種金属からなるシートもしく
は板、ガラス、木材、紙、布などを用いることができ、
特に限定されるものではない。また、基材の形状につい
ても、シート状や板状などの薄いものに限られず、角柱
状、棒状、球状、非球面表面を有する形状など任意であ
る。
【0061】部材の接合方法 請求項4に記載の発明に係る部材の接合方法では、上述
した請求項1〜3の何れかに記載の硬化型粘接着シート
を介して被着体に接合部材を貼り合わせる前に、または
貼り合わせ後に光を照射して、硬化型粘接着シートを硬
化させることを特徴とする。この場合、好ましくは、
「貼り合わせる前」とは、貼り合わせる前であって、光
の照射によりエポキシ基を有する樹脂の硬化が完了する
前をいうものとする。活性化エネルギーの付与により、
エポキシ基を有する化合物の硬化が完了すると、硬化型
粘接着シートが硬くなりすぎ、十分な初期粘着力を得ら
れないことがある。
【0062】また、請求項4に記載のように、好ましく
は、360nm未満の波長を有し、かつ光強度が5mW
/cm2 以上の光が用いられる。360nmを超える波
長の光では、エネルギー強度が十分でないため、硬化に
時間を要することがあり、5mW/cm2 未満の光強度
の光を用いた場合にも、同様に、硬化に長時間を必要と
することがある。
【0063】なお、接合部材を被着体に接合するに先立
ち、光を照射し、硬化型粘接着シートの硬化を進行させ
た場合には、接合部材や被着体に光が照射されないた
め、接合部材や被着体の光による劣化を防止することが
できる。従って、光の照射により劣化が生じ易い被着体
や接合部材を接合する際には、上記のように予め硬化型
粘接着シートに光を照射することが望ましい。また、被
着体または接合部材の一方が光により劣化し易く、他方
は光により劣化し難い場合には、該他方の部材側に硬化
型粘接着シートを貼り合わせて光を照射して、しかる後
上記一方の部材に貼り合わせてもよい。
【0064】作用 本発明に係る硬化型粘接着シートでは、粘着性ポリマー
により十分な初期粘着力を有するため被着体に容易に被
着させることができる。しかも、被着体に貼付する前ま
たは貼付後に光を照射することにより、上記光カチオン
重合触媒が活性化されてエポキシ基を有する化合物の開
環重合が起こり、強固な接着硬化物を与える。従って、
硬化型粘接着シートが被着体に対して強固に接合され
る。
【0065】しかも、本発明では、上記エポキシ基を有
する化合物として、脂環式エポキシ基を有する化合物が
用いられており、脂環式エポキシ基を有する化合物では
エポキシ基の開環が他のエポキシ基を有する化合物に比
べて速やかに進行するため、光照射後の硬化時間が短縮
される。
【0066】
【実施例】以下、本発明の非限定的な実施例を挙げるこ
とにより、本発明を明らかにする。
【0067】(実施例1)攪拌機、冷却器、温度計及び
窒素ガス導入口を備えた4Lセパラブルフラスコに、2
−エチルヘキシルアクリレート(2EHA)36g、N
−ビニルピロリドン84g及び酢酸エチル98gを投入
し、このモノマー混合溶液を窒素ガスを用いて20分間
バブリングすることにより溶存酸素を除去した。しかる
後、セパラブルフラスコ系内を窒素ガスで置換し、攪拌
しつつ環流に達するまで昇温した。環流に達した後、重
合開始剤として1,1−ジ(t−ヘキシルパーオキシ)
−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン0.024g
を1gの酢酸エチルで希釈した溶液を、系に投入した。
しかる後、1時間後に、1,1−ジ(t−ヘキシルパー
オキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン0.
036gを1gの酢酸エチルで希釈した溶液を投入し
た。さらに、重合開始後から2時間後、3時間後及び4
時間後に、それぞれ、ジ(3,5,5−トリメチルヘキ
サノイル)パーオキサイド0.048g、0.12g及
び0.36gを1gの酢酸エチルで希釈した溶液を投入
した。1回目の重合開始剤投入から7時間経過した後
に、重量平均分子量約50万のアクリル共重合体を得
た。
【0068】上記のようにして得たアクリル共重合体1
00gに、エポキシ樹脂(ビスフェノールA型エポキシ
基樹脂、商品名:リカレジンBEO−60)30g、グ
リシジルメタクリレート40g、エポキシ樹脂(ビスフ
ェノールA型エポキシ基樹脂、商品名:エピコート82
8)25g、脂環式エポキシ樹脂(ダイセル化学社製、
商品名:セロキサイド2081(先に例示した(5)の
構造式に相当し、n=1))5g、光カチオン重合触媒
(旭電化工業社製、商品名:SP−170)1.0g、
及び光ラジカル重合開始剤(チバガイギー社製、商品
名:I−170)0.1gを配合し、光重合性組成物を
得た。
【0069】上記光重合性組成物を、表面が離型処理さ
れたポリエチレンテレフタレートフィルム上に塗工し、
100℃の乾燥機で2分間乾燥させ、ポリエチレンテレ
フタレートフィルムに支持された厚さ300μmの硬化
型粘接着シートを得た。
【0070】上記硬化型粘接着シートを25mm×25
mmの大きさに切断し、幅25mm、長さ100mm及
び厚さ2mmのステンレス板(SUS304からなり、
以下被着体Aと略す。)の上に置き、300nm以上、
350nm未満の光強度が25mW/cm2 となるよう
な光を60秒間シートに照射し、上記ポリエチレンテレ
フタレートフィルムを剥離した後に、その上に別の被着
体Aを貼り合わせ、剪断接着力測定試験片を得た。
【0071】上記剪断接着力測定試験片及びT型剥離力
測定試験片を用い、貼り合わせ直後から5分後の剪断接
着力、及び25℃の温度で3日間養生した後の剪断接着
力、並びに25℃で7日間養生した後の剪断接着力を、
それぞれ、JIS Z 0237に準じて測定した。下
記の表1に、硬化型粘接着シートの組成と剪断接着力の
評価結果を示す。
【0072】(実施例2〜4)光重合性組成物の組成を
下記の表1に示すように変更したことを除いては、実施
例1と同様にして硬化型粘接着シートを得、実施例1と
同様にして評価した。結果を下記の表1に示す。
【0073】(比較例1)実施例1で用意したアクリル
共重合体100gに、光カチオン重合触媒(旭電化工業
社製、商品名:オプトマーSP−170)1.0g及び
エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製、商品名:エピ
コート828)36gを投入し、攪拌し、均一な光重合
性組成物を得た。上記光重合性組成物を用い、実施例と
同様にして剪断接着力測定試験片を作製し、実施例1と
同様にして評価した。結果を下記の表1に示す。
【0074】(比較例2)実施例1で用意したアクリル
共重合体100gと、光カチオン重合触媒(旭電化工業
社製、商品名:オプトマーSP−170)1.0gと、
エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製、商品名:エピ
コートリカレジンBEO−60E)36gとを混合し、
光重合性組成物を得た。上記光重合性組成物を用い、実
施例1と同様にして硬化型粘接着シートを作製し、さら
に実施例1と同様にして評価した。結果を下記の表1に
示す。
【0075】
【表1】
【0076】なお、表1において、GMAはグリシジル
メタクリレートを示す。
【0077】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に係る硬化型粘接
着シートでは、粘着性ポリマー、脂環式エポキシ基を有
する化合物及び光カチオン重合触媒を含むため、上記粘
着性ポリマーにより十分な初期粘着力を有するので被着
体に容易に接着することができるだけでなく、光照射後
にエポキシ基を有する化合物の光カチオン重合触媒によ
り硬化が進行するため、被着体に対する接着強度が効果
的に高められる。また、上記のように光を用いて硬化を
進行させるため、耐熱性の低い被着体や接合体にも本発
明に係る硬化型粘接着シートを好適に用いることがで
き、さらに、プレス等の圧力負荷のかかった養生を必要
とすることなく強固な接着力を発現するため、圧着養生
条件下では変形をきたすような接合部材にも適用するこ
とができる。さらに、上記脂環式エポキシ基を有する化
合物を用いているため、光照射後の硬化時間を短縮する
ことができるため、作業工程の短縮も図り得る。
【0078】また、本発明に係る硬化型粘接着シートで
は、塗布時には、粘着性ポリマーの初期粘着力を利用し
て仮止めを行うことができる程の粘着力及び凝集力が発
現されるので、接着工程の簡便化を図ることができ、さ
らに、硬化型粘接着シートは高い凝集力及び粘着力を有
するので、硬化のための光を照射した直後から、接合部
材の切断、接着、打抜き等の加工を行ったとしても、接
合部分自体が影響を受け難い。
【0079】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明にかかる硬化型粘接着シートにおいて、さら
に、360nm以上の波長領域の光により活性化される
光ラジカル重合開始剤を含む光重合性組成物に360n
m以上の波長領域の光を照射することによりアクリル系
ポリマーが形成されるため、光重合性組成物をシート上
に成形した後に光を照射するだけで容易に硬化型粘接着
シートを得ることができる。従って、硬化型粘接着シー
トを効率よく生産することができる。
【0080】請求項3に記載の発明では、硬化型粘接着
シート中の光カチオン重合触媒が、300nm以上、3
60nm未満の波長領域の光を照射されて活性化される
ものであるため、エネルギー強度の高い360nm未満
の波長領域の光を用いてエポキシ基を有する化合物を速
やかに硬化させることができ、硬化型粘接着シートの接
着強度を効果的に高め得る。
【0081】請求項4に記載の部材の接合方法では、請
求項1〜3の何れかに記載の硬化型粘接着シートに、3
60nm未満のエネルギー強度の高い波長領域の光を、
しかも光強度が5mW/cm2 以上となるように照射し
ているため、硬化型粘接着シートの硬化が急速に進行
し、接合部材同士を強固にかつ容易に接合することがで
きる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着性ポリマーと、脂環式エポキシ基を
    有する化合物と、光カチオン重合触媒とを含む組成物を
    成形してなることを特徴とする硬化型粘接着シート。
  2. 【請求項2】 前記粘着性ポリマーが、モノマー成分
    と、エポキシ基を有する化合物と、光カチオン重合触媒
    と、360nm以上の波長領域の光により活性化される
    光ラジカル重合開始剤とを含む光重合性組成物に360
    nm以上の波長領域の光を照射して前記モノマー成分を
    光ラジカル重合することにより形成されるアクリル系ポ
    リマーである請求項1に記載の硬化型粘接着シート。
  3. 【請求項3】 前記光カチオン重合触媒が、300nm
    以上、360nm未満の波長領域の光を照射されて活性
    化される光カチオン重合触媒である請求項1または2に
    記載の硬化型粘接着シート。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の硬化型粘
    接着シートを介して接合部材同士を貼り合わせる前また
    は後に、硬化型粘接着シートに、360nm未満の波長
    領域の光であって、光強度が5mW/cm2 以上の光を
    照射することを特徴とする部材の接合方法。
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