JPH10147150A - ラゲージドア付設式ランプにおける水垂れ防止構造 - Google Patents

ラゲージドア付設式ランプにおける水垂れ防止構造

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JPH10147150A
JPH10147150A JP30951696A JP30951696A JPH10147150A JP H10147150 A JPH10147150 A JP H10147150A JP 30951696 A JP30951696 A JP 30951696A JP 30951696 A JP30951696 A JP 30951696A JP H10147150 A JPH10147150 A JP H10147150A
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JP
Japan
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housing
water
convex lens
lens
lamp
Prior art date
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Pending
Application number
JP30951696A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Miyazaki
晋 宮崎
Yasuhiro Miyagawa
康弘 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラゲージドアに取り付けたランプのレンズと
ハウジングとの間の隙間に水を溜まりにくくすると共
に、トランクルームへの水垂れを防止するようにした水
垂れ防止構造を提供する。 【解決手段】 ラゲージドアに取り付けたランプの水垂
れ防止構造は、ハウジング11と、このハウジング11
と結合してハウジング内部にバルブ9を収容する凸レン
ズ8と、この凸レンズ8と上記ハウジング11との間を
水密に結合するためのパッキン13とを備え、さらに、
ハウジング11の底部にパイプ状の排水孔15を有する
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗用車などの車
両用ラゲージドアに取り付けたランプの構造に係り、と
くに該ランプの隙間などに入った雨水や洗浄水等がトラ
ンクルーム内に滴下しないようにした水垂れ防止構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、乗用自動車の後部ボディは、ラゲ
ージドアと各種ランプが一体となっているものが増えて
いる。この種の従来の車両におけるラゲージドアに付設
したランプを図4及び図5に示す。図4はラゲージドア
を開けた状態の乗用車の後部斜視図であり、図5は図4
に示すブレーキランプ19のA−A断面図である。図4
に例示的に示すように、乗用自動車の後部車体10に
は、リアフェンダー21と一体となったターンシグナル
ランプ17及びテールランプ18などが備えられ、また
ラゲージドア1の側端面には、ブレーキランプ19と、
バックアップランプ20等でなる各種ランプが備えられ
ており、ラゲージドア1の開閉時にはこれらのランプ1
9,20はラゲージドア1に付随して上下動するように
なっている。
【0003】ところで、これらのランプは、図5に示す
ように、ハウジング5の内部にバルブ9が収納され、ま
た、ハウジング5の底部に沿って環状に配設されたパッ
キン6を介して、表面側にレンズ4が嵌着されることに
より、ハウジング5の開口部2が閉塞されるように構成
されている。この場合、レンズ4とハウジング5との間
に形成される隙間a,bは、見栄えの向上のため、でき
るだけ狭小となるように設計されている。
【0004】このような構成の従来のラゲージドア付設
式のランプでは、降雨時や洗車時などに、ラゲージドア
1のランプに水がかかると、毛細管現象によって隙間
a,bに水が浸入してこの隙間a,bに雨水等が溜まっ
てしまうことがある。すると、ラゲージドア1の開閉時
に、この溜まった水がトランクルーム3内に滴下して、
トランクルーム内の荷物に落ちたり、或いは上記ランプ
の隙間a,bに浸入する塵埃などが水と混合して固形化
する原因ともなりかねない。
【0005】そこで、水垂れ防止の対策として、実公平
4−55362号に示されているように、ハウジング下
部にカップを設け、ラゲージドア開放時に隙間に溜まっ
ていた水を一時的にカップに移し、ラゲージドア閉塞時
にカップの水をハウジング底部のドレン孔から外部へ排
出するようにしたラゲージドア付きランプの構造が開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造では、ラゲージドアの閉合時には、レンズと
ハウジングの間の隙間に水が溜まった状態にあるため、
塵埃などが水と混合し、隙間で固形化するのを避けられ
ない。また、ラゲージドアを開放している僅かな間に、
表面張力により隙間に滞留している水を全てカップに落
とし込むことには無理がある。また、ラゲージドアを開
放する際の上下動時の衝撃により、隙間に滞留している
水が逆方向に外部へ散乱して、トランクルーム内へ落ち
てしまうということもある。
【0007】本発明は以上の点に鑑み、ラゲージドアに
付設したランプのレンズとハウジングとの間の隙間に雨
水や洗浄水などが溜まりにくくすると共に、トランクル
ーム内への水の浸入を防止するラゲージドア付設式ラン
プにおける水垂れ防止構造を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の水垂れ防止構造は、車両のラゲージドアに
取り付けるランプにおいて、パイプ状の排水孔を底部に
有するハウジングと、ハウジングに収納するバルブと、
ハウジングと結合してハウジングとの内部にバルブを収
容するレンズと、レンズとハウジングとの間に水密に結
合するためのパッキンとを有しており、ハウジングとレ
ンズとの隙間に浸入した水を、パイプ状の排水孔を通じ
て排出する構成としている。
【0009】このような構成により、降雨時や洗車時な
どにラゲージドアのランプに水がかかる場合に、毛細管
現象によってランプのハウジングとレンズとの間の隙間
に溜まった水は重力により上方から下方へ流れ、一体と
なって側部の隙間を通過し、底部の隙間に至り、ハウジ
ングの底部に設けられたパイプ状の排水孔を伝って乗用
自動車の外部へ排出される。したがって、ラゲージドア
に取り付けたランプのレンズ・ハウジング間の隙間に水
が溜まりにくくなると共に、トランクルーム内への水垂
れを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2に基づき、本
発明による水垂れ防止構造の好適な実施の形態を説明す
る。図1は本発明の水垂れ防止構造に係るランプ部の断
面図である。図1を参照して、水垂れ防止構造は、後述
するパイプ状の排水孔15を底部に有するハウジング1
1と、このハウジング11内に収容されたバルブ9と、
ハウジング11の開口面を覆って表面側に被着する凸レ
ンズ8と、この凸レンズ8と上記ハウジング11との間
を水密に結合するための環状のパッキン13とを備えて
いる。ハウジング11は、ランプ部7の見栄えをよくす
るために狭小の一定の隙間をもって凸レンズ8の側部を
覆っており、この凸レンズ8の円筒状の脚部26がパッ
キン13と結合して水密構造を形成している。
【0011】また、凸レンズ8は、図1に示すように断
面コ字状に形成されており、この凸レンズ8の周縁部に
は突部12が設けられている。このような突部12を有
する凸レンズ8の形状に対応して、ハウジング11の周
端25は末広がりに形成されている。
【0012】さらに、ハウジング11の底部14は、ラ
ゲージドアのラゲージパネル下端部(図示せず)と接合
されるため厚く形成されており、車両後部正面から見
て、断面コ字状の凸レンズ8の周縁にある突部12より
後方に位置するハウジング底部14に、前記したパイプ
状の排水孔15が開いている。
【0013】なお、断面コ字状の凸レンズ8の形状は、
正面が四角形にも円形にも変更することができ、ハウジ
ング11の開口部23の形状も、凸レンズ8の形状に合
わせて変更できる。また、凸レンズ8の脚部26が円筒
状となっておらず、例えば矩形状等を呈するような場合
は、その脚部上面は、水が下に落ち易くなるように車両
後部正面から見て中央を最も高くし、左右両端が最も低
くなるように傾斜をつけるのが好ましい。さらに同様の
理由により、ハウジング底部14は、パイプ状の排水孔
15の入口部分が最も低くなるように漏斗状の傾斜をつ
けるのが好ましい。
【0014】次に、本実施形態による作用を説明する。
図2は本発明の水垂れ防止構造において、水がパイプ状
の孔を伝わって流れ落ちる状態を示した図である。図2
を参照して、水16がパイプ状の排水孔15を伝って流
れていく場合、水のもつ粘性により、水滴として個々に
流れるのではなく、流体となってパイプ状の排水孔15
の一端を流れていく。
【0015】図3は本発明の水垂れ防止構造において、
水がパイプ状の排水孔15を伝わって流れ落ちるまでの
経路を示した図である。図3を参照して、毛細管現象に
よってハウジング11と凸レンズ8との間の隙間に溜ま
った水16は矢印で示すように、重力により上方から下
方に向かって流れ、一体となってハウジング11と凸レ
ンズ8との間の隙間を通過してハウジング底部14の隙
間に至り、パイプ状の排水孔15を伝って乗用自動車の
外部へ排出される。また、図1で示すD部分に溜まる水
は凸レンズ8の脚部26とハウジング11の底部14と
の隙間入口より外部へ排出されるものもあれば、パイプ
状の排水孔15より外部へ排出されるものもある。
【0016】水滴は、ハウジング上部から連続して一体
化した流体となって落ちてくるのが普通であり、水の直
径は約4mm〜5mmとなるものが多い。そのため水の直径
よりパイプ状の排水孔15の直径が小さい場合には、水
をパイプ状の孔15を伝って外部に排出することができ
ない。このため、パイプ状の排水孔15の直径は7mm以
上とするのが好ましい。なお、ハウンジング及び凸レン
ズは水はけの良好な材質のものを使用するのが好まし
い。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の水垂れ防止構造は、比較的簡易な構造で、常にラゲ
ージドアに取り付けたランプのハウジングと凸レンズと
の間の隙間に水を溜まりにくくすることができる。した
がって、塵埃が水と混合して隙間で固形化するのを防
ぎ、トランクルームへの水垂れを防止することができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水垂れ防止構造に係るランプ部の断面
図である。
【図2】本発明の水垂れ防止構造において、水がパイプ
状の孔を伝って落下する状態を示した図である。
【図3】本発明の水垂れ防止構造において、水がパイプ
状の孔を伝わって流れ落ちるまでの経路を示した図であ
る。
【図4】従来のラゲージドア用ランプを示すラゲージド
アの開蓋状態の乗用車の後部斜視図である。
【図5】図4のブレーキランプのA−A断面図である。
【符号の説明】
1 ラゲージドア 2,23 ハウジング開口部 3 トランクルーム 4,8 凸レンズ 5,11 ハウジング 6,13 パッキン 7 ランプ部 8 凸レンズ 9 バルブ C,D 水の溜まる場所 10 後部車体 12 レンズ突部 14 ハウジング底部 15 パイプ状の排水孔 16 水 24 ハウジング内壁 25 ハウジング周端 26 レンズ脚部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のラゲージドアに取り付けるランプ
    において、 パイプ状の排水孔を底部に有するハウジングと、このハ
    ウジングに収納するバルブと、該ハウジングと結合して
    ハウジングの内部に上記バルブを収容するレンズと、こ
    のレンズと上記ハウジングとの間に水密に結合するため
    のパッキンとを有しており、 上記ハウジングと上記レンズとの隙間に浸入した水を、
    上記パイプ状の排水孔を通じて排出するようにしたこと
    を特徴とする水垂れ防止構造。
JP30951696A 1996-11-20 1996-11-20 ラゲージドア付設式ランプにおける水垂れ防止構造 Pending JPH10147150A (ja)

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JP30951696A JPH10147150A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 ラゲージドア付設式ランプにおける水垂れ防止構造

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JP30951696A Pending JPH10147150A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 ラゲージドア付設式ランプにおける水垂れ防止構造

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JP (1) JPH10147150A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1612084A1 (en) 2004-07-02 2006-01-04 Sanyo Electric Co., Ltd. Electrically assisted bicycle
KR101360673B1 (ko) * 2011-12-16 2014-02-11 주식회사 일흥 러기지 램프
WO2023089681A1 (ja) * 2021-11-17 2023-05-25 トヨタ車体株式会社 車両の後部構造

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