JPH10146394A - 滅菌治療装置 - Google Patents

滅菌治療装置

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JPH10146394A
JPH10146394A JP30785696A JP30785696A JPH10146394A JP H10146394 A JPH10146394 A JP H10146394A JP 30785696 A JP30785696 A JP 30785696A JP 30785696 A JP30785696 A JP 30785696A JP H10146394 A JPH10146394 A JP H10146394A
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JP
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optical fiber
light
endoscope
light source
mirror
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JP30785696A
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English (en)
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Teruo Hoshino
星野照夫
Misako Hoshino
星野美佐子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗生物質や抗菌剤を中心とした投与による治
療法とは別に、紫外線照射によって中空臓器内の菌を滅
菌させることを極めて簡単な構造で、しかも安価に実現
できるようにする。 【解決手段】 駆動部7はタイマ6によって設定された
時間だけ光源1を点灯させる。光源1は紫外線を含む光
を発生するものであって、その光は光ファイバ束2を通
り、先端に設けられたミラー部5に導かれる。このミラ
ー部5には、導かれた紫外線を含む光を均等に拡散させ
る形状の鏡面を有するミラー5aが設けられていて、広
範囲に尚且つ実施的に均等に紫外線を照射する。従っ
て、同装置を用いれば胃の粘膜の表層に近い部位に存在
する菌を効率良く滅菌或いは殺菌させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は滅菌治療装置、詳し
くは体内、特に胃等の中空臓器内の菌を殺菌或いは滅菌
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、上部消化管粘膜に感染する「ヘ
リコバクターピロリ菌」は粘膜に炎症を生ぜしめ、消化
管の慢性炎症の原因になっていることは良く知られてい
るところである。
【0003】炎症は細菌の感染であるため、これまでの
治療方法としては、抗生物質や抗菌剤を中心とした投与
であり、且つ、潰瘍治療薬を併用して除菌するというの
が一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ヘリコバク
ターピロリ菌は消化管の細胞表面のごく表層の粘膜層
(0.5mm前後の深さ)に存在するしていることが確
かめられている。
【0005】本発明者は、このような消火管等の表層も
しくはその近傍にある有害な菌を除去(殺菌或いは滅
菌)するのに、これまでの薬剤投与とは別の観点からの
治療装置を開発するに至った。
【0006】すなわち、本願発明の目的は、抗生物質や
抗菌剤を中心とした投与による治療法とは別に、紫外線
照射によって中空臓器内の菌を滅菌させることを極めて
簡単な構造で、しかも安価に実現できる滅菌装置を提供
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明の滅菌装置は以下に示す構成を備える。すな
わち、紫外線を体内の患部に照射することで滅菌させる
滅菌装置であって、光源からの紫外線を含む光を先端部
位に導くための可撓性光ファイバと、当該光ファイバの
先端にあって、前記光を拡散させる拡散部とを備える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る実施形態を詳細に説明する。
【0009】図2は実施形態で使用する内視鏡20の構
造を示している。
【0010】内視鏡20には、その末端位置に接眼部2
2、内視鏡先端まで延びるチューブ27(内部には光を
その先端に向けて導出するための光ファイバ、及び、先
端部の像を接眼部101まで導くための光ファイバ束等
が設けられている)、及び、チューブ27の先端部近傍
の曲げ方向を調整するためのハンドル23が設けられて
いる。但し、ハンドル23を操作した場合にはチュ−部
27の先端部近傍のみが湾曲するものである。その他の
部位は湾曲はするものの、ハンドル23の影響を受けな
い。また、図示の26はチューブ先端21に通じ、各種
器具の先端を患部に到達さしめる鉗子口である。
【0011】なお、図示の内視鏡は本願発明に特有のも
のでは無く、広く使用されているものである。換言すれ
ば、本実施形態で用いる内視鏡は鉗子口を備え、患部を
観察できさえすれば如何なるものであっても構わない。
理由は以下の説明から明らかにする。
【0012】さて、本実施形態では、上記の鉗子口26
に挿入し、その先端をチューブ先端21から適当な長さ
だけ露出させ、その状態で滅菌或いは殺菌するに十分且
つ人体に対して影響のない紫外線を照射することで、例
えば胃粘膜に存在する菌を滅菌させるものである。
【0013】この作用を生ぜしめる装置の構成を図1に
示す。
【0014】図中、1は紫外線を多く発生する光源であ
り、2は光源1からの光(紫外線)を先端方向に導くた
めの光ファイバ束(1本のファイバにしてしまうと湾曲
しずらいので、多数のファイバの束にした。勿論、湾曲
する必要がない患部であればこの限りではない)であ
る。3は光源からの光を反射させるミラーであり、4は
光源1からの直接光及びミラー3からの反射光を光ファ
イバ束2に導くためのレンズである。光ファイバ束2の
先端には、紫外線を反射させるためのミラー5aを有す
るミラー部5が接続(実際は接着固定している)されて
いる。
【0015】このミラー部5自身は透明な部材で構成さ
れており、その底部には釣り鐘形状のミラー5a(表面
が鏡)が固定されている。
【0016】ミラー5aを釣り鐘形状にしたのは、光フ
ァイバ束2により導かれた紫外線を広範囲(図示のθ)
に、且つ、ほぼ均一に分散させるためである。但し、図
示の構造をすると、ミラー5aの断面積に相当する死角
が存在するが、光ファイバ束2の直径は、内視鏡20の
鉗子口26に挿入できる径しかなく、実質的に数ミリ程
度であるので、問題はない。場合によっては、内視鏡2
0のチュ−部27の挿入量を変えたり、或いはハンドル
23を適当な間隔で操作して、内視鏡の先端部21の方
向を変えれば良い。
【0017】実際、本実施形態の滅菌装置を使用する場
合、例えば滅菌する対象が人体の胃であれば、内視鏡2
0の鉗子口26に、滅菌装置のミラー部5を先ず挿入し
ていって、内視鏡20の先端部21より胃内部にミラー
部5を露出する位置にまで導出させる。そして、光源1
を駆動させて、ミラー部5より紫外線を胃内壁に適度な
時間だけ照射させる。
【0018】この適度な時間を設定するため、実施形態
では、図示の如く、タイマ6と、このタイマ6により設
定された時間だけ光源1を駆動する駆動部7を備え、必
要以上に紫外線を患部に照射することを抑制できるよう
にした。
【0019】タイマ6及び駆動部7の構造は、上記説明
からすれば容易に推察できるので、その説明は省略す
る。
【0020】なお、光ファイバ束2は、鉗子口26にス
ムーズに挿入されることが望ましいので、その側面は摩
擦抵抗が少ない樹脂等で被われていることが望まれる。
また、上記説明から明らかなうように、光りファイバ束
2の全長は、内視鏡20の鉗子口26からその先端部2
1までの距離より十分に長い。
【0021】さて、上記構成では、例えば胃内部を広範
囲に亙って紫外線を照射して、滅菌或いは殺菌する例を
示したが、場合によってはある程度の狭い範囲に対して
集中して紫外線を照射させることも必要になろう。
【0022】この場合には、光ファイバ束2の先端に、
例えば図3に示すような凹レンズを設けることで対処で
きる。図示の場合には、死角は存在しないので、内視鏡
20で観察しながら、特定の部位とそれを取り巻く適度
な範囲に紫外線を照射できるようになる。照射角は一定
であるものの、患部との距離を変動させれば照射する範
囲と紫外線の強度も調整できる。尚、凹レンズに限ら
ず、凸レンズを設けても良い。すなわち、患部との距離
が焦点位置以上になれば紫外線は拡散するようになるか
らである。
【0023】なお、図3に示す先端部を有する光ファイ
バ束と図1に示す光ファイバ束を使い分けることが場合
によっては必要になるが、それぞれに対して光源1やタ
イマ6、駆動部7を設ける必要はなく、光ファイバ束2
は装着、取り外し自在にすればコスト面で有利である。
【0024】このため、実施形態の装置は図4に示す如
く、光ファイバ束2の後端に接続部40を設け、且つ、
装置本体(図1における構成要素1、3、4、6、7を
有している装置)41には図示の接続孔部43を設け、
接続部40をこの接続孔部43に挿入し、回動させるこ
とで固定するようにした。なお、42は装置本体の電源
のON/OFFを行なうスイッチであり、44はタイマ
6用のツマミである。このツマミ44は例えばそれを回
動させたときに、適度な速度で逆戻りするものであり、
初期位置に到達すると光源1をOFFにする。また、時
間設定方向とは逆方向に所定角度だけ回動させると、ツ
マミ44は元に戻る動作をせず、電源スイッチ42がO
Nであるかぎりは、光源1をONにし続ける。
【0025】なお、さきに説明したように、適当な時間
を設定し、紫外線を照射している最中にも、光ファイバ
束2の先端にあるミラー部5は適度にその位置が変化す
ることが望ましい。そこで、装置41により光源1が駆
動状態である間は、光ファイバ束2を数ミリ〜数cm程
度、押したり引いたりすることを自動的に行なう手段を
設けても良い。
【0026】なお、上記実施形態では、内視鏡を用い、
胃等の中空臓器の滅菌するものであったが、これは胃等
は直接見えないからであり、比較的浅い部位やレントゲ
ンを映像等で確認しながら紫外線を照射する場合には、
必ずしも内視鏡は必要としない。但し、一般に、レント
ゲン映像をリアルタイムに見ることができるためには相
当の設備投資が必要であるので、上記の如く内視鏡と共
に用いることが望ましいことではある。
【0027】また、本実施形態では、格別振れなかった
が、これまでの内服的治療と併せて行なっても良いのは
勿論である。
【0028】更に、胃等の消化管粘膜に感染する「ヘリ
コバクターピロリ菌」をはじめとする菌は、可視光によ
って修復することが知られている。この意味では、消化
器官に紫外線のみを照射することが望まれるが、これで
は可視光がないので肉眼では確認できない。そこで、紫
外線に近い波長の可視光を含むようにして、可能な限り
修復を行ないにくくしながら、観察することになる。但
し、この場合であっても、人間が接眼部に目をよせて観
察すると、所謂「雪目」になる可能性があるので、接眼
部には紫外線カットフィルタを装着してそれを介して観
察するか、或いはビデオカメラで撮影した映像を液晶や
CRTなどに表示し、その間接的な映像を見ながら観察
することが望ましい。
【0029】以上説明したように本実施形態によれば、
上部消化器官粘膜に感染するヘリコバクターピロリ菌等
は、消化器官のごく表層に近い粘膜層(約0.5mm前後)
に存在するため、上記の紫外線で良好に滅菌或いは殺菌
できるようになる。
【0030】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、抗生
物質や抗菌剤を中心とした投与による治療法とは別に、
紫外線照射によって中空臓器内の表層に近い部位の菌を
滅菌させることが、極めて簡単な構造でしかも安価に実
現することが可能になる。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における治療装置の構造図である。
【図2】実施形態で用いる内視鏡を示す図である。
【図3】実施形態における光ファイバ束の先端部の変形
例を示す図である。
【図4】実施形態における装置と光りファイバとの接続
関係を示す図である。
【符号の説明】
1 光源 2 光ファイバ束 3 ミラー 4 レンズ 5 ミラー部 5a ミラー
フロントページの続き (72)発明者 星野美佐子 神奈川県川崎市高津区下作延982コスモ平 瀬101

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線を体内の患部に照射することで滅
    菌させる滅菌装置であって、 光源からの紫外線を含む光を先端部位に導くための可撓
    性光ファイバと、 当該光ファイバの先端にあって、前記光を拡散させる拡
    散部とを備えることを特徴とする滅菌治療装置。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバの径は、内視鏡に設けら
    れた鉗子口の径より小さく、少なくとも内視鏡の鉗子口
    から当該内視鏡先端までの距離より長いことを特徴とす
    る請求項第1項に記載の滅菌治療装置。
  3. 【請求項3】 更に、光源を駆動する駆動装置を備え、
    当該駆動装置には前記光ファイバを着脱自在に固定する
    接続部を備えることを特徴とする請求項第1項乃至第2
    項に記載の滅菌治療装置。
  4. 【請求項4】 前記拡散部は、釣り鐘状のミラーを、当
    該先細部位を前記光ファイバ方向に向けた構造をしてい
    ることを特徴とする請求項第1項に記載の滅菌治療装
    置。
  5. 【請求項5】 前記拡散部は、前記光ファイバの先端に
    凹レンズを接続してなることを特超とする請求項第1項
    に記載の滅菌治療装置。
JP30785696A 1996-11-19 1996-11-19 滅菌治療装置 Withdrawn JPH10146394A (ja)

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JPH10146394A true JPH10146394A (ja) 1998-06-02

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008509791A (ja) * 2004-08-17 2008-04-03 ルミテックス, インコーポレイテッド Led光源を含む光ファイバ光線治療装置
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Effective date: 20040203