JPH10146345A - 内視鏡用高周波切除具 - Google Patents

内視鏡用高周波切除具

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JPH10146345A
JPH10146345A JP8310664A JP31066496A JPH10146345A JP H10146345 A JPH10146345 A JP H10146345A JP 8310664 A JP8310664 A JP 8310664A JP 31066496 A JP31066496 A JP 31066496A JP H10146345 A JPH10146345 A JP H10146345A
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JP
Japan
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wire
frequency
flexible sheath
loop
excision
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JP8310664A
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Yukio Sato
由紀夫 佐藤
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、比較的簡単な構成でありながら、切
除対象の組織部位に対する切除ワイヤのループの向きが
簡単かつ確実に変えることができ、切除作業の操作性が
良好な内視鏡用高周波切除具を提供することを目的とす
る。 【解決手段】本発明は、可撓性シース2内に操作ワイヤ
4をスライド自在に設け、操作ワイヤ4の遠位端にはル
ープ状の高周波切除ワイヤ6を設け、可撓性シース2の
近位端に設けられた操作部3により高周波切除ワイヤ6
を操作するようにした内視鏡用高周波切除具において、
可撓性シース2の先端に前記高周波切除ワイヤ6が挿入
可能な切込み部25a,25bを設けたものである。切
除ワイヤを切込み部に挿入して係合させることにより、
高周波切除ワイヤ6のループの向きを切除対象の組織部
位を取り込み易い向きに位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体腔内にできた患
部を高周波切除ワイヤで切除する内視鏡用高周波切除具
に関する。
【0002】
【従来の技術】体腔内に生成したポリープや病変組織部
位を切除する場合、経内視鏡的に高周波切除具を体腔内
に導入し、内視鏡の観察下で、高周波切除具を操作して
切除を行うことが多くなってきた。この種の内視鏡用高
周波切除具は通常、高周波スネアと呼ばれる。
【0003】一般に、高周波スネアは、可撓性シース内
に進退自在に挿通された操作ワイヤの先端にループ状の
高周波切除ワイヤを設け、可撓性シースの手元端に設け
られた操作部において操作ワイヤを押し引きすることに
より可撓性シースの先端開口からループ状の高周波切除
ワイヤを突没させて切除操作を行う。
【0004】可撓性シースの先端開口から高周波切除ワ
イヤを突き出すと、その高周波切除ワイヤはループ状に
ひろがり展開する。そして、高周波切除を行う場合には
高周波切除ワイヤのループ内に切除対象のポリープや病
変組織部位を取り込み、その後、可撓性シースの先端開
口内に高周波切除ワイヤを引き込むようにすることによ
り高周波切除ワイヤのループを縮径してポリープや病変
組織部位を緊縛し、高周波切除ワイヤに高周波を通電し
て切除を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高周波スネ
アでポリープや病変組織部位を切除する手技を行う場
合、可撓性シースの先端開口から突き出したループ状の
高周波切除ワイヤの向きが問題となる。ポリープや病変
組織部位のある粘膜表面と切除ワイヤのループ面が略平
行であるときに始めて、切除ワイヤのループ内にポリー
プや病変組織部を取り込んで引っ掛けることができる。
従って、内視鏡で観察して、その特定の向きの関係にな
いときには、術者は手元側において高周波スネア全体を
回すことにより、切除ワイヤのループが特定の向きに近
い関係になるように高周波スネアを全体的に回転させる
手元操作を行っていた。
【0006】しかし、可撓性シースと操作ワイヤは滑り
易いと共に、操作ワイヤは比較的細長い柔軟なワイヤで
あるためにそれ自体の捩じりに対する追従性が低いため
に、手元側において高周波スネア全体を回して特定の向
きに近い関係になるようにしようとしても、切除ワイヤ
が追従して回転しないで残り、簡単には切除ワイヤのル
ープの向きを変えることができなかった。切除ワイヤの
ループの向きを変えることは極めて困難で時間のかかる
作業であった。
【0007】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、比較的簡単な構成であり
ながら、切除対象の組織部位に対する切除ワイヤのルー
プの向きが簡単かつ確実に変えることができ、切除作業
の操作性が良好な内視鏡用高周波切除具を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、可撓性シース
と、この可撓性シース内にスライド自在に設けられた操
作ワイヤと、この操作ワイヤの遠位端に設けられたルー
プ状の高周波切除ワイヤと、前記可撓性シースの近位端
に設けられ前記高周波切除ワイヤを押し引き操作する操
作部とを有する内視鏡用高周波切除具において、前記可
撓性シースの先端に前記高周波切除ワイヤが挿入可能な
切込み部を設けたものである。高周波切除ワイヤを可撓
性シースの切込み部に挿入して係合させることにより、
可撓性シースを回転して高周波切除ワイヤのループの向
きを切除対象の組織部位を取り込み易い向きに位置させ
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1ないし図5を参照して、本発明
の第1の実施形態を説明する。 (構成)図1で示すように、内視鏡用高周波切除具1は
挿入部チューブとしての可撓性シース2と可撓性シース
2の近位端に連結された操作部3とを有して構成されて
いる。可撓性シース2内には操作ワイヤ4が、その可撓
性シース2の前後方向へスライド自在に設けられてい
る。操作ワイヤ4は導電性金属製撚合ワイヤ部材または
多条コイルを被覆したワイヤ部材から構成されている。
操作ワイヤ4の先端(遠位端)には形状的に処置するに
当り方向性のある形状の高周波処置部5として高周波切
除ワイヤ6が取着されている。高周波切除ワイヤ6は通
常、可撓性シース2内に引き込まれており、可撓性シー
ス2を体腔内に導入した後、可撓性シース2の先端から
突き出されるようになっている。
【0010】操作部3は接続リング7により可撓性シー
ス2の近位端に対して着脱自在に取着固定されている。
可撓性シース2の近位端付近部分にはこの部分を被嵌す
るように折止めチューブ8が設けられている。そして、
操作部3は操作ワイヤ4の近位端を連結したスライダ1
1と、スライダ11をガイドするガイド部を兼ねた基部
12とからなり、スライダ11の左右端部と基部12の
後端部にはそれぞれ指掛けリング部14,15が形成さ
れている。スライダ11には前記操作ワイヤ4に電気的
に導通する接続端子16が設けられており、この接続端
子16には図示しない高周波給電コードのコネクタを接
続するようになっている。
【0011】高周波切除ワイヤ6は操作ワイヤ4に比べ
て比較的細い導電性の撚合ワイヤ部材からなり、このワ
イヤ部材を中間部で2つに強く折り曲げると共に、その
両側ワイヤ部分に複数の屈曲部21を設け、さらに両側
ワイヤ部分の先端を前記操作ワイヤ4の先端にまとめて
取着して、ループ状に形成したものである。高周波切除
ワイヤ6はフリーな状態ではそれ自身の弾性復元力で、
図2で示す如く、複数の角部を含む略楕円形の平面ルー
プ形状に、前記可撓性シース2の外径よりも大きく広が
るようになっている。また、高周波切除ワイヤ6の近位
端に位置するワイヤ部分は左右にそれぞれ斜めに広がる
傾斜ワイヤ部22a,22bとなっており、各傾斜ワイ
ヤ部22a,22bは可撓性シース2の先端から高周波
切除ワイヤ6が突き出したとき、可撓性シース2の先端
縁にそれぞれ対向する位置にある。なお、高周波切除ワ
イヤ6のループ形状としては円、楕円、6角形、8角形
等の種々の形状が選択可能である。
【0012】前記可撓性シース2は図2で示す如く、い
ずれも合成樹脂製の内チューブ2aと外チューブ2bを
重ね合わせるとともに、その両チューブ2a,2bの間
に多条コイル状に形成した金属線の補強部材2cを介挿
してなるものである。補強部材2cは可撓性シース2の
回転力伝達能力を高める。ただし、補強部材2cは可撓
性シース2の遠位端縁付近には設けず、可撓性シース2
の遠位端部分は内チューブ2aと外チューブ2bの重合
のみとなっている。
【0013】可撓性シース2の遠位端縁には上下一対の
切込み部25a,25bが設けられていて、上下一対の
切込み部25a,25bに前記高周波切除ワイヤ6のワ
イヤ部分、特に傾斜ワイヤ部22a,22bをそれぞれ
挿入して係合させるようになっている。各切込み部25
a,25bは図3で示す如く、可撓性シース2の軸方向
に切り込まれたスリットからなり、このスリット内部に
は操作ワイヤ4を牽引して突き出していた高周波切除ワ
イヤ6を近位端側に引き込むときに前記高周波切除ワイ
ヤ6の近位端に位置する傾斜ワイヤ部22a,22bが
個別的に嵌まり込んで係止するようになっている。
【0014】なお、切込み部25a,25bの形状とし
ては図4で示す如く、そのスリット開口部が広がる斜面
部26を形成してもよく、この斜面部26を形成すれ
ば、その斜面部26がガイドとなって切込み部25a,
25b内に高周波切除ワイヤ6の傾斜ワイヤ部22a,
22bを引き込み易くなる。
【0015】(作用)次に、この内視鏡用高周波切除具
1の使用例を説明する。まず、操作部3のスライダ11
により操作ワイヤ4を牽引して高周波切除ワイヤ6を可
撓性シース2の先端部内に高周波切除ワイヤ6を引き込
んだ状態として、内視鏡用高周波切除具1を準備する。
【0016】一方、図示しない内視鏡で体腔内を観察す
る。そして図5で示す表層粘膜31に病変組織部32の
存在を確認した場合にはその病変組織部32の粘膜下側
に生理食塩水を注射し、図5(a)で示す如く、病変組
織部32を***させるように***部33を形成する。
【0017】ついで、内視鏡の挿通チャンネルを通じて
高周波切除具1の可撓性シース2を体腔内に導入すると
ともに、操作部3のスライダ11により操作ワイヤ4を
押し込み、可撓性シース2の先端から高周波切除ワイヤ
6を突き出す。すると、高周波切除ワイヤ6はそれ自身
の弾性復元力で複数の角部を含む略楕円形の平面ループ
形状に広がる(図2参照)。このとき、高周波切除ワイ
ヤ6の広がったループ形状の平面が病変組織部32のあ
る***部33の高さ方向に直交する向きであれば、その
***部33を高周波切除ワイヤ6のループ内に容易に取
り込むことができる。
【0018】しかし、ここで、高周波切除ワイヤ6のル
ープ面が病変組織部32のある粘膜31の表面と直交す
るような図5(a)のような関係にあると、高周波切除
ワイヤ6のループ内に***部33を簡単には取り込めら
れない。そこで、術者は手元側において高周波切除具1
の全体を回すことにより可撓性シース2と共に高周波切
除ワイヤ6を回転し、高周波切除ワイヤ6のループ面を
***部33のある粘膜31の表面と平行な関係に近付け
るようにしようとするが、通常は手元側の回転操作に追
従して先端側の高周波切除ワイヤ6までは回転せず、そ
のまま残ってしまうことが多い。
【0019】この場合には、高周波切除ワイヤ6と可撓
性シース2の切込み部25a,25bとの位置が合うま
で可撓性シース2を回転させ、位置が合ったところで、
図5(a)で示すように、操作ワイヤ4を牽引して突き
出していた高周波切除ワイヤ6を近位端側に僅かに引き
込み、可撓性シース2の切込み部25a,25bに、高
周波切除ワイヤ6の近位端にある傾斜ワイヤ部22a,
22bを引き込み、両者を係合させる。可撓性シース2
は少なくとも90度回転させれば係合し合う位置にな
る。この係合により高周波切除ワイヤ6は可撓性シース
2と軸回りに一体となる。手元側で高周波切除具1全体
を回転させたとき、可撓性シース2の回転に追従して高
周波切除ワイヤ6も回転するようになる。
【0020】従って、手元側の回転操作により、先端側
の高周波切除ワイヤ6を確実に回転させることができる
から、その向きを容易に変更できる。そして、図5
(b)で示すように、高周波切除ワイヤ6のループ平面
が、病変組織部32のある粘膜31の平面、つまり***
部33の高さ方向に直交する向きにさせることが簡単か
つ確実にできるために、病変組織部32のある***部3
3を高周波切除ワイヤ6のループ内に容易に取り込め
る。
【0021】そして、高周波切除ワイヤ6の可撓性シー
ス2の先端開口内に高周波切除ワイヤ6を引き込むこと
により、高周波切除ワイヤ6のループを縮径して病変組
織部32のある***部33の根元部分を緊縛する。つい
で、高周波切除ワイヤ6に高周波を通電することにより
病変組織部32を含む***部33の切除を行う。ところ
で、切込み部25a,25bは高周波切除ワイヤ6の展
開ループ面の面方向に対応して設置されているために、
実際には高周波切除具1を体腔内に導入した後、その可
撓性シース2の先端から高周波切除ワイヤ6を突き出す
際において、高周波切除ワイヤ6の傾斜ワイヤ部22
a,22bが、その切込み部25a,25bに入り込
み、それを通って突き出ることが多い。そして、この場
合には高周波切除ワイヤ6が突き出されたときにはその
傾斜ワイヤ部22a,22bと切込み部25a,25b
との係合が既になされる。従って、この係合を外さない
ように操作する限り、この場合には前述した位置合わせ
と係合操作を行う必要がない。
【0022】また、高周波切除具1はポリープ等の切除
を行う場合にも同様に使用することができることは勿論
である。 (第2の実施形態)図6を参照して、本発明の第2の実
施形態を説明する。 (構成)この第2の実施形態は前述した第1の実施形態
における可撓性シース2の変形例である。この実施形態
の可撓性シース2は多条の金属製密巻きコイル41とこ
れを覆う弗素系樹脂製の外チューブ42で構成してな
り、さらに、外チューブ42の先端部内面には筒状の金
属製先端部材43を取着したものである。密巻きコイル
41の先端はその金属製先端部材43の後端部内に嵌め
込まれた状態で取着固定されている。また、前記切込み
部25a,25bはその外チューブ42と金属製先端部
材43の両者にわたって形成されている。
【0023】なお、外チューブ42の材質を熱可塑性樹
脂とし、これを熱収縮させて密巻きコイル41の外周に
密に被着させるようにしてもよい。その他の構成は前述
した第1の実施形態におけるものと同様であり、その説
明を省略する。
【0024】(作用)前述した第1の実施形態における
ものと同様に使用できるが、可撓性シース2の先端部に
金属製先端部材43を設けたので、その先端部分の補強
がなされる。また、可撓性シース2の芯材が多条の密巻
きコイル41で構成したので、可撓性シース2の軸回り
の回転伝達能力が増し、高周波切除ワイヤ6の回転操作
性が向上する。
【0025】(第3の実施形態)図7を参照して、本発
明の第3の実施形態を説明する。 (構成)この実施形態は前述した第1の実施形態におけ
る可撓性シース2の遠位端縁の下側に位置した1つのみ
の、比較的幅が広い切込み部25を形成し、さらに高周
波切除ワイヤ6のループ部6aがその切込み部25のあ
る下側に向けて先端部が下がるように基端部を屈曲させ
て傾斜させたものである。高周波切除ワイヤ6のループ
面がその基端部6bに対して屈曲してなり、この屈曲付
近部分の傾斜ワイヤ部22a,22bが前記切込み部2
5に挿入して係合するようになっている。その他の構成
は前述した第1の実施形態におけるものと同様であり、
その説明を省略する。
【0026】(作用)前述した第1の実施形態における
ものと略同様に使用するが、高周波切除ワイヤ6と切込
み部25の係合形態が異なる。つまり、高周波切除ワイ
ヤ6の近位端にある傾斜ワイヤ部22a,22bはいず
れも1つの共通する切込み部25内に入り込んで係合す
る。少なくとも180度、可撓性シース2を回転させれ
ば、両者が係合し合う位置になる。
【0027】また、高周波切除ワイヤ6のループ部6a
がその切込み部25のある向きに傾斜するため、そのル
ープ部6aが、病変組織部32のある粘膜31の表面と
平行な関係に近付ける際、粘膜31の表面に可撓性シー
ス2の軸方向を斜めに設定できるので、高周波切除ワイ
ヤ6のループ部6aへの病変組織部32のある***部3
3を取り込む作業がし易くなる。
【0028】なお、前記各実施形態では高周波切除ワイ
ヤのワイヤ部を係合させる切込み部が一対、または1つ
であったが、本発明はこれに限らず、複数対設けてもよ
いし、第3の実施形態の切込み部を複数設けてもよい。
【0029】[付記] 1.可撓性シースと、この可撓性シース内にスライド自
在に設けられた操作ワイヤと、この操作ワイヤの遠位端
に設けられたループ状の高周波切除ワイヤと、前記可撓
性シースの近位端に設けられ前記高周波切除ワイヤを押
し引き操作する操作部とを有する内視鏡用高周波切除具
において、前記可撓性シースの先端に前記高周波切除ワ
イヤが挿入可能な切込み部を設けたことを特徴とする内
視鏡用高周波切除具。 2.回転追従性の良い細長い可撓性シースと、この可撓
性シース内にスライド自在に設けられた操作ワイヤと、
この操作ワイヤの遠位端に設けられたループ状の高周波
切除ワイヤと、前記可撓性シースの近位端に設けられ前
記高周波切除ワイヤを押し引き操作する操作部と、前記
可撓性シースの遠位端に前記高周波切除ワイヤが挿入可
能に設けられた切込み部を具備し、前記切込み部に前記
高周波切除ワイヤが挿入されているとき、少なくとも前
記可撓性シースの回転に追従して前記高周波切除ワイヤ
も回転することを特徴とする内視鏡用高周波切除具。
【0030】3.高周波切除ワイヤが折曲げ部を設けて
ループ状に形成したことを特徴とする付記第1,2項に
記載の内視鏡用高周波切除具。 4.高周波切除ワイヤのループ面が基端部に対して屈曲
してなり、この屈曲付近部分が前記切込み部に挿入して
係合することを特徴とする付記第1,2項に記載の内視
鏡用高周波切除具。 5.切込み部が高周波切除ワイヤが挿通可能な一対の切
込みであることを特徴とする付記第1,2項に記載の内
視鏡用高周波切除具。 6.可撓性シースが合成樹脂製のチューブに金属線の補
強部材を設けて構成したことを特徴とする付記第1,2
項に記載の内視鏡用高周波切除具。 7.前記合成樹脂が熱可塑性樹脂であることを特徴とす
る付記第6項に記載の内視鏡用高周波切除具。 8.合成樹脂が弗素系樹脂であることを特徴とする付記
第6項に記載の内視鏡用高周波切除具。 9.可撓性シースが金属製の複数の線材からなるコイル
シースを芯材としてなることを特徴とする付記第1,2
項に記載の内視鏡用高周波切除具。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明は可撓管の先
端に前記切除ワイヤが挿入可能な切込み部を設けたもの
であるから、切除ワイヤを切込み部に挿入して係合させ
ることにより、切除ワイヤのループの向きを切除対象の
組織部位を取り込み易い向きに位置させることができ
る。つまり、本発明によれば、比較的簡単な構成であり
ながら、切除対象の組織部位に対する切除ワイヤのルー
プの向きが簡単かつ確実に変えることができ、切除作業
の操作性が良好な内視鏡用高周波切除具を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る内視鏡用高周波切除具の
全体的構成を概略的に示す説明図。
【図2】同じく第1の実施形態に係る内視鏡用高周波切
除具の高周波切除ワイヤと可撓性シースの遠位端部分と
を示す断面図。
【図3】同じく第1の実施形態に係る内視鏡用高周波切
除具の可撓性シースの遠位端部分を示す斜視図。
【図4】同じく第1の実施形態に係る内視鏡用高周波切
除具の可撓性シースの遠位端部分の変形例を示す斜視
図。
【図5】同じく第1の実施形態に係る内視鏡用高周波切
除具の使用状態の説明図。
【図6】第2の実施形態に係る内視鏡用高周波切除具の
高周波切除ワイヤと可撓性シースの遠位端部分とを示す
断面図。
【図7】第3の実施形態に係る内視鏡用高周波切除具の
高周波切除ワイヤと可撓性シースの遠位端部分とを示す
断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡用高周波切除具 2…可撓性シース 3…操作部 4…操作ワイヤ 5…高周波処置部 6…高周波切除ワイヤ 22a…傾斜ワイヤ部 22b…傾斜ワイヤ部 25a…切込み部 25b…切込み部 25…切込み部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性シースと、この可撓性シース内にス
    ライド自在に設けられた操作ワイヤと、この操作ワイヤ
    の遠位端に設けられたループ状の高周波切除ワイヤと、
    前記可撓性シースの近位端に設けられ前記高周波切除ワ
    イヤを押し引き操作する操作部とを有する内視鏡用高周
    波切除具において、 前記可撓性シースの先端に前記高周波切除ワイヤが挿入
    可能な切込み部を設けたことを特徴とする内視鏡用高周
    波切除具。
JP8310664A 1996-11-21 1996-11-21 内視鏡用高周波切除具 Withdrawn JPH10146345A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6068603A (en) * 1998-02-17 2000-05-30 Olympus Optical Co., Ltd. Medical instrument for use in combination with an endoscope
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