JPH10146227A - 水道水を利用した駆動装置及びその利用装置 - Google Patents

水道水を利用した駆動装置及びその利用装置

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JPH10146227A
JPH10146227A JP8321103A JP32110396A JPH10146227A JP H10146227 A JPH10146227 A JP H10146227A JP 8321103 A JP8321103 A JP 8321103A JP 32110396 A JP32110396 A JP 32110396A JP H10146227 A JPH10146227 A JP H10146227A
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JP
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tap water
water
driving device
cylinder
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JP8321103A
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Inventor
Tsugio Shibata
次雄 柴田
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SHIBATETSUKU KK
Original Assignee
SHIBATETSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造のシンプル化及び小型化を図り、又製作
単価を安価とし、更にメンテナンスを不要とする水道水
を利用した駆動装置及びその利用装置を提供する。第2
の課題は同期手段により各シリンダーの駆動を同期させ
て物の移動をスムーズに且つ安定状態で確実に行うこと
とする。 【解決手段】 複動形シリンダー3の上の圧力室6に接
続される第1送水管8と、下の圧力室7に接続される第
2送水管9とを水道管13に接続し、しかも第1、2送
水管8,9を排水口12で開放し、第1又は第2送水管
8,9のいずれかを水道管13と通水状態とした際水道
管13と通水状態とならない側の第1又は第2送水管
8,9を排水口12で開放し且つ第1及び第2送水管
8,9のいずれも水道管13と通水状態としない場合第
1及び第2送水管8,9のいずれも排水口12で開放し
ない開閉器10を設け、各シリンダー3のピストンロッ
ド4を互いに連動して同期させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水を利用して
物を上下方向又は横方向へ移動させる水道水を利用した
駆動装置、及びその駆動装置を高さ調整装置として調理
台、流し台、ガス台、レンジ台等(本明細書中調理台と
総称する。)や調理場の上方に設けられる吊戸棚や洗面
台に設けた利用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】キッチン設備である調理台、吊戸棚、レ
ンジ台、ガスコンロ台、収納棚、又は洗面台、浴槽等を
主婦・料理人・介護人・老人・子供等が無理のない自然
な姿勢で使用出来る高さに調整するものとしては、従
来、油圧シリンダーを駆動源とした構造の駆動装置が用
いられている。この油圧シリンダーを駆動源とする従来
の駆動装置では、オイルに圧力をかける油圧ポンプが必
要で構造が複雑となり製作単価が高価である。更にオイ
ルフィルターの交換や、オイル補充等のメンテナンスが
必要となるという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は従来のこれらの問題点を解消し、水道
水の水圧を利用することで構造のシンプル化及び小型化
を図り、又製作単価を安価とし、更にメンテナンスを不
要とする水道水を利用した駆動装置及びその利用装置を
提供することにある。第2の課題は同期手段により各シ
リンダーの駆動を同期させて物の移動をスムーズに且つ
安定状態で確実に行うこととすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 複動形シリンダーの一方の圧力室を第1開閉器を
介して水道管に接続し、前記一方の圧力室と前記水道管
とを接続する第1送水路の途中で前記第1開閉器と前記
一方の圧力室との間の位置に第2開閉器を介して排水路
を接続し、前記複動形シリンダーの他方の圧力室を第3
開閉器を介して水道管に接続し、前記他方の圧力室と前
記水道管とを接続する第2送水路の途中で前記第3開閉
器と前記他方の圧力室との間の位置に第4開閉器を介し
て排水路を接続し、水道水の水圧で前記シリンダーのピ
ストンロッドを進退させることを特徴とする水道水を利
用した駆動装置 2) 第1開閉器と第4開閉器とを同一の開閉状態とな
るよう連動させ、第2開閉器と第3開閉器とを同一の開
閉状態となるよう連動させた前記1)記載の水道水を利
用した駆動装置 3) 第1開閉器と第3開閉器とを反対の開閉状態とな
るように連動させ、第2開閉器と第4開閉器とを反対の
開閉状態となるよう連動させた前記1)記載の水道水を
利用した駆動装置 4) 第1開閉器と第2開閉器とを反対の開閉状態とな
るように連動させ、第3開閉器と第4開閉器とを反対の
開閉状態となるよう連動させた前記1)記載の水道水を
利用した駆動装置 5) 第1開閉器と第4開閉器とを同一の開閉状態とな
るように連動させ、第2開閉器と第3開閉器とを同一の
開閉状態となるように連動させ、前記第1開閉器と前記
第4開閉器との開閉状態と前記第2開閉器と前記第3開
閉器との開閉状態とが反対の開閉状態となるように前記
第1開閉器と前記第2開閉器と前記第3開閉器と前記第
4開閉器とを連動させ、一つの操作で前記第1〜4開閉
器を同時に開閉出来るようにした前記1)記載の水道水
を利用した駆動装置 6) 単動形シリンダーの圧力室を水道管開閉器を介し
て水道管に接続し、前記圧力室と前記水道管とを接続す
る送排水路の途中で前記水道管開閉器と前記圧力室との
間の位置に排水路開閉器を介して排水路を接続し、水道
水の水圧で前記シリンダーのピストンロッドを進退させ
ることを特徴とする水道水を利用した駆動装置 7) 水道管開閉器と排水路開閉器とを反対の開閉状態
となるように連動させた前記6)記載の水道水を利用し
た駆動装置 8) シリンダーの数を複数とし、各シリンダーのピス
トンロッドを互いに連動させて同期して進退させる同期
手段を設けた前記1)〜7)いずれか記載の水道水を利
用した駆動装置 9) 同期手段として、複数のシリンダーを多列に並
べ、各シリンダーのピストンロッドにラックを所定間隔
あけて並設し、各ラックにピニオンを噛合し、同一列の
前記ピニオン同士を従動軸で連結し、各従動軸をチェー
ン又はベルトを介して同一方向へ回転するように連結し
た前記8)記載の水道水を利用した駆動装置 10) 排水路をシンクで開放した前記1)〜9)いず
れか記載の水道水を利用した駆動装置 11) 流し台のシンクを昇降自在とし、前記1)〜1
0)いずれか記載の水道水を利用した駆動装置のシリン
ダーのピストンロッドで前記シンクを昇降させることを
特徴とする流し台 12) 調理台のテーブルを昇降自在とし、前記1)〜
10)いずれか記載の水道水を利用した駆動装置のシリ
ンダーのピストンロッドで前記テーブルを昇降させるこ
とを特徴とする調理台 13) 調理室に吊戸棚を昇降自在に設け、前記1)〜
10)いずれか記載の水道水を利用した駆動装置のシリ
ンダーのピストンロッドで前記吊戸棚を昇降させること
を特徴とする調理室の吊戸棚 にある。
【0005】
【作用】請求項1記載の発明によれば、第1開閉器〜第
4開閉器を操作してシリンダーの一方の圧力室又は他方
の圧力室のいずれか一方だけを水道管と通水状態とし、
水道管と通水させない圧力室は、排水路で開放状態とす
る。これにより、水道管と通水させない圧力室内の水道
水が排水路から排水され、供給する水道水の水圧でピス
トンロッドをスムーズに前進又は後退させ、ピストンロ
ッドで物を上下方向又は横方向へ移動させていく。シリ
ンダーのピストンロッドが所定位置に到達した場合は、
第1開閉器〜第4開閉器までを全て閉状態となるように
操作して第1送水路と第2送水路とを閉鎖状態とし、シ
リンダーのピストンロッドを所定の到達位置で保持す
る。又は排水路だけを閉状態としてシリンダーのピスト
ンロッドを所定の到達位置で保持する。
【0006】シリンダーロッドを反対側へ進退させるに
は、第1開閉器〜第4開閉器を操作して水道管と通水さ
せなかったシリンダーの圧力室を水道管と通水状態と
し、残りの圧力室を排水路で開放させることで、ピスト
ンロッドは反対側へ進退する。
【0007】請求項6記載の発明では、シリンダーが単
動形シリンダーであり、水道管開閉器を開状態とし、且
つ排水路開閉器を閉状態とし、シリンダーの圧力室を水
道管とだけ通水状態とする。これにより、シリンダーの
圧力室内に供給される水道水の水圧でシリンダーのピス
トンロッドを前進させて物を上下方向又は横方向へ移動
させる。水道管開閉器と排水路開閉器とを閉状態とする
ことでピストンロッドを所定の到達位置で保持出来る。
シリンダーのピストンロッドを反対側へ後退させるに
は、前記とは逆に水道管開閉器を閉状態とし、排水路開
閉器を開状態としてシリンダーの圧力室内を排水路だけ
で開放した状態とし、物の荷重で圧力室内の水道水を排
水路で排水しながらピストンロッドを後退させていく。
【0008】シリンダーの数を複数とし、各シリンダー
のピストンロッドを互いに連動させて同期させる同期手
段を設けた発明では、物の荷重が中心位置になく、各シ
リンダーにかかる荷重が均一でない場合でも、同期手段
でもって各シリンダーのピストンロッドの進退を同期さ
せることで、物が傾くことなく安定した状態で移動させ
ていく。
【0009】請求項10記載の発明では、排水路をシン
クで開放しているので、シリンダーのピストンロッドを
進退させる際に排水路から排水させる水道水を再利用出
来る。請求項11〜13記載の発明は、前記の水道水を
利用した駆動装置を高さ調整装置として用いているの
で、前記同様にして流し台、調理台、調理室の吊戸棚の
高さを調整する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明ではシリンダーが1つの場
合と、複数の場合とがある。又シリンダーが複数の場合
は、各シリンダーのピストンロッドの昇降を同期手段で
同期させることが望ましい。水道水の水圧は、一般的に
は2〜3.5Kgf/cm2 程であり、最低でも1.5
Kgf/cm2 程はあるのでシリンダーのピストンロッ
ドの進退は十分に行える。本発明は、水道水を使用する
ので、近くに水道管がある場所での設置が望ましく、流
し台・調理台・レンジ台・洗面台・調理室の吊戸棚・浴
槽等の昇降に適している。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜5に示す実施例1は、複動形シリンダーの上
の圧力室又は下の圧力室に水道水を供給してピストンロ
ッドを昇降させる駆動装置を高さ調整装置として備えた
流し台の例である。図6に示す実施例2は実施例1と同
じ構造の駆動装置を高さ調整装置として備えた調理台の
例である。図7〜8に示す実施例3は要部が実施例1と
同じ構造の駆動装置を高さ調整装置として備えた調理室
の吊戸棚の例である。図9〜12に示す実施例4は単動
形シリンダーの圧力室に水道水を供給してピストンロッ
ドを昇降させていく駆動装置を高さ調整装置として備え
た流し台の例である。図13〜15に示す実施例5〜7
は水路を変える開閉器の他の例である。
【0012】図1は実施例1の流し台を示す斜視図、図
2は実施例1での駆動装置の構造を示す説明図、図3は
実施例1での駆動装置を示す記号回路図、図4は実施例
1での開閉器の切換状態を示す説明図、図5は実施例1
でのシリンダーの内部構造を示す縦断面図、図6は実施
例2の調理台を示す斜視図、図7は実施例3の調理室の
吊戸棚を示す斜視図、図8は実施例3での駆動装置の構
造を示す説明図、図9は実施例4での駆動装置の構造を
示す説明図、図10は実施例4での駆動装置を示す記号
回路図、図11は実施例4でのシリンダーの内部構造を
示す縦断面図、図12は実施例4での開閉器の切換状態
を示す縦断面図、図13は実施例5での駆動装置を示す
記号回路図、図14は実施例6での駆動装置を示す記号
回路図、図15は実施例7での駆動装置を示す記号回路
図である。
【0013】;実施例1(図1〜5参照) 図1〜5中1は水道水20を使用して駆動する複動形シ
リンダー3から成る駆動装置2を高さ調整装置として備
えた流し台、1aは同流し台1のシンク、2は水道水2
0を使って駆動する複動形シリンダー3から成る駆動装
置、3は複動形シリンダー、4は同シリンダー3のピス
トンロッド、5はシリンダー本体、6はシリンダー3の
上の圧力室、7はシリンダー3の下の圧力室、8はシリ
ンダー3の上の圧力室6と接続される第1送水管、9は
シリンダー3の下の圧力室7と接続される第2送水管、
10は第1送水管8と第2送水管9のいずれか一方を水
道管13と通水状態とし且つ水道管13と通水されない
送水管を排水口12で開放状態とし又は第1送水管8と
第2送水管9とを水道管13と排水口12から遮断した
状態に保持する開閉器、11は開閉器10を外部から操
作するレバー、12は開閉器10に設けられる排水口、
13は水道管、15はピストンロッド4に取付けた縦長
なラック、16は各ラック15に噛合させたピニオン、
17は図3の図面上前後方向に隣り合うピニオン16同
士を連結した従動軸、18は各従動軸17の中央に設け
た歯車、19は同歯車18に噛合させて各従動軸17を
同一方向へ連動して回動させていくチェーン、20は水
道水である。
【0014】図1〜5に示す実施例1の流し台1では、
図2に示す駆動装置2を設けており、この駆動装置2に
よって流し台1のシンク1aの高さ調整を行う。この駆
動装置2により流し台1の高さを高くするには、開閉器
10のレバー11を図4(c)に示すように左へ回して
水道水20の水流方向を第2送水管9側へ向ける。この
とき第1送水管8は排水口12で開放された状態とな
る。水道管13から送られてくる水道水20には所定の
水圧がかかっているので、何ら水圧をかける必要がな
く、第2送水管9を介して水道水20は各シリンダー3
の下の圧力室7内に供給され、ピストンロッド4の基端
は上へ押し上げられていく。又第1送水管8は排水口1
2で開放されているのでシリンダー3の上の圧力室6内
の水道水20はピストンロッド4の基端の上昇に伴い第
1送水管8を介して排水口12から排水され、ピストン
ロッド4はスムーズに上昇していく。シリンダー3は、
図3の図面上前後方向に隣り合うシリンダー3同士がラ
ック15とピニオン16による噛合及びピニオン16同
士を連結した従動軸17とによって昇降が同期した状態
となっている。更に各従動軸17はチェーン19を介し
て連動されており、各シリンダー3のピストンロッド4
は同期して昇降するものとなり、流し台1は傾くことな
くスムーズに上昇するものとなる。
【0015】流し台1のシンク1aが所定の高さに到達
すれば、開閉器10のレバー11を図4(b)に示すよ
うに回して、第1送水管8と第2送水管9とが水道管1
3及び排水口12と遮断した状態にし、シリンダー3の
ピストンロッド4を所定高さで保持する。これにより、
流し台1のシンク1aの高さ調整が行える。
【0016】逆に流し台1のシンク1aの高さを低くす
る場合は、開閉器10のレバー11を図4(a)に示す
ように回して水道水20の水流方向を第1送水管8側へ
向ける。このとき第2送水管9は排水口12で開放され
た状態となる。このため、前記同様にして水道水20が
シリンダー3の上の圧力室6内に供給されピストンロッ
ド4の基端を下へ押し下げると共にシリンダー3の下の
圧力室7内の水道水20は第2送水管9を介して排水口
12から排水され、ピストンロッド4はスムーズに降下
していく。
【0017】;実施例2(図6参照) 図6中23は実施例1と同一構造の駆動装置2を設けた
調理台、23aは同調理台23のテーブルである。図6
に示す実施例2の調理台23では、前記実施例1の流し
台1と同様の操作で調理台23のテーブル23aの高さ
調整を行っていく。その他の符号・構成や作用・効果は
前記実施例1と同じである。
【0018】;実施例3(図7〜8参照) 図7,8中25は駆動装置26を設けた調理室の吊戸
棚、26はピストンロッド4が下方へ進退する構造の駆
動装置である。図7〜8に示す実施例3の吊戸棚25で
は、駆動装置26がピストンロッド4を下方へ進退させ
る構造であるが主な構造は実施例1での駆動装置2と同
じであり、又操作も同じである。その他の符号・構成や
作用・効果は前記実施例1と同じである。
【0019】;実施例4(図9〜12参照) 図9〜12中28は駆動装置28aを設けた流し台、2
8aは水道水20を使って駆動する単動形シリンダー2
9から成る駆動装置、28bは流し台28のシンク、2
9は圧力室32が1つの単動形シリンダー、30は同シ
リンダー29のピストンロッド、31はシリンダー本
体、32はシリンダー29の圧力室、33はシリンダー
29の圧力室32と接続される送排水管、35は水道管
13又は排水口37の一方に送排水管33を通水させ又
は送排水管33を水道管13と排水口37から遮断する
開閉器、36は同開閉器35を外部から操作するレバ
ー、37は開閉器35に設けた排水口である。
【0020】図9〜12に示す実施例4の流し台28で
は、図9に示す駆動装置28aを設けており、この駆動
装置28aによって流し台28のシンク28bの高さ調
整を行う。この駆動装置28aにより流し台28のシン
ク28bの高さを高くするには、開閉器35のレバー3
6を図12(a)に示すように回して送排水管33を水
道管13と通水状態とする。これに伴い排水口37は閉
状態となっている。これにより、所定の水圧で水道管1
3から送られてくる水道水20が、送排水管33を介し
てシリンダー29の圧力室32内に供給され、ピストン
ロッド30を上へ押し上げていく。流し台28のシンク
28bが所定高さに到達すれば、開閉器35のレバー3
6を図12(b)に示すように回して、送排水管33を
閉状態とし、ピストンロッド30を所定位置で保持す
る。
【0021】流し台28のシンク28bを降下させる場
合は、開閉器35のレバー36を図12(c)に示すよ
うに回して、送排水管33を排水口37で開放する。こ
れに伴い送排水管33は水道管13と遮断状態となる。
これにより、流し台28の荷重でピストンロッド30が
シリンダー29の圧力室32内の水道水20を送排水管
33を介して排水口37から排水するようにして降下す
る。所定位置まで降下すれば開閉器35のレバー36を
図12(b)に示すように回して送排水管33を閉状態
として流し台28のシンク28bの高さを保持する。そ
の他の符号・構成や作用・効果は前記実施例1と同じで
ある。
【0022】;実施例5(図13参照) 図13中40は第1送水管8を開閉する第1開閉器、4
1は第1送水管8と排水口12との通水を開閉する第2
開閉器、42は第2送水管9を開閉する第3開閉器、4
3は第2送水管9と排水口12との通水を開閉する第4
開閉器である。図13に示す実施例5では、第1開閉器
40〜第4開閉器43をそれぞれ操作して、実施例1と
同様にシリンダー3のピストンロッド4を前進又は後退
させる水路を形成していく。その他の符号・構成や作用
・効果は前記実施例1と同じである。
【0023】;実施例6(図14参照) 図14中45は第1送水管8を水道管13又は排水口1
2に切換えて接続出来又第1送水管8を閉状態とする第
5開閉器、46は第2送水管9を水道管13又は排水口
12に切換えて接続出来又第2送水管9を閉状態とする
第6開閉器である。図14に示す実施例6では、第5開
閉器45と第6開閉器46とをそれぞれ操作して、シリ
ンダー3のピストンロッド4を前進又は後退させる水路
を形成していく。第5開閉器45の操作は前記実施例5
での第1開閉器40と第2開閉器41とを連動して操作
したことと同じ効果となる。又第6開閉器46の操作は
前記実施例5での第3開閉器42と第4開閉器43とを
連動して操作したことと同じ効果となる。その他の符号
・構成や作用・効果は前記実施例1と同じである。
【0024】;実施例7(図15参照) 図15中48は第1送水管8と水道管13との通水を開
閉し且つ同時に第2送水管9と排水口12との通水を開
閉ししかも互いを同一開閉状態とし又は互いを閉状態と
する第7開閉器、49は第2送水管9と水道管13との
通水を開閉し且つ同時に第1送水管8と排水口12との
通水を開閉ししかも互いを同一開閉状態とし又は互いを
閉状態とする第8開閉器である。図15に示す実施例7
では、第7開閉器48と第8開閉器49をそれぞれ操作
して、シリンダー3のピストンロッド4を前進又は後退
させる水路を形成していく。第7開閉器48の操作は前
記実施例5での第1開閉器40と第4開閉器43とを連
動して操作したことと同じ効果となる。又第8開閉器4
9の操作は前記実施例5での第2開閉器41と第3開閉
器42とを連動して操作したことと同じ効果となる。そ
の他の符号・構成や作用・効果は前記実施例1と同じで
ある。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、所定の水圧がかかって
いる水道水を利用してシリンダーのピストンロッドの昇
降を行うので、圧力をかける圧力ポンプが不要となり、
又同じ水道水は再び循環させて使用しないので、フィル
ター等も不要で、大変シンプルな構成で且つ小形化が図
れ、製作単価も安価となる。更に水道水は常に水道管か
ら供給されていくので、従来の油圧式の駆動装置で必要
であったオイルの補充等のメンテナンスが不要となり、
大変扱い易いものとなった。本発明では圧力ポンプが不
要なため、ランニングコストの大幅な軽減が図れ大変経
済的となる。請求項2、3、4、5記載の発明のよう
に、第1開閉器〜第4開閉器までのいくつか又は全部を
連動させることで、人が操作する操作箇所を減らし、作
業性の大幅な向上が図れるものとなった。請求項8、9
記載の発明では同期手段によって各シリンダーのピスト
ンロッドを互いに連動して同期させた進退としているの
で、荷重がかたよっている物の場合で各シリンダーにか
かる荷重が均一でない場合でも、物が傾くことなく安定
した状態でスムーズに且つ確実に移動させることが出来
た。請求項6記載の発明のように、水道管開閉器と排水
路開閉器とを連動させて開閉させることで作業性の大幅
な向上が図れるものとなった。
【0026】請求項11〜13記載の発明では、駆動装
置の小形化・製作単価の低減が図れると共に、ランニン
グコストの大幅な軽減が図れるので、流し台、調理台、
調理室の吊戸棚の小形化及び軽量化が図れ場所を取らな
く設置出来、又製作単価を安価とすることが出来た。又
水道水の水圧により駆動装置を駆動するので電気を必要
とせずランニングコストの大幅な軽減が図れ大変経済的
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の流し台を示す斜視図である。
【図2】実施例1での駆動装置の構造を示す説明図であ
る。
【図3】実施例1での駆動装置を示す記号回路図であ
る。
【図4】実施例1での開閉器の切換状態を示す説明図で
ある。
【図5】実施例1でのシリンダーの内部構造を示す縦断
面図である。
【図6】実施例2の調理台を示す斜視図である。
【図7】実施例3の調理室の吊戸棚を示す斜視図であ
る。
【図8】実施例3での駆動装置の構造を示す説明図であ
る。
【図9】実施例4での駆動装置の構造を示す説明図であ
る。
【図10】実施例4での駆動装置を示す記号回路図であ
る。
【図11】実施例4でのシリンダーの内部構造を示す縦
断面図である。
【図12】実施例4での開閉器の切換状態を示す縦断面
図である。
【図13】実施例5での駆動装置を示す記号回路図であ
る。
【図14】実施例6での駆動装置を示す記号回路図であ
る。
【図15】実施例7での駆動装置を示す記号回路図であ
る。
【符号の説明】
1 流し台 1a シンク 2 駆動装置 3 シリンダー 4 ピストンロッド 5 シリンダー本体 6 上の圧力室 7 下の圧力室 8 第1送水管 9 第2送水管 10 開閉器 11 レバー 12 排水口 13 水道管 14 欠番 15 ラック 16 ピニオン 17 従動軸 18 歯車 19 チェーン 20 水道水 21 欠番 22 欠番 23 調理台 23a テーブル 24 欠番 25 吊戸棚 26 駆動装置 27 欠番 28 流し台 28a 駆動装置 29 シリンダー 30 ピストンロッド 31 シリンダー本体 32 圧力室 33 送排水管 34 欠番 35 開閉器 36 レバー 37 排水口 38 欠番 39 欠番 40 第1開閉器 41 第2開閉器 42 第3開閉器 43 第4開閉器 44 欠番 45 第5開閉器 46 第6開閉器 47 欠番 48 第7開閉器 49 第8開閉器

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複動形シリンダーの一方の圧力室を第1
    開閉器を介して水道管に接続し、前記一方の圧力室と前
    記水道管とを接続する第1送水路の途中で前記第1開閉
    器と前記一方の圧力室との間の位置に第2開閉器を介し
    て排水路を接続し、前記複動形シリンダーの他方の圧力
    室を第3開閉器を介して水道管に接続し、前記他方の圧
    力室と前記水道管とを接続する第2送水路の途中で前記
    第3開閉器と前記他方の圧力室との間の位置に第4開閉
    器を介して排水路を接続し、水道水の水圧で前記シリン
    ダーのピストンロッドを進退させることを特徴とする水
    道水を利用した駆動装置。
  2. 【請求項2】 第1開閉器と第4開閉器とを同一の開閉
    状態となるよう連動させ、第2開閉器と第3開閉器とを
    同一の開閉状態となるよう連動させた請求項1記載の水
    道水を利用した駆動装置。
  3. 【請求項3】 第1開閉器と第3開閉器とを反対の開閉
    状態となるように連動させ、第2開閉器と第4開閉器と
    を反対の開閉状態となるよう連動させた請求項1記載の
    水道水を利用した駆動装置。
  4. 【請求項4】 第1開閉器と第2開閉器とを反対の開閉
    状態となるように連動させ、第3開閉器と第4開閉器と
    を反対の開閉状態となるよう連動させた請求項1記載の
    水道水を利用した駆動装置。
  5. 【請求項5】 第1開閉器と第4開閉器とを同一の開閉
    状態となるように連動させ、第2開閉器と第3開閉器と
    を同一の開閉状態となるように連動させ、前記第1開閉
    器と前記第4開閉器との開閉状態と前記第2開閉器と前
    記第3開閉器との開閉状態とが反対の開閉状態となるよ
    うに前記第1開閉器と前記第2開閉器と前記第3開閉器
    と前記第4開閉器とを連動させ、一つの操作で前記第1
    〜4開閉器を同時に開閉出来るようにした請求項1記載
    の水道水を利用した駆動装置。
  6. 【請求項6】 単動形シリンダーの圧力室を水道管開閉
    器を介して水道管に接続し、前記圧力室と前記水道管と
    を接続する送排水路の途中で前記水道管開閉器と前記圧
    力室との間の位置に排水路開閉器を介して排水路を接続
    し、水道水の水圧で前記シリンダーのピストンロッドを
    進退させることを特徴とする水道水を利用した駆動装
    置。
  7. 【請求項7】 水道管開閉器と排水路開閉器とを反対の
    開閉状態となるように連動させた請求項6記載の水道水
    を利用した駆動装置。
  8. 【請求項8】 シリンダーの数を複数とし、各シリンダ
    ーのピストンロッドを互いに連動させて同期して進退さ
    せる同期手段を設けた請求項1〜7いずれか記載の水道
    水を利用した駆動装置。
  9. 【請求項9】 同期手段として、複数のシリンダーを多
    列に並べ、各シリンダーのピストンロッドにラックを所
    定間隔あけて並設し、各ラックにピニオンを噛合し、同
    一列の前記ピニオン同士を従動軸で連結し、各従動軸を
    チェーン又はベルトを介して同一方向へ回転するように
    連結した請求項8記載の水道水を利用した駆動装置。
  10. 【請求項10】 排水路をシンクで開放した請求項1〜
    9いずれか記載の水道水を利用した駆動装置。
  11. 【請求項11】 流し台のシンクを昇降自在とし、請求
    項1〜10いずれか記載の水道水を利用した駆動装置の
    シリンダーのピストンロッドで前記シンクを昇降させる
    ことを特徴とする流し台。
  12. 【請求項12】 調理台のテーブルを昇降自在とし、請
    求項1〜10いずれか記載の水道水を利用した駆動装置
    のシリンダーのピストンロッドで前記テーブルを昇降さ
    せることを特徴とする調理台。
  13. 【請求項13】 調理室に吊戸棚を昇降自在に設け、請
    求項1〜10いずれか記載の水道水を利用した駆動装置
    のシリンダーのピストンロッドで前記吊戸棚を昇降させ
    ることを特徴とする調理室の吊戸棚。
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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6167182A (en) * 1996-10-25 2000-12-26 Omron Corporation Surface light source device and liquid crystal display device, portable telephone and information terminal employing the surface light source device
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