JPH1014326A - 施肥兼用型直播機 - Google Patents

施肥兼用型直播機

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JPH1014326A
JPH1014326A JP8178835A JP17883596A JPH1014326A JP H1014326 A JPH1014326 A JP H1014326A JP 8178835 A JP8178835 A JP 8178835A JP 17883596 A JP17883596 A JP 17883596A JP H1014326 A JPH1014326 A JP H1014326A
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Japan
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hopper
planting
fertilizer
machine
seeding
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JP8178835A
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Takeshi Nasu
毅 奈須
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P60/20Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕切り部材の着脱で複数の繰出し物散布が可
能となる利点はそのままにしながら、仕切り部材装着時
における繰出し物の詰まりを解消する。 【解決手段】 着脱自在な仕切り板29を取外し、ホッ
パーTの肥料が回転ロール23上半部に導かれる肥料供
給状態と、仕切り板29を装着してホッパーTの種籾が
回転ロール23上半部の回転方向上手側部分に導かれる
種籾供給状態との切換可能な施肥兼用型直播機とする。
そして、根元8aが仕切り板29上面に溶接された片持
ち状の棒8を設け、種籾供給状態においては棒8の先端
部8bが、種子流下経路における仕切り板29で狭めら
れた部分Wに縦向き姿勢で配置されるように構成する。
棒8は仕切り板29の把手となるよう、上向き凸状に屈
曲形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肥料を圃場に散布
する施肥状態と、種籾等の種子を圃場に散布する播種状
態とに切換られるようにした施肥兼用型直播機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】先に出願した特願平7‐299410号
において、ホッパーと繰出し機構との間に仕切り板を着
脱自在に設け、その仕切り板を取外した肥料散布状態
と、仕切り板を装着した種子散布状態とが選択設定でき
るようにして、単一の機械でありながら施肥と播種とが
行える合理的な施肥兼用型直播機が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】種籾は比較的粒が大き
くて柔らかいものであるため、種籾供給状態では仕切り
部材で流下経路を絞って回転ロール上半部における回転
方向上手側部分に導くことにより、回転ロールとの接触
機会を減らして損傷おそれを少なくするとともに、掬い
上げ的に種子を捉えるようにすることで、少ない接触機
会でありながら回転ロールの凹入部に確実に種子を取り
込めるように工夫されている。従って、コーティング処
理された稲の種籾でも傷が付きにくいものとなってい
る。
【0004】そして、肥料は比較的粒が小さくて硬いも
のであるため、肥料供給状態では仕切り部材を取外して
流下経路を広くして回転ロール上半部に導き、回転ロー
ルとの接触機会を増やして凹入部に肥料が充填され易い
ようにしてある。つまり、仕切り部材の装脱により、性
質の異なる2種の粉粒状繰出し物を夫々に適した状態で
散布できるものである。しかしながら、播種状態では少
し問題がある。すなわち、上述したように流下経路を絞
ってあるために、その部分で種籾が詰まる「ブリッジ現
象」が生じ易い傾向にあり、改善の余地が残されてい
た。本発明の目的は、仕切り部材の着脱で複数の繰出し
物の供給が可能となる利点はそのままにしながら、仕切
り部材装着時における種籾の詰まりが解消される施肥兼
用型直播機を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕上記目的達成のために本発明は、施肥兼用型直
播機において、粉粒状の繰出し物貯留用のホッパーと、
このホッパーから流下されてくる繰出し物を所定量ずつ
繰出し可能な繰出し機構とを備え、繰出し機構を、複数
の凹入部が回転方向に沿う状態で外周に形成された回転
ロールと、この回転ロールを駆動回転可能な駆動機構と
で構成し、回転ロールの上方位置に着脱自在な仕切り部
材を備え、この仕切り部材を取外してホッパーからの繰
出し物が回転ロール上半部に導かれる肥料供給状態と、
仕切り部材を装着してホッパーからの繰出し物が回転ロ
ール上半部における回転方向上手側部分に導かれる種子
供給状態とを現出可能に構成するとともに、根元部が仕
切り部材に固定された片持ち状の棒部材を設け、種子供
給状態においてはその棒部材の先端部が、ホッパーから
回転ロールへの繰出し物流下経路における仕切り部材で
狭められた部分に縦向き姿勢で配置されるように構成し
てあることを特徴とする。
【0006】又、棒部材への手指操作で仕切り部材の着
脱が可能となるように、仕切り部材の把手として機能す
る形状に棒部材を構成すれば好都合である。
【0007】〔作用〕請求項1の構成によれば、仕切り
部材の装着による流下経路絞り部分、すなわち前述した
ブリッジ現象が生じ易い箇所に、片持ち支持された棒部
材の先端部を縦向き姿勢で配置してあるから、回転ロー
ルの駆動振動等によって棒部材先端が振動し易くなり、
それによってブリッジ現象を防止又は抑制できるように
なる。又、棒部材は仕切り部材に設けてあるから、その
着脱に伴って棒部材も装脱されて必要となるときにのみ
備わるようになる。
【0008】請求項2の構成によれば、棒部材が把手に
もなるから、その棒部材を操作して仕切り部材の着脱が
行えるようになり、把手が無い場合に比べて仕切り部材
の取扱性が向上するようになる。
【0009】〔効果〕請求項1又は2に記載の施肥兼用
型直播機では、仕切り部材に棒を取付けるだけの簡単な
改造により、詰まりなく良好に播種作業できる等、仕切
り部材の着脱で複数の繰出し物供給が可能となる利点は
そのままにしながら、仕切り部材装着時における種籾の
詰まりを経済的に解消することができた。
【0010】請求項2に記載の施肥兼用型直播機では、
詰まり防止用の棒部材を仕切り部材の取扱性向上を図る
把手に兼用できる合理的なものにできた。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に田植機が示され、前車輪1
と後車輪2を駆動可能に備え、かつ、運転座席3等を有
した機体の後部にリフトシリンダ4によって上下に揺動
操作するように構成したリンク機構5を介して昇降操作
するようにして、苗植付機構12、苗載せ台13などを
有した苗植付装置10を連結してある。機体から回転軸
6を介して苗植付装置10に動力伝達するように構成
し、苗載せ台13の下方に位置する施肥具32などを有
した施肥装置30、苗植付機構12の後方に位置する播
種具42などを有した播種装置40を苗植付装置10に
備えて、施肥兼用型直播機付きの乗用型田植機を構成し
てある。
【0012】図1〜図4に示すように、リンク機構5の
遊端側部材5aに連結した植付け機体11、この植付け
機体11を形成している伝動ケース部分11aの後端部
に取り付けられ、かつ、機体横方向に並列された複数個
の苗植付機構12、植付け機体11の前部に機体横方向
に摺動自在に取付けた苗載せ台13、植付け機体11の
下部に取付けられ、かつ、機体横方向に並列された複数
個の接地フロート14等により、苗植付装置10を構成
してある。苗載せ台13は、複数個の苗植付機構12に
各別に供給する複数枚のマット状苗を機体横方向に並べ
て載置するように形成した複数列の苗載せ部を備えると
ともに苗植付機構12に連動して作動する苗載せ台横送
り機構(図示せず)に連動しており、苗植付機構12の
苗植え運動に連動して機体横方向に往復移動しながら各
苗植付機構12に苗供給する。
【0013】複数個の苗植付機構12の夫々は、伝動ケ
ース部分11aに機体横方向の軸芯回りで駆動回動自在
に取付けた回動ケース12aと、この回動ケース12a
の両端側に回動自在に取付けた植付けアーム12bとに
よって構成してある。回動ケース12aが回動駆動され
ると、一対の植付けアーム12b,12bが植付け機体
11に対して回動ケース12aの回動軸芯の回りで回動
しながら、回動ケース12aに内装してある駆動機構の
作用によって回動ケース12aに対してこれとの連結軸
芯のまわりで回動し、一方の植付けアーム12bが備え
ている苗植付け爪12cと、他方の植付けアーム12b
が備えている苗植付け爪12cとが交互に苗載せ台13
と圃場との間を上下に回動する。
【0014】このため、各苗植付機構12は、一方の植
付けアーム12bの苗植付け爪12cと他方の植付けア
ーム12bの苗植付け爪12cとによって交互に苗載せ
台13のマット状苗から一株分のブロック苗を切断して
圃場の同一の植付け条に植え付けて行くように苗植え運
動を行う。各接地フロート14は、圃場の泥面に接地し
て植付け機体11などを支持するとともに、そのフロー
ト14に対応する苗植付機構12による苗植え付け予定
箇所を整地して行くように構成してある。
【0015】接地フロート14を植付け機体11に取付
けているフロート支持アーム15(図2参照)を、植付
け機体11から上下に揺動調節できるように延出してあ
る。そして、フロート支持アーム15の植付け機体11
に対する取付け角調節を行うことにより、接地フロート
14の植付け機体11に対する取付け高さが変化して苗
植付機構12による苗植付け深さの変更調節ができるよ
うにしてある。
【0016】図2、図3、図9及び図10に示すよう
に、植付け機体11の伝動ケース部分11aの後端側に
取付けたホッパー支持フレーム7に左右一対のホッパー
T,Tを支持させるとともに、一方のホッパーTの下部
に位置する複数個のホッパ部、および、他方のホッパー
Tの下部に位置する複数個のホッパ部のそれぞれに繰出
し機構20を備えてある。各繰出し機構20は、ホッパ
ーTのホッパ部に連結している繰出しケース21、この
繰出しケース21の内部に回転支軸22を介して回動自
在に取付けた回転ロール23、繰出しケース21の下部
に連結している送出しケース24等を備えている。
【0017】各繰出し機構20において、回転支軸22
の繰出しケース21外に突出している端部に回転ロール
駆動ギヤ25を一体回動自在に取付け、この回転ロール
駆動ギヤ25に咬合させるとともに繰出しケース21に
回動自在に取付けたピニオンギヤ26aと、このピニオ
ンギヤ26aの駆動アームを苗植付機構12の回動ケー
ス12aが一体回動自在に備えている出力部材12dに
連結して回動ケース12aの回動力をピニンギヤ26a
に伝達する連動ロッド26bとにより、苗植付機構12
の回動力を回転ロール駆動ギヤ25に伝達する駆動機構
26を構成してある。すなわち、各繰出し機構20の回
転ロール23は苗植付機構12から動力伝達されて回動
方向Aに駆動され、外周部に備えている複数個の繰出し
凹部(凹入部の一例)23aによってホッパーT内の繰
り出し対象物を取り出し、送出しケース24への案内シ
ュート部21aに排出することによって送出しケース2
4に排出する。
【0018】図10に示すように、送出しケース24の
内部に揺動自在に取付けてある排出切換具27の回転支
軸27aを排出ケース24の外部から回動操作して排出
切換え具27を施肥位置にすると、排出切換え具27が
播種ロール23からの繰り出し物を送出しケース24の
下端部に備えてある前後一対の排出筒24a,24bの
うちの前側の排出筒24aに流下案内し、図9に示すよ
うに、排出切換え具27を播種位置にすると、排出切換
え具27が回転ロール23からの繰り出し物を一対の排
出筒24a,24bのうちの後側の排出筒24bに流下
案内するように構成してある。
【0019】これにより、各繰出し機構20は、苗植え
運動に連動して駆動され、ホッパーTからの繰出し物を
繰出し凹部23aの容積によって決まる設定量ずつで取
出し、苗植付機構12の苗植付け爪12cが圃場に下降
して苗植え付けするタイミングになると、その都度その
タイミングに合わせて繰出し物を圃場に供給できるよう
に排出筒24a又は24bから落下排出する。そして、
排出切換え具27を施肥位置に切換えることにより、各
繰出し機構20はホッパーTからの繰出し物を前側の排
出筒24aから落下供給する施肥用となり、排出切換え
具27を播種位置に切換えることにより、各繰出し機構
20はホッパーTからの繰出し物を後側の排出筒24a
から落下供給する播種用になる。
【0020】図10に示す如く肥料の繰り出しを行う場
合には、繰出しケース21の内部にすり切りブラシ28
を装着することにより、図9に示す如く種子の繰り出し
を行う場合には、すり切りブラシ28に替えてすり切り
ブラシ29aを備えた仕切り板29を繰出しケース21
の内部に装着することにより、回転ロール23が繰り出
す肥料又は種子を一定の繰り出し量にすり切りするよう
にしてある。肥料用のすり切りブラシ28の場合、すり
切りブラシ28のホルダー28aが着脱できるように構
成して繰出しケース21に備えてある支軸部21bにホ
ルダー28aを取付けることにより、繰出しケース21
に支持させるように構成してある。
【0021】つまり、繰出し物である肥料が回転ロール
23上半部に導かれる肥料供給状態と、仕切り部材29
を装着して繰出し物である種籾が回転ロール23上半部
における回転方向上手側部分に導かれる種籾供給状態と
が現出可能に構成されているのである。
【0022】種子用のすり切りブラシ29aの場合、仕
切り板29に一端側を連結してある固定用ばね29bの
他端側を支軸部21bに係止させ、この固定用ばね29
bの引っ張り作用により、ホッパーTを繰出しケース2
1に固定するねじ(図示せず)の止着用に繰出しケース
21の内部に突出している突部21cと、ホッパーTの
ホッパ部の内面とに仕切り板29を当て付けることによ
って繰出しケース21に支持させるように構成してあ
る。又、種子用のすり切りブラシ29aは、回転ロール
23に対してこれの最上端箇所よりも駆動回動方向後方
側にやや寄った箇所に位置し、コーティング処理された
稲の種籾に傷が付きにくいようにすり切り作用する。
【0023】図9に示すように、根元部8aが仕切り板
29に固着された片持ち状の棒部材8を設け、種子供給
状態においてはその棒部材8の先端部8bが、ホッパー
Tから回転ロール23への繰出し物流下経路における仕
切り板29で狭められた狭路部分Wに縦向き姿勢で配置
されるように構成してある。つまり、仕切り板29の上
面に屈曲形成された棒部材8を溶接してあり、その先端
8bが下向き吊下げ状に支持されるのであり、仕切り板
29着脱の際の把手になるような形状にしてある。つま
り、田植機の走行振動や回転ロール23の駆動振動等に
より、片持ち状の棒部材8先端部8bが狭路部分Wにお
いて振動するので、その狭路部分Wでの種籾のブリッジ
現象が防止され、種子詰まりなく良好に播種できるので
ある。
【0024】一対のホッパーT,T、複数個の繰出し機
構20、図2に示す如く複数個の前側排出筒24aから
各別に延出した複数本の肥料供給ホース31、図2及び
図4に示す如く複数本の肥料供給ホース31に各別に接
続するとともに複数個の接地フロート14に振り分けて
取付けた複数個の施肥具32の夫々により、施肥装置3
0を構成してある。複数個の施肥具32は、各苗植付機
構12による苗植付け箇所の横側近くに1個ずつ位置す
るとともに下端側が接地フロート14の底面よりも下方
に突出する状態で接地フロート14に支持されており、
苗植付機構12による植付け苗の横側近くの圃場面に溝
を形成し、その溝に繰出し機構20から肥料供給ホース
31を介して落下供給される肥料を供給して行く。これ
により、施肥装置30は、苗植付装置10が苗植え付け
作業を行うに伴い、苗植付装置10による複数条の植付
け苗夫々の横側近くの圃場泥土に肥料を埋め込んで行く
施肥作業を行う。
【0025】一対のホッパーT,T、複数個の繰出し機
構20、図2及び図3に示す如く複数個の後側排出筒2
4bから各別に延出した複数本の種子供給ホース41、
図2及び図3に示す如く複数本の種子供給ホース41に
各別に接続するとともに植付け機体11の伝動ケース部
分11aの後部に取付けた複数個の播種具42のそれぞ
れにより、播種装置40を構成してある。図4及び図5
に示すように、複数個の播種具42は、これら全ての播
種具42を機体横方向の一本の支持フレーム43によっ
て支持させ、この支持フレーム43をこれの長手方向に
分散配置した複数個の着脱機構50を介して植付け機体
11の伝動ケース部分11aに連結することにより、苗
植付装置10に着脱自在に連結してある。
【0026】全ての播種具42は隣接し合う2個の播種
具42,42どうしの間隔が隣接し合う2個の苗植付機
構12,12どうしの間隔と同じになる状態で支持フレ
ーム43によって支持されているとともに、着脱機構5
0が支持フレーム43の植付け機体11に対する位置決
めを行うことにより、複数個の播種具42は苗植付装置
10に連結すると、複数個の苗植付機構12の直後方に
各別に位置する配置になるとともに、苗植付装置10を
作業用レベルにして機体走行すると、圃場に溝を形成し
てその溝に種子供給ホース41を介して繰出し機構20
から落下供給される種子を供給して行く。
【0027】複数個の着脱機構50の夫々は、図5〜図
8に示すように構成してある。すなわち、植付け機体1
1の伝動ケース部分11aの後端部にボルト連結した植
付装置側連結部材51、支持フレーム43のブラケット
部43aから上下揺動自在に延出している上下一対の揺
動リンク52,53、これら揺動リンク52,53の延
出端側に連結した播種装置側連結部材54、この播種装
置側連結部材54に付設した外止め具57の夫々によっ
て構成してある。植付装置側連結部材51の上端側に上
向き切欠きを設けて第1フック部51aを形成し、植付
装置側連結部材51の下端側に後向き切欠きを設けて第
2フック部51bを形成することにより、植付装置側連
結部材51を播種装置側連結部材54に係止作用するフ
ック体に構成してある。
【0028】播種装置側連結部材54は、植付装置側連
結部材51に対してこれを左右側から挟む状態に被さる
ようにコ字状に成形した屈曲板金で作成してある。図5
及び図7に示すように、播種装置側連結部材54を植付
装置側連結部材51に被せ、上側揺動リンク52と播種
装置側連結部材54とを連結している連結ピン55を播
種装置側連結部材54の内部で植付装置側連結部材51
の第1フック部51aに、下側揺動リンク53と播種装
置側連結部材54とを連結している連結ピン56を播種
装置側連結部材54の内部で植付装置側連結部材51の
第2フック部51bに引っ掛けることによって、播種装
置側連結部材54を植付装置側連結部材51に係止させ
てある。
【0029】そして、外止め具57の締め付けバンド5
7aを植付装置側連結部材51が備えているフック58
に引っ掛けて締め付け作用させて、外止め具57による
播種装置側連結部材54の植付装置側連結部材51から
の外れ止めを行わせることにより、着脱機構50が連結
状態になり、図6及び図8に示すように、外止め具57
の締め付け連結を解除するとともに播種装置側連結部材
54の植付装置側連結部材51による係止を解除させる
ことによって、着脱機構50が連結分離状態になるよう
に構成してある。すなわち、複数個の着脱機構50を連
結状態に操作することにより、複数個の播種具42を苗
植付機構12に対する配置状態で苗植付装置10に連結
でき、複数個の着脱機構50を連結分離状態に操作する
ことにより、複数個の播種具42を苗植付装置10から
取り外すことができる。
【0030】播種装置側連結部材54、上下一対の揺動
リンク52,53、支持フレーム43が四連リンク機構
を形成し、播種具42が石や土塊に当たるなどによって
播種具42に上昇操作力が作用するに伴って播種具42
が作業用レベルから自動的に上昇し、その上昇操作力が
解除するに伴って播種具42が元の作業レベルに自動的
に下降することを可能にしている。この播種具自動昇降
を可能にするには、播種装置側連結部材54と支持フレ
ーム43との一方に形成した機体上下方向の長孔と、こ
の長孔に摺動自在に入り込ませた状態で播種装置側連結
部材54と支持フレーム43との他方に取付けた連結部
材とで成る等の各種の昇降許容手段を四連リンク機構に
替えて採用して実施してもよい。尚、図5に示すボルト
59は、揺動リンク52に当接して支持フレーム43の
播種装置側連結部材54に対する下降限界を設定するこ
とにより、各播種具42の下降作業用レベルを設定する
ものである。
【0031】つまり、田植え作業を行うに当たり、播種
具42を着脱機構50によって苗植付装置10から取外
し、苗載せ台13にマット状苗を載置するとともに苗植
付装置10を作業用レベルに下降させて走行する。する
と、苗植付装置10は各苗植付機構12によって接地フ
ロート14による整地後に苗植え付けを行って行き、植
付け苗は播種具42による掘り起こしなどの影響を受け
ないで残って行く。この場合、種子供給ホース41を送
出しケース24から取外しておくと、種子供給ホース4
1が植付け苗に干渉するなどのトラブルが回避しやすく
なる。
【0032】この時、図1に示す植付深さ調節レバー1
5aを揺動操作することによってフロート支持アーム1
5の植付け機体11に対する取付け角調節を行うことに
より、苗植付け深さの変更ができる。さらに、各繰り出
し装置20を施肥用に切換えてホッパーTに粉粒肥料を
投入しておけば、施肥装置30によって苗植付装置10
による複数条の植付け苗夫々の横側近くの圃場泥土に肥
料を埋め込んで行く施肥作業が同時に行える。
【0033】稲の種籾を圃場に供給する直播作業を行う
に当たり、播種具42を着脱機構50によって苗植付装
置10に取付けるとともに各繰出し機構20を播種用に
切り換えてホッパーTに種籾を貯留し、苗載せ台13に
苗を載置しないとか、苗植付機構12の苗植付け爪12
cを取外すとかして苗植付装置10を作業用レベルに下
降させて走行する。すると、苗植付機構12は苗植え運
動を行って繰出し機構20を駆動するが実際には苗植え
付けを行わず、播種装置40は各繰出し機構20の作用
によってホッパーTから各播種具42に種籾を供給し、
各播種具42によって圃場に田植え作業の場合の植付け
条と同じ条間隔で並ぶ複数条の播種作業を行っていく。
【0034】この時、運転中でも運転部から植付深さ調
節レバー15aを操作してフロート支持アーム15の取
付け角調節を行えば、接地フロート14の植付け機体1
1に対する取付け高さが変化することと、播種具42は
植付け機体11に連結して支持されていることとによ
り、各播種具42の圃場泥土への沈下深さが変化して播
種深さの変更ができる。又、複数個の播種具42のいず
れか一つでも石や土塊に当たった場合、播種具42は四
連リンク機構の作用によって石や土塊を自動的に乗り越
えて行き、播種具42の破損や変形を回避できる。
【0035】図5、図6に示すように、種子供給ホース
41下端に取付けられた播種ガイドプレート9をの下端
が、作溝器である播種具42後部の作溝プレート16の
下端よりも少し上方に離して空間部を設けてある。これ
は、湛水直播時に土中に入る播種ガイドプレートに付着
した泥土が播種された後の種籾上に落ちることがあり、
播種精度が悪くなることがあるため、播種ガイドプレー
ト9下端を少し浮かして空間部を設けることにより、そ
の不都合を解消させるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥兼用型直播機付き乗用型田植え機全体の側
面図
【図2】施肥装置および播種装置の側面図
【図3】ホッパー配設部の後面図
【図4】施肥具および播種具の配置を示す説明図
【図5】着脱機構の連結状態での側面図
【図6】着脱機構の連結分離状態での側面図
【図7】着脱機構の連結状態での平面図
【図8】着脱機構の連結分離状態での断面図
【図9】繰出し機構の播種用状態での断面図
【図10】繰出し機構の施肥用状態での断面図
【符号の説明】
8 棒部材 20 繰出し機構 23 回転ロール 23a 凹入部 26 駆動機構 29 仕切り部材 T ホッパー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒状の繰出し物貯留用のホッパーと、
    このホッパーから流下されてくる繰出し物を所定量ずつ
    繰出し可能な繰出し機構とを備え、該繰出し機構を、複
    数の凹入部が回転方向に沿う状態で外周に形成された回
    転ロールと、この回転ロールを駆動回転可能な駆動機構
    とで構成し、 前記回転ロールの上方位置に着脱自在な仕切り部材を備
    え、この仕切り部材を取外して前記ホッパーからの繰出
    し物が前記回転ロール上半部に導かれる肥料供給状態
    と、前記仕切り部材を装着して前記ホッパーからの繰出
    し物が前記回転ロール上半部における回転方向上手側部
    分に導かれる種子供給状態とを現出可能に構成するとと
    もに、 根元部が前記仕切り部材に固定された片持ち状の棒部材
    を設け、前記種子供給状態においてはその棒部材の先端
    部が、前記ホッパーから前記回転ロールへの繰出し物流
    下経路における前記仕切り部材で狭められた部分に縦向
    き姿勢で配置されるように構成してある施肥兼用型直播
    機。
  2. 【請求項2】 前記棒部材への手指操作で前記仕切り部
    材の着脱が可能となるように、前記棒部材を、前記仕切
    り部材の把手として機能する形状に構成してある請求項
    1に記載の施肥兼用型直播機。
JP8178835A 1996-07-09 1996-07-09 施肥兼用型直播機 Pending JPH1014326A (ja)

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