JPH10142285A - 送電線路の事故情報伝送システム - Google Patents

送電線路の事故情報伝送システム

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JPH10142285A
JPH10142285A JP8311456A JP31145696A JPH10142285A JP H10142285 A JPH10142285 A JP H10142285A JP 8311456 A JP8311456 A JP 8311456A JP 31145696 A JP31145696 A JP 31145696A JP H10142285 A JPH10142285 A JP H10142285A
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JP
Japan
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accident
tower
control device
transmission system
discharge tube
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JP8311456A
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English (en)
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Masayoshi Nishioka
政由 西岡
Takahiro Yamamoto
隆洋 山本
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ANIMA DENSHI KK
Original Assignee
ANIMA DENSHI KK
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高圧送電線路における短絡・地絡
等の事故を検出し、複数且つ広範囲に配置される鉄塔か
ら事故鉄塔を速やかに特定する送電線路の事故情報伝送
システムに関し、事故データを遠方で集中監視すること
により、故障地点を瞬時に特定でき、鉄塔ごとの巡視作
業を不要とし短時間に点検・保守が行える送電線路の事
故情報伝送システムを提供することを目的とする。 【解決手段】 クランプ式CT2aの二次巻線に、一次
導体の架空地線51に流れる地絡事故電流に比例する電
流値に変成された二次電流が流れ、この二次電流で放電
管2bが発光し、その光を受光面で受けて光コネクタ3
cを通じて外部に取出し、光ケーブル7によりそのまま
制御装置4へ伝送して鉄塔の地絡事故データを得ること
により、複数の鉄塔を対象に容易に事故情報を集中監視
できることとなり、事故鉄塔を素早く特定でき、鉄塔ご
との巡視作業なしで短時間に点検・保守が行え、労力を
削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧送電線路にお
ける短絡・地絡等の事故を検出し、複数且つ広範囲に配
置される鉄塔から事故鉄塔を速やかに特定する送電線路
の事故情報伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高圧送電線路において地絡事故
や短絡事故が起った場合には、送電線の管理者が高圧送
電線路に損傷がないかどうか確認するため、送電線及び
鉄塔の巡視・点検を行っている。こうした事故の際、送
電線を支えている多数の鉄塔のいずれに地絡あるいは短
絡による高電圧の事故電流が流れたのかを特定する方法
として、従来、架空地線(送電線路の最上部で落雷を専
用に受けるために架設した1本の通電させない導線)や
鉄塔にあらかじめ取付けられた表示器(事故電流の超高
電圧によって火薬やガス発生剤を発火させて所定色の表
示用布を放出・垂下する器具)が作動して表示用布が垂
下がっているのを点検者が双眼鏡により目視確認する方
法が行われていた。このような従来の方法で用いられる
表示器は、小型・軽量で、電源を必要とせず、安価であ
ることから広く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の事故鉄塔の確認
は以上のような方法でなされていたことから、点検者は
双眼鏡を用いて高い鉄塔上の小さな表示用布を見つける
作業を行わなければならず、点検者の負担が大きく、見
損いの問題が生じるという課題を有していた。また、表
示器は火薬等を使用しているので取扱いに危険が伴う
上、湿気に弱く、一度動作してしまうと交換が必要で、
鉄塔に登って作業しなければならず、手間がかかるとい
う課題を有していた。さらに、高圧送電線は、一般に山
岳地等の人があまり足を踏み入れない地域に設けられて
いることが多く、冬の積雪や台風による危険度も高いた
め、巡視・点検において多大な労力が必要でコスト的に
不利であるという課題を有した。
【0004】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、事故データを遠方で集中監視することによ
り、故障地点を瞬時に特定でき、鉄塔ごとの巡視作業を
不要とし短時間に点検・保守が行える送電線路の事故情
報伝送システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る送電線路の
事故情報伝送システムは、鉄塔ごとに配設され、高圧送
電線路で起った事故を検知し、事故鉄塔を特定する送電
線路の事故情報伝送システムにおいて、二次巻線を巻回
したクランプ形の鉄心を有し、前記鉄塔近傍の架空地線
に取付けられ、当該架空地線を一次導体となすクランプ
式CTと、前記クランプ式CTの二次巻線に接続され、
流れる二次電流を放電させて発光する放電管と、前記放
電管に相対する受光面を有し、この受光面で受けた放電
管の光を外部へ取出す光ケーブル接続用の光コネクタ
と、前記光コネクタに一端を接続される所定長さの光ケ
ーブルと、前記鉄塔近傍で且つ前記クランプ式CT及び
放電管から所定距離離れた位置に配設され、前記光ケー
ブルの他端を接続され、光ケーブルを通じて得た放電管
の光を電気信号に変換し、且つ信号処理して得た地絡事
故のデータを管理者に送る制御装置とを備え、地絡事故
が起った鉄塔の制御装置から送られる事故データによっ
て事故鉄塔が特定されるものである。このように本発明
においては、クランプ式CTの二次巻線に、一次導体の
架空地線に流れる地絡事故電流に比例する電流値に変成
された二次電流が流れ、この二次電流で放電管が発光
し、その光を受光面で受けて光コネクタを通じて外部に
取出し、光ケーブルによりそのまま制御装置へ伝送して
鉄塔の地絡事故データを得ることにより、複数の鉄塔を
対象に容易に事故情報を集中監視できることとなり、事
故鉄塔を素早く特定でき、鉄塔ごとの巡視作業なしで短
時間に点検・保守が行え、労力を削減できる。また、事
故検出部分は電子部品を使用しない構成としたことに加
え、検出部分と制御装置を光伝送により完全に分離・絶
縁していることにより、落雷や外来ノイズに影響されに
くい上、信頼性が高く山間部などの変化の激しい環境下
においても長期間の使用に耐え、部品交換も不要となり
保守コストを大幅に低減できる。さらに、クランプ式C
T方式にしているため、架空地線に簡単に着脱でき、取
付作業性に優れる。
【0006】また、本発明に係る送電線路の事故情報伝
送システムは、鉄塔ごとに配設され、高圧送電線路で起
った事故を検出し、事故鉄塔を特定する送電線路の事故
情報伝送システムにおいて、二次巻線を巻回した環状の
鉄心を有し、当該鉄心の内側に前記鉄塔の所定の鉄塔部
材を貫通させた状態として取付けられ、当該鉄塔部材を
一次導体となすCTと、前記CTの二次巻線に接続さ
れ、流れる二次電流を放電させて発光する放電管と、前
記放電管に相対する受光面を有し、この受光面で受けた
放電管の光を外部へ取出す光ケーブル接続用の光コネク
タと、前記光コネクタに一端を接続される所定長さの光
ケーブルと、前記鉄塔近傍で且つ前記CT及び放電管か
ら所定距離離れた位置に配設され、前記光ケーブルの他
端を接続され、光ケーブルを通じて得た放電管の光を電
気信号に変換し、且つ信号処理して得た短絡事故のデー
タを管理者に送る制御装置とを備え、短絡事故が起った
鉄塔の制御装置から送られる事故データによって事故鉄
塔が特定されるものである。このように本発明において
は、CTの二次巻線に、一次導体の鉄塔部材に流れる短
絡事故電流に比例する電流値に変成された二次電流が流
れ、この二次電流により放電管が発光し、その光を受光
面で受けて光コネクタを通じて外部に取出し、光ケーブ
ルによりそのまま制御装置へ伝送して短絡事故データを
得ることにより、複数の鉄塔を対象に容易に事故情報を
集中監視できることとなり、事故鉄塔を素早く特定で
き、鉄塔ごとの巡視作業なしで短時間に点検・保守が行
え、労力を削減できる。また、事故検出部分は電子部品
を使用しない構成としたことに加え、検出部分と制御装
置を光伝送により完全に分離・絶縁していることによ
り、落雷や外来ノイズに影響されにくい上、信頼性が高
く山間部などの変化の激しい環境下においても長期間の
使用に耐え、部品交換も不要となり保守コストを大幅に
低減できる。
【0007】また、本発明に係る送電線路の事故情報伝
送システムは必要に応じて、前記制御装置が、前記鉄塔
近傍の地面に縦に埋設された略円筒形状の外装筒中に挿
入され、且つ外装筒の上部にキャップを取付けて外装筒
内部を密閉した状態で配設されるものである。このよう
に本発明においては、地下に制御装置を埋設して環境変
化の影響を受けにくくすることにより、特に温度の変化
が大きく、電子機器に過酷な環境である山岳地等におい
ても、機器の信頼性を確保して長期間の使用ができる。
【0008】また、本発明に係る送電線路の事故情報伝
送システムは必要に応じて、前記鉄塔上部に配設され、
電波を送信する送信アンテナを備え、前記制御装置が、
前記送信アンテナを通じて、制御装置の処理で得た事故
データを外部に送信する無線送信機能を有するものであ
る。このように本発明においては、鉄塔に設けられた無
線送信機能で、事故発生の場合における事故データを電
波で送信して、最終的に管理部署に情報を伝搬すること
により、システムの構築が容易且つ低コストで行える
他、各鉄塔の送信電波を巡視車両でも受信でき、事故鉄
塔の情報を直接受取って現場でより素早い対応が可能と
なる。
【0009】また、本発明に係る送電線路の事故情報伝
送システムは必要に応じて、前記送信アンテナが、電波
を受信する受信アンテナ機能を有し、前記制御装置が、
前記送信アンテナを通じて、他から送信された別の鉄塔
の事故データを受信し、当該受信した事故データを外部
に所定の出力で送信する無線中継機能を有するものであ
る。このように本発明においては、事故鉄塔における事
故データを、より遠方の鉄塔から隣の鉄塔伝いに順にデ
ータを送信していき、最終的な管理部署に情報を伝搬す
ることにより、通信距離が隣合う鉄塔を含む範囲で済
み、到達距離の小さい通信出力方式として送信機能のコ
ストダウンが図れる上、許可申請等が不要でシステム構
築が容易となる。
【0010】また、本発明に係る送電線路の事故情報伝
送システムは必要に応じて、複数の制御装置における特
定の制御装置がGPSの通信機能を有するGPS発信機
を備え、前記特定の制御装置以外の制御装置からの事故
データを前記特定の制御装置からGPS発信機を介して
送信するものである。このように本発明においては、複
数の制御装置を1つのグループとしてこのグループ内の
特定の制御装置にGPS発信機を設けて、このGPS発
信機を介してこのグループ全体の事故データを送信する
ようにしているので、他の中継機器の影響を受けること
なく確実且つ迅速に事故データの伝送が可能となる。
【0011】また、本発明に係る送電線路の事故情報伝
送システムは必要に応じて、前記鉄塔上部に配設され、
太陽光から電力を得る太陽電池パネルと、前記制御装置
近傍に配設され、前記太陽電池から得た電力の一部を充
電により貯蔵するバッテリーとを備え、前記制御装置の
電源として太陽電池パネルで発生した電力及びバッテリ
ーに充電された電力を使用するものである。このように
本発明においては、太陽電池から電力を供給することに
より、電源の交換・保守等の手間がかからず、また外部
からの電力の供給が不要で、停電等のトラブルに影響を
受けない。
【0012】
【発明の実施の形態】
(本発明の一実施の形態)以下、本発明の一実施の形態
に係る送電線路の事故情報伝送システムを図1〜図7に
基づいて説明する。この図1は本実施の形態に係る送電
線路の事故情報伝送システムの全体構成説明図、図2は
本実施の形態に係る送電線路の事故情報伝送システムの
単体構成説明図、図3は本実施の形態に係る送電線路の
事故情報伝送システムの制御装置の概略構成説明図、図
4は本実施の形態に係る送電線路の事故情報伝送システ
ムの地絡用検出器の概略説明図、図5は本実施の形態に
係る送電線路の事故情報伝送システムの短絡用検出器の
概略説明図、図6は本実施の形態に係る送電線路の事故
情報伝送システムのアンテナ部の概略説明図、図7は本
実施の形態に係る送電線路の事故情報伝送システムの制
御装置の収納状態説明図を示す。
【0013】前記各図に示すように、本実施の形態に係
る送電線路の事故情報伝送システム1は、地絡事故を検
出する地絡用検出器2と、短絡事故を検出する短絡用検
出器3と、前記地絡用検出器2及び短絡用検出器3から
事故情報を得て送信のための信号処理を行う制御装置4
と、この制御装置4に電力を供給する太陽電池パネル5
bを表面に配設され、前記制御装置4で生成された送信
データの送信及び、他の鉄塔から発信された情報の受信
を行うアンテナ部5とを備える構成である。
【0014】前記地絡用検出器2は、二次巻線を施した
クランプ形の鉄心の間に一次導体として架空地線51を
挿む形式のクランプ式CT(計測用変流器)2aと、こ
のクランプ式CT2aの二次巻線に接続され、流れる二
次電流を放電させて発光する放電管2bと、放電管2b
に相対する受光面を有し、この受光面で得た放電管2b
の光を外部へ取出す光ケーブル7接続用の光コネクタ2
cとを備える構成である。クランプ式CT2aの二次巻
線に、一次導体の架空地線51に流れる事故電流に比例
する電流値に変成された二次電流が流れ、この二次電流
により放電管2bが発光し、その光を受光面から光コネ
クタ2cに接続した光ケーブル7によりそのまま制御装
置4へ伝送する仕組みである。この地絡用検出器2で
は、放電管2bの発光量で事故電流の大きさが検出でき
る。
【0015】前記短絡用検出器3は、二次巻線を施した
環状の鉄心の内側に一次導体としての塔脚50aを貫通
させた状態で配設されるCT3aと、このCT3aの二
次巻線に接続され、流れる二次電流を放電させることで
発光する放電管3bと、放電管3bに相対する受光面を
有し、この受光面で得た放電管3bの光を外部へ取出す
光ケーブル8接続用の光コネクタ3cとを備える構成で
ある。CT3aの二次巻線に、一次導体である塔脚50
aに流れる事故電流に比例する電流値に変成された二次
電流が流れ、この二次電流により放電管3bが発光し、
その光を受光面から光コネクタ3cに接続した光ケーブ
ル8によりそのまま制御装置4へ伝送する仕組みであ
る。この短絡用検出器3では、放電管3bの発光量によ
り事故電流の大きさが検出できる。
【0016】これら地絡・短絡用検出器2、3のクラン
プ式CT2aあるいはCT3aで得られた二次電流は、
直接制御装置4へ送って信号処理を行うこともできる
が、架空地線51と制御装置4との間に導線を配線する
と、電位が発生し落雷等による悪影響を受けやすくなる
など問題が多い。このため、CT2a、3aと放電管2
b、3bを接続し、ここで電流を光に変換して制御装置
4へ光による信号伝送を行うようにしている。各検出器
と制御装置4とを完全に分離・絶縁することで、安全且
つ外来ノイズに強い構造となっている。
【0017】前記制御装置4は、地絡・短絡用検出器
2、3からの信号を処理するCPU4aと、CPU4a
で処理、生成された事故データを通信用モデム4eで送
信信号に変換して送発信する無線機4bと、アンテナ部
5の太陽電池パネル5bからの電力を充電部4dの制御
により充電して貯蔵し、CPU4a及び無線機4bの電
源となるバッテリー4cとを備え、深さ2m、直径50
0〜600mm程度に形成された鉄塔50直下の縦穴内
に縦に埋設された塩ビ製の外装筒6内に挿入されて配設
される構成である。外装筒6の上部にはキャップ6aを
取付けると共に、内部には断熱材の発泡スチロール6c
を配設して外部の影響を防いでおり、キャップ6aを開
け、制御装置4を外装筒6内部のレール6bに沿って引
出せば容易に点検が行える構成である。
【0018】前記アンテナ部5は、電波の送受信用の送
受信アンテナ5aと、箱形のケース表面に配設される太
陽電池パネル5bとを備える構成である。通信方式は、
鉄塔50間における伝送で十分なために、到達範囲が狭
く許可申請の不要な特定小電力方式としており、送受信
アンテナ5aを小型化すると共に制御装置4の無線機4
bを簡略・省電力化している。太陽電池パネル5bは丈
夫なガラス質のみで構成され、周囲の厳しい環境変化に
十分耐えうるものとなっている。また、太陽電池パネル
5bは正・副の二つの系統を備えているため、一系統の
故障の場合でも他系統で電力供給が行える。太陽電池パ
ネル5bより集電された電力は、制御装置4のバッテリ
ー4cへ充電され、日照のない間でも電力供給が行える
ようにしている。一回の送受信動作に必要な電力は数m
W程度で、しかも一日に1〜数回の動作にとどめるた
め、制御装置4は大きな電力を必要とせず、また、CP
U4a等はスリープ機能により通常は電力をほとんど消
費しないことから、太陽電池による電力供給でも十分な
仕組みとなっている。
【0019】前記した各要素で構成される事故情報伝送
システム1は、各鉄塔50に設けられることにより、無
線中継機能で事故発生鉄塔における事故データをより遠
方の鉄塔から隣の鉄塔伝いに順にデータを中継してい
き、最終的に発電所、変電所又は送電管理所等の管理部
署に情報を伝搬するものとなる。これにより、広域にま
たがる高圧送電線路を構成する各鉄塔50に地絡・短絡
事故などが発生した場合に、即座にその鉄塔位置を特定
し、その鉄塔の状況情報を伝送するシステムとして運用
できる。事故鉄塔の送信電波は、巡視車両でも受信で
き、事故鉄塔の情報を直接受取って対策に当ることもで
きる。
【0020】次に、前記構成に基づく送電線路の事故情
報伝送システムにおける事故情報伝送動作について説明
する。高圧送電路のいずれかの鉄塔50で地絡事故が起
った場合、架空地線51に流れる故障電流に対し、クラ
ンプ式CT2aで故障電流に比例する電流値に変成させ
た二次電流が得られる。このクランプ式CT2aで得ら
れた二次電流により放電管2bで放電が起り、二次電流
の大きさに伴って発光することで電流が光に変換され
る。放電管2bを発した光は放電管2bに相対する受光
面で受止められ、光コネクタ2cに接続された光ケーブ
ル7を通じて制御装置4に伝送される。
【0021】一方、高圧送電路に短絡事故が起った場
合、塔脚50aに流れる故障電流に対し、CT3aで故
障電流に比例する電流値に変成させた二次電流が得られ
る。このCT3aで得られた二次電流により放電管3b
で放電が起り、二次電流の大きさに伴って発光すること
で電流が光に変換される。放電管3bを発した光は放電
管3bに相対する受光面で受止められ、光コネクタ3c
に接続された光ケーブル8を通じて制御装置4に伝送さ
れる。
【0022】制御装置4では光を電気信号に再変換して
CPU4aで信号処理を行い、事故データを生成する。
事故データは、この鉄塔特有の識別コード(ID番号)
と共に無線機4bにより電波としてアンテナ部5からあ
らかじめ設定された送信経路に沿う形で隣の鉄塔に送信
される。鉄塔50が、他の鉄塔からのデータを中継する
場合は、隣合う鉄塔から送信される上流側の事故鉄塔デ
ータの電波をアンテナ部5で受信し、制御装置4で増幅
して再びアンテナ部5から次の鉄塔へ向けて送信する。
より遠方の鉄塔から次々に隣の鉄塔伝いにデータを送信
しながら、発電所、変電所又は送電管理所等の管理部署
に情報を伝搬する。この時、巡視車両においてもいずれ
かの鉄塔50から事故鉄塔情報が直接受信できる。各鉄
塔50のID番号を参照しながら事故情報を処理して事
故鉄塔が特定できることとなる。
【0023】このように、本実施の形態に係る事故情報
伝送システム1では、鉄塔単位で装置が独立し、相互に
データを送受信して事故情報を伝搬する仕組みとするこ
とで、複数の鉄塔50を対象とした事故情報の集中監視
が容易に実現でき、事故鉄塔を素早く特定して短時間に
点検・保守が行える上、通信距離が隣合う鉄塔を含む範
囲で済むため、送受信系統のコストダウンが図れ、シス
テムの構築が容易である。また、環境に極力ふれない地
下に電子機器である制御装置4を埋設することで、特に
温度の変化が大きく、電子機器に過酷な環境である山岳
地等においても、温度変化をなくし電子機器を保護する
ことができ、鉄塔50周辺のあらゆる環境変化に耐えて
長期間故障なく使用できるようにしている。さらに、地
絡用検出器2、短絡用検出器3は、電子部品を使用しな
い簡略且つ故障しにくい構成により、山間部などの変化
の激しい環境下においても耐えられ、部品の取替えも不
要でそのままの状態で短絡・地絡事故や落雷に対し何度
でも使用できると共に、制御装置4とは光伝送により完
全に分離・絶縁されているため、制御装置4が落雷や外
来ノイズに影響されない。
【0024】(本発明の他の実施の形態)図8は本実施
の形態に係る送電線路の事故情報伝送システムにおける
制御装置の概略構成図、図9は図8に記載の制御装置が
採用する伝送フォーマット、図10は図8に記載の制御
装置による伝送順序説明図、図11は図10による伝送
順序に対応する伝送フォーマットにおける機器情報エリ
アのデータフォーマットを示す。
【0025】前記各図において本実施の形態に係る送電
線路の事故情報伝送システムは、前記図1ないし図7に
記載の実施形態システムと同様に地絡用検出器2、短絡
用検出器3、制御装置41(図3においては4に相当)
及びアンテナ部5を共通して備え、前記制御装置41が
GPS(Global Positioning System)発信機4fを追
加して備える構成である。この制御装置41は、複数の
鉄塔50が配設される所定の配設エリア内における特定
の鉄塔50bにのみ設けられ、この配設エリア内のその
他の鉄塔50には前記図3に記載の実施形態における制
御装置4が設けられる。
【0026】次に、前記構成に基づく本実施形態に係る
送電線路の事故情報伝送システムの事故情報を伝送する
動作について説明する。まず、前記特定の鉄塔50bを
中心とした複数の鉄塔50相互間における事故情報の伝
送については、前記図1ないし図7に記載の事故情報伝
送システムと同様に無線機4b及び通信用モデム4eを
介して行う。
【0027】このようにして配設エリア内における鉄塔
50相互間で事故情報の伝送が行われて特定の鉄塔50
bに事故情報の総てが伝送されると、この特定の鉄塔5
0bに設けられた制御装置(親機)41のGPS発信機
4fから各鉄塔50、50bの事故情報の総てが衛星を
介して送電監視所に送電されることとなる。各配設エリ
ア毎に事故情報をまとめて特定の鉄塔50bの制御装置
41から直接に衛星を介して送電監視所に伝送するよう
にしているので、中継局となる他の配設エリア等の鉄塔
50の制御装置4における故障の影響を受けることな
く、確実且つ迅速に事故情報を送電監視所に伝送できる
こととなる。
【0028】前記各鉄塔50、50bの事故情報の伝送
は図9(A)に示す伝送フォーマットで情報が構成さ
れ、同図においてこの伝送フォーマットはデータ伝送時
における転送開始コードで形成されるヘッダ部分のST
Xとトレーラ部分であるデータ伝送時における転送終了
コードのETX、データブロックのチェックコードのB
CCとの間に識別部及び機器情報エリアのメッセージ部
分が含まれる。この識別部は発信元及び伝送の経路等の
情報を含んでおり、また機器情報エリアはGPS発信機
4fを有する制御装置(親機)41からの指令を受けた
他の制御装置4が自機の事故情報を書込む領域である。
この機器情報エリアは図10(A)に示す伝送順序で通
信を行う場合には図11(A)のようなデータ内容とな
り、また図10(B)は図11(B)に、図10(C)
は図11(C)に各々対応したデータ内容となる。
【0029】また、図10(A)から図10(B)へ伝
送順序を変更する場合としては、隣接する鉄塔50相互
間例えば、制御装置(機器1)4と制御装置(機器2)
4における電波障害の発生が挙げられる。この場合には
制御装置(機器1)4から制御装置(機器3)4を介し
て制御装置(機器2)4へ伝送順序を変更することによ
り配設エリア内における総ての鉄塔50、50bを伝送
経路内に含めて事故情報の伝送を行えることとなる。
【0030】さらに、前記制御装置(機器2)4の通信
機能が完全に故障した場合には、図12に示すように伝
送不能状態となった制御装置(機器2)4を除いた他の
制御装置(機器1、3)4相互間において事故情報の伝
送を行うことができる。この場合には制御装置4の通信
可能範囲が鉄塔50相互の配設間隔の2倍以上の距離を
必要とする。例えば、鉄塔50間が400mである場合
には、制御装置4の通信可能範囲が800mとなる。
【0031】さらにまた、図9(B)に示すような特殊
な伝送フォーマットとした場合には、制御装置4に地
絡、短絡の各検出以外の事故又は状態を検出する際にそ
の事故又は状態を検出するCPU4aのアプリケーショ
ンプログラムを送電監視所から伝送してインストール等
が可能となる。例えば、鉄塔50が設けられる地域の天
候、温度等を検出するために温度センサ等を増設した場
合に、この温度センサ等からの検出データをCPU4a
が前記新たにインストールされたアプリケーションプロ
グラムに基づいて解析・処理を行って送電監視所へ伝送
できることとなる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明においては、クラン
プ式CTの二次巻線に、一次導体の架空地線に流れる地
絡事故電流に比例する電流値に変成された二次電流が流
れ、この二次電流で放電管が発光し、その光を受光面で
受けて光コネクタを通じて外部に取出し、光ケーブルに
よりそのまま制御装置へ伝送して鉄塔の地絡事故データ
を得ることにより、複数の鉄塔を対象に容易に事故情報
を集中監視できることとなり、事故鉄塔を素早く特定で
き、鉄塔ごとの巡視作業なしで短時間に点検・保守が行
え、労力を削減できるという効果を奏する。また、事故
検出部分は電子部品を使用しない構成としたことに加
え、検出部分と制御装置を光伝送により完全に分離・絶
縁していることにより、落雷や外来ノイズに影響されに
くい上、信頼性が高く山間部などの変化の激しい環境下
においても長期間の使用に耐え、部品交換も不要となり
保守コストを大幅に低減できるという効果を有する。さ
らに、クランプ式CT方式にしているため、架空地線に
簡単に着脱でき、取付作業性に優れるという効果を有す
る。また、本発明においては、CTの二次巻線に、一次
導体の鉄塔部材に流れる短絡事故電流に比例する電流値
に変成された二次電流が流れ、この二次電流により放電
管が発光し、その光を受光面で受けて光コネクタを通じ
て外部に取出し、光ケーブルによりそのまま制御装置へ
伝送して短絡事故データを得ることにより、複数の鉄塔
を対象に容易に事故情報を集中監視できることとなり、
事故鉄塔を素早く特定でき、鉄塔ごとの巡視作業なしで
短時間に点検・保守が行え、労力を削減できるという効
果を有する。また、事故検出部分は電子部品を使用しな
い構成としたことに加え、検出部分と制御装置を光伝送
により完全に分離・絶縁していることにより、落雷や外
来ノイズに影響されにくい上、信頼性が高く山間部など
の変化の激しい環境下においても長期間の使用に耐え、
部品交換も不要となり保守コストを大幅に低減できると
いう効果を有する。また、本発明においては、地下に制
御装置を埋設して環境変化の影響を受けにくくすること
により、特に温度の変化が大きく、電子機器に過酷な環
境である山岳地等においても、機器の信頼性を確保して
長期間の使用ができるという効果を有する。また、本発
明においては、鉄塔に設けられた無線送信機能で、事故
発生の場合における事故データを電波で送信して、最終
的に管理部署に情報を伝搬することにより、システムの
構築が容易且つ低コストで行える他、各鉄塔の送信電波
を巡視車両でも受信でき、事故鉄塔の情報を直接受取っ
て現場でより素早い対応が可能となるという効果を有す
る。また、本発明においては、事故鉄塔における事故デ
ータを、より遠方の鉄塔から隣の鉄塔伝いに順にデータ
を送信していき、最終的な管理部署に情報を伝搬するこ
とにより、通信距離が隣合う鉄塔を含む範囲で済み、到
達距離の小さい通信出力方式として送信機能のコストダ
ウンが図れる上、許可申請等が不要でシステム構築が容
易となるという効果を有する。また、本発明において
は、複数の制御装置を1つのグループとしてこのグルー
プ内の特定の制御装置にGPS発信機を設けて、このG
PS発信機を介してこのグループ全体の事故データを送
信するようにしているので、他の中継機器の影響を受け
ることなく確実且つ迅速に事故データの伝送が可能とな
るという効果を有する。また、本発明においては、太陽
電池から電力を供給することにより、電源の交換・保守
等の手間がかからず、また外部からの電力の供給が不要
で、停電等のトラブルに影響を受けないという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る送電線路の事故情
報伝送システムの全体構成説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る送電線路の事故情
報伝送システムの単体構成説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る送電線路の事故情
報伝送システムの制御装置の概略構成説明図である。
【図4】(A)は本発明の一実施の形態に係る送電線路
の事故情報伝送システムの地絡用検出器の概略構成説明
図である。(B)は本発明の一実施の形態に係る送電線
路の事故情報伝送システムの地絡用検出器の要部の側面
図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る送電線路の事故情
報伝送システムの短絡用検出器の概略構成説明図であ
る。
【図6】(A)は本発明の一実施の形態に係る送電線路
の事故情報伝送システムのアンテナ部の正面図である。
(B)は本発明の一実施の形態に係る送電線路の事故情
報伝送システムのアンテナ部の概略構成説明図である。
【図7】(A)は本発明の一実施の形態に係る送電線路
の事故情報伝送システムの制御装置の収納状態平面図で
ある。(B)は図7(A)のA−A断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態に係る送電線路の事故
情報伝送システムにおける制御装置の概略構成図であ
る。
【図9】(A)は図8に記載の制御装置が採用する伝送
フォーマットである。(B)はその他の事故情報伝送シ
ステムにおける制御装置が採用する伝送フォーマットで
ある。
【図10】(A)は図8に記載の制御装置による伝送順
序説明図である。(B)は図8に記載の制御装置による
伝送順序説明図である。(C)は図8に記載の制御装置
による伝送順序説明図である。
【図11】(A)は図10(A)に記載の伝送順序に対
応する伝送フォーマットにおける機器情報エリアのデー
タフォーマットである。(B)は図10(B)に記載の
伝送順序に対応する伝送フォーマットにおける機器情報
エリアのデータフォーマットである。(C)は図10
(C)に記載の伝送順序に対応する伝送フォーマットに
おける機器情報エリアのデータフォーマットである。
【図12】(A)は図10(A)に記載の伝送順序にお
いて中間に伝送不能状態が生じた場合の説明図である。
(B)は図12(A)の伝送不能状態に対処した伝送順
序説明図である。
【符号の説明】 1 事故情報伝送システム 2 地絡用検出器 2a クランプ式CT 2b 放電管 2c 光コネクタ 3 短絡用検出器 3a CT 3b 放電管 3c 光コネクタ 4、41 制御装置 4a CPU 4b 無線機 4c バッテリー 4d 充電部 4e 通信用モデム 4f GPS発信機 5 アンテナ部 5a 送受信アンテナ 5b 太陽電池パネル 6 外装筒 6a キャップ 6b レール 6c 発泡スチロール 7、8 光ケーブル 50、50b 鉄塔 50a 塔脚 51 架空地線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄塔ごとに配設され、高圧送電線路で起
    った事故を検知し、事故鉄塔を特定する送電線路の事故
    情報伝送システムにおいて、 二次巻線を巻回したクランプ形の鉄心を有し、前記鉄塔
    近傍の架空地線に取付けられ、当該架空地線を一次導体
    となすクランプ式CTと、 前記クランプ式CTの二次巻線に接続され、流れる二次
    電流を放電させて発光する放電管と、 前記放電管に相対する受光面を有し、この受光面で受け
    た放電管の光を外部へ取出す光ケーブル接続用の光コネ
    クタと、 前記光コネクタに一端を接続される所定長さの光ケーブ
    ルと、 前記鉄塔近傍で且つ前記クランプ式CT及び放電管から
    所定距離離れた位置に配設され、前記光ケーブルの他端
    を接続され、光ケーブルを通じて得た放電管の光を電気
    信号に変換し、且つ信号処理して得た地絡事故のデータ
    を管理者に送る制御装置とを備え、 地絡事故が起った鉄塔の制御装置から送られる事故デー
    タによって事故鉄塔が特定されることを特徴とする送電
    線路の事故情報伝送システム。
  2. 【請求項2】 鉄塔ごとに配設され、高圧送電線路で起
    った事故を検出し、事故鉄塔を特定する送電線路の事故
    情報伝送システムにおいて、 二次巻線を巻回した環状の鉄心を有し、当該鉄心の内側
    に前記鉄塔の所定の鉄塔部材を貫通させた状態として取
    付けられ、当該鉄塔部材を一次導体となすCTと、 前記CTの二次巻線に接続され、流れる二次電流を放電
    させて発光する放電管と、 前記放電管に相対する受光面を有し、この受光面で受け
    た放電管の光を外部へ取出す光ケーブル接続用の光コネ
    クタと、 前記光コネクタに一端を接続される所定長さの光ケーブ
    ルと、 前記鉄塔近傍で且つ前記CT及び放電管から所定距離離
    れた位置に配設され、前記光ケーブルの他端を接続さ
    れ、光ケーブルを通じて得た放電管の光を電気信号に変
    換し、且つ信号処理して得た短絡事故のデータを管理者
    に送る制御装置とを備え、 短絡事故が起った鉄塔の制御装置から送られる事故デー
    タによって事故鉄塔が特定されることを特徴とする送電
    線路の事故情報伝送システム。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載の送電線路の
    事故情報伝送システムにおいて、 前記制御装置が、前記鉄塔近傍の地中に縦に埋設された
    略円筒形状の外装筒中に挿入され、且つ外装筒の上部に
    キャップを取付けて外装筒内部を密閉した状態で配設さ
    れることを特徴とする送電線路の事故情報伝送システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし3のいずれかに記載
    の送電線路の事故情報伝送システムにおいて、 前記鉄塔上部に配設され、電波を送信する送信アンテナ
    を備え、 前記制御装置が、前記送信アンテナを通じて、制御装置
    の処理で得た事故データを外部に送信する無線送信機能
    を有することを特徴とする送電線路の事故情報伝送シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載の送電線路の事故情
    報伝送システムにおいて、 前記送信アンテナが、電波を受信する受信アンテナ機能
    を有し、 前記制御装置が、前記送信アンテナを通じて、他から送
    信された別の鉄塔の事故データを受信し、当該受信した
    事故データを外部に所定の出力で送信する無線中継機能
    を有することを特徴とする送電線路の事故情報伝送シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないし5のいずれかに記載
    の送電線路の事故情報伝送システムにおいて、 前記複数の制御装置における特定の制御装置が全世界測
    位システム(GPS)の通信機能を有するGPS発信機
    を備え、 前記特定の制御装置以外の制御装置からの事故データを
    前記特定の制御装置からGPS発信機を介して送信する
    ことを特徴とする送電線路の事故情報伝送システム。
  7. 【請求項7】 前記請求項1ないし6のいずれかに記載
    の送電線路の事故情報伝送システムにおいて、 前記鉄塔上部に配設され、太陽光から電力を得る太陽電
    池パネルと、 前記制御装置近傍に配設され、前記太陽電池から得た電
    力の一部を充電により貯蔵するバッテリーとを備え、 前記制御装置の電源として太陽電池パネルで発生した電
    力及びバッテリーに充電された電力を使用することを特
    徴とする送電線路の事故情報伝送システム。
JP8311456A 1996-11-06 1996-11-06 送電線路の事故情報伝送システム Pending JPH10142285A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111900799A (zh) * 2020-06-29 2020-11-06 武汉钢铁有限公司 一种钢铁联合企业的输电线路监测***

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