JPH10141214A - 単気筒ポンプの吸入脈動低減装置 - Google Patents

単気筒ポンプの吸入脈動低減装置

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JPH10141214A
JPH10141214A JP31126196A JP31126196A JPH10141214A JP H10141214 A JPH10141214 A JP H10141214A JP 31126196 A JP31126196 A JP 31126196A JP 31126196 A JP31126196 A JP 31126196A JP H10141214 A JPH10141214 A JP H10141214A
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cylinder pump
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アキュムレータ14など新たな部品を加
えることなく単気筒ポンプの吸入側の脈動を低減して単
気筒ポンプの騒音を低減するとともにエンジンの安定運
転に寄与することができ、かつコストダウンが可能な単
気筒ポンプの吸入脈動低減装置を提供すること。 【解決手段】 プランジャ7の間欠運動の動作が行われ
る単気筒ポンプの吸入側において、圧送室19とは別に
吸入室20を形成することにより吸入圧力を平準化する
ことに着目したもので、燃料供給通路23に吸入弁10
を介して連通する圧送室19を形成したプランジャバレ
ル5と、プランジャバレル5内を往復動することにより
圧送室19内に燃料を吸入圧送可能なプランジャ7と、
を有し、プランジャバレル5において、プランジャ7の
圧送室19とは反対側に、燃料供給通路23に連通する
吸入室20を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は単気筒ポンプの吸入
脈動低減装置にかかるもので、とくに筒内直接噴射式燃
料噴射装置などに装備される単気筒ポンプの吸入脈動低
減装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえばエンジンのシリンダー内にガソ
リンなどの燃料を直接噴射する筒内直接噴射式燃料噴射
装置については、そのエンジンへの搭載性の向上のた
め、およびコストが比較的高い多気筒ポンプに代わって
そのコスト低減を図るため、単気筒の高圧ポンプが考案
されている。しかしながら、この単気筒ポンプは、燃料
の吸入および吐出が間欠的であるため、その吸入側(低
圧側)および吐出側(高圧側)ともに大きな圧力脈動を
発生させるという問題がある。この圧力脈動は、ポンプ
の運転にあたって騒音を発生することはもとより、吸入
圧力の安定化に悪影響を及ぼすとともに、噴射装置への
供給圧力の不安定化からエンジンの安定運転に支障があ
るという問題がある。
【0003】この単気筒ポンプの高圧側である吐出側に
は、アキュムレータ(蓄圧器)を装備することにより、
吐出側の脈動を吸収することは可能である。しかしなが
ら、単気筒ポンプの低圧側である吸入側にもアキュムレ
ータを装備することはコストアップにつながるという問
題がある。
【0004】この種のポンプに関する公知資料として
は、特開昭59−12185号、特開昭61−2653
64号、特開平−43682号、特開平7−77160
号などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、アキュムレータなど
新たな部品を加えることなく単気筒ポンプの吸入側の脈
動を低減することができる単気筒ポンプの吸入脈動低減
装置を提供することを課題とする。
【0006】また本発明は、単気筒ポンプの騒音を低減
するとともにエンジンの安定運転に寄与することができ
る単気筒ポンプの吸入脈動低減装置を提供することを課
題とする。
【0007】また本発明は、コストダウンが可能な単気
筒ポンプの吸入脈動低減装置を提供することを課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、既述
のような単気筒ポンプの低圧脈動が、燃料タンクからフ
ィードポンプを介して行われる、単気筒ポンプの圧送室
(プランジャ室)への間欠吸入によるものであることに
注目し、さらにプランジャの間欠運動のそれぞれの動作
(具体的には燃料の吸収用の下降動作、および燃料の吐
出用の上昇動作)が行われる単気筒ポンプの吸入側にお
いて、上記圧送室とは別に吸入室を形成することにより
吸入圧力を平準化することに着目したもので、第一の発
明は、燃料供給通路を介して燃料を供給するフィードポ
ンプと、この燃料供給通路に吸入弁を介して連通する圧
送室を形成したプランジャバレルと、このプランジャバ
レル内を往復動することにより上記圧送室内に上記燃料
を吸入するとともに該燃料を燃料吐出通路に圧送可能な
プランジャと、を有する単気筒ポンプの吸入脈動低減装
置であって、上記プランジャバレルにおいて、上記プラ
ンジャの上記圧送室とは反対側に、上記燃料供給通路に
連通する吸入室を設けたことを特徴とする単気筒ポンプ
の吸入脈動低減装置である。
【0009】第二の発明は、燃料供給通路を介して燃料
を供給するフィードポンプと、この燃料供給通路に吸入
弁を介して連通する圧送室を形成したプランジャバレル
と、このプランジャバレル内を往復動することにより上
記圧送室内に上記燃料を吸入するとともに該燃料を燃料
吐出通路に圧送可能なプランジャと、を有する単気筒ポ
ンプの吸入脈動低減装置であって、上記プランジャは、
これを大径部および小径部から形成するとともに、この
プランジャの小径部と上記プランジャバレルとの間にシ
ールリングを介在させることにより、上記燃料供給通路
に連通する吸入室を構成可能としたことを特徴とする単
気筒ポンプの吸入脈動低減装置である。
【0010】第三の発明は、燃料供給通路を介して燃料
を供給するフィードポンプと、この燃料供給通路に吸入
弁を介して連通する圧送室を形成したプランジャバレル
と、このプランジャバレル内を往復動することにより上
記圧送室内に上記燃料を吸入するとともに該燃料を燃料
吐出通路に圧送可能なプランジャと、を有する単気筒ポ
ンプの吸入脈動低減装置であって、上記プランジャをそ
の軸方向において高圧油密部および低圧油密部の二体に
分割するとともに、このプランジャと上記プランジャバ
レルとにより、上記燃料供給通路に連通する吸入室を構
成可能としたことを特徴とする単気筒ポンプの吸入脈動
低減装置である。
【0011】上記吸入室の容積は、これを当該単気筒ポ
ンプの吐出容量の1/2とすることにより、効率的に吸
入脈動を低減することができる。
【0012】上記燃料供給通路が上記圧送室側に連通す
る圧送側燃料通路、および上記燃料供給通路が上記吸入
室側に連通する吸入側燃料通路の分岐点において、この
燃料供給通路の開口部と、この吸入側燃料通路の開口部
と、を互いにずらせることにより、さらに効率的に吸入
脈動を低減することができる。
【0013】本発明による単気筒ポンプの吸入脈動低減
装置においては、プランジャの下部(圧送室とは反対
側)に吸入室を設け、この吸入室をフィードポンプから
の燃料供給通路に連通させることによって、フィードポ
ンプから単気筒ポンプへの低圧配管における燃料の流れ
を間欠的な流れから連続的な流れに変更させている。
【0014】すなわち、プランジャの下降動作にともな
う圧送室への燃料吸入作用と同時に、当該吸入室側から
フィードポンプ側に燃料を戻す作用を行う。また、プラ
ンジャの上昇動作にともなう圧送室における燃料圧送作
用と同時に、当該吸入室にフィードポンプ側から燃料の
吸入作用を行う。したがって、プランジャの往復動にと
もなってフィードポンプ側から単気筒ポンプ側に吸入さ
れる燃料が従来の場合には、ゼロから吸入最大量と大き
く変化して大きな脈動が発生することになるが、本発明
によれば、プランジャの往動および復動のたびに上記吸
入最大量の何割かの量がそれぞれ吸入されて、全体とし
て単気筒ポンプに吸入される燃料の量が均等化ないし平
準化されるため、吸入脈動を低減することができる。
【0015】たとえば単気筒ポンプにおける吐出量の1
/2の容積を有する吸入室を設けた場合には、プランジ
ャの下降動作時にフィードポンプから圧送室への吸入量
は「2」で、圧送室とは反対側の吸入室からのフィード
ポンプへの戻り量は「1」となり、単気筒ポンプへの全
体としての吸入量は「1」となる。また、プランジャの
上昇動作時に圧送室への吸入量は「0」で、圧送室とは
反対側の吸入室からの戻り量は「−1」となり、全体と
しての吸入量は「1」となる。かくしてプランジャの下
降動作時および上昇動作時において単気筒ポンプへの供
給量は常に「1」となるため、吸入の際の脈動を抑える
ようにすることができる。
【0016】したがって、単気筒ポンプにおける低圧側
の脈動を抑制することにより、燃料供給通路用の吸入配
管の振動を低減して車両室内への騒音伝達を少なくする
ことができる。さらに、エンジンと車両とを結ぶゴム配
管の耐久性および信頼性を向上することができる。ま
た、単気筒ポンプへの吸入時における脈動を減少させる
ため、単気筒ポンプの吐出効率を向上させることができ
る。
【0017】さらに第二の発明においては、プランジャ
を大径部および小径部から構成することにより、大径部
とプランジャバレルとの間に圧送室を形成可能とすると
ともに、小径部とプランジャバレルとの間に吸入室を形
成可能として、大径部および小径部の比率を任意に選択
することにより圧送室および吸入室の容積比率を任意に
設定することができるようにしてある。さらに、この小
径部とプランジャバレルとの間にシールリングを介在さ
せることにより吸入室を構成可能としたので、プランジ
ャの小径部はこのシールリングと摺接して往復動するこ
とになり、大径部および小径部をその同軸性を維持して
精密に加工する必要がなく、大径部および小径部のそれ
ぞれを従来の加工精度で加工すればよく、コストの上昇
なくプランジャを制作することができる。
【0018】さらに第三の発明においては、プランジャ
をその軸方向において高圧油密部および低圧油密部の二
体に分割するとともに、このプランジャとプランジャバ
レルとにより吸入室を構成可能としたので、プランジャ
バレルとの間に圧送室を形成する高圧油密部およびプラ
ンジャバレルとの間に吸入室を形成する低圧油密部をそ
の同軸性を維持して精密に加工する必要がなく、高圧油
密部および低圧油密部のそれぞれを従来の加工精度で加
工すればよく、コストの上昇なくプランジャを制作する
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】つぎに本発明(第一の発明、第二
の発明)の第1の実施の形態による吸入脈動低減装置を
備えた単気筒ポンプ1を図1ないし図6にもとづき説明
する。図1は、単気筒ポンプ1の断面図であって、単気
筒ポンプ1は、ポンプハウジング2と、ベローズハウジ
ング3と、ベローズ4と、プランジャバレル5と、シー
ルリング6と、プランジャ7と、プランジャスプリング
8と、カム当接シュー9と、吸入弁10および吐出弁1
1を形成したリーフバルブ12と、吸入脈動低減装置1
3と、を有する。なおポンプハウジング2にはアキュム
レータ14を一体的に構成してある。
【0020】ベローズ4は、これをベローズハウジング
3とカム当接シュー9との間に固定し、その内部のベロ
ーズ室15(リーク燃料)と外部のカム室16(潤滑
油)とを互いに分離している。
【0021】なお、ベローズ室15における吸入量およ
び排出量は、プランジャ7による吐出量に比較して大き
いため、プランジャ7との間にたとえばシールリング6
を介在させてこのベローズ室15には燃料を吸入させ
ず、プランジャ7からの燃料リークを排出して燃料タン
ク21(後述)側に戻す配管(図示せず)を取り付けて
いる。
【0022】プランジャバレル5には、プランジャ摺動
孔17を形成してある。カム当接シュー9に当接すると
ともにエンジンなどにより駆動するカム18の駆動力お
よびプランジャスプリング8の付勢力によってプランジ
ャ摺動孔17内部をプランジャ7が往復動して、吸入弁
10および吐出弁11と共働し、ポンプ作用を行う。た
だし後述するように、吸入脈動低減装置13による吸入
脈動低減作用を受ける。
【0023】すなわち、図2は、吸入脈動低減装置13
を説明するための等価燃料回路を示す概略説明図であっ
て、図2および図1に示すように、吸入脈動低減装置1
3においては、プランジャ7の図中上方の圧送室19
(プランジャ室)と、圧送室19とは反対側の下方の吸
入室20と、をプランジャバレル5内に形成する。
【0024】燃料タンク21からフィードポンプ22
(電動ポンプ)により燃料供給通路23を介して単気筒
ポンプ1に供給される燃料は、分岐点24において圧送
側燃料通路25(吸入通路)および吸入側燃料通路26
(流入通路)に分岐しており、圧送側燃料通路25が圧
送室19に、吸入側燃料通路26が吸入室20にそれぞ
れ連通する。なお、フィードポンプ22には低圧レギュ
レータ27を接続してある。
【0025】つまり、圧送室19は吸入弁10を介して
フィードポンプ22にこれを接続し、吸入室20は吸入
側燃料通路26を介してフィードポンプ22にこれを接
続してある。
【0026】さらに吸入脈動低減装置13においては、
圧送室19の圧送容積19S(単気筒ポンプ1の吐出容
量)を吸入室20の容積20Sの2倍としてある。すな
わち、プランジャ7はその大径部7Aのみがプランジャ
摺動孔17に摺動可能に嵌合し、その小径部7Bは吸入
室20に臨んでシールリング6に摺動可能に嵌合してい
る。換言すれば、大径部7Aの外直径部分による燃料の
押退け量が、大径部7Aの外直径部分と小径部7Bの外
直径部分との差による環状部分による押退け量の2倍と
なっている。もちろん、この比は、これを任意に設定す
ることができる。
【0027】図3は、シールリング6部分の要部拡大断
面図であって、プランジャ7の製作時に大径部7Aの外
直径部分と小径部7Bの外直径部分とを同軸的に精度良
く製作することは困難であるので、環状のシールリング
6を用いて小径部7B部分をシール保持するように構成
することにより、その精度誤差を吸収して、大径部7A
および小径部7Bの加工精度を従来からの加工技術で確
保することができるようにしている。
【0028】さらに図示のように、吸入側燃料通路26
および吸入室20という圧力空間からの燃料圧力(内
圧)によってシールリング6をプランジャバレル5の先
端底部5Aに押し付け、吸入室20内の密閉性を確保す
るとともに小径部7Bの往復摺動運動を保証する。
【0029】前記アキュムレータ14は、アキュムレー
タハウジング28と、その内部のダイヤフラム室29に
設けたダイヤフラム30と、を有する。ダイヤフラム3
0により、ダイヤフラム室29をアキュムレータ容積室
31と圧力室32とに分画している。
【0030】さらに、単気筒ポンプ1のリーフバルブ1
2部分における吸入弁10が臨む吸入口33は圧送側燃
料通路25に連通し、吐出弁11が臨む吐出口34が燃
料吐出通路35に連通する。燃料吐出通路35には、分
岐点36においてアキュムレータ配管37を分岐接続し
てアキュムレータ14(圧力室32)を接続し、単気筒
ポンプ1の駆動にともなう圧力変動(脈動)をアキュム
レータ14により吸収可能としている。
【0031】単気筒ポンプ1は、燃料タンク21から燃
料(たとえばガソリン)を高圧として燃料吐出通路3
5、分岐点36および逆止弁38を介してコモンレール
39に圧送供給し、燃料圧力を蓄圧したコモンレール3
9から燃料噴射弁(図示せず)を介して、所定のタイミ
ングで燃料をたとえばエンジンのシリンダー内に直接噴
射する。
【0032】こうした構成の単気筒ポンプ1および吸入
脈動低減装置13において、カム18の駆動により、プ
ランジャ7をプランジャ摺動孔17内で往復動させ、リ
ーフバルブ12における吸入弁10および吐出弁11の
作用により燃料の吸入作用および圧送作用を行う。ただ
し、このポンプ作用において、プランジャ7の下死点へ
の下降運動および上死点への上昇運動にともない、その
吸入側(低圧側)の脈動を低減させることができる。
【0033】すなわち図4は、プランジャ7の往復動
(下降運動および上昇運動)にともなう圧送室19およ
び吸入室20への吸入量および戻し量さらに単気筒ポン
プ1全体としての吸入量を示す図表であって、この図表
に示すように、プランジャ7がプランジャ摺動孔17内
において下降することにより吸入弁10を開放して圧送
室19内に燃料を吸入する際には、圧送室19に吸入す
る量を「2」とすると、吸入室20から吸入側燃料通路
26を通して燃料タンク21側に戻す戻し量は「1」で
ある。したがって単気筒ポンプ1全体としての吸入量
は、「2」−「1」=「1」となる。
【0034】プランジャ7が下死点から上昇を開始し、
吸入弁10を閉鎖して圧送室19における燃料圧縮を開
始すると、圧送室19における吸入量は「0」である
が、吸入室20には燃料タンク21から「1」の量の燃
料が吸入される(つまり戻し量としては「−1」とな
る)。つまり、単気筒ポンプ1全体としての吸入量は、
「0」−「−1」=「1」となって、プランジャ7の下
降時と同量の燃料が単気筒ポンプ1に吸い込まれること
になる。
【0035】図5は、プランジャ7の下降および上昇に
ともなう吸込み側の圧力変動を表したグラフであって、
上側のグラフが従来の単気筒ポンプの場合を、下側のグ
ラフが本発明による吸入脈動低減装置13を装備した単
気筒ポンプ1の場合をそれぞれ示している。図示のよう
に、従来の場合には、プランジャ7の往復動にともなっ
て、それぞれの吸入時にのみ圧力が生じて脈動が発生し
ていることがわかる。吸入脈動低減装置13を装備する
ことにより、プランジャ7の下部における吸入室20へ
も燃料が吸入されるので、単気筒ポンプ1全体としては
吸入圧力が平準化されていることがわかる。
【0036】図6は、ポンプ回転数に対する脈動幅の関
係を示すグラフであって、点線は吸入脈動低減装置13
を装備していない場合、実線は吸入脈動低減装置13を
装備している本発明の単気筒ポンプ1の場合をそれぞれ
示す。図示のように、吸入脈動低減装置13を装備して
いる本発明の単気筒ポンプ1においては、ポンプ回転数
の上昇にもかかわらず、低圧側(吸入側)の脈動幅を小
さくすることができる。
【0037】つぎに図7は、本発明(第一の発明、第二
の発明)の第2の実施の形態による吸入脈動低減装置を
備えた単気筒ポンプ40の断面図であって、この単気筒
ポンプ40における吸入脈動低減装置41は、単気筒ポ
ンプ1の吸入脈動低減装置13とはシールリング6の部
分が異なるのみで、他の構造は事実上単気筒ポンプ1と
同一である。すなわち、同図の拡大部分に示すように、
シールリング6の外周に圧入した環状リング42を介し
てこれをプランジャバレル5の先端部に固定することに
より、シールリング6の脱落を防止し、ベローズ室15
と吸入室20との間のシールを確実にすることができ
る。
【0038】つぎに本発明においては、圧送室19およ
び吸入室20の容積比を所定の割合(たとえば2対1)
にする必要から、円筒状のプランジャバレル5に挿入す
る場合にはプランジャ7に段差(たとえば大径部7Aお
よび小径部7B)をつけてこれを構成する必要がある。
すなわち図8は、吸入脈動低減装置13におけるプラン
ジャ7、圧送室19および吸入室20部分の概略断面図
であって、プランジャ7を一体構造にすると、大径部7
Aと小径部7Bとの同軸度のズレを大径部7Aあるいは
小径部7Bのプランジャバレル5との間のクリアランス
を大きくすることにより吸収しなければならず、大径部
7Aが受け持つ高圧油密性および小径部7Bが受け持つ
低圧油密性の機能をそれぞれ低下させてしまうという問
題がある。さらには、一本のプランジャ7に径の異なる
二箇所のクリアランスをマッチングする必要がある部分
があることは、プランジャ7自体の加工が困難となると
いう問題がある。
【0039】したがって、第二の発明による吸入脈動低
減装置13(図1)および41(図7)においてはシー
ルリング6を採用することによりこうした問題を解決し
ているが、第三の発明による吸入脈動低減装置50にお
いては、図9に示すように、プランジャ51を二体構造
(高圧油密部51Aおよび低圧油密部51B)とし、そ
れぞれ必要な精度で加工することができるようにするも
のである。
【0040】すなわち図9は、本発明(第三の発明)の
第3の実施の形態による吸入脈動低減装置50の概略断
面図であり、図示のように、プランジャ51の大径部7
Aおよび小径部7Bの上方部分に相当する部分(小径連
続部51C)を高圧油密部51Aとし、さらに小径部7
Bの下方部分に相当する部分を低圧油密部51Bとした
二体構造としてある。したがって、これらの同軸度に関
係なく、高圧油密部51Aおよび低圧油密部51Bのク
リアランスをそれぞれ独立に最適にすることができるよ
うにした。
【0041】ただし高圧油密部51Aは、その下部に高
圧油密部51Aより小径の小径連続部51Cを形成する
ことにより吸入室20の容積を設計し易くしている。な
お、小径連続部51Cの下端面と低圧油密部51Bの上
端面とは接触し合っているだけで一体に固定構造とする
必要はない。
【0042】こうした構造の吸入脈動低減装置50にお
いては、プランジャ51の高圧油密部51Aと低圧油密
部51Bとが互いにそれぞれの直径が異なっていながら
別体構造であるので、それぞれの同軸度は、互いに関連
性をなくすることができて、これをそれぞれ必要な一般
的な精度とすることが可能となり、それぞれのクリアラ
ンスを最適化するために特別な加工方法を採用する必要
がなく、従来と変わらぬ加工技術を利用することができ
て、コストの上昇を回避することができる。
【0043】つぎに、図10ないし図12にもとづき、
本発明の第4の実施の形態について説明する。図10
は、図1の単気筒ポンプ1および吸入脈動低減装置13
と同様の構造の断面図であって(ただしプランジャの構
造については、図9の第3の実施の形態による吸入脈動
低減装置50の、高圧油密部51Aおよび低圧油密部5
1Bとした二体構造のプランジャ51を採用してい
る)、とくに燃料供給通路23、ならびに分岐点24か
ら分岐する圧送側燃料通路25および吸入側燃料通路2
6の部分に注目した図面である。図示のように、燃料供
給通路23から分岐点24を通って吸入室20に向かう
吸入側燃料通路26に直線的に燃料供給路を形成する
と、プランジャ7の往復動にともなって、吸入室20側
から燃料供給通路23側に燃料が逆流することにより圧
力脈動が増長される可能性がある。
【0044】すなわち、プランジャ7の下降にともなっ
て圧送側燃料通路25から圧送室19に燃料が吸入され
るとともに、吸入室20から吸入側燃料通路26を通っ
て分岐点24および燃料供給通路23に燃料がまともに
逆流する結果、単気筒ポンプ1の低圧側における圧力変
動(脈動)を押さえる作用ないし機能が低下してしまう
という問題がある。
【0045】そこで、本発明の第4の実施の形態におい
ては、分岐点24の位置を吸入側燃料通路26とはずら
すようにしている。図11は、第4の実施の形態による
吸入脈動低減装置を装備した単気筒ポンプ60の断面図
であって、単気筒ポンプ60における吸入脈動低減装置
61は、燃料供給通路23からとくに吸入側燃料通路2
6に至る通路を工夫している。
【0046】具体的には、吸入脈動低減装置61では、
燃料供給通路23と吸入室20とを連通する吸入側燃料
通路26を燃料供給通路23とは直線的に形成しないこ
とを特徴としている。すなわち、図11に示すように、
燃料供給通路23の開口部23A(分岐点24)と吸入
側燃料通路26の開口部26Aとを互いに対向させず
に、ずらせることとした。換言すれば、圧送室19への
圧送側燃料通路25および吸入室20への吸入側燃料通
路26の中間部に開口部23Aを臨ませてある。
【0047】さらに、吸入側燃料通路26の開口部26
Aを圧送側燃料通路25に直接臨ませないようにするこ
とにより、プランジャ7の加工動作時において、プラン
ジャ7の下部における吸入室20から吸入側燃料通路2
6を経た流速が圧送側燃料通路25側に向かないように
してある。
【0048】こうした構成の単気筒ポンプ60および吸
入脈動低減装置61においては、燃料の供給通路である
燃料供給通路23、圧送側燃料通路25および吸入側燃
料通路26を直接連結していないので、プランジャ7の
下降動作中にプランジャ7下部の吸入室20からは燃料
が燃料供給通路23の方向に容易に逆流することがな
く、低圧側の圧力脈動を低減させる機能を向上させるこ
とができる。したがって、つぎの工程の吸入作用が安定
し、とくに高速時における燃料吐出量を増加させること
ができる。
【0049】図12は、図1の単気筒ポンプ1(吸入脈
動低減装置13)の場合、および図11の単気筒ポンプ
60(吸入脈動低減装置61)の場合のカム角度に対す
る圧力変動をそれぞれ示すグラフであって、図示のよう
に、単気筒ポンプ60の低圧側の脈動をさらに有効に抑
えて安定したポンプ作用を保証することができる。な
お、高圧側の脈動については、アキュムレータ14によ
る脈動低減機能により、いずれの吸入脈動低減装置1
3、61の場合にも大きな相違はない。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明(第一の発明)によ
れば、圧送室および吸入室を設けることにより単気筒ポ
ンプの低圧側の脈動を低減し、安定したポンプ機能を確
保し、高速領域においても信頼性を確保することができ
るようにした。また、第二の発明においては、シールリ
ングを用いてプランジャをガイドするようにしたので、
従来の技術を採用したまま、プランジャの大径部および
小径部の加工精度をそれぞれ適正なものとすることがで
きる。さらに、第三の発明においては、プランジャを二
体に分割した構造としたので、高圧油密部および低圧油
密部をそれぞれ別個に必要な精度を持って加工すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明(第一の発明、第二の発明)の第1の実
施の形態による吸入脈動低減装置13を備えた単気筒ポ
ンプ1の断面図である。
【図2】同、吸入脈動低減装置13を説明するための等
価燃料回路を示す概略説明図である。
【図3】同、シールリング6部分の要部拡大断面図であ
る。
【図4】同、プランジャ7の往復動(下降運動および上
昇運動)にともなう、圧送室19および吸入室20への
吸入量および戻し量さらに単気筒ポンプ1全体としての
吸入量を示す図表である。
【図5】同、プランジャ7の下降および上昇にともなう
吸込み側の圧力変動を表したグラフである。
【図6】同、ポンプ回転数に対する脈動幅の関係を示す
グラフである。
【図7】本発明(第一の発明、第二の発明)の第2の実
施の形態による吸入脈動低減装置41を備えた単気筒ポ
ンプ40の断面図である。
【図8】本発明(第一の発明、第二の発明)による吸入
脈動低減装置13におけるプランジャ7、圧送室19お
よび吸入室20部分の概略断面図である。
【図9】本発明(第三の発明)の第3の実施の形態によ
る吸入脈動低減装置50の概略断面図である。
【図10】図1の単気筒ポンプ1および吸入脈動低減装
置13と同様の構造の断面図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態による吸入脈動低
減装置61を装備した単気筒ポンプ60の断面図であ
る。
【図12】同、図1の単気筒ポンプ1(吸入脈動低減装
置13)の場合、および図11の単気筒ポンプ60(吸
入脈動低減装置61)の場合のカム角度に対する圧力変
動をそれぞれ示すグラフである。
【符号の説明】
1 単気筒ポンプ(図1) 2 ポンプハウジング 3 ベローズハウジング 4 ベローズ 5 プランジャバレル 5A プランジャバレル5の先端底部 6 シールリング 7 プランジャ 7A プランジャ7の大径部 7B プランジャ7の小径部 8 プランジャスプリング 9 カム当接シュー 10 リーフバルブ12の吸入弁 11 リーフバルブ12の吐出弁 12 リーフバルブ 13 単気筒ポンプ1の吸入脈動低減装置(第1の実施
の形態、図1) 14 アキュムレータ 15 ベローズ室 16 カム室 17 プランジャ摺動孔 18 カム 19 圧送室(プランジャ室) 19S 圧送室19の圧送容積(単気筒ポンプ1の吐出
容量) 20 吸入室 20S 吸入室20の容積 21 燃料タンク 22 フィードポンプ(電動ポンプ) 23 燃料供給通路 23A 燃料供給通路23の開口部(図11) 24 分岐点 25 圧送側燃料通路 26 吸入側燃料通路 26A 吸入側燃料通路26の開口部(図11) 27 低圧レギュレータ 28 アキュムレータハウジング 29 ダイヤフラム室 30 ダイヤフラム 31 アキュムレータ容積室 32 圧力室 33 吸入口 34 吐出口 35 燃料吐出通路 36 分岐点 37 アキュムレータ配管 38 逆止弁 39 コモンレール 40 単気筒ポンプ(図7) 41 単気筒ポンプ40の吸入脈動低減装置(第2の実
施の形態、図7) 42 環状リング 50 吸入脈動低減装置(第3の実施の形態、図9) 51 プランジャ 51A プランジャ51の高圧油密部 51B プランジャ51の低圧油密部 51C 高圧油密部51Aの小径連続部 60 単気筒ポンプ(図11) 61 単気筒ポンプ60の吸入脈動低減装置(第4の実
施の形態、図11)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】この種のポンプに関する公知資料として
は、特開昭59−12185号、特開昭61−2653
64号、特開平−43682号、特開平7−7716
0号などがある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】上記吸入室における上記プランジャの往復
動による該吸入室の容積の変化量は、これを当該単気筒
ポンプの吐出容量の1/2とすることにより、効率的に
吸入脈動を低減することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】さらに吸入脈動低減装置13においては、
圧送室19の圧送容積19S(単気筒ポンプ1の吐出容
量)を吸入室20の容積20Sの2倍としてある。この
容積20Sとは、より正確には、吸入室20におけるプ
ランジャ7の往復動による吸入室20の容積の変化量を
言う。すなわち、プランジャ7はその大径部7Aのみが
プランジャ摺動孔17に摺動可能に嵌合し、その小径部
7Bは吸入室20に臨んでシールリング6に摺動可能に
嵌合している。換言すれば、大径部7Aの外直径部分に
よる燃料の押退け量が、大径部7Aの外直径部分と小径
部7Bの外直径部分との差による環状部分による押退け
量の2倍となっている。もちろん、この比は、これを任
意に設定することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】したがって、第一の発明による吸入脈動低
減装置13(図1)、および第二の発明による吸入脈動
低減装置41(図7)においてはシールリング6を採用
することによりこうした問題を解決しているが、第三の
発明による吸入脈動低減装置50においては、図9に示
すように、プランジャ51を二体構造(高圧油密部51
Aおよび低圧油密部51B)とし、それぞれ必要な精度
で加工することができるようにするものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】さらに、吸入側燃料通路26の開口部26
Aを圧送側燃料通路25に直接臨ませないようにするこ
とにより、プランジャ7の下降動作時において、プラン
ジャ7の下部における吸入室20から吸入側燃料通路2
6を経た流速が圧送側燃料通路25側に向かないように
してある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 富寿雄 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ゼクセル東松山工場内 (72)発明者 青木 伸夫 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ゼクセル東松山工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料供給通路を介して燃料を供給する
    フィードポンプと、 この燃料供給通路に吸入弁を介して連通する圧送室を形
    成したプランジャバレルと、 このプランジャバレル内を往復動することにより前記圧
    送室内に前記燃料を吸入するとともに該燃料を燃料吐出
    通路に圧送可能なプランジャと、を有する単気筒ポンプ
    の吸入脈動低減装置であって、 前記プランジャバレルにおいて、前記プランジャの前記
    圧送室とは反対側に、前記燃料供給通路に連通する吸入
    室を設けたことを特徴とする単気筒ポンプの吸入脈動低
    減装置。
  2. 【請求項2】 燃料供給通路を介して燃料を供給する
    フィードポンプと、 この燃料供給通路に吸入弁を介して連通する圧送室を形
    成したプランジャバレルと、 このプランジャバレル内を往復動することにより前記圧
    送室内に前記燃料を吸入するとともに該燃料を燃料吐出
    通路に圧送可能なプランジャと、を有する単気筒ポンプ
    の吸入脈動低減装置であって、 前記プランジャは、これを大径部および小径部から形成
    するとともに、 このプランジャの小径部と前記プランジャバレルとの間
    にシールリングを介在させることにより、前記燃料供給
    通路に連通する吸入室を構成可能としたことを特徴とす
    る単気筒ポンプの吸入脈動低減装置。
  3. 【請求項3】 燃料供給通路を介して燃料を供給する
    フィードポンプと、 この燃料供給通路に吸入弁を介して連通する圧送室を形
    成したプランジャバレルと、 このプランジャバレル内を往復動することにより前記圧
    送室内に前記燃料を吸入するとともに該燃料を燃料吐出
    通路に圧送可能なプランジャと、を有する単気筒ポンプ
    の吸入脈動低減装置であって、 前記プランジャをその軸方向において高圧油密部および
    低圧油密部の二体に分割するとともに、 このプランジャと前記プランジャバレルとにより、前記
    燃料供給通路に連通する吸入室を構成可能としたことを
    特徴とする単気筒ポンプの吸入脈動低減装置。
  4. 【請求項4】 前記吸入室の容積は、これを当該単気
    筒ポンプの吐出容量の1/2としたことを特徴とする請
    求項1ないし3いずれかに記載の単気筒ポンプの吸入脈
    動低減装置。
  5. 【請求項5】 前記燃料供給通路が前記圧送室側に連
    通する圧送側燃料通路、および前記燃料供給通路が前記
    吸入室側に連通する吸入側燃料通路の分岐点において、
    この燃料供給通路の開口部と、この吸入側燃料通路の開
    口部と、を互いにずらせてあることを特徴とする請求項
    1ないし4いずれかに記載の単気筒ポンプの吸入脈動低
    減装置。
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