JPH10138544A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH10138544A
JPH10138544A JP29550896A JP29550896A JPH10138544A JP H10138544 A JPH10138544 A JP H10138544A JP 29550896 A JP29550896 A JP 29550896A JP 29550896 A JP29550896 A JP 29550896A JP H10138544 A JPH10138544 A JP H10138544A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高品質でオーバコート材を印刷用紙に対して
印刷することができるプリンタを得ること。 【解決手段】 本発明は、印刷用紙11を搬送する搬送
ローラ13と、印刷用紙11の終端を検知する終端検知
センサ17と、搬送ローラ13の右上方に配設されたプ
ラテンローラ18と、補助ローラ20近傍に配設され印
刷用紙11の始端を検知する始端検知センサ21と、プ
ラテンローラ18の上方に配設されたサーマルヘッド2
4と、サーマルヘッド24の下面に設けられ供給される
パルス電圧のパルス幅に応じた発熱量の熱を発生する発
熱抵抗体25と、イエロインク、オーバコート材等が繰
り返し塗布されたインクリボン1と、装置各部を制御す
るCPUと、パルス幅が時間の経過とともに小さくなる
パルス電圧を発生して、これをサーマルヘッド24へ供
給するパルス電圧発生回路とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写式のプリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、昇華インクが塗布されたイン
クリボンを用いる熱転写式のプリンタが知られている。
この種のプリンタは、インクリボンに対して熱を加える
発熱抵抗体を有するサーマルヘッドと、該サーマルヘッ
ドの下方に配設された上記インクリボンと、印刷用紙お
よびインクリボンを搬送する搬送部と、装置各部を制御
する制御部とを有している。
【0003】ここで、上記インクリボンの構成を図10
に示す。この図において、インクリボン1は、ベースフ
ィルム2上に同図右側よりイエロインクY、マゼンダイ
ンクM、シアンインクCおよびオーバコート材OCが繰
り返し塗布されてなる。上記イエロインクY、マゼンダ
インクMおよびシアンインクCは、各々昇華系のインク
であり、一定温度以上に加熱されることにより昇華する
という性質を有している。また、オーバコート材OC
は、図12に示す印刷用紙11の表面の保護および艶出
しを行う目的で用いられる。
【0004】図10に示すMYは、イエロインクYの先
頭部を検出するときに用いられるイエロマークMYであ
り、MMは、マゼンダインクMの先頭部を検出するとき
に用いられるマゼンダマークMMである。また、MCは、
シアンインクCの先頭部を検出するときに用いられるシ
アンマークMCであり、MOCは、オーバコート材OCの
先頭部を検出するときに用いられるオーバコート材マー
クである。これら、イエロマークMY、マゼンダマーク
MM、シアンマークMCおよびオーバコート材マークMOC
は、図示しないリボンマークセンサによって検知され
る。
【0005】上記構成において、印刷データが供給され
ると、制御部は、搬送部を制御して、図12に示す印刷
用紙11を印刷開始位置まで搬送するとともに、図10
に示すインクリボン1を移動させる。そして、サーマル
ヘッドが図12に示す印刷開始位置Psの直上に位置す
ると、制御部は、搬送部を制御して印刷用紙11の搬送
を停止する。また、図10に示すイエロマークMYがリ
ボンマークセンサにより検知されると、制御部は、搬送
部を制御してインクリボンの移動を停止する。
【0006】次に、制御部は、イエロインクYを印刷用
紙11に対して印刷すべく、サーマルヘッドに対して、
パルス電圧を供給するとともに、搬送部を制御して、イ
ンクリボン1および印刷用紙11を1ライン分づつ順次
搬送する。これにより、サーマルヘッドが発熱すること
により、図10に示すインクリボン1のイエロインクY
が昇華する。従って、印刷用紙11には、イエロインク
Yが1ライン分づつ順次印刷される。
【0007】そして、印刷用紙11に対するイエロイン
クYの印刷が終了すると、制御部は、搬送部を制御し
て、印刷用紙11を印刷開始位置まで逆搬送して、上述
した動作と同様にして図10に示すマゼンダインクMを
印刷用紙11に印刷する動作を行う。そして、上記印刷
用紙11に対するマゼンダインクMの印刷が終了する
と、制御部は、図10に示すシアンインクCを印刷用紙
11に対して印刷する動作を行う。
【0008】そして、上述した印刷用紙11に対するシ
アンインクCの印刷が終了すると、制御部は、印刷用紙
11に対して、図10に示すオーバコート材OCを印刷
する動作を行う。すなわち、今、サーマルヘッドが図1
2に示す印刷開始位置Psの直上に位置している状態に
おいて、制御部は、図11(a)に示す時刻0におい
て、パルス電圧Vpをサーマルヘッドへ供給する。この
図11(a)において、Tは、印刷用紙11を1ライン
分搬送するのに要する時間であり、以下基本周期と称す
る。また、T100は、パルス電圧Vpのパルス幅であり、
上記基本周期Tより小とされおり、以下、100%周期
と称する。
【0009】そして、上記100%周期T100のパルス
電圧Vpがサーマルヘッドに供給されると、サーマルヘ
ッドがパルス電圧Vpにより与えられるエネルギ(以
下、100%エネルギと称する)に応じた発熱量の熱を
発生する。この結果、図10に示すオーバコート材OC
が溶融することにより、図12に示す印刷開始位置Ps
近傍には、1ラインのオーバコート材OCが印刷され
る。
【0010】以下、制御部は、図11(a)に示す時刻
t1、t2、・・・、t7において、100%周期T100のパ
ルス電圧Vpを順次サーマルヘッドへ供給するととも
に、搬送部を制御して図12に示す印刷用紙11を1ラ
インづつ順次搬送する。これにより、図12に示す印刷
用紙11において、印刷開始位置Psから印刷終了位置
Peまでの範囲には、オーバコート材OCが1ライン分
づつ順次、印刷される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のプリンタにおいては、オーバコート材OCの印刷時
において図12に示す印刷用紙11に対して、印刷開始
位置Psから印刷終了位置Peまでの間、常に、100%
エネルギをもってオーバコート材OCの印刷が行われて
いる。しかしながら、上述した従来のプリンタにおいて
は、図12に示す印刷開始位置Psおよび印刷終了位置
Pe付近において、印刷されたオーバコート材OCの剥
がれ等が発生するという欠点があった。これは、図12
に示す印刷開始位置Psにあっては、100%エネルギ
がサーマルヘッドに供給されても、サーマルヘッドが冷
却状態から昇温されるため加熱不良が発生し、従って、
印刷用紙11に対するオーバコート材OCの定着不良が
発生するためである。他方、図12に示す印刷終了位置
Peにあっては、サーマルヘッドに対する供給エネルギ
を100%から急激に0%にしているため、この急激な
変化によってオーバコート材OCが安定して定着しない
ためである。本発明はこのような背景の下になされたも
ので、高品質でオーバコート材を印刷用紙に対して印刷
することができるプリンタを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、供給されるエネルギ量に応じて発熱するサーマルヘ
ッドと、前記サーマルヘッドの下方に配設されオーバコ
ート材が塗布されたインクリボンと、前記インクリボン
の下方に配設された印刷用紙と、前記印刷用紙に前記オ
ーバコート材を印刷するとき、前記インクリボンおよび
前記印刷用紙を1ライン単位で順次搬送する搬送手段と
を有するプリンタにおいて、前記サーマルヘッドに対す
る前記印刷用紙の位置を検出する位置検出手段と、前記
位置検出手段の検出結果に基づいて、前記印刷用紙が印
刷開始位置から第1の位置までにある間、第1のエネル
ギを前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記
第1の位置から第2の位置までにある間、前記第1の大
きさのエネルギより小たる第2のエネルギを前記サーマ
ルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記第2の位置から
印刷終了位置までにある間、前記第2のエネルギの大き
さからゼロまで変化する第3のエネルギを前記サーマル
ヘッドへ供給するエネルギ供給手段とを具備することを
特徴とする。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のプリンタにおいて、前記第1のエネルギは、前記第2
のエネルギに対して1.5倍の大きさであることを特徴
とする。
【0014】請求項3に記載の発明は、供給されるパル
ス電圧のパルス幅に応じて発熱するサーマルヘッドと、
前記サーマルヘッドの下方に配設されオーバコート材が
塗布されたインクリボンと、前記インクリボンの下方に
配設された印刷用紙と、前記印刷用紙に前記オーバコー
ト材を印刷するとき、前記インクリボンおよび前記印刷
用紙を1ライン単位で順次搬送する搬送手段とを有する
プリンタにおいて、前記サーマルヘッドに対する前記印
刷用紙の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出
手段の検出結果に基づいて、前記印刷用紙が印刷開始位
置から第1の位置までにある間、第1のパルス幅のパル
ス電圧を前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が
前記第1の位置から第2の位置までにある間、前記第1
のパルス幅より小たる第2のパルス幅のパルス電圧を前
記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記第2の
位置から印刷終了位置までにある間、前記第2のパルス
幅からゼロまで変化する第3のパルス幅のパルス電圧を
前記サーマルヘッドへ供給するパルス電圧供給手段とを
具備することを特徴とする。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のプリンタにおいて、前記第1のパルス幅は、前記第2
のパルス幅に対して1.5倍の幅であることを特徴とす
る。
【0016】請求項5に記載の発明は、供給される電圧
の大きさに応じて発熱するサーマルヘッドと、前記サー
マルヘッドの下方に配設されオーバコート材が塗布され
たインクリボンと、前記インクリボンの下方に配設され
た印刷用紙と、前記印刷用紙に前記オーバコート材を印
刷するとき、前記インクリボンおよび前記印刷用紙を1
ライン単位で順次搬送する搬送手段とを有するプリンタ
において、前記サーマルヘッドに対する前記印刷用紙の
位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の検
出結果に基づいて、前記印刷用紙が印刷開始位置から第
1の位置までにある間、第1の電圧を前記サーマルヘッ
ドへ供給し、前記印刷用紙が前記第1の位置から第2の
位置までにある間、前記第1の電圧より小たる第2の電
圧を前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記
第2の位置から印刷終了位置までにある間、前記第2の
電圧からゼロまで変化する第3の電圧を前記サーマルヘ
ッドへ供給する電圧供給手段とを具備することを特徴と
する。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のプリンタにおいて、前記第1の電圧は、前記第2の電
圧に対して1.5倍の大きさであることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よるプリンタの印刷部の構成を示す概略側面図である。
この図において、10は、用紙カセットであり、その内
部に印刷用紙11、11・・・を積層収容している。12
は、用紙カセット10の上方に設けられた断面略半円の
ピックアップローラであり、その中心軸が図示しないギ
ア、クラッチおよびベルトからなるギア機構を介して、
モータ(図示略)に接続されている。このピックアップ
ローラ12は、上記モータによりギア機構を介して同図
に示す矢印Z1方向に回転駆動されることにより、用紙
カセット10内の一番上の印刷用紙11を給紙する。
【0019】13は、ピックアップローラ12の左方に
配設された搬送ローラであり、ピックアップローラ12
により給紙された印刷用紙11を搬送する。この搬送ロ
ーラ13は、その中心軸が上述したギア機構を介して同
図に示す矢印Z2またはZ3方向へモータ(図示略)によ
り回転駆動される。14は、ローラであり、搬送ローラ
13の上方に、その外周面が搬送ローラ13の外周面に
当接するようにして配設されている。15は、ローラで
あり、搬送ローラ13の下方に、その外周面が搬送ロー
ラ13の外周面に当接するようにして配設されている。
これらローラ14およびローラ15は、搬送ローラ13
の回転に連動して回転駆動される。
【0020】16は、搬送ローラ13の左方に配設され
たガイド板であり、ピックアップローラ12により給紙
される印刷用紙11をローラ14へ案内し、また、搬送
ローラ13により搬送される印刷用紙11を案内する。
17は、搬送ローラ13およびガイド板16の左方に配
設された終端検知センサ17であり、印刷用紙11の終
端を検知する。
【0021】18は、搬送ローラ13の右上方に配設さ
れたプラテンローラであり、その回転軸がギア機構を介
してモータ(図示略)に接続されている。このプラテン
ローラ18は、上記モータが正転駆動されたとき同図に
示す矢印Z4方向に、他方、モータが逆転駆動されたと
き同図に示す矢印Z5方向に各々回転駆動される。
【0022】19は、プラテンローラ18の右方に、そ
の外周面がプラテンローラ18の外周面に当接するよう
にして配設された補助ローラであり、プラテンローラ1
8の回転に連動して回転駆動される。20は、補助ロー
ラであり、補助ローラ19の上方に、その外周面が補助
ローラ19の外周面に当接するようにして配設されてお
り、補助ローラ19の回転に連動して回転駆動される。
【0023】21は、補助ローラ20の右方に配設され
た始端検知センサであり、印刷用紙11の始端を検知す
る。22は、補助ローラ19の右方に配設された補助ロ
ーラであり、その回転軸が回転機構を介してモータ(図
示略)に接続されている。23は、補助ローラであり、
補助ローラ22の上方に、その外周面が補助ローラ22
の外周面に当接するようにして配接されており、補助ロ
ーラ22の回転に連動して回転駆動される。
【0024】24は、プラテンローラ18の上方に配設
されたサーマルヘッドであり、図示しない駆動装置によ
り、同図に示す矢印ZuまたはZd方向へ駆動される。こ
のサーマルヘッド24の下面、すなわちプラテンローラ
18に対向する面には、発熱抵抗体25が設けられてお
り、この発熱抵抗体25は、供給されるパルス電圧のパ
ルス幅に応じた発熱量の熱を発生する。
【0025】インクリボン1は、前述した図10に示す
構成と同一の構成とされており、その一端部が送り出し
リール26に巻回されており、その他端部がプーリ2
7、28および29を介して巻き取りリール30に巻回
されている。この巻き取りリール30は、図示しないギ
ア機構を介してモータ(図示略)に接続されており、こ
のモータによって、同図に示す矢印Z6方向へ回転駆動
される。すなわち、この巻き取りリール30が回転駆動
されることにより、インクリボン1が同図に示す矢印Z
7方向へ送られ、さらに、送り出しリール26が同図に
示す矢印Z8方向へ回転駆動される。31は、補助ロー
ラ20とインクリボン1との間に配設されたリボンマー
クセンサであり、図10に示すイエロマークMY、マゼ
ンダマークMM、シアンマークMCおよびオーバーコート
材マークMOCを各々検知する。
【0026】図2は、本発明の一実施形態によるプリン
タの制御部の構成を示すブロック図であり、この図にお
いて、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付
け、その説明を省略する。図2において、41は、装置
各部を制御するCPU(中央処理装置)であり、このC
PU41の動作の詳細については後述する。42は、R
OM(リードオンリメモリ)であり、CPU41で実行
される制御プログラムが記憶されている。43は、読み
出しおよび書き込みが可能なRAM(ランダムアクセス
メモリ)であり、CPU41の制御により演算データ等
が記憶される。
【0027】44は、図示しないパーソナルコンピュー
タ等の外部装置とラインメモリ45との間の電気的整合
をとるインターフェイスであり、上記外部装置から印刷
データDが供給される。上記ラインメモリ45は、イン
ターフェイス44を介して入力される印刷データDを、
CPU41の制御により1ライン分づづ記憶する。46
は、I/O(Input/Output)ポートであり、CPU4
1と、モータ47、始端検知センサ21、終端検知セン
サ17およびリボンマークセンサ31との間に介挿され
ている。上記モータ47は、I/Oポート46を介して
CPU41より供給されるモータ駆動信号SMにより回
転駆動される。すなわち、モータ47は、上述した図1
に示すピックアップローラ12、搬送ローラ13、プラ
テンローラ18、補助ローラ22および巻き取りリール
30を図示しないギア機構を介して回転駆動する。
【0028】また、図2に示す始端検知センサ21は、
図1に示す印刷用紙11を検知したとき用紙検知信号S
sをI/Oポート46を介してCPU41へ出力する。
終端検知センサ17は、上記始端検知センサ21と同様
にして、印刷用紙11を検知したとき用紙検知信号Se
をI/Oポート46を介してCPU41へ出力する。リ
ボンマークセンサ31は、図10に示すイエロマークM
Y、マゼンダマークMM、シアンマークMCまたはオーバ
ーコート材マークMOCを検知したとき、マーク検知信号
SRをI/Oポート46を介してCPU41へ出力す
る。
【0029】48は、パルス電圧発生回路であり、CP
U41から供給されるパルス幅制御信号Spに応じた図
11(b)に示すパルス電圧Vpを発生して、これをサ
ーマルヘッド24へ出力する。上記パルス幅制御信号S
pおよびパルス電圧Vpの詳細については、後述する。
【0030】次に、上述した本発明の一実施形態による
プリンタの動作について説明する。図2において、図示
しない外部装置より印刷データDが出力されると、該印
刷データDは、インターフェイス44を介してラインメ
モリ45に、1ライン分づつ順次書き込まれる。次に、
CPU41は、I/Oポート46を介してモータ47へ
モータ駆動信号SMを供給する。この結果、モータ47
が回転駆動される。
【0031】次に、CPU41によりギア機構のクラッ
チが投入されると、図1に示すピックアップローラ12
が同図に示す矢印Z1方向へ回転駆動されるとともに、
搬送ローラ13が同図に示す矢印Z2方向へ正転駆動さ
れる。この搬送ローラ13の回転に連動して、ローラ1
4および15が各々正転駆動される。
【0032】また、上記搬送ローラ13の回転に連動し
て、プラテンローラ18が同図に示す矢印Z4方向へ正
転駆動され、さらに補助ローラ19および20がプラテ
ンローラ18の回転に連動して各々正転駆動される。こ
れと同時に、補助ローラ22および23が各々正転駆動
される。
【0033】さらに、巻き取りリール30が同図に示す
矢印Z6方向へ回転駆動され、この結果、インクリボン
1が同図に示す矢印Z7方向へ送られ、さらに送り出し
リール26が同図に示す矢印Z8方向へ回転する。そし
て図3に示すようにピックアップローラ12の外周面
が、用紙カセット10内の一番上の印刷用紙11に当接
すると、該印刷用紙11は同図に示すように搬送ローラ
13方向へ給紙される。
【0034】また、図10に示すイエロマークMYが、
図3に示すリボンマークセンサ31近傍に位置すると、
図2に示すリボンマークセンサ31からは、マーク検知
信号SRがI/Oポート46を介してCPU41へ出力
される。これにより、CPU41は、インクリボン1が
イエロインクYの印刷開始位置にあることを認識した
後、ギア機構のクラッチを制御して、図3に示す巻き取
りリール30の回転を停止する。
【0035】そして、図3において、印刷用紙11の始
端11sが搬送ローラ13とローラ15との間に挟まれ
ると、この印刷用紙11は、ガイド板16に案内されな
がら搬送ローラ13によりローラ14方向へ搬送され
る。そして、印刷用紙11の始端11sが終端検知セン
サ17の近傍に位置すると、図2に示す終端検知センサ
17からは検知信号SeがI/Oポート46を介してC
PU41へ出力される。
【0036】そして、図4に示すように印刷用紙11の
始端11sがプラテンローラ18上を経由して、さらに
補助ローラ19および20に挟まれた状態で、同図に示
す始端検知センサ21近傍に位置すると、図2に示す始
端検知センサ21からは、用紙検知信号SsがI/Oポ
ート46を介してCPU41へ出力される。これによ
り、CPU41は、図4に示す印刷用紙11が印刷開始
位置にあることを認識した後、ギア機構のクラッチを制
御して、ピックアップローラ12、搬送ローラ13、プ
ラテンローラ18および補助ローラ22の回転を停止す
る。このとき、図4に示すサーマルヘッド24の発熱抵
抗体25は、図9に示す印刷用紙11の印刷開始位置P
sの直上に位置している。
【0037】次に、CPU41は、図示しない駆動装置
を駆動することにより、図5に示すようにサーマルヘッ
ド24を同図に示す矢印Zd方向へ移動させる。この結
果、サーマルヘッド24の発熱抵抗体25が、インクリ
ボン1および印刷用紙11を介してプラテンローラ18
に圧接する。
【0038】次に、CPU41は、図2に示すラインメ
モリ45より、1ライン目のイエロ色に関する印刷デー
タDを読み出した後、この印刷データDに応じたパルス
幅のパルス幅制御信号Spをパルス電圧発生回路48へ
出力する。これにより、パルス電圧発生回路48は、入
力されたパルス幅制御信号Spに応じたパルス幅のパル
ス電圧Vpをサーマルヘッド24へ出力する。
【0039】この結果、サーマルヘッド24の発熱抵抗
体25は、上記パルス電圧Vpのパルス幅に応じた発熱
量の熱を発生する。これにより、図5に示すインクリボ
ン1のイエロインクY(図10参照)が昇華して、1ラ
イン分のイエロインクYが印刷用紙11に印刷される。
【0040】次に、CPU41は、ギア機構のクラッチ
を制御して、図5に示す搬送ローラ13、プラテンロー
ラ18および補助ローラ22を1ラインに相当する回転
角度だけ回転駆動した後、再び、図2に示すラインメモ
リ45より2ライン目のイエロ色に関する印刷データD
を読み込む。次いで、CPU41は、上記2ライン目の
印刷データDに対応するパルス幅制御信号Spをパルス
電圧発生回路48へ出力する。この結果、パルス電圧発
生回路48からは、上記パルス幅制御信号Spに対応す
るパルス電圧Vpがサーマルヘッド24へ出力される。
【0041】これにより、上述した動作と同様にして、
図5に示すインクリボン1のイエロインクY(図10参
照)が昇華して、印刷用紙11の2ライン目には、イエ
ロインクYが印刷される。以下、上述した印刷動作が繰
り返されることにより、印刷用紙11の3ライン目以降
には、イエロインクYが印刷がされる。
【0042】そして、印刷用紙11に対するイエロイン
クYの印刷が進んで、今、図6に示すように印刷用紙1
1の終端11eが終端検知センサ17近傍を通過する
と、図2に示す終端検知センサ17から出力されている
用紙検知信号Seの出力が停止される。これにより、C
PU41は、印刷用紙11が印刷終了位置にあることを
認識した後、ギア機構のクラッチを制御して、図6に示
す搬送ローラ13、プラテンローラ18および補助ロー
ラ22の回転を停止する。すなわち、今、印刷用紙11
に対するイエロインクYの印刷が終了したことになる。
また、今、図6に示す発熱抵抗体25は、図9に示す印
刷終了位置Peの直上に位置している。
【0043】次に、CPU41は、図示しない駆動装置
を駆動して、サーマルヘッド24を図5に示す圧接状態
の位置から図6に示す矢印Zu方向へ移動させる。これ
により、インクリボン1、印刷用紙11およびプラテン
ローラ18に対する圧接が解除される。
【0044】そして、今、図10に示すマゼンダマーク
MMが、リボンマークセンサ31により検知されると、
図2に示すリボンマークセンサ31からは、マーク検知
信号SRがI/Oポート46を介して、CPU41へ出
力される。これにより、CPU41は、インクリボン1
がマゼンダインクMをすることができる位置にあること
を認識した後、ギア機構のクラッチを制御して巻き取り
リール30の回転を停止する。
【0045】次に、CPU41は、印刷用紙11を図6
に示す矢印Z9方向へ逆搬送すべく、ギア機構のクラッ
チを制御して、搬送ローラ13、プラテンローラ18お
よび補助ローラ22を各々逆転駆動する。これにより、
印刷用紙11は、同図に示す矢印Z9方向へ逆搬送さ
れ、搬送ローラ13とローラ14との間を経由して、さ
らに、図6に示すガイド板16に案内されつつ逆搬送さ
れる。
【0046】そして、図7に示すように印刷用紙11の
始端11sが始端検知センサ21の近傍に位置すると、
図2に示す始端検知センサ21から出力されている用紙
検知信号Ssの出力が停止される。これにより、CPU
41は、印刷用紙11の始端11sが印刷開始位置にあ
ることを認識した後、ギア機構のクラッチを制御して、
図7に示す搬送ローラ13、プラテンローラ18および
22の回転を停止する。 次に、CPU41は、前述し
たイエロインクYの印刷動作と同様にして、駆動装置
(図示略)を駆動して、図7に示すサーマルヘッド24
を同図に示す矢印Zd方向へ移動する。これにより、プ
ラテンローラ18は、印刷用紙11およびインクリボン
1を介してサーマルヘッド24に圧接される。
【0047】次に、CPU41は、マゼンダインクM
(図10参照)を印刷用紙11に対して印刷すべく、図
2に示すラインメモリ45より、マゼンダ色に関する1
ライン分の印刷データDを読み出した後、この印刷デー
タDに対応するパルス幅制御信号Spをパルス電圧発生
回路48へ供給する。
【0048】パルス電圧発生回路48は、前述した動作
と同様にして、パルス幅制御信号Spに対応するパルス
幅のパルス電圧Vpを発生した後、これをサーマルヘッ
ド24へ供給する。以下、前述したイエロインクYの印
刷時の動作と同様にして、印刷用紙11が図7に示す矢
印Z7方向へ1ライン分づつ搬送されつつ、この印刷用
紙11にはマゼンダインクM(図10参照)が1ライン
分づつ順次印刷される。
【0049】そして、上述したマゼンダインクMの印刷
が終了すると、前述した動作と同様にして、印刷用紙1
1は、図6に示す印刷終了位置から図7に示す印刷開始
位置まで逆搬送される。そして、CPU41は、図2に
示すラインメモリ45より、シアン色に関する1ライン
分の印刷データDを読み出した後、この印刷データDに
対応するパルス幅制御信号Spをパルス電圧発生回路4
8へ供給する。以下、前述した動作と同様にして、印刷
用紙11が図7に示す矢印Z7方向へ1ライン分づつ搬
送されつつ、この印刷用紙11には、シアンインクC
(図10参照)が1ライン分づづ順次印刷される。
【0050】そして、シアンインクCの印刷が終了する
と、前述した動作と同様にして、印刷用紙11は、図6
に示す印刷開始位置から図7に示す印刷終了位置まで逆
搬送される。今、イエロインクY、マゼンダインクMお
よびシアンインクCの各印刷が終了した状態とされてい
る。
【0051】次に、CPU41は、上述したイエロイン
クY、マゼンダインクMおよびシアンインクCが印刷さ
れた図9に示す印刷用紙11上に、図10に示すオーバ
ーコート材OCを印刷する動作を行う。以下、この動作
について詳述する。今、動作の前提として、図7におい
てインクリボン1の図10に示すオーバーコート材マー
クMOCがリボンマークセンサ31の近傍に位置してお
り、かつ図7に示すサーマルヘッド24がインクリボン
1および印刷用紙11を介してプラテンローラ18に圧
接しているものとする。また、サーマルヘッド24の発
熱抵抗体25が、図9に示す印刷開始位置Psの直上に
位置しているものとする。
【0052】この状態において、CPU41は、図11
(b)に示す時刻0において図2に示すパルス電圧発生
回路48に対してパルス幅制御信号Spの供給を開始す
る。これにより、パルス電圧発生回路48は、図11
(b)に示す時刻0より150%周期T150分の間、”
ハイ”であるパルス電圧Vpをサーマルヘッド24へ出
力する。
【0053】ここで、上記150%周期T150は、基本
周期Tにおいてパルス電圧Vpが”ハイ”されている期
間が、図11(a)に示す100%周期T100に比して
1.5倍の長さとされている。すなわち、上記150%
周期T150のパルス電圧Vpは、サーマルヘッド24の発
熱抵抗体25に対して、従来の発熱抵抗体に比して15
0%のエネルギを供給するものである。
【0054】そして、上記150%周期T150のパルス
電圧Vpがサーマルヘッド24へ供給されると、図7に
示す発熱抵抗体25は、従来のプリンタに比して1.5
倍の発熱量の熱を発生する。この結果、図10に示すオ
ーバコート材OCが溶融して、図9に示す印刷用紙11
の印刷開始位置Ps近傍には、1ライン分のオーバコー
ト材OCが印刷される。この印刷時においては、印刷用
紙11には、従来のものに比して、1.5倍の定着率で
オーバコート材OCが定着する。
【0055】そして、図11(b)に示す時刻t1にな
ると、CPU41は、ギア機構のクラッチを制御して、
図7に示すプラテンローラ18を1ライン分に相当する
回転角度だけ正転駆動する。この結果、印刷用紙11が
1ライン分、同図に示す矢印Z7方向へ搬送される。ま
た、これと同時に、図11(b)に示す時刻t1におい
ては、図2に示すパルス電圧発生回路48は、時刻t1
より150%周期T150の間”ハイ”であるパルス電圧
Vpをサーマルヘッド24へ出力する。
【0056】これにより、上述した動作と同様にして、
図7に示す発熱抵抗体25が150%の発熱量で発熱す
ることにより、図9に示す印刷開始位置Psから位置P1
までの範囲における印刷用紙11の1ライン分に、オー
バコート材OC(図10参照)が印刷される。
【0057】そして、図11(b)に示す時刻t2にな
ると、CPU41は、ギア機構のクラッチを制御して、
図7に示すプラテンローラ18を1ライン分、正転駆動
する。この結果、印刷用紙11が同図に示す矢印Z7方
向へ1ライン分、搬送される。これにより、発熱抵抗体
25は、図9に示す位置P1の直上に位置する。
【0058】また、これと同時に、図11(b)に示す
時刻t2においては、図2に示すパルス電圧発生回路4
8は、時刻t2より100%周期T100の間”ハイ”であ
るパルス電圧Vpをサーマルヘッド24へ出力する。こ
れにより、図7に示す発熱抵抗体25が100%の発熱
量で発熱することにより、図9に示す位置P1近傍の印
刷用紙11には、1ライン分のオーバコート材OCが印
刷される。以下、図9に示す位置P1から位置P2の近傍
までに至る範囲の印刷用紙11には、100%のエネル
ギによってオーバコート材OCが1ライン分づつ順次印
刷される。
【0059】そして、今、図11(b)に示す時刻t4
になり、かつ図7に示す発熱抵抗体25が図9に示す位
置P2の直上に位置したとすると、図2に示すパルス電
圧発生回路48は、時刻t4より80%周期T80の間”
ハイ”であるパルス電圧Vpをサーマルヘッド24へ出
力する。
【0060】ここで、上記80%周期T80は、基本周期
Tにおいてパルス電圧Vpが”ハイ”とされている期間
が、図11(a)に示す100%周期Tに比して0.8
倍の長さとされている。すなわち、上記80%周期T80
のパルス電圧Vpは、サーマルヘッド24の発熱抵抗体
25に対して、従来のプリンタに比して80%のエネル
ギを供給するものである。
【0061】そして、今、図11(b)に示す時刻t5
になると、CPU41は、ギア機構のクラッチを制御し
て、図7に示すプラテンローラ18を1ライン分、正転
駆動する。この結果、印刷用紙11が同図に示す矢印Z
7方向へ1ライン分、搬送される。
【0062】また、これと同時に、図11(b)に示す
時刻t5においては、図2に示すパルス電圧発生回路4
8は、時刻t5より60%周期T60の間”ハイ”である
パルス電圧Vpをサーマルヘッド24へ出力する。これ
により、図7に示す発熱抵抗体25が60%の発熱量で
発熱することにより、印刷用紙11には、1ライン分の
オーバコート材OCが印刷される。以下、図7に示す印
刷用紙11が1ライン分づつ順次、同図に示す矢印Z7
方向へ搬送されるとともに、図9に示す位置P2から印
刷終了位置Peの近傍までに至る範囲の印刷用紙11に
は、図11(b)に示す40%(時刻t6参照)、20
%(時刻t7参照)という具合に順次、低くなるエネル
ギによってオーバコート材OCが1ライン分づつ順次印
刷される。
【0063】そして、今、図11(b)に示す時刻t8
になると、図7に示す発熱抵抗体25が図9に示す印刷
終了位置Peの直上に位置し、かつ、図2に示すパルス
電圧発生回路48はパルス電圧Vpの出力を停止する。
これにより、印刷用紙11に対する全印刷が終了する。
【0064】次に、CPU41は、図示しないギア機構
のクラッチを制御して図7に示す搬送ローラ13、プラ
テンローラ18および補助ローラ22を各々正転駆動し
て、印刷用紙11を図8に示す矢印Z7方向へ搬送す
る。そして、印刷用紙11の搬送が終了すると、CPU
41は、図2に示すモータ47に対するモータ駆動信号
SMの供給を停止する。これにより、モータ47が停止
する。
【0065】以上説明したように、本発明の一実施形態
によるプリンタによれば、図9に示すようにオーバコー
ト材OCの印刷時において、印刷開始位置Psから位置
P1までの間、150%のエネルギでオーバコート材O
Cを印刷し、位置P1から位置P2までの間、100%の
エネルギでオーバコート材OCを印刷し、位置P2から
印刷終了位置までの間、80%から徐々に0%に低下す
るエネルギでオーバコート材OCを印刷しているので、
従来のプリンタのように印刷用紙11の印刷開始位置P
s近傍および印刷終了位置Peにおいて発生していたオー
バコート材OCの剥離等が発生することがない。従っ
て、一実施形態によるプリンタによれば、高品質の印刷
をすることができるという効果が得られる。
【0066】以上、本発明の一実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの一実施形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、上述
した一実施形態によるプリンタにおいては、図11
(b)に示すように、発熱抵抗体25(図1参照)に対
して、150%、100%、80%〜0%という配分で
エネルギを供給する例について説明したが、これに限定
されることなく、いかなる配分であってもよい。要は、
オーバコート材OCの印刷開始時には100%以上のエ
ネルギを発熱抵抗体25に対して供給し、他方、印刷終
了時には徐々に0%に至るエネルギを発熱抵抗体25に
対して供給すればよいのである。
【0067】また、上述した一実施形態によるプリンタ
においては、図1に示す発熱抵抗体25へ供給するエネ
ルギを制御する方法として、図11(b)に示すように
パルス電圧Vpのパルス幅を制御する方法について説明
したが、これに限定されることなく、上記パルス幅に代
えて、パルス電圧Vpの大きさを制御するようにしても
よい。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、サーマルヘッドに供給
するエネルギを、第1のエネルギ、第2のエネルギおよ
び第3のエネルギという具合に、オーバコート材の印刷
開始時から終了時までの間、次第に小さくしているた
め、印刷用紙に対するオーバコート材の定着率が良くな
り、特に、印刷用紙の印刷開始位置および印刷終了位置
の各位置におけるオーバコート材の定着率が向上する。
従って、本発明によれば、高品質でオーバコート材を印
刷用紙に対して印刷することができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるプリンタの印刷部
の構成を示す概略側面図である。
【図2】 同一実施形態によるプリンタの制御部の構成
を示すブロック図である。
【図3】 同一実施形態によるプリンタの動作を説明す
る図である。
【図4】 同一実施形態によるプリンタの動作を説明す
る図である。
【図5】 同一実施形態によるプリンタの動作を説明す
る図である。
【図6】 同一実施形態によるプリンタの動作を説明す
る図である。
【図7】 同一実施形態によるプリンタの動作を説明す
る図である。
【図8】 同一実施形態によるプリンタの動作を説明す
る図である。
【図9】 同一実施形態によるプリンタにおける印刷用
紙11に対するオーバコート材OCの印刷方法を説明す
る図である。
【図10】 従来および本発明の一実施形態によるプリ
ンタに適用されるインクリボン1の構成を示す一部裁断
平面図である。
【図11】 従来のプリンタおよび本発明の一実施形態
によるプリンタにおいて用いられるパルス電圧Vpの各
波形を示す波形図である。
【図12】 従来のプリンタにおける印刷用紙11に対
する印刷動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 インクリボン OC オーバコート材 11 印刷用紙 17 終端検知センサ 21 始端検知センサ 24 サーマルヘッド 31 リボンマークセンサ 41 CPU 47 モータ 48 パルス電圧発生回路 VP パルス電圧 SP パルス幅制御信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給されるエネルギ量に応じて発熱する
    サーマルヘッドと、前記サーマルヘッドの下方に配設さ
    れオーバコート材が塗布されたインクリボンと、前記イ
    ンクリボンの下方に配設された印刷用紙と、前記印刷用
    紙に前記オーバコート材を印刷するとき、前記インクリ
    ボンおよび前記印刷用紙を1ライン単位で順次搬送する
    搬送手段とを有するプリンタにおいて、 前記サーマルヘッドに対する前記印刷用紙の位置を検出
    する位置検出手段と、 前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記印刷用紙
    が印刷開始位置から第1の位置までにある間、第1のエ
    ネルギを前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が
    前記第1の位置から第2の位置までにある間、前記第1
    の大きさのエネルギより小たる第2のエネルギを前記サ
    ーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記第2の位置
    から印刷終了位置までにある間、前記第2のエネルギの
    大きさからゼロまで変化する第3のエネルギを前記サー
    マルヘッドへ供給するエネルギ供給手段とを具備するこ
    とを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記第1のエネルギは、前記第2のエネ
    ルギに対して1.5倍の大きさであることを特徴とする
    請求項1に記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 供給されるパルス電圧のパルス幅に応じ
    て発熱するサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドの下
    方に配設されオーバコート材が塗布されたインクリボン
    と、前記インクリボンの下方に配設された印刷用紙と、
    前記印刷用紙に前記オーバコート材を印刷するとき、前
    記インクリボンおよび前記印刷用紙を1ライン単位で順
    次搬送する搬送手段とを有するプリンタにおいて、 前記サーマルヘッドに対する前記印刷用紙の位置を検出
    する位置検出手段と、 前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記印刷用紙
    が印刷開始位置から第1の位置までにある間、第1のパ
    ルス幅のパルス電圧を前記サーマルヘッドへ供給し、前
    記印刷用紙が前記第1の位置から第2の位置までにある
    間、前記第1のパルス幅より小たる第2のパルス幅のパ
    ルス電圧を前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙
    が前記第2の位置から印刷終了位置までにある間、前記
    第2のパルス幅からゼロまで変化する第3のパルス幅の
    パルス電圧を前記サーマルヘッドへ供給するパルス電圧
    供給手段とを具備することを特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記第1のパルス幅は、前記第2のパル
    ス幅に対して1.5倍の幅であることを特徴とする請求
    項3に記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 供給される電圧の大きさに応じて発熱す
    るサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドの下方に配設
    されオーバコート材が塗布されたインクリボンと、前記
    インクリボンの下方に配設された印刷用紙と、前記印刷
    用紙に前記オーバコート材を印刷するとき、前記インク
    リボンおよび前記印刷用紙を1ライン単位で順次搬送す
    る搬送手段とを有するプリンタにおいて、 前記サーマルヘッドに対する前記印刷用紙の位置を検出
    する位置検出手段と、 前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記印刷用紙
    が印刷開始位置から第1の位置までにある間、第1の電
    圧を前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記
    第1の位置から第2の位置までにある間、前記第1の電
    圧より小たる第2の電圧を前記サーマルヘッドへ供給
    し、前記印刷用紙が前記第2の位置から印刷終了位置ま
    でにある間、前記第2の電圧からゼロまで変化する第3
    の電圧を前記サーマルヘッドへ供給する電圧供給手段と
    を具備することを特徴とするプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記第1の電圧は、前記第2の電圧に対
    して1.5倍の大きさであることを特徴とする請求項5
    に記載のプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009220541A (ja) * 2008-03-19 2009-10-01 Mitsubishi Electric Corp プリンタ装置
JP2013146943A (ja) * 2012-01-20 2013-08-01 Mitsubishi Electric Corp 熱転写型印刷装置

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