JPH10136263A - 熱画像収録装置及び熱画像収録方法 - Google Patents

熱画像収録装置及び熱画像収録方法

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JPH10136263A
JPH10136263A JP8282394A JP28239496A JPH10136263A JP H10136263 A JPH10136263 A JP H10136263A JP 8282394 A JP8282394 A JP 8282394A JP 28239496 A JP28239496 A JP 28239496A JP H10136263 A JPH10136263 A JP H10136263A
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JP
Japan
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thermal image
projection
image recording
infrared
global
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JP8282394A
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English (en)
Inventor
Tetsushi Matsunaga
徹志 松永
Akira Umeboshino
晁 梅干野
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N II C SANEI KK
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N II C SANEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外環境で熱収録を行なう赤外線撮像装置等
の熱画像収録装置での計測の視野角を計測ポイントを中
心に全球に拡大する。 【解決手段】 赤外検出カメラ3を旋回雲台19上で一
次走査しながらパン及びチルトさせつつ計測ポイントを
中心に上下、左右に旋回させて全球に亘って撮像し、熱
画像を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地表面や建物表面等
の3次元的空間から熱放射される赤外線を検出し、画像
化する為の熱画像収録装置及び熱画像収録方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、都市、建築の熱的居住性を向
上させる為に、これら建物や地表面が空間構成に及ぼす
影響の放射温度解析が広く行われている。この様な放射
温度解析時に建物の壁面や地表面の温度等をグローブ温
度計、或いは純放射を計測する放射収支計等を用いて温
度計測しても、これら対象物の温度は周囲の気温による
放射、対流、伝導の影響を受け、壁面や地表面の純放射
温度を計測することが困難である。
【0003】上述のグローブ温度計、或いは放射収支計
等では点的に温度計測を行なう為に3次元的熱環境の計
測は極めて困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】建物の壁面等の対象物
の表面温度分布計測には赤外線放射カメラが有効である
が、従来一般に使用されている赤外線放射カメラでは計
測視野が狭すぎるため熱環境を包括的に3次元的に捕ら
える手段としては限界が生ずる問題があった。
【0005】本発明は叙上の問題点を解消した熱画像収
録装置及び熱画像収録方法を提供しようとするもので、
その課題とするところは、対象物の熱的収支を3次元的
な空間分布として捕らえることが出来る熱画像計測シス
テムを得ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の熱画像収録装置
は対象物から放射される赤外線を検出し、画像化する熱
画像収録装置に於いて、上記対象物から放射される赤外
線を検出するための赤外線検出カメラを、対象物の熱画
像収録点を中心に一次元走査すると共にパン及びチルト
させて全球に拡大した全球熱画像として収録して成るも
のである。
【0007】本発明の熱画像収録方法は対象物としての
地表面や建物表面の温度分布を3次元的な空間分布とし
て赤外線検出カメラで赤外線全球熱画像として検出し、
赤外線全球熱画像を平面的熱画像として表示して成るも
のである。
【0008】本発明の熱画像収録装置及び熱画像収録方
法によれば点又は狭い範囲での熱環境情報でなく、観測
点を中心に全球の放射温度環境計測が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の熱画像収録装置及
び熱画像収録方法を図面を用いて詳記する。
【0010】先ず、本発明の熱画像収録装置の全体的な
系統図を図3を用いて説明する。
【0011】図3で動植物、建物等の対象物1から放射
する赤外線2の強弱は赤外線検出カメラ3を介して赤外
線検出カメラ3内の赤外線検出器3aで検出される。
【0012】赤外線2はウィンド3bを介してガルバノ
ミラー等の走査光学系3c、フォーカス用の対物レンズ
3d、チョッパ3e、リレーレンズ3f並びに冷却剤
(液体窒素やアルゴン等)や冷却素子で冷却されたHg
CdTe等の赤外線検出器3aを有し、走査光学系3c
はガルバノドライブ3gで、対物レンズ3dはフォーカ
スドライブ3hで、チョッパ3eはチョッパモータ3j
で夫々駆動され、対象物1は通常ガルバノドライバ3g
で走査光学系3cを介して2次元的に線順次走査され赤
外線の温度分布画像信号の強弱を検出するが、本例では
一次元的に走査する様に成される。
【0013】この赤外線検出カメラ3内の赤外線検出器
3aで検出した温度分布画像信号はプリアンプ4に供給
され、図示しないが放射率補正、リニアライズイング、
レベル調整、センス調整、等を介してアナログ−デジタ
ル変換器(ADC)5で標本化及び符号化が行なわれ
て、デジタル−データに変換される。
【0014】ADC5からのデジタル−データは画像メ
モリ6a及び6bに供給され、赤(R)、緑(G)、青
(B)の信号を発生させる疑似カラー発生回路7のカラ
ーパレット(メモリ)7R,7G,7Bに供給されて、
デジタル−データのレベル(温度)に応じて定められた
色付けがなされる。
【0015】これらカラーパレット7R,7G,7Bか
らの各データはデジタル−アナログ変換回路(DAC)
8(8R,8G,8B)でアナログの温度分布カラー画
像信号に変換されて陰極線管(CRT)等のモニタ用の
表示装置9に供給されて画面上に対象物1の画像が色別
された温度分布パターンとして表示される。
【0016】マイクロコンピュータ(CPU)10はA
DC5、画像メモリ6a及び6b、疑似カラー発生器
7、DAC8を制御すると共にインタフェース11を介
して赤外線カメラ3のガルバノドライブ3g等を検出カ
メラコントローラ12等を介して制御する様に成されて
いる。
【0017】ROM13及びRAM14等はCPU10
が通常有しているワーク用のメモリであり操作部15は
キーボード等の入力部である。
【0018】上述の様に構成した熱画像収録装置16の
赤外線検出カメラ3を図1に示す屋外環境観測車17に
植立した電動伸縮ポール18の旋回雲台19上に載置す
る。
【0019】雲台制御部20及び熱画像収録装置16の
制御部を含む表示装置9等も観測車17内に配設されて
いる。更に通風筒付乾湿球白金温度計、プロペラ式微風
向風速計、ネオ日射計等の気象観測装置21が観測車1
7の屋根に配設されている。
【0020】赤外線検出カメラ3の光学走査系は目的に
応じて三種類の波長帯3〜5μm、5.5〜7.9μ
m、8〜13μmが用いられ、波長3〜5μm帯では赤
外線検出器3aはInSbが用いられ、波長5.5〜
7.9μm及び8〜13μm帯ではHgCdTeが用い
られる。
【0021】又、視野角も30°、50°,80°の3
種類を選択出来る。分解能は0.1℃〜0.15℃で温
度測定精度は±1.0℃、水平解像度344本以上、走
査角は水平30°×垂直28.5°、使用温度範囲0℃
〜40℃、瞬時視野角1.5mmradであり、使用す
る波長帯は測定する対象物1を構成する材料の分光放射
特性や、反射成分の性質、大気の影響等によって決定す
る。
【0022】電動伸縮ポール18は観測時に車や垣根等
の視覚的障害を回避し、より多くの地表面や建物の壁面
を俯瞰撮影するためにポールは最長で地上7mの高さま
で伸長可能にし、10mmピッチで電動リモコンで伸縮
し、昇降速度0.06m/secとし、ポールの振れ角
度は最長時±0.5°以内に抑えた。
【0023】赤外線検出カメラ3を載置し、全球熱画像
を収録するために旋回雲台19はパン(水平回転)及び
チルト(鉛直回転)可能となし、最大回転角度は、33
0°とし、最大回転速度は90°/secで最大搭載重
量を10kgとした。
【0024】又、雲台制御部20は角度表示分解能は
0.01°、角度表示精度は±0.08、角度再現性は
±0.1°の性能を持っている。
【0025】この様に観測車17に熱画像収録装置を載
置しているので屋外熱環境計測の為に、例えば住宅地、
緑地帯、工業地帯等に自由に移動計測出来る。
【0026】図2は上述の屋外環境観測車17を用いて
測定対象物1の全球熱画像の収録、表示及び応用例を示
す屋外熱環境計測システムのフロー図を示すものであ
る。
【0027】先ず、収録段階では第1ステップST1
測定対象物1の決定が行なわれ、第2ステップST2
熱画像収録方法の選択が成される。通常全球熱画像を得
るために赤外線検出カメラ3の載置された旋回雲台19
の回転方法は二通りあり、一つは赤外線検出カメラのガ
ルバノメータ等の走査光学系3cを図4Bの様に水平方
向に所定角度走査24しながらチルト方向25に回転
し、その動作をパン方向26に一定角度ずつ移動しなが
ら撮像を行なうチルト回転法及び走査光学系3cを図6
Bの様に鉛直方向に鉛直走査27しながらパン方向26
に回転し、チルト方向25に一定角度ずつ移動しながら
撮像を行なうパン回転法がある。
【0028】旋回雲台19の回動範囲がパン及びチルト
共に±180°以上あれば立体角として4πSrを包括
する。
【0029】全球熱画像の収録は、どちらの回転方法で
も可能である。即ち、図2で第3ステップST3 でパン
回転法を選択するか、第4ステップST4 でチルト回転
法を選択することで収録された熱画像は第5又は第6ス
テップST5 又はST6 の様に正距円筒図法及び横正距
円筒図法となる。
【0030】図4(A)及び(B)は旋回雲台19のチ
ルト回転法を示すものであり、本例では前記した様にパ
ン、チルト共に可動範囲が330°で一方向の旋回角度
が±165°であり、この場合、図4(A)及び(B)
並びに図6(A)及び(B)に示す様に死角23となる
範囲(斜線部)がチルト方向(下方向)とパン方向の左
右端に生ずるが、下方向は観測車17の屋根であるとみ
てよく、又、左右はパン方向回転角を±180°以上に
すれば生ずることはない。
【0031】図5はチルト回転法による全球原画像の1
例を、図7はパン回転法による全球原画像を示すもので
あり、チルト回転法では光学走査系(以下スキャナーと
記す)3Cの視野角は水平方向(走査方向)に50°と
し、パン方向に45°ずつ8等分して収録している。
【0032】この様な熱原画像のままでは目視判断、ポ
リゴン描画等に利用して行く上で不適当であるので広角
レンズによる歪補正を行った後に、地図投影法を利用し
た幾何変換を行なう。収録された全球熱画像は幾何補正
され、使用目的に適応した地図投影法で表現される。全
球熱画像は本来球画像であるため、収録された画像は、
それが平面投影されたものとみなせる。そこで水平線を
赤道とし、天頂を北極とした、各画素の位置を緯度、経
度とした地図投影法で第7ステップST7 の様に表現す
る。
【0033】次に、第8ステップST8 では熱画像から
得たい情報は何かを考えて、第9ステップST9 の様に
ある対象物の方位角、天頂角を知りたい時は第10ステ
ップST10の様に正距円筒図法で表示する。
【0034】図6及び図7で示したパン回転法による原
画像の投影法でもある正距円筒図法は経線と緯線が碁盤
目となっており、各画素の測定点からの高度と水平角の
目視判断が可能である。よってこの図法を用いれば、測
定対象建物等が面している方位と高度を推定することが
できる。
【0035】第11ステップST11はある対象物1の焦
点からの立体角等を収録したい時には第12ステップS
12の様にモルワイデ(MOLLWEIDE)図法或いはサンソン
−フラムスチード(SANSON-FLAMSTEED)図法で表示す
る。
【0036】モルワイデ図法は図8に示す様に中央経線
28と赤道対応緯線29を長軸とする楕円で表したもの
であり、サンソン−フラムスチード図法は中央経線28
を基準として、各緯線を正長に分割し、対応する分割点
を曲線で連ねたもので収録熱画像は図9の様になる。
【0037】サンソン−フラムスチード図法は、全球熱
画像の球面を1ピクセルを微小平面とする多面体で近似
し、その表面における全画素を平面上に展開した状態に
ほぼ等しい。これは、緯線・経線ともに連続した図法と
しては、球面に最も近いものといえる。従って原画像を
幾何変換しても、画素の補間や重複によりデータとして
の信頼性を低下してはならない場合は、図9に示すサン
ソン−フラムスチード図法を用いる。
【0038】サンソン−フラムスチード図法は等積図法
であるが、中央経線28及び赤道対応緯線29より遠い
位置の対象物ほど形状の歪みが著しいため、画像上の被
写体へのポリゴン描画等を行い、測定点における立体角
を計測したい場合には図8に示すモルワイデ図法の方が
適切といえる。
【0039】又、上述のサンソン−フラムスチード図法
とモルワイデ図法の長所をとったグード(GOODE)図法の
***図等を用いてもよい。
【0040】更に、第13ステップST13に示す様に測
定点の天空率を考慮した。天空からの熱放射等を知りた
い時には第14ステップST14で示す様に正射図法(図
10)を用いて表示する様にする。即ち、正射図法(正
射投影)による全球熱画像上では、対象物1の面積は測
定点に仮定した円形の微小平面に対する形態係数を表し
ているからである。
【0041】上述した様な各ステップでモルワイデ図法
で全球熱画像の収録表示を行った場合の応用一例を図2
の第15ステップST15より説明する。
【0042】第15ステップST15では全球熱画像によ
る放射温度分布は3次元幾何情報と連係される。即ち、
収録対象物1の3次元幾何情報はCADにより入力され
て、表面温度情報等に付加される。
【0043】次に第16ステップST16や第17ステッ
プST17に示す様に測定対象物1からの純放射量の算
出、或いは人体のMRT(平均放射温度)分布への加工
等が行われる。
【0044】上記した放射収支の算出時には正確な情報
を得るために放射の大気中の伝搬による減衰や、対向面
からの反射を考慮しなければならないが、いずれも3次
元幾何情報から計算可能である。又、測定地域内の人体
に対するMRTの空間分布を、他の温度要素の実測デー
タと併用し、人体への熱負荷や体感温度の空間分布へと
加工する。その際、地上の人体に対して、全球熱画像の
死角となる部位からの放射が大きく影響すると解析に支
障を来すため、いくつかの地点から全球熱画像を収録
し、この問題を回避する必要がある。
【0045】全球原画像を幾何変換して地図投影法で表
示する際、補間法には最近隣法を採用した。そのため、
画像上には補間された画素が多く生じ、2次元の画像と
してデータを解析する場合には無視できなくなる。図1
1はサンソン図法の被補間画素を示し、図12は正距円
筒図法の被補間画素を示している。図11及び図12で
30と示されたものが補間画素である。
【0046】そこで各図法における画素の補間状況を検
討した。下表1に補間されている画素の全画素数に対す
る割合(被補間率と呼ぶ)を示す。画素サイズは赤道・
子午線の長さで定義している(原画像のサイズは204
8×1024である)。
【0047】
【表1】
【0048】当然の結果ではあるが、今回検討対象とし
た4種類の図法のうち、被補間率が最大であったのは、
極付近の間延びが著しい正距円筒図法で47.9%(等
倍)、最小地を示したのは、近似的に球面自体を表すサ
ンソン図法で18.5%であった。また、サンソン図法
においては、被補間画素がほぼ均等に分布しており、画
像の一部に誤差が集中して存在する危険がない。以上の
検討結果より、全球熱画像をサンソン図法で表示するこ
とが、2次元の画像データとして最も信頼性の高い表示
方法であることを確認した。
【0049】上述の第15ステップST15での全球熱画
像と3次元幾何情報とを関連付けるには全球熱画像を3
次元幾何情報内の該当する座標内に取り付け、スキャン
ライン法により、テクスチャマッピングをしながら2次
元画像に投影することによって行った。
【0050】図13は図9に示された全球熱画像を三次
元幾何情報に投影したもので図13で中庭に見える白い
部分は全球熱画像の収録地点からみて死角スペース31
である。三角形の方は、広場の中央の彫刻によってつく
られた死角スペース32で、白い円の方は、観測車17
の位置に相当する。観測車17の位置が、死角を表す白
い円になっているのは、観測車の屋根面にあたり、熱画
像を収録する必要がないためである。死角スペースがM
RT分析に支障をきたすならば、計測点の数は増やされ
なければならない。なお、図13では図14の実例概念
図中手前の33の建物は除いて示してある。
【0051】次に測定対象区域(屋外)の人体に対する
MRTの空間分布の算出方法を詳記する。本例では測定
対象区域のMRTの空間分布の算出は、人体モデルの形
状を決定させてから行なう様にする。図15は、この様
な方法を用いたMRT分布算出結果を示す。
【0052】即ち、図13のビルの中庭での実測日は冬
季(1月)で天候は晴れ、周囲の外気温は9.3℃であ
った。計算を簡単にするため、人体モデル形状は微小6
面体を採用した。等形態係数に分割された放射ベクトル
の数は、1点につき98×6である。ある地点で必要な
対象物が死角に隠れ、全球熱画像からの放射温度の抽出
が不可能な場合、測定点を増やす代わりに補間で十分な
場合もある。今回は、地物が見えない場合は周辺気温
を、天空が見えない場合は別の方位における天空放射温
度を補間に充てた。
【0053】図15は、MRT分布の算出結果である。
中庭中央付近の地は比較的均一であるが、MRTは建物
の近くでは均一ではない。中庭全体で4℃の分布があ
る。夏季においてはMRTの空間分布のばらつきは更に
大きくなるものと予想される。
【0054】任意の場所におけるMRTの値を正確に計
算するためには、固体表面の放射温度から表面温度を推
定したり、天空の放射温度を、全赤外域(0.75μm
〜1mm)の放射量を反映した値に補正する必要があ
る。
【0055】上述の全球熱画像収録の赤外線検出カメラ
や気象観測装置は観測車17上で行ったが、計測点が固
定された場所では計測点を固定し得ることは当然であ
る。
【0056】更に赤外線検出カメラの視野角、旋回雲台
19の回転角は1例として述べた各値に限定されるもの
ではなく、計測の精度、空間分解能によって適宜選択し
得る。
【0057】
【発明の効果】本発明の熱画像収録装置及び熱画像収録
方法によれば屋外環境での観測点を中心とする全球の放
射環境計測が可能となり、地物や人体等の熱収支を地物
表面分布や人体の存在する空間分布として捕らえること
の出来るものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱画像収録装置を搭載した観測車の略
線図である。
【図2】本発明の熱画像収録装置の屋外熱環境計測シス
テムのフロー図である。
【図3】本発明の熱画像収録装置の系統図である。
【図4】本発明の熱画像収録装置に用いる旋回雲台の回
転方法(チルト回転法)の説明図である。
【図5】本発明に用いるチルト回転法による全球原画像
例である。
【図6】本発明の熱画像収録装置に用いる旋回雲台の回
転方法(パン回転法)の説明図である。
【図7】本発明に用いるパン回転法による全球原画像例
である。
【図8】本発明に用いるモルワイデ図法による全球熱画
像例である。
【図9】本発明に用いるサンソン−フラムスチード図法
による全球熱画像例である。
【図10】本発明に用いる正射図法による全球熱画像例
である。
【図11】サンソン図法の被補間画素例である。
【図12】正距離円筒図法の被補間画素例である。
【図13】全球熱画像と3次元幾何情報の連係説明図で
ある。
【図14】図13の実測概念図である。
【図15】本発明によるMRT分布算出結果を示すパタ
ーンである。
【符号の説明】
3 赤外線検出カメラ 17 屋外環境観測車 18 電動伸縮ポール 19 螺旋雲台 20 雲台制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物から放射される赤外線を検出し、
    画像化する熱画像収録装置に於いて、 上記対象物から放射される赤外線を検出するための赤外
    線検出カメラを該対象物の熱画像収録点を中心に一次元
    走査すると共にパン及びチルトさせて全球に拡大した全
    球熱画像として収録して成ることを特徴とする熱画像収
    録装置。
  2. 【請求項2】 前記赤外線検出カメラで収録した全球熱
    画像を地図投影法により平面熱画像に変換して表示して
    成ることを特徴とする請求項1記載の熱画像収録装置。
  3. 【請求項3】 前記地図投影法が正距円筒図法、正射図
    法、サンソン図法、モルワイデ図法のいずれか1つであ
    ることを特徴とする請求項2記載の熱画像収録装置。
  4. 【請求項4】 対象物としての地表面や建物表面の濃度
    分布を3次元的な空間分布として赤外線検出カメラで赤
    外線全球熱画像として検出し、該赤外線全球熱画像を平
    面的熱画像として表示して成ることを特徴とする熱画像
    収録方法。
  5. 【請求項5】 前記赤外線全球熱画像を平面的熱画像に
    幾何変換時の被補間率が小さな投影法を用いたことを特
    徴とする請求項4記載の熱画像収録方法。
JP8282394A 1996-10-24 1996-10-24 熱画像収録装置及び熱画像収録方法 Pending JPH10136263A (ja)

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