JPH10135426A - 半導体集積回路装置と情報処理システム - Google Patents

半導体集積回路装置と情報処理システム

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JPH10135426A
JPH10135426A JP8300811A JP30081196A JPH10135426A JP H10135426 A JPH10135426 A JP H10135426A JP 8300811 A JP8300811 A JP 8300811A JP 30081196 A JP30081196 A JP 30081196A JP H10135426 A JPH10135426 A JP H10135426A
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input signal
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JP8300811A
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Masatoshi Hasegawa
雅俊 長谷川
Shinichi Miyatake
伸一 宮武
Kazuhiko Kajitani
一彦 梶谷
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭いピッチで高密度に配置することが可能な
駆動回路を備えた半導体集積回路装置とそれを用いた情
報処理システムを提供する。 【解決手段】 半導体基板上に並べて配置される複数の
駆動回路において、複数からなる第1の入力信号のうち
の1つがゲートに供給され、回路の接地電位がソースに
供給された第1のNチャンネル型MOSFETと、上記
第1の1つの入力信号がゲートに供給され、複数からな
る第2の入力信号の1つがソースに供給された第1のP
チャンネル型MOSFETの共通接続されたドレインか
ら出力信号を得るとともに、上記駆動回路が非動作状態
のときには上記複数からなる第1の入力信号をハイレベ
ルし、上記複数からなる第2の入力信号がロウレベル
し、上記駆動回路が動作状態にされるとき、上記複数か
らなる第1と第2の入力信号の少なくとも1つの組み合
わせにおいて、上記駆動回路に供給される第1の入力信
号をロウレベルとし、第2の入力信号をハイレベルとし
てハイレベルの出力信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置と情報処理システムに関し、主として低しきい電圧
のMOSFETにより構成されたCMOS回路により構
成されるダイナミック型RAM(ランダム・アクセス・
メモリ)とそれを用いたマイクロコンピュータ等の情報
処理システムに利用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】MOSFETは、その微細化されるにつ
れて耐圧が低下する。このため、微細化されたMOSF
ETにより構成された回路では、動作電圧を低くするこ
とが必要である。この場合、ゲートに供給されるゲート
電圧も低くなるために、低くされたゲート電圧でも所望
の電流が流れるようしきい電圧を低くすることが必要と
される。しかしながら、しきい電圧を低く設定すると、
ゲートとソース間の電圧を等しくしてオフ状態にさせた
ときに流れるリーク電流(以下、サブスレッショルドリ
ーク電流という)が指数関数的に増加し、CMOS回路
においても非活性時の消費電流が増大する。
【0003】このようなサブスレッショルドリーク電流
を低減させる回路の例として、特開平6−237164
号がある。この回路でのリーク電流の低減方法は、非動
作時の入力がハイレベルで、出力がロウレベルに決まっ
ている場合のCMOSインバータ回路を例にして説明す
ると、この場合のCMOSインバータ回路のPチャンネ
ル型MOSFETがオフ状態で、Nチャンネル型MOS
FETがオン状態である。この場合のCMOSインバー
タ回路において発生するリーク電流は、オフ状態にある
Pチャンネル型MOSFETのサブスレッショルドリー
ク電流で決まることになる。
【0004】そこで、上記CMOSインバータ回路のP
チャンネル型MOSFETのソースが接続される動作電
圧ノードと電源線との間に、Pチャンネル型の電源スイ
ッチMOSFETを設けて、上記非動作状態時にかかる
電源スイッチMOSFETをオフ状態にするものであ
る。このようにすると、フローティング状態の内部電源
線の電位がサブスレッショルドリーク電流により低下
し、ある程度低下すると上記CMOS回路を構成するP
チャンネル型MOSFETのゲート,ソース間に逆バイ
アス電圧が印加されることとなり、サブスレッショルド
リーク電流を実質的に無くすようにできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】素子の微細化に伴いメ
モリセルが接続されるワード線のピッチは益々狭くなる
傾向にある。しかしながら、このようにワード線のピッ
チを狭くすると、それを駆動するワードドライバ及びそ
の選択信号を形成するデコーダ回路を、かかる狭いピッ
チに整合性を以て配置させることが極めて困難となるこ
とが判った。ワードドラバでみると、例えば、昇圧電圧
で動作するCMOSインバータを構成するPチャンネル
型MOSFETとNチャンネル型MOSFET、上記C
MOSインバータ回路のうちのPチャンネル型MOSF
ETをオフ状態にさせるために出力信号を上記CMOS
インバータ回路に入力させる帰還用のPチャンネル型M
OSFET、上記CMOSインバータ回路の入力を昇圧
電圧にプリチャージさせるPチャンネル型MOSFE
T、上記CMOSインバータ回路にデコード信号を入力
するためのカット用MOSFETの合計5個ものMOS
FETを必要としすのものであるからである。
【0006】この発明の目的は、狭いピッチで高密度に
配置することが可能な駆動回路を備えた半導体集積回路
装置を提供することにある。この発明の他の目的は、低
消費電力化と集積化を実現した半導体集積回路装置を提
供することにある。この発明の更に他の目的は、大記憶
容量化と低消費電力化を実現したダイナミック型RAM
を提供することにある。この発明の更に他の目的は、低
消費電力と高機能を実現した情報処理システムを提供す
ることにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的
と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明
らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち1つの代表的なものの概要を簡単に説明すれ
ば、下記の通りである。すなわち、半導体基板上に並べ
て配置される複数の駆動回路において、複数からなる第
1の入力信号のうちの1つがゲートに供給され、回路の
接地電位がソースに供給された第1のNチャンネル型M
OSFETと、上記第1の1つの入力信号がゲートに供
給され、複数からなる第2の入力信号の1つがソースに
供給された第1のPチャンネル型MOSFETの共通接
続されたドレインから出力信号を得るとともに、上記駆
動回路が非動作状態のときには上記複数からなる第1の
入力信号をハイレベルし、上記複数からなる第2の入力
信号がロウレベルし、上記駆動回路が動作状態にされる
とき、上記複数からなる第1と第2の入力信号の少なく
とも1つの組み合わせにおいて、上記駆動回路に供給さ
れる第1の入力信号をロウレベルとし、第2の入力信号
をハイレベルとしてハイレベルの出力信号を得る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1と図2には、この発明が適用
されたダイナミック型RAMの一実施例のブロック図が
示されている。図1には、主として入力部と、X系回路
とアレーブロックが示され、図2にはY系及び書き込み
回路と出力バッファが示されている。同図においては、
この発明の理解を容易にするために、通常の回路ブロッ
クのように信号の伝達経路に忠実に対応されてはおら
ず、主に各回路ブロックに対する動作電圧の供給の観点
から描かれている。
【0009】この実施例のダイナミック型RAMは、大
きく入力部と出力バッファ等の出力(回路)部のように
外部との関係等で常に電源供給状態にする回路と、それ
以外の内部回路に分けられる。それ故、上記入力部を構
成する各回路と、出力バッファに代表されるような出力
回路及び内部回路のうち記憶動作を必要とする回路は、
外部端子から供給される電源電圧が伝えられる電源線
(以下、主電源線又はメイン電源線ということもある)
VCCと接地電位が伝えられる接地線(以下、主接地線
又はメイングランド線ということもある)VSSに接続
されている。
【0010】これに対して、内部回路は前記サブスレッ
ショルドリーク電流を低減させるために、CMOS回路
のうちメモリが非動作状態、言い換えるならば、スタン
バイ状態のときにロウレベルの出力信号を形成するもの
は、電源電圧側がサブ電源線又はサブ電圧配線(第1の
内部電源線)に接続され、ハイレベルの出力信号を形成
するものは接地側がサブグランド線(第2の内部電源
線)に接続される。また、上記CMOS回路のうち、特
に制限されないが、狭いピッチで半導体基板上に効率よ
く配置させることが必要なXデコーダとワードドライバ
については、上記のようなCMOS回路と後述するよう
に全く別の回路から構成される。
【0011】この実施例では、実質的な動作速度を犠牲
にすることなく、内部電源線に対する電圧供給時のピー
ク電流の低減を行うという目的のために、内部回路は、
大きくX系回路とY系回路に分けられる。この理由は、
それぞれの動作タイミングが異なることを利用するもの
である。
【0012】上記のような内部ブロックの分割に対応し
て、サブ電源線はVCTX及びVCTYのように分けら
れ、サブグランド線はVSTX及びVSTYのように分
けられる。上記サブ電源線はVCTXと電源線VCCと
の間には、特に制限されないが、ピーク電流を低減させ
るという目的のために、複数のPチャンネル型のスイッ
チMOSFETQP1,QP2が並列形態に設けられ
る。上記サブグランド線VSTXと接地線(第1メイン
電圧配線)VSSとの間には、特に制限されないが、複
数のNチャンネル型のスイッチMOSFETQN1,Q
N2が並列形態に設けられる。
【0013】これらのPチャンネル型とNチャンネル型
のスイッチMOSFETは、それぞれに制御信号φX
B、φXが供給される。上記制御信号φXBは、上記X
系回路に対応したサブ電源線VCTXと電源線(第2メ
イン電圧配線)VCCとの間に設けられて並列形態にさ
れたPチャンネル型のスイッチMOSFETQP1,Q
P2のゲートに共通に供給されるのではくなく、入力側
に対応されたMOSFETQP1には上記制御信号φX
Bが供給され、出力側に対応されたMOSFETQP2
には遅延回路(制御回路)17aを通した遅延信号が供
給される。同図では、2つのスイッチMOSFETQP
1とQP2が代表として例示的に示されているが、X系
回路は、Xプリデコーダ6、マット選択回路7、冗長の
アドレス比較を行うXアドレスコンパレータ8やマット
コントロール回路9等を構成する多段の論理回路から構
成される。
【0014】これらの論理回路に動作電圧を供給するサ
ブ電源線VCTXは、それが形成される回路エリアに沿
って延長される。そのため、上記スイッチMOSFET
QP1,QP2は、上記サブ電源線VCTXと電源線V
CCとの間に、多数のMOSFETが並列形態にされて
構成され、その合成コンダクタンスによって所望の電流
供給能力を持つようにされる。言い換えるならば、1つ
のスイッチMOSFETは、上記X系回路の動作に必要
な電流供給能力が複数個に分担されて実現できるよう比
較的小さなサイズにより構成される。
【0015】上記制御信号φXも、上記同様に上記X系
回路に対応したサブグランド線VSTXと接地線VSS
との間に設けられて並列形態にされたNチャンネル型の
スイッチMOSFETQN1,QN2のゲートに共通に
供給されるのではくなく、入力側に対応されたMOSF
ETQN1には上記制御信号φXが供給され、出力側に
対応されたMOSFETQN2には遅延回路17cを通
した遅延信号が供給される。上記スイッチMOSFET
QN1,QN2も、上記MOSFETQP1,QP2と
同様に、上記サブグランド線VSTXと接地線VSSと
の間に、多数のMOSFETが並列形態にされて構成さ
れ、その合成コンダクタンスによって所望の電流能力を
持つようにされる。
【0016】このようなスイッチMOSFETの分割
は、次のような利点をもたらす。1つは、スイッチMO
SFETが上記のように電源線VCCとサブ電源線VC
TXとの間及びサブグランド線VSTXと接地線VSS
の間にそれぞれ分散されて形成されることから、そのレ
イアウト上の自由度を大きくできる。つまり、上記両配
線間の空き部分に適宜に比較的小さなスイッチMOSF
ETを設けることより実現できることである。そして、
これらのMOSFETをドミノ倒しのように時間差を以
て順次に動作させることにより、遅延回路7aや7cを
構成する比較的小さなインバータ回路により直接に駆動
でき、スイッチMOSFETのゲートに供給される駆動
電流が分散されてピーク電流を抑えるように作用する。
【0017】同様に、スイッチMOSFETは、そのサ
イズが小さくされておりオン状態にされたときに流れる
電流値も比較的小さくされて、上記ドミノ倒しのように
時間差を以て順次にオン状態にされることによりX系回
路の内部回路に流れる電流も時間的に分散されてピーク
電流を抑制するようにできるからである。上記時間差を
持たせて動作させるスイッチMOSFETの順序は、信
号の伝達方式に沿って決めるようにすることにより、少
ない電流により効率よく信号伝達を行うようにすること
ができる。
【0018】アレーブロックには、上記のようなスイッ
チMOSFETが設けられずに、直接に電源電圧VCC
と回路の接地電位VSSが与えられる。アレーブロック
は、Xデコーダ12、メモリアレー15、ワードドライ
バ13、センスアンプ14から構成される。メモリアレ
ー15とXデコーダ及びセンスアンプ14からなる組み
合わせで1つのメモリマットが構成されて、全体では複
数のメモリマットが設けられる。それ故、マットコント
ロール回路で選択されたメモリマットに対応したXデコ
ーダ15が活性化されて、それに対応したメモリアレー
15のワード線の選択動作を行い、ワード線の選択動作
によりビット線に読み出された記憶情報がセンスアンプ
14に増幅される。
【0019】上記センスアンプの増幅動作に必要な比較
的大きな電流を確保するために、センスアンプの動作信
号を形成するコモンソーススイッチ回路16は、前記の
ようなサブ電源線VCTAやサブグランド線VSTAに
は接続されず、電源線VCCと接地線VSSに直接接続
される。このことは、大きな出力電流を流す必要のある
出力バッファにおいても同様である。また、Xデコーダ
12とワードドライバ13も、後述するようにな別の理
由により、上記電源電圧VCCと回路の接地電位VSS
で直接的に動作させられる。
【0020】Y系及び書き込み回路に対応してサブ電源
線VCTYとサブグランド線VSTYが設けられ、かか
るサブ電源線VCTYと電源線VCCとの間には、特に
制限されないが、1つのPチャンネル型のスイッチMO
SFETQP5が設けられ、サブグランド線VSTYと
接地線VSSとの間にも、特に制限されないが、1つの
Nチャンネル型のスイッチMOSFETQN5が設けら
れる。これらのスイッチMOSFETQP5とQN5
は、それぞれ1つでY系及び書き込み回路の動作に必要
な電流を流すよう、比較的大きなサイズにされる。
【0021】ただし、その駆動のためのピーク電流及び
それがオン状態になったときのピーク電流を抑えるため
に、制御信号φYBとφYは、立ち上がりが緩やかにな
るように設定される。もっもと簡単な方法は、上記比較
的大きなサイズにされるスイッチMOSFETQP5と
QN5のゲート容量との時定数が大きくなるような小さ
なコンダクタンスしか持たないインバータ回路等の駆動
回路で上記制御信号φYBとφYを形成するものであ
る。
【0022】このような構成を採ることにより、MOS
FETQP5とQN5のゲートに供給されるゲート電圧
を変化させるのに必要な電流が小さくなり、かつ各MO
SFETQP5とQN5が緩やかにオン状態になるため
にサブ電源線VCTY及びサブグランド線VSTYに供
給される電流のピーク値を抑えることができる。このよ
うにY系の回路に適用した場合、ロウアドレスストロー
ブ信号RASBがロウレベルにされてメモリアクセスが
開始されてから、それが動作するまでの間に比較的長い
時間が存在するので、電源スイッチMOSFETを電流
供給能力の小さなインバータ回路で駆動する等のように
簡単な構成で所望の時間経過後に上記動作に必要な電流
供給能力を持つよう設定できる。
【0023】Y系及び書き込み回路において、アドレス
信号変化検出回路ATDは、Yアドレス信号の変化を検
出し、イコライジング信号発生回路26とメインアンプ
コントール回路を起動させて、メインアンプの入力ノー
ドのイコライズと増幅動作の制御を行う。これらの回路
ブロックYB1は、動作の安定化のために上記のような
サブ電源線VCTYやサブグランド線VSTYには接続
されず、電源線VCCと接地線VSSに直接接続され
る。
【0024】Y系及び書き込み回路の他の回路ブロック
は、上記サブ電源線VCTYとサブグランド線VSTY
に接続される。これらの回路のうち、28はYプリデコ
ーダであり、33はYデコーダであり、29は冗長アド
レス比較を行うYアドレスコンパレータであり、30は
メインアンプであり、31はライトバッファコントロー
ル回路であり、32はライトバッファであり、34はベ
ンダテスト回路であり、35は出力バッファコントロー
ル回路である。
【0025】外部端子から入力される入力信号を受ける
入力(回路)部は、外部端子からの入力信号に対する応
答性を確保するために、上記電源線VCCと接地線VS
Sにより定常的に動作電圧が与えられる。また、出力信
号を形成する出力バッファは、出力信号の安定的に出力
させるために、上記同様に電源線VCCと接地線VSS
により定常的に動作電圧が与えられる。
【0026】入力部は、X系としてRAS入力バッファ
1、かかる入力バッファ1の出力信号を受けてRAS系
のクロック信号を形成するクロック発生回路2、アドレ
ス信号を受けるアドレスバッファ3、かかるアドレス信
号を上記RAS系のクロック信号R1Bにより取り込む
Xアドレスラッチ回路4と、リフレッシュ動作のための
アドレス信号を形成するCBRカウンタ5が設けられ
る。
【0027】Y系として、CAS入力バッファ18、か
かる入力バッファ18の出力信号を受けてCAS系のク
ロック信号を形成するクロック発生回路19、上記アド
レスバッファ3を通して入力されたYアドレス信号を上
記CAS系のクロック信号により取り込むYアドレスラ
ッチ回路20が設けられる。この他、入力部には、出力
イネーブル入力バッファ22、ライトイネーブル入力バ
ッファ24及びデータ入力バッファ24が設けられる。
【0028】図3には、X系のアドレス入力部の一実施
例の回路図が示されている。アドレス信号IAYaは、
前記図1のカウンタ5により形成されたリフレッシュア
ドレス信号であり、アドレス信号RAaBは、外部端子
から供給されたX系のアドレス信号である。これら2つ
のアドレス信号は、対応するものがクロックドインバー
タ回路CN1とCN2の入力に供給される。リフレッシ
ュ制御信号IRFは、リフレッシュ動作のときにハイレ
ベルにされて、上記クロックドインバータ回路CN1を
動作状態にし、クロックドインバータ回路CN2を出力
ハイインピーダンス状態にして、上記リフレッシュアド
レス信号IAYaを取り込む。上記リフレッシュ信号I
RFがロウレベルのときには、クロックドインバータ回
路CN1が出力ハイインピーダンス状態にされ、クロッ
クドインバータ回路CN2が動作状態にされて、上記外
部端子から供給されたロウ系のアドレス信号RAaBを
取り込む。
【0029】上記2つのクロックドインバータ回路CN
1とCN2の出力は共通化され、インバータ回路を通し
てスルーラッチ回路に伝えられる。スルーラッチ回路
は、入力用のクロックドインバータ回路CN3と、イン
バータ回路IV3及び帰還用のクロックドインバータ回
路CN4から構成される。タイミング信号XAE0は、
ロウ系のタイミング信号であり、上記スルーラッチ回路
にラッチ動作を行わせるものである。つまり、タイミン
グ信号XAE0のロウレベルにより、入力用のクロック
ドインバータ回路CN3が動作状態にされ、帰還用のク
ロックドインバータ回路CN4が出力ハイインピーダン
ス状態にされているため、外部端子から入力されたアド
レス信号RAab又はリフレッシュ用アドレス信号IA
Yaが上記入力用のクロックドインバータ回路CN3を
通して取り込まれる。
【0030】上記タイミング信号XAE0がロウレベル
からハイレベルにされと、入力用のクロックドインバー
タ回路CN3が出力ハイインピーダンス状態にされ、代
わって帰還用のクロックドインバータ回路CN4が動作
状態にされるので、上記インバータ回路IV3の出力信
号が入力側に帰還されて、上記取り込まれたアドレス信
号をラッチするものとなる。上記スルーラッチ回路の出
力信号は、ノアゲート回路とインバータ回路とを通して
相補の内部アドレス信号BXaBとBXaTとして出力
される。上記ノアゲート回路は、上記タイミング信号X
AE0がハイレベルの期間、ゲートを開いてラッチされ
たアドレス信号に対応した相補の内部アドレス信号BX
aBとBXaTを出力する。逆の見かたをすると、タイ
ミング信号XAE0がロウレベルにされるスタンバイ状
態では、内部アドレス信号BXaBとBXaTは、共に
ハイレベルに固定されて、以降の論理段の各信号が前の
メモリアクセスに無関係に所定の信号レベルに固定され
ることを意味する。
【0031】図4には、上記内部アドレス信号を受ける
プリデコーダの一実施例の回路図が示されている。上記
のようなアドレス入力部から取り込まれた相補の内部ア
ドレス信号BX2Bi,BX2Ti〜BX4Bi,BX
4Tiは、特に制限されないが、テスト用の制御信号T
ASWTDによりゲートが制御されるナンドゲート回路
を通して取り込まれる。これら3ビットからなる相補の
内部アドレス信号BX2Bi,BX2Ti〜BX4B
i,BX4Tiの組み合わせにより、ナンドゲート回路
により8通りのプリデコード出力AX20Bi〜AX2
7Biが形成される。
【0032】上記プリデコード出力は、出力バッファと
しての縦列接続された2つのインバータ回路を通して出
力される。上記の各信号において、Tは非反転(トル
ー)を表し、Bは反転(バー)を表している。上記テス
ト用の制御信号TASWTDは、この発明に直接関係が
無いので説明を省略するが、それがハイレベルにされる
とナンドゲート回路のゲートを閉じて、上記プリデコー
ダを構成する各ナンドゲート回路に入力される入力信号
をアドレス信号BX2Bi,BX2Ti〜BX4Bi,
BX4Tiに無関係に全てをハイレベルにする。
【0033】ダイナミック型RAMがスタンバイ状態の
ときには、上記のように全ての内部アドレス信号BXa
BとBXaTが共にハイレベルに固定されるので、上記
入力部のナンドゲート回路の出力信号はロウレベルにさ
れる。デコーダを構成するナンドゲート回路は、入力信
号がロウレベルにされるので、出力信号をハイレベルに
固定する。そして、出力用の2つのCMOSインバータ
回路は、前段の入力にハイレベルが供給されるので、出
力信号をロウレベルにし、後段の回路は出力信号をハイ
レベルにする。
【0034】このように内部の論理段は、非動作状態に
おいて上記のように各段の信号レベルが固定化されるの
で、前記のようなサブスレッショルドリーク電流を低減
させるために、信号伝達方向に従って順に、第1段目の
ナンドゲート回路は、ロウレベルの出力信号を形成する
ために接地線VSSに接続されるが、電源側はサブ電源
線VCTXに接続される。このサブ電源線VCTXは、
非動作状態には電源線VCCとの接続を行う前記図1の
ようなPチャンネル型MOSFETQP1,QP2等が
オフ状態にされるので、かかるナンドゲート回路を構成
するオフ状態のPチャンネル型MOSFETに流れるサ
ブスレッショルドリーク電流を低減させるように作用す
る。
【0035】後述するように、上記論理段を構成するC
MOS回路のPチャンネル型MOSFETとNチャンネ
ル型MOSFETとは、高速動作とするためにしきい電
圧が小さくされているのに対して、上記電源スイッチを
構成するスイッチMOSFETQP1,QP2等は相対
的にしきい電圧が大きく設定されて、それがオフ状態の
ときのサブスレッショルドリーク電流が実質的に流れな
くなるようにされている。
【0036】第2段目のナンドゲート回路は、上記第1
段目のナンドゲート回路の出力から伝えられるロウレベ
ルの入力信号に対応してハイレベルの出力信号を形成す
るために電源線VCCに接続されるが、接地側はサブグ
ランド線VSTXに接続される。このサブグランド線V
STXは、非動作状態には接地線VSSとの接続を行う
前記図1のようなNチャンネル型MOSFETQN1,
QN2等がオフ状態にされるので、かかるナンドゲート
回路を構成するオフ状態のNチャンネル型MOSFET
に流れるサブスレッショルドリーク電流を低減させるよ
うに作用する。上記同様に電源スイッチを構成するスイ
ッチMOSFETQN1,QN2等は相対的にしきい電
圧が大きく設定されて、それがオフ状態のときのサブス
レッショルドリーク電流が実質的に流れなくなるように
されている。
【0037】以下、第3段目のCMOSインバータ回路
は、上記第1段目のナンドゲート回路と同様にVCTX
とVSSで動作させられ、第4段目のCMOSインバー
タ回路は、上記第2段目のナンドゲート回路と同様にV
CCとVSTXにより動作させられることにより、非動
作状態でのサブスレッショルドリーク電流を低減させら
れる。
【0038】図5には、上記Xデコーダとワードドライ
バの一実施例の具体的回路図が示されている。同図
(A)は、上記デコーダとワードドライバは、論理回路
の形式で示され、同図(B)と(C)には、その論理回
路の具体的構成が示されている。この実施例では、CM
OSインバータ回路の形で各論理段及びドライバが構成
される。つまり、同図(B)のCMOSインバータ回路
は、Pチャンネル型MOSFETとNチャンネル型MO
SFETの共通化されたゲートを第1の入力端子Aと
し、Nチャンネル型MOSFETのソースを回路の接地
電位に接続し、Pチャンネル型MOSFETのソースを
第2の入力端子Cとして用いる。同図(C)は、上記同
様にPチャンネル型MOSFETとNチャンネル型MO
SFETの共通化されたゲートを第1の入力端子Aと
し、上記とは逆に、Pチャンネル型MOSFETのソー
スを電源電圧に接続し、Nチャンネル型MOSFETの
ソースを第2の入力端子Cとして用いる。
【0039】そして、上記CMOSインバータ回路での
サブスレョショルドリーク電流の発生を無くすために、
Xデコーダやワードドライバが非動作状態のときには、
例えば(B)の回路では、第1の入力端子Aをハイレベ
ルにし、Nチャンネル型MOSFETをオン状態にして
ロウレベルの出力信号を形成するとともに、第2の入力
端子Cをロウレベルにして、オフ状態のPチャンネル型
MOSFETでのサブスレッショルドリーク電流の発生
を抑える。(C)の回路では、第1の入力端子Aをレベ
ルはロウレベルにし、Pチャンネル型MOSFETをオ
ン状態にしてハイレベルの出力信号を形成するととも
に、第2の入力端子Cをハイレベルにして、オフ状態の
Nチャンネル型MOSFETでのサブスレッショルドリ
ーク電流の発生を抑える。
【0040】同図(A)には、代表としてWL0〜WL
4からなる5本のワード線と、それを駆動するためのワ
ードドライバ、及びその選択信号を形成するXデコーダ
が代表として例示的に示されている。特に制限されない
が、4本のワード線WL0〜WL3が1つの組とされ、
1つのXデコード信号がこれら4本のワードドライバに
対応したCMOSインバータ回路の第1の入力端子Aに
共通に供給される。これらの4個のCMOSインバータ
回路の第2の入力端子Cには、4通りのプリデコード信
号X0−X3が供給される。例示的に示されているワー
ド線WL4は、別の組のものとされ、そのワードドライ
バを構成するCMOSインバータ回路の第1の入力端子
Aには、上記とは異なるXデコード信号が供給され、第
2の入力端子Cには、上記ワード線WL0のワードドラ
イバと共通のプリデコード信号X0が供給される。以
下、同様な組み合わせにより、ワードドライバ及びXデ
コーダが構成される。
【0041】同図のように上記CMOSインバータ回路
を縦列接続して、デコード回路とワードドライバを構成
する場合、上記のような非動作状態での2つの入力端子
AとCのレベルに適合するように、上記(B)と(C)
の2つの形式の回路が交互に配置される。つまり、ワー
ドドライバを基準にして、非選択状態ではワードトライ
バをワード線WL0〜WL4をロウレベルにするため、
(B)の形式のCMOSインバータ回路が用いられ、入
力端子Aにはハイレベルの信号が供給され、入力端子C
に供給される選択信号X0−X3は、ロウレベルとされ
る。これにより、非選択状態でのワードドライバは、N
チャンネル型MOSFETがオン状態になり、各ワード
線WL0〜WL4等をロウレベルの接地電位VSSに固
定させる。このとき、入力端子Aのハイレベルによりオ
フ状態にされるPチャンネル型MOSFETにおいて
は、第2の入力端子Cには回路の接地電位のようなロウ
レベルが与えられているから、ソース,ドレイン間が同
電位となり、上記のようなサブスレッショルドリーク電
流が流れない。
【0042】上記ワードドライバを構成するCMOSイ
ンバータ回路の第1の入力端子Aに供給されるデコード
信号を形成するデコード回路は、上記(C)の形式のC
MOSインバータ回路が用いられる。この出力CMOS
インバータ回路の第1の入力端子Aに供給される中間デ
コード信号は、上記ワードドライバと同様に(B)の形
式のCMOSインバータ回路が用いられる。この入力C
MOSインバータ回路での第2の入力端子Cと第1の入
力端子Aには、前記図4で示されたようなプリデコード
回路で形成されたプリデコード信号XLT(m)とXH
B(k)が供給される。この信号XLT(m)とXHB
(k)のうち、LとHは、非動作状態にスタンバイ状
態)でのレベルを表し、TとBは、信号の極性、つまり
トルー信号かバー信号かを表している。そして、mとk
は、各信号の組み合わせの数を表している。
【0043】プリデコード信号XLT(m)は上記非動
作状態ではロウレベルであり、XHB(k)は上記非動
作状態ではハイレベルである。このため、Nチャンネル
型MOSFETがオン状態となり、ロウレベルの中間デ
コード信号を出力段回路の第1の入力端子Aに伝える。
出力段回路では、上記のように(C)の形式のCMOS
インバータ回路であり、第2の入力端子にはプリデコー
ド信号XHB(j)が供給される。この信号XHB
(j)は、上記XHB(k)と同様に、非動作状態では
ハイレベルとされるバー信号であり、Pチャンネル型M
OSFETがオン状態となって上記ワードドライバにハ
イレベルの信号を伝える。これにより、非動作状態にお
いて、Xデコーダ及びワードトライバでは、サブスレッ
ショルドリーク電流が生じない。
【0044】上記のような非選択レベルに適合するよ
う、図4で示されたプリデコード回路では、各プリデコ
ード信号を形成するようにされる。図4において、非動
作状態のときにハイレベルの信号を形成するものである
ので、例えば上記プリデコード信号XHB(k)や、X
HB(j)を形成する。これに対して、上記プリデコー
ド信号XLT(m)を形成する回路は、図4において、
VCTXとVSSで動作させるCMOSインバータ回路
から出力信号を得るようにすればよい。
【0045】ワード線の選択動作は、次の通りである。
デコード回路の入力CMOSインバータ回路では、プリ
デコード信号XLT(m)のうち1つがハイレベルにさ
れ、XHB(k)のうちの1つがロウレベルにされる。
これにより、入力CMOSインバータ回路の選択信号は
ハイレベルにされる。上記プリデコード信号XLT
(m)のうち1つがハイレベルでも、XHB(k)がハ
イレベルのものはNチャンネル型MOSFETがオン状
態なってロウレベルの非選択レベルを出力し、上記プリ
デコード信号XLT(m)がロウレベルなら、XHB
(k)がロウレベルによりPチャンネル型MOSFET
がオン状態となり上記ロウレベルの非選択レベルを出力
する。
【0046】デコード回路の出力CMOSインバータ回
路では、上記中間デコード信号のうち1つがハイレベル
にされ、XHB(j)のうちの1つがロウレベルにされ
るので、ロウレベルの選択信号をワードドライバに伝え
る。上記中間デコード信号のうち1つがハイレベルで
も、XHB(j)がハイレベルのものはNチャンネル型
MOSFETがオン状態なってハイレベルの非選択レベ
ルを出力し、上記中間デコード信号がロウレベルなら、
XHB(j)がロウレベルでもPチャンネル型MOSF
ETがオン状態となり上記ハイレベルの非選択レベルを
出力する。
【0047】ワードドライバにおいては、上記4つのワ
ードドライバにロウレベルの選択レベルが供給される。
このうち、X0−X3のうちの1つのが昇圧されたハイ
レベルの選択レベルにされて、例えばX0が昇圧ハイレ
ベルならそれがPチャンネル型MOSFETを介してワ
ード線WL0に伝えられる。残りの3つのワードドライ
バでは、プリデコード信号X1−X3がロウレベルであ
るので、基本的にはロウレベルの信号を出力させる。た
だし、上記選択ワード線WL0との容量カップリングに
より、Pチャンネル型MOSFETのしきい値電圧だけ
非選択ワード線WL1等が浮き上がる虞れがあるので、
それを防止するために各ワード線WL0〜WL4等と回
路の接地電位との間には、スイッチMOSFETが設け
られている。
【0048】これらのMOSFETのゲートには、上記
ワードドライバに第2の入力端子Cに供給される選択信
号X0−X3とは逆相の信号/X0−/X3が供給され
る。だだし、この信号/X0−/X3のハイレベルは、
上記のような電源電圧VCC以上に昇圧されたものでは
なく、電源電圧VCCのようなハイレベルで十分であ
る。上記ワード線WL0が選択されたとき、/X0のみ
がロウレベルで、/X1〜/X3がハイレベルとなり、
上記スイッチMOSFETがオン状態となってワード線
WL1−WL3を回路の接地電位に固定するものであ
る。
【0049】この構成では、基本的にXデコータ及びワ
ードドライバがCMOSインバータ回路で構成できるも
のであり、それぞれがPチャンネル型MOSFETとN
チャンネル型MOSFETの2つのMOSFETで形成
できるために、メモリセルを小さく形成してワード線の
ピッチを狭くしても、それに十分整合性を以て配置させ
ることができる。そして、十分な駆動能力を得るために
低しきい値電圧のものを用いても、非動作状態でのサブ
スレッショルド電圧が生じないから低消費電力であると
いう極めて優れた効果を奏するものである。上記のよう
なワード線との整合性は、後に説明するワードドライバ
のレイアウト図からも容易に理解されるであろう。
【0050】特に制限されないが、この実施例のメモリ
アレーは、後述するように複数のメモリマットに分割さ
れる。メモリマットMATの両側には、センスアンプS
A、プリチャージ回路PC及び入出力線が設けられる。
特に制限されないが、上記ワード線WL0〜WL3等と
直交するように配置される相補ビット線のピッチと、セ
ンスアンプやプリチャージ回路のピッチを合わせるため
に、奇数番目の相補ビット線と偶数番目の相補ビット線
に対応されたセンスアンプが左右に振り分けられる。こ
のようなセンスアンプSAの配置により、相補ビット線
の2倍のピッチに1つのセンスアンプを配置できる。
【0051】図6には、プリデコーダ回路の一実施例の
回路図が示されている。この実施例では、上記ワードド
ライバに供給される昇圧電圧とされたプリデコード信号
X0〜X3を形成する回路が主として示されている。ま
た、上位のアドレス信号を解読してマット選択信号MS
000、MS001及びMS002等が形成され、それ
が昇圧されてシェアードスイッチ選択信号SHLとSH
Rとして出力される。特に制限されないが、上記アドレ
ス信号/A0と/A1をインバータ回路及びナンドゲー
ト回路の組み合わせで解読して形成されたデコード信号
をレベル変換回路LVSで昇圧電圧レベルにレベル変換
して、かかる昇圧電圧で動作させらるCMOSインバー
タ回路を介して上記信号X0−X3が形成される。上記
アドレス信号/A0と/A1は、図示しないワード線選
択タイミング信号に同期して供給されるものであり、上
記プリデコード信号X0−X3は、かかるワード線選択
タイミング信号に同期して発生される。
【0052】このプリデコード回路においても、前記の
ように非動作時には入力信号MS001〜MS002、
/A0−/A1等がロウレベルに固定され、ハイレベル
の出力信号を形成するものであるため、前記同様に電源
線VCCとサブグランド線VCTXにより動作させられ
る。このような入力信号を基準にして、第2段目のCM
OSインバータ回路は、逆にハイレベルの入力信号を受
けてロウレベルの出力信号を形成するものであるため、
サブ電源線VCTXと接地線VSSに接続される。以
下、同様に第3段目のナンドゲート回路は、電源線VC
Cとサブグランド線VCTXにより動作させられる。
【0053】図7には、この発明に係るワードドライバ
の一実施例のレイアウト図が示されている。同図には、
2つのワード線WL0とWL1とそれに対応した2つの
ワードドライバ及びワード線の浮き上がり防止のための
スイッチMOSFETが示されている。ワード線WL0
とWL1に挟まれた狭い領域に、上記各ワード線WL
0,WL1の延長線方向に沿ってワードドライバを構成
するPチャンネル型MOSFET(PMOS)とNチャ
ンネル型MOSFET(NMOS)のゲートが形成され
る。これらのゲートには、Xデコーダ(Xdec)からの上
記選択信号が供給される。上記ワードドライバを構成す
るMOSFETのうち、Pチャンネル型MOSFET
は、Nチャンネル型MOSFETと同等のコンダクタン
ス特性を得るために、そのサイズが大きく形成されるも
のである。
【0054】上記ゲートを挟んでソースとドレインを形
成する拡散層が形成される。このうち、2つのワード線
WL0とWL1に対応した2つのPチャンネル型MOS
FET及びNチャンネル型MOSFETのソース領域が
共通に形成される。Pチャンネル型MOSFETの共通
化されたソースには、プリデコード信号XLT(i)が
供給される。Nチャンネル型MOSFETの共通化され
たソースは、回路の接地電位VSSが供給される。そし
て、上記Pチャンネル型MOSFETとNチャンネル型
MOSFETのドレイン領域は、ワード線WL0とWL
1により共通に接続される。また、上記ワード線の浮き
上がり防止用のNチャンネル型MOSFETは、上記ワ
ードドライバのNチャンネル型MOSFETと同様に形
成され、ゲートにはそれに対応したプリデコード信号が
供給される。
【0055】この実施例では、2つのワード線WL0と
WL1のワードドライバの第2の入力端子が共通化され
ている。このことは、図5(A)の構成とは異なる。つ
まり、図5(A)では、ワード線WL0とWL4におい
て、上記第2の入力端子Cが共通化されるのである。し
たがって、図7のワード線WL0とWL1は、図5
(A)の回路では、WL0とWL4に対応したものであ
ると理解されたい。
【0056】この実施例では、上記のように2つのワー
ド線の間には、MOSFETのゲート電極と2つのMO
SFETに共通に用いられるソース領域のみで済む。ま
た、ワード線がそのまま延長されて、その下部にドレイ
ン領域を形成すればよい。このことから、ワード線をメ
モリセルに対応して可能な限り狭く形成しても、それに
整合性を以てワードドライバを形成することは極めて簡
単にできることは容易に理解されるであろう。
【0057】また、デコード回路は、図5(A)からも
理解できるように、上記ワードドライバを含めてCMO
Sインバータ回路の縦列形態から構成されるものであ
り、最も数の多いワードドライバにおいてもワード線に
対応して配置できることから、それよりも格段に数の少
ないCMOSインバータ回路をこれらのワードドライバ
に合わせて配置するこは極めて容易である。もしも、X
デコーダ回路に十分な余裕があるなら、その間に適宜に
前記プリデコーダ回路を配置させるようにしてもよいこ
とは言うまでもないであろう。
【0058】図8には、この発明に係るXデコード及び
ワードドライバの他の一実施例の回路図が示されてい
る。同図においては、上記ワード線の浮き上がり防止用
のMOSFETの数を削減するために、幾何学的に隣接
するワード線でスイッチMOSFETを共通化するもの
である。ただし、この場合には、ワードドライバをメモ
リマットの両側に千鳥配置させ、隣接ワード線間に上記
浮き上がり防止用のスイッチMOSFETを設けるもの
である。この構成では、例えばメモリマットの左側に設
けられたワードドライバにおいて、選択動作が行われて
非選択ワード線での上記浮き上がりの防止をするため
に、メモリマットの右側に設けれた非選択ワードドライ
バの非選択出力のロウレベルを利用するものである。逆
に、メモリマットの右側に設けられたワードドライバに
おいて、選択動作が行われて非選択ワード線での上記浮
き上がりの防止をする場合には、メモリマットの左側に
設けれた非選択ワードドライバの非選択出力のロウレベ
ルを利用するようことができるものである。
【0059】このようにメモリマットの両側にワードド
ライバを分散して上記千鳥配置させることによって、ワ
ード線のピッチの2倍のピッチに合わせてワードドライ
バを形成することができ、ワードドライバの素子数の低
減と合わせて、いっそうの高密度実装が可能になるもの
である。
【0060】図9と図10には、この発明が適用される
ダイナミック型RAMの一実施例のブロック図が示され
ている。図9には、メモリアレーとその周辺選択回路が
示され、図10にはアドレスバッファや入出力バッファ
のような入出力インターフェイス部とタイミング制御回
路が示されている。
【0061】図9において、2つのメモリマットMAT
0とMAT1に挟まれてセンスアンプSA01が設けら
れる。すなわち、センスアンプSA01は、2つのメモ
リマットMAT0とMAT1に対して選択的に用いられ
るシェアードセンスアンプとされる。センスアンプSA
01の入出力部には、図示しないが選択スイッチが設け
られてメモリマットMAT0又はMAT1の相補ビット
線(又は相補データ線あるいは相補ディジット線と呼ば
れることもある)に接続される。
【0062】他のメモリマットMAT2,MAT3や、
MAT4,MAT5及びMAT6,MAT7もそれぞれ
一対とされて、それぞれにセンスアンプSA23,SA
45及びSA67が共通に設けられる。上記のような合
計8個のメモリマットMAT0〜MAT7と4個のセン
スアンプSA01〜SA67により、1つのメモリアレ
ーMARY0が構成される。このメモリアレーMARY
0に対してYデコーダYDECが設けられる。Yデコー
ダYDECを挟んで対称的にメモリアレーMARY1が
設けられる。このメモリアレーMARY1は、内部構成
が省略されているが、上記メモリアレーMARY0と同
様な構成にされる。
【0063】各メモリマットMAT0〜MAT7におい
て、デコーダXD0〜XD7が設けられる。これらのデ
コーダXD0〜XD7は、プリデコーダ回路XPDの出
力信号AXiを解読して4本分のワード線選択信号を形
成する。このデコーダXD0〜XD7と次に説明するマ
ット制御回路MATCTRL01〜MATCTRL67
の出力信号とによってワード線の選択信号を形成するワ
ードドライバWD0〜WD7が設けられる。このワード
ドライバには、欠陥救済のための予備のワード線に対応
したワードドライバも含まれる。
【0064】上記一対のメモリマットMAT0,MAT
1に対応してマット制御回路MATCTTL01が設け
られる。他の対とされるメモリマットMAT2,MAT
3〜MAT6,MAT7に対しても同様なマット制御回
路MATCTRL23,MATCTRL45,MATC
TRL67が設けられる。マット制御回路MATCTR
L01〜MATCTRL67は、マット選択信号MSi
と信号XE及びセンス動作タイミング信号φSA及び下
位2ビットのアドレス信号の解読信号とを受けて、選択
されたメモリマットに対した1つのマット制御回路にお
いて、4本のワード線の中の1本を選択する選択信号X
iB等を出力する。
【0065】この他に、マット制御回路MATCTRL
01〜MATCTRL67は、上記選択されたメモリマ
ットに対応して左右いずれかのメモリマットに対応した
ビット線選択スイッチをオン状態のままとし、非選択の
メモリマットに対応したビット線選択スイッチをオフ状
態にする選択信号や、センスアンプの増幅動作を開始さ
せるタイミング信号を出力する。さらに、後述するよう
なリフレッシュ動作における待機時にはセンスアンプ、
ビット線選択スイッチのいずれか1つ又は、両方を制御
してビット線をフローティング状態にさせる機能が設け
られる。
【0066】不良ワード線へのアクセスが行われたとき
には、信号XEのロウレベルにより上記選択信号XiB
等を出力が禁止されるので不良ワード線の選択動作が停
止される。これに代えて、冗長回路側の選択信号XRi
Bが形成されるので、予備のワード線が選択状態にされ
る。
【0067】図10において、タイミング制御回路TG
は、外部端子から供給されるロウアドレスストローブ信
号/RAS、カラムアドレスストローブ信号/CAS、
ライトイネーブル信号/WE及びアウトプットイネーブ
ル信号/OEを受けて、動作モードの判定、それに対応
して内部回路の動作に必要な各種のタイミング信号を形
成する。同図では、/はロウレベルがアクティブレベル
であることを意味するのに用いている。
【0068】信号R1とR3は、ロウ系の内部タイミン
グ信号であり、後述するようなロウ系の選択動作のため
に使用される。タイミング信号φXLは、ロウ系アドレ
スを取り込んで保持させる信号であり、ロウアドレスバ
ッファRABに供給される。すなわち、ロウアドレスバ
ッファRABは、上記タイミング信号φXLによりアド
レス端子A0〜Aiから入力されたアドレスを取り込ん
でラッチ回路に保持させる。
【0069】タイミング信号φYLは、カラムウ系アド
レスを取り込んで保持させる信号であり、カラムアドレ
スバッファCABに供給される。すなわち、カラムアド
レスバッファRABは、上記タイミング信号φYLによ
りアドレス端子A0〜Aiから入力されたアドレスを取
り込んでラッチ回路に保持させる。
【0070】信号φREFは、リフレッシュモードのと
きに発生される信号であり、ロウアドレスバッファの入
力部に設けられたマルチプレクサAMXに供給されて、
リフレッシュモードのときにリフレッシュアドレスカウ
ンタ回路RFCにより形成されたリフレッシュ用アドレ
ス信号に切り替えるよう制御する。リフレッシュアドレ
スカウンタ回路RFCは、タイミング制御回路TGによ
り形成されたリフレッシュ用の歩進パルスφRCを計数
してリフレッシュアドレス信号を生成する。この実施例
ではオートリフレッシュとセルフリフレッシュを持つよ
うにされる。
【0071】タイミング信号φXは、ワード線選択タイ
ミング信号であり、デコーダXIBに供給されて、下位
2ビットのアドレス信号の解読された信号に基づいて4
通りのワード線選択タイミング信号XiBが形成され
る。タイミング信号φYはカラム選択タイミング信号で
あり、カラム系プリデコーダYPDに供給されてカラム
選択信号AYix、AYjx、AYkxが出力される。
【0072】タイミング信号φWは、書き込み動作を指
示する制御信号であり、タイミング信号φRは読み出し
動作を指示する制御信号である。これらのタイミング信
号φWとφRは、入出力回路I/Oに供給されて、書き
込み動作のときには入出力回路I/Oに含まれる入力バ
ッファを活性化し、出力バッファを出力ハイインピーダ
ンス状態にさせる。これに対して、読み出し動作のとき
には、上記出力バッファを活性化し、入力バッファを出
力ハイインピーダンス状態にする。
【0073】タイミング信号φMSは、マット選択動作
を指示する信号であり、ロウアドレスバッファRABに
供給され、このタイミングに同期してマット選択信号M
Siが出力される。タイミング信号φSAは、センスア
ンプの動作を指示する信号である。このタイミング信号
φSAに基づいて、センスアンプの活性化パルスが形成
されることの他、相補ビット線のプリチャージ終了動作
や、非選択のメモリマット側のビット線を切り離す動作
の制御信号を形成するにも用いられる。
【0074】この実施例では、ロウ系の冗長回路X−R
DEが代表として例示的に示されている。すなわち、上
記回路X−REDは、不良アドレスを記憶させる記憶回
路と、アドレス比較回路とを含んでいる。記憶された不
良アドレスとロウアドレスバッファRABから出力され
る内部アドレス信号BXiとを比較し、不一致のときに
は信号XEをハイレベルにし、信号XEBをロウレベル
にして、正規回路の動作を有効にする。上記入力された
内部アドレス信号BXiと記憶された不良アドレスとが
一致すると、信号XEをロウレベルにして正規回路の不
良ワード線の選択動作を禁止させるとともに、信号XE
Bをハイレベルにして、1つの予備ワード線を選択する
選択信号XRiBを出力させる。
【0075】図10では省略されているが、上記ロウ系
の回路と同様な回路がカラム系にも設けられており、そ
れによって不良ビット線に対するメモリアクセスを検出
すると、カラムデコーダYDによる不良ビット線の選択
動作を停止させ、それに代えて、予備に設けられている
ビット線を選択する選択信号が形成される。
【0076】図11には、この発明に係るダイナミック
型RAMのメモリアレー部の一実施例の要部回路図が示
されている。同図においては、メモリマットMAT0の
4本のワード線、2対の相補ビット線とこれらに関連し
たセンスアンプとプリチャージ回路等が代表として例示
的に示され、メモリマットMAT1はブラックボックス
として示されている。また、一対の相補ビット線BLL
と/BLLに対応した各回路を構成するMOSFETに
代表として回路記号が付加されている。
【0077】ダイナミック型メモリセルは、アドレス選
択用MOSFETQmと情報記憶用キャパシタCsから
構成される。アドレス選択用MOSFETQmのゲート
は、ワード線WLiに接続され、このMOSFETQm
のドレインがビット線/BLLに接続され、ソースに情
報記憶キャパシタCsが接続される。情報記憶用キャパ
シタCsの他方の電極は共通化されてプレート電圧VP
Lが与えられる。
【0078】上記ビット線BLLと/BLLは、同図に
示すように平行に配置され、ビット線の容量バランス等
をとるために必要に応じて適宜に交差させられる。かか
る相補ビット線BLLと/BLLは、スイッチMOSF
ETQ1とQ2によりセンスアンプの入出力ノードと接
続される。センスアンプは、ゲートとドレインとが交差
接続されてラッチ形態にされたNチャンネル型MOSF
ETQ5,Q6及びPチャンネル型MOSFETQ7,
Q8から構成される。Nチャンネル型MOSFETQ5
とQ6のソースは、共通ソース線CSNに接続される。
Pチャンネル型MOSFETQ7とQ8のソースは、共
通ソース線CSPに接続される。共通ソース線CSPに
例示的に示されているように、Pチャンネル型MOSF
ETのパワースイッチMOSFETQ14が設けられ
て、タイミング信号φSAPがロウレベルにされるとM
OSFETQ14がオン状態になって、センスアンプの
動作に必要な電圧供給を行う。Nチャンネル型MOSF
ETQ5とQ6に対応した共通ソース線CSNには、図
示しないNチャンネル型MOSFETが設けられ、線の
動作タイミングに回路の接地電位を供給する。
【0079】上記センスアンプの入出力ノードには、相
補ビット線を短絡させるMOSFETQ11と、相補ビ
ット線にハーフプリチャージ電圧HVCを供給するスイ
ッチMOSFETQ9とQ11からなるプリチャージ回
路が設けられる。これらのMOSFETQ9〜Q11の
ゲートは、共通にプリチャージ信号PCBが供給され
る。MOSFETQ12とQ13は、カラム選択信号Y
Sによりスイッチ制御されるカラムスイッチを構成す
る。この実施例では、1つのカラム選択信号YSにより
4対のビット線を選択できるようにされる。それ故、上
記カラム選択信号YSは、同図に例示的に示されている
2対のビット線と図示しない残り2対のビット線とに対
応した4つのセンスアンプの入出力ノードに設けられた
カラムスイッチを構成するMOSFETのゲートに共通
に供給され、かかるスイッチMOSFETを介して4対
のビット線と4対の入出力線I/Oとがそれぞれ接続さ
れる。
【0080】図12には、この発明に係るダイナミック
型RAMを説明するための一実施例の素子構造断面図が
示されている。この実施例では、上記のようなメモリア
レー部と周辺部の素子構造が代表として例示的に示され
ている。メモリセルの記憶キャパシタは、2層目のポリ
シリコン層SGをストレージノードとして用い、アドレ
ス選択用MOSFETの一方のソース,ドレインと接続
される。上記2層目ポリシリコン層はフィン構造とさ
れ、薄いゲート絶縁膜を介して3層目ポリシリコン層T
Gからなるプレート電極とにより構成される。アドレス
選択用MOSFETのゲートは、1層目ポリシリコン層
FGから構成される。アドレス選択用MOSFETの他
方のソース,ドレインは、上記FG、SG及びTGを介
在させて、1層目のアルミニュウム等の金属配線層M1
に接続される。この配線層M1によりビット線が構成さ
れる。
【0081】周辺部には、2つのNチャンネル型MOS
FETが形成されている。1層目の配線層M1は、コン
タクトLCNTによりMOSFETのソース,ドレイン
に接続される。あるいは、1層目ポリシリコンFGとは
コンタクトFCNTにより接続される。上記1層目の配
線層M1と2層目の配線層M2とは、第1スルーホール
TH1を介して接続され、第2層目の配線層M2と第3
層目の配線層M3とは第2スルーホールTH2を介して
接続される。上記MOSFETのゲート電極に第2層目
の配線層M2により入力信号を供給する場合、上記のよ
うに第1スルーホールTH1を介してダミーとしての第
1層目の配線層M1に落とし、この第1層目の配線層M
1とコンタクトLCNTを介してゲート電極としての1
層目ポリシリコンFGに接続される。
【0082】入力信号を供給する第3層目の配線層M3
は、第2スルーホールTH2を介して第2層目の配線層
M2に接続される。例えば、出力信号を次段の回路に供
給するとき、第1層目の配線層M1は、第1スルーホー
ルTH1を介してダミーとしての第2層目の配線層M2
に接続され、この配線層M2を介在させて第2スルーホ
ールTH2を介して第3層目の配線層M3に導かれる。
【0083】非動作状態では相補ビット線はハーフプリ
チャージされているので、ゲートとソース間にハーフプ
リチャージ電圧が逆バイアスとして印加されているので
アドレス選択用MOSFETにおいてはサブスレッショ
ルドリーク電流は発生しない。しかし、ワード線が非選
択のロウレベルで相補ビット線がセンスアンプの増幅動
作によりVSSになったときにはサブスレッショルドリ
ーク電流によってハイレベルに記憶された情報電荷が失
われることが考えられる。
【0084】このようなアドレス選択用MOSFETで
のサブスレッショルドリーク電流が問題にされるなら、
チャンネル長が長くされてしきい電圧が大きくされる。
あるいは、かかるメモリセルが形成されるウェル領域を
分離し、そこに負の基板バックバイアス電圧を供給し
て、実効的なしきい電圧が高くさせる。このようにメモ
リセルが形成されるウェル領域のみを分離して、基板バ
ックバイアス電圧を供給するために、半導体基板は公知
の3重ウェル構造とされる。すなわち、上記デコーダ等
の周辺回路を構成するNチャンネル型MOSFETは、
動作速度を速くするために上記のように低しいき値電圧
にする必要があり、それが形成されるウェル領域には回
路の接地電位VSSにバイアスされる。
【0085】図13(a)は本発明が適用されたダイナ
ミック型RAMを含むパーソナルコンピュータシステム
の外観の要部概略図を示す。フロッピーディスクドライ
ブFDD及び主記憶メモリとしての本発明のDRAMに
よるファイルメモリfileM,バッテリバックアップ
としてのSRAMを内蔵したシステムである。そして、
入出力装置をキーボードKB及びディスプレイDPと
し、フロッピーディスクFDが上記フロッピーディスク
ドライブFDDに挿入される。このことによってソフト
ウェアとしての上記フロッピーディスクFDおよびハー
ドウェアとしての上記ファイルメモリfileMに情報
を記憶できるデスクトップタイプパソコンとなる。ま
た、本実施例にはデスクトップタイプパソコンについて
適用した例について記載したが、ノート型パソコン等に
ついても適用が可能であり、補助機能としてフロッピー
ディスクを例として記載したが特に限定されない。
【0086】図13(b)に本発明が適用されたダイナ
ミック型RAMを搭載した上記パーソナルコンピュータ
システムの機能ブロック図を示す。このパーソナルコン
ピュータは、本情報機器としての中央処理装置CPU,
上記情報処理システム内に構築したI/Oバス,BUS
Unit,主記憶メモリや拡張メモリなど高速メモリ
をアクセスするメモリ制御ユニットMemory Co
ntroll Unit、主記憶メモリとしてのこの発
明に係るDRAM,基本制御プログラムが格納されたR
OM、先端にキーボードが接続されたキーボードコント
ローラKBDC等によって構成される。
【0087】さらに、表示アダプタとしてのDispl
ay adapterがI/Oバスに接続され、上記D
isplay adapterの先端にはディスプレイ
が接続されている。そして、上記I/Oバスにはパラレ
ルポートParallelPortI/F,マウス等の
シリアルポートSerial Port I/F、フロ
ッピーディスクドライブFDD、上記I/Oバスよりの
HDDI/Fに変換するバッファコントローラHDD
bufferが接続される。また、上記メモリ制御ユニ
ットMemory Control Unitからのバ
スと接続されて拡張RAM及び主記憶メモリとしてのD
RAMが接続されている。
【0088】ここで、このパーソナルコンピュータシス
テムの動作について説明する。電源が投入されて、動作
を開始するとまず上記中央処理装置CPUは、上記RO
Mを上記I/Oバスを通してアクセスし、初期診断、初
期設定を行なう。そして、補助記憶装置からシステムプ
ログラムを主記憶メモリとしてのDRAMにロードす
る。また、上記中央処理装置CPUは、上記I/Oバス
を通してHDDコントローラにHDDをアクセスするも
のとして動作する。そして、システムプログラムのロー
ドが終了すると、ユーザの処理要求に従い、処理を進め
ていく。
【0089】ユーザは上記I/Oバス上のキーボードコ
ントローラKBDCや表示アダプタDisplay a
dapterにより処理の入出力を行ないながら作業を
進める。そして、必要に応じてパラレルポートPara
llel Port I/F、シリアルポートSeri
al Port I/Fに接続された入出力装置を活用
する。また、本体上の主記憶メモリとしての本発明のD
RAMでは主記憶容量が不足する場合は、拡張RAMに
より主記憶を補う。また、図にはハードディスクドライ
ブHDDとして記載したが、フラッシュメモリを用いた
フラッシュファイルに置き換えることも可能である。
【0090】上記のような低消費電力、大記憶容量のダ
イナミック型RAMを用いることにより、上記のように
ノートブック型のパーソナルコンピュータシステムで
は、機能向上を図りつつ、電池駆動とした場合の電池寿
命を長くすることができる。
【0091】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。 (1) 半導体基板上に並べて配置される複数の駆動回
路において、複数からなる第1の入力信号のうちの1つ
がゲートに供給され、回路の接地電位がソースに供給さ
れた第1のNチャンネル型MOSFETと、上記第1の
1つの入力信号がゲートに供給され、複数からなる第2
の入力信号の1つがソースに供給された第1のPチャン
ネル型MOSFETの共通接続されたドレインから出力
信号を得るとともに、上記駆動回路が非動作状態のとき
には上記複数からなる第1の入力信号をハイレベルし、
上記複数からなる第2の入力信号がロウレベルし、上記
駆動回路が動作状態にされるとき、上記複数からなる第
1と第2の入力信号の少なくとも1つの組み合わせにお
いて、上記駆動回路に供給される第1の入力信号をロウ
レベルとし、第2の入力信号をハイレベルとしてハイレ
ベルの出力信号を得ることにより、簡単な構成で高密度
に配置が可能でしかもサブスレッショルドリーク電流が
発生しない駆動回路を得ることができるという効果が得
られる。
【0092】(2) 上記駆動回路に供給される第1の
入力信号を形成する第1のデコード回路として、複数か
らなる第3の入力信号のうちの1つがゲートに供給さ
れ、電源電圧がソースに供給された第2のPチャンネル
型MOSFET及び上記第3の1つの入力信号がゲート
に供給され、複数からなる第4の入力信号の1つがソー
スに供給された第2のNチャンネル型MOSFETから
なり、上記第2のPチャンネル型MOSFETと第2の
Nチャンネル型MOSFETの共通接続されたドレイン
から第1の入力信号を出力するととともに、上記第1の
デコード回路が非動作状態のときにおいて上記複数から
なる第3の入力信号をロウレベルとし、上記複数からな
る第4の入力信号をハイレベルにして上記第1の入力信
号をハイレベルとし、上記第1のデコーダ回路が動作状
態にされるときにおいて上記複数からなる第1と第2の
入力信号の1つの組み合わせにおいて、上記第1のデコ
ード回路に供給される第3の入力信号がハイレベルで、
第4の入力信号がロウレベルとして、ロウレベルの上記
第1の入力信号を形成することにより、回路の簡素化と
非動作状態でのサブスレッショルドリーク電流を防止す
ることができるという効果が得られる。
【0093】(3) 上記上記第1のデコード回路に供
給される第3の入力信号を形成する第2のデコード回路
として、複数からなる第5の入力信号のうちの1つがゲ
ートに供給され、回路の接地電位がソースに供給された
第3のNチャンネル型MOSFETと、上記第5の1つ
の入力信号がゲートに供給され、複数からなる第6の入
力信号の1つがソースに供給された第3のPチャンネル
型MOSFETからなり、上記第3のNチャンネル型M
OSFETと第3のPチャンネル型MOSFETの共通
接続されたドレインから上記第3の入力信号を出力する
とともに、上記第2のデコード回路が非動作状態のとき
には上記複数からなる第5の入力信号をハイレベルと
し、上記複数からなる第6の入力信号をロウレベルにし
て上記第3の入力信号をロウレベルとし、上記第2のデ
コーダ回路が動作状態にされるとき、上記複数からなる
第1と第2の入力信号の1つの組み合わせにおいて、上
記第2のデコード回路に供給される第5の入力信号がロ
ウレベルで、第6の入力信号がハイレベルとして、ハイ
レベルの上記第3の入力信号を形成することにより、回
路の簡素化と非動作状態でのサブスレッショルドリーク
電流を防止することができるという効果が得られる。
【0094】(4) 上記第2の入力信号と第4の入力
信号をCMOS回路からなるプリデコード回路により形
成することにより、動作の安定化を図ることができると
いう効果が得られる。
【0095】(5) 上記駆動回路として、複数からな
るメモリセルの選択端子が接続されてなるワード線の駆
動回路とすることにより、かかるワード線の配列に合わ
せた狭いピッチにて駆動回路を並べて効率よく配置させ
ることができるという効果が得られる。
【0096】(6) 上記CMOS回路として、非動作
状態のときに出力信号レベルがロウレベルの第1の回路
には電源電圧に対応した第1の内部電源線に接続し、出
力信号がハイレベルの第2の回路には接地電位に対応し
た第2の内部電源線に接続し、上記第1の内部電源線と
電源線との間及び上記第2の内部電源線と接地線との間
には、動作状態のときのみオン状態にされるスイッチM
OSFETが設けられるものとすることにより、低電圧
で低しいい値電圧のMOSFETを用いつつ、CMOS
回路でのサブスレッショルドリーク電流の防止すること
ができるという効果が得られる。
【0097】(7) 中央処理装置と、かかる中央処理
装置と信号バスを介して接続されるメモリとを含む情報
処理システムにおいて、上記メモリのワード線駆動回路
として、半導体基板上に並べて配置される複数の駆動回
路において、複数からなる第1の入力信号のうちの1つ
がゲートに供給され、回路の接地電位がソースに供給さ
れた第1のNチャンネル型MOSFETと、上記第1の
1つの入力信号がゲートに供給され、複数からなる第2
の入力信号の1つがソースに供給された第1のPチャン
ネル型MOSFETの共通接続されたドレインから出力
信号を得るとともに、上記駆動回路が非動作状態のとき
には上記複数からなる第1の入力信号をハイレベルし、
上記複数からなる第2の入力信号がロウレベルし、上記
駆動回路が動作状態にされるとき、上記複数からなる第
1と第2の入力信号の少なくとも1つの組み合わせにお
いて、上記駆動回路に供給される第1の入力信号をロウ
レベルとし、第2の入力信号をハイレベルとしてハイレ
ベルの出力信号を得ることにより、低消費電力、大記憶
容量のメモリを構成できるから、その機能向上を図りつ
つ、電池駆動とした場合の電池寿命を長くすることがで
きるという効果が得られる。
【0098】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図5
において、ワードドライバの第1と第2の入力信号を形
成するデコード回路の全部、あるいはデコード回路のう
ちの上記デコード出力信号を形成するCMOSインバー
タ回路の2つの入力信号を形成する入力側のデコード部
は、図4のプリデコード回路と同様なCMOS回路を用
いるものであってもよい。上記駆動回路は、メモリのワ
ード線駆動回路の他に、高密度に配置される各種信号線
を駆動する駆動回路に広く利用することができる。ま
た、メモリは上記のようなダイナミック型RAMの他、
ダイナミック型メモリセルを用いて構成されるシンクロ
ナスDRAM、画像用の2ポートメモリ、あるいはマス
ク型ROM等のようにメモリセルが微細に形成されるこ
とにより、高密度に形成されるワード線を持つ半導体メ
モリ及びそれを用いた情報処理システムに広く利用する
ことができる。
【0099】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、半導体基板上に並べて配置
される複数の駆動回路において、複数からなる第1の入
力信号のうちの1つがゲートに供給され、回路の接地電
位がソースに供給された第1のNチャンネル型MOSF
ETと、上記第1の1つの入力信号がゲートに供給さ
れ、複数からなる第2の入力信号の1つがソースに供給
された第1のPチャンネル型MOSFETの共通接続さ
れたドレインから出力信号を得るとともに、上記駆動回
路が非動作状態のときには上記複数からなる第1の入力
信号をハイレベルし、上記複数からなる第2の入力信号
がロウレベルし、上記駆動回路が動作状態にされると
き、上記複数からなる第1と第2の入力信号の少なくと
も1つの組み合わせにおいて、上記駆動回路に供給され
る第1の入力信号をロウレベルとし、第2の入力信号を
ハイレベルとしてハイレベルの出力信号を得ることによ
り、簡単な構成で高密度に配置が可能でしかもサブスレ
ッショルドリーク電流が発生しない駆動回路を得ること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたダイナミック型RAMの
主として入力部と、X系回路とアレーブロックの一実施
例を示すブロック図である。
【図2】この発明が適用されたダイナミック型RAMの
主としてY系及び書き込み回路と出力バッファの一実施
例を示すブロック図である。
【図3】この発明が適用されたダイナミック型RAMの
X系のアドレス入力部の一実施例を示す回路図である。
【図4】この発明が適用されたダイナミック型RAMの
内部アドレス信号を受けるプリデコーダの一実施例を示
す回路図である。
【図5】この発明に係るダイナミック型RAMのXデコ
ーダとワードドライバの一実施例を示す回路図である。
【図6】この発明に係るダイナミック型RAMの昇圧出
力を形成するプリデコーダ回路の一実施例を示す回路図
である。
【図7】この発明に係るワードドライバの一実施例のレ
イアウト図である。
【図8】この発明に係るダイナミック型RAMのXデコ
ードとワードドライバの他の一実施例を示す回路図であ
る。
【図9】この発明が適用されたダイナミック型RAMの
メモリアレーとその周辺選択回路の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図10】この発明が適用されたダイナミック型RAM
の入出力インターフェイス部とタイミング制御回路の一
実施例を示すブロック図である。
【図11】この発明が適用されたダイナミック型RAM
のメモリアレー部の一実施例を示す要部回路図である。
【図12】この発明が適用されたダイナミック型RAM
を説明するための一実施例の素子構造断面図である。
【図13】本発明が適用されたダイナミック型RAMを
含むパーソナルコンピュータシステムの要部概略図であ
る。
【符号の説明】
1…RAS入力バッファ、2…RASクロック発生回
路、3…アドレスバッファ、4…Xアドレスラッチ回
路、5…CBRカウンタ、6…Xプリデコーダ、7…マ
ットセレクト回路、8…Xアドレスコンパレータ、9…
マットコントロール回路、12…Xデコーダ、13…ワ
ードドライバ、14…センスアンプ、15…メモリアレ
ー、16…コモンソーススイッチ、17a〜17d…遅
延回路、18…CAS入力バッファ、19…CASクロ
ック発生回路、20…Yアドレスラッチ、21…ライト
クロック発生回路、22…出力イネーブル入力バッフ
ァ、23…ライトイネーブル入力バッファ、24…デー
タ入力バッファ、25…アドレス変化検出回路、26…
イコライジングパルス発生回路、27…メインアンプコ
ントロール回路、28…Yプリデコーダ、29…Yアド
レスコンパレータ、30…メインアンプ、31…ライト
バッファコントロール回路、32…ライトバッファ、3
3…Yデコーダ、34…ベンダテスト回路、35…デー
タセレクタ、36…データ出力バッファ、QP1〜QN
5…スイッチMOSFET、CN1〜CN4…クロック
ドインバータ回路、Q1〜Q14…MOSFET、MA
T0〜MAT7…メモリマット、MARY0,MARY
1…メモリアレイ、XD0〜XD7…デコーダ回路、W
D0〜WD7…ワードドライバ、SA01〜SA67…
センスアンプ、XDEC…ロウデコーダ回路、ARYC
TRL…アレイ制御回路、YDEC…カラムデコーダ回
路、MATCTRL0〜MATCTRL3…マット制御
回路、TG…タイミング制御回路、I/O…入出力回
路、RAB…ロウアドレスバッファ、CAB…カラムア
ドレスバッファ、AMX…マルチプレクサ、RFC…リ
フレッシュアドレスカウンタ回路、XPD,YPD…プ
リテコーダ回路、X−DEC…ロウ系冗長回路、XIB
…デコーダ回路、M1〜M3…アルミニュウム配線層、
TH1,TH2…スルーホール、LCNT,FCNT…
コンタクト、FG…1層目ポリシリコン(ゲート電
極)、SG…2層目ポリシリコン(ストレージノー
ド)、TG…3層目ポリシリコン(プレート)。CPU
…中央処理装置、ROM…リード・オンリー・メモリ、
DRAM…ダイナミック型ランダム・アクセス・メモ
リ、FDD…フロッピーディスクドライブ、FD…フラ
ッピーディスク、file M…ファイルメモリ、KB
…キーボード、KBDC…キーボードコントローラ、H
DD…ハードディスクドライブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮武 伸一 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 梶谷 一彦 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数からなる第1の入力信号のうちの1
    つがゲートに供給され、回路の接地電位がソースに供給
    された第1のNチャンネル型MOSFETと、 上記第1の1つの入力信号がゲートに供給され、複数か
    らなる第2の入力信号の1つがソースに供給された第1
    のPチャンネル型MOSFETとを備え、 上記第1のNチャンネル型MOSFETと第1のPチャ
    ンネル型MOSFETの共通接続されたドレインから出
    力信号を得る駆動回路の複数個が半導体基板上に並んで
    配列されてなり、 上記駆動回路が非動作状態のときには上記複数からなる
    第1の入力信号がハイレベルにされ、上記複数からなる
    第2の入力信号がロウレベルにされ、 上記駆動回路が動作状態にされるとき、上記複数からな
    る第1と第2の入力信号の少なくとも1つの組み合わせ
    において、上記駆動回路に供給される第1の入力信号が
    ロウレベルで、第2の入力信号がハイレベルとされて、
    ハイレベルの出力信号を形成してなることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の入力信号は、 複数からなる第3の入力信号のうちの1つがゲートに供
    給され、電源電圧がソースに供給された第2のPチャン
    ネル型MOSFETと、 上記第3の1つの入力信号がゲートに供給され、複数か
    らなる第4の入力信号の1つがソースに供給された第2
    のNチャンネル型MOSFETとを備え、 上記第2のPチャンネル型MOSFETと第2のNチャ
    ンネル型MOSFETの共通接続されたドレインから上
    記第1の入力信号を出力する第1のデコード回路の複数
    個が半導体基板上に配列されてなり、 上記第1のデコード回路が非動作状態のときには上記複
    数からなる第3の入力信号がロウレベルにされ、上記複
    数からなる第4の入力信号がハイレベルにされて上記第
    1の入力信号をハイレベルとし、 上記第1のデコーダ回路が動作状態にされるとき、上記
    複数からなる第1と第2の入力信号の1つの組み合わせ
    において、上記第1のデコード回路に供給される第3の
    入力信号がハイレベルで、第4の入力信号がロウレベル
    とされて、ロウレベルの上記第1の入力信号を形成して
    なることを特徴とする請求項1の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 上記第3の入力信号は、 複数からなる第5の入力信号のうちの1つがゲートに供
    給され、回路の接地電位がソースに供給された第3のN
    チャンネル型MOSFETと、 上記第5の1つの入力信号がゲートに供給され、複数か
    らなる第6の入力信号の1つがソースに供給された第3
    のPチャンネル型MOSFETとを備え、 上記第3のNチャンネル型MOSFETと第3のPチャ
    ンネル型MOSFETの共通接続されたドレインから上
    記第3の入力信号を出力する第2のデコード回路の複数
    個が半導体基板上に配列されてなり、 上記第2のデコード回路が非動作状態のときには上記複
    数からなる第5の入力信号がハイレベルにされ、上記複
    数からなる第6の入力信号がロウレベルにされて上記第
    3の入力信号をロウレベルとし、 上記第2のデコーダ回路が動作状態にされるとき、上記
    複数からなる第1と第2の入力信号の1つの組み合わせ
    において、上記第2のデコード回路に供給される第5の
    入力信号がロウレベルで、第6の入力信号がハイレベル
    とされて、ハイレベルの上記第3の入力信号を形成して
    なることを特徴とする請求項2の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 上記第2の入力信号と第4の入力信号
    は、 CMOS回路からなるプリデコード回路により形成され
    るものであることを特徴とする請求項3の半導体集積回
    路装置。
  5. 【請求項5】上記駆動回路は、複数からなるメモリセル
    の選択端子が接続されてなるワード線の駆動回路である
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請
    求項4の半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 上記CMOS回路は、 非動作状態のときに出力信号レベルがロウレベルの第1
    の回路には電源電圧に対応した第1の内部電源線に接続
    され、 出力信号がハイレベルの第2の回路には接地電位に対応
    した第2の内部電源線に接続され、 上記第1の内部電源線と電源線との間及び上記第2の内
    部電源線と接地線との間には、動作状態のときのみオン
    状態にされるスイッチMOSFETが設けられるもので
    あることを特徴とする請求項4又は請求項5の半導体集
    積回路装置
  7. 【請求項7】 中央処理装置と、かかる中央処理装置と
    信号バスを介して接続されるメモリとを含む情報処理シ
    ステムにおいて、 上記メモリのワード線駆動回路は、 複数からなる第1の入力信号のうちの1つがゲートに供
    給され、回路の接地電位がソースに供給された第1のN
    チャンネル型MOSFETと、 上記第1の1つの入力信号がゲートに供給され、複数か
    らなる第2の入力信号の1つがソースに供給された第1
    のPチャンネル型MOSFETとを備え、 上記第1のNチャンネル型MOSFETと第1のPチャ
    ンネル型MOSFETの共通接続されたドレインから出
    力信号を得る駆動回路の複数個が半導体基板上に並んで
    配列されてなり、 上記駆動回路が非動作状態のときには上記複数からなる
    第1の入力信号がハイレベルにされ、上記複数からなる
    第2の入力信号がロウレベルにされ、 上記駆動回路が動作状態にされるとき、上記複数からな
    る第1と第2の入力信号の少なくとも1つの組み合わせ
    において、上記駆動回路に供給される第1の入力信号が
    ロウレベルで、第2の入力信号がハイレベルとされて、
    ハイレベルの出力信号を形成してなることを特徴とする
    情報処理システム。
JP8300811A 1996-10-28 1996-10-28 半導体集積回路装置と情報処理システム Withdrawn JPH10135426A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6839264B2 (en) 2002-03-22 2005-01-04 Nec Electronics Corporation Semiconductor device without adverse effects caused by inclinations of word line and bit line

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6839264B2 (en) 2002-03-22 2005-01-04 Nec Electronics Corporation Semiconductor device without adverse effects caused by inclinations of word line and bit line

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