JPH10133507A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH10133507A
JPH10133507A JP29051196A JP29051196A JPH10133507A JP H10133507 A JPH10133507 A JP H10133507A JP 29051196 A JP29051196 A JP 29051196A JP 29051196 A JP29051196 A JP 29051196A JP H10133507 A JPH10133507 A JP H10133507A
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JP
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temperature
fixing
paper
heating
fixing device
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Application number
JP29051196A
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English (en)
Inventor
Maki Sudo
真樹 須藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニング部材を用いることなく、温度検
知センサーと加熱体との接触部へのトナーの蓄積を防止
する。 【解決手段】 所定枚数(50枚)の用紙に対し定着工
程が終了した後に、ローラの表面温度を、定着温度(T
(x):xはA〜D)よりも高い清掃用温度T(CL
N)に上昇させる(矢印K部)。ローラの表面温度が清
掃用温度T(CLN)に上昇すると、温度検知センサと
ローラとの接触部に蓄積したトナーが融解し接触部から
排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定着装置に係り、
より詳しくは、複写機やプリンタ等の画像形成装置にお
いて、表面に未定着トナー像が形成された記録媒体を加
熱することで、該記録媒体上に未定着トナー像を定着さ
せる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やレーザビームプリンタ等
の画像形成装置において、定着装置では画像形成時以外
の待機中でも、ある程度(一般的には、定着温度より若
干低い温度)に加熱した状態で待機していた。ところ
が、比較的低速で小型の画像形成装置(特に小型パソコ
ン用プリンタ)では、使用頻度が低く待機している時間
の方が実質的に画像形成している時間に比べて長いた
め、待機中に消費される電力が消費電力のほとんどを占
めていた。そこで、昨今、省エネルギーの観点から、待
機中に一定の時間、画像形成命令を受信しなかった場合
に余熱を止めるという所謂ポーズモードが用いられるよ
うになってきた。
【0003】しかし、定着装置の加熱に必要な時間は従
来のままであるため、ポーズモードにより室温まで冷え
てしまった場合、ウォームアップ分の時間だけ画像形成
動作の開始が遅れ使用者の待ち時間が長くなってしま
う。そこで、上記の問題点を解消するために、待機中の
余熱を無くし且つウォームアップ時間を短縮可能な構成
とすることで、画像形成命令に基づいて定着装置の加熱
を開始しても、定着装置に用紙が突入する時点で定着装
置の温度が定着温度に達している様な装置、所謂オンデ
マンド定着装置が提案されている。
【0004】このようなオンデマンド定着装置を実現す
るために、特開平5−165368号公報には、耐熱性
のフィルムを用いた定着装置において、加熱体への通電
をオンまたはオフした時の加熱体の温度変化量に基づい
て加熱体の定着温度を決定する技術が提案されている。
この技術では、熱容量の低い耐熱性のフィルムによるウ
ォームアップ時間の短縮と温度変化量検知制御によるオ
ンデマンド化とを達成している。
【0005】また、特開平8−24495号公報には、
ウォームアップ時間を短縮するために加熱体の低熱容量
化を前提とした定着温度の最適制御によるオンデマンド
化技術が提案されている。
【0006】上述したような定着装置のオンデマンド化
に伴い加熱体の定着面の温度検知に対し非常に高い精度
が要求されるようになってきている。特に低熱容量化さ
れた加熱体表面上の温度は定着工程により記録材に熱量
を奪われ易く、記録材の種類や画像形成装置の使用環境
によっても表面温度の低下量はまちまちであることから
加熱体表面上の通紙部に接触する温度センサーがその検
知精度の高さから広く用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな接触型の温度検知センサーは定着工程時に加熱体表
面に微少量付着したトナーをせき止め、温度検知センサ
ーの接触面に蓄積してしまい検知鮮度を低下させること
から、定着不良や定着温度が高すぎて融着したトナーが
加熱体表面に転移するホットオフセット不具合や、画像
形成動作の起動時に蓄積したトナーが温度検知センサー
から脱落し、加熱体表面に再付着することで定着工程時
に記録材を汚してしまう問題が生じてしまう。
【0008】このような不具合は加熱体表面のクリーニ
ング部材を備えることで軽減可能であるが、メンテナン
スの容易性やコストが高い点から加熱体のクリーニング
部材を取り除いた構成の定着装置が主流である小型画像
形成装置の場合は大きな問題となってしまう。
【0009】また、温度検知センサーを加熱体の非通紙
部表面に接触するように配置することでトナーによる汚
染を防止する構成をとることも従来の定着装置において
は可能であるが、オンデマンド化を目的とした低熱容量
の加熱体を使用するオンデマンド定着器においては上述
したごとく定着温度制御の信頼性低下による定着不良や
制御の複雑化をともなってしまう問題があった。
【0010】本発明は、上記問題点を解消するために成
されたものであり、定着装置の加熱体の通紙部表面に接
触型の温度検知センサーを配置し高精度な温度検知を可
能とした画像形成装置において、クリーニング部材を用
いることなく、温度検知センサーと加熱体との接触部へ
のトナーの蓄積を防止することができる定着装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の定着装置は、記録媒体上に形成され
た未定着トナー像を所定の定着温度で融解し定着させる
べく、該記録媒体を加熱する加熱手段と、前記記録媒体
を加熱手段に圧着させる圧着手段と、前記加熱手段の表
面に密着し該加熱手段の表面温度を検知する温度検知手
段と、記録媒体の定着工程時に前記加熱手段の表面温度
が所定の定着温度になるよう制御すると共に、記録媒体
の定着工程終了後に前記加熱手段の表面温度を、前記所
定の定着温度よりも高い清掃用温度に上昇させる温度制
御手段と、を有することを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の定着装置では、請求
項1記載の定着装置において、前記温度制御手段は、前
記加熱手段の表面温度を清掃用温度に上昇させる制御
を、所定枚数の記録媒体に対し定着工程が終了した後に
限定して行う、ことを特徴とする。
【0013】また、請求項3記載の定着装置は、請求項
1又は請求項2に記載の定着装置において、記録媒体の
種類、使用環境及び連続記録枚数の少なくとも1つに基
づいて、定着温度を設定する定着温度設定手段をさらに
有し、前記温度制御手段は、前記定着温度設定手段によ
り設定された定着温度に応じて前記清掃用温度を設定
し、設定された清掃用温度に前記加熱手段の表面温度を
上昇させる、ことを特徴とする。
【0014】上記請求項1記載の定着装置では、記録媒
体の定着工程時に、温度制御手段によって加熱手段の表
面温度が所定の定着温度になるよう制御される。加熱手
段の表面温度が所定の定着温度になった状態で、圧着手
段により記録媒体が加熱手段に圧着されると、記録媒体
上に形成された未定着トナー像が融解し該記録媒体上に
定着する。
【0015】一方、このような定着工程の実行時に、加
熱手段の表面に密着して配置された温度検知手段と加熱
手段との接触部に微量のトナーが蓄積する。
【0016】ところが、この請求項1記載の定着装置で
は、上記のような記録媒体の定着工程の終了後に、温度
制御手段によって、加熱手段の表面温度を、所定の定着
温度よりも高い清掃用温度に上昇させる。加熱手段の表
面温度が清掃用温度に上昇すると、上記温度検知手段と
加熱手段との接触部に蓄積したトナーが融解し接触部か
ら排出される。これにより、トナーの脱落による印字用
紙の汚れや加熱手段の表面への固着を防止することがで
きる。
【0017】以上のような請求項1記載の定着装置で
は、加熱手段の表面温度を清掃用温度に上昇させる制御
は、定着工程の終了後に毎回行う必要は無い。請求項2
記載の発明のように、蓄積してしまうトナー量を使用用
紙や使用枚数により見越して、加熱手段の表面温度を清
掃用温度に上昇させる制御を、所定枚数の記録媒体に対
し定着工程が終了した後に限定して行っても良い。これ
により、消費電力を節約できると共に、断続的な画像形
成工程による定着装置の過剰な加熱を防止することがで
きる。
【0018】また、請求項3記載の定着装置では、定着
温度設定手段によって、記録媒体の種類(例えば、材質
やサイズ等に応じた種類)、使用環境(例えば、温度や
湿度等)及び連続記録枚数の少なくとも1つに基づいて
定着温度を設定し、記録媒体の定着工程時に、温度制御
手段によって加熱手段の表面温度が前記設定された定着
温度になるよう制御される(所謂オンデマンド方式の制
御)。さらに、温度制御手段は、前記設定された定着温
度に応じて、該定着温度よりも高い清掃用温度を設定
し、設定された清掃用温度に加熱手段の表面温度を上昇
させる。
【0019】このように記録媒体の種類、使用環境、連
続記録枚数等に基づいて設定された定着温度に応じて清
掃用温度を設定するので、接触部に蓄積したトナーを、
記録媒体の種類、使用環境、連続記録枚数によらず安定
的に排出することができる。また、定着装置の過剰な加
熱を防止でき、消費電力を節約できる。
【0020】なお、上記記録媒体は、紙質のものに限定
されるものではなく、OHPシート等の紙質以外のもの
も含む。
【0021】
【発明の実施の形態】
[画像形成装置の全体構成]図1には、画像形成装置の
一例としてのレーザビームプリンタ11の概略構成を示
す。この図1に示すように、レーザビームプリンタ11
には、後述する感光体ドラム19にレーザビームを照射
するためのレーザ走査装置13が設けられており、この
レーザ走査装置13には図示しない半導体レーザが設置
されている。半導体レーザは、このレーザビームプリン
タ11に直接接続された図示しない情報処理装置やLA
N(ローカルエリアネットワーク)等のネットワークを
介して接続された情報処理装置等から送られてくるプリ
ントデータに基づいて変調されたレーザビームを出力す
る。出力されたレーザビームは、所定方向に回転するポ
リゴンミラー15で偏向され、fθレンズ16に入射す
る。このfθレンズ16から出射するレーザビームは、
第一のミラー17及び第二のミラー18で順次反射され
て、感光体ドラム19の表面(以下、ドラム表面と称す
る)の露光位置22に照射される。なお、レーザビーム
の光路は点線21で示している。
【0022】筒状の感光体ドラム19は図示しないメイ
ンモータによって矢印Pで示す所定の回転方向に一定角
速度で回転し、レーザビームは上記回転するポリゴンミ
ラー15で偏向されているため、ドラム表面を感光体ド
ラム19の軸方向(主走査方向)に繰り返し走査する。
このレーザビームは、上記fθレンズ16の作用によ
り、ドラム表面を等速度で走査することになる。矢印P
のドラム回転方向に沿って露光位置22のわずか上流側
には、帯電ロール23がドラム表面に転接しており、ド
ラム表面を一様に帯電させるようになっている。本実施
形態の感光体ドラム19は、有機感光体を使用してお
り、静電潜像を形成するためにはマイナスに帯電させる
べき特性を有するので、帯電ロール23には交流電圧に
マイナスの直流バイアス電圧を重畳させたマイナスの電
圧を印加している。
【0023】一様にマイナス帯電が行われたドラム表面
は、露光位置22でプリントデータに対応した静電潜像
が形成される。この静電潜像は、矢印Pのドラム回転方
向に沿って露光位置22の下流側に配置されたカートリ
ッジ形式の現像装置25によって現像される。
【0024】現像装置25内には現像ロール26及びト
ナー供給機構27が配置されている。トナー供給機構2
7は、現像位置25内のトナーを順次現像ロール26に
供給するための機構であり、現像ロール26はトナーを
磁気的に穂立ちさせて該トナーをドラム表面の静電潜像
形成領域に近接または接触させて、静電潜像に対応した
トナー像を形成するためのロールである。現像装置25
には、交流電圧にマイナスの直流バイアス電圧を重畳さ
せたマイナスの現像バイアス電圧が印加されている。
【0025】本実施形態では、マイナス帯電したドラム
表面に静電潜像を形成しており、該静電潜像の形成領域
の電位は0ボルトに近くなっている。一方、現像装置2
5にはマイナスの現像バイアス電圧が印加されているの
で、現像装置25のマイナスに荷電したトナーとドラム
表面との電位差は、静電潜像の未形成領域では小さいの
に対し、静電潜像の形成領域では大きくなる。このた
め、静電潜像の形成領域のみトナーが吸着することにな
る。
【0026】現像装置25によってドラム表面に形成さ
れたトナー像は、感光体ドラム19の回転によって転写
バイアスロール29がドラム表面と転接している位置ま
で移動する。ここでレジストロール31を介して送られ
てきた用紙35に対してトナー像の転写が行われること
になる。なお、図1では用紙35の搬送路を点線32で
示している。
【0027】なお、レーザビームプリンタ11には、レ
ーザビームプリンタ11内の各装置に電力を供給する電
力供給部102と、図2に示すように制御回路103及
び温度演算装置104を含んで構成されレーザビームプ
リンタ11内の各装置の動作を制御する制御部101
と、が設けられている。
【0028】次に、レーザビームプリンタ11の用紙搬
送経路について説明する。装置本体12の底部にはカセ
ットトレイ33が着脱自在に配置されている。カセット
トレイ33には、所定のサイズに裁断された用紙35が
積層されている。積層された用紙35は、半月ロール3
6の間欠的な回転によって一枚ずつ図1において右方向
に送り出される。半月ロール36の他にリタードロール
等の他のロールあるいは用紙35を吸着して送りだす機
構を用いてもよい。
【0029】カセットトレイ33から送りだされた用紙
35は搬送ロール38、39を順に経てレジストロール
31まで搬送され、ここで一旦停止された後、感光体ド
ラム19の回転と同期をとって図1において左方向に搬
送される。用紙35が感光体ドラム19と転写バイアス
ロール29との間を通過する時点だけ転写バイアスロー
ル29に所定のプラスの直流バイアス電圧が印加され
る。これによって感光体ドラム19上のマイナスに帯電
したトナー粒子からなるトナー像が転写バイアスロール
29に静電的に吸引され、用紙35にトナー像が転写さ
れる。
【0030】トナー像が転写された用紙35は、転写バ
イアスロール29の出口側に隣接して配置された除電針
41によって背後から(上記でトナー像が転写された側
と反対側から)除電される。除電された用紙35はドラ
ム表面から剥離され、搬送路32に沿って図1において
左方向に進行し、定着装置40を構成するヒートロール
42とプレッシャロール43との転接位置に進行する。
ヒートロール42は一定した高温に保たれており、プレ
ッシャロール43は用紙35をヒートロール42に押し
付けて、両者のニップしている領域で効率的な熱伝達が
行われてトナー像が用紙35上に定着される。定着後の
用紙35は、搬送ロール47を経た後、切替片44が図
1において左上方を向いた状態で搬送路32を上向きに
搬送される。そして、搬送ロール45及び排出ロール4
6を順に経て装置本体12の上部に設けられた排出トレ
イ48に排出される。これが用紙35の片面にのみ印字
を行う際の搬送経路である。
【0031】用紙35の両面に印字を行う場合、第一面
に対してトナー像が転写され定着が行われた用紙35
は、搬送路32を切替片44から一度上向きに搬送され
る。そして、搬送ロール45を経て用紙35の後端が切
替片44から脱した位置で搬送が一旦停止される。この
状態で切替片44が輪郭44Aで示す位置に切り替わ
り、搬送ロール45が逆方向に回転して用紙35を今度
は下方に向けて搬送する。この結果、用紙35は一点鎖
線で示す搬送路51を進行して搬送ロール52、53、
54を順に通過して第一面への転写時に使用した搬送ロ
ール38に至る。このとき第一面が上向きになってい
る。
【0032】用紙35は再び搬送路32に沿って搬送さ
れて感光体ドラム19と転写バイアスロール29との間
を通過する。このとき、用紙35の第二面にトナー像が
転写されることになる。この後は、先に説明した片面に
のみ印字を行う場合と同様に搬送が行われ、二度目の定
着が行われた用紙35は排出トレイ48に排出されるこ
とになる。
【0033】一方、転写バイアスロール29によるトナ
ー像の転写後も感光体ドラム19の表面に残存している
トナーは転写バイアスロール29と帯電ロール23との
間に配置されたクリーニング装置56によってドラム表
面から掻き取られるようにして除去される。このように
して表面が清掃された感光体ドラム19は再び帯電ロー
ル23によって一様に帯電され、次の画像形成プロセス
に備えることになる。
【0034】[定着装置の構成]次に、図2及び図6を
用いて本発明に係る定着装置40の構成を詳細に説明す
る。
【0035】図2及び図6に示すように、定着装置40
は、用紙35上に転写されたトナー77を用紙35に溶
融定着させるためのヒートローラ42と、このローラと
ともに用紙35を挟んで加圧させるためのプレッシャロ
ーラ43と、を含んで構成されている。このヒートロー
ラ42は、アルミニウム材の金属中空金として構成され
ている。また、用紙35との接触面には、所謂PFA
(パーフルオロアルコキシ)またはPTFE(ポリテト
ラフルオロエチレン)などのフッ素系樹脂が数十ミクロ
ンほどの厚さでコートされており、表面コート層57が
形成されている。ここで、例えばヒートローラ42の外
径は23mm、肉厚は0.45mmとされている。ま
た、表面コート層57には、熱伝導率を上げるためにS
iC(炭化硅素)が数%から十数%含有されている場合
もあり、本実施形態ではSiCが約10%ほど含有され
ている。
【0036】また、ヒートローラ42の内部には、該ヒ
ートローラ42を加熱するためのハロゲンヒータ55が
設けられているが、例えば、セラミックヒータ等の他の
加熱部材を代用することも可能である。なお、ヒートロ
ーラ42の回転軸には、該ヒートローラ42を回転させ
るための図示しないモータが配置されており、このモー
タは、制御回路103からのメインモータ回転指令によ
って制御され、例えば、モータの回転速度や回転開始時
間等が制御される。
【0037】また、プレッシャローラ43としては、S
US(ステンレス鋼)等の導電性の芯金の周りにシリコ
ンゴム等の耐熱性のある弾性体が単層で形成されている
ものを用いることができる。本実施形態では、この弾性
体としてスポンジやゴムを用いて、その表面にPFAや
PTFEなどの耐熱性樹脂を被覆したものが用いられて
いる。なお、プレッシャローラ43は、スプリング58
により一定の圧力でヒートローラ42側を加圧し、ヒー
トローラ42との間でニップ幅を形成する。これによ
り、ヒートローラ42とプレッシャローラ43との間を
用紙35が通過する際にトナー77が用紙35上に加圧
溶融定着される。
【0038】また、ヒートローラ42の表面温度を検知
するため、温度検知センサー50がヒートローラ42の
表面に接触して配置されており、ここでは検知素子とし
て温度により抵抗値が変化するビード型測温抵抗体を用
いている。この温度検知センサー50の出力端は温度演
算装置104に接続されており、温度検知センサー50
からの検出信号は温度演算装置104に入力される。温
度演算装置104は、入力された検出信号の電圧変化を
演算し、演算された電圧値変化に基づいて温度を測定す
る。また、この温度演算装置104は、定着装置を制御
するための制御回路103に接続されており、制御回路
103は、印字命令情報に基づいて温度演算装置104
での測定温度に応じて加熱用のハロゲンヒータ55の通
電オン・オフを制御する。
【0039】[本発明に係る定着装置の温度制御方法の
概要]次に定着装置40におけるヒートローラ42の表
面温度の制御方法を、従来の制御方法と対比しながら説
明する。
【0040】従来の定着装置は図3に示すように、レー
ザビームプリンタ11の電源がオンとなったらヒートロ
ーラ42の加熱を開始し、一定時間後にヒートローラ4
2の表面温度が余熱温度に達すると、その余熱温度を保
って待機する。そして、印字命令が与えられた場合、ヒ
ートローラ42の表面温度が定着時制御温度に達するま
で加熱し印字を行う。印字動作終了後にはヒートローラ
42の表面温度を余熱温度に戻して待機する。
【0041】これに対し、本発明に係る温度制御方法で
は、図4に示すように、レーザビームプリンタ11の電
源オンではヒートローラ42の加熱を開始せず、印字命
令が来てから加熱を開始する。また、印字動作終了後に
はヒートローラ42への加熱を完全にオフにする。この
ように、待機中の加熱を行わないことから無駄なエネル
ギーの消費を抑えることができる。
【0042】[本実施形態の作用]次に本実施形態の作
用として、本実施形態のレーザビームプリンタ11にお
ける定着装置40の温度制御処理を、図7のフローチャ
ートを用いて説明する。
【0043】なお、本実施形態では、画像が形成される
用紙35として、A5サイズ以下の幅を持つ全ての用紙
を小サイズ紙とし、それよりも大きいサイズの用紙を通
常サイズ紙とする。これら小サイズ紙に対し画像形成す
る場合と通常サイズ紙に対し画像形成する場合とで、定
着装置40の温度制御処理を異ならせる。このうち、通
常サイズ紙に対し画像形成する場合の温度制御によるヒ
ートローラ42の温度推移を図5に示す。また、本実施
形態では、ヒートローラ42に加熱履歴のない所謂コー
ルドスタート状態からの定着装置40の温度制御処理を
説明する。
【0044】レーザビームプリンタ11の電源がオンさ
れると、制御部101によって図7の制御ルーチンが実
行開始される。まず、レーザビームプリンタ11は印字
命令の待機状態となり(ステップ112)、印字命令が
受信されると、加熱開始前にヒートローラ42の表面温
度を温度検知センサー50により測定開始し、測定され
た表面温度T(X)を制御回路103の図示しないメモ
リに時々刻々と記憶していく(ステップ114)。な
お、Xは、ヒートローラ42を加熱開始した時刻から経
過した時間を示し、ここでは秒単位で表される。このと
き、測定開始時の表面温度T(0)に基づいて、本実施
形態のようにヒートローラ42がコールドスタート状態
であるか否かを判別することが可能である。即ち、表面
温度T(0)が室温に近い値であればヒートローラ42
はコールドスタート状態であると判別できる。本実施形
態では表面温度T(0)は室温に近い値であるとする。
【0045】このようなヒートローラ42の表面温度T
のモニタが開始された後、ヒートローラ42の加熱を開
始する(ステップ116)。次に、測定開始から1.5
秒後の表面温度T(1.5)及び3.5秒後の表面温度
T(3.5)を用いて温度上昇率wを下式により算出す
る(ステップ118)。なお、温度上昇率wの単位は
(℃/秒)である。
【0046】 w=〔T(3.5)−T(1.5)〕/2 ・・・(1) なお、温度上昇率測定時に加熱開始直後の温度を用いな
かったのは、加熱開始直後は加熱に遅れが生じやすく温
度上昇率の推定精度が低下してしまうためである。
【0047】次に、制御回路103は印字命令にともな
う印字用紙カセットの選択情報により、あらかじめ記憶
されている画像形成時に送りだした用紙の定着装置40
までの到達時間S(F)を図示しないメモリ等から選択
する(ステップ120)。
【0048】続いて、到達時間S(F)及び上式(1)
で得られた温度上昇率wを用いて、用紙が定着器40に
到達した時にヒートローラ42の表面温度Tが定着温度
T(F)に到達するためのメインモータ始動設定温度T
(M)を下式にて算出する(ステップ122)。
【0049】 T(M)=T(F)−S(F)×w ・・・(2) 次に、図5に示すようにヒートローラ42の表面温度T
がメインモータ始動設定温度T(M)に達したときに、
感光体ドラム19を回転させる図示しないメインモータ
の回転開始命令等を出力する(ステップ126)。即
ち、用紙35への画像形成を開始する。そして、用紙3
5の処理枚数毎に、ヒートローラ42の制御温度を換え
ていく処理を行う。
【0050】但し、用紙35の用紙サイズが小サイズか
否かにより次に実行する処理が異なる。なお、小サイズ
とは、画像形成装置の印字最大用紙幅が8.5インチで
ある場合にはA5サイズ幅以下の幅を持つ用紙サイズ全
てを意味する。また、印字用紙サイズの選択情報は印字
命令にともない制御回路103のメモリに予め記憶され
ている。
【0051】ここで、用紙35の用紙サイズが小サイズ
以外の場合には、図8に示す通常サイズでの定着温度制
御処理のサブルーチンを実行する。図8に示すように、
最初の連続1〜10枚までの定着温度T(A)が通常サ
イズ用の定着設計中心温度T(nominal)に一致
するように制御する(ステップ162)。
【0052】 T(A)=T(nominal) ・・・(3) このとき図5の例ではヒートローラ42のコールドスタ
ート状態からの画像形成工程を開始しているため、一例
としてT(A)=184℃とする。
【0053】次に11〜20枚迄の定着温度T(B)
を、 T(B)=T(A)−4 ・・・(4) となるように制御する(ステップ164)。ここではT
(A)=184℃であったからT(B)=180℃とす
る。
【0054】次に21〜34枚迄の定着温度T(C)
を、 T(C)=T(B)−2 ・・・(5) となるように制御する(ステップ166)。ここではT
(B)=180℃であったからT(C)=178℃とす
る。
【0055】次に34枚以降の定着温度T(C)を、 T(D)=T(C)−2 ・・・(6) となるように制御する(ステップ168)。ここではT
(C)=178℃であったからT(D)=176℃とす
る。
【0056】一方、ステップ128で用紙35の用紙サ
イズが小サイズである場合には、図9に示す小サイズで
の定着温度制御処理のサブルーチンを実行する。図9に
示すように、まず、低温時のコールドスタート状態の小
サイズ用紙定着性改善の為にステップ182でメインモ
ータを回転開始から30秒間画像形成を送らせる。すな
わち定着装置40は小サイズ用の定着設計中心温度T
(S−nominal)に到達後30秒間、ヒートロー
ラ42及びプレッシャローラ43の暖気が可能となり、
十分な加熱後に定着工程を行うことで良好な定着を得る
ことができる。
【0057】なお、本実施形態では定着温度到達時間の
短縮のため、使用するヒートローラ42の熱容量が非常
に低く、小サイズ用紙の印字の際にヒートローラ42の
通紙部と非通紙部の温度差が急増してしまうので、この
非通紙部の温度上昇を抑えるため、連続印刷枚数や定着
温度毎に通紙間隔を長くして時間当りの印刷枚数を低減
させるいわゆるPPM値変更制御をとりいれている。こ
こで、PPMとはPaper Per Minuteの略であり、1分間
に印字するプリント枚数を示す。もちろんヒートローラ
42の熱容量により、通紙部と非通紙部の温度差が使用
可能な範囲にある場合については、このようなPPM値
変更制御を用いる必要はない。
【0058】次に、最初の連続1〜10枚までの小サイ
ズ定着温度T(AS)を、 T(AS)=T(S−nominal) ・・・(7) となるように制御する(ステップ184)。なお、図5
の例ではヒートローラ42に加熱履歴のない所謂コール
ドスタート状態から画像形成工程を開始しているため、
一例としてT(AS)=190℃とし、PPM値を12
PPMとする。
【0059】次に11〜20枚迄の小サイズ定着温度T
(BS)を、 T(BS)=T(AS)−4 ・・・(8) となるように制御する(ステップ186)。ここではT
(AS)=190℃であったからT(BS)=186℃
として、用紙の送りだし間隔を長くとることによりPP
M値を7PPMに低減する。
【0060】次に21〜34枚迄の小サイズ定着温度T
(CS)を、 T(CS)=T(BS)−2 ・・・(9) となるように制御する(ステップ188)。ここではT
(BS)=186℃であったからT(CS)=184℃
として、用紙の送りだし間隔を長くとることによりPP
M値を5PPMに低減する。
【0061】次に34枚以降の小サイズ定着温度T(D
S)を、 T(DS)=T(CS)−2 ・・・(10) となるように制御する(ステップ190)。ここではT
(CS)=184℃であったからT(DS)=182℃
として、PPM値を5PPMに維持する。
【0062】以上のような図8の通常サイズでの定着温
度制御処理又は図9の小サイズでの定着温度制御処理を
実行した後、最後の用紙が定着装置40から排出される
前迄に、制御回路103によってカウントされていた印
字積算枚数が50枚に達したか否かの判断を行う(ステ
ップ134)。
【0063】ここで、印字積算枚数が50枚に達した場
合、最終用紙後端が定着ニップ部を抜けた時点からヒー
トローラ42のハロゲンヒータ55をオンし、清掃用温
度T(CLN)=194℃で再加熱を開始すると共に、
印字積算枚数を「0」にリセットする(ステップ13
6)。そして最終の用紙が排出トレイに排出された時
点、即ちメインモータの回転が停止する時点でハロゲン
ヒータ55をオフして加熱を終了し、印字処理を終了す
る(ステップ138)。
【0064】一方、ステップ134において印字積算枚
数が50枚に達していない場合には、最終用紙後端が定
着ニップ部を抜けた時点でヒートローラ42のハロゲン
ヒータ55をオフし(ステップ140)、最終の用紙が
排出トレイに排出され、メインモータの回転が停止した
時点で印字処理を終了する(ステップ142)。
【0065】なお、上記ステップ136では印字積算枚
数をリセットし、次回の印字から再度、印字枚数の積算
を始めるが、上記ステップ140では、印字積算枚数の
リセットを行わない。即ち、印字積算枚数が50枚に達
していない場合は、終了時の印字積算枚数が制御回路1
03のメモリに記憶されたまま、次回の印字を開始し、
次回の印字では該終了時の印字積算枚数から印字枚数の
積算を継続する。
【0066】以上のように、定着装置40がコールドス
タート状態(略室温状態)から画像形成を開始する場合
の制御について説明したが、数分前に画像形成を行った
ばかりで、定着装置40が既に暖まっているウォーム状
態で印字命令を受けた場合には、ステップ114の測定
開始時の表面温度T(0)に基づいて定着装置40がウ
ォーム状態であると判別できる。定着装置40がウォー
ム状態の場合は、コールドスタート状態でのT(A)、
T(AS)の設定温度とは異なるT(A’),T(A
S’)の温度を用いる。これらのT(A’),T(A
S’)の設定温度は、加熱開始時のヒートローラ42の
表面温度T(0)及び温度上昇率wの条件別に、予め制
御回路103のメモリに記憶されている。
【0067】上述のように温度上昇率wにより用紙送り
だしを制御することにより、電源電圧のバラツキやヒー
トローラ42及び加熱部材であるハロゲンヒータ55の
部品バラツキによって引き起こされる、温度上昇のばら
つきによる定着不良や、余分な加熱によるエネルギー損
失を防止することができる。その上、使用者にとっても
最小の待ち時間での印字が可能となる。
【0068】なお、上記処理例では、用紙送りだしのタ
イミングを制御するのにヒートローラ42の表面温度T
を使用しているが、もちろん、加熱開始からの時間に基
づいて制御しても良い。
【0069】また、上記制御においては、加熱開始時の
ヒートローラ42の表面温度T(0)及び加熱後のヒー
トローラ42の温度上昇率wに加えて、その画像形成時
の用紙サイズや総連続印字枚数によっても、また定着温
度や処理枚数によっても定着温度を変更するタイミング
やその下げ幅、そして、次の印字用紙を送りだすタイミ
ング(用紙間隔、PPM)を可変をする制御を行ってい
る。
【0070】以上のような本実施形態によれば、ヒート
ローラ42を定着温度より高い清掃用温度T(CLN)
に加熱することで、ヒートローラ42と温度検知センサ
ー50との接触部に蓄積した低溶解状態のトナーを融解
させ接触部より排出させることができる。これにより、
トナーの脱落による用紙35の汚れやヒートローラ42
の表面へのトナーの固着を防止することができる。
【0071】また、小サイズ紙に対し連続画像形成を行
う場合には、定着装置40の内部は高温状態となるが、
本実施形態では再加熱制御の温度(T(AS)、T(B
S)、T(CS)、T(DS))を通常サイズ紙の場合
よりも低く設定するよう制御する。これにより、過剰な
加熱により定着装置の温度上昇により軸受け部材等の損
傷を防止することができる。
【0072】また、ヒートローラ42の表面温度を清掃
用温度T(CLN)に上昇させる制御は、毎回行うので
はなく、所定枚数(一例として50枚)の用紙に対し定
着工程が終了した後に限定して行うので、消費電力を節
約できると共に、断続的な画像形成工程による定着装置
の過剰な加熱を防止することができる。
【0073】なお、上記実施形態では、清掃用温度T
(CLN)として予め定められた値(194℃)を設定
したが、定着温度に応じて設定することがより望まし
い。上記のように定着温度は、用紙の種類(例えば、小
サイズか通常サイズか等)や連続記録枚数等に応じて設
定しているので、このような定着温度に応じて清掃用温
度T(CLN)を設定することにより、用紙の種類や連
続記録枚数によらず安定的にトナーを排出することがで
きる。
【0074】また、上記実施形態では、定着装置とし
て、ヒートローラを備えた定着装置を用いて説明した
が、定着回転体としてベルトやフィルム状のものを用い
た定着装置や、プレッシャローラの代わりにパット状の
ものを用いた定着装置にも本発明を適用することができ
る。
【0075】また、画像形成装置として電子写真装置を
例にしたが、他の画像形成装置にも適用できることはい
うまでもない。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
熱手段を定着温度より高い温度に加熱することで、加熱
手段の表面に接触する温度検知手段と加熱手段との接触
部に蓄積したトナーを融解させ接触部より排出させるこ
とができ、トナーの脱落による印字用紙の汚れや加熱手
段の表面へのトナーの固着を防止することができる。
【0077】特に低熱容量の加熱手段を使用するオンデ
マンド方式の定着装置においては、画像形成後の加熱手
段表面の温度低下が著しく、且つ加熱手段も画像形成時
の条件により複数の定着温度で制御するためトナーの溶
解度が低く、蓄積されるトナー量も多いので、本発明を
適用すれば、その効果は顕著に表れる。
【0078】また、オンデマンド方式の定着装置は、温
度制御を行う上で高精度の温度検知を必要とするので、
温度検知手段と加熱手段との接触部にトナーが蓄積する
ことにより、温度検知精度が低下し定着不良を誘発して
しまう。ここで、本発明を適用すれば、安定した定着性
能を長期にわたり確保可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成図であ
る。
【図2】定着装置の概略構成図である。
【図3】従来の定着装置の加熱方法における定着ローラ
温度の推移を示すグラフである。
【図4】本発明に係る定着装置の加熱方法における定着
ローラ温度の推移を示すグラフである。
【図5】本実施形態の定着装置の加熱方法における定着
ローラ温度の推移を示すグラフである。
【図6】本発明に係る温度検知手段を定着ローラに設置
した場合の定着装置の構成図である。
【図7】本実施形態におけるメインルーチンを示す流れ
図である。
【図8】通常サイズでの定着温度制御処理のサブルーチ
ンを示す流れ図である。
【図9】小サイズでの定着温度制御処理のサブルーチン
を示す流れ図である。
【符号の説明】
11 レーザビームプリンタ 35 用紙(記録媒体) 40 定着装置 42 ヒートローラ 43 プレッシャローラ 50 温度検知センサー 101 制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に形成された未定着トナー像
    を所定の定着温度で融解し定着させるべく、該記録媒体
    を加熱する加熱手段と、 前記記録媒体を加熱手段に圧着させる圧着手段と、 前記加熱手段の表面に密着し該加熱手段の表面温度を検
    知する温度検知手段と、 記録媒体の定着工程時に前記加熱手段の表面温度が所定
    の定着温度になるよう制御すると共に、記録媒体の定着
    工程終了後に前記加熱手段の表面温度を、前記所定の定
    着温度よりも高い清掃用温度に上昇させる温度制御手段
    と、 を有する定着装置。
  2. 【請求項2】 前記温度制御手段は、 前記加熱手段の表面温度を清掃用温度に上昇させる制御
    を、所定枚数の記録媒体に対し定着工程が終了した後に
    限定して行う、 ことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体の種類、使用環境及び連続記録
    枚数の少なくとも1つに基づいて、定着温度を設定する
    定着温度設定手段をさらに有し、 前記温度制御手段は、前記定着温度設定手段により設定
    された定着温度に応じて前記清掃用温度を設定し、設定
    された清掃用温度に前記加熱手段の表面温度を上昇させ
    る、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106054564A (zh) * 2015-04-09 2016-10-26 佳能株式会社 图像形成装置
JP2017173724A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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JP2016200708A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 キヤノン株式会社 画像形成装置
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