JPH10132453A - 組立式冷蔵庫のパネル接合構造 - Google Patents

組立式冷蔵庫のパネル接合構造

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JPH10132453A
JPH10132453A JP30357096A JP30357096A JPH10132453A JP H10132453 A JPH10132453 A JP H10132453A JP 30357096 A JP30357096 A JP 30357096A JP 30357096 A JP30357096 A JP 30357096A JP H10132453 A JPH10132453 A JP H10132453A
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JP
Japan
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panel
panels
vertical
frame
ridge
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JP30357096A
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English (en)
Inventor
Sadayuki Omori
貞之 大森
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Yodogawa Steel Works Ltd
Original Assignee
Yodogawa Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立式冷蔵庫のパネルどうしを一直線状に接
合するについて、コーキング剤を用いなくても気密性に
優れ、しかも組み立て作業能率が向上するようにする。 【解決手段】 一方のパネル3の縦枠9の凸条17と、
他方のパネル3の縦枠10の凹溝26とが凹凸嵌合す
る。凸条17側にひれ状片22を設けてあり、ひれ状片
22が凹溝26の内部両脇に弾性接当し、これで両パネ
ル3・3の縦枠9・10どうしの接合面間の気密性を確
保する。一方のパネル3の凸条17に2条の突起部20
・20を設ける。他方のパネル3の凹溝26内に底溝2
7・27を設ける。底溝27・27に突起部20・20
を挿入して、突起部20・20間の凹み部21を底溝2
7・27間の底凸条29に嵌入し、これで両パネル3・
3どうしをパネル厚方向に位置ずれすることなく、一直
線状に突き合わせ接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玄米や野菜などを
一時的に保存、貯蔵しておくのに有用な組立式冷蔵庫に
おいて、この冷蔵庫を構成するパネルの接合構造に改良
を加えたものである。
【0002】
【従来の技術】この種の組立式冷蔵庫のパネル接合構造
は、例えば実開昭61−185983号公報に公知であ
る。そこでは、相隣る断熱性のパネルどうしを同一平面
内に一直線状に並べられるよう突き合わせ接合するにつ
いて、一方のパネルの縦枠に凹部を、他方の縦枠に凸部
をそれぞれ縦方向に設けて両者を凹凸嵌合し、この凹凸
嵌合で形成される両パネルの目地部分にシリコンシーラ
などのコーキング剤を充填して気密性を高めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前出の従来
例ではコーキング剤を充填する厄介な作業を要し、これ
が原因して組み立て作業能率が低下し、またコーキング
剤は目地部分から剥がれ落ちてシール不良を起こしやす
かった。
【0004】本発明の目的は、コーキング剤のみに頼ら
ずとも、気密性を確保でき、組み立て作業能率の向上を
図れる組立式冷蔵庫のパネル接合構造を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、対象とするパネル3が、図2に示すごとく、縦枠9
・10および横枠11・12を組み合わせた四角形枠1
3と、この四角形枠13の表裏面にそれぞれ張り合わせ
た金属製の表面板14および裏面板15と、これら四角
形枠13および表裏面板14・15で囲まれる内部空間
に充填された断熱材16とを有しており、これら2枚の
パネル3・3どうしが一直線状に突き合わせ接合される
組立式冷蔵庫のパネル接合構造において、両パネル3・
3の縦枠9・10どうしを次のようにして接合する点に
特徴を有する。
【0006】一方のパネル3の縦枠9は、図3に示すご
とく凸条17と基部19からなる断面凸形に形成し、凸
条17の先端面上に2条の突起部20・20を縦方向に
形成する。凸条17の表裏側面には、弾性を有するひれ
状片22をそれぞれ縦方向に形成する。そして凸条17
の基部19の表裏側面にそれぞれ係合溝23を縦方向に
設けてあり、各係合溝23に表裏面板14・15の折曲
端縁14a・15aが嵌め込まれる。
【0007】他方のパネル3の縦枠10は、図3に示す
ごとく断面凹形に形成されて前記凸条17が嵌合する凹
溝26を縦方向に有する。この凹溝26の内底には、前
記突起部20・20がひれ状片22の先端22aを凹溝
26の内部両脇に弾性接当させながら差し込まれる2条
の底溝27・27を縦方向に設ける。この縦枠10の表
裏側面にそれぞれ係合溝23を縦方向に設けてあり、各
係合溝23に表裏面板14・15の折曲端縁14a・1
5aを嵌め込まれる。
【0008】かくして図4に示すごとく、一方のパネル
3の縦枠9の凸条17と、他方のパネル3の縦枠10の
凹溝26とを嵌合すると、ひれ状片22が凹溝26の内
部両脇に弾性接当し、これで両パネル3・3の縦枠9・
10どうしの接合面間に気密性を付与する。一方のパネ
ル3の凸条17の突起部20・20を、他方のパネル3
の底溝27・27に嵌入することにより、両パネル3・
3どうしは、パネル厚方向に位置ずれするのを規制でき
て同一平面内で一直線状に接合される。
【0009】請求項2記載の本発明は、対象とするパネ
ル3・2が、図2に示すごとく、縦枠9・10(33・
34)および横枠11・12(35・36)を組み合わ
せた四角形枠13(37)と、この四角形枠13(3
7)の表裏面にそれぞれ張り合わせた金属製の表面板1
4および裏面板15と、これら四角形枠13および表裏
面板14・15で囲まれる内部空間に充填された断熱材
16とを有しており、これら2枚のパネル3・2どうし
を互いに直交状に接合する組立式冷蔵庫のパネル接合構
造において、両パネル3・2の縦枠9・34どうしを次
のようにして接合する点に特徴を有する。
【0010】一方のパネル3の縦枠9は、図7に示すご
とく凸条17と基部19からなる断面凸形に形成し、凸
条17の先端面上に2条の突起部20・20を縦方向に
形成する。凸条17の表裏側面には、それぞれ弾性を有
するひれ状片22を縦方向に形成する。凸条17の基部
19の表裏側面には、それぞれ係合溝23を縦方向に設
けてあり、各係合溝23に表裏面板14・15の折曲端
縁14a・15aが嵌め込まれる。
【0011】他方のパネル3の縦枠34は、図7に示す
ごとく断面凹形に形成されていて、前記凸条17が嵌合
する凹溝26を縦方向に有する。この凹溝26の内底に
は、前記突起部20・20がひれ状片22の先端22a
を凹溝26の内部両脇に弾性接当させながら差し込まれ
る2条の底溝27・27を縦方向に設ける。この縦枠3
4には、表裏面板14・15の折曲端縁14a・15a
が嵌め込まれる係合溝23を縦方向に設けてある。
【0012】また、図2および図11に示すごとく互い
に直角に連設された壁部50b、50cを有するコーナ
止め具50を備えており、両パネル3・2が交わる入隅
コーナにおいて、一方の壁部50cを一方のパネル3の
裏ナット53を有する内面上に、他方の壁部50bは他
方のパネル2の裏ナット53を有する内面上にそれぞれ
重合させた状態で、各重合部を各裏ナット53に螺合す
るボルト54で締結固定する。
【0013】ここで、互いに直交状に接合されるパネル
3・2とは、図示例の後壁用のパネル3と左右の側壁用
のパネル2に限定されるものではなく、それ以外に図示
する後壁用のパネル3と天井用のパネル4、側壁用のパ
ネル2と天井用のパネル4、後壁用のパネル3と床用の
パネル1、さらには側壁用のパネル2と床用のパネル1
などをも含む意味である。
【0014】一方のパネル3の縦枠9の凸条17と他方
のパネル2の縦枠34の凹溝26とを凹凸嵌合させる
と、ひれ状片22が凹溝26の内部両脇に弾性接当し、
これで両パネル3・2の縦枠9・34どうしの接合面間
に気密性が付与される。一方のパネル3の凸条17の突
起部20・20を、他方のパネル2の底溝27・27に
嵌入することにより、パネル3がパネル厚方向に、また
パネル2がパネル厚方向と直交する方向にそれぞれ位置
ずれするのを規制できて、両パネル3・2を直角に接合
できる。
【0015】両パネル3・2が交わる入隅コーナにコー
ナ止め具50をボルト54で締結固定することにより、
両パネル3・2の直角接合状態が堅固に保持される。こ
のコーナ止め具50のボルト締結作業は両パネル3・2
の内側で行うため、家屋の土間隅や庭隅などの設置場所
に置いたままでも組み立てられる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は組立式冷蔵庫の外観斜視
図、図2はその分解斜視図を示す。図1および図2にお
いて、1は床用のパネル、2は左右側壁用のパネル、3
は後壁用のパネル、4は天井用のパネルである。これら
床用のパネル1、左右側壁用のパネル2、2枚以上の後
壁用のパネル3、および天井用のパネル4は前面開口型
の箱状に組み立てられる。その前面開口部に左右の開き
扉5が組み付けられ、天井用のパネル4の開口部7に、
庫内に冷気を供給するクーラー6が据え付けられる。
【0017】左右2枚の後壁用のパネル3は、図2およ
び図3に示すように、左右の縦枠9・10および上下の
横枠11・12を組み合わせて四角形枠13を構成し、
この四角形枠13の表裏面に着色亜鉛メッキ鋼板などの
金属製の表面板14と裏面板15をそれぞれ張り合わ
せ、これら四角形枠13および表裏面板14・15で囲
まれる内部空間に断熱材16を充填させることで工場生
産される。断熱材16としては発泡ウレタンなどの発泡
性樹脂を用い、この発泡性樹脂を四角形枠13および表
裏面板14・15で囲まれる内部空間に充填し発泡させ
て固化させることにより、その自己接着性で四角形枠1
3および表裏面板14・15が互いに一体的に接合され
た状態が得られる。
【0018】後壁用のパネル3は、図2に例示のバリエ
ーションでは二種類が用意される。一方(図2では右
側)の後壁用のパネル3は、左右の縦枠9・10および
上下の横枠11・12のいずれもが同じ断面形状を持つ
プラスチック成形品からなる。図3において、その縦枠
9・10および横枠11・12の端面は、凸条17と基
部19とを長手方向にわたって有する断面凸形に形成さ
れている。凸条17の平らな先端面上には前後の2条の
突起部20・20と、この突起部20・20間に形成さ
れた凹み部21とを長手方向に設ける。図の突起部20
は長手(縦)方向にわたって連続状に形成されている
が、断続的に形成されていてもよい。
【0019】凸条17の表裏両側面は先端(外端)に向
かって狭まり状となるよう傾斜面に形成し、この表裏両
側面にそれぞれ弾性を有するひれ状片22が長手方向に
わたって形成されている。ひれ状片22はこれの先端2
2aが基部19の方向へ向くよう傾斜させて形成する。
凸条17の基部19の表裏両側面には、それぞれ表裏面
板14・15の折曲端縁14a・15aが外側から嵌ま
り込む係合溝23・23を長手方向に設ける。各係合溝
23の内部一側にはテーパ面24aをもつ突部24を長
手方向にわたって一体に形成しておき、これで表裏面板
14・15の折曲端縁14a・15aがテーパ面24a
の案内作用で係合溝23内に嵌まり込み易くしてある。
【0020】これら縦枠9・10および横枠11・12
のプラスチック成形に際しては、例えば凸条17、基部
19および突起部20は硬質の塩化ビニル樹脂で、ひれ
状片22は軟質の塩化ビニル樹脂でそれぞれ一体に異材
質押出成形(2色押出成形)によって形成する。図2に
示すごとく縦枠9・10と横枠11・12の端どうしは
45°の斜面に形成して直角に突き合わせる。
【0021】他方(図2では左側)の後壁用のパネル3
は、左の縦枠9および上下の横枠11・12を上記パネ
ル3の縦横枠9・10・11・12と同様な断面凸形に
形成するが、右の縦枠10のみは、図3に示すように、
断面凹形に形成されていて、表裏の側壁部25・25
と、この側壁部25・25間に形成されて前記凸条17
が嵌合する形の凹溝26とを長手方向に有する。
【0022】図3および図4において凹溝26は、これ
の内底に2条の底溝27・27を長手方向にわたって前
後に設けてあり、この底溝27・27に前記突起部20
・20をひれ状片22の先端22aが凹溝26の内部両
脇(前後の対向側面)にそれぞれ弾性接当するよう差し
込む。凹溝26の内部両脇は外拡がり状の傾斜面に形成
しておく。凹溝26の内底の底溝27・27間には底凸
条29を長手方向に設けてあり、この底凸条29に前記
凹み部21が嵌入する。表裏の側壁部25・25の外面
には、それぞれ表裏面板14・15の折曲端縁14a・
15aが外側から嵌まり込む係合溝23・23を長手方
向に設ける。この各係合溝23の内部一側には、右側パ
ネル3の前記係合溝23の場合と同様に表裏面板14・
15の折曲端縁14a・15aを嵌め込み易くするため
の突部24が設けられている。
【0023】これら断面凹形の縦枠10と断面凸形の横
枠11・12とは、図5に示す第1コーナピース30で
それぞれ直角に接合する。第1コーナピース30は六面
体に形成されていて、互いに直交する二つの面30a・
30bのうち、図5において横側の第1面30aは断面
凹形の縦枠10の断面形状と略同じ断面形状に、上側の
第2面30bは断面凸形の横枠11(12)の断面形状
と略同じ断面形状にそれぞれ形成する。第1面30aと
反対側の第3面30cには横枠11(12)の開口端面
に嵌合する嵌合突起31を、第2面30bと反対側の第
4面30dには縦枠10の開口端面に嵌合する嵌合突起
32をそれぞれ形成する。このように縦横枠10・11
(12)のコーナを、これら縦横枠10・11(12)
とは別体の第1コーナピース30で納める方式を採るこ
とにより、縦枠10および横枠11(12)はそれぞれ
長尺に押出成形でき、成形後に定寸切断して共用できる
利点を持つ。
【0024】左右側壁用のパネル2・2は、図2に示す
ごとく同一寸法で同一断面構造に構成される。前後の縦
枠33・34および上下の横枠35・36を組み合わせ
て四角形枠37を構成し、この四角形枠37の表裏面に
着色亜鉛メッキ鋼板などの金属製の表面板14と裏面板
15とをそれぞれ張り合わせ、これら四角形枠37およ
び表裏面板14・15で囲まれる内部空間に断熱材16
を充填させることで工場生産される。この点は後壁用の
パネル3で既に説明の通りである。
【0025】このパネル2の前後の縦枠33・34は、
図6および図7に示すように、横向きに開口するよう断
面凹形に形成されていて、前後に位置する側壁部25・
25と、この側壁部25・25間に形成されて後壁用パ
ネル3の前記凸条17が嵌合する凹溝26とを長手方向
に有し、この凹溝26の内底に前後2条の底溝27・2
7および底凸条29を上下間にわたって有する形に形成
されており、この点は前述の図3に示す縦枠10の断面
形状と一致する。但し、図3に示す縦枠10の両側壁部
25・25は同長に形成され、かつ係合溝23が各側壁
部25の平面と直交する面上に形成されているととも
に、凹溝26がパネル2の平面と直交する端面上に位置
するよう取り付けられるのに対し、図6に示す縦枠33
・34の側壁部25・25は長短に形成され、かつ係合
溝23が側壁部25の平面と平行な面上に形成されてい
るとともに、凹溝26がパネル2の裏面板15の平面上
に位置するよう取り付けられている点で両者の縦枠33
・34と縦枠10とには違いがある。
【0026】断面凹形の縦枠33・34と、後壁用パネ
ル3の縦枠9にみるのと同じ断面凸形の横枠35・36
とは、図8に示す第2コーナピース39で直角に接合す
る。第2コーナピース39は六面体に形成されており、
互いに直交する二つの面39a・39bのうち、第1面
39aは断面凹形の縦枠34(33)の断面形状とほぼ
同じ断面形状に、第2面39bは断面凸形の横枠35
(36)の断面形状とほぼ同じ断面形状にそれぞれ形成
する。第2面39bとは反対側の第3面39cには、縦
枠34(33)の開口端面に嵌合する嵌合突起40を形
成する。この第2コーナピース39を用いることにより
縦枠34(33)および横枠35(36)はそれぞれ長
尺に押出成形でき、成形後に定寸切断して使用できて有
利であることは、前述した第1コーナピース30の場合
と同様である。
【0027】床用のパネル1と天井用のパネル4は、図
2に示すように、天井用のパネル4に開口部7を形成す
る以外は、両者の寸法および構造は略同一に構成され
る。これらパネル1・4は、図2に示すごとくそれぞれ
前後枠41・42および左右枠43・44を組み合わせ
て四角形枠45を構成し、この四角形枠45の表裏面に
着色亜鉛メッキ鋼板などの金属製の表面板14と裏面板
15とをそれぞれ張り合わせ、これら四角形枠45およ
び表裏面板14・15で囲まれる内部空間に断熱材16
を充填させることで工場生産される。この点は後壁用の
パネル3の場合と同様である。また、前後枠41・42
および左右枠43・44の断面構造は、図6に示す左右
側壁用のパネル2の縦枠33・34の断面構造と同様で
あり、床用のパネル1の裏(上)面の四周縁に凹溝26
が、天井用のパネル4の裏(下)面の四周縁に凹溝26
がそれぞれ形成されている。
【0028】次に、上記構成の床用のパネル1、左右側
壁用のパネル2、後壁用のパネル3、および天井用のパ
ネル4を用いて冷蔵庫を組み立てる要領の一例について
説明する。図9に示すように、先ず土台46の上に床用
のパネル1を置く。次いで、床用パネル1の左枠43の
凹溝26に左側壁用のパネル2の下枠36の凸条17を
嵌め込み、床用のパネル1の上面左端に左側壁用のパネ
ル2を直角に立てる。その際、床用のパネル1の前枠4
1と左側壁用のパネル2の前枠33とが交わる入隅コー
ナには、第1コーナ止め具47を取り付けて両パネル1
・2どうしを堅固に結合する。
【0029】この第1コーナ止め具47は、図10に示
すように、垂直片47aと水平片47bとを有するL形
に形成されており、垂直片47aと水平片47bとは、
床用のパネル1の前枠41と左側壁用のパネル2の前枠
33とのそれぞれの凹溝26・26に内嵌するよう断面
略H形に形成されている。かくして、この第1コーナ止
め具47を床用のパネル1の前枠41と左側壁用のパネ
ル2の前枠33とが交わる入隅コーナに嵌め込み、セル
フドリリングビス49などで止め付ける。
【0030】次いで、左側に位置する後壁用のパネル3
の下枠12の凸条17を床用のパネル1の後枠42の凹
溝26に、該パネル3の左枠9の凸条17を左側壁用の
パネル2の後枠34の凹溝26にそれぞれ嵌め込むこと
で、床用のパネル1の上面の後端左側に左側の後壁用パ
ネル3を直角に立てる。その際、3枚のパネル1・2・
3が交わる入隅コーナの上下には、それぞれ金属製の第
2コーナ止め具50を取り付けてパネル1・2・3どう
しを堅固に結合する。
【0031】この第2コーナ止め具50は、図9および
図11に示すように、四角形の水平壁50aと、この水
平壁50aの互いに隣接して直交する両縁からそれぞれ
直角に折曲した垂直壁50b・50cとを有し、各水平
壁50aおよび垂直壁50b・50cにボルト通し用の
取付孔51をそれぞれ設けてある。一方、図11に示す
ごとく各パネル1・2・3の裏面板15の所定箇所に孔
52を設け、この孔52の内側に裏ナット53を溶接し
ておく。かくして、3枚のパネル1・2・3が交わる入
隅コーナの下側には、第2コーナ止め具50を水平壁5
0aがパネル1の上面に、垂直壁50b・50cがパネ
ル2・3の裏面板15・15にそれぞれ重なるように当
てがい、ボルト54を取付孔51を介して裏ナット53
にねじ込む。図9に示すごとく3枚のパネル1・2・3
が交わる入隅コーナの上側にも、同じ要領で第2コーナ
止め具50を上下反転させて取り付ける。
【0032】その後に、右側の後壁用パネル3の下枠1
2の凸条17を床用のパネル1の後枠42の凹溝26
に、該パネル3の左枠9の凸条17を左側の後壁用パネ
ル3の右枠10の凹溝26にそれぞれ嵌め込み、図4に
示すごとく床用パネル1の上面の後端右側に右側の後壁
用のパネル3を左側の後壁用のパネル3と一直線状にな
るように直角に立てる。
【0033】次いで、床用のパネル1の右枠44の凹溝
26に、右側壁用のパネル2の下枠36の凸条17を、
右側の後壁用のパネル3の右枠10の凸条17に、右側
壁用のパネル2の後枠34の凹溝26をそれぞれ嵌め込
むことで、床用のパネル1の上面の右端に右側壁用のパ
ネル2を直角に立てる。その際、床用のパネル1の前枠
41と右側壁用のパネル2の前枠33とが交わる入隅コ
ーナには第1コーナ止め具47を嵌め込み、セルフドリ
リングビス49などで止め付けること、また3枚のパネ
ル1・2・3が交わる入隅コーナの上下に、それぞれ第
2コーナ止め具50をボルト54で取り付けることは、
右側壁用のパネル2を取り付ける場合と同様である。
【0034】続いて、左右側壁用のパネル2の上枠35
の凸条17と、左右の後壁用のパネル3の上枠11の凸
条17とに、それぞれ天井用のパネル4の下面の四方の
凹溝26を嵌め込む。その際、天井用パネル4の下面の
四隅を第1コーナ止め具47および第2コーナ止め具5
0でそれぞれ止め付けることは、床用のパネル1の場合
と同様である。このように第1コーナ止め具47および
第2コーナ止め具50は各パネル1・2・3・4の内部
から止め付けるので、図9に示すように家屋の直交する
壁W1 ・W2 と土間Fの交わる狭い場所や、庭の隅にお
いても容易に組み立てられることになり、従って別の場
所で組み立てて運ぶような面倒さが無くなる。最後に、
天井用のパネル4の開口部7の上にクーラー6を設置
し、正面開口部に開き扉5を取り付けて組み立てが終了
する。
【0035】上記実施例の構成によれば、左右の後壁用
のパネル3・3どうしは、一方のパネル3の縦枠9の凸
条17と、他方のパネル3の縦枠10の凹溝26とを嵌
合させる際に、凸条17のひれ状片22が凹溝26の内
部両脇に弾性接当しているので、庫内に向かってクーラ
ー6から出た冷気が両パネル3・3の縦枠9・10どう
しの接合面間から外部へ漏れることのないよう良好な気
密性を確保できる。
【0036】凸条17に対して、ひれ状片22はこれの
先端22aが差込方向下手側の基部19に向くよう傾斜
しているので、凹溝26に差し込み易く、抜き出し方向
にはひれ状片22が逆立つので抜け止め効果が得られ
る。凹溝26の内部両脇は外拡がり状に傾斜させている
ので、この点でも凹溝26内に凸条17を容易に嵌め込
むことができる。
【0037】一方のパネル3の凸条17の突起部20・
20が、他方のパネル3の凹溝26の2条の底溝27・
27に嵌入し、突起部20・20間の凹み部21に底溝
27・27間の底凸条29が嵌入するので、両パネル3
・3どうしが表裏方向(パネル厚方向)に位置ずれする
のも確実に接当規制でき、両パネル3・3の表裏面板1
4・15どうしが面一状になる一直線状の接合状態が容
易に得られる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、2枚の
パネル3・3どうしを一直線状に突き合わせ接合する組
立式冷蔵庫のパネル接合構造において、一方のパネル3
の縦枠9の凸条17と他方のパネル3の縦枠10の凹溝
26とを凹凸嵌合すると、凸条17のひれ状片22が凹
溝26の内部両脇に弾性接当するようにしたから、両パ
ネル3・3の縦枠9・10どうしの接合面間から冷気が
漏れることはなく、良好な気密性を確保できる。従っ
て、コーキング剤を用いるまでもなく気密性に優れ、し
かも組み立て作業能率の向上を図れる。また、一方のパ
ネル3の凸条17の2条の突起部20・20を、他方の
パネル3の底溝27・27に嵌入することで、両パネル
3・3どうしは同一平面内において一直線状に容易に突
き合わせ接合できる。
【0039】請求項2記載の本発明によれば、2枚のパ
ネル3・2どうしを互いに直交状に接合する組立式冷蔵
庫のパネル接合構造において、一方のパネル3の縦枠9
の凸条17と他方のパネル2の縦枠34の凹溝26とを
嵌合させるとともに、ひれ状片22を凹溝26の内部両
脇に弾性接当させることにより、両パネル3・2の縦枠
9・34どうしの接合面間から冷気が漏れることなく、
気密性を付与できるものとした。従って、コーキング剤
を用いなくても気密性に優れ、しかも組み立て作業能率
の向上を図れる。また、一方のパネル3の凸条17の2
条の突起部20・20を、他方のパネル2の底溝27・
27に嵌入することで、両パネル3・2どうしの直角接
合状態を確保できる。
【0040】両パネル3・2が交わる入隅コーナにコー
ナ止め具50をボルト54で締結固定することにより、
両パネル3・2の直角接合状態をより堅固に保持するこ
とができる。このコーナ止め具50のボルト締結作業は
両パネル3・2の内側で行うものとしてあるため、これ
を家屋の土間隅や庭隅などの設置場所に置いたままでも
組み立てられ、別の場所で組み立てて当該設置場所に運
搬する煩わしい作業を省略できて簡易迅速に組み立て
て、設置することができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の外観斜視図である。
【図2】全体の分解斜視図である。
【図3】後壁用のパネルの端部どうしを分離状態で示す
一部切り欠き斜視図である。
【図4】後壁用のパネルの端部どうしを接合した状態で
示す横断平面図である。
【図5】後壁用のパネルのコーナ部の分解斜視図であ
る。
【図6】側壁用のパネルの縦枠の横断平面図である。
【図7】後壁用のパネルの端部と、側壁用のパネルの端
部とを分離した状態で示す一部切り欠き斜視図である。
【図8】後壁用のパネルと側壁用のパネルとの接合部を
示す斜視図である。
【図9】組み立て途上の状態を示す斜視図である。
【図10】側壁用のパネルと床用のパネルとの接合部を
示す斜視図である。
【図11】側壁用のパネルと後壁用のパネルとを接合し
た状態での横断平面図である。
【符号の説明】
2 側壁用のパネル 3 後壁用のパネル 9・10 後壁用のパネルの左右の縦枠 11・12 後壁用のパネルの上下の横枠 13 四角形枠 14 表面板 15 裏面板 16 断熱材 17 凸条 19 基部 20 突起部 21 凹み部 22 ひれ状片 23 係合溝 26 凹溝 27 底溝 29 底凸条 33・34 側壁用のパネルの前後の縦枠 35・36 側壁用のパネルの上下の横枠 37 四角形枠 50 コーナ止め具 52 孔 53 裏ナット 54 ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相隣るパネル3・3どうしが一直線状に
    突き合わせ接合されており、 両パネル3・3は、縦枠9・10および横枠11・12
    を組み合わせた四角形枠13と、この四角形枠13の表
    裏面にそれぞれ張り合わせた金属製の表面板14および
    裏面板15と、これら四角形枠13および表裏面板14
    ・15で囲まれる内部空間に充填された断熱材16とを
    有しており、 一方のパネル3の縦枠9は、凸条17と基部19からな
    る断面凸形に形成し、凸条17の先端面上に2条の突起
    部20・20を縦方向に形成してあり、 凸条17の表裏側面にそれぞれ弾性を有するひれ状片2
    2を縦方向に形成してあり、 凸条17の基部19の表裏側面にそれぞれ係合溝23を
    縦方向に設け、各係合溝23に表裏面板14・15の折
    曲端縁14a・15aを嵌め込んであり、 他方のパネル3の縦枠10は、断面凹形に形成されて前
    記凸条17が嵌合する凹溝26を縦方向に有しており、 凹溝26の内底には、前記突起部20・20がひれ状片
    22の先端22aを凹溝26の内部両脇に弾性接当させ
    ながら差し込まれる2条の底溝27・27を縦方向に設
    けてあり、 縦枠10の表裏側面にそれぞれ係合溝23を縦方向に設
    け、各係合溝23に表裏面板14・15の折曲端縁14
    a・15aを嵌め込んである組立式冷蔵庫のパネル接合
    構造。
  2. 【請求項2】 パネル3・2どうしが互いに直交状に接
    合されており、 両パネル3・2は、縦枠9・10(33・34)および
    横枠11・12(35・36)を組み合わせた四角形枠
    13(37)と、この四角形枠13(37)の表裏面に
    それぞれ張り合わせた金属製の表面板14および裏面板
    15と、これら四角形枠13および表裏面板14・15
    で囲まれる内部空間に充填された断熱材16とを有して
    おり、 一方のパネル3の縦枠9は、凸条17と基部19からな
    る断面凸形に形成し、凸条17の先端面上に2条の突起
    部20・20を縦方向に形成してあり、 凸条17の表裏側面に、それぞれ弾性を有するひれ状片
    22を縦方向に形成してあり、 凸条17の基部19の表裏側面にそれぞれ係合溝23を
    縦方向に設け、各係合溝23に表裏面板14・15の折
    曲端縁14a・15aを嵌め込んであり、 他方のパネル2の縦枠34は、断面凹形に形成されてい
    て、前記凸条17が嵌合する凹溝26を縦方向に有して
    おり、 凹溝26の内底には、前記突起部20・20がひれ状片
    22の先端22aを凹溝26の内部両脇に弾性接当させ
    ながら差し込まれる2条の底溝27・27を縦方向に設
    けてあり、 他方のパネル2の縦枠34には、表裏面板14・15の
    折曲端縁14a・15aが嵌め込まれる係合溝23を縦
    方向に設けてある組立式冷蔵庫のパネル接合構造。
  3. 【請求項3】 互いに直角に連設された壁部50b、5
    0cを有するコーナ止め具50を備えており、 両パネル3・2が交わる入隅コーナにおいて、一方の壁
    部50cを一方のパネル3の裏ナット53を有する内面
    上に、他方の壁部50bを他方のパネル2の裏ナット5
    3を有する内面上にそれぞれ重合させた状態で、各重合
    部を各裏ナット53に螺合するボルト54で締結固定し
    てある請求項2記載の組立式冷蔵庫のパネル接合構造。
JP30357096A 1996-10-28 1996-10-28 組立式冷蔵庫のパネル接合構造 Pending JPH10132453A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100827403B1 (ko) * 2006-11-28 2008-05-06 주식회사 삼우이앤아이 냉장 및 냉동창고의 조립식 패널 연결구조체
WO2015118588A1 (ja) * 2014-02-10 2015-08-13 日軽パネルシステム株式会社 パネル及びパネルの接合構造

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JP2015148123A (ja) * 2014-02-10 2015-08-20 日軽パネルシステム株式会社 パネル及びパネルの接合構造

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