JPH10128091A - 分散装置 - Google Patents

分散装置

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JPH10128091A
JPH10128091A JP30592696A JP30592696A JPH10128091A JP H10128091 A JPH10128091 A JP H10128091A JP 30592696 A JP30592696 A JP 30592696A JP 30592696 A JP30592696 A JP 30592696A JP H10128091 A JPH10128091 A JP H10128091A
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JP
Japan
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slurry
barrel
container
stirrer
solid particles
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Withdrawn
Application number
JP30592696A
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English (en)
Inventor
Takemi Matsumoto
武巳 松本
Ryuichi Shibazaki
竜一 柴崎
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器11の内部におけるスラリaの固体粒子
の密度の偏在状態を解消し、これによって固体粒子aが
液体内に均一分散したサスペンジョンとしてのスラリを
得る。 【解決手段】 分散装置は、固体粒子のサスペンジョン
であるスラリaが収納された容器11と、この容器11
の中のスラリaに浸漬されると共に、粒子状のメディア
14が収納された少なくとも一部壁部がスラリを通過可
能なバレル12と、このバレル12内に配置され、駆動
源18の駆動により駆動される撹拌子15と、この撹拌
子15に前記駆動源18から駆動力を導入する開口部1
3aを除いて、バレル12の上面を覆う蓋体13とを有
する。さらに、容器11の中のスラリaに浸漬してオー
ガ21が設けられている。このオーガ21には、伝達ア
ーム22及びオーガ軸20を介して駆動原18の回転が
伝達され、バレル12の周囲を公転すると共に、自転す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミック粉末等
の固体粒子を液体に均一に分散する分散装置に関し、特
に、撹拌子を内蔵したバレルの中で、スラリと共にビー
ズ状のメディアを撹拌し、それらを互いに接触させて撹
拌を行うバレル方式の撹拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来知られているこの種のバレル方式の
分散装置の例を図8により説明する。この分散装置は、
上面を開口した容器1を有し、この容器1にセラミック
粉末等の固体粒子を液体に分散したサスペンジョン(懸
濁液)であるスラリaを導入する。このスラリaの容器
1への導入と排出は、バルブを介して容器1に接続され
た配管7を介して行う。この容器1内にバレル2が浸漬
されている。このバレル2は、周面及び底面がスラリを
透過する壁からなっており、その上面は蓋体3で覆われ
ている。このバレル2内部には、多数の粒状(ビーズ
状)のメディア4が収納される。
【0003】このバレル2は、図示してないアクチュエ
ータにより移動され、容器1の中のスラリaに浸漬さ
れ、さらに取り出されるが、この図示してないアクチュ
エータは、それに固定されたモータ等の駆動源8を有し
ている。この駆動源8の回転軸6は、前記アクチュエー
タに固定された軸受6aとバレル2の底壁に取りつけら
れた軸受6bとに軸支されている。前記バレル2の蓋体
3は、その中央に開口部3aを有しており、この開口部
3aから前記回転軸6がバレル2内に挿入されている。
【0004】この駆動源8の回転軸6の先端側にあっ
て、バレル2の中に挿入された部分には、棒状の撹拌子
5が放射状に複数本突設されている。また、前記アクチ
ュエータに固定された軸受6aから放射状に突出された
複数のアーム10から支持柱9が下方に垂下され、この
下端に前記バレル2の蓋体3が連結され、これによっ
て、前記アクチュエータにバレル2が吊り下げられた状
態で取り付けられている。
【0005】このような分散装置では、容器1内のスラ
リaがバレル2の蓋体3の開口部3aからバレル2内に
入り、駆動源8により回転される撹拌子5により、その
スラリaがバレル2内でメディア4と共に撹拌される。
これによって、スラリ内部のセラミック粉末等の固体粒
子が液体の中に均一に分散される。このバレル2内のス
ラリは、このようにして分散されながら、その周壁や底
壁からその外部に浸透する。このようなバレル方式の分
散装置は、このような拡散を連続的に行うことにより、
容器1内のスラリaが次第に均一に分散させることを図
ったものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のような分散装置
では、スラリを均一に分散するバレル2は容器1の中央
にあり、そのスラリの入り口は、容器1の中央上部とな
る蓋体3の開口部3aである。このため、容器1内のス
ラリaのうち、中央上部にあるスラリaがバレル2内に
入り込む。ところが、容器1の内部のスラリaにおい
て、その中に分散している固体粒子は、重力や遠心力の
影響を受けて容器1の底部と周辺部に集まりやすい。す
なわち、分散系におけるスラリ中の固体粒子が、コロイ
ドのような完全分散系を保ち得ないような粒子のサイズ
を有している場合は、液体内部での固体粒子は重力や遠
心力の影響を受け、容器1内の底部や周辺部に固体粒子
が偏ることになる。
【0007】この結果、図8において二点鎖線より上内
側のエリアに比べ、下外側のエリアの固体粒子の密度が
高くなりやすい。このため、比較的固体粒子の密度が低
い中央上部にあるエリアのスラリaのみがバレル2内に
入り込むため、分散効率が悪く、均一な分散が行い難い
という課題があった。本発明は、このような従来の分散
装置における課題に鑑み、容器の内部におけるスラリの
固体粒子の密度の偏在状態を解消し、これによって固体
粒子が液体内に均一分散したサスペンジョンとしてのス
ラリを得ることができる分散装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明では、容器11に撹拌手段を設け、容器11
に収納されたスラリaの上部と下部或いは周辺部と中央
部とで、スラリaを混合させ、均一にすることにした。
すなわち、分散装置は、固体粒子のサスペンジョンであ
るスラリaが収納された容器11と、この容器11の中
のスラリaに浸漬されると共に、粒子状のメディア14
が収納された少なくとも一部壁部がスラリを通過可能な
バレル12と、このバレル12内に配置され、駆動源1
8の駆動により駆動される撹拌子15と、この撹拌子1
5に前記駆動源18から駆動力を導入する開口部13a
を除いて、バレル12の上面を覆う蓋体13とを有す
る。本発明では、このようなバレル方式の分散装置にお
いて、容器11の中のスラリaを撹拌し、その下部と上
部及び/または周辺部と中央部とを混合させ、均一化さ
せる撹拌手段を設けたことを特徴とする。
【0009】より具体的には、容器11の中のスラリa
に浸漬され、バレル12の周囲を公転すると共に、自転
するオーガ21を設けることがあげられる。また、下端
部が容器11の中のスラリaに浸漬され、バレル12の
周囲を回転する撹拌翼25を設ける。さらに、容器11
の中のスラリaに浸漬され、バレル12の周りを囲むよ
うに配置されると共に、上下動されるドーナツ状円盤か
らなる撹拌盤26を設ける。この場合は、撹拌盤26を
回転させると共に、その下面に突片状の撹拌子27を設
けるとよい。このような機械的な撹拌手段の他に、容器
11の底壁及び/または周壁から、その中のスラリaを
引き出して容器11の上部中央に強制的に還流させるス
ラリ還流路33を設ける。このスラリ還流路33は、バ
レル15の上部に直接スラリを還流させる。
【0010】このような分散装置では、固体粒子の密度
が高くなりやすい容器11の底部や周辺部のスラリaと
容器の上部や中央部のスラリaとが混合されるため、容
器11内のスラリa全体の固体粒子の密度が均一とな
る。例えば、容器11の中のスラリaに浸漬され、バレ
ル12の周囲を公転すると共に、自転するオーガ21を
設けたものでは、オーガ21の自転によってスラリaが
上方または下方に強制流動される。また、オーガ21の
公転により、容器11のバレルの周辺部のスラリaが撹
拌される。
【0011】また、下端部が容器11の中のスラリaに
浸漬され、バレル12の周囲を回転する撹拌翼25を設
けたものでは、容器11内のバレル12の周辺部のスラ
リaが撹拌できる。さらに、容器11の中のスラリaに
浸漬され、バレル12の周りを囲むように配置されると
共に、上下動されるドーナツ状円盤からなる撹拌盤26
を設けたものでは、撹拌盤26の上下により、容器11
のバレル12の周囲の部分のスラリaを上下に撹拌でき
る。さらに、撹拌盤26を回転させ、その下面に突片状
の撹拌子27を設けると、容器11内のバレル12の周
辺部のスラリaを水平方向にも撹拌できる。
【0012】他方、容器11の底壁及び/または周壁か
ら、その中のスラリaを引き出して容器11の上部中央
に強制的に還流させるスラリ還流路33を設けたもので
は、固体粒子の密度の高い容器11の底部や周辺部のス
ラリaを、容器11の底部や周辺部に強制的に送り込
み、固体粒子の密度の低いスラリaと混合できるので、
スラリaの固体粒子の密度の均一化が可能となる。特
に、スラリ還流路33により、容器11の底壁及び/ま
たは周壁からその中のスラリaを引き出してバレル15
の上部にスラリを還流させることにより、比較的固体粒
子の密度が高いスラリaを、直接バレル12内に送り込
んで、メディア14と共に撹拌できるので、分散効率が
良くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について、具体的且つ詳細に説明する。
本発明による分散装置の第一の例を図1と図2に示す。
この分散装置は、上面を開口した容器11を有し、この
容器11にセラミック粉末等の固体粒子を液体に分散し
たサスペンジョン(懸濁液)であるスラリaが収納され
ている。このスラリaの容器11への導入と排出は、バ
ルブを介して容器11に接続された配管17を介して行
う。この容器11内にバレル12が浸漬されている。こ
のバレル12は、周面及び底面がスラリを透過する壁か
らなっており、その上面は蓋体13で覆われている。こ
のバレル12の内部には、多数の粒状(ビーズ状)のメ
ディア14が収納される。
【0014】このバレル12は、図示してないアクチュ
エータにより移動され、容器1の中のスラリaに浸漬さ
れ、さらに取り出される。この図示してないアクチュエ
ータは、それに固定されたモータ等の回転を発生する駆
動源18を有している。この駆動源18の回転軸16
は、前記アクチよュエータに固定された軸受16aとバ
レル12の底壁に取りつけられた軸受16bとに軸支さ
れている。前記バレル12の蓋体13は、その中央に開
口部13aを有しており、この開口部13aから前記回
転軸16がバレル12内に挿入されている。
【0015】この駆動源18の回転軸16の先端側にあ
って、バレル12の中に挿入された部分には、ボスが設
けられ、このボスから棒状の撹拌子15が放射状に複数
本突設されている。また、前記アクチュエータに固定さ
れた軸受16aから放射状に突出された複数のアーム2
3から支持柱19が下方に垂下され、この下端に前記バ
レル12の蓋体13が連結され、これによって、前記ア
クチュエータにバレル12が固定されている。
【0016】さらに、前記駆動原18の回転軸16の基
部に、その回転軸16を中心として矢印で示すように回
転する伝達アーム22が取りつけられ、このこの伝達ア
ーム22の先端にオーガ軸20が連結されている。この
オーガ軸20は伝達アーム22の先端から垂下され、オ
ーガ軸20の先端に設けたオーガ21が容器11の周壁
とバレル12の周壁との間のスラリaに浸漬されてい
る。オーガ軸20には、伝達アーム22の内部に設けた
図示してない伝達機構を介して矢印で示すように前記駆
動原18から回転が伝達される。なお、伝達アーム22
及びオーガ軸20は、図1及び図2に矢印で示すように
反転するのが好ましい。
【0017】このような分散装置では、前記伝達アーム
22の回転によってオーガ21がバレル12の周りを公
転するため、容器1の周辺部のスラリaが円周方向に流
動され、撹拌される。同時に、このオーガ21は、オー
ガ軸20を中心として自転するため、容器1の周辺部の
スラリaが上下方向に流動され、撹拌される。スラリa
に含まれる固体粒子は、重力や撹拌子15で発生される
流動による遠心力の影響を受けるので、容器11の底部
に近い程、また周辺部に近い程、スラリa中の固体粒子
の密度が高くなる。しかし、前記の撹拌により、スラリ
aの水平方向及び上下方向の撹拌が行われるため、前記
のようなスラリaの固体粒子の密度の不均一性が解消さ
れる。
【0018】この状態で、容器11内のスラリaのう
ち、中央上方にあるスラリaがバレル12の蓋体13の
開口部13aからバレル12内に入り、駆動源18によ
り回転される撹拌子15により、そのスラリaがバレル
12内でメディア14と共に撹拌される。これによっ
て、スラリ内部のセラミック粉末等の固体粒子が液体の
中に均一に分散される。このバレル2内のスラリは、こ
のようにして分散されながら、その周壁や底壁からその
外部に浸透する。
【0019】次に、図3及び図4に示した分散装置の例
について説明すると、この分散装置の基本的な構成は、
前記図1及び図3に示したものと同じである。但し、こ
の例では、前記駆動原18の回転軸16の基部に、その
回転軸16を中心として矢印で示すように回転する回転
アーム24が取りつけられ、このこの回転アーム24の
先端に撹拌翼25が連結されている。この撹拌翼25は
回転アーム24の先端から垂下され、その先端部が容器
11の周壁とバレル12の周壁との間に挿入され、その
スラリaに浸漬されている。この撹拌翼25の容器11
の底面近くにある先端部は、図3に示すように、それが
回転する方向に湾曲されている。なお、回転アーム24
は、図3及び図4に矢印で示すように反転するのが好ま
しい。
【0020】このような分散装置では、前記回転アーム
24の回転によって撹拌翼25がバレル12の周りを回
転するため、容器1の周辺部のスラリaが円周方向に流
動され、撹拌される。また、この撹拌翼25の先端部が
湾曲していることにより、容器11の底面近くのスラリ
aが上下方向に流動され、撹拌される。
【0021】次に、図5及び図6に示した分散装置の例
について説明すると、この分散装置の基本的な構成は、
やはり前記図1及び図3に示したものと同じである。但
し、この例では、前記駆動原18の回転軸16の基部
に、その回転軸16を中心として矢印で示すように回転
する4本の回転伝達アーム29が放射状に等間隔で延設
され、この回転伝達アーム29の先端にそれぞれロッド
31が垂直に、且つ昇降自在に取り付けられている。な
お、回転アーム29は、図5及び図6に矢印で示すよう
に反転するのが好ましい。
【0022】回転伝達アーム29の先端部には、ラック
・ピニオン機構が構成されており、これにより、前記ロ
ッド31が昇降される。すなわち、ロッド31の上端寄
りの部分にラック30が形成され、前記回転アーム29
の先端近くに回転自在に取り付けられたピニオン28が
このラック30に噛み合っている。このピニオン28
は、前記回転伝達アーム29に内蔵した図示してない伝
達機構により、モータ18の回転が伝達される。このた
め、ロッド31は、回転伝達アーム29の回転に伴って
図5に矢印及び二点鎖線と実線とで示すように上下動さ
れる。
【0023】なお、このリッド31の昇降機構は、容器
11が比較的浅く、長いストロークを必要としない場合
は、エアシリンダやオイルシリンダのようなシリンダ機
構を使用することもできる。また、ボールねじ等のスク
リュ機構を使用してもよい。ロッド31の下端側は、回
転伝達アーム29の先端部から垂下され、その先端部が
リング状の撹拌盤26に連結されている。このリング状
の撹拌盤26は、容器11の周壁の内側にあって、バレ
ル12の周壁の外側に配置され、その部分のスラリaに
浸漬されている。すなわち、円板28の中心の開口部内
にバレル12が存在する。この撹拌板26の下面から
は、突片状の撹拌子27が突設されている。撹拌板26
が最も低い位置に下降したとき、撹拌子27の下端は、
容器11の底面近くに達する。
【0024】このような分散装置では、前記回転伝達ア
ーム29の回転によって撹拌盤26がバレル12の周り
を回転するため、撹拌盤26に設けた突片状の撹拌子2
7によって、容器1の周辺部のスラリaが円周方向に流
動され、撹拌される。また、回転伝達アーム29の回転
に伴って、図5に実線と二点鎖線で示すように、撹拌盤
26が前記ラック30とピニオン28とのラック・ピニ
オン機構により上下動するため、容器11の周辺部のス
ラリaが上下方向に流動され、撹拌される。
【0025】次に、図7に示した分散装置の例について
説明すると、この図7では上部の作図が省略してある
が、分散装置そしての基本的な構成は、やはり前記図1
及び図3に示したものと同じである。但し、この例で
は、オーガ21により容器1内のスラリaを撹拌する代
わりに、配管33を使用し、容器1内のスラリをポンプ
32で流動させることによって撹拌する手段を採用して
いる。すなわち、容器11の底壁及び周壁とバレル12
の蓋体13とに配管33を接続すると共に、その間にポ
ンプ32を設けている。
【0026】このような分散装置では、ポンプ32で発
生する吐出圧により、容器11の底部と周辺部からスラ
リaを取り出し、配管33を通してこのスラリaをバレ
ル12の蓋体13からその上部に配送する。このため、
容器11の底部及び周辺部にある固体粒子の密度が比較
的高いスラリaが直接バレル12に送り込まれ、そこで
メディア14と共に撹拌されて分散される。このため、
結果として容器11内のスラリaが撹拌され、その固体
粒子の密度が均一化される。
【0027】図7に示す例では、ポンプ32を備えた配
管33が1つだけ示されているが、容器11の周囲に複
数組配管すると、より効果が高い。また、配管33の上
部はバレル12の蓋体13に接続されているが、それを
バレル12の外の容器11の上部に接続してもよい。但
し、容器11の底部及び周辺部の固体粒子の密度が比較
的高いスラリaを、直接バレル12に送り込むことがで
きる点で、配管33の上部はバレル12の蓋体13に接
続するのが有利である。
【0028】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、容
器11の内部におけるスラリaの固体粒子の密度の偏在
状態を解消し、これによって固体粒子aが液体内に均一
分散したサスペンジョンとしてのスラリaを得ることが
できる分散装置を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による分散装置の例を示すバレルを移動
するアクチュエータ機構を除いた縦断側面図である。
【図2】同分散装置の例を示すバレルを移動するアクチ
ュエータ機構を除いた平面図である。
【図3】本発明による分散装置の他の例を示すバレルを
移動するアクチュエータ機構を除いた平面図である。
【図4】図3におけるA−A線縦断面図である。
【図5】本発明による分散装置の他の例を示すバレルを
移動するアクチュエータ機構を除いた縦断側面図であ
る。
【図6】同分散装置の例を示すバレルを移動するアクチ
ュエータ機構を除いた平面図である。
【図7】本発明による分散装置の他の例を示すバレルを
移動するアクチュエータ機構及び駆動原部分を除いた縦
断側面図である。
【図8】分散装置の従来例を示すバレルを移動するアク
チュエータ機構を除いた縦断側面図である。
【符号の説明】
11 容器 12 バレル 14 メディア 13 バレルの蓋体 13a 蓋体の開口部 15 撹拌子 18 駆動源 21 オーガ 25 撹拌翼 26 撹拌盤 27 撹拌盤の撹拌子 32 スラリ還流路のポンプ 33 スラリ還流路 a スラリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体粒子のサスペンジョンであるスラリ
    (a)が収納された容器(11)と、この容器(11)
    の中のスラリ(a)に浸漬されると共に、粒子状のメデ
    ィア(14)が収納された少なくとも一部壁部がスラリ
    を通過可能なバレル(12)と、このバレル(12)内
    に配置され、駆動源(18)の駆動により駆動される撹
    拌子(15)と、この撹拌子(15)に前記駆動源(1
    8)から駆動力を導入する開口部(13a)を除いて、
    バレル(12)の上面を覆う蓋体(13)とを有する分
    散装置において、容器(11)の中のスラリ(a)を撹
    拌し、その下部と上部及び/または周辺部と中央部とで
    スラリaを移動して混合し、均一化させる撹拌手段を設
    けたことを特徴とする分散装置。
  2. 【請求項2】 固体粒子のサスペンジョンであるあスラ
    リ(a)が収納された容器(11)と、この容器(1
    1)の中のスラリ(a)に浸漬されると共に、粒子状の
    メディア(14)が収納された少なくとも一部壁部がス
    ラリを通過可能なバレル(12)と、このバレル(1
    2)内に配置され、駆動源(18)の駆動により駆動さ
    れる撹拌子(15)と、この撹拌子(15)に前記駆動
    源(18)から駆動力を導入する開口部(13a)を除
    いて、バレル(12)の上面を覆う蓋体(13)とを有
    する分散装置において、容器(11)の中のスラリ
    (a)に浸漬され、バレル(12)の周囲を公転すると
    共に、自転するオーガ(21)を設けたことを特徴とす
    る分散装置。
  3. 【請求項3】 固体粒子のサスペンジョンであるあスラ
    リ(a)が収納された容器(11)と、この容器(1
    1)の中のスラリ(a)に浸漬されると共に、粒子状の
    メディア(14)が収納された少なくとも一部壁部がス
    ラリを通過可能なバレル(12)と、このバレル(1
    2)内に配置され、駆動源(18)の駆動により駆動さ
    れる撹拌子(15)と、この撹拌子(15)に前記駆動
    源(18)から駆動力を導入する開口部(13a)を除
    いて、バレル(12)の上面を覆う蓋体(13)とを有
    する分散装置において、下端部が容器(11)の中のス
    ラリ(a)に浸漬され、バレル(12)の周囲を回転す
    る撹拌翼(25)を設けたことを特徴とする分散装置。
  4. 【請求項4】 固体粒子のサスペンジョンであるあスラ
    リ(a)が収納された容器(11)と、この容器(1
    1)の中のスラリ(a)に浸漬されると共に、粒子状の
    メディア(14)が収納された少なくとも一部壁部がス
    ラリを通過可能なバレル(12)と、このバレル(1
    2)内に配置され、駆動源(18)の駆動により駆動さ
    れる撹拌子(15)と、この撹拌子(15)に前記駆動
    源(18)から駆動力を導入する開口部(13a)を除
    いて、バレル(12)の上面を覆う蓋体(13)とを有
    する分散装置において、容器(11)の中のスラリ
    (a)に浸漬され、バレル(12)の周りを囲むように
    配置されると共に、上下動されるドーナツ状円盤からな
    る撹拌盤(26)を設けたことを特徴とする分散装置。
  5. 【請求項5】 撹拌盤(26)を回転させると共に、そ
    の下面に突片状の撹拌子(27)を設けたことを特徴と
    する請求項4に記載の分散装置。
  6. 【請求項6】 固体粒子のサスペンジョンであるあスラ
    リ(a)が収納された容器(11)と、この容器(1
    1)の中のスラリ(a)に浸漬されると共に、粒子状の
    メディア(14)が収納された少なくとも一部壁部がス
    ラリを通過可能なバレル(12)と、このバレル(1
    2)内に配置され、駆動源(18)の駆動により駆動さ
    れる撹拌子(15)と、この撹拌子(15)に前記駆動
    源(18)から駆動力を導入する開口部(13a)を除
    いて、バレル(12)の上面を覆う蓋体(13)とを有
    する分散装置において、容器(11)の底壁及び/また
    は周壁から、その中のスラリ(a)を引き出して容器
    (11)の上部中央に強制的に還流させるスラリ還流路
    (33)を設けたことを特徴とする分散装置。
  7. 【請求項7】 スラリ還流路(33)は、バレル(1
    5)の上部にスラリを送り込むことを特徴とする請求項
    6に記載の分散装置。
JP30592696A 1996-10-31 1996-10-31 分散装置 Withdrawn JPH10128091A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002323471A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Denso Corp ガスセンサ素子の製造方法
JP2006346582A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 As One Corp 撹拌装置
CN114931877A (zh) * 2022-06-24 2022-08-23 枣庄市天龙纸业有限公司 一种造纸设备的浆料浓度调节装置

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