JPH10126539A - ネットワークファクシミリ送信システム - Google Patents

ネットワークファクシミリ送信システム

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JPH10126539A
JPH10126539A JP8298248A JP29824896A JPH10126539A JP H10126539 A JPH10126539 A JP H10126539A JP 8298248 A JP8298248 A JP 8298248A JP 29824896 A JP29824896 A JP 29824896A JP H10126539 A JPH10126539 A JP H10126539A
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JP
Japan
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facsimile
transmission
file
network
function
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Application number
JP8298248A
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English (en)
Inventor
Shiyouhei Moroi
昭平 毛呂井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 効率的で使い勝手のよいネットワークファイ
ル送信システムを提供すること。 【解決手段】 各PCはネットワークで接続されてお
り、サーバーマシンの管理する記憶媒体を共有できるよ
うになっている。ネットワーク上のある端末から送信条
件定義ファイルと実際のファクシミリ送信原稿ファイル
を、共有ハードディスク上の特定のディレクトリに転送
するとサーバー上では周期的に起動されるファクシミリ
・プリンタ融合機能実現のためのドライバが動作する。
このドライバは、専用スプーラにおかれたプリントデー
タをバックグラウンドでプリンタに送出するプリンタド
ライバのようなもので、専用ディレクトリまたは特定の
識別子を待ったファイルの存在を監視し、あればI/F
〈E〉を経由してディジタル複合機に対し規定されたフ
ォーマット〈F〉で送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
してファクシミリの送受信をするネットワークファクシ
ミリ送信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、パソコンファクシミリで知ら
れるようにパーソナルコンピュータにモデムを搭載し、
パーソナルコンピュータ上で作成したワープロ文書等を
ファクシミリ送信可能であったり、また逆に他のファク
シミリ装置から受信することができる装置が普及してき
ている。その他に、ネットワーク上の一台のパソコンを
ファクシミリサーバーとしてネットワークにつながるパ
ソコンをIDやサブアドレスで管理し、相手からこれら
のIDやサブアドレス付きで送られてきたファイルを、
該当するパソコンに転送したりネットワーク上の各パソ
コンからファクシミリサーバーにアクセスすることで、
ファクシミリ装置をシェアすることが可能になったシス
テムが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パソコンフ
ァクシミリによりパソコン上で作成した文書をそのまま
ファクシミリ送信できるようになったがアプリケーショ
ンソフトは200dpi、B4サイズまでしかサポート
していない。最近のディジタル複合機はコピーをベース
にしており、A3サイズ、400dpiまでサポートし
ており、パソコンファクシミリではこれらをサポートで
きていない。また、ディジタル複写機のファクシミリ機
能が備える様々な機能(例えば、中継依頼や文書添付送
信、ポーリング送信など)をサポートしていない。さら
に、バイナリー送信をサポートしていたり、いなかった
り、パソコンファクシミリで文章を作成する場合のワー
プロが専用のものだったりと、様々な制約がある。
【0004】加えて、ネットワークファクシミリと称し
て、ネットワークにつながったパソコンにサブアドレス
を割り振って、ファクシミリサーバーが管理し、送信時
や受信時にこのサブアドレスを用いてネットワーク上の
特定のマシンに送信したり、受信したファイルを特定の
マシンに渡したりすることができるものが現れている。
しかしながら、サブアドレスの伝達方法が一般的でな
く、ローカルなシステムとなっているため、それ以外の
ファクシミリ装置から送られてきた文書は、結局サーバ
ーに保存されるのみで、配信されることは無い。また、
送信・受信ファイルに関してもtiffフォーマット有
り、MH/MR/MMRファイル有り、プリンタ生コー
ドデータファイル有り等とばらばらになってるものを一
緒に扱うことができない。最近ディジタル複合機がコピ
ー/ファクシミリ/プリンタ/スキャナとサポートして
いるので、これらをパソコンに接続でき、統合的にしか
もネットワークからのアクセスを可能にしたシステムが
望まれている。本発明は、この点に鑑み、より効率的な
ネットワークファクシミリ送信システムを提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、ファクシミリ装置またはファクシミリ機能を備えた
ディジタル複合機とホストコンピュータを双方向のイン
ターフェースで接続し、上記ホストコンピュータにはネ
ットワークで他の複数台のコンピュータに結ばれること
を可能としたネットワークファクシミリ送信システムで
あって、上記複数台のコンピュータから上記ホストコン
ピュータの管理可能な所定のディレクトリまたは記憶保
持部にファイルを送信する送信手段と、この送信手段で
ファイルを送信する際、ファクシミリ送信するための宛
て先、条件を設定する設定手段と、上記ホストコンピュ
ータにネットワークを介して他のコンピュータから送信
手段により送られてきたファイルが送信用のファイルで
ある旨を判断する判断手段と、この判断手段で、送信用
のファイルであると判断したとき、前記設定手段で設定
された宛て先、条件に従ってファクシミリ装置またはフ
ァクシミリ機能にファクシミリ送信させるファクシミリ
発信手段とを具備したことにより前記目的を達成する。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
ネットワークファクシミリ送信システムにおいて、前記
ファクシミリ装置またはファクシミリ機能がバイナリー
送信機能を有することにより、アプリケーション毎にフ
ァクシミリ送信機能を設けることなく、ファクシミリ送
信可能としたことを特徴とする。請求項3記載の発明で
は、請求項1記載のネットワークファクシミリ送信シス
テムにおいて、ファクシミリ装置またはファクシミリ機
能がバイナリー送信機能を有し、且つディジタル複合機
がプリンタ機能を具備し、ホストコンピュータから送付
されてくる送信条件に従い、ディジタル複合機のプリン
タ機能でのビットマップ展開処理が必要か否かを判定す
る判定手段と、この判定手段でビットマップ展開処理が
必要とされたものに対しては自動的に展開処理後、圧縮
してファクシミリ発信手段がファクシミリ送信し、判定
手段でビットマップ展開処理が不要とされたものに対し
てはそのままファクシミリ発信手段がファクシミリ送信
することを特徴とする。
【0007】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
ネットワークファクシミリ送信システムにおいて、ディ
ジタル複合機がスキャナ機能を有し、このディジタル複
合機から指定したディレクトリ名またはファイル名で指
定する指定手段と、この指定手段からの指定に従い読み
込み、自動的にホストコンピュータ側の該当ディレクト
リまたは該当ファイル名で蓄積する蓄積手段とを具備
し、ネットワークコンピュータからアクセスでき、これ
らのコンピュータ上で作成された各種ファイルと一緒に
ファクシミリ発信手段でファクシミリ送信できることを
特徴とする。請求項5記載の発明では、請求項1記載の
ネットワークファクシミリ送信システムにおいて、ホス
トコンピュータまたはネットワーク上のコンピュータか
らファクシミリ送信にかかわる送信条件をID付きで送
信条件定義ファイルとして作成するファイル作成手段を
具備し、このファイル作成手段で作成されたファイルを
ファクシミリ装置またはファクシミリ機能付きのディジ
タル複合機にロードするか、または、ファクシミリ装置
やディジタル複合機側から参照することで、ファクシミ
リ発信手段にファクシミリ送信させることを特徴とす
る。
【0008】請求項6記載の発明では、請求項1記載の
ネットワークファクシミリ送信システムにおいて、送信
手段により指定した送信用のディレクトや送信条件定義
ファイルに対し、送信結果や通話料金等の情報をファク
シミリ装置やディジタル複合機側から書き込む機能を有
し、ネットワーク上のコンピュータからこれらのディレ
クトリ、ファイルにアクセスすることで、送信結果等の
情報が取れることを特徴とする。請求項7記載の発明で
は、請求項1記載のネットワークファクシミリ送信シス
テムにおいて、ファクシミリ番号に対する相手側情報を
得るための専用ファイルをホストコンピュータ側で作成
すると、ファクシミリ番号に従って順次発呼を行い、相
手側情報を取ってきては専用ファイルに落とす機能と、
これで得た相手側情報に対して受信専用ディレクトリを
自動的に作成し、実際に指定した相手からファクシミリ
受信した場合は、所定のディレクトにファイルを吸い上
げて書き込む機能とを具備したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図1ないし図11を参照して詳細に説明する。図1
に、本発明の実施の形態で用いるネットワークファクシ
ミリ送信システムの構成をを示してある。このネットワ
ークファクシミリ送信システムでは、複数のパーソナル
コンピュータ(この図では5台、PC1〜PC5)とサ
ーバー<A>が接続されており、このサーバー<A>
は、双方向の高速なインターフェイスを備え、同様のイ
ンターフェースを備えたファクシミリ装置またはファク
シミリ機能を備えたディジタル複合機と接続されてい
る。このインターフェースは、双方向で画像の授受があ
る程度高速に行なえることを条件とするならSCSIで
あってもイーサネットでもよい。また、ここでは説明の
都合上、サーバーマAにつながるのはディジタル複合機
で、この複合機はコピア、ファクシミリ機能に加え、必
要に応じてスキャナ機能、プリンター機能等の機能拡張
が可能であるものを対象としている。
【0010】図2はこのディジタル複合機の構成を示す
ブロック図である。モードマネージャ<X>は、サーバ
ーからの制御コマンド、画情報、バイナリファイルデー
タを受けてバッファリングし、ヘッダー情報を解釈し
て、しかるべきアプリに情報を渡したり、アプリ間でデ
ータの加工・授受が必要な場合は、その制御を行う。ま
た、逆にアプリからの対サーバーに対するコマンド、画
情報、結果通知等も受けてサーバーに転送する機能を有
している。
【0011】続いて、本実施の形態の処理手順を説明す
る。まず、 図1のネットワーク上につながるパソコン
(以下PCとする。)で、ファクシミリ送信用のファイ
ルを作成したものとする。ここでは、説明の都合上、既
にファクシミリ送信可能な形に圧縮(MH/MR/MM
Rのいずれか)されたファイルとして説明するが、ワー
プロソフトで作成したファイルでも構わないし、TIF
Fフォーマットで圧縮された画情報であってもプリンタ
ドライバーから生成されたプリンター印刷用の制御・印
字コマンドの類であってもよい。
【0012】次に、PC上で送信条件を規定するファイ
ルを作成する。この作成方法はワープロで図4「送信条
件設定ファイル」に示す内容のテキストファイルを作成
し、ファイルの拡張子をxxx.attのようにしてサ
ーバー(図1の<A>)が送信条件を定義したファイル
だとわかるようになっていればよい。或いは、専用の送
信条件を設定するためのアプリソフトをPC(パーソナ
ルコンピュータ)上で走らせ、グラフィカルな画面で設
定した送信条件が、上記xxx.attの形のファイル
に落とすようにすれば、より操作性は向上する。
【0013】図1の各PCはネットワーク(種別は問わ
ない)で接続されており、サーバー<A>の管理する記
憶媒体(例えばハードディスク)を共有できるようにな
っている。ここで、ネットワーク上のある端末PC−1
から送信条件定義ファイルと実際のファクシミリ送信原
稿ファイルを、共有ハードディスク上の特定のディレク
トリに転送したとする。サーバー(図1<A>)上では
周期的に起動されるファクシミリ・プリンタ融合機能実
現のためのドライバが存在する。このドライバは、専用
スプーラにおかれたプリントデータをバックグラウンド
でプリンタに送出するプリンタドライバのようなもの
で、専用ディレクトリまたは特定の識別子を待ったファ
イル(図5<Y>)の存在を監視し、あれば、I/F
(図3<E>)を経由してディジタル複合機に対し、
(図3<F>)に示すフォーマットで送出する。
【0014】一方、ディジタル複合機側のモードマネー
ジャ(図2<X>)では、サーバー(図1<A>) から
のファクシミリ送信用データを受けて、ファクシミリア
プリに渡すルートを内部的に確立する。ファクシミリア
プリでは、メモリー内にモードマネージャ(図3<C
>)経由で受けたデータをメモリに一旦蓄積し、その
後、送信条件で指定された相手先へ指定のモードでファ
クシミリ送信する。この処理は通常のファクシミリのメ
モリ送信と何ら変わらない。以上、この第1の実施の形
態では、サーバーの専用ディレクトリに送信条件・送信
ファイルをコピーするだけで、容易にネットワークファ
クシミリ送信が実現可能になる。
【0015】次に、第2の実施の形態について説明す
る。この第2の実施の形態では、ディジタル複合機のフ
ァクシミリ機能にバイナリー転送機能を持たせることと
送信条件設定ファイルにバイナリ送信を指定する機能を
設けるだけで、同様の機能・構成を有するファクシミリ
または、ディジタル複合機に対して、PC上で作成した
ファイルを送付可能となるようにしたものである。これ
を例えば、本社−支店間で情報のやり取りをする場合を
想定して説明する。まず、本社で作成したファイル(ワ
ープロソフト、スプレッドシート等何でもよい)を支店
に送る場合、従来は専用線をひいてネットワークでつな
いでファイル転送するか、一旦プリンターで打ち出して
ファクシミリ送信していた。
【0016】本実施の形態では、PC上で作成したファ
イルを第1の実施の形態で説明した方法でディジタル複
合機にダウンロードし、これを公衆回線を通じて相手の
同様なシステムにつながるディジタル複合機に転送す
る。受信側のシステムでは、送信側と逆のルートを通っ
てサーバーに送られ、所定のディレクトリにアップロー
ドされれば、ネットワーク上のPCからアクセスでき、
作成側と同様のアプリケーションソフトでファイルを開
くことができる。これは、ファクシミリ機能がバイナリ
ー送信機能を備えているためにできる機能である。バイ
ナリー送信に関するデータフォーマットと制御信号のB
itアサイン情報を図6A、B、C及び図7に示す。な
お、図8には、制御信号NSF/NSSの標準的な電送
手順を示してある。
【0017】第3の実施の形態では、ディジタル複合機
にバイナリー送信機能を有するファクシミリ機能とプリ
ンター機能を備え、サーバーからのデータをモードマネ
ージャ(図2<X>)で判断し、プリンターに一旦渡し
てビットマップ展開し、それをファクシミリ送信用に圧
縮してファクシミリ装置に渡し、ファクシミリ送信可能
にする。この機能はファクシミリ送信する相手側のシス
テムがバイナリー送信機能やプリンタ機能を備えていな
いと判断した場合は(NSF/NSS(図9)で互いの
能力交換を行うので分かる)、画情報に展開し、圧縮し
て送るというものである。ここでのデータの流れを図9
に示してある。
【0018】そこで、能力交換において、バイナリー送
信、プリンタ機能の両方を相手側も備えていると判断さ
れた場合は、プリンタの印刷コマンドを(ビットマップ
展開することなく)そのままバイナリー送信可能とな
る。プリンタの印刷コマンドをサーバー側専用ディレク
トリに置くためには、PC側のスプーラの設定を変更す
るだけで可能である。プリンタ専用スプーラと本実施の
態様で述べる専用ディレクトリを一緒にすることも、別
にすることも可能であり、ファクシミリ送信が目的で印
刷用コードを掃き出す場合は、プリンタドライバを作り
替え印刷コードに変換した後の送出先をプリンタI/F
(インターフェース)でなく、サーバーの専用ディレク
トリにするだけで可能となる。
【0019】次に第4の実施の形態について説明する。
この実施の態様では、サーバーにつながるディジタル複
合機をスキャナとして使用し、ネットワーク上に接続さ
れたPCのどこからでも使用可能にするものである。こ
の実施の形態は、予めネットワーク上のPCでスキャナ
読み込みを行ないたいデイレクトリをクリエイトしてお
く。そして、ディジタル複合機でスキャナ読み取りを行
う際に、このディレクトリ名を入力する。そして、操作
部がシンプルでアルファベットの入力ができなければ、
テンキーから数字を何桁か入力することで、サーバーに
画データを送り込むモードマネージャがスキャナの
「S」を頭にテンキー入力の数字を続け、それをディレ
クトリ名とすればよい(図5<Z>)。
【0020】または、PC側では何の設定もせず、ディ
ジタル複合機側から読み込ませることでモードマネージ
ャがサーバーに対し、最新のスキャナ読み込みファイル
であることがわかるような(例えば日付&時刻)ディレ
クトリ名またはファイル名で生成することを可能にする
しくみを用意すれば可能である。スキャナ、モードマネ
ージャ、サーバーのデータフロー経路を図3に示してあ
る。ネットワーク上のPCからアクセスする場合は、該
当するディレクトリまたはファイルを参照すればよく、
スキャナからの読み込みデータを汎用的なTIFFフォ
ーマットで作成すればPC上での参照・加工が容易であ
る。
【0021】さらに、スキャナで読み込んだ画情報と送
信条件ファイルを専用ディレクトリにセットすること
で、ファクシミリ送信可能にすることも実現可能とな
る。この場合、ディジタル複合機側のモードマネージャ
側でTIFFフォーマットファイルと認識して、ファク
シミリ用にMMR等の圧縮モード変換を行なえばよい。
スキャナファイル(TIFFファイル)と上記第1の実
施の形態から第3の実施の形態で説明した機能と組み合
わせてのファクシミリ送信もできる。
【0022】続いて、第5の実施の形態について説明す
る。ネットワーク上のPCで第1の実施の形態で述べた
送信条件ファイルを作成して、専用ディレクトリまたは
専用の拡張子をファイルに付けることで、これをデジィ
タル複合機のモードマネージャにダウンロードすれば、
ディジタル複合機側で複雑な操作部を持たなくても、上
記送信条件ファイルをID情報等を使って呼び出せば、
容易に複雑な送信条件を指定し、原稿セット+スタート
キーでファクシミリ送信が可能となる。
【0023】これは図4に示すような送信条件ファイル
をエディターやワープロで予め決まったフォーマットで
作成し、テキストファイルとして落とせば可能である
し、図10<G>に示すようなファクシミリ操作部の設
定画面を表示するアプリケーションツールをPC上で走
らせ、各種設定を行い終了すれば自動的に翻訳され、図
4のような送信条件ファイルが生成されるようにすれ
ば、操作性が向上する。ディジタル複合機側でテンキー
と小さなLCD(液晶表示装置)を備えていれば、サー
バーから上記送信条件ファイルをID番号付きでダウン
ロードすることにより、複合機内部で保持され、テンキ
ーで所定のID番号を入力することにより、呼び出し展
開可能になる。
【0024】これにより、必要以上に複雑化しているデ
ィジタル複合機の操作部を安くシンプルに仕上げられる
し、PC上にカラーで操作部をシュミレート可能にする
ツールを用いることで、非常に操作性に優れた環境をユ
ーザーに提供できることになる。
【0025】次に、第6の実施の形態について説明す
る。この第6の実施の形態では、ネットワーク上のPC
からファクシミリをシェアする場合に必ず要求として出
てくる送信結果通知を簡単に実現するになっている。第
1の実施の形態で説明したように、ネットワーク上のP
Cからファクシミリ送信する場合は、サーバーの管理記
憶媒体(ハードディスク等)に専用のディレクトリを設
けたり専用の拡張子付きのファイルを置くことで実現で
きる。その際に、送信条件指定ファイル(図4参照)を
作成し、これに従ってファクシミリ送信されるので送信
結果や通信時間、送信枚数、料金等の情報をディジタル
複合機のモードマネージャがファクシミリアプリからの
送信結果として受け取り、送信条件ファイルに追加し、
サーバーにl/Fを経由して戻すようにする。
【0026】これを受けてサーバーは、その送信条件フ
ァイルがどの専用ディレクトリに置かれたものだったの
かの情報を検出できるため、そこに置けばよい。こうす
るだけで、ネットワーク上のPCから参照するだけで、
送信完了したのか否かの情報通知が実現可能となる。
【0027】最後に第7の実施の形態について説明す
る。特定の相手先からファクシミリ受信したファイルを
所定のディレクトリに仕分けして置きたいという要求が
ある。この場合、予め相手先の情報(RTI/CSI)
がわかっていないと出来ない。本実施の形態では、図1
1に示すようなフォーマットのファイルを作成し、相手
先のファクシミリ番号、その相手先からファクシミリ受
信した場合の、受信原稿のセーブ先(ディレクトリ名)
を予め書き込んでおく。このファイル(テキストファイ
ル)に特定の識別子を付けてサーバーマシンに置いてお
くとディジタル複合機のモードマネージャにダウンロー
ドする。
【0028】モードマネージャでは、これを受け、ファ
クシミリ番号毎に発呼に行き、図7に示すように相手の
RTI/CSI情報を能力交換時に得て、その後回線断
させる。ここでは、DIS情報をもらった後に、画情報
の送信フェーズに入らず、DCN信号を相手に渡すよう
にする。こうして得られたRTI/CSI情報を書き込
み、指定された全ての相手先情報の取得完了後に再び、
モードマネージャはサーバーに、このファイルを返送す
る。これによりサーバーでも、PC上で指定された特定
相手先のファクシミリ番号に対し、全てRTI/CSI
が対応付けられたことになる。ディジタル複合機では、
上記ファイルで指定された特定相手先を記憶しておき、
該当する相手先から受信が有ったと判断した場合は、フ
ァクシミリアプリからモードマネージャに対してサーバ
ーへのアップロード要求を出し、RTI/CSI情報と
一緒にサーバー側に受信ファイルを渡すことで、指定し
たサーバーのディレクトリにセーブ可能になる。
【0029】ネットワーク上のPCからは、指定したデ
ィレクトリを参照することで、ファクシミリ受信があっ
たかどうか知ることができ、有った場合は、ファクシミ
リの内容を取ってきて読むことができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ネットワ
ーク上のコンピュータからファクシミリをシェアして使
用する場合、コンピュータ上では特別なアプリケーショ
ンソフトを走らせる必要が無く、普通に使用しているワ
ープロソフトやスプレッドシートソフトでファイルを作
成し、ネットワーク上につながるサーバーの管理する専
用ディレクトリまたは記録保持部に送信手段でファイル
を送信するだけでファイル送信ができる。このように、
コンピュータ上で文書を作成し、所定のディレクトリに
セーブするだけでファイル送信が可能になり、ネットワ
ーク上のどのコンピュータからでも簡単に行なえるの
で、パソコンからのファクシミリ送信が制約条件無しに
実現可能となる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、ネットワー
ク上のファクシミリサーバーにつながるディジタル複合
機(またはファクシミリ)のバイナリー送信機能を用い
れば、コンピュータ上のいかなるアプリケーションで作
成したファイルもそのまま同様のネットワークファクシ
ミリシステムに送信可能になる。
【0032】請求項3記載の発明によれば、ネットワー
ク上のファイルサーバーにつながるディジタル複合機
(またはファクシミリ)のバイナリー送信機能を用いれ
ば、ファクシミリの送信先が同様なネットワークファク
シミリシステムで且つ、プリンタアプリを搭載していれ
ば、印刷コマンドをそのまま送信して通信時間を極めて
短縮可能であり、受信側で印刷データを展開後、出力す
ることで、画像の劣化をなくすることができる。また、
プリンタアプリを備えていない場合でも、送信側でビッ
トマップ展開し、これをファクシミリ送信可能であるた
めユーザーは受信側の環境を意識しないで、プリンタに
印刷する感覚でファクシミリ送信可能となる。
【0033】請求項4記載の発明によれば、ネットワー
ク上のコンピュータからスキャナとして使用できる上、
専用のディレクトリに読み込んだ画像を保存でき、必要
に応じて加工し、更にこれを他のコンピュータで作成し
たファイルと一緒にファクシミリ送信することも可能に
なる。この時、送信する各ファイルのフォーマット(T
IFFフォーマット、印刷データファイル、アプリケー
ションファイル等)は、送信条件定義ファイルに記述す
るだけで種々のタイプのものを同じ操作環境でファクシ
ミリ送信可能になる。
【0034】請求項5記載の発明によれば、ファイル作
成手段で送信条件定義ファイルを作成することで、簡単
な操作のみでファイル送信ができ送信条件の設定から解
放される。また、最小限のボタン、LCDを備えるだけ
で送信できるので、ファクシミリ装置のコストを下げら
れるし、ユーザーの操作性も向上する。
【0035】請求項6記載の発明によれば、ネットワー
クファクシミリ送信システムの実現により、各コンピュ
ータ上から送信処理をおこなったファイルに対し、送信
結果や通信時間、料金情報が簡単に得ることができる。
【0036】請求項7記載の発明によれば、特定の相手
先からの受信ファイルの保管先を簡単に指定でき、指定
した宛て先からの受信は自動的にネットワーク上のサー
バーの管理ディレクトリに保持することが可能になる。
また、これにより、コンピュータ上で特定の相手からの
ファクシミリを受信したかどうかが簡単にわかり、受信
していればこれを画面上で見ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で用いるネットワークファ
クシミリ送信システムの構成をを示した図である。
【図2】ディジタル複合機の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】サーバー・ディジタル複合機間のデータ構造を
示す図である。
【図4】送信条件設置ファイルの一例を示す図である。
【図5】サーバー管理ディレクトリと示す図である。
【図6】バイナリー送信に関するデータフォーマットと
制御信号のBitアサイン情報を示す図である。
【図7】NSF/NSS bit 169以降のビットアサ
インを示す図である。
【図8】G3における電送手順を示す図である。
【図9】融合ファクシミリ送信のデータの流れを示す図
である。
【図10】本実施の形態に係る装置の表示部の一例を示
す図である。
【図11】フォーマットのファイルの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
A サーバー B PC(パーソナルコンピュータ) C モードマネージャ 400 操作部 401 液晶表示部 402 テンキー 403 クリアー/ストップキー 404 スタートキー 405 プログラムキー 406 ジョブリコールキー 407 モードクリアキー/予熱キー 408 割り込みキー 409 ポーズ/リダイヤルキー 410 短縮キー 411 受信キー 412 FAX切り替えキー 413 コピー切り替えキー 414 初期設定キー 415 ガイダンスキー 416 LCD濃度調整ボリューム 417 FAX専用表示部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ装置またはファクシミリ機
    能を備えたディジタル複合機とホストコンピュータを双
    方向のインターフェースで接続し、 上記ホストコンピュータにはネットワークで他の複数台
    のコンピュータに結ばれることを可能としたシステムで
    あって、 上記複数台のコンピュータから上記ホストコンピュータ
    の管理可能な所定のディレクトリまたは記憶保持部にフ
    ァイルを送信する送信手段と、 この送信手段でファイルを送信する際、ファクシミリ送
    信するための宛て先、条件を設定する設定手段と、 上記ホストコンピュータにネットワークを介して他のコ
    ンピュータから送信手段により送られてきたファイルが
    送信用のファイルである旨を判断する判断手段と、 この判断手段で、送信用のファイルであると判断したと
    き、前記設定手段で設定された宛て先、条件に従ってフ
    ァクシミリ装置またはファクシミリ機能にファクシミリ
    送信させるファクシミリ発信手段とを具備したことを特
    徴とするネットワークファクシミリ送信システム。
  2. 【請求項2】 前記ファクシミリ装置またはファクシミ
    リ機能がバイナリー送信機能を有することにより、アプ
    リケーション毎にファクシミリ送信機能を設けることな
    く、ファクシミリ送信可能としたことを特徴とする請求
    項1記載のネットワークファクシミリ送信システム。
  3. 【請求項3】 ファクシミリ装置またはファクシミリ機
    能がバイナリー送信機能を有し、且つディジタル複合機
    がプリンタ機能を具備し、 ホストコンピュータから送付されてくる送信条件に従
    い、ディジタル複合機のプリンタ機能でのビットマップ
    展開処理が必要か否かを判定する判定手段と、 この判定手段でビットマップ展開処理が必要とされたも
    のに対しては自動的に展開処理後、圧縮してファクシミ
    リ発信手段がファクシミリ送信し、 判定手段でビットマップ展開処理が不要とされたものに
    対してはそのままファクシミリ発信手段がファクシミリ
    送信することを特徴とする請求項1記載のネットワーク
    ファクシミリ送信システム。
  4. 【請求項4】 ディジタル複合機がスキャナ機能を有
    し、 このディジタル複合機から指定したディレクトリ名また
    はファイル名で指定する指定手段と、 この指定手段からの指定に従い読み込み、自動的にホス
    トコンピュータ側の該当ディレクトリまたは該当ファイ
    ル名で蓄積する蓄積手段と、を具備し、 ネットワークコンピュータからアクセスでき、これらの
    コンピュータ上で作成された各種ファイルと一緒にファ
    クシミリ発信手段でファクシミリ送信できることを特徴
    とする請求項1記載のネットワークファクシミリ送信シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 ホストコンピュータまたはネットワーク
    上のコンピュータからファクシミリ送信にかかわる送信
    条件をID付きで送信条件定義ファイルとして作成する
    ファイル作成手段を具備し、 このファイル作成手段で作成されたファイルをファクシ
    ミリ装置またはファクシミリ機能付きのディジタル複合
    機にロードするか、または、ファクシミリ装置やディジ
    タル複合機側から参照することで、ファクシミリ発信手
    段にファクシミリ送信させることを特徴とする請求項1
    記載のネットワークファクシミリ送信システム。
  6. 【請求項6】 送信手段により指定した送信用のディレ
    クトや送信条件定義ファイルに対し、送信結果や通話料
    金等の情報をファクシミリ装置やディジタル複合機側か
    ら書き込む機能を有し、ネットワーク上のコンピュータ
    からこれらのディレクトリ、ファイルにアクセスするこ
    とで、送信結果等の情報が取れることを特徴とする請求
    項1記載のネットワークファクシミリ送信システム。
  7. 【請求項7】 ファクシミリ番号に対する相手側情報を
    得るための専用ファイルをホストコンピュータ側で作成
    すると、ファクシミリ番号に従って順次発呼を行い、相
    手側情報を取ってきては専用ファイルに落とす機能と、 これで得た相手側情報に対して受信専用ディレクトリを
    自動的に作成し、実際に指定した相手からファクシミリ
    受信した場合は、所定のディレクトにファイルを吸い上
    げて書き込む機能とを具備したことを特徴とする請求項
    1記載のネットワークファクシミリ送信システム。
JP8298248A 1996-10-22 1996-10-22 ネットワークファクシミリ送信システム Pending JPH10126539A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000004325A (ja) * 1998-06-17 2000-01-07 Nec Software Ltd ポストスクリプトシステム及びネットワークシステム
US8237994B2 (en) 2007-06-30 2012-08-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and information processing program

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