JPH1012593A - 半導体製造装置のクリーニング方法 - Google Patents

半導体製造装置のクリーニング方法

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JPH1012593A
JPH1012593A JP15948196A JP15948196A JPH1012593A JP H1012593 A JPH1012593 A JP H1012593A JP 15948196 A JP15948196 A JP 15948196A JP 15948196 A JP15948196 A JP 15948196A JP H1012593 A JPH1012593 A JP H1012593A
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JP
Japan
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wafer
cleaning
plasma
wall
vacuum vessel
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JP15948196A
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English (en)
Inventor
Shigeru Tsunoda
茂 角田
Ichiro Sasaki
一郎 佐々木
Takashi Kamimura
隆 上村
Shinji Sasaki
新治 佐々木
Toru Otsubo
徹 大坪
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プラズマを用いた半導体製造装置のクリーニン
グを行う際に、実際のプロセスに悪影響を及ぼさずに、
真空容器内の不要堆積物を確実に除去する方法とその装
置及びクリーニングウェハを提供する。 【解決手段】プラズマを用いた半導体デバイス製造装置
の真空容器4の内壁面の不要堆積物を除去する際に、使
用するウェハ5の面積に対する真空容器4の内壁のプラ
ズマに接する部分の表面積比がxであるときに、真空容
器4の内壁の不要堆積物のエッチング速度に対する比が
x/100以上x/10以下のエッチング速度を持つ材
質で表面又は全体が形成されたウェハ5をウェハステー
ジ6に置いてクリーニングを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体デバイス製造
装置のクリーニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス製造装置(以下、真空容
器)で基板ウェハのプラズマ処理を行うと、処理ガスが
分解してできた反応性ラジカル同士の気相反応による生
成物や、反応性ラジカルが真空容器内壁面やウェハなど
をエッチングしてできたエッチング生成物が存在する。
これらの反応生成物は真空容器壁面等、構成部材に堆積
し、処理中に剥離して、異物の発生源となる。異物は歩
留まりの低下を招くため、異物発生源となる真空容器内
壁面などに付着した堆積膜を定期的にクリーニングして
除去している。クリーニングには真空容器内でプラズマ
を発生させ、発生したラジカルの反応性を利用する方法
が一般的である。プラズマを用いたクリーニング方法で
は、使用するガスの種類、混合比などに関して以下のよ
うな方法が挙げられる。
【0003】(1)H2プラズマを用いる方法として特開
平2−12818号、(2)CH3とO2の混合ガスプラ
ズマを用いる方法として特開平5−129246号、
(3)O2プラズマとSF6プラズマを用いる方法として
特開平4−44320号、同5−144786号、(4)
O3プラズマを用いる方法として特開平6−53193
号、(5)CF系ガス、O3,O2の混合ガスプラズマに
よる方法として特開平5−267256号、(6)ハロゲ
ン系ガスプラズマによる方法として特開平5−3152
97号、同6−283484号、(7)NF3プラズマを
用いた方法として特開平4−321225号、(8)N2
とNF3の混合ガスプラズマによる方法として特開平5
−152256号、(9)ArとNF3の混合ガスプラズ
マによる方法として特開平6−318580号、(10)F
系ガスまたはH2O系ガスプラズマによる方法として、
特開平5−29285号、(11)CH4とN2の混合ガス
プラズマ又はOH基を含むガスプラズマによる方法とし
て特開平6−302565号公報。
【0004】また、クリーニングを行うプラズマの生成
方法として、以下の例がある。
【0005】(12)真空容器内壁に沿って設置したコイル
に高周波電流を流すことにより、内壁直近のプラズマ密
度を高める方法として、特開平2−14522号、同7
−130704号公報、(13)磁場による効果を利用して
高密度のプラズマを生成する方法として特開平6−13
2249号公報。
【0006】以上の例では、クリーニングに効果のある
高い反応性を持ったラジカルの発生方法、またはラジカ
ルの高密度の生成方法に主眼が置かれている。
【0007】反応性ガスプラズマによるクリーニングで
は、エッチング等の通常の処理を行う際にウェハを載せ
る場所(サセプタ)に表面保護の目的でダミーウェハ等
を載せて行う。上記に示した従来のクリーニング方法で
はクリーニングを行うプラズマとダミーウェハ材質の適
正化がなされていなかった。ダミーウェハがクリーニン
グを行うプラズマによってエッチングされやすい材質の
場合、プラズマ中で発生したラジカルがダミーウェハの
エッチングによって消費されてしまい、クリーニング速
度が低下する原因となっていた。この点を考慮して、ク
リーニングを行うプラズマによってエッチングされにく
い材質のウェハを用いたクリーニング方法の例が特開平
6−140371号公報である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
クリーニング方法では、クリーニング用ガスとダミーウ
ェハ材質の組み合わせが適正化されていないため、クリ
ーニング中にダミーウェハがエッチングされてクリーニ
ングに必要なイオンやラジカルが消費されてしまいクリ
ーニングが不十分またはクリーニング速度が低下すると
いう問題点があった。
【0009】また、クリーニングを行うプラズマによっ
てエッチングされにくい材質のウェハでは、ウェハ表面
に不動態膜が形成されてエッチングが進まない。また、
エッチングされないことにより、付着物のクリーニング
により発生した物質がウェハに堆積する。クリーニング
用のダミーウェハを再利用しているうちに、この不動態
膜や堆積膜が熱ストレスなどによって部分的に剥がれ、
それが異物の原因となるという問題があった。
【0010】本発明の目的は、真空容器内壁の堆積物を
従来よりも短時間で行えるプラズマクリーニング方法を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決し、上
記目的を達成するために、真空容器に於いて、F2,C
12,SF6,CF4,O2を単独、又はこれらのガス
の内から複数のガスを混合したガスによりプラズマを発
生させ、使用するダミーウェハの面積に対する真空容器
内壁のプラズマに接する部分の表面積比がxであるとき
に、真空容器内壁の不要堆積物のエッチング速度に対す
る比がx/100以上x/10以下のエッチング速度を
持つ材質で全体、又は、表面が形成されたダミーウェハ
を用いたプラズマクリーニングを行う。
【0012】ウェハの例として酸化膜が形成されたシリ
コンウェハ、または石英ウェハが挙げられる。
【0013】また、1枚のダミーウェハを複数回再利用
してクリーニングを行うことを考慮すると、ダミーウェ
ハそのものが前記のような材質であることが望ましい。
これは表面皮膜だけではクリーニングを繰り返すうちに
下地が露出してしまい、再現性のあるクリーニングが不
可能になるからである。
【0014】この手段により、クリーニングを行うプラ
ズマで、クリーニングに効果のあるイオンやラジカルの
ダミーウェハのエッチングによる消費量を真空容器内壁
の堆積物のクリーニングによる消費量の1/100以上
1/10以下に防ぐことができる。そのため、従来より
も高速のクリーニングが可能となる。
【0015】さらに、ダミーウェハ全体を前述の材質で
形成することにより、ダミーウェハを再利用しても、利
用回数によらず、常に同じ条件でクリーニングできる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施例で用いたE
CRプラズマエッチング装置の概観図を示す。ガラス製
のベルジャ3と金属製の容器4からなる真空容器で、導
波管1によってマイクロ波が導入される。また、コイル
2により磁場が発生し、ECR効果により高密度のプラ
ズマがウェハステージ6上に置かれたウェハ5の上方に
形成される。ウェハステージには電源8によってエッチ
ング中に入射するイオンエネルギーを制御するためのバ
イアスが印加できるようになっている。
【0017】ポリシリコン膜上にレジストによるパター
ンが形成されているウェハをC12プラズマやSF6プ
ラズマ等でエッチングすると、Si原子を含んだエッチ
ング生成物、レジスト材等の化合物が堆積する。これら
の堆積物除去のためにSF6を含むガスでクリーニング
を行うとき、ダミーウェハとして、SiウェハよりSF
6によるエッチレートの小さいシリコン酸化膜ウェハ等
を用いる。堆積物のクリーニングはクリーニング効果を
持つFラジカルによって行われる。このようにすること
でクリーニングを行うときのダミーウェハによるFラジ
カル消費量をSiウェハよりも抑制することができる。
【0018】SF6プラズマクリーニング時の発光分光
スペクトル分布をダミーウェハがSiの場合(図2)、
シリコン酸化膜ウェハの場合(図3)に示す。どちらも
圧力10mTorrで行われた。図3で波長700nm
から800nmに分布している特徴的なピークはFラジ
カルの発光によるものである。図2におけるFラジカル
による発光のピークは図3の場合の1/10以下であ
る。縦軸は発光強度で、このピークの高さはFラジカル
の相対密度を表す。図2の場合には、クリーニングを行
うFラジカルがSiウェハを激しくエッチングするため
にFラジカルが減少し供給律速になっている。図3の場
合には、Siよりエッチングレートが小さくFラジカル
の消費の少ないシリコン酸化膜ウェハを用いているた
め、図2の場合に比べ多くのFラジカルが存在する。
【0019】また、ベルジャ3上の堆積物がSF6プラ
ズマによってクリーニングされる速度をSiウェハ、シ
リコン酸化膜ウェハの両者について比較を行った。ガラ
スの薄い小片をベルジャ3に貼付し、前述のウェハをエ
ッチングしたときに得られた堆積膜をクリーニングする
速さは、Siウェハを用いた場合は800nm/分、シ
リコン酸化膜ウェハを用いた場合は150nm/分であ
った。
【0020】このとき用いた真空容器のプラズマに接す
る部分の表面積は用いたダミーウェハのおよそ5倍程度
と見積もられた。また同じ装置でのSiO2のエッチン
グレートは50nm/分であった。このことから、ウェ
ハ上でのFラジカルの単位面積当たりの消費量は真空容
器内壁での単位面積当たりの消費量に比べて約1/10
になっている。同様にSiのエッチングレートはD.M
aundrill他、“Electrical mea
surements of RF generated
plasmas using a driven e
lectrostatic probe techni
que”,J.Phys.D:Appl.Phys.2
0(1987)pp.815−819、図3を外挿する
ことによって1000nm/分となる。このときのウェ
ハ上でのFラジカルの単位面積当たりの消費量は真空容
器内壁での単位面積当たりの消費量に比べて約5倍にな
っている。以上より、ウェハ上でのFラジカルの単位面
積当たりの消費量は真空容器内壁での単位面積当たりの
消費量に比べ約1/10以下であることが十分条件であ
る。
【0021】また、一度除去された物質が再付着する確
率は一般に0.01以下で、それ以上の速度でダミーウ
ェハはエッチングされなければ再付着によって堆積が起
こってしまう。それを防止する意味から、ウェハ上での
Fラジカルの単位面積当たりの消費量は真空容器内壁で
の単位面積当たりの消費量の1/100以下であること
が必要である。従って、使用するダミーウェハの面積に
対する真空容器内壁のプラズマに接する部分の表面積比
がxであるときは、真空容器内壁の不要堆積物のエッチ
ング速度に対する比がx/100以上x/10以下のエ
ッチング速度を持つ材質で表面又は全体が形成されたダ
ミーウェハをウェハステージに置いてクリーニングを行
えばよい。
【0022】ここではシリコン酸化膜ウェハを用いた例
を示したが、シリコン酸化膜ではエッチング速度はSi
ウェハよりは遅いとはいえ、ダミーウェハを数回再利用
している間に、下地のSiが次第に露出してくる。下地
の露出が始まるとSiウェハを用いてクリーニングする
場合と同じ現象が起こり、クリーニング速度が低下して
しまう。そのために再利用したシリコン酸化膜ウェハお
いては同じクリーニング時間では付着した堆積物を完全
に除去できなくなる。これを防ぐ方法として全体がシリ
コン酸化物、例えば石英でできているウェハを用いるこ
とが有利である。
【0023】ここではマイクロ波エッチング装置に限っ
て説明をしたが、平行平板型、ECR型、誘導結合型
等、プラズマの発生方式に関わらず本方式を用いること
ができるのは自明である。
【0024】また、プラズマエッチング装置に限らず、
プラズマCVD装置等、プラズマを用いた半導体製造装
置であれば、本方式を適用できる。
【0025】クリーニング方法でウェハの代わりに、同
様の材質でできたウェハステージを用いてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明により、実際の処理プロセスに悪
影響を及ぼすことなく、真空容器内の不要堆積物を従来
よりも高速に除去できるため、異物の発生を抑制するこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例であるクリーニング方法を
採用した半導体製造装置の説明図。
【図2】Siダミーウェハを用いてSF6プラズマでク
リーニングを行ったときの発光分光スペクトルの特性
図。
【図3】SiO2ダミーウェハを用いてSF6プラズマ
でクリーニングを行ったときの発光分光スペクトルの特
性図。
【符号の説明】
1…導波管、 2…コイル、 3…ガラス製ベルジャ、 4…金属製容器、 5…ウェハ、 6…ウェハステージ、 7…絶縁体、 8…バイアス印加用電源。
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 新治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 大坪 徹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマを用いた半導体デバイス製造装置
    の真空容器の内壁面の不要堆積物を除去する際に、使用
    するダミーウェハの面積に対する前記真空容器の内壁の
    前記プラズマに接する部分の表面積比がxであるとき
    に、前記真空容器の内壁の前記不要堆積物のエッチング
    速度に対する比がx/100以上x/10以下のエッチ
    ング速度を持つ材質で表面又は全体が形成された前記ダ
    ミーウェハをウェハステージに置いてクリーニングを行
    うことを特徴とする半導体製造装置のクリーニング方
    法。
JP15948196A 1996-06-20 1996-06-20 半導体製造装置のクリーニング方法 Pending JPH1012593A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1437768A1 (en) * 2001-08-30 2004-07-14 Research Institute of Innovative Technology for the Earth Plasma cleaning gas and plasma cleaning method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1437768A1 (en) * 2001-08-30 2004-07-14 Research Institute of Innovative Technology for the Earth Plasma cleaning gas and plasma cleaning method
EP1437768A4 (en) * 2001-08-30 2007-03-21 Nat Inst Of Advanced Ind Scien PLASMA CLEANING GAS AND PLASMA CLEANING PROCESS
US7322368B2 (en) 2001-08-30 2008-01-29 Asahi Glass Co Ltd Plasma cleaning gas and plasma cleaning method

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