JPH10125365A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH10125365A
JPH10125365A JP8294433A JP29443396A JPH10125365A JP H10125365 A JPH10125365 A JP H10125365A JP 8294433 A JP8294433 A JP 8294433A JP 29443396 A JP29443396 A JP 29443396A JP H10125365 A JPH10125365 A JP H10125365A
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vvf
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Katsuhisa Mori
勝久 森
Kyuzo Yamagata
久蔵 山方
Goji Kamata
剛司 鎌田
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Nichifu Co Ltd
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 VVFケーブルの内外の被覆を剥離すること
なく、電線の分岐作業を安全に迅速に行うことができる
ようにしたコネクタを提供すること。 【解決手段】 金属板製コンタクト1、1と、絶縁性の
本体2とからなり前記コンタクト1がケーブル3、3’
の絶縁外皮31と絶縁内皮32とを切断してケーブル内
の一方の通電線33に挿入接触する二つの切込み部1
1,11とケーブルをその大径側の幅Wの中間から左右
に分断する切断刃13、13が前記夫々の切込み部の近
傍に形成されており、更に切込み部11、11がケーブ
ルに挿入されたときにケーブル内の通電線33、33を
離反させる方向に押しつけるように少し傾斜して形成さ
れており、また前記本体2がケーブル挿入用の2本の溝
21,22を備え、且つ折り畳み自在に連結されている
半割り形の二つの本体構成体2a、2bによって構成さ
れ、一方の本体構成体2aには前記コンタクト1、1が
挿入する挿入穴23、23と本体構成体から折り畳み自
在に連結されたカバー体26が設けられているコネクタ
ー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に電力線とし
て使用されている単一の(細線の撚線ではない)通電線
を絶縁被覆したものを2本平行に配置し、その外周部上
を更に絶縁被覆したVVFケーブルを対象とし、このよ
うなVVFケーブルの配線時や既に配線されている既設
配線に別のVVFケーブルを接続し分岐線を得るに際し
て、既設配線の正極側の通電線と分岐線の正極側の通電
線とを誤りなく接続分岐するのに適したコネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来からこの様なVVFケーブルに別の
VVFケーブルを接続して分岐線を得ることは必要性が
多く常に行われていることである。この場合において、
各種機器への通電に際して通電線の正極側と負極側とを
区分する必要性がある場合があるため、一般にVVFケ
ーブルの内装被覆の色は識別容易な別色とされている。
例えば、VVFケーブルにおける内装被覆の色は白色と
黒色との2色とされているものが多い。そして、主線か
ら分岐線を取り出す場合、主線における白色被覆の通電
線と分岐線の白色被覆の通電線とを接続し、同様に黒色
被覆の通電線どうしを接続することが一般に行われてい
る。
【0003】而して、このような分岐線の取り出し工事
は、主線が括線である場合には、危険性を排除するため
に電源を切ったのち、一般には、図11に示したよう
に、先ず主線側のVVFケーブル3を所要箇所で切断
し、それぞれの外装被覆31を取り去って正極側の被覆
線と負極側の被覆線とをそれぞれ取り出し、更にそれぞ
れの内装被覆32を除去して通電線33を露出させる。
同様に分岐側のVVFケーブル3'についても外装被覆
31と、正極側,負極側の内装被覆32とをそれぞれ除
去して通電線33を露出させた後、前記主線の正極側通
電線33aと分岐線の正極側通電線33aとを纏めて、
閉端絶縁キャップ51の内部に内装されている金属スリ
ーブ5内に挿入し、その上から加圧工具によって加圧し
金属スリーブ5を加圧変形させて圧着接続し、同様にし
てそれぞれの負極側の通電線どうしを接続していた。
【0004】また、別の手段としては、VVFケーブル
を前記のようにして通電線を取り出し、これらをそれぞ
れの正極側と負極側とに分けてそれぞれの通電線を工具
によって撚り合わせて接続し、または、それらの上に銅
スリーブを被せて圧着接続した後、それぞれの表面に絶
縁テープを巻き付けて覆う方法も用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来手段で
は、VVFケーブルの外皮を一定長さ剥離して内皮を取
り出した後、一定長さ内皮を取り去って通電線を露出し
てから通電線同士の電気的接続を行なうものであったの
で、正極側の通電線どうしと負極側の通電線どうしとを
接続するのに特段の配慮を必要とすることなく任意に行
うことができるものであった。しかしながら、被分岐線
である主線が括線の場合には、電線分岐作業の前に感電
防止の必要性から必ず通電を止めて施工しなければなら
ず、その間は停電状態が余儀なくされ、しかも、作業が
非常に手数のかかるものであるために工事時間が長くな
り作業効率が悪いという課題を有するものであった。
【0006】そのため、このような危険性の排除と作業
効率の向上とを図る手段として、VVFケーブルの分岐
接続作業に於いて、絶縁被覆の除去という繁雑な作業を
行うことなく、これを省略し、感電事故につながる危険
性のない状態で、安全に且つ短時間に電線の分岐接続作
業を行うことができるようにするために、VVFケーブ
ルの内外の被覆を全く剥離することなく、電線の分岐作
業を行うことができるようにしたコネクタについて本出
願人は先に提案した(特願平8−201246号参
照)。
【0007】しかしながら、この先行技術のコネクタを
使用した場合、この先行技術にあっては、上記した正極
側の通電線どうしと負極側の通電線どうしとを認識して
確実に接続することが困難であることを究明するに至っ
たので、本発明は、これを更に改良し、前記のように、
VVFケーブルの内外の被覆を剥離することなく、電線
の分岐作業を安全に迅速に行うことができるようにした
コネクタでありながら、なおかつ、正極側の通電線どう
しと負極側の通電線どうしとを認識して確実に接続する
ことができるコネクタを提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するために
本発明では次のような手段を講じた。即ち本発明のコネ
クタにあっては、2芯VVFケーブル3から分岐用の2
芯VVFケーブル3'を接続分岐させるために使用する
コネクタであって、通電性に富んだ金属板製のコンタク
ト1と、絶縁性に富んだ合成樹脂製の本体2とから構成
される。前記コンタクト1は、側面からみた断面形状が
略逆U字形とし、その夫々の片1a,1aが、前記両V
VFケーブル3、3'の絶縁外皮31と絶縁内皮32と
を切断してケーブル内の一方の通電線33に挿入接触す
る二つの切込み部11,11が所定の間隔Dを隔てて形
成され且つケーブルをその大径側の幅Wの中間から左右
に分断する切断刃13、13が前記夫々の切込み部の近
傍に形成されており、更に前記切込み部11、11がケ
ーブル内の通電線33、33を離反させる方向に傾斜し
て形成されている。 更に前記本体2は、両VVFケー
ブル3,3'を挿通するための所定の間隔Eを隔てて形
成された平行な2本の溝21,22を有し、且つ一側の
折り畳み部24で折り畳み自在に連結されている半割り
形の二つの本体構成体2a、2bによって構成され、一
方の本体構成体2aには前記コンタクト1、1が挿入す
る挿入穴23、23と本体構成体から折り畳み自在に連
結されたカバー体26が設けられている。また前記2本
の溝21,22が前記両VVFケーブル3、3'の大径
側の幅Wとそれぞれほぼ同幅に形成され、2つの本体構
成体2a,2bどうしの折り畳み姿勢における溝21,
21、22,22どうしの対向幅が前記両VVFケーブ
ル3,3'の狭小側の幅wとそれぞれほぼ同幅となるよ
うに形成され、これら2本の溝21,22の間隔Eと前
記コンタクト1の2つの切込み部11,11の間隔Dと
がほぼ一致する間隔に形成されている構成としたもので
ある。
【0009】前記2本の溝21,22は、それぞれ本体
構成体2a,2bの全幅にわたって貫通させてある構成
とし、分岐側のVVFケーブル3’を挿通溝22の両側
から突出させることによって、これら両側に突出させた
ケーブル3’のそれぞれを分岐線として2本の分岐線を
得る構成としてもよく、この分岐側のVVFケーブル
3’を挿通する溝22をその一端側に遮蔽壁28を形成
してあるものとし、分岐側のVVFケーブル3’の切断
端をこの遮蔽壁28に当てつけて一方向側にだけ突出さ
せることによって、1本だけの分岐線を得るものとして
実施することもできる。
【0010】前記コンタクト1は、例えば硬度の高い硬
質の銅合金板のように、VVFケーブル3の通電線に使
用されている軟銅よりも硬度が高く導電性に優れている
素材を使用するのが好ましい。コンタクトの切り込み部
11の切り込み間隔(スリット間隔)は、コンタクト1
をVVFケーブル3に対して押圧させることによって、
切断刃13と協動してケーブルの外装被覆(外皮)31
と内部被覆(内皮)32とを切り裂き、切り込み部11
の対向する内側面において通電線33と通電を行わせる
ものであるから、通電線33の太さよりも少し狭い幅と
してあるのがよい。このようにすることによって、この
通電操作時に通電線33を押圧力によって塑性変形させ
ながら両側から強固に圧接挟持させるようにしておくの
がよい。
【0011】更に、このコンタクト1の厚さ(板厚)と
切り込み部11の間隔とは、通電線33との接触状態に
おいて、接触面積が通電線33の断面積以上の面積とな
るように設定しておくのがよい。言うまでもなく、一方
の線の接続のために2枚以上のコンタクト1を使用する
場合には、使用枚数全部の接触面積の和が通電線33の
断面積以上となるようにしてあればよい。このようにす
ることによって、コンタクト1と通電線33との接触部
の電気抵抗値を低く押さえることができ発熱等の事故を
防止することができ、安全に使用することができるコネ
クタを得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図10は本発明のコネク
タの一実施例を示した図であって、符号1でコンタクト
を示す。このコンタクト1は、通電性に富み、使用する
VVFケーブル3,3’の硬度よりも硬度の高い黄銅板
をプレス成形した側面視略逆U字形のもので、その夫々
の片1a,1aに、前記両VVFケーブル3、3'の絶
縁外皮31と絶縁内皮32とを切断してケーブル内の一
方の通電線33に挿入接触する二つの切込み部11,1
1が所定の間隔Dを隔てて形成されており、且つ中間部
に前記切込み部11、11を区分けする凹部12が設け
られている。またケーブルをその大径側の幅Wの中間か
ら左右に分断する切断刃13、13が前記夫々の切込み
部11、11の近傍で二つの片1a,1aを結ぶ方向に
沿って形成されている。前記切込み部11、11の下端
部は切断刃のようにV字形に形成してあり、この切断刃
によってVVFケーブル3,3’の外皮31と内皮32
とを切断しながら、内部の通電線33に達し、通電線3
3を両側から圧接変形させながら挟持するようにしてあ
る。また前記切込み部11、11はケーブルに押し込ま
れた時にケーブル内の通電線33、33を左右に離反さ
せるように少し上方が傾斜して形成されている。尚前記
コンタクト1は、その連結底部分12の上面に絶縁樹脂
板14が貼着されている。
【0013】このコンタクト1の肉厚と前記切込み部1
1の幅は、圧接によって通電線3,3’と接触している
部分の面積が、通電線の断面積とほぼ等しいか、それ以
上となるように計算により設定される。いま、使用対象
の通電線の径が1.6mmと2.0mmの2種類につい
てみると、通電線径が1.6mmの場合にコンタクト1
の厚さが0.5mmとすると、切込み部11の幅は、約
1.2mmとしてあればよい。通電線径が2.0mmの
場合にコンタクト1の厚さを0.6mmにすれば切込み
部11の幅は約1.5mmとすればよい。
【0014】コネクタ本体2は、ナイロン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の樹脂素材で全体を一体成型した
ものである。該コネクタ本体2は、ほぼ同形の半割り形
の2つの本体構成体2a,2bとカバー体26とからな
っていて、それぞれの本体構成体2a,2bは、括線側
(被分岐側)の2芯VVFケーブル3と分岐用の2芯V
VFケーブル3’とを挿通嵌合するための2本の溝2
1,22が所定の間隔Eを隔てて平行に形成されてい
る。一方の本体構成体2aは、前記コンタクト1の挿入
穴23,23を備え、一側において折り畳み部24で他
方の構成体2bと折り畳み自在に連結されている。これ
ら本体構成体2a、2bは遊端側において係合片20b
と係入穴20aで相互に嵌合する構造とされている。ま
た前記カバー体26はフレキシブルな連結帯25…を介
して本体構成体2aの前記溝方向に沿った延長線上の外
側に延設され本体構成体2aのコンタクト挿入面に対し
て折り畳み自在に連結されている。また該カバー体26
は本体構成体2aの側面に設けられた係合孔27a…に
係合する係合爪27…を備えている。更に本体構成体2
bには本コネクタを掛け止めするためのフック部35が
設けられている。
【0015】前記溝21,22の幅は、前記両VVFケ
ーブル3,3’の通電線並列側(大径側)の幅Wとそれ
ぞれほぼ同幅に形成してあり、ケーブルを隙間なく挿入
できる程度の幅とし、2つの本体構成体2a,2bどう
しを嵌合した折り畳み姿勢における溝21,21、2
2,22どうしの対向幅(対向する両溝の深さの和)
は、それぞれのVVFケーブル3,3’の狭小側の幅w
とそれぞれほぼ同幅とし、ケーブルを隙間なく挟み込む
ことができる程度の幅に形成してある。これら2本の溝
21,22の間隔、即ち中心線間の間隔Eは、前記コン
タクト1の2つの切込み部11,11の間隔、即ち中心
線間の間隔Dとほぼ一致する間隔に形成してある。ま
た、コンタクト1を挿入する挿入穴23は、図3並びに
図5にみられるように、コンタクト1の下半部を挿入し
仮保持させておくのに適した大きさに形成してある。
【0016】前記2つの本体構成体2a,2bどうしの
折り畳み部24は側面視W字形に形成されその下底部分
を薄肉に形成してある。而して、コンタクト1は、図3
にみられるように、その下半部を本体構成体2a,2b
のそれぞれの挿入穴23,23に挿入し仮保持させてお
く。
【0017】該実施例におけるコネクタは、括線側のV
VFケーブル3から、1本だけの分岐線を得るためのコ
ネクタであって、その構成として、分岐側のVVFケー
ブル3’を挿通する側の溝22,22の一端側に溝を閉
塞する遮蔽壁28,28を形成してあり、分岐側のVV
Fケーブル3’の切断端をこの遮蔽壁28に当てつけて
一方向側にだけ突出させることができるようにしてあ
る。この分岐側のケーブル3’は、前記のようにして括
線側のケーブル3にコネクタを取り付けた後に、溝2
2,22によって側方にできる開口から先端が遮蔽壁2
8に接当するまで押し込んで2本の線3,3’をコネク
タに平行に挿入させることができる。
【0018】以上のように構成したコネクタを使用して
電線を分岐させるには、既配線側(括線側・被分岐線
側)の2芯VVFケーブル3を被覆状態のままで、図4
にみられるように、本体構成体2a,2bの何れか一方
の構成体(ここでは2b)の溝21に断面が横姿勢とな
るようにして挿入させ、隣接する溝22に分岐用の2芯
VVFケーブル3’をその切断端面によって確認した正
極側または負極側の線を主線側の正極側または負極側の
線と一致する方向に選定して、当該切断端面を遮蔽板2
8に当てつけて挿入させ、次いで図5にみられるよう
に、他方の構成体(ここでは2a)を折り畳み部24か
ら折り畳んでその上に被せて押圧し、他側において係合
爪片20bと係入穴20aどうしを相互に嵌合させる。
この構成体嵌合状態において、分岐線側のケーブル3’
を開口部分から挿入してもよい。
【0019】次いで、図6に示すように、コンタクト1
の上端面を適当な加圧具Aによって加圧して図7のよう
にコンタクト挿入穴23にコンタクト1の全体が埋没す
る状態に押し込み、最後に図8に示すように、カバー体
26を連結帯25から折り曲げてコンタクト1の外側面
を覆うようにし、それぞれの角部に形成してある係合爪
27を本体構成体2aに形成してある係合孔27aに対
して係合連結させる。
【0020】加圧したコンタクト1は、図9並びに図1
0に示すようにコネクタ本体2の内部においてケーブル
3,3’の外皮31と内皮32とを切断して両ケーブル
の同極側の通電線33,33と電気的に接触すると同時
に、切断刃13によってケーブルがその大径側の幅Wの
中間から左右に分断される。この時、夫々の切込み部1
1、11がそれぞれのケーブル3、3’の左右の通電線
33、33を左右に分離する方向に傾斜して形成されて
いるので、同一ケーブル内の極の異なる通電線33、3
3を左右に離反させて安全性を高めることができる。こ
のようにして既配線または主線から分岐線を分岐させる
ものである。又、何れか一方のカバー体26に設けたフ
ック体35によって、ケーブル3、3と共にコネクター
を建造物や構築体に対して掛け止めすることができて便
利である。
【0021】尚、本発明において前記逆U字形のコンタ
クト1は、コンタクト形成素材の金属板に予め絶縁物層
をコーティング形成しておき、しかる後所定形状に成形
することによっても製造することができる。また、素材
として使用する金属板は、前記VVFケーブル3,3’
の通電線よりも硬度が高く且つ電気抵抗値が比較的低い
もの即ち導電性に優れた素材であればよく、銅合金板以
外の素材であっても使用することができる。
【0022】以上本発明の代表的と思われる実施例、変
形例について説明したが、本発明は必ずしもこれらの実
施例、変形例の構造のみに限定されるものではなく、本
発明にいう前記の構成要件を備え、本発明にいう目的を
達成し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜改
変して実施することができるものである。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記の如く構成されたものであ
るから、コンタクトをVVFケーブルに対して圧入する
だけの操作によって、被分岐線が括線であっても通電を
遮断させることなく、分岐線を分岐させることができる
と共に、コンタクトの切込み部の特殊な構造によって同
一ケーブル内の極の異なる左右の通電線を左右に離反さ
せて安全性を高めることができ、加えて本体構成体が一
体成形品による簡単な構造であるから安価に提供できる
といった顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクターの一実施例を示すもの
であって、本体背面側のコンタクト挿入前の全体斜視
図。
【図2】図1の本体内面側の斜視図。
【図3】コンタクトの先端部分のみを仮挿入した状態を
示す本体背面側の斜視図。
【図4】図2の溝へのケーブル挿入状態の斜視図。
【図5】左右の本体構成体を折り返してケーブルを嵌合
した状態の斜視図。
【図6】圧着工具でコンタクトを圧入する過程を示す斜
視図。
【図7】コンタクトを圧入した状態を示す斜視図。
【図8】カバー体を被せてケーブル装着完了状態を示す
斜視図。
【図9】コンタクト挿入時の拡大断面図。
【図10】図8に於ける内部構造を示す説明的な斜視
図。
【図11】従来手段を示す斜視図。
【符号の説明】
1 コンタクト 11 切込み部 13 切断刃 2 本体 2a 本体構成体 2b 本体構成体 20a 嵌合部 20b 嵌合部 21 溝 22 溝 23 コンタクト挿入穴 24 折り畳み部 25 折り畳み部 26 カバー体 27 フック部 28 遮蔽板 29 肉盛り部 3 活線側VVFケーブル 3’ 分岐側VVFケーブル 31 絶縁外皮 32 絶縁内皮 33 通電線 D 切込み部の間隔 E 溝の間隔 W 通電線の並列側の幅 w 通電線の狭小側の幅

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2芯VVFケーブル(3)から分岐用の2
    芯VVFケーブル(3')を接続分岐させるために使用する
    コネクタであって、通電性に富んだ金属板製のコンタク
    ト(1)、(1)と、絶縁性に富んだ合成樹脂製の本体(2)と
    からなり、前記コンタクト(1)が、側面からみた断面形
    状が略逆U字形とし、その夫々の片(1a)、(1a)に、前記
    両VVFケーブル(3)、(3')の絶縁外皮(31)と絶縁内皮
    (32)とを切断してケーブル内の一方の通電線(33)に挿入
    接触する二つの切込み部(11),(11)が所定の間隔(D)を
    隔てて形成され且つケーブルをその大径側の幅(W)の中
    間から左右に分断する切断刃(13)、(13)が前記夫々の切
    込み部の近傍に形成されており、更に切込み部(11)、(1
    1)がケーブルに挿入されたときにケーブル内の通電線(3
    3)、(33)を離反させる方向に押しつけるように切込み部
    (11)、(11)が少し傾斜して形成されており、前記本体
    (2)が、両VVFケーブル(3),(3')を挿通する所定の間
    隔(E)を隔てて形成された平行な2本の溝(21),(22)を
    備え、且つ一側の折り畳み部(24)で折り畳み自在に連結
    されている半割り形の二つの本体構成体(2a)、(2b)によ
    って構成され、一方の本体構成体(2a)には前記コンタク
    ト(1)、(1)が挿入する挿入穴(23)、(23)と本体構成体か
    ら折り畳み自在に連結されたカバー体(26)が設けられ、
    前記2本の溝(21),(22)が前記両VVFケーブル(3),
    (3')の大径側の幅(W)とそれぞれほぼ同幅に形成され、
    2つの本体構成体(2a),(2b)どうしの折り畳み姿勢にお
    ける溝(21),(21)、(22),(22)どうしの対向幅が前記両
    VVFケーブル(3),(3')の狭小側の幅(w)とそれぞれほ
    ぼ同幅となるように形成され、これら2本の溝(21),(2
    2)の間隔(E)と前記コンタクト(1)の2つの切込み部(1
    1),(11)の間隔(D)とがほぼ一致する間隔に形成されて
    いるコネクタ。
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KR101001587B1 (ko) * 2008-11-26 2010-12-17 동아대학교 산학협력단 와이어링 커넥터

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0961348A2 (en) * 1998-05-28 1999-12-01 NICHIFU TERMINAL MANUFACTURE CO., Ltd. Electric connector
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