JPH1012166A - 電界放出型画像表示装置及びその製造方法 - Google Patents

電界放出型画像表示装置及びその製造方法

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JPH1012166A
JPH1012166A JP16565696A JP16565696A JPH1012166A JP H1012166 A JPH1012166 A JP H1012166A JP 16565696 A JP16565696 A JP 16565696A JP 16565696 A JP16565696 A JP 16565696A JP H1012166 A JPH1012166 A JP H1012166A
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JP
Japan
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cold cathode
insulating layer
type semiconductor
control electrode
forming step
Prior art date
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Pending
Application number
JP16565696A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Matsumoto
秀俊 松本
Koji Nakajima
晃治 中島
Keita Ihara
慶太 井原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷陰極とゲート電極の間隔がばらつく場合に
おいても、冷陰極からの電子放出量を容易にかつ十分に
制御することができる電界放出型画像表示装置及びその
製造方法を提供することを目的としている。 【解決手段】 本発明の電界放出型画像表示装置は、p
型半導体基板1と、p型半導体基板1内に形成されたn
型半導体伝導部2と、p型半導体基板1及びn型半導体
伝導部2上に順に積層された第2絶縁層7と、制御電極
5と、第1絶縁層4と、ゲート電極8と、制御電極5、
n型半導体伝導部2、ゲート電極8にそれぞれ電圧を印
加する電圧印加用電源15、16、17を備えた構成よ
りなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界放出型画像表
示装置及びその製造方法、特に複数の微小な冷陰極がエ
ミッション源として使用される電界放出型画像表示装置
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像表示装置として電界放出型画
像表示装置(以下、FEDと略称する。)が開発されて
おり、米国特許5138237号や米国特許39708
87号等に開示されている。
【0003】米国特許5138237号に記載のFED
(第1従来例)について図6を用いて説明する。
【0004】図6はFEDの第1従来例を示す要部断面
図である。図6において、21はp型半導体基板、22
は冷陰極、23は絶縁層、24は導電層、25は空乏
層、26は陽極、27は電子、28は電子放出面、29
は冷陰極側面、30、31、32は電源である。
【0005】図6に示したように第1従来例のFED
は、p型半導体基板21の上面の中央部に、ダイヤモン
ド中に他の元素を拡散させて作製された円筒形の冷陰極
22が形成され、その周辺部には絶縁層23と導電層2
4が、冷陰極側面29と接するように順に積層されてい
る。導電層24の上面は冷陰極22の電子放出面28と
ほぼ同じ高さとなるように形成されている。陽極26
は、p型半導体基板21、冷陰極22、導電層24とは
いずれも絶縁されて冷陰極22の上方に配設されてお
り、陽極26の冷陰極22側の表面には蛍光体(図示せ
ず)が形成されている。また、p型半導体基板21、導
電層24、陽極26は、それぞれ電源30、31、32
に接続されている。
【0006】このような構成において、p型半導体基板
21と導電層24に、それぞれ電源30、31より負の
電圧を印加し、陽極26に電源32より正の高電圧を印
加すると、陽極26の高い印加電圧により冷陰極22の
電子放出面28から電子27が放出され、陽極26上に
形成された蛍光体に衝突して蛍光体が発光する。この
時、導電層24に印加された負の電圧により、冷陰極側
面29の導電層24と接している一部分には空乏層25
が形成される。この空乏層25は冷陰極22内部に発生
する伝導電子が少ない部分となり、電源31の印加電圧
を制御することにより、冷陰極22から放出される電子
27の量を制御することが可能になる。
【0007】次に、米国特許3970887号に記載の
FED(第2従来例)について図7を用いて説明する。
【0008】図7はFEDの第2従来例を示す要部断面
図である。図7において、33はp型半導体基板、34
はn型半導体伝導部、35は冷陰極、36は絶縁層、3
7はゲート電極、38は保護層、39は陽極、40は電
子、41、42、43は電源である。
【0009】図7に示したように第2従来例のFED
は、p型半導体基板33の一部にはn型半導体伝導部3
4が形成されており、n型半導体伝導部34の一部は先
端が尖った円錐状の冷陰極35となっている。p型半導
体基板33の上面には、この冷陰極35とは非接触な絶
縁層36、ゲート電極37、保護層38が順に積層され
ている。陽極39は、p型半導体基板33、冷陰極3
5、ゲート電極37とはいずれも絶縁されて冷陰極35
の上方に配設されており、陽極39の冷陰極35側の表
面には蛍光体(図示せず)が形成されている。また、n
型半導体伝導部34、ゲート電極37、陽極39は、そ
れぞれ電源41、42、43に接続されている。
【0010】このような構成において、ゲート電極3
7、陽極39に、それぞれ電源42、43により正の電
圧を印加し、n型半導体伝導部34に電源41より負の
電圧を印加すると、ゲート電極37の電圧により冷陰極
35から電子が放出され、陽極39の電圧で加速された
後、陽極39上に形成された蛍光体に衝突して蛍光体が
発光する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のFEDは以下のような問題点を有していた。
【0012】(1)第1従来例のFEDでは、冷陰極と
導電層がほぼ同じ高さで平面的に設置されているため、
冷陰極と導電層には陽極より同様にアノード電界が印加
される。したがって、冷陰極の電子放出面からのみ選択
的に電子を放出するためには、陽極に電圧を印加するこ
とにより発生するアノード電界が、冷陰極からの電子放
出に対するしきい値電界と導電層からの電子放出に対す
るしきい値電界の中間となるように、陽極への印加電圧
を制御しなければならない。すなわち、導電層からの電
子の放出がないように、陽極への印加電圧とそれにより
生じるアノード電界を十分に制御する必要があるが、こ
れらの制御を容易に行うことは極めて難しい。
【0013】(2)第2従来例のFEDでは、ゲート電
極と冷陰極との間隔が微小に異なるだけで、ゲート電極
に印加すべき電圧が大きく変化し、ゲート電極に同じ電
圧を印加しても冷陰極から電子が放出されなかったり、
反対に大量の電子を放出して冷陰極が溶断するという不
具合があった。この不具合を解決するために冷陰極の下
部に高抵抗の膜を設置する方法等が考えられているが、
基板の表面をエッチング加工して冷陰極を作製する場合
には、このような高抵抗の膜は設置できない。したがっ
て、冷陰極とゲート電極の間隔のばらつきに対して、冷
陰極からの電子放出量を容易にかつ十分に制御できるこ
とが要求されている。
【0014】本発明は上記従来の問題を解決するもので
あり、冷陰極とゲート電極の間隔がばらつく場合におい
ても、冷陰極からの電子放出量を容易にかつ十分に制御
することができる電界放出型画像表示装置の提供及び冷
陰極とゲート電極の間隔がばらつく場合においても、冷
陰極からの電子放出量を容易にかつ十分に行う制御する
ことができる電界放出型画像表示装置を簡便に製造でき
る電界放出型画像表示装置の製造方法の提供を目的とし
ている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の電界放出型画像表示装置は、p型半導体基板
と、p型半導体基板内に形成されたn型半導体伝導部
と、n型半導体伝導部の一部分に形成された針状の冷陰
極と、p型半導体基板及びn型半導体伝導部上に形成さ
れた第2絶縁層と、第2絶縁層上に形成された制御電極
と、制御電極上に形成された第1絶縁層と、第1絶縁層
上に形成されたゲート電極と、制御電極とn型半導体伝
導部とゲート電極のそれぞれに電圧を印加する電源と、
を備えている構成よりなる。
【0016】この構成により、冷陰極とゲート電極の間
隔がばらつく場合においても、冷陰極からの電子放出量
を容易にかつ十分に制御することができる電界放出型画
像表示装置を提供することが可能となる。
【0017】また、本発明の電界放出型画像表示装置の
製造方法は、p型半導体基板内にn型半導体伝導部を形
成する伝導部形成工程と、n型半導体伝導部の一部分に
針状の冷陰極を形成する冷陰極形成工程と、p型半導体
基板及びn型半導体伝導部上に第2絶縁層を形成する第
2絶縁層形成工程と、第2絶縁層上に制御電極を形成す
る制御電極形成工程と、制御電極上に第1絶縁層を形成
する第1絶縁層形成工程と、第1絶縁層上にゲート電極
を形成するゲート電極形成工程と、を備えた構成よりな
る。
【0018】この構成により、冷陰極とゲート電極の間
隔がばらつく場合においても、冷陰極からの電子放出量
を容易にかつ十分に制御することができる電界放出型画
像表示装置を簡便に製造できる電界放出型画像表示装置
の製造方法を提供することが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、p型半導体基板と、p型半導体基板内に形成された
n型半導体伝導部と、n型半導体伝導部の一部分に形成
された針状の冷陰極と、p型半導体基板及びn型半導体
伝導部上に形成された第2絶縁層と、第2絶縁層上に形
成された制御電極と、制御電極上に形成された第1絶縁
層と、第1絶縁層上に形成されたゲート電極と、制御電
極とn型半導体伝導部とゲート電極のそれぞれに電圧を
印加する電源と、を備えていることとしたものであり、
冷陰極とゲート電極の間隔がばらつく場合においても、
冷陰極からの電子放出量を容易にかつ十分に制御するこ
とができるという作用を有する。
【0020】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ゲート電極上に形成されたス
ペーサーと、スペーサー上に配設されたガラス基板と、
ガラス基板の下面に形成された陽極と、陽極上に形成さ
れた蛍光体と、を備えていることとしたものであり、陽
極上に形成された蛍光体に冷陰極から放出される電子を
衝突させて蛍光体を発光させることができるという作用
を有する。
【0021】本発明の請求項3に記載の発明は、p型半
導体基板内にn型半導体伝導部を形成する伝導部形成工
程と、n型半導体伝導部の一部分に針状の冷陰極を形成
する冷陰極形成工程と、p型半導体基板及びn型半導体
伝導部上に第2絶縁層を形成する第2絶縁層形成工程
と、第2絶縁層上に制御電極を形成する制御電極形成工
程と、制御電極上に第1絶縁層を形成する第1絶縁層形
成工程と、第1絶縁層上にゲート電極を形成するゲート
電極形成工程と、を備えたこととしたものであり、冷陰
極とゲート電極の間隔がばらつく場合においても、冷陰
極からの電子放出量を容易にかつ十分に制御することが
できる電界放出型画像表示装置を簡便に製造できるとい
う作用を有する。
【0022】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3に記載の発明において、ゲート電極形成工程により形
成されたゲート電極上にスペーサーを形成するスペーサ
ー形成工程と、スペーサー上に陽極と蛍光体を備えたガ
ラス基板を配設するとともにp型半導体基板とガラス基
板の間を真空にするガラス基板配設工程と、を備えたこ
ととしたものであり、陽極上に形成された蛍光体に冷陰
極から放出される電子を衝突させて蛍光体を発光させる
ことができるという作用を有する。
【0023】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
3又は4の内のいずれか1に記載の発明において、第2
絶縁層形成工程及び制御電極形成工程において、いずれ
も斜め蒸着により第2絶縁層及び制御電極を形成すると
ともに、第2絶縁層のp型半導体基板表面に対する斜め
蒸着角度が、制御電極の斜め蒸着角度よりも小さいこと
としたものであり、制御電極と冷陰極との間隔を第2絶
縁層と冷陰極との間隔よりも大きくすることができると
いう作用を有する。
【0024】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
3乃至5の内のいずれか1に記載の発明において、第2
絶縁層の斜め蒸着角度が30±5度であり、制御電極の
斜め蒸着角度が45±5度であることとしたものであ
り、制御電極又は第2絶縁層と冷陰極との絶縁性がいず
れも向上するという作用を有する。
【0025】上記記載のp型半導体基板及びn型半導体
伝導部としては、シリコン半導体やダイヤモンド半導体
等が用いられる。
【0026】また、第1絶縁層及び第2絶縁層として
は、酸化シリコン、酸化アルミニウム、窒化珪素等が用
いられる。
【0027】また、制御電極及びゲート電極としては、
ニオブ、チタン、ニッケル、アルミニウム、銅、金等が
用いられる。
【0028】また、電源としては、直流電源等が用いら
れる。また、スペーサーとしては、アルミナ、シリカ等
が用いられる。
【0029】また、陽極としては、ニオブ、チタン、ニ
ッケル、アルミニウム、銅、金、ITO等が用いられ
る。
【0030】また、蛍光体としては、ZnO:Zn、Z
nS:Mn、ZnS:〔Zn〕+In23 、ZnS:
Cu,Al+In23 、ZnS:Au,Al+In2
3、(Zn0.9 Cd0.1 )S:Au,Al+In23
、(Zn0.8 Cd0.2 )S:Au,Al+In2
3 、(Zn0.3 Cd0.7 )S:Ag,Cl+In2
3、(Zn0.2 Cd0.8 )S:Ag,Cl+In23
等が用いられる。
【0031】以下に、本発明の実施の形態の具体例を説
明する。 (実施の形態1)図1は本発明の一実施の形態における
電界放出型画像表示装置の要部断面図、図2は本発明の
一実施の形態における電界放出型画像表示装置のp型半
導体基板周辺部を示す要部断面図である。
【0032】図1及び図2において、1はp型半導体基
板、2はn型半導体伝導部、3は冷陰極、4は第1絶縁
層、5は制御電極、6は空乏層、7は第2絶縁層、8は
ゲート電極、9は電子、10は蛍光体、11は陽極、1
2はガラス基板、13はスペーサー、14は電流路、1
5、16、17、18は電源である。
【0033】図1に示したように、本実施の形態1にお
ける電界放出型画像表示装置では、p型半導体基板1の
一部にn型半導体伝導部2が形成され、n型半導体伝導
部2の一部が針状又は先端が尖った円錐状の冷陰極3と
なっている。またp型半導体基板1及びn型半導体伝導
部2の上面には、冷陰極3と非接触な第2絶縁層7、制
御電極5、第1絶縁層4、ゲート電極8が順に積層され
ている。ゲート電極8上には絶縁体であるスペーサー1
3を介して、ガラス基板12が配設されており、ガラス
基板12の下面には陽極11が形成され、さらに陽極1
1上の冷陰極3と対向する位置に蛍光体10が配設され
ている。また、n型半導体伝導部2、制御電極5、ゲー
ト電極8、陽極11は、それぞれ電源15、16、1
7、18と接続されている。
【0034】以下に、上記構成を有する本実施の形態に
おける電界放出型画像表示装置の動作を説明する。n型
半導体伝導部2に電源15により負の電圧を印加し、陽
極11に電源18により200〜500Vの正の電圧を
印加する。次に、ゲート電極8に電源17により20〜
100Vの正の電圧を印加すると、冷陰極3の先端部よ
り電子9が放出される。放出された電子9は陽極11の
アノード電界により加速され、蛍光体10に衝突して蛍
光体10が発光する。
【0035】上記動作の際に、電源16により制御電極
5に0〜−100Vの負の電圧を印加すると、n型半導
体伝導部2の一部に空乏層6が形成されて、図1に示し
たように冷陰極3への電流路14が狭くなる。これに伴
って、冷陰極3へは電子9が流れにくくなり、結果的に
冷陰極3からの電子放出量は少なくなる。この電子放出
量は、制御電極5に印加する負の電圧の値に依存してお
り、制御電極5への印加電圧を変えることで冷陰極3か
らの電子放出量を制御することができる。
【0036】以上のように本実施の形態1によれば、p
型半導体基板1とゲート電極8の間に冷陰極3からの電
子放出量を制御することができる制御電極5を備え、こ
の制御電極5に印加する電圧によって、冷陰極3とゲー
ト電極8の間隔がばらつく場合においても、冷陰極3か
らの電子放出量を容易にかつ十分に制御することが可能
となる。
【0037】尚、本実施の形態1においては、図2に示
したようにp型半導体基板1に複数の冷陰極3が形成さ
れた構造でもよい。
【0038】(実施の形態2)図3及び図4は本発明の
一実施の形態2による電界放出型画像表示装置の製造方
法を示すものであり、図3(a)が伝導部形成工程にお
いて得られる中間物の要部断面図、図3(b)〜図3
(f)が冷陰極形成工程において得られる中間物の要部
断面図、図4(a)が制御電極形成工程において得られ
る中間物の要部断面図、図4(b)が第1絶縁層形成工
程において得られる中間物の要部断面図、図4(c)〜
(e)がゲート電極形成工程において得られる中間物の
要部断面図である。
【0039】図3(a)〜(f)及び図4(a)〜
(e)において、19は酸化膜、20はレジスト層であ
り、p型半導体基板1、n型半導体伝導部2、冷陰極
3、第1絶縁層4、制御電極5、第2絶縁層7、ゲート
電極8は第1実施の形態と同様のものであるので、同一
の符号を付して説明を省略する。
【0040】次に、図3(a)〜(f)及び図4(a)
〜(e)を用いて本実施の形態2による電界放出型画像
表示装置の製造方法について説明する。
【0041】まず、伝導部形成工程として、図3(a)
に示したように結晶方位面100面が上部表面であるシ
リコン半導体等のp型半導体基板1に、拡散法とフォト
リソグラフィ技術によりライン状のn型半導体伝導部2
を形成する。
【0042】次に、冷陰極形成工程として、p型半導体
基板1を1200℃程度で約20時間熱処理して、p型
半導体基板1及びn型半導体伝導部2の表面に酸化膜1
9を形成した後、図3(b)に示したように酸化膜19
上にレジスト層20を塗布する。このレジスト層20を
フォトリソグラフィ法により、図3(c)に示したよう
にn型半導体伝導部2の中央部上方に相当する部分を残
して他の部分を除去した後、バッファード沸酸等で酸化
膜19をエッチングして、図3(d)に示したようにレ
ジスト層20下部以外の酸化膜19の除き、さらにレジ
スト層20を除去して図4(e)に示したような円形の
酸化膜19を形成する。この後、p型半導体基板1及び
n型半導体伝導部2の最表面をバッファード沸酸に数秒
浸漬して前処理し、すぐにKOH等の異方性のエッチン
グ液で酸化膜19をマスクとしてp型半導体基板1及び
n型半導体伝導部2をエッチングする。これにより、酸
化膜19の下部はサイドエッチされて、図3(f)に示
したような略針状又は略円錐状の冷陰極3が形成され
る。
【0043】尚、p型半導体基板1及びn型半導体伝導
部2のエッチングは、酸化膜19がn型半導体伝導部2
から脱離しない程度とする。
【0044】次に、第2絶縁層形成工程として、冷陰極
形成工程により得られた中間物のp型半導体基板1及び
n型半導体伝導部2上に、酸化シリコン等からなる第2
絶縁層7を蒸着法により成膜する。
【0045】次に、制御電極形成工程として、第2絶縁
層形成工程により得られた中間物の第2絶縁層7上に、
ニオブ等からなる制御電極5を蒸着法により成膜して、
図4(a)に示したような中間物を得る。
【0046】尚、制御電極形成工程では、制御電極5
が、冷陰極3及びn型半導体伝導部2と接触しないよう
に成膜する。
【0047】次に、第1絶縁層形成工程として、制御電
極形成工程により得られた中間物の制御電極5上に、酸
化シリコン等からなる第1絶縁層4をスパッタリング法
あるいは蒸着法により成膜し、図4(b)に示したよう
な中間物を得る。
【0048】尚、本工程では酸化膜19の下部にまで第
1絶縁層4が成膜されないように、斜め蒸着は行わな
い。
【0049】次に、ゲート電極形成工程として、第1絶
縁層形成工程により得られた中間物の第1絶縁層4上
に、図4(c)に示したようにニオブ等からなるゲート
電極8を成膜した後、フォトリソグラフィ技術により所
定の形状にパターニングして、図4(d)に示したよう
な中間物を得る。さらに、この中間物を950℃程度で
約16時間の熱処理を行うことにより、冷陰極3の側部
を酸化する。この後、冷陰極3の上部の積層物をバッフ
ァード沸酸で化学的ウェットエッチングして全て除去す
るとともに、冷陰極3の上部形状を針状又は先端の尖っ
た針状又は先端の尖った円錐状に成形して、図4(e)
に示したような中間物を作製する。
【0050】次に、スペーサー形成工程として、ゲート
電極形成工程により得られた中間物のゲート電極8上
に、アルミナやシリカ等からなるスペーサー13を形成
する。
【0051】さらに、ガラス基板配設工程として、スペ
ーサー形成工程により得られた中間物のスペーサー13
上に、陽極11と蛍光体が順に積層されたガラス基板1
2を、蛍光体が冷陰極3と対向するように配設するとと
もに、p型半導体基板1とガラス基板12の間を密閉し
て、その内部を10-8Torr程度の真空状態とする。
【0052】以上のように本実施の形態2によれば、p
型半導体基板1とゲート電極8の間に制御電極5を備
え、冷陰極3とゲート電極8の間隔がばらつく場合にお
いても、冷陰極3からの電子放出量を容易にかつ十分に
制御することが可能な電界放出型画像表示装置を簡便に
製造することが可能となる。
【0053】尚、本実施の形態2においては、p型半導
体基板1上に単一の冷陰極3を形成する場合を例に挙げ
て説明したが、図2に示したようなp型半導体基板1に
複数の冷陰極3が形成された電界放出型画像表示装置に
ついても本実施の形態3と同様な方法により製造するこ
とが可能である。
【0054】(実施の形態3)図5は、本発明の一実施
の形態3による電界放出型画像表示装置の製造方法の第
2絶縁層形成工程及び制御電極形成工程により得られる
中間物の要部断面図である。
【0055】図5において、p型半導体基板1、n型半
導体伝導部2、冷陰極3、制御電極5、第2絶縁層7、
酸化膜19は第2実施の形態と同様のものであるので、
同一の符号を付して説明を省略する。
【0056】本実施の形態3による電界放出型画像表示
装置の製造方法が第2実施の形態と異なっているのは、
第2絶縁層形成工程及び制御電極形成工程において、斜
め蒸着により第2絶縁層及び制御電極を形成することで
ある。
【0057】尚、これらの工程以外については、本実施
の形態3による電界放出型画像表示装置の製造方法は第
2実施の形態と同様ものである。
【0058】以下に、本実施の形態3による第2絶縁層
形成工程及び制御電極形成工程についてより詳細に説明
する。
【0059】まず、第2絶縁層形成工程では、冷陰極形
成工程により得られた中間物のp型半導体基板1及びn
型半導体伝導部2上に、酸化シリコン等からなる第2絶
縁層7を斜め蒸着法により成膜する。
【0060】尚、斜め蒸着の際には、p型半導体基板1
は蒸着装置内で回転させながら成膜し、これにより図5
に示したように酸化膜19の下部まで第2絶縁層が形成
される。
【0061】次に、制御電極形成工程として、第2絶縁
層形成工程により得られた中間物の第2絶縁層7上に、
ニオブ等からなる制御電極5を、第2絶縁層形成工程と
同様にp型半導体基板1を回転させながら斜め蒸着法に
より成膜する。これにより、図5に示したように酸化膜
19の下部まで制御電極5が形成されるが、制御電極5
は第2絶縁層7よりも内側まで蒸着されないために、制
御電極5と冷陰極3の間隔が第2絶縁層7と冷陰極3の
間隔よりも大きくなる。制御電極5と冷陰極3の絶縁性
を良好にするためには、このように上層の制御電極5が
下層の第2絶縁層7よりも冷陰極3から離れているほう
が良い。
【0062】また、制御電極5及び第2絶縁層7を斜め
蒸着する際に、図5中に示したp型半導体基板1表面に
対する第2絶縁層7の斜め蒸着角度aを、制御電極5の
斜め蒸着角度bよりも小さくすれば、制御電極5と冷陰
極3との間隔を第2絶縁層7と冷陰極3との間隔よりも
確実に大きくすることができる。また、これらの角度を
制御することによって、制御電極5と冷陰極3との間隔
及び第2絶縁層7と冷陰極3との間隔をより正確に設定
することが可能となる。
【0063】例えば、第2絶縁層7の斜め蒸着角度aを
30±5度とし、制御電極5の斜め蒸着角度bを45±
5度とすることによって、制御電極5の内周部分の位置
を第2絶縁層7の内周部分よりも0.3μm外側に設定
することが可能となる。
【0064】以上のように本実施の形態3によれば、第
2絶縁層7と制御電極5をいずれも斜め蒸着し、かつ第
2絶縁層7の斜め蒸着角度を制御電極5よりも小さくす
ることによって、制御電極5と冷陰極3との間隔を第2
絶縁層7と冷陰極3との間隔よりも大きくすることがで
きるとともに、斜め蒸着角度を制御して制御電極5又は
第2絶縁層7と冷陰極3との絶縁性をいずれも向上させ
ることが可能となる。
【0065】
【実施例】結晶方位面100面が上部表面であるp型シ
リコン半導体基板に、拡散法とフォトリソグラフィ技術
により、幅約10μmで深さ5μm程度のライン状のn
型半導体伝導部を形成した。このp型シリコン半導体基
板を1200℃程度で約20時間の熱処理して、p型シ
リコン半導体基板の表面に1μm程度の酸化シリコン膜
を形成した後、酸化シリコン膜にレジスト層を形成し
た。
【0066】次に、フォトリソグラフィ法により、n型
半導体伝導部の中央部上方に相当する直径3μm程度の
レジスト層のみを残して他のレジスト層を除去した後、
バッファード沸酸等で酸化シリコン膜をエッチングし
て、レジスト層下部以外の酸化シリコン膜を除き、さら
にレジスト層を除去してn型半導体伝導部上の中央部に
直径約3μm、厚さ1μm程度の円形の酸化シリコン膜
を形成した。
【0067】次に、p型シリコン半導体基板及びn型半
導体伝導部の最表面をバッファード沸酸に数秒浸漬して
前処理し、すぐにKOH等の異方性のエッチング液で酸
化シリコン膜をマスクとしてp型シリコン半導体基板及
びn型半導体伝導部を9分間エッチングして、n型半導
体伝導部の中心部に略針状の冷陰極を形成した。
【0068】次に、冷陰極周辺のp型シリコン半導体基
板及びn型半導体伝導部上に、酸化シリコンからなる厚
み0.3μmの第2絶縁層を斜め蒸着角度30±5度で
斜め蒸着法により成膜した後、第2絶縁層上にニオブか
らなる厚み0.3μmの制御電極を斜め蒸着角度45±
5度で斜め蒸着法により成膜した。この時、第2絶縁層
及び制御電極は、いずれも冷陰極と接触しないようにし
た。
【0069】次に、制御電極上に、酸化シリコンからな
る厚み1μmの第1絶縁層を蒸着法により成膜した後、
第1絶縁層上にニオブからなる厚み0.3μmのゲート
電極を成膜してから、950℃程度で約16時間の熱処
理して冷陰極側部を酸化した。さらに、冷陰極上部に形
成された積層物をバッファード沸酸で化学的ウェットエ
ッチングして全て除去するとともに、冷陰極の上部形状
を針状に成形した。
【0070】次に、ゲート電極上に、アルミナからなる
厚み200μmのスペーサーを形成し、さらにスペーサ
ー上にITOからなるライン状の陽極とZnO:Znか
らなる蛍光体が順に積層されたガラス基板を、蛍光体が
冷陰極と対向するように配設するとともに、p型シリコ
ン半導体基板とガラス基板の間を密閉して、その内部を
10-8Torr程度の真空状態として本発明の電界放出
型画像表示装置を作製した。
【0071】上記方法により得られた電界放出型画像表
示装置を冷陰極先端の位置ずれ量が0.1μm以下のも
の、0.2μmのもの、0.3μmのものの3種類に分
類した。尚、本実施例における位置ずれ量とは、冷陰極
先端とゲート電極の内周の擬似中心との距離であり、顕
微鏡観察により決定した。
【0072】各電界放出型画像表示装置について、直流
電源によりn型半導体伝導部に0V、陽極に400V、
ゲート電極に100Vの電圧を印加し、蛍光体を発光さ
せる動作試験を行った。この動作試験時に、制御電極に
−50Vの電圧を印加した場合を実施例1〜3とし、制
御電極に電圧を印加しない場合を比較例1〜3として、
各動作試験時における動作率を決定し、その結果を(表
1)に示した。
【0073】この動作率とは、p型シリコン半導体基板
上に形成された複数の冷陰極の内、動作試験時に作動し
かつ動作試験後に破損していなかった冷陰極の全冷陰極
数に対する割合を示すもので、顕微鏡観察により破損し
なかった冷陰極の数により決定した。
【0074】
【表1】
【0075】(表1)から明らかなように、制御電極に
電圧を印加しない比較例1〜3では、位置ずれ量の増加
とともに動作率が著しく低下している。しかしながら、
実施例1〜3では、位置ずれ量の最も大きい0.3μm
の場合でも動作率は80%であり、制御電極で冷陰極か
らの電子放出量を制御することによって、冷陰極とゲー
ト電極の間隔がばらつく場合においても高い動作率を保
持できることが明らかとなった。
【0076】
【発明の効果】以上のように本発明の電界放出型画像表
示装置によれば、冷陰極とゲート電極の間隔がばらつく
場合においても、冷陰極からの電子放出量を容易にかつ
十分に制御することができることから、冷陰極とゲート
電極の短絡による蛍光体の非発光部分の発生による画面
輝度の低下やコントラスト不良等を防止することができ
るという優れた効果が得られる。また、冷陰極からの電
子放出量を容易にかつ十分に制御することにより冷陰極
とゲート電極の短絡を防止できることから、長期間の使
用における耐久性や信頼性を向上させることができると
いう優れた効果が得られる。
【0077】また、本発明の電界放出型画像表示装置の
製造方法によれば、冷陰極とゲート電極の間隔がばらつ
く場合においても、冷陰極からの電子放出量を容易にか
つ十分に制御することが可能な制御電極をp型半導体基
板とゲート電極の間に備えた電界放出型画像表示装置を
簡便に製造することが可能となることから、画面輝度の
低下やコントラスト不良のない電界放出型画像表示装置
を低コストで製造することができるという優れた効果が
得られる。また、制御電極と冷陰極との間隔を第2絶縁
層と冷陰極との間隔よりも大きくできるとともに、これ
らの間隔を斜め蒸着角度を設定することで制御して制御
電極又は第2絶縁層と冷陰極との絶縁性をいずれも向上
させることが可能になることから、制御電極と冷陰極と
の短絡を確実に防止することができるという優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における電界放出型画像
表示装置の要部断面図
【図2】本発明の一実施の形態における電界放出型画像
表示装置のp型半導体基板周辺部を示す要部断面図
【図3】(a)伝導部形成工程において得られる中間物
の要部断面図 (b)冷陰極形成工程において得られる中間物の要部断
面図 (c)冷陰極形成工程において得られる中間物の要部断
面図 (d)冷陰極形成工程において得られる中間物の要部断
面図 (e)冷陰極形成工程において得られる中間物の要部断
面図 (f)冷陰極形成工程において得られる中間物の要部断
面図
【図4】(a)制御電極形成工程において得られる中間
物の要部断面図 (b)第1絶縁層形成工程において得られる中間物の要
部断面図 (c)ゲート電極形成工程において得られる中間物の要
部断面図 (d)ゲート電極形成工程において得られる中間物の要
部断面図 (e)ゲート電極形成工程において得られる中間物の要
部断面図
【図5】本発明の一実施の形態による電界放出型画像表
示装置の製造方法の第2絶縁層形成工程及び制御電極形
成工程により得られる中間物の要部断面図
【図6】FEDの第1従来例を示す要部断面図
【図7】FEDの第2従来例を示す要部断面図
【符号の説明】
1、21、33 p型半導体基板 2、34 n型半導体伝導部 3、22、35 冷陰極 4 第1絶縁層 5 制御電極 6、25 空乏層 7 第2絶縁層 8、37 ゲート電極 9、27、40 電子 10 蛍光体 11、26、39 陽極 12 ガラス基板 13 スペーサー 14 電流路 15、16、17、18、30、31、32、41、4
2、43 電源 19 酸化膜 20 レジスト層 23、36 絶縁層 24 導電層 28 電子放出面 29 冷陰極側面 38 保護層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】p型半導体基板と、前記p型半導体基板内
    に形成されたn型半導体伝導部と、前記n型半導体伝導
    部の一部分に形成された針状の冷陰極と、前記p型半導
    体基板及び前記n型半導体伝導部上に形成された第2絶
    縁層と、前記第2絶縁層上に形成された制御電極と、前
    記制御電極上に形成された第1絶縁層と、前記第1絶縁
    層上に形成されたゲート電極と、前記制御電極と前記n
    型半導体伝導部と前記ゲート電極のそれぞれに電圧を印
    加する電源と、を備えている電界放出型画像表示装置。
  2. 【請求項2】前記ゲート電極上に形成されたスペーサー
    と、前記スペーサー上に配設されたガラス基板と、前記
    ガラス基板の下面に形成された陽極と、前記陽極上に形
    成された蛍光体と、を備えていることを特徴とする請求
    項1に記載の電界放出型画像表示装置。
  3. 【請求項3】p型半導体基板内にn型半導体伝導部を形
    成する伝導部形成工程と、前記n型半導体伝導部の一部
    分に針状の冷陰極を形成する冷陰極形成工程と、前記p
    型半導体基板及び前記n型半導体伝導部上に第2絶縁層
    を形成する第2絶縁層形成工程と、前記第2絶縁層上に
    制御電極を形成する制御電極形成工程と、前記制御電極
    上に第1絶縁層を形成する第1絶縁層形成工程と、前記
    第1絶縁層上にゲート電極を形成するゲート電極形成工
    程と、を備えたことを特徴とする電界放出型画像表示装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記ゲート電極形成工程により形成された
    ゲート電極上にスペーサーを形成するスペーサー形成工
    程と、前記スペーサー上に陽極と蛍光体を備えたガラス
    基板を配設するとともに、前記p型半導体基板と前記ガ
    ラス基板の間を真空にするガラス基板配設工程と、を備
    えたことを特徴とする請求項3に記載の電界放出型画像
    表示装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記第2絶縁層形成工程及び前記制御電極
    形成工程において、いずれも斜め蒸着により前記第2絶
    縁層及び前記制御電極を形成するとともに、前記第2絶
    縁層の前記基板表面に対する斜め蒸着角度が、前記制御
    電極の前記斜め蒸着角度よりも小さいことを特徴とする
    請求項3又は4の内のいずれか1に記載の電界放出型画
    像表示装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記第2絶縁層の前記斜め蒸着角度が30
    ±5度であり、前記制御電極の前記斜め蒸着角度が45
    ±5度であることを特徴とする請求項3乃至5の内のい
    ずれか1に記載の電界放出型画像表示装置の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6340859B1 (en) 1998-02-11 2002-01-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Cold cathode electron emission device for activating electron emission using external electric field
US7176615B2 (en) 2003-08-27 2007-02-13 Electronics And Telecommunications Research Institute Field emission device having emission-inducing and suppressing gates
KR100730165B1 (ko) 2005-11-21 2007-06-19 삼성에스디아이 주식회사 발광 소자 및 이를 이용한 평판 디스플레이 장치
EP2500926A1 (en) * 2009-11-13 2012-09-19 National Institute Of Advanced Industrial Science Electric field emission element

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