JPH10119761A - スキーヤー搬送リフトの座部反転装置 - Google Patents

スキーヤー搬送リフトの座部反転装置

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Publication number
JPH10119761A
JPH10119761A JP29336196A JP29336196A JPH10119761A JP H10119761 A JPH10119761 A JP H10119761A JP 29336196 A JP29336196 A JP 29336196A JP 29336196 A JP29336196 A JP 29336196A JP H10119761 A JPH10119761 A JP H10119761A
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JP
Japan
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seat
pulley
lever
cable
frame
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Pending
Application number
JP29336196A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Tanaka
英樹 田中
Yasuo Maruyama
弥寿郎 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARUYAMA TEKKOSHO KK
SHINETSU SAKUDO MAINTENANCE KK
Hi Lex Corp
Kokusai Kogyo Co Ltd
Shinei KK
Original Assignee
MARUYAMA TEKKOSHO KK
SHINETSU SAKUDO MAINTENANCE KK
Nippon Cable System Inc
Kokusai Kogyo Co Ltd
Shinei KK
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Publication date
Application filed by MARUYAMA TEKKOSHO KK, SHINETSU SAKUDO MAINTENANCE KK, Nippon Cable System Inc, Kokusai Kogyo Co Ltd, Shinei KK filed Critical MARUYAMA TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で、配索が容易で、フレームの揺動を邪
魔しないケーブル駆動式の、スキーヤー搬送用リフトの
座部反転装置を提供する。 【解決手段】 フレーム2の上部に回動自在に設けた駆
動レバー3と、その駆動レバーに端部が連結されている
一対の引きコントロールケーブル6、7の内索と、それ
らのコントロールケーブルの他端側が連結される従動機
構5とを備えており、その従動機構5が、内索の他端同
士がそれぞれ逆向きに巻かれたプーリ23と、プーリ2
3に固定された従動レバー24と、従動レバー24とフ
レーム2の間に介在される連結ロッド25とからなる座
部反転装置A。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスキーヤー搬送リフ
トの座部反転装置に関する。さらに詳しくは、スキーヤ
ーが着座していない吊り座席の座部を反転させ、雪など
が積もらないようにすると共に、スキーヤーが着座する
場合にはその前に通常の状態に復転するための装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の座部反転装置として、特開平6
−298079号公報(従来例1)は、駆動側と従動側
を連結するケーブルとして押し引きコントロールケーブ
ルを用いたものを開示している。その装置は、吊り座席
のフレームの上端側に回動自在に設けたローラ付きレバ
ーと、フレームの下端に回動自在に設けられると共にそ
の後部が枢着部から後方に延長している座板と、ローラ
付きレバーと座板の延長部の端部との間に連結された押
し引きコントロールケーブルとから構成されている。押
し引きコントロールケーブルの両端には導管から出てい
る部分の動力伝達のために索端ロッドが固着されてい
る。このものはローラ付きレバーの往復回動動作が、1
本の押し引きコントロールケーブルの押し引き操作を介
して座板の端部に伝えられ、座板の反転・復転運動に変
換される。
【0003】他方、特開平8−40257号公報(従来
例2)は、フレームの左右方向の端部の裏面側に実質的
に垂直軸回りに回動するリンク部材を設け、そのリンク
部材の自由端と座板の裏面中央部とを座付きロッド棒で
連結し、リンク部材の自由端を座板の下方にほぼ水平面
内で斜め向きに延びる押し引きコントロールケーブルの
索端ロッドで押し引き操作するように連結した機構を開
示している。このものは索端ロッドを揺動自在に支持す
るなどにより、いわば3次元的なリンク機構を構成し、
それにより押し引きコントロールケーブルやリンク部
材、ロッド棒などの機構部分をできるだけ座板の下面側
に収容するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記いずれの従来例の
装置でも、座席の上部から下部への動力伝達に、1本の
ケーブルで押し引き両方向の力を伝達する押し引きコン
トロールケーブルを使用している。そのため押し方向の
力を伝達するときに座屈しないように、内索には径が太
い大荷重用のケーブルを用いる。そのためコントロール
ケーブルおよび関連部材の重量が重くなる。また柔軟性
が少ないので、配索の自由度が低く、座部を吊るフレー
ムが上下に分かれて回動自在に連結されているもので
は、両者間に渡されるケーブルにより回動が邪魔される
傾向がある。
【0005】さらに従来例1の装置では、座席の側面に
ケーブル端部を設けており、座面の回転角が大きいた
め、操作の初期には索端ロッドと座板の延長部の角度が
小さく、そのため大きい初期操作力が必要になる。その
ため一層大きめの押し引きコントロールケーブルを使用
する必要がある。他方、従来例2の装置では座板の下面
側にリンク機構を設けているが、やはり操作の初期に大
きい力が必要となる。
【0006】さらにいずれの従来技術でも、索端ロッド
やリンクの先端が座席の下方に突出するので、スキーヤ
が巻き込まれた場合、大変危険である。
【0007】本発明はケーブルおよび関連部材が軽量
で、配索の自由度が高く、上部と下部に分かれたフレー
ムの回動性を邪魔しない座部反転装置を提供することを
第1の技術課題としている。さらに本発明は、初期操作
力が少なくて済むスキーヤ搬送用リフトの座板反転装置
を提供することを第2の技術課題としている。さらに本
発明は、座席の下方の突出部が少なく、スキーヤが巻き
込まれても安全性が高い座部反転装置を提供することを
第3の技術課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の座部反転装置
は、スキーヤーを搬送するリフトの吊り座席が乗降基地
に近づいたとき、その進行の動きに同期して座部を反転
・復転させる装置であって、各吊り座席のフレームの上
部に設けた往復回動自在の駆動部材と、フレームの下部
に、着座位置と反転位置との間で回動自在に設けた座部
と、前記駆動部材の往復回動に応じて交互に引き操作さ
れる一対の引きケーブルと、それらの引きケーブルの交
互の引き操作に応じて前記座部を往復回動させる従動機
構とを有することを特徴としている。
【0009】前記従動機構は、座部の通常位置および反
転位置に対応する範囲で往復回転するプーリと、そのプ
ーリの回転中心から離れた部分とフレームとの間に介在
される連結ロッドとからなり、前記一対の引きケーブル
の端部がそれぞれプーリに係止されると共に、一対の引
きケーブルのそれぞれの端部近辺がそのプーリの外周に
互いに逆向きに巻き付けられているものが好ましい。さ
らに前記プーリが座部側に回転自在に取り付けられ、連
結ロッドの一端がプーリに、他端がフレームにそれぞれ
回動自在に連結されているものが一層好ましい。
【0010】
【作用】吊り座席が乗降位置に近づき、駆動部材が一方
向に回動すると、第1の引きケーブルが駆動部材により
引かれる。その動作は第1の引きケーブルによって従動
機構に伝えられ、座部が反転する。そのとき第2の引き
ケーブルが従動機構により引き操作され、つぎに第2の
引きケーブルを駆動部材側から引き操作することができ
る。その状態で駆動部材が反対側に回動すると、第2の
引きケーブルが引かれ、第1の引きケーブルが戻されな
がら、座部が元の状態に復転する。
【0011】このように本発明の座部反転装置では、2
本の引きケーブルを交互に引き操作することにより、駆
動部材の往復運動を座部の反転・復転動作に遠隔的に変
換する。そして引きケーブルは押し方向の力を伝達しな
いため、従来の装置で用いられている押し引きケーブル
のような座屈の問題がく、そのため比較的細いものを使
用することができる。そのため伝達力も少なくて済み、
ケーブルおよび関連要素を小型・軽量化することができ
る。
【0012】従動機構として、前述のプーリと連結ロッ
ドとからなる機構を採用した装置では、駆動部材が第1
の引きケーブルを引いたとき、プーリが一方向に回動
し、プーリと連結ロッドとがフレームと座部との間で突
っ張るため、座部が立ち上がり、最終的に反転する。駆
動部材が逆向きに回動するときは第2の引きケーブルが
引き操作され、プーリが逆向きに回動し、プーリと連結
ロッドが座部とフレームを互いに引き寄せる。そのため
座部は前側に倒れ、着座可能な状態になる。このように
プーリを採用する場合は、引きケーブルの直進往復動作
を直接回動運動に変換することができ、しかもケーブル
とプーリの摩擦がないので、変換効率が高い。
【0013】プーリを座部側に回転自在に取り付け、連
結ロッドの一端をプーリに、他端をフレームにそれぞれ
回動自在に連結する場合は、プーリを座部の下側に隠す
ことができ、また、連結ロッドは座部が立ち上がったと
きにも座部と一緒に立ち上がる。したがって座部の反
転、復転のいずれにおいても、座部の下側に突出するも
のが一層少なくなり、安全性が高くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の座部反転装置の好ましい実施の形態を説明する。図1
は本発明の座部反転装置の一実施形態を示す一部切り欠
き概略斜視図、図2はその装置の従動機構を示す概略斜
視図、図3aおよび図3bは座部が反転した状態におけ
る図2の従動機構の平面図および正面図、図4は図2の
従動機構の側面図、図5aおよび図5bはそれぞれ本発
明の座部反転装置の他の実施形態を示す概略側面図およ
びその概略要部側面図、図6aおよび図6bはそれぞれ
本発明にかかわる駆動機構の他の実施形態を示す平面図
および側面図、図7は本発明の座部反転装置のさらに他
の実施形態を示す概略斜視図、図8は図7の座部反転装
置の反転状態を示す概略斜視図、図9は本発明の座部反
転装置のさらに他の実施形態を示す概略斜視図、図10
aは図9の装置の要部平面図であり、図10b〜dはそ
れぞれその装置の作用を示す側面図、図11aは図9の
装置の要部平面図であり、図11b〜dはそれぞれその
装置の作用を示す側面図である。
【0015】図1の座部反転装置Aは、ロープ1に吊ら
れているフレーム2と、そのフレーム2の上部に回動自
在に設けられる駆動レバー3と、フレーム2の下部に回
動自在に取り付けられる座部4と、その座部4の裏面側
に設けられる従動機構5と、駆動レバー3と従動機構5
との間を連結している一対の引きコントロールケーブル
6、7とから構成されている。なお符号8はフレーム2
に固定される背もたれであり、フレーム2と、座部4
と、背もたれ8とで吊り座席を構成している。また図1
では、フレーム2に対して回動自在に設けられる保護手
すりや足乗せ台は省略している。本実施形態においては
駆動レバー3が駆動部材である。
【0016】前記フレーム2は、本実施形態ではL字状
の吊りフレーム2aとその下部に揺動自在に吊られる環
状の保持フレーム2bとから構成されている。吊りフレ
ーム2aの中間部には、ロープ1の延びている方向に対
して平面視で直交する方向に回転軸10が設けられ、そ
の回転軸10に駆動レバー3が回動自在に取り付けられ
ている。駆動レバー3の一端または両端には、乗降基地
に設けられるカムプレート11と当接するローラ12が
回転自在に取り付けられている。カムプレート11と駆
動レバー3とは、コントロールケーブルに対する駆動機
構となっている。前記駆動レバー3には、その回転軸1
0を挟んで対称となる位置に、前記一対の引きコントロ
ールケーブル6、7の内索の端部がそれぞれ索端金具な
どで回動自在に連結されている。
【0017】前記の引きコントロールケーブル(プルコ
ントロールケーブル)6、7は、図3bに示すように、
金属撚り線などからなる可撓性を有する内索6a、7a
と、その内索を摺動自在に案内する金属巻き線などから
なる可撓性を有する導管6b、7bとからなる公知のも
のである。それらの引きコントロールケーブルの内索6
a、7aは押し方向の力を伝達することはできない半
面、座屈のおそれがないので細くすることができ、内索
自体はもちろんのこと、導管を含めた引きコントロール
ケーブル全体でも、押し引きコントロールケーブル(プ
ッシュプルコントロールケーブル)より可撓性が高い。
そのため吊りフレーム2aと保持フレーム2bの間の回
動をほとんど邪魔しない。
【0018】他方、座部4の裏面側の従動機構5は、図
2に示すように、座部4の下面側に固定される金属板な
どからなるコ字状のブラケット21と、そのブラケット
21に両端が支持される回転軸22と、ブラケット21
内に収容されて回転軸22まわりに回転自在に設けられ
るプーリ23と、プーリ23の一面に固定されて半径方
向外側に突出する板状の従動レバー24と、従動レバー
24の先端と保持フレーム2bの横桟との間に介在され
る連結ロッド25とを備えている。
【0019】さらに図3aおよび図3bに示すように、
ブラケット21の基部には前記一対の引きコントロール
ケーブル6、7の導管6b、7bの端部が固定されてお
り、それらの導管6b、7bから延び出ている内索6a
および7aは、プーリ23の周囲に形成されたガイド溝
27に入った状態で互いに逆向きに巻き付けられ、端部
の索端金具28がプーリ23の係止溝29に係止されて
いる。また従動レバー24はプーリ23の裏面に対して
2本のボルト30で固定されている。従動レバー24の
先端側および保持フレーム2bには、それぞれボールソ
ケットジョイント31、32のスタッド側(ボール側)
31a、32aが固定されており、連結ロッド25の両
端にはソケット側31b、32bが取り付けられてい
る。
【0020】従動レバー24の回動範囲は、図3bに示
す符号P1とP2の間である。符号P1は図2の実線で
示す座部4が前側に倒れている状態に相当し、P2は図
2の想像線で示す座部4が反転した状態に相当する。図
3bの実線で示す状態(符号P3)は、反転・復転動作
の途中で、図4の座部4が垂直に立ち上がっている状態
に相当する。また連結ロッド25と保持フレーム2bの
連結位置(回動中心)K2は、図4に示すように、座部
4の回動中心Qより前側で、かつ下側である。そのため
座部4が前向きに倒れている着座可能な状態(P1)で
は、従動レバー24と連結ロッド25とは鋭角で交差し
ている。
【0021】上記のごとく構成される座部反転装置A
は、座部4が倒れている通常の状態で吊り座席が山頂側
の乗降基地から山麓側(矢印F方向)に向かうとき、図
1のカムプレート11のたとえば下面側にローラ12が
係合する。それにより、駆動レバー3が矢印N1方向に
倒れ、第1引きケーブル6の内索6aが引かれ、第2引
きケーブル7の内索7aの引っ張り力が緩められる。そ
のため図3bのプーリ23が矢印M1方向に回動し、従
動レバー24が符号P1の位置から同じ方向に回動す
る。そのとき従動レバー24の回動中心K1と連結ロッ
ド25の回動中心K2の距離Lが大きくなるので、図4
に示すように、従動レバー24と連結ロッド25がいわ
ば座部4と保持フレーム2bの横桟との間で突っ張るこ
とになり、座部4はその回動中心Q廻りに矢印R1方向
に立ち上がる。そのときの内索6aに加わる張力は、座
部の重量やプーリ23の直径などによっても変わるが、
実用的な範囲で300〜500N程度とすることがで
き、従来の押し引きケーブルの場合に比してはるかに少
なくて済む。
【0022】すなわち従来の押し引きコントロールケー
ブルの場合は、プーリ式の係合方式が使えないので、回
動自在のレバーを索端ロッドで押し引きするレバーリン
ク式の係合となる。このとき操作力Fは必要な回転トル
クTに対し、F=T/(R−sin φ)となる。ただしR
はレバーのアーム長さであり、φはレバーと索端ロッド
(リンク)とのなす角度である。そして操作の初期はφ
が90°よりもかなり小さいか、あるいは大きいため、
比較的大きい初期操作力が必要になる。
【0023】そして図4の垂直に立ち上がった状態P3
の後は、座部4は自分自身の重量でさらに矢印R1方向
に倒れ、P2の反転状態になる。そしてその後は座部4
の重量でその状態が維持され、駆動レバー3がカムプレ
ート11を行き過ぎて、第1の引きコントロールケーブ
ル6の内索6aに張力が加わらない状態になっても、座
部4はそのまま反転している。なお座部4が反転・復転
するにつれて、フレーム2に沿って配索されている一対
の引きコントロールケーブル6、7の下端側は揺動する
が、引きコントロールケーブル6、7は柔軟であるの
で、座部4の回動の邪魔にならない。
【0024】前記のカムプレート11とローラ12の係
合は、座部4に使用者が座っている場合には作動しない
ようにするのが好ましい。すなわち山頂から山麓側に向
かうリフトでも使用者が座る場合があるが、その場合は
その使用者の重量で座部が反転しない。しかしその場合
は内索6aに無理な力が加わるので、たとえばあらかじ
め吊り座席に加わる重量でローラ12が通過する位置を
低くしておく機構を設けることにより、カムプレート1
1とローラ12の係合を避けるようにするのが好まし
い。
【0025】つぎに吊り座席が山麓の乗降基地に来たと
き、駆動レバー3がたとえば下側から当接するカムプレ
ート(図示省略)と係合する。それにより駆動レバー3
が矢印N2方向に倒れ、第2の引きコントロールケーブ
ル7の内索7aが引かれ、第1の引きコントロールケー
ブル6の内索6aの引っ張り力が緩められる。そのため
図3bのプーリが矢印M2方向に回動し、従動レバー2
4が同じ方向に回動する。それにより従動レバー24の
回動中心K1と連結ロッド25の回動中心K2の距離L
が小さくなり、座部4はその反力で前側に引きつけら
れ、図4の矢印R2方向に倒れ、使用者が着座できる状
態になる。
【0026】なお山麓から山頂に向かう位置で、山頂の
場合と同じカムプレート11を設けて置いてもよい。そ
の場合は、空のまま吊り座席が山頂側に向かう場合にも
反転させることができ、雪が積もらない。その場合も使
用者が着座している場合にはそのカムプレート11とロ
ーラ12の係合をあらかじめ回避させるのが好ましい。
【0027】前記実施形態では、図4に示すように、座
部4が前に倒れている場合はプーリ23を保持するブラ
ケット21だけでなく、連結ロッド25も座部4の下面
に接近して隠れている。そのため、座部4の下側の符号
Wで示す空間には何も突起物がない。しかもこの実施形
態では、座部4が立ち上がって反転している場合も、連
結ロッド25が座部4の下面に接近している。したがっ
てスキーヤーが転倒して座部4の下側に巻き込まれて
も、座部の下面側にほとんど突起物がないので、安全性
が高い。
【0028】しかし本発明の座部反転装置はそのような
実施形態に限られるものではなく、フレーム2側にプー
リー23を回転自在に設け、そのプーリ23ないしプー
リに固定した従動レバー24と座部4との間に連結ロッ
ド25を介在させるようにしてもよい。その場合もプー
リ23の回転に応じて従動レバー24が回動し、従動レ
バー24と連結ロッド25とが座部4と保持フレーム2
bの横桟の間で突っ張ったり、引き寄せたりする作用は
同じである。なおこの実施形態の場合は、連結ロッドは
常時座部の下面側に接近して隠れているが、プーリ23
が保持フレーム2bの横桟に取り付けられているので、
プーリを保持するブラケットを安全に覆うカバー、とく
に弾力性を有するカバーを設けるのが好ましい。
【0029】また上記の実施形態ではプーリ23の回転
中心は座部4に対してほぼ垂直方向にされているが、所
望により、座部4の回転中心Qと平行または同心にする
こともできる。その場合はたとえば連結ロッド25を省
略してプーリ24を直接座部4に連結することもでき、
また他の連結リンクを用いて垂直面内で回動する4節リ
ンク機構とすることもできる。さらに連結ロッド25は
座部4の回転中心Qに対して、斜め方向に延びていても
よい。なお連結ロッドは直線状のものに限らず、湾曲し
ているものであってもよい。
【0030】つぎに図5aおよび図5bを参照して、本
発明にかかわる駆動機構の他の実施形態を説明する。図
5aの座部反転装置Bは、駆動部材として、フレーム2
の上部に設けた駆動プーリ36を備えている。駆動プー
リ36には第1および第2の引きコントロールケーブル
の内索6a、7aの端部が係止され、それらの端部近辺
が駆動プーリ36の周囲に互いに逆向きに巻かれてい
る。さらに駆動プーリ36の側面における図面上で向こ
う側には、駆動プーリ36と同心状に、かつ一体に回転
するようにゴムローラが固定されている。そして乗降基
地の天井部には、カムプレートに代えて、ゴムローラと
当接してゴムローラを転動させる摩擦レール37と、そ
の摩擦レール37と対向するように配置されるロール列
38とからなる案内部39が設けられている。
【0031】図5aの吊り座席が矢印F方向に前進する
と、ゴムローラの上面側が摩擦レール37に当接する。
そのときゴムローラの下面側がロール列38に支えられ
るので、ゴムローラと摩擦レール37とがしっかりと当
接する。その状態でさらに吊り座席が前進すると、ゴム
ローラは反時計方向に回転する。それにより第1コント
ロールケーブルの内索6aが引かれ、第2コントロール
ケーブルの内索7aがほどき出される。したがって従動
機構5の作用により、座部4が反転する。
【0032】座部4を元の着座できる位置に復転するに
は、たとえば図6bのように、上側にロール列38を配
置し、下側に摩擦レール37を配置した案内部39aを
用いる。このような案内部39aは山麓側の乗降基地の
入り口に設けておく。吊り座席が矢印F方向に前進する
と、前述の場合と同様に、ゴムローラの下面側が摩擦レ
ール37に当接し、上面側がロール列38に支えられ、
ゴムローラは時計方向に回転する。それにより第2コン
トロールケーブルの内索7aが引かれ、座部4が復転す
る。
【0033】上記の駆動機構において、ゴムローラに代
えて他の種類、たとえば合成樹脂製などの摩擦ローラを
採用することもできる。またそのような摩擦ローラある
いは駆動プーリ36の直径を変えることにより、座部を
反転・復転させる速度および内索を引く強さを自由に設
定することができる。
【0034】図6aおよび図6bに示す駆動機構40
は、フレーム2の上部に左右一対のベルクランク型の駆
動レバー41、42を備えている。各駆動レバー41、
42は水平方向に延びる水平部43と、その後端から上
方に延びる垂直部44とを有し、そのコーナ部がフレー
ム2に対し、軸45によって回動自在に支持されてい
る。そして第1駆動レバー41の水平部43の先端に第
1コントロールケーブルの内索6aが連結され、第2駆
動レバー42の水平部43の先端に第2コントロールケ
ーブルの内索7aが連結されている。
【0035】そして乗降基地の天井部には、いずれか一
方の駆動レバー41、42の垂直部44と当接する位置
に当接ローラ46が水平方向の軸47まわりに回転自在
に設けられている。図6aに示す例では、第1引きコン
トロールケーブルの内索6aを引いて座部を反転操作す
るため、当接ローラ46は第1駆動レバー41と当接す
る位置に設けられている。なお座部を復転させるには、
想像線で示すように、第2駆動レバー42と当接する当
接ローラ48を設ければよい。
【0036】上記のように構成される駆動機構40にお
いて、吊り座席が矢印F方向に前進すると、第1駆動レ
バー41の垂直部44が当接ローラ46に当接し、第1
駆動レバー41は反時計方向に回動する。それにより第
1引きコントロールケーブル6の内索6aが引き操作さ
れ、座部4が反転する。その状態では第2引きコントロ
ールケーブルの内索7aが従動機構側によって引かれる
ので、第2駆動レバー42は時計方向に回動し、つぎに
第2駆動レバー41が操作される準備が整う。そしてつ
ぎに第2駆動レバー42が当接ローラ48に当接する
と、第2引きコントロールケーブルの内索7aを介して
座部4が復転される。
【0037】図7および図8に示す座部反転装置Cの駆
動機構50は、フレーム2の上部に回転自在に設けた駆
動プーリ51と、その駆動プーリ51から半径方向に延
びる駆動レバーないし当接レバー52とを備えている。
当接レバー52は途中で屈曲した「く」字状を呈してお
り、ローラを設けていない。そして図5の実施形態と同
じように、駆動プーリ51に第1コントロールケーブル
の内索6aおよび第2コントロールケーブルの内索7a
の先端が係止され、かつ互いに逆向きに巻きつけられて
いる。なおこの実施形態では、駆動プーリ51の回転中
心は平面視でロープ1と直角である。しかしロープ1と
平行にして側方に逃げるようにすることもできる。また
当接レバー52の先端を「く」字状に曲げているのは、
着座方向(時計方向)に回転するときに回転軸に干渉し
ないようにするためである。したがって当接レバー52
の回動角度を適切に設定すれば、必ずしも曲げる必要は
ない。
【0038】他方、乗降基地の天井部には、吊り座席の
進行に伴って当接レバー52と係合して当接レバー52
を時計方向または反時計方向に回動させる復転(前転)
用係合機構53(図7)および反転用係合機構54(図
8)が設けられている。図7に示す復転用係合機構53
は、天井部に取りつけられるブラケット55と、そのブ
ラケット55に回動自在に設けられるコントロールレバ
ー56と、そのコントロールレバー56の先端部に回転
自在に設けられる当接ローラ57と、コントロールレバ
ー56を常時先端側が下がるように付勢するバネ58と
を備えている。なおコントロールレバー56の当接ロー
ラ57を省略し、当接レバー52にローラを設けてもよ
い。
【0039】この実施形態では、コントロールレバー5
6の回動中心は、吊り座席の進行方向に対して平面視で
直角の左右方向に延びている。さらに、コントロールレ
バー56をバネ58の付勢力に抗してその先端側を上げ
るように強制的に回動させる駆動要素として、遠隔操作
が可能なモータM1を設けている。モータM1とコント
ロールレバー56との間には、減速機が介在されてお
り、必要に応じて伝導経路を入り切りする電磁クラッチ
が介在されている。ただしモータM1に代えて、電磁ア
クチュエータなどの他の駆動要素を採用することもでき
る。
【0040】上記のように構成される駆動機構50およ
び復転用係合機構53においては、吊り座席が矢印F方
向に前進して復転用係合機構53の下方を通過すると、
想像線の位置にある当接レバー52の先端側の上部が当
接ローラ57の下面側に当接し、当接レバー52の先端
側が下向きに回動する。それにより駆動プーリ51が図
7で時計方向に回転し、第2引きコントロールケーブル
の内索7aを引き、前述のように座部4を反転状態から
前転(復転)させる。
【0041】通常の場合は、モータM1とコントロール
レバー56との伝導経路は切られている。そのため、座
部4を支える前フレーム2d(図8参照)上に物品が載
っている場合のように、座部4の復転が妨げられた場合
は、コントロールレバー56はその前端側が上がるよう
に回動して逃げる。そして吊り座席が通過した後、バネ
58の付勢力でコントロールレバー56が元の状態に戻
る。したがってコントロールレバー56や当接レバー5
2、あるいはコントロールケーブルなどの部品に無理な
力がかからず、損傷することがない。
【0042】操作している者がそのような障害物を発見
した場合、あるいは乗客がいなくて復転させる必要がな
い場合は、あらかじめ遠隔操作でモータM1を作動させ
てコントロールレバー56を逃げる方向に、すなわち上
向きに回動させておくことができる。その場合は伝導ク
ラッチを入りにして、モータM1の回転をコントロール
レバー56に伝える。さらにその後は電磁クラッチを切
り、バネ58の付勢力でコントロールレバー56を元の
位置に戻しておけばよい。
【0043】図8に示す反転用係合機構54は、天井部
に取りつけられるブラケット60と、そのブラケット6
0に回動自在に設けられる反転用のコントロールレバー
61と、そのコントロールレバー61の先端部に回転自
在に設けられる当接ローラ62と、コントロールレバー
61を常時先端側が上がるように付勢するバネ63とを
備えている。この反転用係合装置53にも、コントロー
ルレバー61をバネ63の付勢力に抗して回動させるた
めのモータM2を設けている。
【0044】そして吊り座席が矢印F方向に前進して反
転用係合機構54の下方を通過すると、当接レバー52
の先端側の下部が当接ローラ62の上面側に当接し、当
接レバー52の先端側を上向きに押す。それにより駆動
プーリ51が反時計方向に回転し、第1引きコントロー
ルケーブルの内索6aを引き、座部4を着座可能な復転
している状態から後方に反転させる。
【0045】座部4に乗客がいる場合のように、座部4
の反転が妨げられる場合は、コントロールレバー61は
その前端側が下がるように回動して逃げる。そして吊り
座席が通過した後にバネ63の付勢力でコントロールレ
バー61が元の状態に戻る。そのためコントロールレバ
ー61やコントロールケーブルなどの部品を損傷しな
い。なお山頂側から下りる乗客がいる場合など、座部の
反転が不要な場合は、操作している者があらかじめモー
タM2を作動させてコントロールレバー61を逃げる方
向に、すなわち下向きに回動させておく。その場合は電
磁クラッチを入りにして、モータM2の回転をコントロ
ールレバー61に伝える。電磁クラッチを切れば、コン
トロールレバー61は再びバネ63の付勢力で前端側が
上向きに上がる。
【0046】図9に示す座部反転装置Dの駆動機構70
は、図7の座部反転装置Cの駆動機構50の当接レバー
52を2本、所定の角度で結合した形態の、いわばL型
当接レバー71を備えている。他の点、たとえばそのL
型当接レバー71によって回転される駆動プーリ51、
反転用の第1コントロールケーブルの内索6aおよび復
転用の第2コントロールケーブルの内索7aは前記の駆
動機構50と実質的に同じである。また乗降基地の天井
部に設けられて、吊り座席の進行に伴ってL型当接レバ
ー71を反時計方向に回動させる反転用の係合機構73
は、図7の復転用係合機構53と実質的に同じもの、す
なわちバネ58で当接ローラ57を下向きに付勢するも
のを採用している。そのため、図7と同じ部分には同じ
符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを以下に説
明する。なお、この実施形態では、L型当接レバー71
を採用しているので、座部4を着座方向に駆動する復転
用の係合機構74についても、図7の反転用の係合機構
53と同じものを採用することができ、その場合は上側
にずらせて設置する(図10bおよび図11b参照)。
【0047】上記の駆動機構70により、着座位置にあ
る座部4を反転させる場合、図10aおよび図10bの
ように吊り座席が反転用の係合機構73に近づき、L型
当接レバー71の前側の第1アーム71aが当接ローラ
57に当接する。さらに進行していくと、図10bの想
像線で示すように、L型当接レバー71が90〜120
°程度反時計方向に回転し、図9の第1コントロールケ
ーブルの内索6aを介して座部4を反転させる。そのと
き座部4を垂直位置まで回動させるので、L型当接レバ
ー71を充分に回動させる必要がある。その後は座部4
の重量で、第2コントロールケーブル7の内索7aを介
してL型当接レバー71が回転される。そして前側の第
1アーム71aが後方に傾斜し、後ろ側の第2アーム7
1bが斜め上向きになる。L型当接レバー71が回転し
た後は、L型当接レバー71は当接ローラ57の上を通
過していく。
【0048】座部4に乗客が着座している場合は、図1
0cに示すように、コントロールレバー56がバネ58
の付勢力に抗して上向きに逃げ、当接ローラ57が山を
乗り越えるようにしてL型当接レバー71をそのまま通
過させる。その後はバネ58の付勢力で復帰する。また
意図的に反転させない場合は、図10dに示すように、
モータM1を駆動させてコントロールレバー56を上向
きに回動させ、L型当接レバー71をそのまま通過させ
る。
【0049】つぎに反転状態の座部4を復転させる場合
は、図11aおよび図11bのように吊り座席が復転用
の係合機構74に近づき、L型当接レバー71の第2ア
ーム71bが当接ローラ57に当接する。さらに進行し
ていくと、図11bの想像線で示すように、L型当接レ
バー71が時計方向に回転し、第2コントロールケーブ
ル7の内索7aを介して座部4を通常の状態に復転させ
る。そのときは座部4を垂直位置まで少しだけ回動させ
ればよく、その後は座部4の重量で倒れる。それにより
L型当接レバー71自身は第1コントロールケーブル6
の内索6aにより引かれてそのまま回転する。それによ
り、図10bのように第1アーム71aが前方下向きに
傾斜し、第2アーム71bが斜め下向きに傾斜した元の
状態に戻る。
【0050】なおフレーム2に物が乗っているために復
転動作ができない場合は、図11cに示すようにコント
ロールレバー56が上向きに逃げ、バネ58により復帰
する。さらに意図的に復転作用をさせない場合は、モー
タM1の駆動で図11dに示すようにコントロールレバ
ー56を上向きに回動させ、当接ローラ57とL型当接
レバー71の当接を回避させる。
【0051】この駆動機構70を採用した座部反転装置
Dは、反転用および復転用の係合機構73、74として
同じものを用いることができる。さらに機構全体が簡略
で、トラブルが生じにくいという利点がある。なお図9
の実施形態では、当接レバー、L型当接レバー、駆動レ
バー、駆動プーリおよびケーブルをフレームの内側に配
置しているが、外側に配置することも有効な方法であ
る。
【0052】
【発明の効果】本発明の座部反転装置は、駆動部材と座
部側の従動機構とが一対の柔軟な引きコントロールケー
ブルで連結されているので、重量が軽く、配索が容易で
ある。しかもフレームの上部と下部の揺動を邪魔するこ
とはない。従動機構としてプーリと連結ロッドとを採用
しているものは、操作の初期に加えるべき力が少ないの
で、反転動作および復転動作がスムーズである。またプ
ーリが座部側に取り付けられ、連結ロッドがプーリとフ
レームとの間に介在されている装置では、座部の下側に
突出部がないので、使用者にとって安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の座部反転装置の一実施形態を示す概
略斜視図である。
【図2】 その装置の従動機構を示す概略斜視図であ
る。
【図3】 図3aおよび図3bはそれぞれ座部が反転し
た状態における図2の従動機構の平面図および正面図で
ある。
【図4】 図2の従動機構の側面図である。
【図5】 図5aおよび図5bはそれぞれ本発明の座部
反転装置における駆動機構の他の実施形態を示す概略側
面図および要部概略側面図である。
【図6】 図6aおよび図6bはそれぞれ本発明の座部
反転装置における駆動機構のさらに他の実施形態を示す
平面図および側面図である。
【図7】 本発明の座部反転装置のさらに他の実施形態
を示す概略斜視図である。
【図8】 図7の座部反転装置の反転状態を示す概略斜
視図である。
【図9】 本発明の座部反転装置のさらに他の実施形態
を示す概略斜視図である。
【図10】 図10aは図9の装置の要部平面図であ
り、図10b〜dはそれぞれその装置の作用を示す側面
図である。
【図11】 図11aは図9の装置の要部平面図であ
り、図11b〜dはそれぞれその装置の作用を示す側面
図である。
【符号の説明】 A 座部反転装置 1 ロープ 2 フレーム 3 駆動レバー 4 座部 5 従動機構 6 第1引きコントロールケーブル 7 第2引きコントロールケーブル 11 カムプレート 23 プーリ 24 従動レバー 25 連結ロッド B 座部反転装置 36 駆動プーリ 40 駆動機構 41 第1駆動レバー 42 第2駆動レバー C 座部反転装置 50 駆動機構 51 駆動プーリ 52 当接レバー D 座部反転装置 70 駆動機構 71 L型当接レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596159625 株式会社新栄 大阪市福島区福島3丁目8番12号 (72)発明者 田中 英樹 兵庫県宝塚市栄町1丁目12番28号 日本ケ ーブル・システム株式会社内 (72)発明者 丸山 弥寿郎 長野県松本市大字今井松本道7155番地24 株式会社丸山鐵工所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキーヤーを搬送するリフトの吊り座席
    が乗降基地に近づいたとき、その進行の動きに同期して
    座部を反転・復転させる装置であって、各吊り座席のフ
    レームの上部に設けた往復回動自在の駆動部材と、フレ
    ームの下部に、着座位置と反転位置との間で回動自在に
    設けた座部と、前記駆動部材の往復回動に応じて、交互
    に引き操作される一対の引きケーブルと、それらの引き
    ケーブルの交互の引き操作に応じて前記座部を往復回動
    させる従動機構とを有している、スキーヤー搬送リフト
    の座部反転装置。
  2. 【請求項2】 前記従動機構が、座部の通常位置および
    反転位置に対応する範囲で往復回転するプーリと、その
    プーリの回転中心から離れた部分とフレームとの間に介
    在される連結ロッドとからなり、前記一対の引きケーブ
    ルの端部がそれぞれプーリに係止されると共に、一対の
    引きケーブルのそれぞれの端部近辺がそのプーリの外周
    に互いに逆向きに巻き付けられている請求項1記載の座
    部反転装置。
  3. 【請求項3】 前記プーリが座部側に回転自在に取り付
    けられ、連結ロッドの一端がプーリに、他端がフレーム
    にそれぞれ回動自在に連結されている請求項2記載の座
    部反転装置。
JP29336196A 1996-10-14 1996-10-14 スキーヤー搬送リフトの座部反転装置 Pending JPH10119761A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170120515A (ko) * 2016-04-21 2017-10-31 포마 오버헤드 케이블에 의한 이송 장치 및 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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