JPH10119391A - 複数のプリンタ機構を備えた複合印刷装置およびその制御方法 - Google Patents

複数のプリンタ機構を備えた複合印刷装置およびその制御方法

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JPH10119391A
JPH10119391A JP9237506A JP23750697A JPH10119391A JP H10119391 A JPH10119391 A JP H10119391A JP 9237506 A JP9237506 A JP 9237506A JP 23750697 A JP23750697 A JP 23750697A JP H10119391 A JPH10119391 A JP H10119391A
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JP9237506A
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Kazuhisa Ariga
和寿 有賀
Naohiko Koakutsu
直彦 小圷
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のプリンタ機構を搭載した複合プリンタに
おいて、機能の異なる各々のプリンタ機構および印刷用
紙に適した異常処理を行える複合プリンタおよび制御方
法を提供する。 【解決手段】複合プリンタ1に搭載されたサーマルプリ
ンタ機構10およびワイヤードットプリンタ機構20の
それぞれの異常状態を検出できるサーマルプリンタ状態
検出部65およびワイヤードットプリンタ状態検出部6
6を設ける。さらに、プリンタ機構判定部71において
用紙の情報から選択されているプリンタ機構が判断でき
る。このため、異常処理決定部72においてプリンタ機
構毎に異常状態が把握でき、稼働中のプリンタ機構も判
断できるので、プリンタ機構に適した異常処理を素早く
行うことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2以上のプリンタ
機構が搭載された複合タイプのプリンタの制御および構
成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタの印刷中に用紙交換などのため
にカバーがオープンされると、その後の印刷処理が保証
できない。このために従来は、パーソナルコンピュータ
などのホスト装置に対し、転送されるデータの処理が保
証できないことを示すビジィー信号によってプリンタの
状況を送信していた。具体的には、多くのプリンタにお
いては、データ転送レディー信号(DTR)信号をイン
アクティブ(非能動)状態にしてビジィーであることを
示している。プリンタ側においてもカバーがオープンさ
れると印刷を継続できる保証がないので、1行の印刷が
終了した段階で印刷を中止する等のエラー処理を行って
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、図3に示すよう
な2種類のプリンタ機構を搭載した複合プリンタが開発
されている。この複合プリンタ1は、例えば、ノンイン
パクトタイプであるサーマルプリンタ機構10と、イン
パクトタイプであるワイヤードットプリンタ機構20を
搭載しており、さらに、ホスト装置から転送されたデー
タに基づきプリンタ機構10および20を制御する機能
などを備えた制御回路30を備えている。サーマルプリ
ンタ機構10は、サーマルヘッド11、このサーマルヘ
ッド11にサーマル紙(ロール紙)12を送る紙送りロ
ーラー13、さらに、紙送りローラー13を駆動する紙
送りモーター14および減速歯車15を備えている。ワ
イヤドットプリンタ機構20は、プラテン21と対峙し
た位置にリボン22を挟んで配置され、不図示のモータ
によって駆動されるキャリッジ23によって左右に動か
される印刷ヘッド(ワイヤードットヘッド)24と、こ
の印刷ヘッド24にスリップ用紙25を送る紙送りロー
ラー26、さらに紙送りローラー26を駆動するスリッ
プ紙送りモーター27および輪列を備えている。
【0004】このような複合プリンタ1においては、サ
ーマルプリンタ機構10を用いてロール状になったサー
マル紙12にレシート印字が行え、一方、ワイヤードッ
トプリンタ機構20を用いて伝票やチェックなどのスリ
ップ用紙25に印刷できるようになっている。従って、
プリンタ1台で2つの種類のドキュメントの印刷が可能
であり、POSの端末などとして有用なプリンタであ
る。また、サーマルプリンタ機構10は店舗の売り上げ
記録として保存するためのジャーナル印字にも、ワイヤ
ードットプリンタ機構20は認証印字を行うためのいわ
ゆるバリデーション印字にもそれぞれ用いられ、この場
合には1台のプリンタで4種類もの印刷を行うことがで
きる。
【0005】このような2つのプリンタ機構を備えた複
合プリンタにおいては、異常処理についても制御方法を
新たに開発する必要がある。例えば、用紙を交換するた
めにサーマルプリンタ機構10のカバー19をオープン
したときと、リボン24を交換するためにドットプリン
タ機構20のカバー29をオープンしたときの異常処理
を変えることが望ましい場合がある。
【0006】例えば、サーマルプリンタ機構10では用
紙の搬送をプラテンを回動させて行っているので、カバ
ーが開放されてプラテンから用紙が離れたことが検出さ
れた場合には直ちに印刷を停止することが望ましいが、
ワイヤードットプリンタ機構20ではカバーオープンが
検出されても短時間であれば印刷を継続することができ
るので、印刷中の行の印刷を終了させることが、データ
の保護の観点からは望ましい。
【0007】また、カバーオープンによって印字を中止
した後にカバーが再び閉じられた場合、サーマルプリン
タ機構10においては、通常ロール紙が用いられるので
印字再開前に頭出し動作をすることはできないが、ワイ
ヤードットプリンタ機構20では、スリップ用紙を用い
ている場合には頭出し処理後に継続して印字する位置に
スリップ用紙25をセットし、その後に印刷を再開する
ことが望ましい。
【0008】また、2つのプリンタ機構を搭載した複合
プリンタにおいては、従来のように、何れかのプリンタ
機構のカバーオープンによりビジィー信号が出力される
と一方のプリンタ機構が使用できる場合でも複合プリン
タに対しホスト装置からデータが転送できなくなる。従
って、搭載された複数のプリンタ機構を効率良く使用す
るためには、搭載されたプリンタ機構の各々の状態に則
したビジィー信号を出力することが望ましい。
【0009】そこで、本発明においては、複数のプリン
タ機構を搭載した複合プリンタに適した機構及び制御方
法、即ち、それぞれのプリンタ機構に適した異常処理を
素早く行える機構および制御方法を提供するとを目的と
している。さらに、複数のプリンタ機構を搭載した複合
プリンタを効率的に活用でき、また、ホスト装置から転
送されたデータが欠損するなどのトラブルを防止できる
複合プリンタおよびその制御方法を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、ホスト装置によって選択されたプリンタ機構の状
態にのみ注目し、他のプリンタ機構の状態によってプリ
ンタ全体の処理が妨げられない構成としている。即ち、
本発明は、ホスト装置から受信したデータに基づき印刷
処理を行う印刷装置において、それぞれ独立した印刷ヘ
ッドを備え、互いに異なる種類の記録媒体に印刷を行う
第1及び第2のプリンタ機構と、該第1及び第2のプリ
ンタ機構の状態をそれぞれ検出する第1及び第2の状態
検出手段と、前記第1及び第2のプリンタ機構から一の
プリンタ機構を前記データに基づいて選択するプリンタ
機構選択手段と、該プリンタ機構選択手段によって選択
された前記一のプリンタ機構の状態に基づき、印刷装置
の状態を決定する状態決定手段と、該状態決定手段によ
って決定された前記印刷装置の状態を前記ホスト装置に
通知する状態通知手段とを有することを特徴とする。
【0011】これにより、ホスト装置によってデータを
介して選択されたプリンタ機構の状態がホスト装置に通
知されるので、当該選択されたプリンタ機構以外のプリ
ンタ機構の状態によって、ホスト装置の動作が影響され
ることがない。
【0012】この場合において、前記状態決定手段は、
前記第1及び第2のプリンタ機構の状態が互いに抵触し
ない場合には、前記第1及び第2のプリンタ機構の状態
に基づいて印刷装置の状態を決定することが望ましい。
これにより、ホスト装置は各プリンタ機構の状態をそれ
ぞれ正確に認識することができるので、ホスト装置の判
断により、必要に応じて適切な処理を行うことができ
る。
【0013】これらの場合において、前記プリンタ機構
選択手段は、前記データに基づいて、印刷処理を行うべ
きプリンタ機構を選択してもよい。印刷処理をすべきプ
リンタの状態をホスト装置に通知することにより、当該
印刷処理が滞った場合に、ホスト装置は直ちに印刷デー
タの送信停止などの適切な処理を行うことが可能とな
り、データの安全性が向上する。この場合、ホスト装置
への通知は、オフライン/オンラインを表明するインタ
フェース回路によることが望ましい。これにより、ハー
ドウエアによるリアルタイム処理が可能となり、データ
の保全がより完全になる。
【0014】一方、前記データは、印刷処理を行うべき
プリンタ機構を選択するための第1のコマンドと、状態
通知の対象となるプリンタ機構を選択するための第2の
コマンドとを含み、前記プリンタ機構選択手段は、前記
第1及び第2のコマンドに基づき、プリンタ機構を選択
してもよい。これにより、印刷処理を行うべきプリンタ
機構と、状態を通知すべきプリンタ機構とが独立して選
択できるので、印刷処理中にも他のプリンタ機構の状態
をホスト装置が知ることができる。従って、次の印刷処
理を決定する際に他のプリンタ機構の状態を勘案するこ
とができるので、効率のよいジョブの割付が可能とな
る。なお、この場合において、前記プリンタ機構選択手
段は、前記第1及び第2のコマンドの内、最後に受信し
たコマンドに基づき、プリンタ機構を選択することが望
ましい。プリンタ内部の処理の便宜のためである。
【0015】また、本発明においては、ホスト装置が印
刷処理を行うこととして選択したプリンタ機構に応じた
異常処理を行うこととしている、即ち、本発明の印刷装
置は、 ホスト装置から受信したデータに基づき印刷処
理を行う印刷装置において、それぞれ独立した印刷ヘッ
ドを備え、互いに異なる種類の記録媒体に印刷を行う第
1及び第2のプリンタ機構と、該第1及び第2のプリン
タ機構の異常状態をそれぞれ検出する第1及び第2の異
常検出手段と、前記第1及び第2のプリンタ機構から、
印刷処理を行うべき一のプリンタ機構を、前記データに
基づいて選択するプリンタ機構選択手段と、該プリンタ
機構選択手段によって選択された前記一のプリンタ機構
の異常状態に基づき、当該一のプリンタ機構に応じた異
常処理を行う異常処理手段とを有することを特徴とす
る。これにより、印刷処理を行っているプリンタ機構に
異常が発生した場合には、当該プリンタ機構に適した異
常処理を速やかに行うことが可能となる。また、印刷処
理に預からないプリンタ機構については、仮に異常状態
となったとしてもその異常処理を直ちには行わない。こ
れにより、印刷処理を中断することが防止され、効率の
よい印刷処理が実現できる。
【0016】なお、上記の発明においては、前記データ
は、前記記録媒体を選択するコマンドを含み、前記プリ
ンタ機構選択手段は、前記プリンタ機構とこれにより印
刷されるべき前記記録媒体との対応関係を格納する対応
表を有し、前記第1の印刷機構によって印刷されるべき
記録媒体が、前記コマンドによって選択されたときは、
前記第1の印刷機構を選択し、前記第2の印刷機構によ
って印刷されるべき記録媒体が、前記コマンドによって
選択されたときは、前記第2の印刷機構を選択すること
が望ましい。これにより、単一のプリンタ機構を用いて
いた従来の印刷装置との、コマンドレベルでの互換性を
維持することが可能となり、ホスト装置はプリンタ機構
の相違を意識せずに印刷装置の制御を行うことができ
る。
【0017】以上、本発明を装置の発明として概説した
が、本発明はその制御方法の発明としても表現すること
が可能であり、同様の作用、効果を得られるものであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図3に示したサーマルプ
リンタ機構10とワイヤードットプリンタ機構20を備
えた複合プリンタ1を例に本発明の実施の形態を説明す
る。図1に示すように、本例の複合プリンタ1はホスト
2と接続されており、ホスト2から転送されたデータに
基づき動作する。複合プリンタ1は、ホスト2と接続さ
れるインタフェース51を備えており、インタフェース
51にデータが受信されると割り込みが発生してデータ
受信部52がインタフェース51からデータを取り出
す。インタフェース51から取り出されたデータは同様
の割り込み処理の中でリアルタイムコマンド解析部53
を通ってリアルタイムコマンドが解析された後、受信バ
ッファ54に格納される。
【0019】リアルタイムコマンド解析部53は、デー
タ受信部52から送られたデータの中に含まれたリアル
タイムコマンドを認識すると、そのコマンドに基づき予
め設定された処理を行う。すなわちホスト2からリアル
タイムコマンドが送信されると、受信バッファ54に転
送される前に解析されリアルタイムコマンドに従った処
理、例えば、後述するように印刷用紙の選択を変えた
り、複合プリンタの各ステータスをデータ送信部56を
介してホスト装置に送信することができる。
【0020】リアルタイムコマンド解析部53を通って
受信バッファ54に格納されたデータは、コマンド解析
部55によって1データつづ取り出され、データコード
が解析された後、制御コマンドであれば制御部57によ
ってそのコマンドに従った処理が行われる。一方、解析
の結果制御コマンドではなく印刷データであった場合
は、予めホスト2から受信した用紙選択コマンドによっ
て選択されたスリップ紙、レシート紙等の用紙の種類を
もとに、表1に示す、記録媒体−プリンタ機構対応表を
用いてプリンタ機構を特定し、キャラクタジェネレータ
等の周知の構成により印刷イメージデータに展開された
後、当該プリンタ機構の印刷バッファに収納される。例
えば、レシート用紙に印刷されるデータが受信バッファ
54に現れた場合は、サーマルプリンタ機構10の印刷
バッファ61に収納され、スリップ用紙に印刷されるデ
ータが受信バッファ54に現れた場合は、ドットプリン
タ機構20の印刷バッファ63に収納される。
【0021】
【表1】
【0022】上記の展開及び格納が所定量に達すると、
制御部57がサーマルプリンタ機構10あるいはドット
プリンタ機構20のプリンタ機構62あるいは64を制
御してそれぞれの印刷バッファ61あるいは63のデー
タを印刷する。ここで、各プリンタ機構にはそれぞれ印
刷ヘッド、用紙搬送機構、用紙カッタ、インキング装置
等の周知の構成が含まれる。
【0023】なお、本例においてはそれぞれのプリンタ
機構毎に印刷バッファを用意しているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、後述するように、それぞれ
のプリンタ機構による印刷処理が並列に行われない場合
には、図2に示すように、共通の印刷バッファ67を用
いても実現することができる。即ち、一のプリンタ機構
の印刷処理が終了するまでは、他のプリンタ機構を用い
ての印刷処理は、印刷データの展開を含めて待ち状態に
置かれるのである。また、通常プリンタ機構が異なれば
印刷ヘッドの仕様、特に一文字を構成するドット数も異
なるので、上述のキャラクタジェネレータはプリンタ機
構毎に用意することが望ましい。図2において、サーマ
ルプリンタ機構10はキャラクタジェネレータ68を、
またインパクトドットプリンタ機構20はキャラクタジ
ェネレータ69をそれぞれ備えており、文字データをイ
メージデータへ展開する際にそれぞれ用いられる。
【0024】このとき制御部57は後述する異常処理手
段及び状態決定手段としての異常処理決定部72にも印
刷中であることを通知する。通知は、例えば所定のフラ
グをセットすることにより行われる。なお、本例の複合
プリンタ1においては、電源容量を最小限に抑えるため
にサーマルプリンタ機構10およびドットプリンタ機構
20は同時に印刷処理が行われないように制御される。
【0025】本例の複合プリンタ1は、さらに、サーマ
ルプリンタ機構10およびドットプリンタ機構20のそ
れぞれの状態(ステータス)を検出するサーマルプリン
タ状態検出部65およびワイヤードットプリンタ状態検
出部66を備えている。サーマルプリンタ機構10のス
テータスを検出するサーマルプリンタ状態検出部65
は、例えば、サーマルプリンタ機構10のカバー19の
開閉、紙ジャムなどの機構エラー、さらに、図3に示し
たニアエンド検出センサー18によってロール紙の紙切
れなどを検出できるようになっている。また、ワイヤー
ドットプリンタ機構20のステータスを検出するワイヤ
ードットプリンタ状態検出部66は、ワイヤードットプ
リンタ機構20のカバー29の開閉、紙ジャムや印刷ヘ
ッド24の異常発熱などの機構エラー、図3に示した紙
センサー28によるスリップ紙の検出、さらに、図3に
示したリボンセンサー22aによるリボンのエンド検出
などができるようになっている。
【0026】これらの検出結果は、ステータス情報とし
て表2乃至4に示す通りに、RAMなどの所定の記憶領域
に格納される。表2はサーマルプリンタ機構10で印刷
を行う連続紙に関する連続紙ステータスバイトを表し、
表3及び表4はワイヤードットプリンタ機構20で印刷
を行うスリップ紙及びバリデーション紙に関するスリッ
プ紙ステータスバイト及びバリデーション紙ステータス
バイトをそれぞれ表す。表2において、連続紙ステータ
スバイトのビット2及びビット3はそれぞれジャーナル
紙及びレシート紙のいわゆるニアエンドの検出状態を示
し、「1」でニアエンド状態を、「0」でロール紙が充
分にある状態をそれぞれ示している。また、ビット5及
びビット6はそれらの用紙の有無を表している。また、
表3及び表4において、ビット3はそれぞれの用紙の挿
入待ちを表し、ビット5及びビット6は用紙の有無を表
している。
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】表5はプリンタがオフライン状態となった
要因を表すオフライン要因ステータスバイトを示してい
る。ビット2はプリンタ機構10及び20のカバーの開
閉状態を表しており、後述するように、プリンタは選択
されたプリンタ機構に対応するカバーの状態に応じてオ
フライン状態になるため、このビット2にも当該選択さ
れたプリンタ機構に対応したカバーの状態が表示され
る。ビット3はオペレータのスイッチ操作に対応して用
紙の空送りを行っているか否かを表しており、このビッ
トも、選択されたプリンタ機構において空送りが行われ
ている場合に「1」にセットされる。また、ビット5は
用紙がなくなって印刷が停止したことを示しており、当
然に、選択されたプリンタ機構に対応する状態が表示さ
れる。更に、ビット6は紙ジャムや印刷ヘッドを搬送す
るキャリッジの移動に関する異常が発生している場合に
「1」にセットされる。本例では選択されたプリンタ機
構の異常を表示する。ただし、プリンタ機構に依存しな
い異常、例えば電源電圧の低下の場合には、常に「1」
にセットされる。
【0031】
【表5】
【0032】これらのステータス情報は、ホスト装置か
らの要求に応じて、あるいは所定のステータスの変化に
基づいて、ホスト装置に送信される。即ち、プリンタ機
構毎に用意されている連続紙ステータスバイトやレシー
ト紙ステータスバイトはそれぞれのプリンタ機構に対応
した状態が送信され、プリンタ機構間で抵触する可能性
のあるオフライン要因ステータスバイトは原則として、
選択されているプリンタ機構に対応する状態が送信され
る。なお、プリンタによってオフライン状態が表明され
ている場合には、受信バッファ54に未処理の制御コマ
ンドが残っており、ホストからのステータス要求コマン
ドが実行できない場合がある。この場合には、ホスト装
置2は前述のリアルタイムコマンドを用いてステータス
要求を行う。これにより、受信バッファ54の内容に拘
わらず直ちに上記のステータス送信が実行される。
【0033】状態検出部65および66は、これらのセ
ンサーなどによってそれぞれのプリンタ機構10および
20のステータスが変化するとその情報を異常処理部7
2に伝達する。さらに、異常処理部72は、プリンタ機
構判定部71によって選択されているプリンタ機構を判
断することができる。従って、異常処理部72は、それ
ぞれのプリンタ機構10および20のステータスをそれ
ぞれのプリンタ機構毎に把握でき、さらに制御部57か
らの通知によってプリンタ機構が印刷中であるか否かも
判断できるので、本例の複合プリンタ1において行うべ
き異常処理を決定することができる。本例の異常処理部
72は、例えば、いずれかのプリンタ機構10あるいは
20でカバーオープンが検出されたときに選択されてい
るプリンタ機構に応じて以下に述べる異常処理を行う。
【0034】サーマルプリンタ機構10においてカバー
オープンが検出された場合は、サーマルプリンタ機構1
0が選択されて印刷処理が進行中、すなわち、プリンタ
機構判定部71がレシート用紙のデータに基づいてサー
マルプリンタ機構10を選択しているときは、カバーオ
ープン以降は印刷バッファ61内のデータの処理を継続
することができず、受信バッファ54に受け入れたデー
タの処理が進まない。このため、ビジィー信号発生部7
3からビジィー信号を出力してインタフェース51を介
してホスト2に対しデータ転送の中止を促す。以下、こ
の処理をオフライン処理という。これと共に、印刷中の
一行の印刷が終了すると印刷処理を中止する。そして、
カバークローズになると、自動復帰エラーとして印刷途
中の行から自動的に印刷を再開し、オンライン処理、即
ちビジィー信号をクリアーする処理を行う。
【0035】図5のフローチャートに基づいて上記の処
理を説明する。ST10においてカバーオープンなるエ
ラー状態が検出されるとST13において上記のエラー
処理が行われ、ST14においてサーマルプリンタ機構
に対応するエラーフラグがセットされる。そして、ST
10においてカバーが閉じられエラー状態から回復した
ことが検出されるとST11において印刷の再開という
回復処理が行われ、ST12においてエラーフラグがリ
セットされる。
【0036】なお、上記のオフライン処理は図4に示す
フローチャートにおいて行われる。即ち、ST1におい
てプリンタ機構が判断される。サーマルプリンタ機構が
選択されている場合には、ST3においてサーマルのエ
ラーフラグがチェックされる。当該フラグがセットされ
ていた場合には、ST5において上記のオフライン処理
が行われる。一方、ST3において、エラーフラグがリ
セットされていた場合には、ST4においてオフライン
の解除、即ちオンラインに設定される。
【0037】一方、ワイヤードットプリンタ機構20に
おいてカバーオープンが検出された場合は、ワイヤード
ットプリンタ機構20で印刷処理が進行中、すなわち、
プリンタ機構判定部71がスリップ用紙のデータに基づ
いてワイヤードットプリンタ機構20を選択していると
きは、カバーオープンによってプラテン21により印刷
ヘッド24が圧迫されるので印刷をすぐに停止して印刷
ヘッド24を待機位置に後退させる必要がある。また、
プラテンがカバーオープンによって影響を受けない場合
においても、印刷処理の確実化のため当該行の印刷の終
了の後、速やかに印刷処理を中止することが望ましい。
従って、それ以降は印刷バッファ63内のデータの処理
を継続することができず、受信バッファ54に受け入れ
たデータの処理が進まない。このため、モード1と同様
にビジィー信号を出力してインタフェース51を介して
ホスト2に対しデータ転送の中止を促す。また、ワイヤ
ードットプリンタ機構20はスリップ用紙に印刷するの
で印刷箇所の位置決めを確認する必要がある。従って、
カバークローズになっても自動復帰させず、復帰可能エ
ラーとしてホスト装置から復帰コマンドが転送されたと
きに印刷を再開し、ビジィー信号をクリアーする。
【0038】上記の異常処理は、図6のフローチャート
に示されている。即ち、ST21においてカバーオープ
ンというエラー状態が検出されると、ST26において
上記のエラー処理が行われる。そして、エラーフラグが
セットされる。このフラグは後述するオフライン処理の
中で参照される。また、ST21においてカバークロー
ズが検出されると、ST22において、キャリッジの基
準位置検出などの周知の回復処理を行う。そして、ST
23においてエラー回復コマンドがホスト装置から送信
されるのを待ち、その受信後、ST24において印刷の
再開を行い、ST25においてエラーフラグのリセット
を行う。
【0039】また、上記のオフライン処理は、図4に示
すフローチャートにおいて行われる。即ち、ST1にお
いてプリンタ機構が判断される。ワイヤードットプリン
タ機構が選択されている場合には、ST2においてエラ
ーフラグがチェックされる。当該フラグがセットされて
いた場合には、ST5において上記のオフライン処理が
行われる。一方、ST2において、エラーフラグがリセ
ットされていた場合には、ST4においてオフラインの
解除がおこなわれる。即ちオンラインに設定される。
【0040】図4のフローチャートから明らかなよう
に、選択されていないプリンタ機構においてエラーフラ
グがセットされていてもその状態はオフラインとしてホ
スト装置に通知されることはない。即ち、サーマルプリ
ンタ機構10あるいはワイヤードットプリンタ機構20
においてカバーオープンが検出され、エラーフラグがセ
ットされていてもそのプリンタ機構10および20が選
択されていない場合は本例の複合プリンタ1においては
ビジィー信号を出力しない。
【0041】なお、ビジィー信号発生部73からビジィ
ー信号が発生されるビジィー要因は上記に限定されず、
本例の複合プリンタ1においては制御部57を介して受
信バッファフルなどの要因が供給され、この場合はプリ
ンタ機構の選択の如何にかかわらずビジィー信号がイン
タフェース51を介してホスト装置に出力されるように
なっている。
【0042】上記の例においてはプリンタ機構の選択
は、印刷を行うべき記録媒体を選択する制御コマンド及
び記録媒体とプリンタ機構との対応関係を格納した表に
よって行っている。しかし、この場合においては、一方
のプリンタ機構を用いて印刷を行っている間は、他のプ
リンタ機構の状態をホスト装置が知ることができない。
そこで、以下に説明する他の例においては、印刷すべき
記録媒体の選択とは異なる第2の記録媒体選択コマンド
を用いて、ステータスを通知すべきプリンタ機構の選択
を行っている。
【0043】印刷を行うべき記録媒体を選択する制御コ
マンドの例を示す。
【0044】ESC c 0 n ここで、「ESC c 0」は制御コマンドの機能を示
し、「n」は選択すべき記録媒体を示す。n=0でレシ
ート紙、n=1でジャーナル紙、n=2でスリップ紙、
n=4でバリデーション紙をそれぞれ示している。コマ
ンド解析部55は「ESC c 0」というコードを検
出するとこれに続く「n」の値に応じて印刷を行うべき
記録媒体を選択する。そして、上述のような手順でプリ
ンタ機構が選択される。この選択の状態はRAM等の記
憶部に格納され、以降必要に応じて参照される。
【0045】ステータスを通知すべきプリンタ機構を選
択する第2の記録媒体選択コマンドの例を以下に示す。
【0046】ESC c 1 n ここで、「ESC c 1」は制御コマンドの機能を示
し、「n」は選択すべき記録媒体を示す。「n」の値に
ついては上記と同様なので説明を省略する。この制御コ
マンドによって選択されたプリンタ機構も同様に格納さ
れ、ステータス情報をホスト装置に通知する際に参照さ
れる。即ち、図4のフローチャート中、ST1において
当該設定が参照され、格納されているプリンタ機構に応
じてエラーフラグがチェックされる。なお、この制御コ
マンドは記録媒体毎に改行量等の制御量を設定するため
にも用いることができる。これにより、ホスト装置は一
の記録媒体に印刷を行っている間にも、他の記録媒体及
びこれに印刷を行うプリンタ機構の状態を知り、これに
基づいて制御量を設定したり、変更したりできる。
【0047】また、ステータスを送信するべきプリンタ
機構の選択を上記の両方の制御コマンドで行うこともで
きる。この場合には、最後に実行された制御コマンドに
応じて選択されたプリンタ機構がステータス送信を行う
べきプリンタ機構として設定され、格納される。これに
より、印刷を行う記録媒体を選択すれば同時に対応する
プリンタ機構のステータスが通知されるように設定さ
れ、また、印刷中においても印刷を行っていないプリン
タ機構のステータスを通知させることが可能となる。
【0048】このように、本例の複合プリンタ1におい
ては、搭載された個々のプリンタ機構毎にステータスを
検出し、さらに、稼働状態のプリンタ機構を判断してプ
リンタ機構に適した異常処理が素早く行えるようになっ
ている。従って、印刷ヘッドの焼損などのプリンタ機構
に特有の問題を未然に防止できると共に印刷用紙に最適
な異常処理を行うことができる。
【0049】さらに、本例の複合プリンタ1においては
ビジィー信号の要因となるプリンタ機構を選択できるよ
うになっており、レシート用紙がプリンタ機構判定部7
1に入力され、サーマルプリンタ機構10が選択された
状態でサーマルプリンタ機構10にビジィー要因が発生
したときと、スリップ用紙がプリンタ機構判定部71に
入力され、ワイヤードットプリンタ機構20が選択され
た状態でワイヤードットプリンタ機構20にビジィー要
因が発生したときにのみビジィー信号が出力されるよう
になっている。このため、複合プリンタ1に搭載されて
いるプリンタ機構を効率よく活用することができる。例
えば、サーマルプリンタ機構10の印刷中にカバーオー
プンになると、サーマルプリンタ機構に適した異常処理
が行われ、ビジィー信号が出力される。このモード1に
おいて、リアルタイムコマンドによってホスト2からス
リップ用紙を選択するコマンドまたはスリップ用紙に対
応するプリンタ機構のステータスを要求するコマンドが
入力されると、プリンタ機構判定部71がワイヤードッ
トプリンタ機構20を選択する。このため、図4に示す
フローチャートに従いビジィー信号が取り消され、ホス
ト2からスリップ印刷用のデータを複合プリンタ1に転
送してスリップ印刷またはその準備を行うことができ
る。このように、本例の複合プリンター1においては、
一方のプリンタ機構に異常が発生してもそのプリンタ機
構が選択されていなければ他方のプリンタ機構を通常通
り使用することができ、複数のプリンタ機構を効率的に
利用することができる。
【0050】このように、本例の複合プリンタは、それ
ぞれのプリンタ機構毎にステータスの検出ができるの
で、稼働中のプリンタ機構に適した異常処理が行えるよ
うになっている。また、ビジィー要因もプリンタ機構毎
に判断して出力できるので、少なくともビジィー要因の
発生していない側のプリンタ機構はホスト装置からデー
タを送って印刷処理を行うことができる。従って、一方
のプリンタ機構が何らかの事情によって使用できない状
態であっても、他方のプリンタ機構を活用することが可
能であり、複合プリンタの機能を最大限に発揮させるこ
とができる。
【0051】なお、上記の例では異常状態を示す要因と
してカバーオープンを例に説明したが他の要因、例え
ば、ヘッドの異常発熱、キャリッジの移動不良、オート
カッターの切断不良等のエラー要因や用紙なし又は消耗
などを検出した場合であっても同様であり、プリンタ機
構毎にそれぞれの要因を検出できるので、その要因とプ
リンタ機構の両者に適した異常処理を的確に選択して、
複合プリンタの制御を行うことができる。
【0052】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る複
合プリンタおよびその制御方法は複数のプリンタ機構が
搭載された印刷装置に関するものであり、プリンタ機構
毎に状態の変化を検出すると共に稼働中のプリンタ機構
を判断できるようにしている。従って、プリンタ機構の
状態の変化と、稼働状態に適した異常処理を選択するこ
とが可能であり、プリンタ機構の損傷を確実に防止でき
ると共に印刷用紙に最適な異常処理を行うことができ
る。さらに、ホスト装置に対してもビジィー信号を介し
てプリンタ機構の状態をプリンタ機構毎に送信すること
ができるので、複合プリンタに搭載された複数のプリン
タ機構を有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る複合プリンタの制御構成
の概略を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る複合プリンタの制御
構成の概略を示すブロック図である。
【図3】複合プリンタのプリンタ機構の概略を示す断面
図である。
【図4】図1に示す複合プリンタのオフライン状態の通
知制御を示すフローチャートである。
【図5】図1に示す複合プリンタのサーマルプリンタ機
構の異常処理を示すフローチャートである。
【図6】図1に示す複合プリンタのワイヤードットプリ
ンタ機構の異常処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・複合プリンタ 10・・サーマルプリンタ機構 20・・ワイヤーワイヤードットプリンタ機構 30・・制御機構 51・・インタフェース 52・・データ受信部 53・・リアルタイムコマンド解析部 54・・受信バッファ 55・・コマンド解析部 56・・データ送信部 57・・制御部 61、63・・印刷バッファ 62、64・・プリンタ機構部 65、66・・状態検出部 71・・プリンタ機構判定部 72・・異常処理部 73・・ビジィー信号発生部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置から受信したデータに基づき
    印刷処理を行う印刷装置において、 それぞれ独立した印刷ヘッドを備え、互いに異なる種類
    の記録媒体に印刷を行う第1及び第2のプリンタ機構
    と、 該第1及び第2のプリンタ機構の状態をそれぞれ検出す
    る第1及び第2の状態検出手段と、 前記第1及び第2のプリンタ機構から一のプリンタ機構
    を前記データに基づいて選択するプリンタ機構選択手段
    と、 該プリンタ機構選択手段によって選択された前記一のプ
    リンタ機構の状態に基づき、印刷装置の状態を決定する
    状態決定手段と、 該状態決定手段によって決定された前記印刷装置の状態
    を前記ホスト装置に通知する状態通知手段とを有するこ
    とを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置において、前記
    状態決定手段は、前記第1及び第2のプリンタ機構の状
    態が互いに抵触しない場合には、前記第1及び第2のプ
    リンタ機構の状態に基づいて印刷装置の状態を決定する
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の印刷装置におい
    て、前記プリンタ機構選択手段は、前記データに基づい
    て、印刷処理を行うべきプリンタ機構を選択することを
    特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の印刷装置において、前記
    状態通知手段は、オフライン/オンラインを表明するイ
    ンタフェース回路であることを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の印刷装置において、 前記データは、印刷処理を行うべきプリンタ機構を選択
    するための第1のコマンドと、状態通知の対象となるプ
    リンタ機構を選択するための第2のコマンドとを含み、 前記プリンタ機構選択手段は、前記第1及び第2のコマ
    ンドに基づき、プリンタ機構を選択することを特徴とす
    る印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の印刷装置において、前記
    プリンタ機構選択手段は、前記第1及び第2のコマンド
    の内、最後に受信したコマンドに基づき、プリンタ機構
    を選択することを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】 ホスト装置から受信したデータに基づき
    印刷処理を行う印刷装置において、 それぞれ独立した印刷ヘッドを備え、互いに異なる種類
    の記録媒体に印刷を行う第1及び第2のプリンタ機構
    と、 該第1及び第2のプリンタ機構の異常状態をそれぞれ検
    出する第1及び第2の異常検出手段と、 前記第1及び第2のプリンタ機構から、印刷処理を行う
    べき一のプリンタ機構を、前記データに基づいて選択す
    るプリンタ機構選択手段と、 該プリンタ機構選択手段によって選択された前記一のプ
    リンタ機構の異常状態に基づき、当該一のプリンタ機構
    に応じた異常処理を行う異常処理手段とを有することを
    特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】 請求項3または7記載の印刷装置におい
    て、前記データは、前記記録媒体を選択するコマンドを
    含み、 前記プリンタ機構選択手段は、前記プリンタ機構とこれ
    により印刷されるべき前記記録媒体との対応関係を格納
    する対応表を有し、 前記第1の印刷機構によって印刷されるべき記録媒体
    が、前記コマンドによって選択されたときは、前記第1
    の印刷機構を選択し、 前記第2の印刷機構によって印刷されるべき記録媒体
    が、前記コマンドによって選択されたときは、前記第2
    の印刷機構を選択することを特徴とする印刷装置。
  9. 【請求項9】 それぞれ独立した印刷ヘッドを備え、互
    いに異なる種類の記録媒体に印刷を行う第1及び第2の
    プリンタ機構を有し、ホスト装置から受信したデータに
    基づき印刷処理を行う印刷装置を制御する方法におい
    て、 該第1及び第2のプリンタ機構の状態をそれぞれ検出す
    る第1及び第2の工程と、 前記第1及び第2のプリンタ機構から一のプリンタ機構
    を前記データに基づいて選択する工程と、 該プリンタ機構選択工程において選択された前記一のプ
    リンタ機構の状態に基づき、印刷装置の状態を決定する
    工程と、 該状態決定工程において決定された前記印刷装置の状態
    を前記ホスト装置に通知する工程とを有することを特徴
    とする制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の制御方法において、前
    記状態決定工程においては、前記第1及び第2のプリン
    タ機構の状態が互いに抵触しない場合には、前記第1及
    び第2のプリンタ機構の状態に基づいて印刷装置の状態
    が決定されることを特徴とする制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項9または10記載の制御方法に
    おいて、前記プリンタ機構選択工程においては、前記デ
    ータに基づいて、印刷処理を行うべきプリンタ機構が選
    択されることを特徴とする制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の制御方法において、 前記データは、印刷処理を行うべきプリンタ機構を選択
    するための第1のコマンドと、状態通知の対象となるプ
    リンタ機構を選択するための第2のコマンドとを含み、 前記プリンタ機構選択工程においては、前記第1及び第
    2のコマンドに基づき、プリンタ機構を選択することを
    特徴とする制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の制御方法において、
    前記プリンタ機構選択工程においては、前記第1及び第
    2のコマンドの内、最後に受信したコマンドに基づき、
    プリンタ機構を選択することを特徴とする制御方法。
  14. 【請求項14】 それぞれ独立した印刷ヘッドを備え、
    互いに異なる種類の記録媒体に印刷を行う第1及び第2
    のプリンタ機構を有し、ホスト装置から受信したデータ
    に基づき印刷処理を行う印刷装置を制御する方法におい
    て、 該第1及び第2のプリンタ機構の異常状態をそれぞれ検
    出する第1及び第2の異常検出工程と、 前記第1及び第2のプリンタ機構から、印刷処理を行う
    べき一のプリンタ機構を、前記データに基づいて選択す
    る工程と、 該プリンタ機構選択工程において選択された前記一のプ
    リンタ機構の異常状態に基づき、当該一のプリンタ機構
    に応じた異常処理を行う工程とを有することを特徴とす
    る制御方法。
  15. 【請求項15】 請求項11または14記載の制御方法
    において、前記データは、前記記録媒体を選択するコマ
    ンドを含み、 前記プリンタ機構選択工程は、 前記プリンタ機構とこれにより印刷されるべき前記記録
    媒体との対応関係を得る工程と、 前記第1のプリンタ機構によって印刷されるべき記録媒
    体が、前記コマンドによって選択されたときは、前記第
    1のプリンタ機構を選択する工程と、 前記第2のプリンタ機構によって印刷されるべき記録媒
    体が、前記コマンドによって選択されたときは、前記第
    2のプリンタ機構を選択する工程とを有することを特徴
    とする制御方法。
JP9237506A 1996-09-02 1997-09-02 複数のプリンタ機構を備えた複合印刷装置およびその制御方法 Withdrawn JPH10119391A (ja)

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