JPH10117300A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH10117300A
JPH10117300A JP8267553A JP26755396A JPH10117300A JP H10117300 A JPH10117300 A JP H10117300A JP 8267553 A JP8267553 A JP 8267553A JP 26755396 A JP26755396 A JP 26755396A JP H10117300 A JPH10117300 A JP H10117300A
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look
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JP8267553A
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Inventor
Takafumi Ito
尊文 伊藤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つ分のルックアップテーブルで各種タイプ
の入力画像信号に対応でき、かつ、個々の装置に適合し
たガンマ補正を行うことのできる画像表示装置を提供す
ること。 【解決手段】 投写型表示装置1の液晶ライトバルブ9
25R、G、Bの透過率特性を測定し、それを演算部2
253で近似式としたものを演算データ部2254で記
憶しておく。入力された信号に応じてテーブル作成部2
255は、デジタルガンマ補正用のルックアップテーブ
ル2252のデータを書き換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ライトバルブ
を用いて画像を表示する画像表示装置に関するものであ
る。さらに詳しくは、本発明は、このような画像表示装
置において液晶ライトバルブに印加する画像信号の適正
化技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像表示装置のうち、ブラウン管方式の
モニターは、蛍光体に電子ビームを照射して3原色に対
応する各蛍光体を発光させて色再現するものであり、こ
のような蛍光体の輝度特性(輝度と印加電圧との関係)
は、図10に曲線Aで示すように2.2乗カーブを示
す。そこで、撮像管の方から出力される画像信号には、
図9に曲線Bで示すように−2.2乗カーブの逆補正を
予めかけてあり、これがガンマ補正である。
【0003】これに対して、光源から出射された白色光
束を3原色の各色光束に分離し、分離された各色の光束
を液晶ライトバルブで変調するタイプの画像表示装置に
おいて、それに用いた液晶ライトバルブの透過率−印加
電圧特性(以下、透過率特性という。)は、図10に曲
線Cで示すように非線形な変化を示す。従って、液晶ラ
イトバルブを用いて表示を行う場合にもガンマ補正を行
う必要がある。このようなガンマ補正を行う際には、従
来、図11(A)に示すようなトランジスタ回路を用い
られることが多く、このトランジスタ回路では、入力側
Tr1のベースに印加される入力画像信号が、参照側T
r2のベースに印加される基準電圧(定電圧)を越える
と、図11(B)に示すように、ゲインが変わるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方式で
は、図11(B)に示すように、あくまで1点折り曲げ
方式の簡易型のアナログガンマ補正であるため、この折
り曲げ点を境にゲインが急激に変わるので、画像に違和
感を生じやすいという問題点がある。また、液晶ライト
バルブを用いた画像表示装置で通常のブラウン管方式の
モニターで行われるような表示を行おうとしても、液晶
パネルの透過率特性は、ブラウン管の輝度特性に比べて
かなり変則的なものである。従って、液晶ライトバルブ
を用いてブラウン管用の入力画像信号に対応する画像を
得るには、入力画像信号にかけられている逆補正と、液
晶パネルの透過率特性とを考慮して、図9に曲線Bに示
したガンマ補正に代えて曲線Gで示すような液晶ライト
バブル用の理想的なガンマ補正とする必要があるが、こ
のようなガンマ補正は、図11(A)に示したトランジ
スタ回路では実現できないという問題点がある。
【0005】そこで、入力画像信号を、まず、0から2
55階調に対応する8ビットのデジタルデータに変換す
るとともに、これらのデジタルデータをガンマ補正用の
ルックアップテーブルを用いて8ビットのデジタルデー
タに変換し、この変換した信号を再びアナログ信号に変
換したものによって液晶ライトバルブを駆動すれば、1
点折り曲げ方式のガンマ補正に比してかなりきめ細かな
補正を行える。
【0006】しかし、このようなデジタルガンマ補正で
は、入力される可能性のある全ての入力画像信号に対応
する数のルックアップテーブルを予め構成しておく必要
があるため、数倍のメモリ容量が必要となるという問題
点がある。実際に入力される可能性のある画像信号とし
ては、NTSC方式のTV(あるいはビデオ)画像、P
AL/SECAM方式のTV(あるいはビデオ)画像、
パーソナルコンピュータの画像などがある。
【0007】そこで、本発明の課題は、上記の問題点を
解消することにあり、1つ分のルックアップテーブルで
各種タイプの入力画像信号に対応でき、かつ、個々の装
置に適合したガンマ補正を行うことのできる画像表示装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、光源と、該光源から出射された光束を
入力画像信号に基づき変調する液晶ライトバルブとを有
する画像表示装置において、該画像表示装置自身が有す
る液晶ライトバルブの透過率特性の近似式を算出する演
算部と、前記近似式を記憶しておく演算データ記憶手段
と、前記液晶ライトバルブの透過率特性に適合させるた
めに入力画像信号をガンマ補正する際のルックアップテ
ーブルを入力画像信号の形態が切り換わる度に前記近似
式と入力画像信号の形態とに基づいて作成するテーブル
作成手段とを有することを特徴とする。
【0009】本発明において、液晶ライトバルブの印加
電圧と透過率との関係を決定する際に、液晶ライトバル
ブの透過率を直接計測してもよいが、透過率に代えて、
表示された画面の輝度の方を計測してよいことは勿論で
ある。
【0010】本発明に係る画像表示装置では、デジタル
ガンマ補正を行うので、1点折り曲げ方式の簡易型のア
ナログガンマ補正を行う場合と相違してかなりきめ細か
な補正を行える。また、個々の画像表示装置において、
それに搭載されている液晶ライトバルブの透過率特性を
求め、その近似式に基づいてルックアップテーブルを作
成することになるので、画像表示装置個々において液晶
ライトバルブの透過率特性にばらつきがあっても、この
ようなばらつきを完全に吸収できる。さらに、入力され
る可能性のある全ての入力画像信号に対応する数のルッ
クアップテーブルを構成しておくのではなく、入力画像
信号の形態が切り換えられたときにいずれの形態の信号
であるかを判別し、その判別結果に基づいて、自動的に
ルックアップテーブルを構成する。それ故、一色につき
1つのルックアップテーブルで十分であるので、メモリ
容量が小さくて済む。
【0011】本発明において、前記近似式は、透過率特
性を区間毎に算出された一次関数で表すことが好まし
い。このように構成すると、透過率特性を近似式で記憶
しておくためのメモリ容量が極めて小さくて済む。
【0012】この場合に、液晶ライトバルブがノーマリ
黒モードであれば、前記近似式は、前記透過率特性を透
過率が0%、40%、60%、90%、100%に相当
する各点を境界とする4つの区間毎に近似した一次関数
で表すことが好ましい。このように構成すると、液晶ラ
イトバルブの透過率特性を少ないデータ数で特徴付けす
ることができる。
【0013】本発明において、前記テーブル作成手段
は、入力画像信号がNTSCモード、PAL/SECA
Mモード、およびPCモード(いわゆるパーソナルコン
ピュータの表示モード)のときには、入力画像信号側に
施されている逆補正が−2.2乗、−2.8乗、および
−2.5乗であるとして前記ルックアップテーブルを作
成すればよい。
【0014】本発明において、前記光源から出射された
白色光束を3原色の各色光束に分離する色分離手段を有
する場合には、前記近似式は前記3原色の色毎に作成さ
れることが好ましい。このように構成すると、前記テー
ブル作成手段は、入力画像信号がPCモードおよびTV
モードのときには色温度がそれぞれ9500Kおよび6
500Kのホワイトバランスとなるように前記ルックア
ップテーブルを作成するのも容易である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
一実施である投写型表示装置を説明する。
【0016】(全体構成)図1には本例の投写型表示装
置の外観を示してある。本例の投写型表示装置1(投写
型の画像表示装置)は、直方体形状をした外装ケース2
を有している。外装ケース2は、基本的には、アッパー
ケース3と、ロアーケース4と、装置前面を規定してい
るフロントケース5から構成されている。フロントケー
ス5の中央からは、フォーカスレンズを支持するフォー
カスリング61、およびズームレンズを支持するズーム
リング62を備える投写レンズユニット6の先端側の部
分が突出している。
【0017】図2には、投写型表示装置1の外装ケース
2の内部における各構成部分の配置を示してある。この
図に示すように、外装ケース2の内部において、その後
端側には電源ユニット7が配置されている。これよりも
装置前側に隣接した位置には光源ランプユニット8およ
び光学レンズユニット9が配置され、光源ランプユニッ
ト8は、光源ランプからの光を光軸に沿って光学レンズ
ユニット9の側に向けて出射する。光学レンズユニット
9の前側の中央には、投写レンズユニット6の基端側が
位置している。一方、光学レンズユニット9の一方の側
には、装置前後方向に向けて入出力インタフェース回路
が搭載されたインタフェース回路基板11が配置され、
これに平行に、ビデオ信号処理回路が搭載されたビデオ
基板12が配置されている。さらに、光源ランプユニッ
ト8、光学レンズユニット9の上側には、装置駆動制御
用の制御基板13が配置されている。装置前端側の左右
の角には、それぞれスピーカ14R、14Lが配置され
ている。
【0018】光学レンズユニット9の上面側の中央には
冷却用の吸気ファン15Aが配置され、光学レンズユニ
ット9の底面側の中央には冷却用循環流形成用の循環用
ファン15Bが配置されている。また、光源ランプユニ
ット8の裏面側である装置側面には排気ファン16が配
置されている。そして、電源ユニット7における基板1
1、12の端に面する位置には、吸気ファン15Aから
の冷却用空気流を電源ユニット7内に吸引するための補
助冷却ファン17が配置されている。
【0019】さらに、電源ユニット7の直上には、その
装置左側の位置にフロッピーディスク駆動ユニット(F
DD)18が配置されている。
【0020】(外装ケースの構造)図1に示すように、
外装ケース2のアッパーケース3は、長方形の天壁3a
と、その前側を除く三方の辺からほぼ垂直に下方に延び
ている左右の側壁3b、3cおよび後壁3dから形成さ
れている。同様に、ロアーケース4は、長方形の底壁4
aと、その前側を除く三方の辺からほぼ垂直に起立して
いる左右の側壁4b、4cおよび後壁4dから形成され
ている。フロントケース5は、中央部分が僅かに前方に
凸状態に湾曲しており、この部分には環状リム5aが周
囲に形成された円形の開口5bが開いており、ここを通
って、投写レンズユニット6の前端側の部分が装置前方
側に延びている。アッパーケース3とロアーケース4と
は、左右の側壁におけるそれぞれ2箇所の位置で、固定
ねじ21a、21bおよび22a、22bにより相互に
連結されている。フロントケース5は、上下からアッパ
ーケース3およびロアーケース4によって挟まれた状態
で保持されている。
【0021】アッパーケース3の天壁3aには、その中
央の前方側の位置にエアーフィルタカバー23が取付け
られている。このカバー23には多数の通気孔が形成さ
れており、この内側には、ここを介して外部から塵等が
侵入することの無いように、エアーフィルタ24が取付
けられている(図2(B)参照)。この裏面側に、上記
の吸気ファン15Aが位置している。天壁3aの前方側
の左右の端には、内蔵スピーカー14R、14Lに対応
した位置に多数の連通孔25R、25Lが形成されてい
る。また、天壁3aの左側の端の部分には、操作スイッ
チ蓋26が取付けられている。この操作スイッチ蓋26
はその一方の端を中心として開閉できるようになってい
る。この蓋26を開くと、その内部に配列された多数の
操作スイッチが露出する。
【0022】ロアーケース4の底壁4aには、内蔵され
ている光源ランプユニット8に対応する位置にランプ交
換蓋27が取付けられている。この交換蓋27は下壁4
aにねじ止めされており、ねじを緩めて蓋27を取り外
せば内蔵の光源ランプユニット8を交換することができ
る。
【0023】底壁4aの前端の左右の角には、高さ調整
用フット31(31R、31L)が配置されている。こ
れらのフット31は、それを回すことにより高さの微調
整ができ、フロントケース5の両端の下側部分に突出し
ている高さ調整ボタン32(32R、32L)を操作す
ることにより、これらのフット31の高さを大まかに調
整(粗調整)できるようになっている。底壁4aの後端
側の中央には突起33が形成されており、この突起33
と、上記の2個のフット31とにより装置1は3点支持
された状態でテーブル等に設置される。なお、設置面に
凹凸がある場合等に装置ががたつくことの無いように、
底壁の後端側の両端にも補助突起34R、34Lが形成
されている。
【0024】一方、装置前面を規定しているフロントケ
ース5の右側の上端位置と、装置後面の上半部分を規定
しているアッパーケース3の後壁3dの中央位置には、
それぞれ、受光窓35F、35Rが配置されている。こ
れらの受光窓はリモートコントローラからの制御光を受
けるためのものである。このように本例では、装置の前
後に受光窓を形成してあるので、装置の前側および後ろ
の側のいずれの側からでも遠隔操作を行うことができる
ので便利である。また、フロントケース5においてその
中央の投写レンズユニット6の左右の位置には、放熱フ
ィンが多数露出している放熱部5R、5Lが上下方向に
形成されている。これらの放熱部は、光学レンズユニッ
ト内を循環する空気流から熱を外部に放出するためのも
のである。
【0025】装置後面の下半部分を規定しているロアー
ケース4の後壁4dには、その左端の部位には、外部電
力供給用のACインレット36、および主電源スイッチ
37が配置されている。
【0026】図1(A)に示すように、装置の左側の側
面には携帯用ハンドル38が取付けられている。このハ
ンドル38の2つの基端部分38a、38bは、アッパ
ーケース3およびロアーケース4の側壁3b、4bの合
わせ面の部分に回転可能に取付けられている。アッパー
ケース側の側壁3bには、ハンドル収納用の凹部3eが
形成されており、ここにハンドル38を収納できるよう
になっている。また、側壁3bの上端部分には、装置の
動作状態を表示するためのLED表示部39が配置され
ている。ロアーケース側の左側の側壁4bには、下端を
中心として開閉可能な入出力用端子蓋41が取付けられ
ている。これを開けると、内部に配置されている多数の
入出力端子が露出する。
【0027】さらに、この装置左側のアッパーケース側
壁3bには、その後側の天壁3a寄りの位置に、水平な
状態で、フロッピーディスクの挿入口18aが開口して
いる。この挿入口18aの右上にはイジェクトボタン1
8bが配置されている。
【0028】装置の反対側、すなわち、右側の側面を規
定しているアッパーケースおよびロアーケースの側壁3
c、4cには、これらの双方に渡る状態で、排気孔43
が形成されている。この排気孔43の裏面側にはエアー
フィルタを介して冷却用の排気ファン16が位置してい
る。
【0029】(光学レンズユニット)図3において、光
学レンズユニット9は、その色合成手段を構成している
プリズムユニット910以外の光学素子が、上下のライ
トガイド901、902の間に上下から挟まれて保持さ
れた構成となっている。これらの上ライトガイド90
1、下ライトガイド902はそれぞれ、アッパーケース
3およびロアーケース4の側に固定ねじにより固定され
ている。また、これらの上下のライトガイド901、9
02は、プリズムユニット910の側に同じく固定ねじ
によって固定されている。プリズムユニット910は、
ダイキャスト板である厚手のヘッド板903の裏面側に
固定ねじよって固定されている。このヘッド板903の
前面には、投写レンズユニット6の基端側が同じく固定
ねじによって固定されている。したがって、本例では、
ヘッド板903を挟み、プリズムユニット910と投写
レンズユニット6とが一体となるように固定された構造
となっている。このように剛性の高いヘッド板903を
挟み、これらの双方の部品が一体化されている。したが
って、衝撃等が投写レンズユニット6の側に作用して
も、これらの双方の部材に位置ずれが発生することが無
い。
【0030】(光学系)ここで、本例に組み込まれてい
る光学系について説明する。図4には本例の投写型表示
装置1の光学系のみを示してある。本例の光学系は、上
記の光源ランプ81と、均一照明光学素子であるインテ
グレータレンズ921、922から構成される照明光学
系923と、この照明光学系923から出射される白色
光束Wを、赤、緑、青の各色光束R、G、Bに分離する
色分離光学系924と、各色光束を変調するライトバル
ブとしての3枚の液晶ライトバルブ925R、925
G、925Bと、変調された色光束を再合成する色合成
光学系としてプリズムユニット910と、合成された光
束をスクリーン上に拡大投写する投写レンズユニット6
から構成される。また、色分離光学系924によって分
離された各色光束のうち、青色光束Bを対応する液晶バ
ルブ925Bに導く導光系927を有している。
【0031】光源ランプ81としては、ハロゲンラン
プ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等を用いる
ことができる。均一照明光学系923は、反射ミラー9
31を備えており、照明光学系からの出射光の中心光軸
1aを装置前方向に向けて直角に折り曲げるようにして
いる。このミラー931を挟み、インテグレータレンズ
921、922が前後に直交する状態に配置されてい
る。
【0032】色分離光学系924は、青緑反射ダイクロ
ックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー94
2と、反射ミラー943から構成される。白色光束W
は、まず、青緑反射ダイクロイックミラー941におい
て、そこに含まれている青色光束Bおよび緑色光束Gが
直角に反射されて、緑反射ダイクロイックミラー942
の側に向かう。赤色光束Rはこのミラー941を通過し
て、後方の反射ミラー943で直角に反射されて、赤色
光束の出射部944からプリズムユニット910の側に
出射される。ミラー941において反射された青および
緑の光束B、Gは、緑反射ダイクロイックミラー942
において、緑色光束Gのみが直角に反射されて、緑色光
束の出射部945から色合成光学系の側に出射される。
このミラー942を通過した青色光束Bは、青色光束の
出射部946から導光系の側に出射される。
【0033】色分離光学系924の各色光束の出射部9
44、945、946の出射側には、それぞれ集光レン
ズ951、952、953が配置されている。したがっ
て、各出射部から出射した各色光束は、これらの集光レ
ンズ951、952、953に入射して平行化される。
【0034】このように平行化された各色光束R、G、
Bのうち、赤色および緑色の光束R、Gは液晶ライトバ
ルブ925R、925Gに入射して変調され、各色光に
対応した映像情報が付加される。すなわち、これらのラ
イトバルブは、不図示の駆動手段によって映像情報に応
じてスイッチング制御されて、これにより、ここを通過
する各色光の変調が行われる。このような駆動手段は公
知の手段をそのまま使用することができる。一方、青色
光束Bは、導光系927を介して対応する液晶ライトバ
ルブ925Bに導かれて、ここにおいて、同様に映像情
報に応じて変調が施される。本例のライトバルブは、例
えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として用
いたものを使用できる。導光系927は、入射側反射ミ
ラー971と、出射側反射ミラー972と、これらの間
に配置した中間レンズ973と、液晶パネル925Bの
手前側に配置した集光レンズ953から構成される。
【0035】次に、各液晶パネル925R、G、Bを通
って変調された各色光束は、色合成光学系910に入射
され、ここで再合成される。本例では、前述のようにダ
イクリックプリズムからなるプリズムユニット910を
用いて色合成光学系を構成している。ここで再合成され
たカラー映像は、投写レンズユニット6を介して、所定
の位置にあるスクリーン上に拡大投写される。
【0036】ここで、本例の光学系においては、上記の
構成に加えて、1/2波長板を、各色の光束の経路に配
置して、各色の光束をS偏光に揃えることが好ましい。
このようにS偏光のみを利用できるようにすると、P偏
光およびS偏光が混在しているランダム偏光をそのまま
利用する場合に比べて、ダイクロイックミラーでの色分
離性が改善される。また、導光系927はミラーを用い
て光束を反射しているが、S偏光はP偏光に比べて反射
率が良いので、光量損失等を抑制することができるとい
う利点もある。
【0037】(電源ユニット)電源ユニット7は、図2
に示すように、金属製のシールドケース701の内部に
各構成素子が内蔵され、この部分で発生する電気的、磁
気的ノイズが外部に漏れることを防止してある。シール
ドケース701は、装置の外装ケース2の左右の側壁に
渡る大きさであり、左端の部分は、装置前方側に向けて
一定の幅で突出した平面形状をしている。すなわち、こ
の突出部分702の前方には、光学系ブロック9の均一
照明系の反射ミラー931が装置前後方向に対して45
度の角度で配置されている。この裏面側の空間はとかく
デットスペースになり易い。本例では、この空間703
を有効利用するために、シールドケース701をこの空
間703の側に突出させて突出部分702を形成し、電
源ユニットの構成部品の配置空間を確保している。
【0038】本例の電源ユニット7では、ここから各駆
動部分への電力供給路等を可能な限り短くすることによ
り、ノイズ発生源であるリード線を可能な限り短くし、
これによりノイズの発生を抑制するようにしている。た
とえば、ACインレット36および主電源スイッチ37
は、電源ユニット7のシールドケース701の後側面に
対して直接に固定してある。したがって、これらの各部
分から電源ユニット7まで引き回されるリード線を省略
できる。
【0039】(駆動制御系)図5は、このように構成し
た投写型表示装置1の制御系の概略ブロック図である。
【0040】図に示すように、インターフェース回路基
板11上に形成されているインタフェース回路を介し
て、ビデオ信号(入力画像信号)が外部から入力され
る。通常のビデオ信号入力端子であるビデオ入力端子2
011、S−Video信号(YC分離された映像信
号)の入力端子である入力端子2012、コンピュータ
出力R、G、B信号入力端子2013からのビデオ信号
は、それぞれADコンバータ2015、2016、20
17を介してAD変換される。ビデオ入力端子201
1、2012からの入力ビデオ信号は、AD変換後のデ
ジタルデコータ2021を介してデコードされてVRA
Mコントローラ2030に供給される。R、G、Bのビ
デオ入力信号は、AD変換後にVRAMコントローラ2
030に供給される。同期信号入力端子2018からの
垂直同期信号V、水平同期信号Hは同期信号処理回路2
040に供給される。音声情報は、入力端子2050か
らボリューム2051を介して入力され、アンプ205
2を介して左右のスピーカー14R、14Lに供給され
る。
【0041】2060は、全体の制御を司るマイクロコ
ントローラであり、EEPROM等のメモリに格納され
ている制御プログラムに従って、各部分の駆動制御、映
像情報の処理制御を行う。また、同期信号処理回路20
40からの信号と、制御ブロック2030に設定されて
いるPCモード2032とに基づき、入力ビデオ信号が
コンピュータ入力信号であるか否かを判別する。ここで
いうPCモード2032とは、いわゆるパーソナルコン
ピュータ(PC)の表示モードであり、たとえばIBM
社のPCとの互換機であればVGA、SVGA、XGA
等のことであり、アップル社のマッキントッシュであれ
ばMAC13、MAC16等のことをいう。ここで、制
御ブロック2030にはPCモード2032として、各
種表示モードの水平同期信号Hの周波数が設定されてお
り、この設定により、入力ビデオ信号がコンピュータ入
力信号であるか否かを判別する。すなわち、コンピュー
タから出力される画像信号に対応した水平同期信号Hを
一定期間カウントしてその周波数を検出し、この周波数
により各コンピュータのどの種類の画面であるのか、あ
る程度の区別が可能である。また、水平同期信号Hの周
波数が近いモード同士であれば、1フィールド内の水平
同期信号Hの数とその極性からモードを決定する。ま
た、デジタルデコーダ2021から供給される判別信号
2021Sは、PCモード2032に対応したドットク
ロックやクランプパルスが含まれていることから、この
判別信号2021Sに基づき、入力ビデオ信号の形態を
判別する。さらに、マイクロコントローラ206の制御
の下に、VRAMコントローラ2030は、入力された
ビデオ信号を各フレーム毎にフレームメモリであるVR
AM2062に格納する。
【0042】このVRAM2062からのビデオ信号に
対しては、詳しくは後述するとおり、ガンマ補正部22
5が構成されており、このガンマ補正部225の信号変
換部2251において、ビデオ信号にデジタルガンマ補
正が施された信号が各色の信号毎に液晶ライトバルブ9
25R、925G、925Bの駆動制御回路2080
R、G、Bに供給される。
【0043】本例においては、R、Bの画像信号を一時
記憶するためのFIFOバッファで構成されたラインバ
ッファ2064R、2064Bを備えている。これらに
記憶された1画素ライン分の映像情報は、書き込まれた
順序に従って読みだされて、駆動制御回路2080R、
2080Bに出力される。これに対して、Gの画像信号
を一次記憶するためのLIFOバッファで構成されたラ
インバッファ2064Gは、最後に書き込まれた映像情
報から読みだされて駆動制御回路2080Gに出力され
る。駆動制御回路2080R、2080B、2080G
では、そこに入力されてくるデジタル信号をアナログ信
号に変換し、サンプルホールド回路などを介して液晶ラ
イトバルブ925R、G、Bに出力される。
【0044】(ガンマ補正回路)このように構成した投
写型表示装置1において、液晶ライトバルブ925R、
G、Bにおける透過率−印加電圧は、図10に曲線Cで
模式的に示したように線形的に変化しないこと、図9に
曲線Bで示したように、NTSCモード(NTSC方式
の信号)であればビデオ信号にはブラウン管方式のモニ
ターに対応するための−2.2乗カーブの逆補正がすで
にかけられていることから、ビデオ信号をそのまま液晶
ライトバルブ925R、G、Bに印加すると高品位の表
示を行うことができない。
【0045】そこで、本発明では、投写型表示装置1毎
に液晶ライトバルブ925R、G、Bに実際に印加した
電圧と透過率との関係(透過率特性)を実測し、この実
測値を参考にデジタルガンマ補正用のルックアップテー
ブル2252を構成するようになっている。また、ルッ
クアップテーブル2252については、ビデオ信号が切
り換わるたびにその形態に応じて演算により作成し直
し、ルックアップテーブル2252の内容を書き換える
ように構成されている。
【0046】すなわち、本発明では、図6にルックアッ
プテーブル2252を作成するための機能をブロック図
で示すように、投写型表示装置1を出荷する前に所定の
電圧(テスト信号)を液晶ライトバルブ925R、G、
Bに印加するとともに、それによって投写された画像の
輝度を撮像管226で実測し、その実測値と印加電圧と
がガンマ補正部225の演算部2253に入力されるよ
うになっている。ここで、演算部2253は、図7に曲
線Dで示す印加電圧と透過率(輝度)の実測値と、図7
に直線Eで示す印加電圧と透過率の理想的な関係とのず
れに基づいて、透過率特性の近似式を算出するようにな
っている。
【0047】本形態では、液晶ライトバルブ925R、
G、Bがノーマリ黒モードであることから、印加電圧と
透過率との関係を実測するにあたっては、透過率が0
%、40%、60%、90%、100%に相当する各電
圧を液晶ライトバルブ925R、G、Bのそれぞれに印
加し、そのときの透過率を液晶ライトバルブ毎に実測す
るようになっている。また、このような5つの実測値に
基づいて、演算部2253は、図8に折れ線Fで示すよ
うに、印加電圧と透過率との関係を区間T1〜T4I毎
に一次関数として近似するようになっている。ここで、
液晶の印加電圧と透過率との関係を表すカーブは、一般
に、透過率が0%から40%までの範囲、および透過率
が90%から100%までの範囲では直線的であるた
め、直線近似することが可能である。これに対して、液
晶ライトバルブで階調表示するのに重要な透過率が40
%から90%までの範囲で単に直線近似すると、階調表
示を適正に行えない。そこで、本形態では、液晶ライト
バルブで階調表示するのに重要な透過率が40%から9
0%までの範囲の略中間である60%で区間を区切って
直線近似を行うようにしている。
【0048】すなわち、印加電圧および透過率をそれぞ
れx、yとしたときには、各区間T1〜T4の透過率y
は、傾きaおよび切片bによって以下の各式 区間T1: y = a1 × x 区間T2: y = a2 × x + b2 区間T3: y = a3 × x + b3 区間T4: y = a4 × x + b4 で表される。このように区間設定すると、ノーマリ黒モ
ードの液晶ライトバルブ925R、G、Bの透過率特性
を比較的少ないデータ数で特徴付けすることができる。
【0049】再び、図6において、演算部2253で求
めた近似式の傾きa1 〜a4 および切片b2 〜b4 は、
演算データ部2254に記憶されるようになっており、
しかる後、投写型表示装置1が出荷されることになる。
【0050】そして、投写型表示装置1が出荷された以
降、ユーザの手元で使用される際にビデオ信号が入力さ
れてはじめて、液晶ライトバルブ925R、G、Bの透
過率特性に適合させるためにビデオ信号を信号変換部2
251においてデジタルガンマ補正する際のルックアッ
プテーブル2252がテーブル作成部2255によって
作成される。この際に、テーブル作成部2255は、演
算データ記憶部2254に記憶されている傾きa1 〜a
4 および切片b2 〜b4 から近似式を再現し、この近似
式と、マイクロコントローラ2060でのビデオ信号の
形態の判別結果とに基づいて、0〜255階調に対応す
る8ビットのガンマ補正用のルックアップテーブル22
52を演算により作成する。すなわち、入力ビデオ信号
は形態毎にそれに施されている逆補正が定まっているこ
とから、それを考慮して、テーブル作成部2255はル
ックアップテーブル2252を構成するための変換関数
を確定する。たとえば、入力ビデオ信号がNTSCモー
ドであれば、ビデオ信号側には−2.2乗のガンマ補正
がすでに施されるとしてルックアップテーブル2252
を作成する。
【0051】従って、テーブル作成部2255によって
ルックアップテーブル2252が形成された以降、投写
型表示装置1において画像を表示する際には、NTSC
モードの入力ビデオ信号は、まず、0〜255階調に対
応する8ビットのデジタルデータに変換されるととも
に、これらのデジタルデータは、信号変換部2251に
おいて、先に作成したルックアップテーブル2252に
基づいて8ビットのデジタルデータに変換され、この変
換した信号を駆動制御回路2080R、G、Bでアナロ
グ信号に変換したもの(ガンマ補正後のアナログ信号)
が液晶ライトバルブ925R、925G、925Bに供
給されることになる。従って、液晶ライトバルブ925
R、925G、925Bに印加される信号は、NTSC
モードの入力ビデオ信号に予めかけられている逆補正
と、液晶ライトバルブ自身の透過率特性とを考慮したガ
ンマ補正が行われた後の信号であるため、液晶ライトバ
ルブ925R、925G、925Bを用いた投写型表示
装置1であっても、通常のブラウン管方式のモニターで
行われるような表示を高品位に行うことができる。
【0052】ここで、ビデオ信号がNTSCモード(方
式)からPAL/SECAMモード(方式)に切り換わ
ったとする。この場合には、PAL/SECAMモード
のビデオ信号側には予め−2.8乗のガンマ補正がすで
に施されるので、テーブル作成部2255は、この値
と、演算データ記憶部2254に記憶されている傾きa
1 〜a4 および切片b2 〜b4 から再現した近似式とに
よって、液晶ライトバルブ用の理想的なガンマ補正を行
うためのルックアップテーブル2252を作成し、先に
作成されていたものを書き換える。同様に、ビデオ信号
がNTSCモードからPCモードに切り換わったとす
る。この場合には、PCモードのビデオ信号側には予め
−2.5乗のガンマ補正がすでに施されるので、テーブ
ル作成部2255は、この値と、演算データ記憶部22
54に記憶されている傾きa1 〜a4および切片b2 〜
b4 から再現した近似式とによって、液晶ライトバルブ
用の理想的なガンマ補正を行うためのルックアップテー
ブル2252を作成し、先に作成されていたものを書き
換える。
【0053】ここで、液晶ライトバルブ925R、B、
Gは、色毎に透過率特性がずれているので、ルックアッ
プテーブル2252は、R、G、Bの色毎に算出した近
似式に基づいて作成される。また、テーブル作成部22
55は、ビデオ信号がPCモードおよびTVモードのと
きには色温度がそれぞれ9500Kおよび6500Kの
ホワイトバランスとなるようにルックアップテーブル2
252を作成する。
【0054】(本形態の効果)このように構成した投写
型表示装置1において、ガンマ補正部225ではデジタ
ルガンマ補正を行うことができるので、1点折り曲げ方
式の簡易型のアナログガンマ補正を行う場合と相違して
かなりきめ細かな補正を行える。また、個々の投写型表
示装置1において、それに搭載されている液晶ライトバ
ルブ925R、925G、925Bに合ったルックアッ
プテーブル2252を作成することになるので、投写型
表示装置1の個々において液晶ライトバルブ925R、
925G、925Bの透過率特性にばらつきがあって
も、このようなばらつきを完全に吸収できる。さらに、
NTSCモード、PAL/SECAMモード、PCモー
ドなどといった入力される可能性のある全てのビデオ信
号に対応する数のルックアップテーブルを構成しておく
のではなく、ビデオ信号が切り換えられたときにいずれ
の形態の信号であるかを判別し、その判別結果に基づい
て、自動的にルックアップテーブル2252を更新して
いく。このため、一色につき1つのルックアップテーブ
ル2252で十分であるので、メモリ容量が小さくて済
む。しかも、最初に設定したルックアップテーブルを固
定して使用していく方式と相違して、ルックアップテー
ブルを更新していく方式なので、入力モードの切り換え
や画質調整を行っても最適な表示を常に行える。
【0055】また、テーブル作成部2255は、入力ビ
デオ信号の形態によって変換関数を確定することから、
PCモードであれば文字情報が多いのでコントラストを
明確につけるために黒側をつぶれ気味とするルックアッ
プテーブル2252を作成し、TVモードであれば中間
調を明確に表現できるようなルックアップテーブル22
52を作成するなど、入力ビデオ信号の形態に応じたル
ックアップテーブル2252を作成するのも容易であ
る。
【0056】さらに、3原色のそれぞれに合ったルック
アップテーブル2252を構成するので、これらの3原
色をブレンドする際のホワイトバランスを最適な条件に
設定するのも容易である。
【0057】なお、上記形態では、光源から出射された
白色光束を3原色の各色光束に分離し、それらを3枚の
液晶ライトバルブでそれぞれ変調するタイプの画像表示
装置に本発明を適用した例を説明したが、光源から出射
される光束を3原色の各色光束に分離せずに1枚の液晶
ライトバルブで変調する、いわゆる単板タイプの画像表
示装置にも本発明を適用できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
表示装置では、あくまでデジタルガンマ補正を行うの
で、1点折り曲げ方式の簡易型のアナログガンマ補正を
行う場合と相違してかなりきめ細かな補正を行える。ま
た、個々の画像表示装置において、それに搭載されてい
る液晶ライトバルブに合ったルックアップテーブルを作
成することになるので、画像表示装置個々において液晶
ライトバルブの透過率特性にばらつきがあっても、この
ようなばらつきを完全に吸収できる。さらに、入力され
る可能性のある全ての入力画像信号に対応する数のルッ
クアップテーブルを構成しておくのではなく、画像信号
が入力されたときにいずれの形態の信号であるかを判別
し、その判別結果に基づいて、自動的にルックアップテ
ーブルを構成する。それ故、一色につき1つのルックア
ップテーブルで十分であるので、メモリ容量が小さくて
済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である投写型表示装置の外観
形状を示す図である。
【図2】(A)は、光学レンズユニットと投写レンズユ
ニットの部分を取り出して示す概略平面構成図、(B)
はその断面図である。
【図3】ヘッド板、プリズムユニットおよび投写レンズ
ユニットを取り出して示す概略断面図である。
【図4】図1の投写型表示装置に組み込まれている光学
系の概略構成図である。
【図5】図1の投写型表示装置の制御系の概略ブロック
図である。
【図6】図5に示す制御系のガンマ補正部においてピッ
クアップデーブルを作成する機能を示すブロック図であ
る。
【図7】図5に示すガンマ補正部においてピックアップ
デーブルを作成するために液晶ライトバルブの透過率特
性を実測した結果を模式的に示すグラフである。
【図8】図7に示す液晶ライトバルブの透過率特性から
算出した近似式を示すグラフである。
【図9】撮像管の方から出力されるNTSCモードに予
めかけられているガンマ補正、およびそれを液晶ライト
バルブ用に修正したガンマ補正を説明するためのグラフ
である。
【図10】液晶ライトバルブの透過率特性、およびブラ
ウン管方式のモニターの輝度特性を示すグラフである。
【図11】従来のガンマ補正に用いたトランジスタ回路
の説明図である。
【符号の説明】
1 投写型表示装置 6 投写レンズユニット 8 光源ランプユニット 9 光学レンズユニット 225 ガンマ補正部 226 撮像管 910 プリズムユニット(色合成手段) 924 色分離手段 925R、925G、925B ライトバルブ 2060 マイクロコントローラ 2251 信号変換部 2252 ルックアップテーブル 2253 演算部 2254 演算データ部 2255 テーブル作成部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、該光源から出射される光束を入
    力画像信号に基づき変調する液晶ライトバルブとを有す
    る画像表示装置において、 前記液晶ライトバルブの透過率特性の近似式を算出する
    演算部と、前記近似式を記憶しておく演算データ記憶手
    段と、前記透過率特性に適合させるために入力画像信号
    をガンマ補正する際のルックアップテーブルを前記入力
    画像信号の形態が切り換わる度に前記近似式と入力画像
    信号の形態とに基づいて作成するテーブル作成手段とを
    有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記近似式は、前記透過率特性を区間毎
    に近似した一次関数であることを特徴とする請求項1記
    載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 ノーマリ黒モードの液晶ライトバルブに
    ついての前記近似式は、前記透過率特性を透過率が0
    %、40%、60%、90%、100%に相当する各点
    を境界とする4つの区間毎に近似した一次関数であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記テーブル作成手段は、入力画像信号
    がNTSCモード、PAL/SECAMモード、および
    PCモードのときには、入力画像信号側に施されている
    ガンマ補正がそれぞれ−2.2乗、−2.8乗、および
    −2.5乗であるとして前記ルックアップテーブルを作
    成することを特徴とする請求項1から3いずれかに記載
    の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記光源から出射された白色光束を3原
    色の各色光束に分離する色分離手段を有し、前記近似式
    は、前記3原色の色毎に作成されることを特徴とする請
    求項1から4いずれかに記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記テーブル作成手段は、入力画像信号
    がPCモードおよびTVモードのときには色温度がそれ
    ぞれ9500Kおよび6500Kのホワイトバランスと
    なるように前記ルックアップテーブルを作成することを
    特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
JP8267553A 1996-10-08 1996-10-08 画像表示装置 Withdrawn JPH10117300A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6756991B2 (en) 2000-06-15 2004-06-29 Seiko Epson Corporation Image display apparatus and color signal adjustment device used therein
US6933935B2 (en) 1999-02-25 2005-08-23 Canon Kabushiki Kaisha Image display apparatus and method of driving image display apparatus
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JP4605987B2 (ja) * 2000-08-28 2011-01-05 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタ、画像処理方法および情報記憶媒体

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