JPH10115375A - オイルシール装置 - Google Patents

オイルシール装置

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JPH10115375A
JPH10115375A JP8268876A JP26887696A JPH10115375A JP H10115375 A JPH10115375 A JP H10115375A JP 8268876 A JP8268876 A JP 8268876A JP 26887696 A JP26887696 A JP 26887696A JP H10115375 A JPH10115375 A JP H10115375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil seal
reinforcing ring
annular groove
mating member
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP8268876A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kusumoto
芳雄 楠本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keeper Co Ltd
Original Assignee
Keeper Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Keeper Co Ltd filed Critical Keeper Co Ltd
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Publication of JPH10115375A publication Critical patent/JPH10115375A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルシールの相手部材に対する取り付けが
容易で、シール性能および位置精度の高いオイルシール
装置を提供する。 【解決手段】 オイルシール11は、円板状リングであ
る補強環12の周縁に突片12aと折り返し片12bと
を交互に設け、シール部13にはサイドリップ13aと
環状突起13bを設ける。相手部材であるハウジング1
5には、補強環12の突片12aと折り返し片12bと
に対応する切り欠き部16aと鍔部16bとを有する環
状溝16を設け、これらを突片12aと切り欠き部16
a、折り返し片12bと鍔部16bとを互いに合わせ
て、補強環12を環状溝16内に押し込み回転させるこ
とによりオイルシール11をハウジング15に装着し、
環状突起13bを環状溝16の内側壁面に接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や産業機械
等の回転部分に取り付けられて、内部の流体の外部への
流出および外部からの異物の侵入を防止するためのオイ
ルシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のこの種のオイルシールの一
例を示している。オイルシール1は、軸方向に延びる円
筒状の取付部2aとその端部から半径方向内側に延びる
フランジ2bとからなる金属製の補強環2と、この補強
環2に一体に成形されて軸方向内側に延びるサイドリッ
プ3aを有するゴム様弾性体からなるシール部3と、こ
のシール部3の軸方向外側側面に一体に接合されたファ
ブリック4とからなる。補強環2の取付部2aを機械等
のハウジング5の取付穴に嵌め込むとともに、中心部に
軸6を通し、軸6に嵌め込まれたスリンガ7のフランジ
7aにサイドリップ3aの先端部を接触させ、またファ
ブリック4の先端部をスリンガ7の筒部7bに接触させ
る。スリンガ7は、そのフランジ7aによりオイルをせ
き止める役目をし、さらにサイドリップ3aによりオイ
ルの流出を防止し、ファブリック4は外部からの塵埃等
の異物の侵入を防止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のオイルシール装置では、金属製の補強環2を相手部
材であるハウジング5の取付穴に圧入して固定するた
め、加圧装置を使用しての装着および脱着が必要とな
り、メンテナンス性が悪いという問題があった。また相
手部材のハウジング5も通常は金属製なので、金属どう
しの強接触により、圧入時に補強環2またはハウジング
5の取り付け面に軸方向に傷がついてしまい、シール性
が低下するという問題があった。このため、金属補強環
の取付部をシール部のゴムで覆い、このゴムを介してハ
ウジングの取付穴に圧入することもあるが、この場合に
は、圧入時のスプリングバック等によって組み付け精度
が悪くなり、シール性能や寿命が低下するという問題が
あった。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、オイルシールの相手部材に対する取り付
けが容易で、シール性能および取付位置精度の高いオイ
ルシール装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、円板状リングである補強環の周縁に突片
と折り返し片とを交互に設け、相手部材にはその突片と
折り返し片とに対応する切り欠き部と鍔部とを有する環
状溝を設け、これら突片と切り欠き部、折り返し片と鍔
部とを互いに合わせて、補強環を環状溝内に押し込み回
転させることにより、オイルシールを相手部材に装着す
るようにしたものであり、オイルシールの相手部材に対
する取り付けが容易で、シール性能および取付位置精度
の高いオイルシール装置を実現することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明によるオイルシール装置
は、オイルシールが、円板状リングの周縁を部分的に軸
方向外側に向けて円筒状に折り返すことにより突片と折
り返し片とを形成した補強環と、この補強環に一体に成
形されて、軸方向にサイドリップと環状突起を有するシ
ール部とを備え、このオイルシールを取り付ける相手部
材が、オイルシールの補強環周縁の突片よりも少し大き
い切り欠き部と、補強環周縁の円筒状の折り返し片が嵌
合する鍔部とを有する環状溝を有し、オイルシールの補
強環の突片と折り返し片を相手部材の環状溝の切り欠き
部と鍔部に合わせて押し込み回転させて装着し、オイル
シールの環状突起を相手部材の環状溝の軸方向内側の側
壁に接触させたものであり、オイルシールの相手部材へ
の取り付けを容易に行うことができ、メンテナンス性が
良好であるとともに、オイルシールを相手部材へ取り付
けた時に軸方向に傷が発生することがないので、シール
性能を良好に維持することができ、さらにオイルシール
を相手部材の環状溝に規制された所定位置に取り付ける
ことができるので、取付位置精度を高めることができ
る。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例におけるオイルシー
ル装置を示し、オイルシール11は、SPCCやアルミ
ニウム、または樹脂等からなる円板状リングである補強
環12と、この補強環12の軸方向内側に一体に成形さ
れたサイドリップ13aと環状突起13bを有するゴム
様弾性体からなるシール部13と、このシール部13の
軸方向外側側面に一体に接合された合成繊維製のファブ
リック14からなる。補強環12は、図2に示すよう
に、円板状リングの周縁を部分的に軸方向外側に向けて
円筒状に折り返すことにより、円周方向に8等分の放射
状の突片12aと折り返し片12bとを形成したもので
ある。なお、12cは回り止め用の突起であり、相手部
材に取り付けた時に、相手部材の凹部に嵌まり込んで回
り止めの役目をする。一方、オイルシール11が取り付
けられる相手部材であるハウジング15には、図3に示
すように、オイルシール11の補強環12の周縁の突片
12aよりも少し大きい形状の切り欠き部16aと、補
強環12の周縁の円筒状の折り返し片12bがすきま嵌
めにより嵌合する鍔部16bとを有する環状溝16が形
成されている。
【0008】オイルシール11の補強環12の突片12
aと折り返し片12bとをハウジング15の環状溝16
の切り欠き部16aと鍔部16bとに合わせて治具等に
より押し込み回転させると、図1に示すように、円筒状
の折り返し片12bが鍔部16bの内側に嵌合した状態
で回転し、突片12aが鍔部16bの内側に入り込んで
抜け止めになるとともに、シール部13の環状突起13
bが環状溝16の軸方向内側の壁面に接触する。したが
って、オイルシール11の中心部に軸17を通し、軸1
7に嵌め込まれたスリンガ18のフランジ18aにサイ
ドリップ13aの先端部を接触させ、またファブリック
14の先端部をスリンガ18の筒部18bに接触させる
ことにより、ハウジング15内部のオイルは、スリンガ
18のフランジ18aにせき止められるとともに、サイ
ドリップ13aおよび環状突起13bにより外部への流
出が阻止され、さらに外部からの塵埃等の異物の侵入が
ファブリック14に防止される。
【0009】このように、上記実施例によれば、金属製
補強環12の突片12aと折り返し片12bとを環状溝
16の切り欠き部16aと鍔部16bとに合わせて押し
込み回転させることにより、オイルシール11をハウジ
ング15に簡単に取り付けることができる。特に折り返
し片12bに治具を嵌着させて取り付けることにより取
り付け作業がきわめて容易となる。またオイルシール1
1をハウジング15へ取り付けた時に、シール部13の
環状突起13bが環状溝16の軸方向内側の壁面に接触
するので、シール性能を良好に維持することができ、さ
らにオイルシール11をハウジング15の環状溝16内
に環状突起13bを介して取り付けるので、軸方向のず
れがなく取付位置精度を高めることができる。したがっ
てサイドリップの締め代が一定範囲に保たれてシール性
能が安定する。
【0010】
【発明の効果】本発明は、上記目的を達成するために、
円板状リングである補強環の周縁に突片と折り返し片と
を交互に設け、相手部材にはその突片と折り返し片とに
対応する切り欠き部と鍔部とを有する環状溝を設け、こ
れら突片と切り欠き部、折り返し片と鍔部とを互いに合
わせて、補強環を環状溝内に押し込み回転させることに
より、オイルシールを相手部材に装着するようにしたの
で、オイルシールの相手部材に対する取り付けが容易
で、シール性能および取付位置精度の高いオイルシール
装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すオイルシール装置の部
分断面図。
【図2】(a)同オイルシール装置の補強環の正面図 (b)図2(a)のA−A線に沿う部分拡大断面図。
【図3】(a)同オイルシール装置の相手部材であるハ
ウジングにオイルシールを取り付けた状態を示す正面図 (b)図3(a)のB−B線に沿う断面図。
【図4】従来のオイルシールの一例を示す部分断面図。
【符号の説明】
11 オイルシール 12 補強環 12a 突片 12b 折り返し片 13 シール部 13a サイドリップ 13b 環状突起 14 ファブリック 15 ハウジング 16 環状溝 16a 切り欠き部 16b 鍔部 17 軸 18 スリンガ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルシールが、円板状リングの周縁を
    部分的に軸方向外側に向けて円筒状に折り返すことによ
    り突片と折り返し片とを形成した補強環と、この補強環
    に一体に成形されて、軸方向にサイドリップと環状突起
    を有するシール部とを備え、このオイルシールを取り付
    ける相手部材が、前記オイルシールの補強環周縁の突片
    よりも少し大きい切り欠き部と、前記補強環周縁の円筒
    状の折り返し片が嵌合する鍔部とを有する環状溝を有
    し、前記オイルシールの補強環の突片と折り返し片を相
    手部材の環状溝の切り欠き部と鍔部に合わせて押し込み
    回転させて装着し、前記オイルシールの環状突起を前記
    相手部材の環状溝の軸方向内側の側壁に接触させたこと
    を特徴とするオイルシール装置。
JP8268876A 1996-10-09 1996-10-09 オイルシール装置 Pending JPH10115375A (ja)

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