JPH10114713A - p−キシレン及びp−トルイル酸メチルエステルを酸素含有ガスで酸化する方法 - Google Patents

p−キシレン及びp−トルイル酸メチルエステルを酸素含有ガスで酸化する方法

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JPH10114713A
JPH10114713A JP9277368A JP27736897A JPH10114713A JP H10114713 A JPH10114713 A JP H10114713A JP 9277368 A JP9277368 A JP 9277368A JP 27736897 A JP27736897 A JP 27736897A JP H10114713 A JPH10114713 A JP H10114713A
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Stefan Jelko
イェルコ シュテファン
Anton Schoengen
シェーンゲン アントン
Hermann-Josef Dr Korte
コルテ ヘルマン−ヨーゼフ
Gerhard Dr Franz
フランツ ゲルハルト
Hans-Guenther Dr Srebny
スレプニィ ハンス−ギュンター
Thomas Dr Jostmann
ヨストマン トーマス
Frank Dr Steding
シュテーディング フランク
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Huels AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/39Preparation of carboxylic acid esters by oxidation of groups which are precursors for the acid moiety of the ester
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/76Esters of carboxylic acids having a carboxyl group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C69/80Phthalic acid esters
    • C07C69/82Terephthalic acid esters

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 p−キシレン(pX)及びp−トルイル酸メ
チルエステル(pTE)を、少なくとも2個の部分段階
でかつ触媒の存在でジメチルテレフタレートを製造する
ヴィッテン−ヘルクレス法(DMT法)で酸素含有ガス
によって酸化する。 【解決手段】 pXを多量に含む少なくとも1個の部分
段階でpXの一部分を、該部分段階の酸化混合物に対し
て5〜30重量%のpTEの存在でDMT法の後続段階
からの酸化性成分で酸化しかつ/又はpTEを多量に含
む少なくとも1個の他の段階でpTEを、pTE及びp
−トルイル酸の総量に対して2〜30重量%のpXの存
在で酸化する。 【効果】 DMTの収率が増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジメチルテレフタ
レート(DMT)を製造するためのヴィッテン−ヘルク
レス(Witten-Hercules)法での酸化の際の改良された
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】DMTを製造するためのヴィッテン−ヘ
ルクレス法の場合には、p−キシレン(pX)を1個以
上の段階でコバルト−及びマンガン触媒の存在で空気の
ような酸素含有ガスで酸化してp−トルイル酸(pT
S)を生成させ、このものをメタノールでエステル化し
てp−トルイル酸メチルエステル(pTE)を形成し、
このものを酸化段階に戻す。p−トルイル酸メチルエス
テルはここで酸化されてテレフタル酸モノメチルエステ
ル(モノメチルテレフタレート:MMT)になる。酸化
生成物pTSはまだ酸化可能の他のメチル基を有してお
り、従って極めて類似の条件下では酸化されてテレフタ
ル酸を形成し、同様にpTEも酸化されてMMTとな
る。しかしpTSの溶融温度は酸化温度よりも高くかつ
pTSから生成されるTPSは不融性でさえあり、さら
に反応媒体中では溶解しにくいので、この反応は限定さ
れた範囲でしか起らない。それというのも酸化生成物が
さもなければもはや処理できなくなるからである。従っ
てヴィッテン−ヘルクレス法のすべての実施態様につい
ては、pTEが競合反応で酸化されてMMTになること
が特徴的である。MMTはTPSよりも著しく良好に溶
解し、pTEはpTS及びMMTのための優れた溶剤で
あり、低い融点を有しておりかつすでに比較的少量で酸
化生成物の溶融温度を著しく下げる。
【0003】DMT法の後続段階から由来する循環生成
物は比較できる効果を与える。この生成物はさらに一般
には、十分に多量の酸化中性物質、例えば安息香酸メチ
ルエステル(BME)、DMT、ジメチル−o−フタレ
ート(DMO)及びジメチル−イソ−フタレート(DM
I)以外に、少量の酸化性成分、例えばテレフタルアル
デヒド酸メチルエステル(TAE)及びヒドロキシメチ
ル安息香酸メチルエステル(HMBME)を含有してい
る。BME、DMO及びDMIは前記の意味においては
特に有効である。これら循環生成物は、pXの酸化に導
入する場合には、同様に導入されたpTEの量を少なく
維持することができる。これは望ましいことである。そ
れというのも、酸化及びエステル化に続く蒸留的後処理
段階(所謂粗エステル蒸留)における過剰の、つまり未
酸化pTEの分離は大きなエネルギー消費を要するから
である。従って、循環生成物の多量の酸化中性物質を、
たとえそれらが空時収率を下げかつ反応温度の上昇を必
要とするとしても、小さい不利として我慢する。もちろ
ん、僅少量の循環生成物を含む装置(ドイツ国特許公開
第3904586号明細書に記載されている)の場合に
は、相応に高い量のpTEをpX酸化に導入しなければ
ならない。
【0004】酸化に続くエステル化段階では、MMT及
びTPSならびにpTSがメタノールでエステル化さ
れ、その主成分たるDMT及びpTEを含む粗エステル
混合物が蒸留によって分離される。粗DMTは別の蒸留
及び/又は結晶化によって精製することができる。DM
Tからはまた加水分解によって、グリコールで直接エス
テル化可能の純テレフタル酸(商品名PTA)を収得す
ることもできる。ヴィッテン−ヘルクレス法にとって
は、pX及びpTEが混合物中で酸化されかつpTSな
らびにTPS及びMMTが一緒にエステル化されること
が特徴的である。
【0005】pXからpTSへの酸化は、僅かな収率損
失とのみ関連しているが、pTEからMMT又はpTS
からTPSへの酸化は該方法の最も大きな損失源であ
る。これは少なくとも、通常の作業法により全pX及び
全pTEならびに場合により前記の循環生成物が酸化ゾ
ーンの開始領域に供給されかつ触媒と一緒に一段以上の
全酸化ゾーン中を通過され、同ゾーンで場合により繰返
しの新鮮空気供給下に所望の反応率まで酸化される場合
に該当する。
【0006】pXからpTSへの酸化は、pTEからM
MT又はpTSからTPSへの酸化よりも著しく大きい
速度で進行する。従って中温、例えば140〜145℃
での酸化の開始時には先ずpXの大部分が酸化される。
酸化温度の選択に関しては、狭い範囲が存在する。13
5℃未満では反応率は著しく下がり、反応は停止しやす
い。爆発限界の超過を伴う酸素の発生があり得るために
顕著な安定性に対する危険も生じる。また酸化塔の冷却
系におけるこのような低温の場合には、限定的にしか使
用されえない低圧を有する蒸気しか製造され得ない。1
50℃よりも高い温度も同様に不利である、それという
のも6〜8バールの通常の反応圧力の場合には、多量の
pX及びpTEが廃ガスと共に排出され、回収されねば
ならないからである。またこのような高い温度の場合に
は酸素が非常に急速に消費されるので、少なくとも2%
の廃ガス中の所望の酸素濃度が得られない。反応混合物
中の酸素の不足は高沸点生成物、ジ−及びテルフェニレ
ンの生成を増大させるが、高い温度及び酸素の過剰は全
酸化を有利にする。ジ−及びテルフェニレンは損失であ
る。それというのは、これらは有価物質に変えることが
できないからである。
【0007】pTE及び/又はpTSの顕著な程度の酸
化は、pXが十分に酸化され、その上温度が10〜25
℃だけ上昇される場合に初めて成功する。一般に行われ
ているように、前記の循環流がpTEと一緒に、又はp
TEと同時に酸化ゾーンの開始領域に導入される場合に
は、温度がさらに約10℃高められねばならない。この
時は全酸化及び高沸点生成物の形成による損失は著しく
増大する。しかし、満足すべき反応率を達成しようとす
る場合には、このような温度は事実上避けることはでき
ない。
【0008】ヴィッテン−ヘルクレス法の酸化段階は、
極めて簡単な実施態様の場合には不連続的に作業する。
pX及びpTEは触媒溶液と一緒に予め装入され、加熱
され、所望の酸化度が得られるまで空気が導入される。
極めて簡単な連続的実施態様の場合には、pX、pT
E、空気及び触媒溶液は単一の酸化塔に供給され、酸化
混合物は連続的に取出される。この実施態様は設定され
た特定温度で作業し、従って酸化混合物の種々の成分の
異なる酸化特性から得られる要件を考慮しない。一段階
酸化の変法は、特公昭62−14537号公報に記載さ
れている。この方法は平行に配置された2個の酸化塔を
意図しており、そのうち一つの酸化塔には、1モル過剰
のpXが装入され、他の酸化塔には1モル過剰のpTE
が装入される。2個の並列酸化塔における温度は同じか
又は異なっていてもよく、好ましくは150〜190℃
である。この配置は単一酸化塔による作業方法と比べて
DMTの収率を改善する。しかしこの公報には、2個の
酸化塔における酸化混合物の組成と最適温度との間の関
係については記載されておらず、また実施例にも温度は
記載されていない。また好ましい温度も極めて高く、そ
の結果全酸化及び高沸点生成物の形成が著しい程度に起
きる。不十分な収率も例として表中に示されている。
【0009】連続的方法の場合の酸化塔の慣用の配置
は、2個の又は好ましくは3個の直列的に、つまり前後
に配置された酸化塔を有する配置である。この場合には
個々の酸化塔の温度を、酸化混合物のその都度の組成及
びその他の作業上の所与の条件に適合させることができ
る。さらに、全pX及び全pTEを、場合によっては全
循環生成物と一緒に酸化塔を通って部分段階に区分され
た全酸化段階に導入することも一般である。本発明はこ
の直列配置された酸化塔を有する実施態様に関連する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ヴィ
ッテン−ヘルクレス法での酸化における諸難点を克服し
て、p−キシレン及びp−トルイル酸メチルエステルの
改良された酸化方法を得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】連続的に配置された少な
くとも2個の部分段階でかつ触媒の存在でDMTを製造
するためのヴィッテン−ヘルクレス法で酸素含有ガスに
よってpX及びpTEを酸化する方法において、pXを
多量に含む少なくとも1個の部分段階でpXの一部分及
び場合により循環生成物を、この部分段階の反応混合物
に対して5〜30重量%のpTEの存在でDMT法の後
続段階からの酸化性成分によって酸化しかつ/又はpT
Eを多量に含む少なくとも1個の他の段階でpTE及び
/又はpTSならびに場合により循環生成物を、pTE
及びpTSに対して2〜30重量%のpXの存在で酸化
する場合には、pX及びpTEの触媒酸化の段階を選択
的に構成しかつDMTの収率を改善することができるこ
とが判明した。
【0012】本発明は、pXを限定された量のpTEの
存在で酸化しかつpTE及びpTSの酸化の際には特定
の最小量のpXの存在を配慮するのが有利であるという
観察に基づいている。つまりpXが、中間的に生じるペ
ルオキシ−ラジカルの分解、従って全酸化及び高沸点生
成物の形成を阻止する有効なH供与体であることが判っ
たのである。「pXを多量に含む部分段階」及び「pT
Eを多量に含む部分段階」という表現は、それぞれの段
階におけるpX及びpTEの絶対的濃度について述べよ
うとするのではなく、両物質の一方がその都度他方より
も支配的量で存在することを表わすものである。また、
少なくとも1個の部分段階でpXを酸化しかつ少なくと
も1個の他の部分段階でpTEを酸化するという表現
も、その都度他の物質が当該部分段階で酸化中性である
というように理解すべきではない。もちろん両部分段階
で両物質が酸化されるが、pXを多量に含む部分段階で
は主としてpXが酸化され、pTEを多量に含む部分段
階では主としてpTEが酸化される。
【0013】本発明の方法手段によって多数の意外な利
点が得られる。
【0014】(1) pXの酸化の選択性が数パーセン
ト高められる。pXは、pTEを多量に含む部分段階で
本発明の濃度及びその場合に可能な、160℃よりも低
い低温で酸化される場合にも安定化H供与体としてのそ
の役目を演じる。さらに循環生成物が方法工程における
第1の部分段階に導入されない限り、酸化の大部分が循
環生成物なしに行われる。これは特に、循環生成物中に
触媒の効果を低下させる物質が含有されているという理
由で有利である。従って比較的低い温度を調整すること
ができ、これによって選択性が高められるが、しかしま
た、当該酸化塔の冷却系に低圧を有するあまり有益でな
い蒸気が製造されることにもなる。反応温度を限界内で
選択することができることによって、装置操作の著しい
融通性が保証される。経済的な事情−高価な蒸気の必
要、pXの原価−に応じて、最適酸化温度を選択するこ
とができる。
【0015】(2) 循環生成物を方法工程における第
1の、好ましくはpXを多量に含む部分段階の後に接続
されている部分段階に、特に最終部分段階に供給し、そ
の結果先行段階における出発物質濃度が希釈によって低
下されない場合には、後接続の部分段階を160℃より
も低い温度で操作することができる。このような温度は
意外にも、循環生成物の容易に酸化できる成分の酸化に
とって全く十分である。
【0016】(3) pXを多量に含む部分段階におけ
る高沸点のpTSの量が多いために、そこで温度を高め
ることができるが、廃ガスを伴う過剰な生成物の排出又
は反応混合物の発泡を危惧する必要がない。これによっ
て空時収率が増大され、高価な蒸気が製造される。しか
し高い温度はDMTの収量の損失を招く。また(2)で
説明したように、反応温度をその都度の技術的及び経済
的な事情に適合させることもできる。
【0017】(4) pXを多量に含む部分段階におけ
るpXの酸化は、供給されたpTEの量が比較的少ない
が、酸化生成物を取扱いうるためには十分であるため
に、従来技術の比較可能の方法の場合よりもさらに進行
するので、この部分段階及び場合によっては後続の部分
段階でより多量のTPSが製造される。これによって復
帰されるpTEの量は減少されかつ粗エステル蒸留にお
いてエネルギーが節約されうる。
【0018】(5) 本発明は、現存の装置ならびに新
規装置の場合、つまり例えば直列配置された慣用の2個
以上の垂直酸化塔を有する装置及び水平酸化塔を有しか
つ部分段階に相当する2個以上の室に区分された装置の
場合に適用することができる。さらに不連続的又は平行
に操作される酸化塔を本発明により設けることもでき
る。特に新規方法は、直列配置された通常の3個の垂直
酸化塔を有するDMT装置の場合に適用されうる。該装
置が残留物循環又は熱分解、メタノリシス(Methanolys
e)及び/又は異性体循環によって操作されるかどうか
は重要でない。また該装置でDMT及び/又は純粋なテ
レフタル酸(PTA)が製造されるかどうかも重要では
ない。
【0019】方法パラメーター pXは、99%よりも高い純度で使用されうる市販の粗
製物質である。純度が高ければ高い程、それだけ価格は
高くなり、まだそれだけ生成する副生成物、例えばDM
O及びDMIの量は少なくなる。pXは通路では有利に
は50〜90%しか転化されないので、回収されたpX
を新しいpXと一緒に使用する。pTEは粗エステル蒸
留から生じる。
【0020】酸素含有ガスは、一般には空気であり、こ
れは場合により酸素で富化されている。そのために反応
は確かに活発になり、反応の実施はむずかしい。しかし
減少された廃ガス量は酸化混合物からあまり有価物質を
排出しないので、有価物質の回収はあまり費用がかから
ない。空気量は化学量論的過剰で有利に使用され、各部
分段階からの廃ガスが酸素約2〜5容量%を含有するよ
うに調節されかつ部分段階に分配される。
【0021】酸化段階は少なくとも2個の部分段階を含
む。酸化段階は有利には3個の部分段階、場合によって
はまた4個以上の部分段階を含む。少なくとも1個の部
分段階では、上記の条件の一つが満足されていなければ
ならない。第2の部分段階では他の条件が満足されてい
てもよいが、満足されていなくてもよい。また、一つの
部分段階で二つの条件が同時に満足されている操作状態
もある。また3個の部分段階を有する酸化段階の場合に
は、少なくとも1個の部分段階で少なくとも一つの条件
が満足されていなければならない。他の条件は、少なく
とも1個の別の部分段階で満足されていてもよいが、満
足されていなくてもよい。またこの場合にはpX、pT
E及びpTSの濃度は1個の部分段階又は数個の部分段
階で二つの条件を同時に満足させることもできる。
【0022】pXを多量に含む少なくとも1個の部分段
階における酸化混合物のpTEの含分5〜30重量%及
び/又はpTEを多量に含む少なくとも1個の部分段階
におけるpXの含分2〜30重量%(pTE及びpTS
の総量を基準とする)は、本発明による方法の重要な特
徴である。pXを多量に含む少なくとも1個の部分段階
におけるpTEの濃度は、部分段階の酸化混合物に対し
て有利には5〜20重量%、特に5〜15重量%であ
る。pTEを多量に含む少なくとも1個の別の部分段階
におけるpXの濃度は、同様に有利にはpTE及びpT
Sの総量に対して5〜20重量%、特に5〜15重量%
である。
【0023】本発明による方法は触媒に関しては従来の
技術水準と同様である。つまり、なかんずくコバルト塩
及びマンガン塩0.1〜10重量%を含む、場合により
カルボン酸を含有する水溶液を使用する。同溶液は有利
にはDMT法の別の過程で生じる蒸留残留物から抽出さ
れかつ損失を補償するために新しい溶液で補充される。
また方法工程における最終段階にも触媒を含有する残留
物循環流を加え、抽出されたかつ/又は新しい水溶液を
先行部分段階にのみ導入することができる。
【0024】原則として、前記の酸化性成分を含む循環
生成物を、一部分はpXを多量に含む部分段階及びpT
Eを多量に含む部分段階に導入することができる。しか
し有利には、循環生成物を、方法工程の第1の部分工程
の後に配置された少なくとも1個の部分工程に導入す
る。好ましくは循環生成物を方法工程の最終部分段階に
導入する。また循環生成物はpTEとの混合物で適当な
部分段階に導入することもできる。pXを多量に含む少
なくとも1個の部分段階で酸化されるpXの分量は広い
範囲で変化してよい。一般に反応したpXに対して25
〜75%である。しかし、pTEを多量に含む部分段階
ではpXが、有利なH供与体効果の発揮にとって十分
な、前記の濃度で存在しているのが有利である。
【0025】pXを多量に含む少なくとも1個の部分段
階の温度は、一般には135〜155℃、有利には14
0〜150℃である。pTEを多量に含む少なくとも1
個の他の部分段階では温度は、一般に150〜175
℃、有利には155〜160℃である。酸化はすべての
部分段階で一般には2〜25バール、有利には6〜8バ
ールの圧力で行われる。
【0026】方法を実施するための装置 (1) 3個の部分段階を有する装置 次に、連続的に配置された、従来の垂直酸化塔3個(前
記の3個の部分段階に相当する)を有するDMT装置の
酸化段階への本発明の適用を説明する。この酸化段階は
図1に略示してある。この場合酸化塔1〜3は同じ大き
さを有する。しかしこれらの酸化塔は異なる大きさであ
ってもよく、これによって平均滞留時間も異なってく
る。
【0027】部分段階1に相当する酸化塔1は、pX
1.1、pTE1.2、触媒溶液1.3、酸素含有ガス
としての空気1.4及び場合によって用いる循環生成物
1.5の入口管を有する。空気1.4は、この場合、後
続の酸化塔の場合と同様に、酸化塔の下部及び液状酸化
混合物の液位の下方の上部の入口管に有利に分配され
る。
【0028】pX及びpTEの酸化は著しく発熱的であ
る。酸化塔1の温度は、後続の酸化塔においても同様
に、熱交換器(図示してない)によって所望の高さに保
たれる。この温度は非常に低いので、その時の圧力では
pX1.1は沸騰しない。発生した蒸気は、温度に応じ
て、1〜8バールの圧力を有する。
【0029】酸化混合物1.6は、ポンプ1.7によっ
て酸化塔2に導入されるが、同塔もやはりpX2.1、
pTE2.2、触媒溶液2.3及び空気2.4の入口管
を備えている。また酸化性有価物質を含む循環生成物
2.5の入口管も存在している。
【0030】酸化混合物2.6は、酸化塔2からポンプ
2.7によって酸化塔3に移送される。この酸化塔も酸
化塔2と同様にpX3.1、pTE3.2、触媒溶液
3.3、空気3.4及び循環生成物3.5の入口管を備
えている。酸化混合物3.6は酸化塔3の底部から出
て、通常はさらに処理されうる。各酸化塔の頂部からは
酸素の少ない廃ガス4が排出され、有価物質の回収下に
おける適当な精製後に大気中に放出される。
【0031】このような三段階装置の場合には、例えば
酸化塔1には1個のpXを多量に含む部分段階が存在し
ていてよい。この場合にはpTE1.2の量は相応に調
節される、つまり常法に比べて減少される。これによっ
てそれ自体単独で、後続酸化塔2及び3における濃度割
合の如何に拘らず、本発明の方法による操作法が得られ
る。その代り酸化塔2には、減少されたpTE1.2の
量に相当する量のpTE2.2が導入される。また不足
するpTE量をpTE入口管2.2及び3.2に分配す
ることもできる。しかしこれは一般にはあまり好ましく
ない。さらに酸化塔2には循環生成物2.5も導入する
ことができる。これは生じる全循環生成物であってもよ
く、あるいはこの循環生成物を入口管2.5及び3.5
に分配する。しかし該全循環生成物を入口管3.5によ
り酸化塔3に供給するのが好ましい。所望の場合には、
pX2.1を酸化塔2及び/又は3に導入して、酸化塔
2及び/又は3におけるpTEを多量に含む少なくとも
1個の別の部分段階のために本発明の濃度を調節しても
よい。しかしまた、この濃度は、個々の酸化塔、特に酸
化塔1における方法パラメーターに応じて、さらにpX
を供給することなしに存在しうる。
【0032】また、方法工程における第1の部分段階が
pXを多量に含む部分段階である前記の三段階変法に関
しては、この第1の部分段階またpTEを多量に含む部
分段階であってもよい。この場合には例えばpTEは入
口管1.2及び1.1を介して、pTEを多量に含む部
分段階に関して本発明の濃度が存在するような量でのみ
供給される。残りのpX及びpTEの主要量は入口管
2.1及び2.2及び/又は3.1及び3.2に分配さ
れるが、好ましくは入口管3.1及び3.2を介して供
給される。循環生成物に関しては、方法工程における第
1の部分段階がpXを多量に含む部分段階である上記の
変法に関する記載があてはまる。
【0033】(2) 2個の部分段階を有する装置 このような装置に関しては、三段階の実施態様に関する
説明が、必要に応じて変えればあてはあまる。該装置は
2個の酸化塔によってより一層簡素で、安価であるが、
また方法条件の最適化が問題である場合にはあまり融通
性がない。2個の部分段階を有する方法の一変形の場合
には、第1の部分段階は並列配置された2個の部分ゾー
ンを包含しており、この際前記の特公昭62−1453
7号公報の方法の場合のように、該部分ゾーンの一方に
はpTEより1モル過剰のpXが存在し、他方の部分ゾ
ーンにはpXよりも1モル過剰のpTEが存在していて
よい。図2には、第1の部分段階に関しては並列配置さ
れた2個の酸化塔を有しかつ第2の部分段階に関しては
直列配置された第3の酸化塔を有する同様な装置を略示
してある。酸化塔5は、pX5.1、pTE5.2、触
媒溶液5.3及び空気5.4の供給管ならびに酸化混合
物5.5の排出管を有する。また並列配置された酸化塔
6も、同様な供給管6.1、6.2、6.3及び6.4
ならびに同様な排出管6.5を有する。酸化塔5及び6
は、導管8によって結合されており、この導管によって
酸化混合物はこれらの酸化塔の間で交換されうる。酸化
混合物5.5及び6.5は、酸化塔5及び6と同様に供
給管7.1、7.2、7.3及び7.4を備えている酸
化塔7に導入される。また酸化塔7には循環生成物7.
5が供給されかつ酸化混合物7.6が取出され、エステ
ル化のために移送される。酸化混合物6.5は全部又は
一部分導管9を介して酸化塔7の傍を通って直接エステ
ル化のために移送される。排出管11を介して酸化塔か
ら廃ガスが取出され、前記のように処理される。
【0034】酸化塔5にはpTEより1モル過剰のpX
が存在しており、酸化塔6ではその逆である。このモル
比に応じて本発明の条件が、酸化塔5及び6のいずれで
も満足されていない、一つの酸化塔で満足されている又
は両酸化塔で満足されている可能性がある。最後の場合
は、同一部分段階で二つの本発明の条件が満足されてい
る、前記の事例形成(Fallgestaltung)の特殊な場合で
ある。酸化塔5及び6のいずれでも本発明の条件が存在
しない場合には、酸化塔7における条件が、例えばpX
7.1の供給及び/又は酸化混合物6.5が酸化塔7及
びエステル化に分配される。その割合の変化によって本
発明に従っていることが保証されなければならない。も
ちろん適当な手段によってpTEを多量に含む部分段階
の本発明の濃度を、pX及びpTEの濃度が反応塔5及
び6の少なくとも1個ですでに、pXを多量に含む部分
段階の本発明の条件に相応する場合にも、第3の酸化塔
で調整することができる。
【0035】本発明を、直列配置された従来の垂直酸化
塔3個による酸化及び第1の部分段階における並列配置
された反応塔による二段階酸化の特別な場合について説
明したとしても、当業者は、本発明の手段を酸化塔の他
の数及び/又は配置による別の酸化及び/又は別種の酸
化塔にも転用することができることを認識するであろ
う。
【0036】
【実施例】次の二つの実施例で、従来の操作法(1)と
3個の部分段階を有する酸化装置の本発明の操作法
(2)(図1に図示してある)とを比較する。この場合
表中に記載した量的関係の基礎としてDMTの同一製造
量を選択した。触媒流は両方の場合とも事実上同じであ
り、それらの量は極めて小さいので量的関係については
考慮しなかった。
【0037】例1 従来の操作 この場合には、空気を除きすべての出発物質(pX、p
TE、酸化性の有価物質を含む又は含まない循環流)を
酸化塔1に供給する。pX流は新しいpXのみならず、
pXを多量に含む循環流(酸化廃ガス及びストリッパー
蒸気の凝縮物として生じる)も含有する。この循環流は
なかんずくpTEを、pX流中のpTEの含分が12〜
20重量%であるような量で含有する。酸化性有価物質
を含む又は含まない別の循環流1.5は後続の種々の装
置部分、例えば粗エステル蒸留及びメタノリシスから生
じかつ主としてpTE及び特にDMT、BME、HMB
ME、メトキシメチル安息香酸メチルエステル(MMB
ME)、DMO、DMI及び高沸点生成物を含有する。
つまり全pTE及びpTEを含有するすべての流れは酸
化塔1に導入される。従って酸化塔1の酸化混合物中の
pTE濃度は35重量%である。この操作法の場合に
は、DMTの収率は、使用されたpXに対して理論値の
約88%である。
【0038】例2 本発明による操作法 この場合には出発物質は全部酸化塔中に供給されずに、
3個の酸化塔に表に従って分配される。全pXは酸化塔
1に導入される。これは、前記のように、pXを多量に
含みかつpTEを含有する循環流も含むので、酸化塔1
中のpTEの含分は15重量%である。pTEの主要量
は酸化塔2に導入され、その残りの量ならびに酸化性及
び非酸化性有価物質を含む循環流の全量は酸化塔3に導
入される。この操作法の場合には、DMTの収率は使用
されたpXに対して理論値の約91%である。
【0039】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施することができる、直列配置
された酸化塔3個を有する3段階装置の略示図である。
【図2】3個の酸化塔を有していて、それらのうち並列
配置された2個の酸化塔が第1部分段階を形成しかつ第
3の酸化塔が第2部分段階である構成の2段階装置の略
示図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルマン−ヨーゼフ コルテ ドイツ連邦共和国 ハルテルン ヘルダー シュトラーセ 14 (72)発明者 ゲルハルト フランツ ドイツ連邦共和国 マール シュターガル ダー シュトラーセ 2 (72)発明者 ハンス−ギュンター スレプニィ ドイツ連邦共和国 ニーンブルク ミュー レンタイヒヴェーク 25 (72)発明者 トーマス ヨストマン ドイツ連邦共和国 デュルメン ロイスタ ー ヴェーク32 (72)発明者 フランク シュテーディング ドイツ連邦共和国 マール リーゲシュト ラーセ 64

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に配置された少なくとも2個の部
    分段階でかつ触媒の存在でジメチルテレフタレートを製
    造するためのヴィッテン−ヘルクレス法でp−キシレン
    及びp−トルイル酸メチルエステルを酸素含有ガスによ
    って酸化するに方法において、p−キシレンを多量に含
    む少なくとも1個の部分段階でp−キシレンの一部分及
    び場合により循環生成物を、該部分段階の酸化混合物に
    対して5〜30重量%のp−トルイル酸メチルエステル
    の存在でDMT法の後続段階からの酸化性成分で酸化し
    かつ/又はp−トルイル酸メチルエステルを多量に含む
    少なくとも1個の他の段階でp−トルイル酸メチルエス
    テル及び/又はp−トルイル酸ならびに場合により循環
    生成物を、p−トルイル酸メチルエステル及びp−トル
    イル酸の総量に対して2〜30重量%のp−キシレンの
    存在で酸化することを特徴とする、p−キシレン及びp
    −トルイル酸メチルエステルを酸素含有ガスで酸化する
    方法。
  2. 【請求項2】 p−トルイル酸メチルエステルが、p−
    キシレンを多量に含む部分段階に、該部分段階の酸化混
    合物に対して5〜15重量%の量で存在する、請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 p−キシレンが、p−トルイル酸メチル
    エステルを多量に含む部分段階に、p−トルイル酸メチ
    ルエステル及びp−トルイル酸の総量に対して5〜15
    重量%の量で存在する、請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 p−キシレンを多量に含む部分段階が、
    p−トルイル酸メチルエステルを多量に含む部分段階の
    前に配置されている、請求項1から3までのいずれか1
    項記載の方法。
  5. 【請求項5】 p−トルイル酸メチルエステルを多量に
    含む部分段階がp−キシレンを多量に含む部分段階の前
    に配置されている、請求項1から3までのいずれか1項
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 循環生成物を、方法工程における初めの
    部分段階の後に配置された、少なくとも1個の部分段階
    に導入する、請求項1から5までのいずれか1項記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 循環生成物を最終部分段階に導入する、
    請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 酸化が2個の部分段階から成り、そのう
    ち第1の部分段階はp−キシレンを多量に含む部分段階
    であり、第2の部分段階はp−トルイル酸メチルエステ
    ルを多量に含む部分段階である、請求項1から7までの
    いずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 酸化が2個の部分段階から成り、そのう
    ち第1の部分段階がp−トルイル酸メチルエステルを多
    量に含む部分段階であり、第2の部分段階がp−キシレ
    ンを多量に含む部分段階である、請求項1から7までの
    いずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 第1の部分段階が並列配置された2個
    の部分酸化ゾーンを包含しかつこれらの部分酸化ゾーン
    の一方にはp−トルイル酸メチルエステルよりも1モル
    過剰のp−キシレンが存在し、他方の部分酸化ゾーンに
    はp−キシレンよりも1モル過剰のp−トルイル酸メチ
    ルエステルが存在する、請求項8記載の装置。
  11. 【請求項11】 第1部分段階の酸化混合物の一部分が
    第2の部分段階に移送される前に、部分酸化ゾーンの一
    方から他方の部分酸化ゾーンに移送される、請求項10
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 酸化混合物の一部がp−トルイル酸メ
    チルエステルを多量に含む部分酸化ゾーンから直接酸化
    に続くエステル化段階に供給される、請求項10又は1
    1記載の方法。
  13. 【請求項13】 酸化が3個の部分段階を包含し、第1
    部分段階がp−キシレンを多量に含む部分段階であり、
    第3部分段階がp−トルイル酸メチルエステルを多量に
    含む部分段階である、請求項1から7までのいずれか1
    項記載の方法。
  14. 【請求項14】 酸化が3個の部分段階を包含し、第1
    部分段階がp−トルイル酸メチルエステルを多量に含む
    部分段階であり、第3部分段階がp−キシレンを多量に
    含む部分段階である、請求項1から7までのいずれか1
    項記載の方法。
JP9277368A 1996-10-11 1997-10-09 p−キシレン及びp−トルイル酸メチルエステルを酸素含有ガスで酸化する方法 Pending JPH10114713A (ja)

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