JPH10113986A - ラミネート方法 - Google Patents

ラミネート方法

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Publication number
JPH10113986A
JPH10113986A JP26863496A JP26863496A JPH10113986A JP H10113986 A JPH10113986 A JP H10113986A JP 26863496 A JP26863496 A JP 26863496A JP 26863496 A JP26863496 A JP 26863496A JP H10113986 A JPH10113986 A JP H10113986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
layer
base material
sealing layer
laminate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26863496A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Tamura
不二雄 田村
Kunio Yoneto
邦夫 米戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】熱伝導率の低い基材層と熱融着層とからなるラ
ミネートフィルムを使用して、低温で、しかも短時間の
加熱条件でラミネートしても十分な融着強度の得られる
ラミネート方法を提供する。 【解決手段】基材層の片面に熱融着層を有する、2枚の
ラミネートフィルムの熱融着層同士を、加熱、圧着して
ラミネートする際に、上記熱融着層を予備加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材の片面に熱融
着層を有するラミネートフィルムのラミネート方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、基材層の片面に熱融着層を有す
る、2枚のラミネートフィルムの熱融着層同士を、加
熱、圧着してラミネートする場合、ラミネートフィルム
の熱融着層の背面側から熱融着層を融点以上に加熱して
圧着する方法が行われている。熱融着層の背面側から加
熱して熱融着層を融点以上とするためには、背面側を融
点よりもかなり高い温度で加熱する必要があった。
【0003】しかしながら、上記ラミネートフィルムを
高温で加熱することによって、基材層が発泡したり、変
色を起こすなどの問題点があった。また、加熱時間が長
くなることによって、ラミネート速度が遅くなるため、
生産性が低くなるという問題点があった。
【0004】一方、低い温度での加熱あるいは短時間で
の加熱では、ラミネートによって十分な熱融着が行われ
ず、ラミネートされたものを包装袋として用いると、十
分な気密性が得られ難いとう問題点があった。特に、上
記ラミネートフィルムが熱伝導率の低い紙等を基材層と
する場合は、加熱時間が長くなるためこのような問題点
が起こり易かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、熱伝
導率の低い基材層と熱融着層とからなるラミネートフィ
ルムを使用して、低温で、しかも短時間の加熱条件でラ
ミネートしても十分な融着強度の得られるラミネート方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のラミネート方法
は、基材層の片面に熱融着層を有する、2枚のラミネー
トフィルムの熱融着層同士を、加熱、圧着してラミネー
トする際に、上記熱融着層を予備加熱することを特徴と
する。
【0007】本発明で用いられるラミネートフィルムと
しては、基材層の片面に熱融着層を有するフィルムが用
いられる。上記基材層としては、ポリエステル、ポリオ
レフィン、ナイロン等の樹脂フィルムの他、セロファ
ン、紙、アルミ箔等の金属箔などの単層フィルム及びこ
れらの積層フィルムが挙げられる。また、上記熱融着層
としては、ポリエチレン等の樹脂フィルムが挙げられ
る。
【0008】上記ラミネートフィルムとしては、例え
ば、基材層の片面に熱融着層が積層された積層体が用い
られる。
【0009】上記基材層の熱伝導率は、余り大きくなる
と予備加熱する際、熱融着層が溶融してラミネートが難
しくなるので、0.2〔Jm-1sec-1-1〕以下が好
ましい。
【0010】本発明のラミネート方法では、上記2枚の
ラミネートフィルムをラミネートする直前に熱融着層同
士を予備加熱する。ラミネートする直前の熱融着層の予
備加熱温度としては、(熱融着層の融点−50℃)〜
(熱融着層の融点)の範囲が好ましい。予備加熱温度
が、上記範囲より低くなると予備加熱の効果がなく、上
記範囲より高くなると熱融着層がはみ出してラミネート
が難しくなる。
【0011】上記予備加熱する方法としては、例えば、
面状発熱体、熱ロール等を用いて直接加熱する方法、
赤外線により加熱する方法、温風炉を通して加熱す
る方法などが挙げられる。これらの方法のうち、及び
では、熱融着層を予備加熱する方が加熱が容易であ
り、効率もよいので好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて本発明を更
に詳しく説明する。
【0013】(実施例1〜3)熱融着層を有するラミネ
ートフィルムとして、熱融着層がポリエチレン(大日本
印刷社製、融点約90℃)、基材層に紙を含む、ポリエ
チレンテレフタレートフィルム(12μm)/ポリエチ
レン(15μm)/上質紙(60μm)/ポリエチレン
(40μm)〔大日本印刷社製、融点約90℃〕を使用
した。上記2枚のラミネートフィルムの熱融着層を、面
状発熱体(坂口電熱社製「サミコンヒータースーパー3
40」)を用いて、表1に示す温度に予備加熱した後、
熱融着層同士を重ね合わせラミネートフィルム閉塞機
(大森機械社製「NW−405」)によって、表1に示
す熱融着温度で0.5秒間加熱圧着して、熱融着層同士
を熱融着した。
【0014】(比較例1〜4)熱融着層の予備加熱温度
及び熱融着温度を表1に示すように変えたこと以外は、
実施例1と同様にし熱融着層同士を熱融着した。
【0015】上記実施例及び比較例で作製ラミネートフ
ィルムの熱融着部を手で剥離し、剥離状況を目視観察に
より評価し、評価結果を表1に示した。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】本発明のラミネート方法は、上述の構成
であり、紙のような熱伝導率の低い基材層と熱融着層と
からなるラミネートフィルムを使用して、低温で、しか
も短時間の加熱条件でラミネートしても十分な熱融着強
度を得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材層の片面に熱融着層を有する、2枚
    のラミネートフィルムの熱融着層同士を、加熱、圧着し
    てラミネートする際に、上記熱融着層を予備加熱するこ
    とを特徴とするラミネート方法。
  2. 【請求項2】 ラミネートフィルムが、熱融着層と熱伝
    導率が0.2〔Jm-1sec-1-1〕以下である基材層
    との少なくとも2層よりなる積層体から形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のラミネート方法。
  3. 【請求項3】 ラミネートする直前の熱融着層の予備加
    熱温度が、(熱融着層の融点−50℃)〜(熱融着層の
    融点)の範囲であることを特徴とする請求項1記載のラ
    ミネート方法。
JP26863496A 1996-10-09 1996-10-09 ラミネート方法 Pending JPH10113986A (ja)

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JP26863496A JPH10113986A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 ラミネート方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110394361A (zh) * 2019-08-19 2019-11-01 崔路飞 一种不锈钢型材加工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110394361A (zh) * 2019-08-19 2019-11-01 崔路飞 一种不锈钢型材加工方法
CN110394361B (zh) * 2019-08-19 2021-02-02 佛山市国升五金制品有限公司 一种不锈钢型材加工方法

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