JPH10113543A - 逆浸透性フィルタカートリッジのためのフィラメント巻回ハウジング - Google Patents
逆浸透性フィルタカートリッジのためのフィラメント巻回ハウジングInfo
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- JPH10113543A JPH10113543A JP9169240A JP16924097A JPH10113543A JP H10113543 A JPH10113543 A JP H10113543A JP 9169240 A JP9169240 A JP 9169240A JP 16924097 A JP16924097 A JP 16924097A JP H10113543 A JPH10113543 A JP H10113543A
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- end cap
- support ring
- liner
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D65/00—Accessories or auxiliary operations, in general, for separation processes or apparatus using semi-permeable membranes
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のハウジングにおいては、分解および再
組立が困難であった。 【解決手段】 フィラメント巻回法により形成された第
１および第２スリーブ部材を有する中空のハウジング１
と；逆浸透性フィルタ２と；各スリーブ内に装着される
よう構成され各スリーブに対して密閉式に係合するエン
ドキャップ３０と、を具備する。
組立が困難であった。 【解決手段】 フィラメント巻回法により形成された第
１および第２スリーブ部材を有する中空のハウジング１
と；逆浸透性フィルタ２と；各スリーブ内に装着される
よう構成され各スリーブに対して密閉式に係合するエン
ドキャップ３０と、を具備する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆浸透性フィルタ
カートリッジのためのハウジングに関するものである。
ハウジングは、各端部において、シールをもたらすため
の、かつ、ハウジング端部との流体接続をもたらすため
の、独自のアセンブリを使用している。
カートリッジのためのハウジングに関するものである。
ハウジングは、各端部において、シールをもたらすため
の、かつ、ハウジング端部との流体接続をもたらすため
の、独自のアセンブリを使用している。
【０００２】
【従来の技術】逆浸透法は、溶媒−溶質からなる溶液か
ら、溶媒の分離を行うための周知の方法である。この方
法においては、半透性膜および高圧を利用している。半
透性膜を通して溶媒分子を選択的に拡散させることによ
り、溶媒−溶質からなる溶液からの純溶媒の分離がもた
らされる。
ら、溶媒の分離を行うための周知の方法である。この方
法においては、半透性膜および高圧を利用している。半
透性膜を通して溶媒分子を選択的に拡散させることによ
り、溶媒−溶質からなる溶液からの純溶媒の分離がもた
らされる。
【０００３】逆浸透システムは、典型的には、半透性の
膜材料から形成された壁を有する円筒状フィルタを利用
している。純溶媒を分離すべき、溶媒−溶質からなる溶
液は、フィルタの膜壁の外周面に接触させられる。溶液
およびフィルタ外部に十分な圧力を印加することによ
り、すなわち、典型的には、少なくとも約１００ｐｓｉ
の圧力、時には約５００ｐｓｉ〜約１５００ｐｓｉの圧
力を印加することにより、溶液は、フィルタの内部に向
けて駆動される。そして、純溶媒は、典型的には、フィ
ルタ端部から収集される。
膜材料から形成された壁を有する円筒状フィルタを利用
している。純溶媒を分離すべき、溶媒−溶質からなる溶
液は、フィルタの膜壁の外周面に接触させられる。溶液
およびフィルタ外部に十分な圧力を印加することによ
り、すなわち、典型的には、少なくとも約１００ｐｓｉ
の圧力、時には約５００ｐｓｉ〜約１５００ｐｓｉの圧
力を印加することにより、溶液は、フィルタの内部に向
けて駆動される。そして、純溶媒は、典型的には、フィ
ルタ端部から収集される。
【０００４】フィルタハウジングは、逆浸透性フィルタ
を収容するために設けられている。ハウジングは、分離
の際にハウジング内に存在するかなりの高圧を考慮し
て、通常、スチール製である。予想されるように、スチ
ールハウジングは、高価であり、逆浸透システムの応用
および使用が、ある程度制限されてしまっていた。
を収容するために設けられている。ハウジングは、分離
の際にハウジング内に存在するかなりの高圧を考慮し
て、通常、スチール製である。予想されるように、スチ
ールハウジングは、高価であり、逆浸透システムの応用
および使用が、ある程度制限されてしまっていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】プラスチック製のフィ
ルタハウジングが、導入された。これは、多くの点で満
足のいくものではあるけれども、それでもなお、いくつ
かの重大な欠点が存在している。逆浸透性フィルタのた
めに現在利用可能なプラスチック製フィルタハウジング
は、フィルタハウジングに対して取り付けられたあるい
は固定されたエンドキャップを利用している。このよう
な付属品は、ハウジングの内部へのアクセスを、非常に
困難なものとする。例えばフィルタカートリッジを交換
するために、キャップあるいはハウジングを損傷させる
ことなく、うまくエンドキャップを取り外せたにして
も、その後、再度、エンドキャップを取り付けなければ
ならない。再取付されたエンドキャップは、フィルタハ
ウジングを加圧した際に、しばしば、被害を受ける。よ
って、エンドキャップが取外しやすいものであるととも
に、再組立に際してハウジングの完全性を損傷させるこ
となくプラスチックフィルタハウジングに対してエンド
キャップの再取付が容易な、エンドキャップアセンブリ
が要望されている。
ルタハウジングが、導入された。これは、多くの点で満
足のいくものではあるけれども、それでもなお、いくつ
かの重大な欠点が存在している。逆浸透性フィルタのた
めに現在利用可能なプラスチック製フィルタハウジング
は、フィルタハウジングに対して取り付けられたあるい
は固定されたエンドキャップを利用している。このよう
な付属品は、ハウジングの内部へのアクセスを、非常に
困難なものとする。例えばフィルタカートリッジを交換
するために、キャップあるいはハウジングを損傷させる
ことなく、うまくエンドキャップを取り外せたにして
も、その後、再度、エンドキャップを取り付けなければ
ならない。再取付されたエンドキャップは、フィルタハ
ウジングを加圧した際に、しばしば、被害を受ける。よ
って、エンドキャップが取外しやすいものであるととも
に、再組立に際してハウジングの完全性を損傷させるこ
となくプラスチックフィルタハウジングに対してエンド
キャップの再取付が容易な、エンドキャップアセンブリ
が要望されている。
【０００６】金属製またはプラスチック製の現在知られ
ているフィルタハウジングに対する他の欠点は、応用に
対する柔軟性が制限されていることである。つまり、一
般的には比較的高価な特別注文品のハウジングおよびシ
ステムは例外として、市販されているハウジングは、連
結構成の数が限られている。よって、フィルタハウジン
グにおいて、連結構成の数を増加させることが望まし
い。
ているフィルタハウジングに対する他の欠点は、応用に
対する柔軟性が制限されていることである。つまり、一
般的には比較的高価な特別注文品のハウジングおよびシ
ステムは例外として、市販されているハウジングは、連
結構成の数が限られている。よって、フィルタハウジン
グにおいて、連結構成の数を増加させることが望まし
い。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的のす
べてを得ることができ、一方および双方の端部にスリー
ブ部材を有したフィラメント巻回中空ハウジングと、逆
浸透性フィルタと、それぞれのスリーブ部材内に装着さ
れるよう構成されるとともにそれぞれのスリーブ部材に
対して密閉式に係合し、これによりフィラメントを密閉
式に閉塞する端部部材と、を具備するフィルタおよびハ
ウジングを備えるアセンブリを提供する。他の形態にお
いては、本発明は、筒状内側ライナーと、内側ライナー
に軸合わせされて内側ライナーに隣接配置される中空円
筒形エンドキャップと、内側ライナーおよびエンドキャ
ップの外周面上に配置されるとともにエンドキャップを
超えて延在しこれによりスリーブを形成する外側ライナ
ーと、スリーブ内に配置されるとともにエンドキャップ
に対して密閉式に係合するよう設けられたヘッドと、を
具備するフィルタハウジングアセンブリを提供する。さ
らに他の形態においては、本発明は、円筒形内側ライナ
ーと、各々が内側ライナーの端部に配置された第１およ
び第２中空円筒形エンドキャップと、内側ライナーおよ
びエンドキャップを超えて配置された外側ライナーと、
対応するエンドキャップの内周面内に配置されるととも
にこの内周面に対して密閉式に係合する第１および第２
ヘッドと、を具備するフィルタ部材を保持するためのア
センブリを提供する。
べてを得ることができ、一方および双方の端部にスリー
ブ部材を有したフィラメント巻回中空ハウジングと、逆
浸透性フィルタと、それぞれのスリーブ部材内に装着さ
れるよう構成されるとともにそれぞれのスリーブ部材に
対して密閉式に係合し、これによりフィラメントを密閉
式に閉塞する端部部材と、を具備するフィルタおよびハ
ウジングを備えるアセンブリを提供する。他の形態にお
いては、本発明は、筒状内側ライナーと、内側ライナー
に軸合わせされて内側ライナーに隣接配置される中空円
筒形エンドキャップと、内側ライナーおよびエンドキャ
ップの外周面上に配置されるとともにエンドキャップを
超えて延在しこれによりスリーブを形成する外側ライナ
ーと、スリーブ内に配置されるとともにエンドキャップ
に対して密閉式に係合するよう設けられたヘッドと、を
具備するフィルタハウジングアセンブリを提供する。さ
らに他の形態においては、本発明は、円筒形内側ライナ
ーと、各々が内側ライナーの端部に配置された第１およ
び第２中空円筒形エンドキャップと、内側ライナーおよ
びエンドキャップを超えて配置された外側ライナーと、
対応するエンドキャップの内周面内に配置されるととも
にこの内周面に対して密閉式に係合する第１および第２
ヘッドと、を具備するフィルタ部材を保持するためのア
センブリを提供する。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は、本発明によるハウジング
の好ましい実施形態の構成要素を示す分解斜視図であ
る。図２は、好ましい実施形態をなすハウジングの一端
を外側ライナーを省略して示す分解斜視図であって、こ
のアセンブリの主要な構成要素を拡大して示している。
図３は、好ましい実施形態をなすハウジングの一端を示
す図であって、図２の各部材を組み立てた状態に対応し
ている。図４は、外側ライナーを形成する前の状態であ
って、巻回用心棒が当接された、好ましい実施形態をな
すハウジングのうちの部分的に組み立てられた一端を示
す図である。図５は、外側ライナーの成膜後における図
４のアセンブリを示す図である。図６は、好ましい実施
形態をなすハウジングにおいて使用されるエンドキャッ
プの構成要素を示す一部断面を含む斜視図である。図７
は、好ましい実施形態をなすハウジングにおいて使用さ
れるヘッド部材を示す一部断面を含む斜視図である。図
８は、組み立てられた好ましい実施形態をなすハウジン
グにおける典型的な液体の流入方向および流出方向を示
す図である。図９は、好ましい実施形態をなすハウジン
グの一端を示す一部断面を含む斜視図であって、側部ポ
ートおよび端部ポートの１つの可能な構成を示してい
る。
の好ましい実施形態の構成要素を示す分解斜視図であ
る。図２は、好ましい実施形態をなすハウジングの一端
を外側ライナーを省略して示す分解斜視図であって、こ
のアセンブリの主要な構成要素を拡大して示している。
図３は、好ましい実施形態をなすハウジングの一端を示
す図であって、図２の各部材を組み立てた状態に対応し
ている。図４は、外側ライナーを形成する前の状態であ
って、巻回用心棒が当接された、好ましい実施形態をな
すハウジングのうちの部分的に組み立てられた一端を示
す図である。図５は、外側ライナーの成膜後における図
４のアセンブリを示す図である。図６は、好ましい実施
形態をなすハウジングにおいて使用されるエンドキャッ
プの構成要素を示す一部断面を含む斜視図である。図７
は、好ましい実施形態をなすハウジングにおいて使用さ
れるヘッド部材を示す一部断面を含む斜視図である。図
８は、組み立てられた好ましい実施形態をなすハウジン
グにおける典型的な液体の流入方向および流出方向を示
す図である。図９は、好ましい実施形態をなすハウジン
グの一端を示す一部断面を含む斜視図であって、側部ポ
ートおよび端部ポートの１つの可能な構成を示してい
る。
【０００９】図１には、本発明によるフィラメント巻回
ハウジングアセンブリ１の好ましい実施形態の主要な構
成要素が示されている。ハウジング１は、概して、周縁
部回りに配置された外側ライナー１０２を有する円筒形
中空内側ライナー１０を備えている。外側ライナー１０
２は、好ましくは、後述するプロセスによって、内側ラ
イナー１０の外表面上に、樹脂コーティングされたフィ
ラメントを成膜することにより形成されている。外側ラ
イナー１０２は、円筒形アセンブリの端部と同軸に延在
しかつ各々がエンドキャップ３０・ヘッド６０・スナッ
プリング９０を受領する２つの端部領域またはスリーブ
を提供するよう、外側ライナー１０上に形成されてい
る。フィラメント巻回ハウジング１は、ハウジング１内
に存在するフィルタカートリッジ２を保持しており、フ
ィルタ２に対する入出力のための、１つまたは複数の側
部ポート１１０および／または１つまたは複数の端部ポ
ート１１４のための連結を提供している。典型的には、
多くの利用可能な交換用フィルタカートリッジすなわち
フィルタ２には、端部ポート１１４のような、同軸に延
在する端部ポートが設けられている。
ハウジングアセンブリ１の好ましい実施形態の主要な構
成要素が示されている。ハウジング１は、概して、周縁
部回りに配置された外側ライナー１０２を有する円筒形
中空内側ライナー１０を備えている。外側ライナー１０
２は、好ましくは、後述するプロセスによって、内側ラ
イナー１０の外表面上に、樹脂コーティングされたフィ
ラメントを成膜することにより形成されている。外側ラ
イナー１０２は、円筒形アセンブリの端部と同軸に延在
しかつ各々がエンドキャップ３０・ヘッド６０・スナッ
プリング９０を受領する２つの端部領域またはスリーブ
を提供するよう、外側ライナー１０上に形成されてい
る。フィラメント巻回ハウジング１は、ハウジング１内
に存在するフィルタカートリッジ２を保持しており、フ
ィルタ２に対する入出力のための、１つまたは複数の側
部ポート１１０および／または１つまたは複数の端部ポ
ート１１４のための連結を提供している。典型的には、
多くの利用可能な交換用フィルタカートリッジすなわち
フィルタ２には、端部ポート１１４のような、同軸に延
在する端部ポートが設けられている。
【００１０】図２においては、外側ライナー１０２は、
示されていない。図２を参照して、ハウジング１の各端
部の構成について説明する。エンドキャップ３０は、内
側ライナー１０とヘッド６０とを連結する。エンドキャ
ップ３０の後部環状エッジ３２は、内側ライナー１０の
一端における周縁部にわたって装着される。１つまたは
複数のシールリング２０を、漏れを防止するために、エ
ンドキャップ３０の後部環状エッジ３２と、内側ライナ
ー１０の一端と、の間におけるシールを確実にするため
に使用することができる。同様に、エンドキャップ３０
の前部環状エッジ３４は、ヘッド６０の後面６２上にわ
たって、好ましくは、ヘッド６０の端部のうちの後面６
２近傍周縁部上にわたって、装着される。ヘッド６０
は、エンドキャップ３０の内部に、ヘッド６０のうちの
前面６４近傍周縁部回りに配置された他のシールリング
５０が後述するようなエンドキャップ３０の内周縁に沿
って形成されたへりまたは棚４０に係合するような距離
だけ、挿入される。この構成は、フィルタハウジングと
して、新規かつ独自の端部構成を提供する。
示されていない。図２を参照して、ハウジング１の各端
部の構成について説明する。エンドキャップ３０は、内
側ライナー１０とヘッド６０とを連結する。エンドキャ
ップ３０の後部環状エッジ３２は、内側ライナー１０の
一端における周縁部にわたって装着される。１つまたは
複数のシールリング２０を、漏れを防止するために、エ
ンドキャップ３０の後部環状エッジ３２と、内側ライナ
ー１０の一端と、の間におけるシールを確実にするため
に使用することができる。同様に、エンドキャップ３０
の前部環状エッジ３４は、ヘッド６０の後面６２上にわ
たって、好ましくは、ヘッド６０の端部のうちの後面６
２近傍周縁部上にわたって、装着される。ヘッド６０
は、エンドキャップ３０の内部に、ヘッド６０のうちの
前面６４近傍周縁部回りに配置された他のシールリング
５０が後述するようなエンドキャップ３０の内周縁に沿
って形成されたへりまたは棚４０に係合するような距離
だけ、挿入される。この構成は、フィルタハウジングと
して、新規かつ独自の端部構成を提供する。
【００１１】図３は、図２に示すような好ましい実施形
態をなすハウジングの、組み立てられた端部を、さらに
詳細に示している。図に示すように、ヘッド６０は、エ
ンドキャップ３０内に、完全に挿入されている。これに
より、ヘッド６０の前面６４は、エンドキャップ３０の
前エッジ３４と面一になっている。図３は、また、エン
ドキャップ３０の後エッジ３２が、内側ライナー１０の
外側周縁部上に配置されていることを、示している。
態をなすハウジングの、組み立てられた端部を、さらに
詳細に示している。図に示すように、ヘッド６０は、エ
ンドキャップ３０内に、完全に挿入されている。これに
より、ヘッド６０の前面６４は、エンドキャップ３０の
前エッジ３４と面一になっている。図３は、また、エン
ドキャップ３０の後エッジ３２が、内側ライナー１０の
外側周縁部上に配置されていることを、示している。
【００１２】好ましい実施形態をなすハウジング１は、
硬く堅固なシェルをなす外側ライナー１０２を備えてい
る。外側ライナー１０２は、例えばフィラメント巻回法
のような成膜法により形成されることが好ましい。この
フィラメント巻回法においては、樹脂コーティングされ
たあるいは樹脂含浸された複数のファイバ状ストランド
が、内側ライナー１０およびエンドキャップ３０の外側
周縁部回りに巻回される。図１に示すように、本発明の
重要な特徴点は、外側ライナー１０２が、内側ライナー
１０およびエンドキャップ３０を明白に超えて延在して
おり、これにより、ハウジング１の各端部に位置させて
スリーブを形成していることである。
硬く堅固なシェルをなす外側ライナー１０２を備えてい
る。外側ライナー１０２は、例えばフィラメント巻回法
のような成膜法により形成されることが好ましい。この
フィラメント巻回法においては、樹脂コーティングされ
たあるいは樹脂含浸された複数のファイバ状ストランド
が、内側ライナー１０およびエンドキャップ３０の外側
周縁部回りに巻回される。図１に示すように、本発明の
重要な特徴点は、外側ライナー１０２が、内側ライナー
１０およびエンドキャップ３０を明白に超えて延在して
おり、これにより、ハウジング１の各端部に位置させて
スリーブを形成していることである。
【００１３】図４に示すように、各スリーブは、好まし
くは、部分的に組み立てられた内部ライナー１０および
エンドキャップ３０の端部に当接した、巻回用心棒１２
０を利用することにより、形成される。より詳細には、
巻回用心棒１２０の端部が、エンドキャップ３０の前エ
ッジ３４に当接している。よって、外側ライナー１０２
の形成時には、すなわち、フィラメント巻回法が適用さ
れて樹脂含浸フィラメントが成膜されることにより外側
ライナー１０２が形成される時には、外側ライナー１０
２は、巻回用心棒１２０の一部上にも、成膜または形成
される。巻回用心棒１２０は、好ましくは、エンドキャ
ップ３０のうちの心棒１２０が当接する部分の外径とほ
ぼ同じ外形を有する円筒部材である。巻回用心棒１２０
の外表面は、外側ライナー１０２をなす材料の成膜を容
易とするような処理またはコーティングが施されてい
る。外側ライナー１０２の形成が完了すると、巻回用心
棒１２０は、巻回されたアセンブリから取り外される。
これにより、ハウジングの端部から同軸に張り出すとい
う注目すべきスリーブが製造される。さらに、この場
合、巻回用心棒１２０の外表面は、結果的に残る外側ラ
イナー１０２のスリーブからの巻回用心棒１２０の取外
しを容易とするための処理またはコーティングが施され
ている。フィラメント巻回技術は、米国特許第３，６１
０，４２０号、第３，８０４，２５９号、第３，８７
９，２４３号、第４，３５１，０９２号に開示されてい
る。これら文献のすべては、参考のため、ここに組み込
まれる。ファイバおよび樹脂系、製造プロセス、および
関連事項に関する情報は、Ｓ．Ｔ．Ｐｅｔｅｒｓ氏、
Ｗ．Ｄ．Ｈｕｍｐｈｒｅｙ氏、Ｒ．Ｆ．Ｆｏｒａｌ氏に
よるSociety for Advancement of Material and Proces
s Engineering, January 1991 における”Filament Win
ding Composite Structure Fabrication”と題する文献
に開示されている。この文献もまた、参考のため、ここ
に組み込まれる。
くは、部分的に組み立てられた内部ライナー１０および
エンドキャップ３０の端部に当接した、巻回用心棒１２
０を利用することにより、形成される。より詳細には、
巻回用心棒１２０の端部が、エンドキャップ３０の前エ
ッジ３４に当接している。よって、外側ライナー１０２
の形成時には、すなわち、フィラメント巻回法が適用さ
れて樹脂含浸フィラメントが成膜されることにより外側
ライナー１０２が形成される時には、外側ライナー１０
２は、巻回用心棒１２０の一部上にも、成膜または形成
される。巻回用心棒１２０は、好ましくは、エンドキャ
ップ３０のうちの心棒１２０が当接する部分の外径とほ
ぼ同じ外形を有する円筒部材である。巻回用心棒１２０
の外表面は、外側ライナー１０２をなす材料の成膜を容
易とするような処理またはコーティングが施されてい
る。外側ライナー１０２の形成が完了すると、巻回用心
棒１２０は、巻回されたアセンブリから取り外される。
これにより、ハウジングの端部から同軸に張り出すとい
う注目すべきスリーブが製造される。さらに、この場
合、巻回用心棒１２０の外表面は、結果的に残る外側ラ
イナー１０２のスリーブからの巻回用心棒１２０の取外
しを容易とするための処理またはコーティングが施され
ている。フィラメント巻回技術は、米国特許第３，６１
０，４２０号、第３，８０４，２５９号、第３，８７
９，２４３号、第４，３５１，０９２号に開示されてい
る。これら文献のすべては、参考のため、ここに組み込
まれる。ファイバおよび樹脂系、製造プロセス、および
関連事項に関する情報は、Ｓ．Ｔ．Ｐｅｔｅｒｓ氏、
Ｗ．Ｄ．Ｈｕｍｐｈｒｅｙ氏、Ｒ．Ｆ．Ｆｏｒａｌ氏に
よるSociety for Advancement of Material and Proces
s Engineering, January 1991 における”Filament Win
ding Composite Structure Fabrication”と題する文献
に開示されている。この文献もまた、参考のため、ここ
に組み込まれる。
【００１４】スリーブの内周面上に凹溝を形成するため
に、巻回用心棒１２０の外表面上には、好ましくはエン
ドキャップ３０の前エッジ３４に当接する心棒１２０の
端部に向けてあるいは端部近傍には、チャネル形成部材
１３０が配置されていることが好ましい。外側ライナー
１０２をなす材料の成膜前に、心棒１２０の外表面上に
チャネル形成部材１３０を配置しておくことにより、ス
リーブの内周面上には、チャネル形成部材１３０の形状
に対応した形状の凹所が形成される。結果的に得られる
凹所は、詳細に後述するような、スナップリング９０を
受領するために使用される。チャネル形成部材１３０
は、従来のＯリングの形態とすることができる。
に、巻回用心棒１２０の外表面上には、好ましくはエン
ドキャップ３０の前エッジ３４に当接する心棒１２０の
端部に向けてあるいは端部近傍には、チャネル形成部材
１３０が配置されていることが好ましい。外側ライナー
１０２をなす材料の成膜前に、心棒１２０の外表面上に
チャネル形成部材１３０を配置しておくことにより、ス
リーブの内周面上には、チャネル形成部材１３０の形状
に対応した形状の凹所が形成される。結果的に得られる
凹所は、詳細に後述するような、スナップリング９０を
受領するために使用される。チャネル形成部材１３０
は、従来のＯリングの形態とすることができる。
【００１５】図５は、外側ライナー１０２の形成時にお
ける、内側ライナー１０の一端および巻回用心棒１２０
が当接されたエンドキャップ３０からなるアセンブリを
示している。図５により、外側ライナー１０２が、内側
ライナー１０の端部、エンドキャップ３０、および、チ
ャネル形成部材１３０をはっきりと超えて張り出してい
ることがわかる。本発明の好ましい実施形態において
は、ハウジング１の両端部において大きな壁厚さを確保
し得るようにして、外側ライナー１０２を形成すること
が好ましい。典型的には、このような増大された厚さ
は、スリーブの各先端部において測ったときに、約１／
４インチ〜約３／４インチにわたって変化する。必要に
応じて、これよりも厚い厚さ、または、薄い厚さを使用
することができる。外側ライナー１０２の巻回または成
膜の完了時には、巻回用心棒１２０は、アセンブリから
取り外される。外側ライナー１０２の端部は、スリーブ
の所望の端部形状を形成するよう、カットまたは機械加
工される。
ける、内側ライナー１０の一端および巻回用心棒１２０
が当接されたエンドキャップ３０からなるアセンブリを
示している。図５により、外側ライナー１０２が、内側
ライナー１０の端部、エンドキャップ３０、および、チ
ャネル形成部材１３０をはっきりと超えて張り出してい
ることがわかる。本発明の好ましい実施形態において
は、ハウジング１の両端部において大きな壁厚さを確保
し得るようにして、外側ライナー１０２を形成すること
が好ましい。典型的には、このような増大された厚さ
は、スリーブの各先端部において測ったときに、約１／
４インチ〜約３／４インチにわたって変化する。必要に
応じて、これよりも厚い厚さ、または、薄い厚さを使用
することができる。外側ライナー１０２の巻回または成
膜の完了時には、巻回用心棒１２０は、アセンブリから
取り外される。外側ライナー１０２の端部は、スリーブ
の所望の端部形状を形成するよう、カットまたは機械加
工される。
【００１６】図６は、エンドキャップ３０の好ましい実
施形態を示す断面図である。エンドキャップ３０は、組
み立てられたハウジング１において内側ライナー１０の
周囲を囲む後部環状エッジ３２と、ハウジング１におい
て内側ライナー１０の端部から外方を向くとともにヘッ
ド６０を受容する前部環状エッジ３４と、共に前エッジ
３４および後エッジ３２の間に延在している外周面４２
および内周面４４と、を備えている。後エッジ３２近傍
においては、内周面４４に沿って、シールリング２０を
受容するためのチャネル３６が形成されている。また、
内周面４４に沿っては、好ましくはチャネル３６の近傍
または付近に、後部棚３８が形成されている。後部棚３
８は、エンドキャップ３０が内側ライナー１０の端部上
をスライドして、後エッジ３２がライナー１０の周囲を
囲んだときに、係止部として機能する。つまり、組み立
てられたハウジング１においては、内側ライナー１０の
端部またはエッジは、後部棚３８に当接しているあるい
は係合している。エンドキャップ３０の前部に関して
は、内周面４４に沿って、好ましくは前エッジ３４の近
傍に、前部棚４０が形成されていることが好ましい。前
部棚４０は、ヘッド６０がエンドキャップ３０内に挿入
されたときに、ヘッド６０に対する係止部をなす。
施形態を示す断面図である。エンドキャップ３０は、組
み立てられたハウジング１において内側ライナー１０の
周囲を囲む後部環状エッジ３２と、ハウジング１におい
て内側ライナー１０の端部から外方を向くとともにヘッ
ド６０を受容する前部環状エッジ３４と、共に前エッジ
３４および後エッジ３２の間に延在している外周面４２
および内周面４４と、を備えている。後エッジ３２近傍
においては、内周面４４に沿って、シールリング２０を
受容するためのチャネル３６が形成されている。また、
内周面４４に沿っては、好ましくはチャネル３６の近傍
または付近に、後部棚３８が形成されている。後部棚３
８は、エンドキャップ３０が内側ライナー１０の端部上
をスライドして、後エッジ３２がライナー１０の周囲を
囲んだときに、係止部として機能する。つまり、組み立
てられたハウジング１においては、内側ライナー１０の
端部またはエッジは、後部棚３８に当接しているあるい
は係合している。エンドキャップ３０の前部に関して
は、内周面４４に沿って、好ましくは前エッジ３４の近
傍に、前部棚４０が形成されていることが好ましい。前
部棚４０は、ヘッド６０がエンドキャップ３０内に挿入
されたときに、ヘッド６０に対する係止部をなす。
【００１７】図７は、ヘッド６０の好ましい形状を詳細
に示している。ヘッド６０は、組み立てられたハウジン
グ１においてエンドキャップ３０内に配置される支持リ
ング６６と、組み立てられたハウジング１においてエン
ドキャップ３０の前エッジ３４のところに配置されるシ
ールプレート６１と、シールプレート６１および支持リ
ング６６の間において延在する中空の全体的に円筒形の
ブリッジ部材７６と、を備えている。シールプレート６
１は、組み立てられたハウジング１においてエンドキャ
ップ３０から外方を向く前面６４、および、反対側を向
く後面７２を有している。支持リング６６は、エンドキ
ャップ３０内に挿入される後面６２を有している。支持
リング６６は、好ましくは、中心に配置されたブリッジ
部材７６の一端からまたは支持リング６６の内部領域か
らリング６６の外周縁部に向けて径方向に延在する、複
数のスポーク６８を備えている。中空のブリッジ部材７
６は、ヘッド６０の後面６２から前面６４に向けて延在
する流通チャネル７０を形成している。詳細に後述する
ように、流通チャネル７０は、支持リング６６とシール
プレートとの間の流体の連通を可能としている。流通チ
ャネル７０は、また、シールプレート６１の前面６４に
沿う領域と、後面６２からチャネル７０内へと挿入され
ているフィルタ２（図１参照）の端部ポート１１４と、
の間の流体の連通を可能としている。流通チャネル７０
内には、例えばチャネル７０の内表面に沿って好ましく
は後面６２の近傍に、シール部材７８が設けられること
が好ましい。シール部材７８は、従来のＯリングとする
ことができる。シール部材７８は、端部ポート１１４が
流通チャネル７０内に挿入されたときに、フィルタ端部
ポート１１４の周囲にシールをもたらすために利用され
ている。ヘッド６０は、また、ヘッド６０の前面６４に
沿ってまたは前面６４に向けてシールプレート６４の周
縁部回りに配置されたシール部材７４を備えている。シ
ール部材７４は、エンドキャップ３０内に挿入されたと
きに、ヘッド６０のシールに寄与している。
に示している。ヘッド６０は、組み立てられたハウジン
グ１においてエンドキャップ３０内に配置される支持リ
ング６６と、組み立てられたハウジング１においてエン
ドキャップ３０の前エッジ３４のところに配置されるシ
ールプレート６１と、シールプレート６１および支持リ
ング６６の間において延在する中空の全体的に円筒形の
ブリッジ部材７６と、を備えている。シールプレート６
１は、組み立てられたハウジング１においてエンドキャ
ップ３０から外方を向く前面６４、および、反対側を向
く後面７２を有している。支持リング６６は、エンドキ
ャップ３０内に挿入される後面６２を有している。支持
リング６６は、好ましくは、中心に配置されたブリッジ
部材７６の一端からまたは支持リング６６の内部領域か
らリング６６の外周縁部に向けて径方向に延在する、複
数のスポーク６８を備えている。中空のブリッジ部材７
６は、ヘッド６０の後面６２から前面６４に向けて延在
する流通チャネル７０を形成している。詳細に後述する
ように、流通チャネル７０は、支持リング６６とシール
プレートとの間の流体の連通を可能としている。流通チ
ャネル７０は、また、シールプレート６１の前面６４に
沿う領域と、後面６２からチャネル７０内へと挿入され
ているフィルタ２（図１参照）の端部ポート１１４と、
の間の流体の連通を可能としている。流通チャネル７０
内には、例えばチャネル７０の内表面に沿って好ましく
は後面６２の近傍に、シール部材７８が設けられること
が好ましい。シール部材７８は、従来のＯリングとする
ことができる。シール部材７８は、端部ポート１１４が
流通チャネル７０内に挿入されたときに、フィルタ端部
ポート１１４の周囲にシールをもたらすために利用され
ている。ヘッド６０は、また、ヘッド６０の前面６４に
沿ってまたは前面６４に向けてシールプレート６４の周
縁部回りに配置されたシール部材７４を備えている。シ
ール部材７４は、エンドキャップ３０内に挿入されたと
きに、ヘッド６０のシールに寄与している。
【００１８】ハウジング１は、好ましくは、２つのサブ
アセンブリから組み立てられる。第１サブアセンブリ
は、（ｉ）内側ライナー１０、（ｉｉ）第１サブアセン
ブリの一端に配置された１つのエンドキャップ３０（第
１サブアセンブリの他端は閉塞されている）、あるい
は、第１サブアセンブリの反対側端部に各々が配置され
た２つのエンドキャップ３０、（ｉｉｉ）内側ライナー
１０およびエンドキャップ３０の外周面上に配置され、
これにより一方または双方の端部においてスリーブを提
供している外側ライナー１０２、を具備している。第１
サブアセンブリは、１つあるいは２つの第２サブアセン
ブリと係合している。第２サブアセンブリの各々は、１
つまたは複数のヘッド６０および対応するスナップリン
グ９０を具備している。使用される第２サブアセンブリ
の数は、第１サブアセンブリにおいて使用されるエンド
キャップ３０の数に対応しており、すなわち１つまたは
２つである。
アセンブリから組み立てられる。第１サブアセンブリ
は、（ｉ）内側ライナー１０、（ｉｉ）第１サブアセン
ブリの一端に配置された１つのエンドキャップ３０（第
１サブアセンブリの他端は閉塞されている）、あるい
は、第１サブアセンブリの反対側端部に各々が配置され
た２つのエンドキャップ３０、（ｉｉｉ）内側ライナー
１０およびエンドキャップ３０の外周面上に配置され、
これにより一方または双方の端部においてスリーブを提
供している外側ライナー１０２、を具備している。第１
サブアセンブリは、１つあるいは２つの第２サブアセン
ブリと係合している。第２サブアセンブリの各々は、１
つまたは複数のヘッド６０および対応するスナップリン
グ９０を具備している。使用される第２サブアセンブリ
の数は、第１サブアセンブリにおいて使用されるエンド
キャップ３０の数に対応しており、すなわち１つまたは
２つである。
【００１９】フィルタカートリッジ２は、第１サブアセ
ンブリ内に配置されており、詳細には、内側ライナー１
０内に配置されている。第１サブアセンブリが２つのエ
ンドキャップ３０を備えている場合には、第１および第
２サブアセンブリの間の係合は、ヘッド６０を、フィル
タ２を含有する第１サブアセンブリの各端部内に挿入す
ることによりなされる。この場合、各ヘッド６０の支持
リング６６が先に挿入され、これにより、シールプレー
ト６１が、第１サブアセンブリのスリーブ内に受領され
る。各ヘッド６０は、さらに、対応するエンドキャップ
３０内に挿入される。これにより、シールプレート６１
の前面６４が、エンドキャップ３０の前エッジ３４と面
一とされる。フィルタカートリッジ２が中心において同
軸に延在してフィルタ端部ポート１１４を備えている場
合には、端部ポート１１４は、流通チャネル７０内に挿
入される。その後、第１サブアセンブリの端部に配置さ
れた各ヘッド６０は、スナップリング９０をスリーブの
内周面に沿って形成された凹溝内に挿入することによ
り、所定位置に固定される。上述したように、凹溝は、
好ましくは、図４および図５に関連して説明したチャネ
ル形成部材１３０により形成される。図１に示すよう
に、スナップリング９０は、好ましくは、円弧状であ
り、弾性があって、変形可能な部材を備えている。この
部材は、互いに離間した２つの端部９２、および、外周
エッジ９４を有している。スナップリング９０は、両端
部９２に互いを向く圧縮力を印加し、スナップリング９
０を溝内に配置し、さらに、スナップリング９０を解放
することにより、弾性力によってリング９０のエッジ９
４がスリーブの内周面にとりわけ溝内に係合されるよう
にして、凹溝内に挿入される。スナップリング９０は、
凹溝内に配置されたときに、リングの少なくとも一部が
スリーブの内周面を超えて、かつ、ハウジングの円筒軸
または長さ方向軸に向けて、延在するような寸法とされ
ている。これにより、リング９０の側面上に配置された
ヘッド６０は、ハウジング内に確実に保持され、リング
９０を超えてハウジング端部側に移動することはない。
ンブリ内に配置されており、詳細には、内側ライナー１
０内に配置されている。第１サブアセンブリが２つのエ
ンドキャップ３０を備えている場合には、第１および第
２サブアセンブリの間の係合は、ヘッド６０を、フィル
タ２を含有する第１サブアセンブリの各端部内に挿入す
ることによりなされる。この場合、各ヘッド６０の支持
リング６６が先に挿入され、これにより、シールプレー
ト６１が、第１サブアセンブリのスリーブ内に受領され
る。各ヘッド６０は、さらに、対応するエンドキャップ
３０内に挿入される。これにより、シールプレート６１
の前面６４が、エンドキャップ３０の前エッジ３４と面
一とされる。フィルタカートリッジ２が中心において同
軸に延在してフィルタ端部ポート１１４を備えている場
合には、端部ポート１１４は、流通チャネル７０内に挿
入される。その後、第１サブアセンブリの端部に配置さ
れた各ヘッド６０は、スナップリング９０をスリーブの
内周面に沿って形成された凹溝内に挿入することによ
り、所定位置に固定される。上述したように、凹溝は、
好ましくは、図４および図５に関連して説明したチャネ
ル形成部材１３０により形成される。図１に示すよう
に、スナップリング９０は、好ましくは、円弧状であ
り、弾性があって、変形可能な部材を備えている。この
部材は、互いに離間した２つの端部９２、および、外周
エッジ９４を有している。スナップリング９０は、両端
部９２に互いを向く圧縮力を印加し、スナップリング９
０を溝内に配置し、さらに、スナップリング９０を解放
することにより、弾性力によってリング９０のエッジ９
４がスリーブの内周面にとりわけ溝内に係合されるよう
にして、凹溝内に挿入される。スナップリング９０は、
凹溝内に配置されたときに、リングの少なくとも一部が
スリーブの内周面を超えて、かつ、ハウジングの円筒軸
または長さ方向軸に向けて、延在するような寸法とされ
ている。これにより、リング９０の側面上に配置された
ヘッド６０は、ハウジング内に確実に保持され、リング
９０を超えてハウジング端部側に移動することはない。
【００２０】図８は、フィラメント巻回ハウジング１の
組み立てられた好ましい実施形態を示している。典型的
には、ハウジング１は、アセンブリの各端部において、
フィルタ側部ポート１１０およびフィルタ端部ポート１
１４を備えている。上述したように、フィルタ２は、典
型的には、各端部から同軸に延在している端部ポート１
１４を備えているけれども、本発明のハウジング１にお
いては、図９に示すような付加的な端部ポート１１４ａ
を設けることができる。つまり、フィルタ２の端部から
同軸に突出する端部ポート１１４に加えて、ハウジング
１は、ハウジングの一方または双方の端部から延在し、
例えばヘッド６０の前面６４から延在し、かつ、ハウジ
ング１の長さ方向軸と平行な軸に沿って延在するもの
の、ハウジング１の長さ方向軸とは同軸ではない軸に沿
って延在する、付加的な相補的な端部ポート１１４ａを
備えることができる。さらに、ハウジング１は、いくつ
かの例においては、側部ポート１１０を有していない。
しかしその代わりに、設置部位において存在するような
導管またはパイプに接続するための、ハウジング側面を
貫通する１つまたは複数の開口が設けられている。ハウ
ジング１が、ハウジング１の側壁に１つまたは複数の側
部ポート１１０または開口を備えている場合には、側部
ポート１１０または開口は、ハウジング１の側壁におい
て、ヘッド６０のシールプレート６１と支持リング６６
との間に、配置されていることが好ましい。スポーク６
８どうしの間において支持リング６６に形成された開口
により、フィルタ２の端部と側部ポート１１０との間の
流体流通が可能とされている。明らかなように、シール
プレート６１は、フィルタ２の端部からの、ハウジング
１の端部またはスリーブ部を通しての流体流通を防止し
ている。
組み立てられた好ましい実施形態を示している。典型的
には、ハウジング１は、アセンブリの各端部において、
フィルタ側部ポート１１０およびフィルタ端部ポート１
１４を備えている。上述したように、フィルタ２は、典
型的には、各端部から同軸に延在している端部ポート１
１４を備えているけれども、本発明のハウジング１にお
いては、図９に示すような付加的な端部ポート１１４ａ
を設けることができる。つまり、フィルタ２の端部から
同軸に突出する端部ポート１１４に加えて、ハウジング
１は、ハウジングの一方または双方の端部から延在し、
例えばヘッド６０の前面６４から延在し、かつ、ハウジ
ング１の長さ方向軸と平行な軸に沿って延在するもの
の、ハウジング１の長さ方向軸とは同軸ではない軸に沿
って延在する、付加的な相補的な端部ポート１１４ａを
備えることができる。さらに、ハウジング１は、いくつ
かの例においては、側部ポート１１０を有していない。
しかしその代わりに、設置部位において存在するような
導管またはパイプに接続するための、ハウジング側面を
貫通する１つまたは複数の開口が設けられている。ハウ
ジング１が、ハウジング１の側壁に１つまたは複数の側
部ポート１１０または開口を備えている場合には、側部
ポート１１０または開口は、ハウジング１の側壁におい
て、ヘッド６０のシールプレート６１と支持リング６６
との間に、配置されていることが好ましい。スポーク６
８どうしの間において支持リング６６に形成された開口
により、フィルタ２の端部と側部ポート１１０との間の
流体流通が可能とされている。明らかなように、シール
プレート６１は、フィルタ２の端部からの、ハウジング
１の端部またはスリーブ部を通しての流体流通を防止し
ている。
【００２１】側部ポート１１０または開口は、好ましく
は、図９に示すように、エンドキャップ３０の壁に対応
する数だけのアクセスポートが形成されたエンドキャッ
プ３０を使用することにより、ハウジング１の側壁に形
成されている。典型的なエンドキャップのアクセスポー
トは、周縁側壁３３により形成されたポート３１とし
て、図９に示されている。ポート３１は、エンドキャッ
プ３０の側壁を貫通して、エンドキャップ３０の円筒軸
から垂直に延在している。外側ライナー１０２は、側壁
３３の周囲に成膜されている。フィラメント巻回法によ
り外側ライナー１０２を形成する際には、ポート３１内
に、プラグまたは他の部材を、挿入しておくことができ
る。ポート３１内に挿入するのは円錐形状のプラグであ
ることが最も好ましい。これにより、プラグの円錐部
が、外側ライナー１０２の外表面上に延在しており、よ
って、プラグは、アクセスポート３１の開口の周囲にフ
ィラメントを案内する。フィラメント巻回が完了する
と、プラグが取り外されて、アクセスポートが、側部ポ
ート１１０を受容可能な状態で露出される。
は、図９に示すように、エンドキャップ３０の壁に対応
する数だけのアクセスポートが形成されたエンドキャッ
プ３０を使用することにより、ハウジング１の側壁に形
成されている。典型的なエンドキャップのアクセスポー
トは、周縁側壁３３により形成されたポート３１とし
て、図９に示されている。ポート３１は、エンドキャッ
プ３０の側壁を貫通して、エンドキャップ３０の円筒軸
から垂直に延在している。外側ライナー１０２は、側壁
３３の周囲に成膜されている。フィラメント巻回法によ
り外側ライナー１０２を形成する際には、ポート３１内
に、プラグまたは他の部材を、挿入しておくことができ
る。ポート３１内に挿入するのは円錐形状のプラグであ
ることが最も好ましい。これにより、プラグの円錐部
が、外側ライナー１０２の外表面上に延在しており、よ
って、プラグは、アクセスポート３１の開口の周囲にフ
ィラメントを案内する。フィラメント巻回が完了する
と、プラグが取り外されて、アクセスポートが、側部ポ
ート１１０を受容可能な状態で露出される。
【００２２】本発明は、ただ１つのフィルタ側部ポート
１１０またはフィルタ端部ポート１１４がハウジング１
の端部において使用されている実施形態、あるいは、複
数の側部ポート１１０およびただ１つの端部ポート１１
４からなる様々な組合せがハウジング１の端部において
使用されている実施形態、を含んでいる。さらに、多数
の側部ポート１１４および／または１１４ａを設けるこ
とができ、および／または、多数の側部ポート１１０を
ハウジング１の端部に設けることができる。本発明は、
また、ハウジング１の一方の端部だけが、１つまたは複
数の側部ポート１１０および／または端部ポート１１４
および／または１１４ａを備える実施形態を含んでい
る。さらに、本発明は、例えば洗浄液または溶媒ととも
に、フィルタを洗浄するまたは洗い流すための付加的な
ポートを有するフィルタハウジングを備えている。
１１０またはフィルタ端部ポート１１４がハウジング１
の端部において使用されている実施形態、あるいは、複
数の側部ポート１１０およびただ１つの端部ポート１１
４からなる様々な組合せがハウジング１の端部において
使用されている実施形態、を含んでいる。さらに、多数
の側部ポート１１４および／または１１４ａを設けるこ
とができ、および／または、多数の側部ポート１１０を
ハウジング１の端部に設けることができる。本発明は、
また、ハウジング１の一方の端部だけが、１つまたは複
数の側部ポート１１０および／または端部ポート１１４
および／または１１４ａを備える実施形態を含んでい
る。さらに、本発明は、例えば洗浄液または溶媒ととも
に、フィルタを洗浄するまたは洗い流すための付加的な
ポートを有するフィルタハウジングを備えている。
【００２３】以下のポート構成を備えていることが特に
好ましい。すなわち、（ｉ）ハウジング１の各端部に、
１つの側部ポート１１０および１つの端部ポート１１４
を設けること、（ｉｉ）各端部に、側部ポート１１０を
設けず、かつ、２つの端部ポート１１４および１１４ａ
を設けること、（ｉｉｉ）一端において、１つの側部ポ
ート１１０および１つの端部ポート１１４を設け、他端
において、２つの端部ポート１１４、１１４ａを設ける
こと、（ｉｖ）一端において、１つの側部ポート１１０
を設けかつ端部ポートを設けず、他端において、１つの
側部ポート１１０および１つの端部ポート１１４を設け
ること、（ｖ）一端において、２つの端部ポート１１
４、１１４ａを設け、他端において、１つの端部ポート
１１４を設けること、（ｖｉ）一端において、２つの端
部ポート１１４、１１４ａを設け、他端において、１つ
の側部ポート１１０を設けること。一端において多数の
端部ポート１１４、１１４ａを使用する場合には、第１
端部ポート１１４を、アセンブリ１の長さ方向軸または
円筒軸に沿って配置することができ、１つまたは複数の
他の端部ポート１１４ａを、ヘッド６０の前面６４に沿
って、好ましくは第１端部ポート１１４と平行に配向さ
せて、配置することができる。付加的な側部ポートを１
つまたは複数設けておき、使用しないときには閉塞して
おくこともできる。
好ましい。すなわち、（ｉ）ハウジング１の各端部に、
１つの側部ポート１１０および１つの端部ポート１１４
を設けること、（ｉｉ）各端部に、側部ポート１１０を
設けず、かつ、２つの端部ポート１１４および１１４ａ
を設けること、（ｉｉｉ）一端において、１つの側部ポ
ート１１０および１つの端部ポート１１４を設け、他端
において、２つの端部ポート１１４、１１４ａを設ける
こと、（ｉｖ）一端において、１つの側部ポート１１０
を設けかつ端部ポートを設けず、他端において、１つの
側部ポート１１０および１つの端部ポート１１４を設け
ること、（ｖ）一端において、２つの端部ポート１１
４、１１４ａを設け、他端において、１つの端部ポート
１１４を設けること、（ｖｉ）一端において、２つの端
部ポート１１４、１１４ａを設け、他端において、１つ
の側部ポート１１０を設けること。一端において多数の
端部ポート１１４、１１４ａを使用する場合には、第１
端部ポート１１４を、アセンブリ１の長さ方向軸または
円筒軸に沿って配置することができ、１つまたは複数の
他の端部ポート１１４ａを、ヘッド６０の前面６４に沿
って、好ましくは第１端部ポート１１４と平行に配向さ
せて、配置することができる。付加的な側部ポートを１
つまたは複数設けておき、使用しないときには閉塞して
おくこともできる。
【００２４】相補的な端部ポート１１４ａ、すなわち、
ヘッド６０の前面６４から突出する端部ポートでありか
つ端部ポート１１４と平行な端部ポートは、同軸に延在
している端部ポート１１４がもたらすような、フィルタ
２の内部に対するアクセスを通常もたらさないことに注
意することは重要である。相補的な端部ポート１１４ａ
は、典型的には、側部ポート１１０と同じ機能をもたら
し、側部ポート１１０が供給しているように、フィルタ
端部近傍の同じ領域に、供給する。相補的な端部ポート
１１４ａが設けられている場合には、端部ポート１１４
ａの機能は、ハウジング１に対して流入させるまたは供
給すること、および／または、沈澱物・特殊物質・およ
び／または廃棄物をハウジング１の内部から導出するこ
と、が考えられる。
ヘッド６０の前面６４から突出する端部ポートでありか
つ端部ポート１１４と平行な端部ポートは、同軸に延在
している端部ポート１１４がもたらすような、フィルタ
２の内部に対するアクセスを通常もたらさないことに注
意することは重要である。相補的な端部ポート１１４ａ
は、典型的には、側部ポート１１０と同じ機能をもたら
し、側部ポート１１０が供給しているように、フィルタ
端部近傍の同じ領域に、供給する。相補的な端部ポート
１１４ａが設けられている場合には、端部ポート１１４
ａの機能は、ハウジング１に対して流入させるまたは供
給すること、および／または、沈澱物・特殊物質・およ
び／または廃棄物をハウジング１の内部から導出するこ
と、が考えられる。
【００２５】端部ポート１１４、１１４ａ、および側部
ポート１１０は、ハウジング内に配置されたフィルタ２
に向けてのあるいはフィルタ２からの流速を適切とする
ようなサイズとすることができる。加えて、ポートは、
従来の測定装置およびハードウェアがすぐに接続できる
ようなサイズとされている。典型的には、ポートは、直
径が約１／２インチ〜約３／４インチとされ、ネジを切
ることができる。
ポート１１０は、ハウジング内に配置されたフィルタ２
に向けてのあるいはフィルタ２からの流速を適切とする
ようなサイズとすることができる。加えて、ポートは、
従来の測定装置およびハードウェアがすぐに接続できる
ようなサイズとされている。典型的には、ポートは、直
径が約１／２インチ〜約３／４インチとされ、ネジを切
ることができる。
【００２６】フィルタハウジングは、任意のサイズとす
ることができ、また、ここで説明した好ましい円筒形状
または管状形状以外の他の形態とすることができる。ハ
ウジングは、円筒形であり、４インチ直径の逆浸透性フ
ィルタ部材を収容し得るのに十分な直径を有しているこ
とが、最も好ましい。
ることができ、また、ここで説明した好ましい円筒形状
または管状形状以外の他の形態とすることができる。ハ
ウジングは、円筒形であり、４インチ直径の逆浸透性フ
ィルタ部材を収容し得るのに十分な直径を有しているこ
とが、最も好ましい。
【００２７】本発明のハウジング１の様々な構成要素と
して、様々な材質を使用することができる。内側ライナ
ー１０としては、限定するものではないもののポリエチ
レンまたはポリビニルジフルオライドのような、任意の
不活性プラスチックを使用することができる。内側ライ
ナー１０としては、使用目的、要望に応じて、他の材料
を使用することもできる。例えばハウジング１が人間の
肺病に対する液体の処置のためのフィルタを有している
場合には、ライナー材料は、ＦＤＡ要求にしたがってい
るべきである。エンドキャップ３０およびヘッド６０の
ための材料は、好ましくは、内側ライナー１０として使
用されている材料と比較して、同一の材料、あるいは、
同様の材料、あるいは、少なくとも適合性のある材料の
中から選択される。エンドキャップ３０およびヘッド６
０として適切な他の材料としては、例えば、ポリ塩化ビ
ニルあるいは様々なナイロン系材料がある。エンドキャ
ップ３０およびヘッド６０は、好ましくは、射出成形さ
れている。上述したように、すべてのシールリング、す
なわち、リング２０、５０、７４、および７８は、従来
のＯリングの形態とすることができる。したがって、こ
れらは、ＥＰＤＭのような公知の適切なエラストマーか
ら形成することができる。スナップリング９０は、好ま
しくは、ガラスファイバ、強化熱可塑性材料、あるい
は、これらの金属または合金のような、比較的硬質なし
かし柔軟な材料から形成することができる。
して、様々な材質を使用することができる。内側ライナ
ー１０としては、限定するものではないもののポリエチ
レンまたはポリビニルジフルオライドのような、任意の
不活性プラスチックを使用することができる。内側ライ
ナー１０としては、使用目的、要望に応じて、他の材料
を使用することもできる。例えばハウジング１が人間の
肺病に対する液体の処置のためのフィルタを有している
場合には、ライナー材料は、ＦＤＡ要求にしたがってい
るべきである。エンドキャップ３０およびヘッド６０の
ための材料は、好ましくは、内側ライナー１０として使
用されている材料と比較して、同一の材料、あるいは、
同様の材料、あるいは、少なくとも適合性のある材料の
中から選択される。エンドキャップ３０およびヘッド６
０として適切な他の材料としては、例えば、ポリ塩化ビ
ニルあるいは様々なナイロン系材料がある。エンドキャ
ップ３０およびヘッド６０は、好ましくは、射出成形さ
れている。上述したように、すべてのシールリング、す
なわち、リング２０、５０、７４、および７８は、従来
のＯリングの形態とすることができる。したがって、こ
れらは、ＥＰＤＭのような公知の適切なエラストマーか
ら形成することができる。スナップリング９０は、好ま
しくは、ガラスファイバ、強化熱可塑性材料、あるい
は、これらの金属または合金のような、比較的硬質なし
かし柔軟な材料から形成することができる。
【００２８】好ましい実施形態をなすアセンブリ１が、
濾過を実行する液体に接触する個別の内側ライナー１０
を使用していることにより、外側ライナー１０２は、液
体に接触することがない。したがって、例えば人間の肺
病を意図した液体に対して動作する場合には、外側ライ
ナー１０２は、ＦＤＡ要求を満たしかつ健康を考慮した
内側ライナー１０と同じ材料から形成する必要がない。
この特徴点は、産業的には特に重要である。というの
は、ハウジングの製造に関し、より多くの部分を、より
低コストの材料から形成することができるからである。
濾過を実行する液体に接触する個別の内側ライナー１０
を使用していることにより、外側ライナー１０２は、液
体に接触することがない。したがって、例えば人間の肺
病を意図した液体に対して動作する場合には、外側ライ
ナー１０２は、ＦＤＡ要求を満たしかつ健康を考慮した
内側ライナー１０と同じ材料から形成する必要がない。
この特徴点は、産業的には特に重要である。というの
は、ハウジングの製造に関し、より多くの部分を、より
低コストの材料から形成することができるからである。
【００２９】本発明の好ましい実施形態をなすフィルタ
ハウジングは、フィラメントが巻回された外側ライナー
を備えているけれども、本発明は、フィラメント巻回法
では形成されていないハウジングを含むことを理解され
たい。よって、本発明は、例えばスチールまたはアルミ
ニウムのような１つまたは複数の合金から形成され、上
述のアセンブリを使用したフィルタハウジングを包含し
ている。
ハウジングは、フィラメントが巻回された外側ライナー
を備えているけれども、本発明は、フィラメント巻回法
では形成されていないハウジングを含むことを理解され
たい。よって、本発明は、例えばスチールまたはアルミ
ニウムのような１つまたは複数の合金から形成され、上
述のアセンブリを使用したフィルタハウジングを包含し
ている。
【００３０】さらに、上記詳細は、好ましい実施形態と
思われるべきものではあるものの、本発明の範囲に対し
て材料の制限をすることを意図したものではない。ま
た、当業者であれば容易に代替可能な特徴点および設計
は、ここに組み込まれる。本発明の範囲は、とりわけ、
特許請求の範囲に記載されている。
思われるべきものではあるものの、本発明の範囲に対し
て材料の制限をすることを意図したものではない。ま
た、当業者であれば容易に代替可能な特徴点および設計
は、ここに組み込まれる。本発明の範囲は、とりわけ、
特許請求の範囲に記載されている。
【図１】 本発明によるハウジングの好ましい実施形態
の構成要素を示す分解斜視図である。
の構成要素を示す分解斜視図である。
【図２】 好ましい実施形態をなすハウジングの一端を
外側ライナーを省略して示す分解斜視図であって、この
アセンブリの主要な構成要素を拡大して示している。
外側ライナーを省略して示す分解斜視図であって、この
アセンブリの主要な構成要素を拡大して示している。
【図３】 好ましい実施形態をなすハウジングの一端を
示す図であって、図２の各部材を組み立てた状態に対応
している。
示す図であって、図２の各部材を組み立てた状態に対応
している。
【図４】 外側ライナーを形成する前の状態であって、
巻回用心棒が当接された、好ましい実施形態をなすハウ
ジングのうちの部分的に組み立てられた一端を示す図で
ある。
巻回用心棒が当接された、好ましい実施形態をなすハウ
ジングのうちの部分的に組み立てられた一端を示す図で
ある。
【図５】 外側ライナーの成膜後における図４のアセン
ブリを示す図である。
ブリを示す図である。
【図６】 好ましい実施形態をなすハウジングにおいて
使用されるエンドキャップの構成要素を示す一部断面を
含む斜視図である。
使用されるエンドキャップの構成要素を示す一部断面を
含む斜視図である。
【図７】 好ましい実施形態をなすハウジングにおいて
使用されるヘッド部材を示す一部断面を含む斜視図であ
る。
使用されるヘッド部材を示す一部断面を含む斜視図であ
る。
【図８】 組み立てられた好ましい実施形態をなすハウ
ジングにおける典型的な液体の流入方向および流出方向
を示す図である。
ジングにおける典型的な液体の流入方向および流出方向
を示す図である。
【図９】 好ましい実施形態をなすハウジングの一端を
示す一部断面を含む斜視図であって、側部ポートおよび
端部ポートの１つの可能な構成を示している。
示す一部断面を含む斜視図であって、側部ポートおよび
端部ポートの１つの可能な構成を示している。
１ ハウジング ２ フィルタ １０ 内側ライナー ２０ シールリング ３０ エンドキャップ ３２ 後エッジ ３４ 前エッジ ３６ チャネル ３８ 後部棚 ４０ 前部棚 ４２ 外周面 ４４ 内周面 ６０ ヘッド（ヘッドユニット） ６１ シールプレート ６２ 後面 ６４ 前面 ６６ 支持リング ６８ スポーク ７０ 流通チャネル ７２ 後面（シール面） ７４ シール部材 ７６ ブリッジ部材 ７８ シールリング（シール部材） ９０ スナップリング（保持リング） １０２ 外側ライナー １１０ 側部ポート １１４ 端部ポート １１４ａ 端部ポート
Claims (29)
- 【請求項１】 第１端部、第２端部、および、前記第１
端部から前記第２端部にまで延在する中空内部を有し、
さらに、それぞれ前記第１端部および前記第２端部から
突出するとともにフィラメント巻回法により形成された
第１および第２スリーブ部材を有するハウジングと；前
記中空内部内に配置された逆浸透性フィルタと；前記第
１スリーブ部材内に装着されるよう構成され、前記第１
スリーブ部材に対して密閉式に係合する第１端部部材
と；前記第２スリーブ部材内に装着されるよう構成さ
れ、前記第２スリーブ部材に対して密閉式に係合する第
２端部部材と；を具備することを特徴とするフィルタお
よびハウジングを備えるアセンブリ。 - 【請求項２】 前記ハウジングの全体が、フィラメント
巻回法により形成されていることを特徴とする請求項１
記載のフィルタおよびハウジングを備えるアセンブリ。 - 【請求項３】 前記ハウジングは、さらに、前記中空内
部内に配置されたライナーを有していることを特徴とす
る請求項１記載のフィルタおよびハウジングを備えるア
センブリ。 - 【請求項４】 前記逆浸透性フィルタは、前記ライナー
内に配置されていることを特徴とする請求項３記載のフ
ィルタおよびハウジングを備えるアセンブリ。 - 【請求項５】 前記第１端部部材は、前記第１スリーブ
部材内に装着されるための支持リングと、前記第１スリ
ーブ部材に対して密閉式に係合するシールプレートと、
を有するヘッドユニットを備えることを特徴とする請求
項１記載のフィルタおよびハウジングを備えるアセンブ
リ。 - 【請求項６】 前記ヘッドユニットは、さらに、前記支
持リングと前記シールプレートとの間に延在するブリッ
ジ部材を有していることを特徴とする請求項５記載のフ
ィルタおよびハウジングを備えるアセンブリ。 - 【請求項７】 前記ヘッドユニットは、前面、および、
反対側を向く後面を有し、前記ブリッジ部材は、前記前
面から前記後面にわたって延在する中空領域を形成して
いることを特徴とする請求項６記載のフィルタおよびハ
ウジングを備えるアセンブリ。 - 【請求項８】 前記第２端部部材は、ヘッドユニットを
備えていることを特徴とする請求項５記載のフィルタお
よびハウジングを備えるアセンブリ。 - 【請求項９】 さらに、前記ハウジングの前記第１端部
および前記第２端部の少なくとも一方から同軸的に延在
する少なくとも１つの端部ポートを具備し、 そして付加的に、前記ハウジングの前記第１端部および
前記第２端部の少なくとも一方から横方向に延在する少
なくとも１つの側部ポートを具備していることを特徴と
する請求項１記載のフィルタおよびハウジングを備える
アセンブリ。 - 【請求項１０】 前記ハウジングは、（ｉ）前記ハウジ
ングの前記第１端部および前記第２端部の各々におい
て、１つの側部ポートおよび１つの端部ポートを設ける
構成、（ｉｉ）前記ハウジングの前記第１端部および前
記第２端部の各々において、２つの端部ポートを設ける
構成、（ｉｉｉ）前記ハウジングの前記第１端部におい
て、１つの側部ポートおよび１つの端部ポートを設け、
前記ハウジングの前記第２端部において、２つの端部ポ
ートを設ける構成、（ｉｖ）前記ハウジングの前記第１
端部において、１つの側部ポートを設け、前記ハウジン
グの前記第２端部において、１つの側部ポートおよび１
つの端部ポートを設ける構成、（ｖ）前記ハウジングの
前記第１端部において、２つの端部ポートを設け、前記
ハウジングの前記第２端部において、１つの端部ポート
を設ける構成、（ｖｉ）前記ハウジングの前記第１端部
において、２つの端部ポートを設け、前記ハウジングの
前記第２端部において、１つの側部ポートを設ける構
成、からなるグループの中から選択されたポート構成を
有していることを特徴とする請求項９記載のフィルタお
よびハウジングを備えるアセンブリ。 - 【請求項１１】 第１端部および周状外表面を有すると
ともに、前記第１端部からアクセス可能な中空内部が形
成されている円筒形内側ライナーと；前エッジ、前記内
側ライナーの前記第１端部近傍に配置された後エッジ、
これら前エッジと後エッジとの間に延在する内表面、お
よび、前記前エッジと前記後エッジとの間に延在する周
状外表面を有するとともに、前記前エッジおよび前記後
エッジの双方からアクセス可能な中空チャンバが形成さ
れ、さらに、前記内側ライナーの円筒軸に沿って軸合わ
せされた、中空円筒形エンドキャップと；前記エンドキ
ャップの前記周状外表面および前記内側ライナーの前記
周状外表面の少なくとも一部の上に配置された外側ライ
ナーであって、前記エンドキャップの前記前エッジを超
えて自身の第１端部にまで延在し、これにより、前記エ
ンドキャップの前記前エッジと自身の前記第１端部との
間において周状内表面を画成する外側ライナーと；前記
外側ライナーの前記周状内表面内に配置されるととも
に、この周状内表面に対して密閉式に係合するヘッド
と；を具備することを特徴とするフィルタハウジングア
センブリ。 - 【請求項１２】 前記外側ライナーの前記周状内表面に
は、前記エンドキャップの前記前エッジと前記外側ライ
ナーの前記第１端部との間において、保持チャネルが形
成され、 さらに、前記保持チャネル内に着脱自在に配置され、こ
れにより、前記外側ライナーの前記周状内表面内に配置
されるとともに、この周状内表面に対して密閉式に係合
する前記ヘッドを固定する、保持リングを具備している
ことを特徴とする請求項１１記載のフィルタハウジング
アセンブリ。 - 【請求項１３】 前記エンドキャップは、前記エンドキ
ャップの前記後エッジ近傍において、前記エンドキャッ
プの前記内表面に沿って延在する後部棚を備え、 前記エンドキャップの前記後エッジは、前記内側ライナ
ーの前記第１端部および前記内側ライナーの前記周状外
表面の少なくとも一部を超えて、配置されていることを
特徴とする請求項１１記載のフィルタハウジングアセン
ブリ。 - 【請求項１４】 前記エンドキャップの前記後部棚は、
前記内側ライナーの前記第１端部に当接していることを
特徴とする請求項１３記載のフィルタハウジングアセン
ブリ。 - 【請求項１５】 前記エンドキャップは、前記エンドキ
ャップの前記後エッジ近傍において、前記エンドキャッ
プの前記内表面に沿って延在するチャネルを備えるとと
もに、前記内側ライナーの前記第１端部および前記内側
ライナーの前記周状外表面の少なくとも一部を超えて配
置され、 さらに、前記チャネル内において、前記エンドキャップ
と前記内側ライナーの前記周状外表面との間に配置され
るシールリングを具備することを特徴とする請求項１０
記載のフィルタハウジングアセンブリ。 - 【請求項１６】 前記エンドキャップは、前記エンドキ
ャップの前記前エッジ近傍において、前記エンドキャッ
プの前記内表面に沿って延在する前部棚を備え、 前記エンドキャップの前記前エッジは、前記ヘッドの少
なくとも一部を超えて配置されていることを特徴とする
請求項１１記載のフィルタハウジングアセンブリ。 - 【請求項１７】 前記エンドキャップの前記前部棚は、
前記ヘッドに当接していることを特徴とする請求項１６
記載のフィルタハウジングアセンブリ。 - 【請求項１８】 前記ヘッドは、後面および前面を有す
るとともに前記後面から前記前面に向けて貫通して延在
する中央開口が形成されている支持リングと、 前面、および、後側を向くとともに前記支持リングの前
記前面に対向するシール面を有し、かつ、前記前面から
前記シール面に向けて貫通して延在する中央開口が形成
されているシールプレートと、 第１端部および第２端部を有するとともに、前記第１端
部および前記第２端部の間に延在させて流通チャネルが
形成され、さらに、前記支持リングの前記前面と前記シ
ールプレートの前記シール面との間に延在し、これによ
り、前記支持リング内に形成された前記開口、前記流通
チャネル、および前記シールプレート内に形成された前
記開口を通しての、前記支持リングの前記後面と前記シ
ールプレートの前記前面との間のアクセスをもたらすブ
リッジ部材と、を備えていることを特徴とする請求項１
１記載のフィルタハウジングアセンブリ。 - 【請求項１９】 前記支持リングは、該支持リングに形
成された前記開口の内周面に沿って延在するシール部材
を備えていることを特徴とする請求項１８記載のフィル
タハウジングアセンブリ。 - 【請求項２０】 前記シールプレートは、周縁部を有し
ているとともに、この周縁部に沿って配置されたシール
部材を備え、 前記シール部材は、前記ヘッドと前記エンドキャップと
の間のシールをもたらすよう設けられていることを特徴
とする請求項１８記載のフィルタハウジングアセンブ
リ。 - 【請求項２１】 前記支持リングは、前記支持リングの
中央領域から前記支持リングの周縁領域に向けて径方向
に延在する複数のスポークを備え、これにより、隣り合
う２つの前記スポーク間に、前記支持リングの前記前面
から前記後面に向けて前記支持リングを貫通する少なく
とも１つの開口が形成されていることを特徴とする請求
項１８記載のフィルタハウジングアセンブリ。 - 【請求項２２】 第１端部、第２端部、内周面、および
外周面を有するとともに、前記第１端部および前記第２
端部の双方からアクセス可能な中空内部が形成された円
筒形内側ライナーと；環状前エッジ、前記内側ライナー
の前記第１端部近傍に配置された環状後エッジ、これら
前エッジと後エッジとの間に延在する内周面、前記前エ
ッジと前記後エッジとの間に延在する外周面、および、
前記後エッジの近傍において前記内周面に沿って延在す
る後部棚を有するとともに、前記前エッジおよび前記後
エッジの双方からアクセス可能な中空チャンバが形成さ
れ、さらに、前記内側ライナーの長さ方向軸に沿って軸
合わせされた、第１中空円筒形エンドキャップと；環状
前エッジ、前記内側ライナーの前記第２端部近傍に配置
された環状後エッジ、これら前エッジと後エッジとの間
に延在する内周面、および、前記後エッジの近傍におい
て前記内周面に沿って延在する後部棚を有するととも
に、前記前エッジおよび前記後エッジの双方からアクセ
ス可能な中空チャンバが形成され、さらに、前記内側ラ
イナーの長さ方向軸に沿って軸合わせされた、第２中空
円筒形エンドキャップと；前記内側ライナーの前記外周
面、前記第１エンドキャップの前記外周面、および前記
第２エンドキャップの前記外周面の上に配置された外側
ライナーであって、前記第１エンドキャップの前記前エ
ッジを超えて自身の第１端部にまで同軸に延在し、これ
により、自身の前記第１端部近傍において自身の内部に
沿って第１周状シール表面を画成し、また、前記第２エ
ンドキャップの前記前エッジを超えて自身の第２端部に
まで同軸に延在し、これにより、自身の前記第２端部近
傍において自身の内部に沿って第２周状シール表面を画
成する外側ライナーと；前記第１エンドキャップの前記
内周面内に配置されるとともに、この内周面に対して密
閉式に係合する第１ヘッドと；前記第２エンドキャップ
の前記内周面内に配置されるとともに、この内周面に対
して密閉式に係合する第２ヘッドと；を具備することを
特徴とするフィルタ部材を保持するためのアセンブリ。 - 【請求項２３】 前記外側ライナーの前記第１周状シー
ル表面には、前記第１エンドキャップの前記前エッジと
前記外側ライナーの前記第１端部との間に第１チャネル
が形成され、 さらに、前記第１チャネル内に着脱自在に配置され、こ
れにより、前記第１エンドキャップ内に係合した前記第
１ヘッドを固定する、保持リングを具備していることを
特徴とする請求項２２記載のアセンブリ。 - 【請求項２４】 前記外側ライナーの前記第２周状シー
ル表面には、前記第２エンドキャップの前記前エッジと
前記外側ライナーの前記第２端部との間に第２チャネル
が形成され、 さらに、前記第２チャネル内に着脱自在に配置され、こ
れにより、前記第２エンドキャップ内に前記第２ヘッド
を固定する、保持リングを具備していることを特徴とす
る請求項２３記載のアセンブリ。 - 【請求項２５】 前記第１エンドキャップの前記後部棚
は、前記内側ライナーの前記第１端部に当接し、前記第
２エンドキャップの前記後部棚は、前記内側ライナーの
前記第２端部に当接していることを特徴とする請求項２
２記載のアセンブリ。 - 【請求項２６】 前記第１ヘッドは、後面および前面を
有するとともに前記後面から前記前面に向けて貫通して
延在する中央開口が形成されている支持リングと、 前面、および、後側を向くとともに前記支持リングの前
記前面に対向するシール面を有し、かつ、前記前面から
前記シール面に向けて貫通して延在する中央開口が形成
されているシールプレートと、 第１端部および第２端部を有するとともに、前記第１端
部および前記第２端部の間に延在させて流通チャネルが
形成され、さらに、前記支持リングの前記前面と前記シ
ールプレートの前記シール面との間に延在し、これによ
り、前記支持リング内に形成された前記開口、前記流通
チャネル、および前記シールプレート内に形成された前
記開口を通しての、前記支持リングの前記後面と前記シ
ールプレートの前記前面との間のアクセスをもたらすブ
リッジ部材と、を備えていることを特徴とする請求項２
２記載のフィルタハウジングアセンブリ。 - 【請求項２７】 前記支持リングは、該支持リングに形
成された前記開口の内周面に沿って延在するシール部材
を備えていることを特徴とする請求項２６記載のフィル
タハウジングアセンブリ。 - 【請求項２８】 前記シールプレートは、周縁部を有し
ているとともに、この周縁部に沿って配置されたシール
部材を備え、 前記シール部材は、前記第１ヘッドと前記第１エンドキ
ャップとの間のシールをもたらすよう設けられているこ
とを特徴とする請求項２６記載のフィルタハウジングア
センブリ。 - 【請求項２９】 前記支持リングは、前記支持リングの
中央領域から前記支持リングの周縁領域に向けて径方向
に延在する複数のスポークを備え、これにより、前記支
持リングの前記前面から前記後面に向けて前記支持リン
グを貫通する少なくとも１つの開口が形成されているこ
とを特徴とする請求項２６記載のフィルタハウジングア
センブリ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/701,024 US5866001A (en) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | Filament wound housing for a reverse osmosis filter cartridge |
| US701,024 | 1996-08-21 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10113543A true JPH10113543A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=24815764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9169240A Withdrawn JPH10113543A (ja) | 1996-08-21 | 1997-06-25 | 逆浸透性フィルタカートリッジのためのフィラメント巻回ハウジング |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5866001A (ja) |
| EP (1) | EP0824956B1 (ja) |
| JP (1) | JPH10113543A (ja) |
| CN (1) | CN1116095C (ja) |
| DE (1) | DE69735913D1 (ja) |
| IN (1) | IN187279B (ja) |
| SG (1) | SG60061A1 (ja) |
| TW (1) | TW344669B (ja) |
Families Citing this family (34)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| DE10147903C1 (de) * | 2001-09-28 | 2003-04-17 | Fresenius Medical Care De Gmbh | Membranvorrichtung für die Dialyse und/oder Filtration sowie Gehäusemantel einer derartigen Membranvorrichtung |
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