JPH10109017A - 脱硝装置の運転方法と排ガス浄化装置 - Google Patents

脱硝装置の運転方法と排ガス浄化装置

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JPH10109017A
JPH10109017A JP8262883A JP26288396A JPH10109017A JP H10109017 A JPH10109017 A JP H10109017A JP 8262883 A JP8262883 A JP 8262883A JP 26288396 A JP26288396 A JP 26288396A JP H10109017 A JPH10109017 A JP H10109017A
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denitration
exhaust gas
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temperature
sulfur
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Masato Mukai
正人 向井
Tsuneo Narita
恒雄 成田
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Mitsubishi Power Ltd
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未反応アンモニアによる酸性硫安析出により
生ずる空気予熱器の閉塞あるいはSO3による空気予熱
器の低温エレメント以降の機器の腐食を防止すること。 【解決手段】 硫黄分及びバナジウム(V)分を多く含
む燃料、例えば、C重油、アスファルト、天然アスファ
ルト、オイルコークス等を燃焼した排ガスを脱硝する場
合、排ガス中に含まれるVの脱硝触媒7への付着によ
り、脱硝触媒7中のバナジウム濃度が増加し、脱硝装置
6の運転時間の経過と共に、SO2酸化率が増加する。
そこで、脱硝装置6の運転時間の経過にしたがい、脱硝
装置6の出口でSO3濃度の検出を行い、脱硝装置6の
出口のSO3濃度の増加が認められれば、脱硝装置6の
運転温度を380℃から徐々に低下させるように、排ガ
ス温度を制御することで、SO2酸化率を常に低いレベ
ルに保ち、SO3の発生量を抑えることができる。ここ
で、脱硝触媒7によるSO2酸化率はガス温度に影響を
受け、例えば370℃付近を超えると、SO2酸化率は
急激に上昇する傾向がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラなどの燃焼
装置の排ガス浄化装置と該排ガスの脱硝装置とに係り、
特に、硫黄分及びバナジウム分を多く含む燃料を燃焼さ
せるボイラからの排ガスを処理するのに好適で、後流機
器の三酸化硫黄(SO3)による腐食を低減するのに好
適な脱硝装置の運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、NH3を還元剤として用いる脱硝
触媒は、多少なりとも、被処理ガス中の二酸化硫黄(S
2)をSO3に酸化する性質を持っており、この酸化率
を抑えるため、脱硝触媒中のバナジウム量を減少させた
低酸化触媒が一般に用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、硫黄分
及びバナジウム分を多く含む燃料、例えば、C重油、ア
スファルト、天然アスファルト、オイルコークス等を燃
焼した排ガスを脱硝する場合、脱硝触媒に排ガス中のバ
ナジウムが付着するため、脱硝反応により生ずるSO3
が運転時間の増加とともに増大し、未反応アンモニア
(NH3)による酸性硫安析出により生ずる空気予熱器
の閉塞あるいはSO3による空気予熱器の低温エレメン
ト以降の機器の腐食問題に対し、十分な対策がなされて
おらず、問題があった。
【0004】SO2酸化率はガス温度が低くなると下が
るが、脱硝触媒中のバナジウム量を減少させた低酸化触
媒では、温度を下げると脱硝率も下がるため、ガス温度
を下げることも困難な場合が多かった。
【0005】本発明の課題は、未反応アンモニアによる
酸性硫安析出により生ずる空気予熱器の閉塞あるいはS
3による空気予熱器の低温エレメント以降の機器の腐
食を防止することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成によって解決される。すなわち、硫黄分及びバナジ
ウムを含む燃料を用いる燃焼装置排ガスをアンモニアを
還元剤として脱硝触媒により処理する脱硝装置の運転方
法において、脱硝装置での二酸化硫黄の酸化率または三
酸化硫黄の生成量に基づき、脱硝装置入口の排ガス温度
を制御することで、脱硝触媒での二酸化硫黄の酸化率ま
たは脱硝装置出口の三酸化硫黄濃度を設定値以下に保つ
脱硝装置の運転方法である。
【0007】前記脱硝装置での二酸化硫黄の酸化率また
は三酸化硫黄の生成量は所定期間、例えば1ケ月の平均
値を用いるにより、制御系統を安定させて状態で脱硝装
置の運転ができる。
【0008】また、脱硝装置での三酸化硫黄生成量は脱
硝装置出口の三酸化硫黄濃度で求める。また、脱硝装置
入口の二酸化硫黄濃度から脱硝装置出口の二酸化硫黄濃
度を差し引き、脱硝装置出口の三酸化硫黄生成量を算出
しても良い。
【0009】本発明の上記課題は次の構成によって解決
される。すなわち、硫黄分及びバナジウムを含む燃料を
用いる燃焼装置と該燃焼装置の排ガス流路に設けられた
節炭器と該節炭器の下流側の排ガス流路に設けられたア
ンモニア注入器を備えた脱硝装置を有する排ガス浄化装
置において、脱硝装置入口と出口にそれぞれ二酸化硫黄
濃度検出手段または脱硝装置出口に三酸化硫黄濃度検出
手段を設け、節炭器上流側から脱硝装置入口側に排ガス
をバイパスする節炭器バイパス排ガス流路を設け、前記
二酸化硫黄濃度検出手段または三酸化硫黄濃度検出手段
の検出値に基づき節炭器バイパス排ガス流路の排ガス流
量を調整する手段を設け排ガス浄化装置である。
【0010】硫黄分及びバナジウム分を多く含む燃料、
例えば、C重油、アスファルト、天然アスファルト、オ
イルコークス等を燃焼した排ガスを脱硝する場合、排ガ
ス中に含まれるバナジウムの脱硝触媒への付着により、
脱硝触媒中のバナジウム濃度が増加し、脱硝装置の運転
時間の経過と共に、SO2酸化率が増加する。ここで、
脱硝触媒によるSO2酸化率はガス温度に影響を受け、
例えば370℃付近を超えると、SO2酸化率は急激に
上昇する傾向がある。
【0011】そこで、本発明によれば、脱硝装置の運転
時間の経過に従い、脱硝装置の出口でSO3濃度の検出
を行い、脱硝装置の出口のSO3濃度の増加が認められ
れば、脱硝装置の運転温度を380℃から徐々に低下さ
せるように、排ガス温度を制御することで、SO2酸化
率を常に低いレベルに保ち、SO3の発生量を抑えるこ
とができる。
【0012】排ガス温度を下げる方法は、運転初期に排
ガス熱回収装置の節炭器(ECO)をバイパスさせた排
ガス(以下、ECOバイパスガスとする)を流してお
き、運転時間の経過とともに、ECOバイパスガスの流
量を絞ることで、脱硝装置入口排ガス温度を、例えば運
転初期の380℃から徐々に下げる運用を行うことがで
きる。
【0013】また、脱硝触媒の温度特性は330℃から
400℃の間で、脱硝装置の運転初期の脱硝触媒中のバ
ナジウムが少ない場合、高温側で脱硝率が高く、低温側
で低いが、運転経過と共に脱硝触媒中のバナジウム濃度
が増加すると、350℃付近の脱硝率が増加するので、
排ガス温度を徐々に下げて350℃付近としても、脱硝
率はほとんど変化せず、安定した運転が可能となる。
【0014】このように、脱硝装置入口の排ガス温度を
常に330〜380℃となるように制御することが望ま
しい。また、脱硝装置入口の排ガス温度は脱硝装置での
酸性硫安析出温度以上となるよう制御することも必要で
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を説明する。
図1は本実施例のボイラ排ガスの浄化システムのフロー
を示したものである。ボイラ1の燃料はオイルコークス
を用いた。そして、ボイラ1出口に設置されたECO
(節炭器)2と排ガス煙道に配置された空気予熱器(A
H)8の間にアンモニア注入管5と脱硝触媒7を備えた
脱硝装置6を設置している。脱硝処理された排ガスは電
気集塵機9と脱硫装置10により浄化されて煙突11か
ら大気中に排出される。空気予熱器(AH)8ではFD
F(ファン)14から導入される空気をスチームAH1
3と共に予熱してボイラ1の燃焼用の空気に使用してい
る。
【0016】またECO2入口から脱硝装置6入口へ、
ECO2をバイパスするECOバイパスダクト3が設置
されている。脱硝装置6出口にはSO3濃度検出器12
が設置されている。ここで、排ガス中のSO3濃度検出
器12として、以下の原理に基づくSO3連続分析計が
あり、この装置を用いる。
【0017】すなわち、SO3連続分析計は排ガスを試
薬カラム中に吸収させて、試薬のカラムを発色させ、比
色分析する機構を備えている。ここで前記試薬としてク
ロラニル酸バリウムが使用され、硫酸イオンがあると硫
酸イオンがクロラニル酸イオンと置換し、さらに溶解度
の低いBaSO4が生成し、クロラニル酸イオンが遊離
してくる。このクロラニル酸イオンの色を比色分析する
ことによってSO3濃度を連続的に分析するものであ
る。
【0018】脱硝装置6の運転初期において、ECOバ
イパスダクト3へ流すECOバイパスガス量を20%
(ECO2を通過する排ガス量は80%)に設定してい
る。
【0019】ECO2の入口ガス温度、すなわちECO
バイパスガス温度はボイラの通常運転最大負荷(100
%ECR;ECRはEconomical Continuous Ratingの略
である)時に450℃であり、ECO2を通過したEC
O出口ガス温度は360℃である。この時、脱硝装置6
の入口ガス温度は、ECOバイパスダクト3からのEC
OバイパスガスとECO2を通過するECO通過ガスが
混合し、380℃となる。
【0020】図3に示すように、このプラントでは運転
初期において、ガス温度が380℃の時のSO2酸化率
は0.5%であり、十分低い値である。例えば、脱硝装
置6入口のSO2は、約2500ppmであり、脱硝装
置6でのSO3増加量は12.5ppmである。一方、
脱硝装置6入口でのSO3は50ppmあり、前記脱硝
装置6でのSO3増加量を加えても脱硝装置6出口では
62.5ppmであり、脱硝装置6でのSO3増加量の
後流側への影響はほとんど無い。
【0021】プラントの運転が所定の時間経過した後に
は、脱硝触媒7中のバナジウム量は、燃料中に含まれる
バナジウム量が多いことから徐々に増大し、従って、同
じ温度では、脱硝触媒7によるSO2酸化率は徐々に増
大する。図2は脱硝装置6の運転時間と脱硝触媒7中の
バナジウム増加量との関係を示したものであり、また、
図3は運転初期と運転経過(3年)後のそれぞれのガス
温度とSO2酸化率の関係を示したものである。
【0022】図3に示すように、3年後には運転初期に
比べ、同一温度ではSO2酸化率は5倍程度となり、3
80℃では約2.5%の酸化率となる。このとき、脱硝
装置6入口のSO2が約2500ppmとすると、脱硝
装置6でのSO3増加量は62.5ppmとなり、脱硝
装置6の出口でのSO3濃度は脱硝装置6入口SO3濃度
の50ppmと合わせて112.5ppmであり、無視
し得ない濃度となり、後流側への影響(腐食量の増大
等)が大となる。
【0023】そこで、本発明の実施例である図1の装置
では、脱硝装置6出口のSO3濃度を検知器12により
検知し、SO2酸化率が1%を超える、つまり、脱硝装
置6出口のSO3濃度が75ppmを超えた時点から脱
硝装置6出口のSO3濃度75ppmを設定値として、
ECOバイパスガスの流量制御をフィードバック制御を
行いながら始める。3年後には脱硝装置6の入口ガス温
度は、ECOバイパスガス量が減少し、ECO通過ガス
量が増加するので、減少し、例えば、360℃になった
場合のSO酸化率は1%であり、運転初期より上昇する
ものの、その増加量は380℃のときの2.5%と比較
して緩和される。
【0024】一方、脱硝性能に関しては、脱硝触媒7へ
のバナジウムの付着により温度特性は図4に示す値とな
り、360℃付近の脱硝率は、3年後の方が脱硝触媒7
の脱硝活性があるがためにむしろ、初期より高くなって
おり、プラント運転初期に380℃のときの脱硝率と3
年後に360℃のときの脱硝率は同程度である。温度を
下げても、脱硝率の変化はほとんど無い。
【0025】図5に図1に示すプラントの、運転時間と
ECOバイパスガス量、脱硝入口ガス温度、SO2酸化
率、脱硝率の関係を示す。なお、脱硝装置6入口ガス温
度を低下させた場合、空気予熱器(AH)8の低温エレ
メントの硫酸腐食が懸念されるが、これに対しては、ス
チームAH13を使用し、FDF(ファン)14からの
空気予熱器(AH)8の入口へ導入する空気温度を、上
昇させることで対処できる。
【0026】また、脱硝装置6出口のSO3濃度を検知
し、ECOバイパスガス量を変化させるに際し、刻々変
化するSO3濃度に対し、直ちにECOバイパスガス量
を変化させると、ECO2での熱吸収量が刻々変わり、
ボイラ1本体の運転が不安定になるので、ボイラ負荷1
00%ECRにおける1カ月程度の平均のSO3濃度を
求め、この値を基にECOバイパスガス量を制御すれば
よい。図6にECOバイパス3内に設けられる、ガス流
量調整手段であるECOバイパスダンパ4の制御系統を
示す。
【0027】100%ECR以外の部分の負荷では、ボ
イラ出口ガス温度が下がるため、脱硝装置6出口のSO
3濃度も下がるが、ECOバイパスダンパ4は一定開度
とする。ただし、脱硝装置6の入口温度が酸性硫安析出
温度域まで低下した場合は、ECOバイパスダンパ4を
開き、脱硝装置6の入口温度が酸性硫安析出温度以上と
なるように制御する。
【0028】また、この実施例ではSO2酸化率は1.
0%を設定値として制御しているが、必ずしも1.0%
に設定する必要はなく、後流機器への影響を考慮する
と、できるだけ低く設定したほうが良い。しかし、現状
の脱硝触媒で70〜80%の脱硝率を得る場合には、S
2酸化率は1〜2%程度の設定値が実用的である場合
が多い。
【0029】図1では、SO3濃度検出手段として、S
3連続分析計を用いたが、脱硝触媒7へのバナジウム
の付着は、急激に変化するものではないため、たとえば
1カ月に1度、脱硝装置6出口のSO3濃度を手分析
し、この値を基に、ECOバイパスガス量をしぼり、脱
硝装置6出口温度を変化させてもよい。
【0030】また、他の方法として、図7に示すように
脱硝装置6入口と出口のSO2の濃度を連続分析計15
で測定し、脱硝装置6入口SO2から脱硝装置6の出口
SO2を減ずることにより、脱硝装置6でのSO3生成量
を求め、この値をある設定値(たとえば25ppm)以
下になるよう脱硝装置6入口温度を変化させてもよい。
【0031】また、図7に示す装置で脱硝装置6での酸
化率((脱硝装置入口SO2−脱硝装置出口SO2)/脱
硝装置入口SO2)をある設定値(例えば1%)になる
よう脱硝装置6の入口温度を変化させてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、脱硝装置におけるSO
2酸化率の上昇が緩和され、又、脱硝率の低下も少なく
長期に安定した運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる一実施例の脱硝装置を備えた排
ガス浄化装置を示す図である。
【図2】 脱硝触媒中のバナジウムの増加量のプラント
運転時間に対する時間的変化を示す図である。
【図3】 プラント運転初期とプラント運転3年後のS
2酸化率と温度の関係を示す図である。
【図4】 プラント運転初期とプラント運転3年後の脱
硝率とガス温度の関係を示す図である。
【図5】 本発明の一実施例の脱硝装置を備えた排ガス
浄化装置でのECOバイパスガス量と脱硝装置入口ガス
温度とSO2酸化率と脱硝率脱硝装置出口SO3濃度の時
間的変化を示す図である。
【図6】 本発明の一実施例の脱硝装置のECOバイパ
スダンパの制御系統を示す図である。
【図7】 本発明の他の実施例の脱硝装置を備えた排ガ
ス浄化装置を示す図である。
【符号の説明】
1 ボイラ 2 ECO(節
炭器) 3 ECOバイパスダクト 4 ECOバイ
パスダンパ 6 脱硝装置 7 脱硝触媒 8 空気予熱器 10 脱硫装置 11 煙突 12 SO3
度検出器 13 スチーム空気予熱器 14 FDF
(ファン) 15 SO2連続分析計

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硫黄分及びバナジウムを含む燃料を用い
    る燃焼装置排ガスをアンモニアを還元剤として脱硝触媒
    により処理する脱硝装置の運転方法において、 脱硝装置での二酸化硫黄の酸化率または三酸化硫黄の生
    成量に基づき、脱硝装置入口の排ガス温度を制御するこ
    とで、脱硝触媒での二酸化硫黄の酸化率または脱硝装置
    出口の三酸化硫黄濃度を設定値以下に保つことを特徴と
    する脱硝装置の運転方法。
  2. 【請求項2】 脱硝装置での二酸化硫黄の酸化率または
    三酸化硫黄の生成量は、所定期間の平均値を用いること
    を特徴とする請求項1記載の脱硝装置の運転方法。
  3. 【請求項3】 脱硝装置での三酸化硫黄生成量は、脱硝
    装置出口の三酸化硫黄濃度または脱硝装置入口と出口に
    おける二酸化硫黄濃度から算出することを特徴とする請
    求項1または2記載の脱硝装置の運転方法。
  4. 【請求項4】 脱硝装置入口の排ガス温度を常に330
    〜380℃となるように制御することを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載の脱硝装置の運転方法。
  5. 【請求項5】 脱硝装置入口の排ガス温度が酸性硫安析
    出温度以上となるよう制御することを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の脱硝装置の運転方法。
  6. 【請求項6】 硫黄分及びバナジウムを含む燃料を用い
    る燃焼装置と該燃焼装置の排ガス流路に設けられた節炭
    器と該節炭器の下流側の排ガス流路に設けられたアンモ
    ニア注入器を備えた脱硝装置を有する排ガス浄化装置に
    おいて、 脱硝装置入口と出口にそれぞれ二酸化硫黄濃度検出手段
    を設けるかまたは脱硝装置出口に三酸化硫黄濃度検出手
    段を設け、 節炭器上流側から脱硝装置入口側に排ガスをバイパスす
    る節炭器バイパス排ガス流路を設け、 前記二酸化硫黄濃度検出手段または三酸化硫黄濃度検出
    手段の検出値に基づき節炭器バイパス排ガス流路の排ガ
    ス流量を調整する手段を設けたことを特徴とする排ガス
    浄化装置。
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