JPH1010831A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1010831A
JPH1010831A JP8158316A JP15831696A JPH1010831A JP H1010831 A JPH1010831 A JP H1010831A JP 8158316 A JP8158316 A JP 8158316A JP 15831696 A JP15831696 A JP 15831696A JP H1010831 A JPH1010831 A JP H1010831A
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image
toner
drum
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JP8158316A
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Hideaki Kodama
秀明 児玉
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像形成装置で、画像形成すべき転写材のサイ
ズに応じた数のトナー付着量検出用パターン像を感光体
の所要箇所に形成しても、これのトナーが転写材担持体
側に付着するのを防止できるようにする。 【解決手段】感光体3上における転写材と対応しないト
ナー像の未形成領域に、画像濃度の調整のため所定のパ
ターンの潜像をトナー現像したトナー付着量検出用パタ
ーン像60が形成されるのに対し、転写材担持体41に
おける転写位置でトナー付着量検出用パターン像60に
対向する非転写領域53,54を、転写位置に達する以
前に帯電手段26,27によってトナーと同極性に予め
帯電させ、トナー付着量検出用パターン像60のトナー
60aがこれと対向する非転写領域53、54との間で
電気的に反発するようにして、上記目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式等に
より感光体上に形成したトナー像を転写用紙等の転写材
に転写してて画像を形成するようになった、例えば電子
写真複写機やプリンタのような画像形成装置、特に、前
記転写材を転写材担持体に保持して前記転写に供するよ
うにした画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平3−61974号公報、特開平4
−62581号公報はドラム型の誘電体からなる転写材
担持体に転写材を保持して繰り返し転写に供する転写ド
ラム方式の画像形成装置を開示している。
【0003】一方、トナー濃度や湿度、電源電圧の変
動、あるいは露光光学系の経時的な汚れ等の影響によっ
て、実際に形成される画像の濃度は設定通りにならない
ことがある。これを解消するのに、所定の条件のもとに
感光体上に所定のパターンをなした画像濃度検出用トナ
ー像を試験的に形成すると共に、このトナー像の濃度を
検出し、検出される画像濃度が所定値になるように制御
することが行われていた。
【0004】ところで、前記転写ドラム方式では、感光
体上に形成した画像濃度検出用のトナー像が現像後クリ
ーニング部に達して除去されるまでに、転写位置にて転
写材を保持する転写材担持体と接して、これの表面やこ
れが保持する転写材上に付着し、画像汚れの原因とな
る。
【0005】そこで、前記画像濃度検出用のトナー像が
転写位置を通過する間、転写ドラムを感光体から離間さ
せる必要がある。そのため、転写装置全体が複雑化およ
び大型化して製造コストが高くつくとともに、転写能率
が低下する問題があった。
【0006】前記特開平3−61977号公報は、この
ような問題を解消できる画像形成装置を開示している。
この画像記録装置は、図7に示すように、画像形成部1
と転写機構部2とが近接配置されており、転写機構部2
は、円周方向の一部を板状の連結部51に連結された一
対の円筒状スリーブ(一方のみ図示)50によって転写
シート52が略円筒状に保持された構造になっている。
転写シート52は、連結部材51を覆わない状態に設け
られており、連結部材51の外側箇所は、転写シート5
2が存在しない非転写領域53になっている。
【0007】一方、画像形成部1は、転写シート52に
吸着されて搬送される転写材に転写すべきトナー像が形
成される感光体ドラム3を備えており、この感光体ドラ
ム3と転写ドラム14とは互いに同期して同図の矢印方
向にそれぞれ回転する。そして、感光体ドラム3には、
転写動作時において転写ドラム14の非転写領域53に
対応する箇所に画像濃度検出用の潜像をトナー現像して
画像濃度検出用トナー像70が形成され、このトナー像
70の濃度が濃度検知センサ71により光学的に検知さ
れ、その検知結果に基づいて画像形成部1の現像時のバ
イアス電位などを調節して、画像濃度が所定値になるよ
うに制御する。
【0008】上記の転写機構部2では、非転写領域53
に転写シート52が存在しないとともに、連結部材51
がスリーブ50の内面に接合されて非転写領域53が内
方へ凹んだ状態となっているから、転写ドラム14の転
写シート52を感光体ドラム3の外周面に常時接触した
状態に保持しながら双方を回転させても、感光体ドラム
3の画像濃度検出用トナー像70が非転写領域53に接
触しないので、転写機構部2または転写材がトナーの付
着により汚されることがない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
画像形成装置では、転写ドラム14における両スリーブ
50を連結部材51で連結した継ぎ手部にしか非転写領
域53を設けることができないことから、以下のような
問題がある。すなわち、図6(a)に示すように、転写
ドラム14に対し大きなサイズの転写用紙などの単一の
転写材30を吸着させて画像形成する場合には、転写材
30の両端を非転写領域53の両側に位置するよう位置
決めすることにより、転写材30を連続的に供給して転
写動作を継続する場合にも、感光体ドラム3における非
転写領域53に対応する箇所に、転写動作毎に画像濃度
検出用トナー像70をその都度形成して、転写材30毎
にトナー像70の濃度を検出できるから、画像濃度を常
に適正レベルに調整することができる。
【0010】これに対し、図6(b)に示すように、小
さなサイズの転写材30を連続的に供給して転写動作を
行う場合には、転写材30が転写ドラム14に対し2枚
同時に吸着されるので、転写ドラム14には転写材30
の存在しない2箇所の非転写領域53,54が存在す
る。ところが、転写ドラム14の継ぎ手部以外の非転写
領域54に対応する感光体ドラム3の箇所に画像濃度検
出用トナー像70を形成すると、そのトナー像70のト
ナー70aの付着によって非転写領域54が汚される。
そのため、感光体ドラム3には、転写ドラム14の継ぎ
手部の非転写領域53に対応する箇所にしか画像濃度検
出用トナー像70を形成することができず、この単一の
トナー像70により検出した画像濃度に基づき2枚の転
写材30の画像濃度を調整している。したがって、画像
濃度検出用トナー像70が形成されない方の転写材30
に転写される画像濃度は、常に適正レベルに維持するこ
とが困難となり、画像濃度が変化してカラー画像で要求
される微妙な色調を得ることができないと云った問題が
ある。
【0011】そこで本発明は、上述の問題点を解消し、
画像形成すべき転写材のサイズに応じた数のトナー付着
量検出用パターン像を感光体上の所要箇所に形成して、
そのトナーの転写材担持体側への付着を防止しながら、
同時保持して転写に供される複数の転写材毎の画像形成
のためのトナー付着量を検出することのできる画像形成
装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像形成装置は、感光体上に画像の潜像を
形成し、この潜像をトナー現像してトナー像を形成する
画像形成部と、転写材を誘電体からなる転写担持体に保
持して前記感光体に近接する転写位置に搬送し、前記感
光体からのトナー像の転写に供する転写材搬送手段と、
前記画像形成部にて前記感光体上に所定のパターンの潜
像をトナー現像したトナー付着量検出用パターン像を形
成するパターン形成手段と、前記転写材搬送手段におけ
る前記転写位置で前記トナー付着量検出用パターン像に
対向する部分を前記現像を行うトナーと同極性に帯電さ
せる帯電手段と、を備えている。
【0013】上記画像形成装置では、転写材搬送手段に
おける転写位置で感光体上のトナー付着量検出用パター
ン像に対向する非転写領域が、転写位置に達する以前に
帯電手段によって画像形成部での現像用のトナーと同極
性に帯電される。ここで、転写材搬送手段に形成される
非転写領域の数は、保持する転写材のサイズによって異
なるが、感光体における転写位置で各非転写領域に対応
する全ての箇所に対してパターン形成手段を働かせてト
ナー付着量検出用パターン像を形成しても、その各トナ
ー付着量検出用パターン像のトナーは、転写位置におい
て転写材搬送手段の非転写領域に接触した場合に、互い
に同極性であって電気的に反発することから、非転写領
域に付着しない。
【0014】したがって、転写材搬送手段に小さなサイ
ズの転写材を複数枚同時に保持して転写に供する場合
に、各転写材に対する画像形成毎にトナー付着量を検知
してもトナー汚れの問題はなく、各転写毎の画像形成
が、その都度検出されるトナー付着量を基に常に適正な
画像濃度で達成され、特に微妙な色調が要求されるカラ
ー画像の形成に好適である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら説明する。
【0016】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置
はカラー複写機であって、その全体構成を図1に示して
ある。この複写機は画像形成部1と転写機構部2とを主
要構成要素として構成されている。
【0017】画像形成部1は、a矢印方向に回転される
感光体ドラム3の周囲に、帯電チャージャ4、プリント
ヘッド7、イエロー色現像剤を収容するイエロー現像器
8、マゼンタ色現像剤を収容するマゼンタ現像器9、シ
アン色現像剤を収容するシアン現像器10、ブラック色
現像剤を収容するブラック現像器11、クリーナ12お
よびイレーサ13などの電子写真方式に用いられる周知
の画像形成機器が配置されている。
【0018】この画像形成部1では以下のようにして静
電潜像およびトナー像が形成される。感光体ドラム3の
表面は、これに残存しているトナーがクリーナ12によ
り除去され、且つイレーサ13により除電されたのち
に、帯電チャージャ4による正コロナ放電により一様に
帯電される。プリントヘッド7は、図示しない原稿読取
部により原稿のカラー画像を色分解して読み取って、あ
るいは外部機器ないしは記録媒体から得られるビデオ信
号で変調したレーザー光を、感光体ドラム3の前記帯電
後の表面に照射する。これによって像露光された感光体
ドラム3の表面には、露光部(画像部)の電荷が減衰さ
れて静電潜像が形成される。この静電潜像は、カラー画
像を形成する場合、始めにイエロー現像器8の現像剤に
おける静電潜像と同極性の電荷をもつトナーが静電吸着
されることによって現像され、現像後のトナー像は転写
機構部2によって搬送される転写材30への転写に供さ
れる。このトナー像の形成と転写の動作がマゼンタ、シ
アン、ブラックの各色について繰り返される。なお、一
色の画像形成であればその色についてのトナー像の形成
と転写が1回行われる。
【0019】転写機構部2は、図1に示すように、感光
体ドラム3に同期してb矢印方向へ回転する転写ドラム
14を備えている。この転写ドラム14は、図2、図
4、図6に示すように、ポリフッ化ビニリデンやポリカ
ーボネイトなどの誘電体からなる転写フィルム41が、
円周方向一部を連結部材51により連結された左右のス
リーブ50両側縁部を巻回して貼着されている。転写ド
ラム14の周囲には、転写ドラム14の内面側に配置さ
れた吸着チャージャ17、この吸着チャージャ17に転
写ドラム14の外側で対向する接地誘導ローラ18、感
光体ドラム3に近接する転写位置に配置された転写チャ
ージャ19、外側および内側の一対の分離チャージャ2
0,21、分離爪22、クリーナ23および外側および
内側の一対の除電チャージャ26,27が配置されてい
る。吸着チャージャ17の近傍位置には吸着用押圧部材
28が、転写チャージャ19の近傍位置には転写用押圧
部材29がそれぞれ配置されている。
【0020】上記転写機構部2には、転写用紙等の転写
材30が図示しない給紙部から送給されてくる。この転
写材30は、トナー像が形成される感光体ドラム3に対
し同期するタイミングまで一対のタイミングローラ3
1,32により待機されたのちに、ガイド体33を介し
て転写ドラム14と接地誘導ローラ18の間に送り込ま
れる。ここで転写材30は吸着チャージャ17と接地誘
導ローラ18とにより転写ドラム14の転写フィルム4
1に静電吸着されて以降転写ドラム14の回転に伴い転
写位置に向け搬送されていく。
【0021】転写用押圧部材29は、例えば厚さが20
0μm程度のPETフィルムからなり、図2に示すよう
に支軸34を支点に回動自在となった支持部材37の先
端側に突出状態で固着されている。支持部材37は、後
端側部に掛止めされたばね38によりc矢印方向に回動
力を付与されてカム39に従動するようになっている。
カム39は、ステッピングモータ40により回動され
て、支持部材37を介して押圧部材29を変位させる。
例えば、転写材30が図示のように転写位置まで搬送さ
れてきた時には、カム39が図示状態に回動して、支持
部材37のばね38の付勢力よるc矢印方向への回動を
許容する。このとき、転写ドラム14の周囲に張設され
た転写フィルム41は、支持部材37と一体に回動する
押圧部材29によって感光体ドラム3側に押し出され、
これに静電吸着されている転写材30を感光体ドラム3
におけるトナー像が形成されている表面に密着させる。
なお、吸着用押圧部材28も転写用押圧部材29と同様
の駆動機構により作動されるようになっている。
【0022】上記の転写材30が転写位置で感光体ドラ
ム3の表面に密着した状態において、転写チャージャ1
9が駆動されて転写ドラム14の転写位置の内面に電荷
が供給されることにより、感光体ドラム3表面上のトナ
ー像が転写材30に転写される。このような転写材30
への転写動作は、カラー画像形成の場合イエロー、マゼ
ンタ、シアンおよびブラックの各色について転写ドラム
14が1回づつ計4回転繰り返され、画像形成部2では
これに対応した色および回数のトナー像形成動作が既述
したように繰返される。これにより、転写材30には、
4色分のトナー像を重ね合わせて転写したカラー画像が
得られる。この画像が形成された転写材30は、除電チ
ャージャ20,21の駆動により除電されつつ、分離爪
22によって転写フィルム41から剥離されて転写ドラ
ム14から分離され、さらに、図1に示すガイド体42
により定着部に導かれて、両定着ローラ43,44によ
り定着処理されて画像の色合成と定着を行ったのちに、
図示しない排紙トレイ上に排出される。
【0023】転写材30が剥離して分離された転写ドラ
ム14の表面は、クリーナ23によって清掃されたのち
に、両除電チャージャ26,27の駆動によって外面お
よび内面の除電が行われたのちに、再び転写材30の吸
着位置に向け回動されていく。
【0024】図3は転写機構部2における除電部の電気
回路図を示す。同図において、内側除電チャージャ26
には、高圧トランス48から交流成分とマイナスの直流
成分が給電され、外側除電チャージャ26には、高圧ト
ランス47から交流成分のみが給電される。したがっ
て、両除電チャージャ26,27間を通る転写フィルム
41は、転写動作の繰り返しによりプラス側に帯電され
た電荷が除去される。両高圧トランス47,48の出力
は、中央処理装置49によって可変制御される。
【0025】この中央処理装置49は、画像形成装置全
体の動作を制御するものであって、形成する画像の濃度
を調整するために、感光体ドラム3上に所定のタイミン
グで所定のパターンの潜像を形成し、かつその潜像をト
ナー現像してトナー付着量検出用パターン像60を形成
する制御も行う。この制御のために感光体ドラム3のま
わりの現像位置と転写位置との間にトナー付着量検出セ
ンサ61を設けてあり、トナー付着量検出用パターン像
60のトナー付着量を反射光量の違い等によって検出す
る。中央処理装置49はまた検出されたトナー付着量に
応じて現像バイアス電位を調整し、画像濃度が設定値に
なるようにする制御も行う。
【0026】次に、上記画像形成におけるトナー付着量
検出用パターン像60を形成する場合の動作と制御につ
き、図5(a)〜(d)を参照しながら説明する。
(a)は感光体ドラム3のトナー像形成状態、(b)は
除電チャージャ26,27の作動状態、(c)は転写チ
ャージャ19の作動状態、(d)は転写ドラム14にお
ける転写フィルム41の表面電位をそれぞれ示す。同図
には、図6(b)に示すように、小さなサイズの転写材
30を2枚同時に転写ドラム14に吸着して転写する場
合を例示してある。したがって、転写ドラム14には、
同図(d)に示したように、転写材30が吸着されない
2つの非転写領域53,54が形成される。
【0027】感光体ドラム3表面のトナー像の未形成領
域には、感光体ドラム3の所定の電位と現像バイアス電
位とによって、所定のパターンの潜像を形成したのち
に、この潜像を現像してトナー付着量検出用パターン像
60が形成されるが、このトナー付着量検出用パターン
像60は、図5(a)から明らかなように、転写ドラム
14の継ぎ手部に対応する非転写領域53だけでなく、
転写フィルム41上の非転写領域54にも形成され、こ
れらから検出されるトナー付着量に基づき、転写フィル
ム41に同時に保持される2枚の転写材30のそれぞれ
に対応した各回の画像形成の都度、その直前の各種画像
形成条件に対応した画像濃度の調節が行える。この意味
で、トナー付着量検出用パターン像60は、転写ドラム
14にもしも3枚以上の転写材30が同時に吸着される
ような場合には、これに応じて形成される3つ以上の全
ての非転写領域に対向して形成するのが好ましい。
【0028】一方、両除電チャージャ26,27は、上
述のような通常の除電動作を行う以外に、図5(b)に
示すように、感光体ドラム3上のトナー付着量検出用パ
ターン像60が転写位置に達する一定時間T前に、中央
処理装置49により駆動制御される。この一定時間T
は、転写ドラム14の除電チャージャ26,27との対
向位置から転写チャージャ19との対向位置までの距離
を転写ドラム14の回転速度で除算して得られる時間で
あって、転写ドラム14上の或る部位が除電チャージャ
26,27との対向位置から転写チャージャ19との対
向位置まで移動するのに要する時間に設定されている。
これにより、転写ドラム14の転写フィルム41におけ
る各トナー付着量検出用パターン像60のそれぞれと対
向する箇所、つまり非転写領域53、54は、図5
(d)に示すように、前記現像用のトナーと同極性の例
えばマイナスに帯電される。なお、転写材30が吸着さ
れる転写領域の電位は、転写の回数や環境等の条件によ
りその都度変化するが、図6(d)には、便宜上、その
ような変動は図示していない。また、非転写領域53に
位置する連結部材51は、比較的誘電率の低い材料、例
えば7mm程度の厚さを有するポリカーボネイト等が用
いられ、前記マイナス帯電によっても電位は図5(d)
のようにほぼゼロとなっている。この連結部材51は、
非転写領域53が除電チャージャ26,27によりマイ
ナスに帯電されるとき、転写ドラム14の継ぎ手部に除
電チャージャ26,27からの除電出力が印加されても
過大な電流が流れないように絶縁する作用を営む。
【0029】図4に転写ドラム14の非転写領域54が
感光体ドラム3のトナー付着量検出用パターン47に対
向した状態を示している。この非転写領域54は、転写
材30のサイズに対応して転写フィルム41の継ぎ手部
51以外の所定箇所に設定されたものであるから、転写
ドラム14の転写フィルム41と感光体ドラム3のトナ
ー付着量検出用パターン像60の形成箇所とが対向し合
い接触する。ところが、転写フィルム41の非転写領域
54は、図示のようにトナー60aと同極性のマイナス
に予め帯電されているので、トナー付着量検出用パター
ン像60を形成しているトナー60aは、非画像領域5
4と互いに同極性であって電気的に反発することから、
非転写領域54に付着しない。非画像領域53でも同様
である。
【0030】但し電位がほぼゼロである連結部材51と
の間では電気的反発はないが、積極的吸着はないし、図
7の従来例で示したものと同様連結部材51が感光体ド
ラム3から大きく離れるように設計しておけばトナー6
0aはほとんど付着しない。
【0031】したがって、転写ドラム14に複数の小さ
なサイズの転写材30を同時に保持して連続的に搬送す
る場合において、転写材30の各間に形成される複数の
非転写領域53,54にそれぞれ対応する感光体ドラム
3の各箇所にトナー付着量検出用パターン像60を形成
しても、転写ドラム14側にトナー汚れの問題はなく、
各転写材30に対応する画像形成ごとにトナー付着量検
出に基づく画像濃度調節を行ない、各画像形成時点での
各種画像形成条件に対応することができ、微妙な色調が
要求されるカラー画像の形成に好適である。また、転写
ドラム14と感光体ドラム3とを転写位置で互いに接触
する状態を保持して駆動させても、転写フィルム41が
トナー付着により汚されることがないので、転写速度の
低下を招くこともない。
【0032】しかも、カム39は、非転写領域54が転
写位置を通過するときに、図2の状態から図4の状態に
回転する。それにより、支持部材37が図4の矢印方向
へ回動して転写用押圧部材29が転写フィルム(図4で
は図示せず)41から離間する。この転写用押圧部材2
9の転写フィルム41からの退避によって、転写用押圧
部材29による押圧が解除されて転写フィルム41と感
光体ドラム3との密着性が低下するので、トナー付着量
検出用パターン像60のトナー60aが転写フィルム4
1に付着するのをより確実に防止することができる。
【0033】なお、上記実施の形態では、非転写領域5
3,54を予めトナーと同極性に帯電させる手段とし
て、既存の除電チャージャ26,27を兼用したが、非
転写領域53,54の帯電用として専用のチャージャを
設けてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の画像形成装置によ
れば、転写材担持体における感光体のトナー付着量検出
用パターン像と対向する非転写領域を、これが転写位置
に達する以前にトナーと同極性に帯電することにより、
転写材担持体に複数の小さなサイズの転写材を同時に保
持して連続的に搬送する場合に、感光体における各非転
写領域に対応する複数の非画像領域のそれぞれにトナー
付着量検出用パターン像を形成して、各転写材毎の画像
形成の都度、トナー付着量が検出されるようにしても、
各トナー付着量検出用パターン像のトナーは、これらが
対向するどの非転写領域とも電気的に反発し合って付着
せず、転写材担持体側のトナー汚れの問題を解決するこ
とができる。
【0035】したがって、各転写材毎の画像形成をその
時点の各種画像形成条件に対応した適正な画像濃度調節
の基に達成することができ、特に微妙な色調が要求され
るカラー画像の形成に好適である。画像濃度の変化を防
止して常に好ましい色調の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の全
体構成を示す概略断面図。
【図2】同上装置の転写位置部分を拡大して示した概略
縦断面図。
【図3】同上装置の除電チャージャへの給電系統を示す
電気回路図。
【図4】同上装置のトナー付着量検出用パターンが転写
位置に達した状態における転写部分を拡大して示した概
略縦断面図。
【図5】(a)〜(d)は同上装置の動作タイミングを
示すタイミングチャート。
【図6】(a)は大サイズの転写材を保持して搬送する
状態の概略縦断面図、(b)は小サイズの転写材を2枚
同時に保持して搬送する状態の概略縦断面図。
【図7】従来の画像形成装置を示す転写箇所の概略縦断
面図。
【符号の説明】
1 画像形成部 3 感光体ドラム 14 転写ドラム 26,27 除電チャージャ 41 転写材担持体 60 トナー付着量検出用パターン像 6a トナー 49 中央処理装置 53,54 非転写領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に画像の潜像を形成し、この潜
    像をトナー現像してトナー像を形成する画像形成部と、 転写材を誘電体からなる転写材担持体に保持して前記感
    光体に近接する転写位置に搬送し、前記感光体からのト
    ナー像の転写に供する転写材搬送手段と、 前記画像形成部にて前記感光体上に所定のパターンの潜
    像をトナー現像したトナー付着量検出用パターン像を形
    成するパターン形成手段と、 前記転写材搬送手段における前記転写位置で前記トナー
    付着量検出用パターン像に対向する部分を前記現像を行
    うトナーと同極性に帯電させる帯電手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP8158316A 1996-06-19 1996-06-19 画像形成装置 Pending JPH1010831A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11579541B2 (en) 2019-03-08 2023-02-14 Fujifilm Business Innovation Corp. Image forming apparatus including a rollshaped charge unit for secondary transfer body

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US11579541B2 (en) 2019-03-08 2023-02-14 Fujifilm Business Innovation Corp. Image forming apparatus including a rollshaped charge unit for secondary transfer body

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