JPH10107526A - 携帯無線機 - Google Patents

携帯無線機

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Publication number
JPH10107526A
JPH10107526A JP8258561A JP25856196A JPH10107526A JP H10107526 A JPH10107526 A JP H10107526A JP 8258561 A JP8258561 A JP 8258561A JP 25856196 A JP25856196 A JP 25856196A JP H10107526 A JPH10107526 A JP H10107526A
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JP
Japan
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antenna
housing
wireless device
cover
speaker
Prior art date
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Pending
Application number
JP8258561A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Sekine
秀一 関根
Hiroshi Watanabe
浩 渡邊
Hiroyuki Utena
博之 台
Masanobu Shimanuki
正信 島貫
Yoshihiro Shimoman
芳洋 下萬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Communication Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Communication Technology Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Communication Technology Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH10107526A publication Critical patent/JPH10107526A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アンテナが人体の影響により特性劣化を生じる
ことないように配置された携帯無線機を提供する。 【構成】筐体13と、前記筐体13に内蔵された無線回
路ユニット15と、この無線回路ユニット15に接続さ
れ、筐体13上の一面に配置されたスピーカ14と、無
線回路ユニット15に接続され、筐体13上に一体化さ
れ、スピーカ14の近傍に配置された線状アンテナ12
と、線状アンテナを覆うアンテナカバー11によって構
成され、線状アンテナ12がスピーカから遠ざかる方向
に、アンテナカバーの中心から偏心して配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナと送受話
口が一体化された小型携帯無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯無線機の小型化、薄型化が進
んでいる。携帯無線機はその名の通り、持ち運びをでき
る無線機であり、可搬性に優れていることが条件であ
る。そのためには、小形薄型であることは非常に重要な
項目となる。
【0003】アンテナの小形薄型化は、携帝無線機の技
術課題において急いで進めていかなければならない課題
のーつである。携帯無線機を構成する部品の中では、無
線回路ユニットの小型化は急速度で進んでいる。それに
対して、バッテリーとアンテナの小型化は進んではいる
ものの、回路部の小型化のスピードには遠く及ばないか
らである。一方、携帯無線機では、アンテナに対する人
体の影響が問題になっている。人体は、無線周波数の電
波に対して、吸収または散乱する特性を有している。こ
の結果として人体によってアンテナの放射特性に劣化が
生じてしまうのである。
【0004】さらに、近年の無線機の小型化、薄型化に
よって耳がアンテナにさらに近接していく傾向にある。
この近接は、人体によるアンテナ特性の劣化をさらに深
刻なものにしている。
【0005】図5は、発明者らが人体によるアンテナ特
性の劣化に関して行った測定の結果を示したものであ
る。以後、本明細書に記載されている、実験データは、
周波数2GHzの携帝無線機をモデルとした、無線機モ
デルをつくって実験を行った結果である。
【0006】図5の(a)および(b)は、通話時の状
態において水平面内の垂直偏波のパターンを示してい
る。図5(a)は、(b)に比べて一割程度小形化した
アンテナと筐体を用いた場合で、図をみてもわかるとお
り、(a)は(b)に比べて8dB程度の劣化が生じて
いる。このように、無線機の小型化によって、頭部と耳
がアンテナに接近し場合によってはアンテナ特性の劣化
が非常に大きくなってしまう。
【0007】この劣化を防ぐ方法としてまず最初に思い
つくのがアンテナ自体をオフセットして耳から離れた方
向に配置するという方法である。しかしながら、この方
法は、あまり有効であるとは言えない。なぜなら耳の構
造を考えると、この方法では耳の近接を避けることがで
きないからである。図6は耳とアンテナの接近性の状態
を示した図である。一般に耳の上端は外側に突出してい
るので、携帯無線機を通話に用いている状態では、図6
の(a)〜(d)に示されるように耳の突出部がアンテ
ナの方向に突出して、アンテナに近接してしまう結果と
なる。
【0008】この耳の上端部分をアンテナから離さなけ
れば、アンテナ特性の改善は行えない。この耳の上端の
部分からアンテナを遠ざけるためには、アンテナを耳か
ら十分離れた位置に取り付ける必要がある。しかしなが
ら、端末が小型化薄型化されている場合、無線機の筐体
からアンテナが大きくはみ出てしまうことになる。
【0009】図7はアンテナを覆うカバーを大きくして
人体の近接を低減する方法を示している。一般に、携帯
無線機ではアンテナの取りはずしが容易に行えないよう
にアンテナカバーが取り付けられている。このカバーを
大きくすることによって先に述べた人体とアンテナとの
近接を避けることが可能である。
【0010】図7から明らかなように無線機筐体が小型
化薄型化されている場合、筐体に比べてアンテナが大き
くなり、筐体からアンテナがはみ出してしまうことにな
る。カバーの効果を十分得るためには、カバーの大きさ
を大きくする必要があるからである。以上の二つの方法
では、アンテナの小型化を損ない、結果として無線機全
体の小型化、薄型化を大きく損なうことになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
携帝無線機において問題となっている、アンテナの人体
への近接、特に耳への近接によるアンテナ特性の劣化を
解決しようとすると、アンテナが筐体から大きくオフセ
ットし、筐体からはみ出てしまったり、アンテナのカバ
ーの太さが、筐体の幅より大きくなつてしまったりし
て、結果として無線機全体の外観を大きくしてしまうと
いった問題点があった。従って、この発明の目的は、ア
ンテナが人体の影響により特性劣化を生じることないよ
うに配置された携帯無線機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、筐体と、この
筐体に内蔵された無線回路ユニットと、筐体の一面に配
置されたスピーカと、筐体の外部に取り付けられる線状
アンテナと、線状アンテナを覆うアンテナカバーとによ
って構成された携帯無線機において、線状アンテナがス
ピーカから遠ざかる方向に、アンテナカバーの中心から
偏心して配置されることを特徴とする携帯無線機を提供
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
例を説明する。図1の(a)は、本発明の一実施例に係
わる携帯無線機の構成を示す斜視図である。同図による
と、携帯無線機は、アンテナカバー11、アンテナ1
2、無線機の筐体13、筐体13内で筐体前面に取り付
けられたスピーカ14、筐体13に内蔵された無線回路
ユニット15および筐体13内で筐体前面の下方位置に
取り付けられたマイクロフォンとにより構成されてい
る。アンテナ12は筐体13の上部に一体的に取り付け
られ、アンテナカバー11によって覆われている。アン
テナ12は無線回路ユニット15のアンテナ端子に接続
線17により接続され、同様にスピーカ14は無線回路
ユニット15の出力端子に接続線18により接続され
る。
【0014】図1の(a)では、アンテナカバ−11は
内部の線状アンテナ12の様子が分かるように透視図で
示されている。図1の(b)は無線機の上面を示してい
る。図1の(a)および(b)から明らかなようにアン
テナ12はアンテナカバー11の中心軸から、スピーカ
14が取り付けられている位置とは逆方向に偏心した位
置に取り付けられている。即ち、アンテナ12はアンテ
ナカバー11の中心から筐体13の裏面の方へ偏心して
筐体13に取り付けられている。
【0015】図3は、図1に示した携帯無線機を元にし
て構成した、図2(a)および(b)に示した無線機モ
デルを用いて、アンテナ特性を測定した結果をグラフで
示している。図2の(a)および(b)に示した無線機
モデルによると、無線機モデルのアンテナ12’は、図
1の無線機と同じように線状素子12a’をヘリカル型
に巻回して構成されている。無線機モデルの各部のパラ
メータでは、筐体13’の幅を15mm、筐体13’の
前面、即ちスピーカ14’が取り付けられた面からアン
テナ12’の中心までの距離を8mm、アンテナカバー
11’の高さを20mm、アンテナカバー11’の直径
を9mm、そしてアンテナ12’の直径を2mmと設定
している。
【0016】今回の実験では、無線機モデルは、図2の
(a)および(b)のように、アンテナ位置を変えずに
アンテナカバーをずらして、等価的にアンテナ12’の
中心軸の位置をアンテナカバー11’の中心から偏心し
たのと同じ状態になるようにした。ずらした距離Lは、
筐体13’を構成する面のうちスピーカ14’の取り付
けられている筐体面を面Aとして、アンテナカバー1
3’のうち面Aに一番近いところから面Aまでの距離と
した。図3はこのカバーのずらした距離と、利得の関係
を調ベた結果を示している。この利得は、図4に示され
るとおり、通話時の姿勢で保持された無線機モデルから
放射された垂直偏波の強度を水平面内で平均した値とし
た。
【0017】今回のようにアンテナを偏心させる実験を
行う場合、偏心の方法は2通り考えられる。1つは、ア
ンテナの位置を変えずに、カバーの位置を変えていく方
法であり、もう1つは、カバーの位置を変えずに、アン
テナの位置を変える方法である。
【0018】アンテナの位置を変える方法をとった場
合、アンテナが人体から離れることと、カバーによって
耳を遠ざけておくことによる2つの効果があり、人体に
よるアンテナ特性の劣化を抑制する。これに対して、カ
バーの位置を変える方法をとった場合は、カバーによっ
て耳を遠ざける効果のみが現れることになる。
【0019】今回の実験の目的は、アンテナカバー1
1’によって耳を遠ざける場合の効果だけを調べること
にあるので、今回の実験では、アンテナ12’の位置を
変えないでアンテナカバー11’の位置を変える方法を
取っている。
【0020】図3のグラフから明らかなように、測定結
果はアンテナカバー11’の位置をずらすことによって
4dB程度の利得が向上したことを示している。これ
は、アンテナカバー11’によって耳の近接が抑制さ
れ、耳による電波の散乱やアンテナ12’の周波数特性
の変動が小さくなり、この結果アンテナ12’の特性劣
化が低減されたものと推測される。
【0021】従って、図1のようにアンテナ12がアン
テナカバー11の中心軸から、筐体13の裏面の方向に
偏心して筐体13に取り付けた本発明の携帯無線機は、
アンテナカバーとアンテナとが同軸に配置された構成の
時よりもアンテナ特性が改善されることになる。
【0022】
【発明の効果】これまで述べてきたように、アンテナを
アンテナカバー内部で偏心して配置することによって、
アンテナの見かけ上の大きさ、つまりアンテナカバーの
大きさを変えることなく、人体によるアンテナ特性の劣
化を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に従った携帯無線機の斜視
図。
【図2】実験のために使用した無線機モデルの斜視図。
【図3】図2の無線機モデルにより得られたアンテナの
オフセットとアンテナ特性との関係を示すグラフ。
【図4】無線機モデルを用いた測定の状態を示す図。
【図5】人体頭部装着時のPHS端末の垂直偏波放射パ
ターンを示す図。
【図6】通話時におけるアンテナと耳の近接の様子アン
テナをオフセットした場合のアンテナの取り付けの状態
を示す図。
【図7】アンテナカバーを大きくした場合の携帯無線機
の斜視図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 浩 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 台 博之 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 島貫 正信 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の21 東 芝コミュニケーションテクノロジ株式会社 内 (72)発明者 下萬 芳洋 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の21 東 芝コミュニケーションテクノロジ株式会社 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体と、前記筐体に内蔵された無線回路ユ
    ニットと、前記筐体の一面に配置されたスピーカと、前
    記筐体の外部に取り付けられる線状アンテナと、前記線
    状アンテナを覆うアンテナカバーとによって構成された
    携帯無線機において、 前記線状アンテナが前記スピーカから遠ざかる方向に、
    前記アンテナカバーの中心から偏心して配置されること
    を特徴とする携帯無線機。
  2. 【請求項2】前記アンテナは前記アンテナカバーの中心
    から偏心して前記筐体の上部に一体的に取り付けられる
    請求項1の携帯無線機。
JP8258561A 1996-09-30 1996-09-30 携帯無線機 Pending JPH10107526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8258561A JPH10107526A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 携帯無線機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8258561A JPH10107526A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 携帯無線機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10107526A true JPH10107526A (ja) 1998-04-24

Family

ID=17321951

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8258561A Pending JPH10107526A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 携帯無線機

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JP (1) JPH10107526A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6661383B2 (en) 2001-07-26 2003-12-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Helical antenna and portable communication terminal
US6927744B2 (en) 2001-08-28 2005-08-09 Nec Corporation Antenna structure of mobile communication device and mobile communication device having the same antenna structure

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040525