JPH10105204A - 統合生産支援システムとその生産支援情報管理装置 - Google Patents

統合生産支援システムとその生産支援情報管理装置

Info

Publication number
JPH10105204A
JPH10105204A JP25358296A JP25358296A JPH10105204A JP H10105204 A JPH10105204 A JP H10105204A JP 25358296 A JP25358296 A JP 25358296A JP 25358296 A JP25358296 A JP 25358296A JP H10105204 A JPH10105204 A JP H10105204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
work
jobu
bulletin board
database
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25358296A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Ogasawara
昭二 小笠原
Kiyoto Tsurumi
清人 鶴見
Toshiyuki Matsumoto
敏行 松本
Takeshi Goto
武 後藤
Masazumi Nishikawa
政澄 西川
Shinji Yamada
信二 山田
Moriichi Aoki
守市 青木
Takao Sakai
孝夫 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Telecommunication System Engineering Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP25358296A priority Critical patent/JPH10105204A/ja
Publication of JPH10105204A publication Critical patent/JPH10105204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Control By Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上流工程の作業終了を待つことなく可能な限
り他の工程が作業を開始でき、かつ各工程が他の工程の
作業状況の変化に柔軟に対応でき、これにより各工程ご
とに各々最適な作業遂行を行なえて生産性の向上を図
る。 【解決手段】 分散配置した端末装置TM1〜TMnを
基幹LANを介して生産支援情報管理装置HC1および
電子図庫装置HC2にそれぞれ接続し、生産支援情報管
理装置HC1において、生産に係わるすべての情報をJ
OBU情報とMONO情報とに分けてJOBU−DB1
0およびMONO−DB20に記憶するとともに、これ
らのJOBU−DB10およびMONO−DB20に記
憶された情報をJOBU・MONO構成展開部30で展
開し、この展開されたJOBU・MONO構成情報をも
とに、設計、手配、製造および原価に係わる掲示情報を
各掲示板42〜45で生成して掲示するようにしたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば製造工場
において、一貫して製品の開発・設計から製造までの各
部門で行なわれる生産活動を統括的に支援するための統
括生産支援システムと、このシステムの中核として機能
する生産支援情報管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、製品を生産する場合、開発・設
計工程は製造工程(または部門)とは別の設計支援シス
テムにより情報管理して開発・設計作業を進め、一方製
造部門は工程計画から設計との連携により事前準備や先
行見込み手配等を行なうのが普通である。そこで、この
ような設計・製造工程間の作業の相違を踏まえ、従来で
は例えば次のような生産支援が行なわれている。
【0003】(1)多品種の製品を生産する場合 開発・設計部門の作業期間中には製造部門を待機状態と
するか別の製品の製造に提供し、開発・設計部門におい
て構成の最下位部分の設計が完了した時点でその成果物
を製造部門に移して製造を開始させる。またその際、工
場全体の管理を行なう必要から、開発・設計部門の作業
期間中に管理部門が開発・設計部門から作業の進捗状況
などのマクロ的な情報を人為的に吸い上げ、この吸い上
げた情報をコンピュータに入力することで生産管理を行
なっている。
【0004】(2)大型プロジェクトにより開発・設計
し生産する場合 プロジェクト全体を有機的に結合するために、開発・設
計工程にまでプロセス管理を導入して全行程を管理して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来より行なわれている生産支援システムには次のよう
な改善すべき課題があった。 (1)多品種の製品を生産する場合では、開発・設計作
業がすべて終了してからでないと製造部門をはじめとす
る他の部門が作業を開始しないため、たとえ開発・設計
作業の途中で資材の手配や部品の製造などの他の工程に
移転可能な成果物が得られても、この成果物は活用され
ず生産活動の効率低下を生じている。
【0006】また、管理部門が開発・設計部門と製造部
門の中間に入り、開発・設計部門における工程情報を製
造部門に取り次いでいるため、開発・設計部門で発生し
た生の情報が製造部門にリアルタイムに伝わらず、管理
サイクルの回転が遅くなってしまう。また、情勢の変化
に応じて廃棄・更新すべき情報があっても、情報の整合
および修正に大きな遅れが生じたりメンテナンス不能に
陥ることがあり、管理上の混乱が招きやすい。さらに、
情報の維持および管理に多くの労力を必要とする。
【0007】(2)大型プロジェクトにより開発・設計
し生産する場合には、外部からの要求の変化の影響を受
けやすい。特に開発・設計部門においては詳細に亘るプ
ロセス管理が導入されるため、要求の微小な変化が全体
の作業に影響を及ぼし、これが全体の管理にも混乱を生
じさせる。また、あらかじめ計画されたプロセスにした
がって開発・設計作業を進めなければならないため、開
発・設計作業を束縛して生産能率低下を生じる。さら
に、開発・設計部門において複数種の開発・設計作業を
同時進行させている場合にも、統合管理のためには各作
業間のバランス調整が必要となるため、一つの作業にお
いてトラブルが発生すると、これがすべての作業に波及
して生産効率の大幅な低下を招く。
【0008】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、上流工程の作業終了を
待つことなく可能な限り他の工程が作業を開始できるよ
うにするとともに、各工程が他の工程の作業状況の変化
に柔軟に対応できるようにし、これにより各工程ごとに
各々最適な作業遂行を行なえて生産性の向上を図り得る
統合生産支援システムとその生産支援情報管理装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、製品を生産するために設置された複数の
部門に複数の端末装置を分散配置するとともに、これら
の端末装置を中央に位置する生産支援情報管理装置に通
信ネットワークを介して接続し、この生産支援情報管理
装置に、仕事情報データベースおよび物情報データベー
スを設けるとともに、識別コード生成手段を設け、端末
装置において仕事を表わす情報および物を表わす情報の
入力操作が行なわれた場合に、上記識別コード生成手段
により上記仕事および物を表わす情報を個々に識別する
ために所定のコード体系をなす識別コードを生成して、
この識別コードを上記入力情報に対応付けて上記仕事情
報データベースおよび物情報データベースに選択的に記
憶する。さらに生産支援情報管理装置に、構成展開手段
および掲示板を設け、構成展開手段により、上記仕事情
報データベースおよび物情報データベースに記憶された
仕事を表わす情報と物を表わす情報との間の関係性を識
別コードにより表わした仕事・物構成情報を生成すると
ともに、この生成された仕事・物構成情報をもとに、上
記掲示板において各部門で必要な掲示情報をそれぞれ生
成して記憶し、端末装置において上記掲示情報の検索操
作が行なわれた場合に、上記掲示板から該当する掲示情
報を選択的に読み出して、この掲示情報を前記通信ネッ
トワークを介して検索元の端末装置へ送信し表示せしめ
るようにしたものである。
【0010】この様な統合生産支援システムとその生産
支援情報管理装置によれば、開発・設計や手配、製造等
のどの部門においても、その担当者は自部門の端末装置
を使用してデータベースや掲示板から必要な情報を取得
することができ、これにより他部門の作業の進捗状況を
随時把握して自部門の工程管理に役立てることができ
る。例えば、開発・設計部門では営業部門で入力された
仕様情報をデータベースから引き出すことにより設計が
可能な部分から設計を始めることが可能となり、また手
配や製造部門では設計の進捗状況を監視することにより
開発・設計部門においてどの部分の設計が完成したかを
知ることができ、設計が完成した部分からその資材の手
配や製造を開始することが可能となる。したがって、開
発から製品完成までの期間短縮や、原価の低減が可能と
なる。
【0011】また、上記生産支援情報管理装置および複
数の端末装置に対し通信ネットワークを介して電子図庫
装置をさらに接続し、この電子図庫装置に、製品の生産
に際し生成された成果物情報を対応する仕事の情報また
は物の情報を識別するための識別コードに対応付けて記
憶するように構成してもよい。このようなシステムであ
れば、成果物についても対応する仕事および物を表わす
情報の識別コードにより管理することができる。
【0012】上記仕事情報データベースおよび物情報デ
ータベースとしては、仕事の基本的な内容を表わす情報
および物の基本的な内容を表わす情報を記憶する基本台
帳と、仕事に関し作成された資料および物に関し作成さ
れた資料を管理するための資料管理情報を記憶する資料
台帳とを備えたものや、それに加えて上記基本台帳に登
録された複数の情報間の関係性を表わす情報を記憶する
ための関係性記憶部を備えたもの、さらには登録済みの
情報に対する変更が行なわれた場合にその変更履歴を生
成して記憶する変更台帳を備えたものが考えられる。
【0013】このうち特に関係性記憶部を設けたことに
より、例えばある製品のセットについて、手配担当者や
製造担当者がその構成要素を知りたい場合に、セットの
識別コードをキーとして検索するだけで、セットの構成
要素であるサブセットやユニットは勿論のこと、これら
のユニットを構成する回路基板や電子部品などの部品レ
ベルについても、簡単かつ明確に検索することができ
る。
【0014】また変更台帳を設けたことにより、一つの
仕事や物について仕様や設計等の変更が多く行なわれた
場合でも、混乱を来すことなく的確に対応することが可
能となる。
【0015】さらに、上記各台帳のうちの基本台帳に情
報を記憶する場合に、情報登録制御手段において所定桁
数の意味なしコードからなる基幹コードを発生し、この
基幹コードを上記仕事および物の基本的な内容を表わす
情報に対応付けて記憶させるとよい。
【0016】同様に上記各台帳のうちの資料台帳に資料
管理情報を記憶する場合には、資料の種類を表わす第1
の付加コードおよび資料の変更状況を表わす第2の付加
コードをそれぞれ生成して、これら第1および第2の付
加コードを前記基幹コードに付加して資料コードを生成
し、この資料コードを前記資料管理情報に対応付けて記
憶させるとよい。
【0017】このようにすると、仕事を表わす情報およ
び物を表わす情報をすべてそれ自体では意味を持たない
基幹コードにより半永久的に管理することができる。例
えば、登録済みの電子部品の分類や用途等が登録後に変
化した場合には、付加コードのみを変えることにより対
応すればよく、この分類変更後においても基幹コードを
キーとして用いることで上記電子部品を引き続き検索す
ることができる。また、仕事を表わす情報また物を表わ
す情報も共通のコード体系で管理されるので、仕事を表
わす情報と物を表わす情報との関係性を表わすように場
合でも、混乱を招くことなく簡潔にかつ明確に表現する
ことができる。さらに、資料管理情報については、資料
の種類およびその変更状況が付加コードとして付加され
て記憶されるので、基幹コードに関連付けたうえで能率
的な資料管理を行なうことができる。
【0018】また、基本台帳に記憶された複数の情報間
の関係性を表わす情報を関係性記憶部に記憶させる場合
には、複数の情報間の関係性を当該情報に対応する基幹
コードもしくは資料コードを用いてツリー構造で表わし
て記憶させるとよい。この様な記憶手法を採用すること
で、少ない情報量で関係性を明確に表わすことができ
る。
【0019】一方掲示板としては、設計、手配および製
造の各部門に必要な掲示情報をそれぞれ生成して記憶す
る複数の掲示板を設けるとよく、さらに各仕事ごとの原
価に関する掲示情報を生成して記憶する掲示板を追加し
て設けるとよい。このように構成すると、開発・設計期
間中に仕様や設計が変更になったり、また発注先の変更
等により原価の見直しが必要になった場合でも、担当者
は上記原価掲示板より原価に関する掲示情報を引き出す
ことにより、原価管理を比較的簡単にかつ正確に的確に
行なうことができる。
【0020】さらに、構成展開手段および掲示板におい
て、上記仕事情報データベースまたは物情報データベー
スに新たな情報が登録されるかまたは登録済みの情報が
変更されるごとに、この新たな情報または変更された情
報に基づいてリアルタイムに新たな仕事・物構成情報お
よび掲示情報の生成を行なうようにするとよい。このよ
うにすると、掲示板には常に最新の掲示情報を掲示する
ことが可能となる。
【0021】さらに、生産支援情報管理装置に、仕事情
報データベース、物情報データベースおよび掲示板に記
憶されている各情報をもとに、それぞれ当該各情報の充
足状況を所定の情報記号を用いて表わした物、仕事およ
び掲示情報用の各モニタ情報を生成するためのモニタ情
報生成手段と、端末装置においてモニタ情報の表示を要
求するための操作が行なわれた場合に、上記モニタ情報
生成手段により生成された該当するモニタ情報を通信ネ
ットワークを介して要求元の端末装置に送信して表示さ
せるモニタ情報送信制御手段とを設けるとよい。
【0022】このように構成すると、例えば一つの製品
を生産するために必要な構成要素や仕様等の種々情報の
充足状況を、各部門の担当者が端末装置において一覧表
として見ることができ、これにより各担当者は自部門の
作業計画を簡単かつ的確に把握してその後の作業計画を
立てることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に係わる統合生産
支援システムの一実施形態を示す概略構成図である。
【0024】このシステムは、生産支援情報管理装置と
して使用される第1のホスト・コンピュータHC1と、
電子図庫装置として使用される第2のホスト・コンピュ
ータHC2とを備え、さらに工場内の各部門に複数の端
末装置TM1〜TMnを分散配置して、これらの端末装
置TM1〜TMnを基幹ローカル・エリア・ネットワー
ク(LAN)を介して上記第1および第2のホスト・コ
ンピュータHC1,HC2に接続したものとなってい
る。
【0025】第1のホストコンピュータHC1は、デー
タベース部1と、データベース制御部2と、データ交換
モジュール部3とを備えている。このうちデータベース
制御部2は、端末装置TM1〜TMnの要求に応じてデ
ータベース部1への情報の登録、更新および検索制御を
行なう。データ交換モジュール部3は、第1のホスト・
コンピュータHC1と各端末装置TM1〜TMnとの間
で基幹LANを介して伝送データの送受信を行なう。
【0026】第2のホスト・コンピュータHC2は、電
子図庫4と、図庫入籍・出図制御部5と、データ交換モ
ジュール6とを備えている。記憶部4は、例えばCD−
ROMやDVDなどの光ディスクを記憶媒体として使用
したもので、オートチェンジャによりディスクの交換が
行なわれるようになっている。図庫入籍・出図制御部5
は、端末装置TM1〜TMnの要求に応じて上記電子図
庫4への図面や資料などの成果物情報の入籍および出庫
制御を行なう。またその際上記成果物情報には、第1の
ホスト・コンピュータHC1の指示に応じて後述する資
料コードが付される。データ交換モジュール6は、第2
のホスト・コンピュータHC2と各端末装置TM1〜T
Mnとの間で、基幹LANを介して成果物情報およびそ
の入出庫のための制御信号の送受信を行なう。
【0027】端末装置TM1〜TMnは、パーソナル・
コンピュータ(PC)やエンジニアリング・ワークステ
ーション(EWS)からなり、データ処理機能8と、デ
ータ交換モジュール9とを備えている。データ処理機能
8は、キーボードやマウス等のデータ入力部により後述
するJOBU情報、MONO情報および成果物情報の入
出力を行なう機能と、入力情報および上記第1および第
2のホスト・コンピュータHC1,HC2から伝送され
た情報をディスプレイに表示したり、プリンタからプリ
ントアウトするデータ表示出力機能と、データを種々編
集する機能とを有している。データ交換モジュール9
は、上記第1および第2のホスト・コンピュータHC
1,HC2との間で、基幹LANを介してJOBU情
報、MONO情報および成果物情報の送受信を行なう。
【0028】ところで、上記第1のホスト・コンピュー
タHC1に設けられているデータベース部1は次のよう
に構成される。図2はその機能構成を示すブロック図で
ある。すなわち、データベース部1は、仕事情報データ
ベース(JOBU−DB)10と、物情報データベース
(MONO−DB)20と、仕事/物情報(JOBU・
MONO)構成展開部30と、掲示板40とを備えてい
る。
【0029】このうち先ずJOBU−DB10は、生産
に係わるすべての仕事を表わす情報(JOBU情報)を
格納するためのもので、JOBU台帳群11と、資料台
帳群12と、JOBU基本構成表群13と、変更台帳群
14とから構成される。
【0030】なお、JOBU情報は、図3に示すごとく
製品に係わる仕事と、その他の仕事と、経費に係わる仕
事とに大別され、このうち製品に係わる仕事には引き合
い見積り、受注品、見込品および振替注文品に係わる仕
事が含まれる。また他の仕事には在庫品、開発研究、サ
ービスおよび設備に係わる仕事が含まれ、さらに経費に
関する仕事には間接費に係わる仕事が含まれる。
【0031】JOBU台帳群11は、仕事の基本情報お
よび付帯情報を分類して管理する複数の電子小台帳から
なる。資料台帳群12は、営業部門の営業活動により発
生した製品の提案書や注文書、仕様書、見積書、打合せ
議事録等の仕事に関する資料を電子図庫装置である第2
のホスト・コンピュータHC2で管理する際の、入籍、
出庫および借用に係わる管理情報を記憶する。JOBU
基本構成表13は、仕事の構成をツリー状に展開してこ
れをJOBU基本構成情報として記憶するもので、例え
ば複数の仕事が親と子の関係にある場合にはその構成は
図5(a)のように表わされ、また仕事がシステムや製
品に展開される場合には図5(b)のように表わされ
る。変更台帳群14は、契約内容の変更に伴い仕事内容
が変更され、これによりJOBU台帳11、資料台帳1
2およびJOBU基本構成表13の内容が変更された場
合に、その変更履歴をすべて管理する台帳である。
【0032】図6は、以上のように構成されたJOBU
−DB10の概念構造を示したもので、各台帳群11〜
14は後述するJOBUコードを使用することにより統
一的に管理される。
【0033】一方MONO−DB20は、生産に係わる
すべての物を表わす情報(MONO情報)を格納するた
めのもので、前記JOBU−DB10と同様にMONO
台帳群21と、資料台帳群22と、MONO基本構成表
群23と、変更台帳群24とから構成される。
【0034】なお、MONO情報は図4に示すごとく製
品に関するものと、材料に関するものと、消耗品に関す
るものとに大別され、このうち製品に関するものにはシ
ステムや機器、ユニット、部品、プログラムが含まれ
る。また材料に関するものには素材および副資材が含ま
れ、さらに消耗品に関するものには工具および文具が含
まれる。
【0035】MONO台帳群21は、物の基本情報およ
び付帯情報を分類して管理する複数の電子小台帳からな
る。資料台帳群22は、組立図や接続図、系統図、シス
テム図、要領図、構成表などの物に関する資料を電子図
庫装置である第2のホスト・コンピュータHC2で管理
する際の、入籍、出庫および借用に係わる管理情報を格
納する。MONO基本構成表23は、物の構成をツリー
状に展開してこれをMONO基本構成情報として記憶す
るもので、例えば製品のセットとそれを構成する部品や
材料との関係を図7のように表わして記憶する。変更台
帳群24は、MONO台帳21、資料台帳22およびM
ONO基本構成表23の内容が変更された場合に、その
変更履歴をすべて管理する台帳である。
【0036】図9は、以上のように構成されたMONO
−DB20の概念構造を示したもので、各台帳群21〜
24は後述するMONOコードを使用することにより統
一的に管理される。
【0037】次にJOBU・MONO構成展開部30
は、図10に示すように構成順列自動展開機能31と、
JOBU・MONO構成記憶部32とを備えている。構
成順列自動展開機能31は、上記JOBU−DB10お
よびMONO−DB20の基本構成表13,23に記憶
されたJOBU基本構成情報およびMONO基本構成情
報をもとに、各JOBUごとにそれに関連する子のJO
BUおよび物の構成、つまり機器やユニット、ソフトウ
エア、部品などをツリー状に展開し、これによりJOB
U・MONO構成情報を生成する。JOBU・MONO
構成記憶部32は、上記構成順列自動展開機能31によ
り生成されたJOBU・MONO構成情報を記憶する。
【0038】図8はこのJOBU・MONO構成展開部
30により生成されるJOBU・MONO構成情報の一
例を示すもので、後述するJOBUコードおよびMON
Oコードにより管理される。
【0039】掲示板40は、図2および図11に示すよ
うにJOBU・MONO展開スケルトン部41と、設計
掲示板42と、手配掲示板43と、製造掲示板44と、
原価掲示板45とを備えている。JOBU・MONO展
開スケルトン部41は、前記JOBU・MONO構成展
開部30により生成されたJOBU・MONO構成情報
をさらにスケルトン展開することにより上記各掲示板4
2〜45に掲示すべき情報を生成する。
【0040】設計掲示板42は、開発・設計部門の技術
者が設計管理を行なうために使用するもので、スケルト
ン展開された機器やユニット、ソフトウエアなどについ
て個々にその構成の設計計画と実績、製造資料出図計画
と実績、および設計工数計画と実績を表わす掲示情報を
生成し記憶する。図12はこの設計掲示板42の機能構
成を示す概念図であり、各機能はスケルトン展開された
JOBU・MONO構成情報をもとに生成される。
【0041】手配掲示板43は、資材調達部門もしくは
製造部門の手配担当者が資材手配を行なうためのもの
で、上記スケルトン展開された機器、ユニット、ソフト
ウエア等の個々の構成の製造計画に基づき、手配する物
の所要量とリードタイムを自動的に計算し、製造計画か
らリードタイムが逸脱するものを抽出する。そして、手
配から入荷、支払いまでの計画と実績を表わす掲示情報
を生成し記憶する。図13はこの手配掲示板43の機能
構成を示す概念図であり、各機能はスケルトン展開され
たJOBU・MONO構成情報をもとに生成される。
【0042】製造掲示板44は、製造工程の管理に使用
するもので、上記スケルトン展開された機器、ユニッ
ト、ソフトウエア等の個々の構成ごとにその製造計画と
実績を表わす掲示情報を生成し記憶する。製造部門の担
当者は、この製造用の掲示情報を基に、JOBUの機
器、ユニットおよびソフトウエア等の個々の構成ごとに
製造計画を立案する。製造計画を立案する際に製造担当
者は、製造掲示板44のみではなく前記設計掲示板42
の掲示情報を閲覧することで、設計工程の進捗状況を考
慮しつつ計画を立案することが可能である。この製造掲
示板44は、製造部門ばかりでなく、生産管理部門やJ
OBUに関係のあるその他の部門からも、その端末装置
を使用して随時アクセスし、その掲示情報を閲覧するこ
とが可能である。図14はこの製造掲示板44の機能構
成を示す概念図であり、各機能はスケルトン展開された
JOBU・MONO構成情報をもとに生成される。
【0043】原価掲示板45は、JOBUの原価を管理
するために使用するもので、上記スケルトン展開された
機器、ユニット、ソフトウエア等の個々の構成ごとにそ
の原価に係わる見込みと実績を表わす掲示情報を生成し
て記憶する。この掲示情報をう生成する際に、原価掲示
板45は設計掲示板42からの設計工数計画と実績情
報、手配掲示板43からの入荷見込みと実績情報、およ
び製造掲示版44からの製造工数計画と実績情報をそれ
ぞれ収集し、結果を生成する。また、JOBU全体や機
器、ユニットおよびソフトウエア等の個々の構成ごとに
原価情報を生成し提供することも可能である。図15は
この原価掲示板45の機能構成を示す概念図であり、各
機能はスケルトン展開されたJOBU・MONO構成を
もとに生成される。
【0044】なお、上記各掲示板42〜45のうち、設
計掲示板42は他の掲示版で生成された掲示情報に制約
されることなく単独で掲示情報を生成することが可能で
ある。手配掲示板43は、製造掲示板44で掲示情報が
生成された後に、この製造掲示情報をもとに自己の掲示
情報を生成する。製造掲示板44は、単独でも掲示情報
を生成することが可能であるが、設計掲示板42で生成
された設計掲示情報を考慮して掲示情報の生成を行なう
こともできる。原価掲示板45は、先に述べたように設
計、手配および製造の各掲示板からそれぞれ情報を受け
取り、これらの情報をもとに原価の掲示情報を生成す
る。
【0045】次に以上のように構成されたシステムの動
作を説明する。この実施形態のシステムでは、設計、製
造および資材のどの部門からでも、端末装置TM1〜T
Mnを使用することで、基幹LANを介してホスト・コ
ンピュータHC1,HC2をアクセスすることが可能と
なっている。
【0046】図16は、上記設計、製造および資材の各
部門とホスト・コンピュータHC1との間の機能的な接
続関係を示すものである。なお、営業部門および生産管
理部門については、その仕事の内容からMONO−DB
20に対するアクセスは必要としないので、JOBU−
DB10と、設計、手配、製造および原価の各掲示板4
2〜45に対してのみアクセスが可能となっている。
【0047】まずJOBU−DB10およびMONO−
DB20に対するJOBU情報およびMONO情報の登
録は次のように行なわれる。いま仮に設計・開発部門の
端末装置においてJOBU情報またはMONO情報を登
録するための操作が行なわれたとする。そうすると、こ
のJOBU情報またはMONO情報は、端末装置から基
幹LANを介してホスト・コンピュータHC1に伝送さ
れ、そのデータ交換モジュール3において受信される。
【0048】上記JOBU情報またはMONO情報が受
信されると、ホスト・コンピュータHC1はデータベー
ス制御部2により次のようにデータ登録制御を実行す
る。図17はその制御手順および制御内容を示すフロー
チャートである。すなわち、先ずステップ10aにおい
て、受信したJOBU情報またはMONO情報が既に登
録済みか否かを判定し、未登録であればステップ10b
で登録を開始する。そして、この登録に際しステップ1
0cで各種アプリケーションの選択を行ない、これらの
アプリケーションを実行することにより各種台帳へ登録
すべきデータの生成を行なう。
【0049】またステップ10dにおいては、JOBU
コードまたはMONOコードの発番を行なう。図18は
その制御手順および制御内容を示すフローチャートであ
る。先ずステップ11aにおいて、登録対象の情報の条
件、つまり物の情報であるか仕事の情報であるか等を表
わす情報を取り込む。そして、ステップ11bでCPU
に既存のコードが登録されているか否かを判定し、未登
録であれば新規登録の必要があると判断してステップ1
1cに移行してここで基幹番号および変更記号からなる
JOBUコードまたはMONOコードを発番する。そし
て、この発番したJOBUコードまたはMONOコード
を、ステップ11dにて登録要求元の端末装置へ送信し
てそのディスプレイに表示させる。一方コードが既登録
であれば、ステップ11eに移行してここで既登録の情
報を登録要求元の端末装置に送信し表示させる。これに
対し端末装置の担当者が変更の指示を入力すると、ステ
ップ11eからステップ11fに移行してここで登録済
みのJOBUコードまたはMONOコードの変更記号を
インクリメントする。
【0050】上記JOBUコードまたはMONOコード
の発番が終了すると、データベース制御手段2は次に図
17に示すごとくステップ10eに移行して、ここで資
料台帳群12,22へ登録すべき資料の作成と登録を行
なう。その際データベース制御手段2は資料コードの生
成を行なう。すなわち、図19に示すごとくステップ1
2aでJOBUコードまたはMONOコードを取り込
む。そして、ステップ12bでCPUに既存の資料コー
ドが登録されているか否かを判定し、未登録であれば新
規登録の必要があると判断してステップ12cに移行し
て、ここで端末装置で入力された資料記号を取り込む。
そして、JOBUコードまたはMONOコードにこの資
料記号を付加して資料コードを生成し、この資料コード
をステップ12dにて登録要求元の端末装置へ送信して
ディスプレイに表示させる。一方資料コードが既登録で
あれば、ステップ12eに移行してここで登録要求元の
端末装置に既登録の情報を表示させる。これに対し端末
装置の担当者が変更の指示を入力すると、ステップ12
eからステップ12fに移行してここで登録済みのJO
BUコードまたはMONOコードの変更記号をインクリ
メントする。
【0051】そうしてJOBU−DB10またはMON
O−DB20に登録すべき情報の生成がすべて終了する
と、データベース制御部2はステップ10fで登録要求
元の端末装置からの承認指示を待ち、承認指示を受け取
るとステップ10gに移行してここですべての情報をJ
OBU/MONO台帳群11,21および資料台帳群1
2,22に登録する。
【0052】ここで、上記JOBUコード/MONOコ
ードおよび資料コードについて述べる。先ずJOBUコ
ード/MONOコードは、図20に示すように8桁の1
0進数からなる基幹番号と2桁の変更記号とから構成さ
れる。基幹番号はそれ自体では意味を持たない連続番号
であり、JOBU情報およびMONO情報を分けずに通
し番号として発番される。すなわち、基幹番号により1
億個のJOBU情報およびMONO情報を識別すること
ができる。また変更記号には、A_〜ZZまでの英文字
が用いられ、これによりJOBUコードまたはMONO
コードのバージョンが表わされる。
【0053】一方資料コードは、図20に示すように上
記JOBUコードまたはMONOコードの頭部に2桁の
英文字により表わされる資料記号を付加するとともに、
後尾に資料の改版回数を表わす2桁の数字を付加したも
のから構成される。資料記号は資料の種類に応じて予め
定められており、その1桁目は資料群の区分を、また2
桁目は資料群別の識別をそれぞれ表わす。図21は1桁
目により表わされる資料群と記号との関係の一例を示し
たもので、A〜IおよびK〜RがMONO系に、またJ
とS〜ZがJOBU系にそれぞれ割り当てられている。
図22はJOBU系の各資料群に含まれる各資料とその
識別記号との対応関係の一例を、また図23はMONO
系の各資料群に含まれる各資料とその識別記号との対応
関係の一例をそれぞれ示している。
【0054】図24および図25は、それぞれ上記JO
BU−DB10およびMONO−DB20の各台帳群に
おけるJOBU情報およびMONO情報の登録状態の一
例を示したもので、図中の矢印は各台帳間の登録情報の
関係を示している。なお、図24および図25では、上
記各台帳群に登録されているJOBU情報およびMON
O情報と、電子図庫装置であるホスト・コンピュータH
C2に格納される成果物との関係性も併せて示してい
る。
【0055】さて、上記したようにJOBU−DB10
およびMONO−DB20の各台帳群への新規情報の登
録あるいは登録情報の変更が完了すると、データベース
制御部2は続いて、上記新規登録されたJOBU/MO
NO情報または変更されたJOBU/MONO情報をも
とに、JOBU/MONO基本構成表13,23に格納
すべきJOBU/MONO基本構成情報の新規作成また
は変更処理を行なう。JOBU/MONO基本構成情報
は、先に図5および図7に示したように登録済みの複数
のJOBU/MONO情報間の関連性をJOBU/MO
NOコードを用いてツリー構造で表わしたもので、上位
のJOBU/MONO情報のコードに、それよりも下位
の関連するJOBU/MONO情報のコードが順次対応
付けられる。
【0056】すなわち、一つの上位のJOBUまたはM
ONOの情報とそれに関係するすべてのJOBU情報ま
たはMONO情報とが、JOBU/MONOコードをキ
ーとして階層構造により対応付けられる。
【0057】例えば携帯電話機の製造に係わるMONO
情報を例にとると、図26に示すように最上位のセット
レベルでは、セットのMONOコードに対し基板ユニッ
ト、筐体ユニットおよびソフトユニットの各MONOコ
ードが対応付けられる。またユニットレベルでは、上記
各ユニットのMONOコードに対し各々集積回路(I
C)やネジ、単機能モジュール等の部品に付されたMO
NOコードが対応付けられる。
【0058】上記JOBU/MONO基本構成表13,
23は、上位レベルのJOBU/MONO情報が新規登
録されたときには、それに応じて新規に生成される。こ
れに対し、登録済みの一部のJOBU/MONO情報が
変更されたときには、その変更されたJOBU/MON
O情報に限らず、この情報の上位に位置するJOBU/
MONO情報についても変更される。
【0059】例えば、図27に示すごとく部品レベルに
おいて任意の部品が変更された場合には、当該部品を表
わすMONOコードの変更記号がインクリメントされ
る。またそれに止まらず、ユニットレベルおよび機器レ
ベルにおいても、上記部品を使用するユニットのMON
Oコードおよび当該ユニットを使用する機器のMONO
コードの各変更記号がそれぞれインクリメントされる。
なお、上記変更が行なわれると、その変更の履歴を表わ
す情報が変更台帳に記録される。
【0060】以上のようにJOBU−DB10またはM
ONO−DB20において、各台帳へのJOBU情報あ
るいはMONO情報の新規登録もしくは変更が行なわれ
ると、それに応じてJOBU・MONO構成展開部30
ではリアルタイムでJOBU・MONO構成情報の新規
生成もしくは変更が行なわれる。
【0061】それに応じてさらに掲示板40では、上記
JOBU・MONO構成展開部30で生成されたJOB
U・MONO構成情報に基づいて、設計用、手配用、製
造用および原価管理用の掲示情報がそれぞれリアルタイ
ムで更新される。そして、この更新された掲示情報は、
それまで記憶されていた古い掲示情報に代わって記憶部
に記憶される。
【0062】図28は、以上述べたJOBU−DB10
またはMONO−DB20においてJOBU情報あるい
はMONO情報の新規登録もしくは変更が行なわれた場
合に、それに応じて掲示板40の各掲示情報がリアルタ
イムで更新される様子を概念的に示したものである。ま
た図29は、上記掲示板40の各掲示情報が仕様などの
JOBU情報の変更や設計変更等に伴い、時事刻々と更
新される様子を示した概念的に示したものである。
【0063】したがって、設計部門、手配部門および製
造部門の各担当者は、必要に応じて自己の端末装置から
掲示板42〜45を選択的にアクセスすることにより、
自身が必要とする常に最新の情報を取得することができ
る。
【0064】例えば、資材・製造部門の担当者が自部門
の作業計画を立案すべく、自己の端末装置を操作して設
計掲示板42をアクセスしたとする。そうすると、設計
掲示板42に記憶されている掲示情報が読み出され、基
幹LANを介して端末装置に伝送されてディスプレイに
表示される。この設計掲示板の掲示情報には、先に述べ
たように機器やユニット、ソフトウエアなどについての
設計計画と実績、製造資料出図計画と実績、および設計
工数計画と実績が含まれている。このため、資材・製造
部門の担当者は、この掲示情報から設計が終了したユニ
ットや部品の有無等を知ることができる。そして、設計
が終了したユニットや部品がある場合には、このユニッ
トや部品の手配または製造を始めることが可能となる。
なお、手配や製造に必要な構成図等は、電子図庫装置で
あるホスト・コンピュータHC2をアクセスすることに
より入手できる。
【0065】また、管理部門においては、自部門の端末
装置から原価掲示板45をアクセスすることにより、設
計変更などに応じて時々刻々変化する可能性がある原価
の目標値、実績値および見込み値等の情報のうち常に最
新のものを知ることができ、これらの情報から的確な原
価管理を能率良く行なうことができる。また、掲示板4
5には機器ごとの原価情報だけでなくユニットや部品ご
との原価情報も掲示されるので、各管理者は自身の担当
範囲に応じて必要な原価情報を選択的に取得して管理を
行なうことができる。例えば部長などの統括責任者は製
品や機器の原価管理を行なうことができ、また課長等の
中間管理者は自身が担当しているユニットや部品につい
ての原価管理を行なうことができる。
【0066】ところで、工場の各部門の担当者は毎日何
をすべきかをJOBU−DB10やMONO−DB2
0、各掲示板42〜56に格納されている情報を検索す
ることにより知ることができる。しかし、先に述べたよ
うにJOBU−DB10、MONO−DB20および各
掲示板42〜45に格納される情報は、JOBUコード
およびMONOコードをキーとして効率良く管理されて
いるとはいえ、上位レベルの情報から下位レベルの情報
までのすべての情報を含んでいる。したがって、このよ
うな膨大な情報の中から現在の進捗状態を把握して今日
の作業内容を決めることは非能率的である。
【0067】そこで、本実施形態のシステムでは、各部
門の担当者が要求する範囲のJOBUまたはMONOの
情報の整備状況を一覧表として担当者の端末装置にモニ
タ表示する機能を備えている。このモニタ機能を以後
「モニタあんどん」と呼称して説明を行なう。
【0068】モニタあんどんは、JOBU−DB10、
MONO−DB20および掲示板40ごとに、それぞれ
その記憶情報を展開してステータスを検索し、この検索
したステータスをもとにモニタあんどん情報を編集する
もので、この機能はホスト・コンピュータHC1のアプ
リケーション・プログラムにより提供される。
【0069】すなわち、ホスト・コンピュータHC1は
図30に示すごとくモニタあんどんのためのステータス
編集機能7を備えている。このステータス編集機能7
は、JOBU−DB10に対してはJOBU構成展開・
条件検出手段711と、ステータス検索手段712と、
モニタ編集手段713とを有し、MONO−DB20に
対してはMONO構成展開・条件検出手段721と、ス
テータス検索手段722と、モニタ編集手段723とを
有している。また掲示板40に対しては、掲示板抽出手
段741と、設計掲示板ステータス検索手段742と、
手配掲示板ステータス検索手段743と、製造掲示板ス
テータス検索手段744と、原価掲示板ステータス検索
手段745と、モニタ編集手段746とを有している。
【0070】JOBU構成展開・条件検出手段711お
よびMONO構成展開・条件検出手段721は、それぞ
れ端末装置TM1〜TMnからのモニタ要求に応じて、
JOBU−DB10およびMONO−DB20に記憶さ
れているJOBU情報およびMONO情報の構成を展開
するとともに、JOBU条件およびMONO条件を抽出
する。ステータス検索手段712,722は、上記抽出
されたJOBU条件およびMONO条件をもとにステー
タスを検索する。モニタ編集手段713,723は、上
記検索されたステータスを所定のモニタフォーマットに
編集し、これにより作成されたJOBUモニタあんどん
情報およびMONOモニタあんどん情報を要求元の端末
装置TM1〜TMnへ送信して表示させる。
【0071】掲示板抽出手段741は、JOBU・MO
NO展開スケルトン部41により展開された情報からモ
ニタに供する条件を抽出する。設計、手配、製造および
原価の各掲示板ステータス検索手段742〜745は、
それぞれ設計、手配、製造および原価の各掲示板42〜
45に記憶されている掲示情報からステータスを検索す
る。モニタ編集手段746は、上記各掲示板ステータス
検索手段742〜745により検索された各ステータス
を所定のモニタフォーマットに編集し、これにより作成
された掲示板モニタあんどん情報を要求元の端末装置T
M1〜TMnへ送信して表示させる。
【0072】以上のような構成であるから、各部門の担
当者が例えば朝作業を始める際に、自部門の端末装置T
M1〜TMnを操作して自己が必要とする情報のモニタ
要求を送出すると、ホスト・コンピュータHC1では上
記ステータス編集部7により上記モニタ要求に応じたJ
OBUモニタあんどん情報、MONOモニタあんどん情
報または掲示板モニタあんどん情報が作成されて、要求
元の端末装置TM1〜TMnへ送られ表示される。
【0073】例えば、担当者がJOBU−DB10にお
ける任意のJOBU情報の整備状況を見るために、まず
その全容のモニタ要求を送出すると、ホスト・コンピュ
ータHC1の上記ステータス編集部7では例えば図31
に示すようなJOBUモニタあんどん(全容1)のモニ
タ情報が作成されて端末装置に送られ表示される。そし
て、この状態で例えばJOBU台帳整備(全容)1を担
当者が指定すると、その要求が端末装置からホスト・コ
ンピュータHC1に送られ、これに応じてステータス編
集部7では例えば図32に示すようなJOBUモニタあ
んどん(台帳整備1)のモニタ情報が作成されて端末装
置に送られ表示される。
【0074】このJOBUモニタあんどん情報は、図3
1および図32に示すように各JOBU番号の各々につ
いてその整備状況を複数の項目ごとに記号で表わしてい
る。例えば済みを○、一部済みを△、遅れを黒三角、見
直し遅れを黒四角、不要を−でそれぞれ表わしている。
したがって、担当者は所望のJOBU情報についての整
備の進捗状況を、上記記号により簡単かつ的確に把握す
ることができる。
【0075】一方、担当者がMONO−DB20におけ
る任意のMONO情報の整備状況を見るためにモニタ要
求を送出すると、ホスト・コンピュータHC1ではステ
ータス編集部7により例えば図33に示すようなMON
Oモニタあんどん(全容)のモニタ情報が作成されて端
末装置に送られ表示される。そして、この状態で例えば
MONO台帳整備1を担当者が指定すると、その要求が
端末装置からホスト・コンピュータHC1に送られ、こ
れに応じてステータス編集部7では例えば図34に示す
ようなMONOモニタあんどん(台帳整備1)のモニタ
情報が作成されて端末装置に送られ表示される。
【0076】同様に、担当者が掲示板40における任意
のJOBUについての情報の整備状況を見るためにモニ
タ要求を送出すると、ホスト・コンピュータHC1では
ステータス編集部7により例えば図35に示すような掲
示板モニタあんどん(スケルトン1)のモニタ情報が作
成されて端末装置に送られ表示される。そして、この状
態で例えば手配掲示板1を担当者が指定すると、その要
求が端末装置からホスト・コンピュータHC1に送ら
れ、これに応じてステータス編集部7では例えば図36
に示すような掲示板モニタあんどん(手配1集約)のモ
ニタ情報が作成されて端末装置に送られ表示される。
【0077】以上のように本発明の一実施形態のシステ
ムは、工場内の各部門に配置した端末装置TM1〜TM
nを基幹LANを介して生産支援情報管理装置としての
ホスト・コンピュータHC1および電子図庫装置として
のホスト・コンピュータHC2にそれぞれ接続し、ホス
ト・コンピュータHC1において、生産に係わるすべて
の情報をJOBU情報とMONO情報とに分けてJOB
U−DB10およびMONO−DB20に記憶するとと
もに、これらのJOBU−DB10およびMONO−D
B20に記憶された情報をJOBU・MONO構成展開
部30で展開し、この展開されたJOBU・MONO構
成情報をもとに、設計、手配、製造および原価に係わる
掲示情報を各掲示板42〜45で生成して掲示するよう
にしている。
【0078】したがってこの実施形態によれば、開発・
設計や手配、製造等のどの部門においても、その担当者
は自部門の端末装置を使用してJOBU−DB10やM
ONO−DB20、掲示板40から必要な情報を随時取
得することができ、これにより他部門の作業の進捗状況
を随時把握して自部門の工程管理に役立てることができ
る。
【0079】また、上記JOBU−DB10およびMO
NO−DB20にJOBU情報およびMONO情報を登
録する際に、入力情報固有の意味なしの連続番号からな
るJOBU/MONOコードを発番し、これに情報の種
類を表わす資料記号と、資料の変更回数を表わす番号と
を付加し、この資料コードを用いてすべての入力情報を
管理するようにしている。
【0080】したがって、JOBU情報およびMONO
情報のすべてをそれ自体では意味を持たないコードによ
り半永久的に管理することができる。例えば、登録済み
の電子部品の分類や用途等が登録後に変化した場合に
は、付加コードのみを変えることにより対応すればよ
く、この分類変更後においても基幹コードをキーとして
用いることで上記電子部品を引き続き検索することがで
きる。また、JOBU情報およびMONO情報とも共通
のコード体系で管理されるので、JOBU情報およびM
ONO情報との関係性を、混乱を招くことなく簡潔にか
つ明確に表現することができる。
【0081】さらに、上記JOBU−DB10およびM
ONO−DB20に対しJOBU情報およびMONO情
報の新規登録または変更を行なうと、それに応じてJO
BU−DB10およびMONO−DB20内の各台帳の
内容は勿論のこと、掲示板40の掲示情報までがリアル
タイムで新たな情報に更新される。したがって、各部門
の担当者はアクセスするごとに常に最新のJOBU情
報、MONO情報および掲示情報を取得することがで
き、これにより常に最適な作業管理を行なうことができ
る。
【0082】さらに、掲示板40に、設計、手配および
製造の各掲示板42〜44に加えて原価掲示板45を設
け、JOBU情報およびMONO情報をもとに原価計算
を行なってその計算結果を目標、見込みおよび実績の3
種に分けて掲示するようにしている。したがって、この
原価掲示板45を端末装置からアクセスすることによ
り、各部門の担当者、特に管理部門の担当者は常に的確
な原価管理を行なうことが可能となる。
【0083】さらに、ホスト・コンピュータHC1にモ
ニタあんどん機能を設け、各部門の担当者が要求するJ
OBUまたはMONOの情報の整備状況を記号を用いて
一覧表として担当者の端末装置にモニタ表示するように
している。このため、例えば一つの製品を生産するため
に必要な構成要素や仕様等の種々情報の充足状況を、各
部門の担当者が端末装置TM1〜TMnにおいて的確に
かつ効率良く把握することができ、これにより各担当者
は自部門の毎日の作業を簡単かつ的確に実行することが
できる。
【0084】なお、この発明は上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、前記実施形態では端末装置T
M1〜TMnが工場内の各部門に分散配置されており、
これらをLANを介して各ホスト・コンピュータHC
1,HC2に接続する場合を例にとって説明したが、本
社や他工場に配置された端末装置を社内LANまたは別
の通信ネットワークを介して工場内のホスト・コンピュ
ータHC1,HC2に接続するように構成してもよい。
【0085】また、前記実施形態では生産支援情報管理
装置としてのホスト・コンピュータHC1と、電子図庫
装置としてのホスト・コンピュータHC2を別個に設け
た場合について説明したが、1台のホスト・コンピュー
タに生産支援情報管理装置としての機能と電子図庫装置
としての機能の両方を持たせるようにしてもよい。
【0086】さらに、前記実施形態ではホスト・コンピ
ュータHC1の各台帳および各掲示板に対しすべての端
末装置TM1〜TMnからアクセス可能としたが、端末
装置ごとにアクセス可能な台帳または掲示板を特定して
もよい。また端末装置ごとに特定の台帳または掲示板に
ついてはアクセス内容を限定するようにしてもよい。例
えば、原価掲示板に対しては、各部門の部長級の担当者
が使用する端末装置からの情報検索は可能とするが、一
般の担当者が使用する端末装置からの検索は不可能にし
てもよい。以上のようなアクセスの限定は、端末装置に
付した端末アドレスをホスト・コンピュータHC1で照
合したり、また担当者が入力したパスワードをホスト・
コンピュータHC1で照合し、その結果端末装置または
担当者にアクセスの資格があると判断した場合にのみア
クセスを許可することにより実現できる。
【0087】その他、JOBU−DB10およびMON
O−DB20の構成とその機能、掲示板の構成とその機
能、通信ネットワークの種類とその構成、JOBU/M
ONOコードおよぴ資料コードの構成、モニタあんどん
機能により表示する情報の種類や情報のフォーマットな
どについても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できる。
【0088】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明は、複数の
部門に複数の端末装置を分散配置するとともに、これら
の端末装置を中央に位置する生産支援情報管理装置に通
信ネットワークを介して接続し、この生産支援情報管理
装置に、仕事情報データベースおよび物情報データベー
スを設けるとともに、識別コード生成手段を設け、端末
装置において仕事を表わす情報および物を表わす情報の
入力操作が行なわれた場合に上記識別コード生成手段に
より上記仕事および物を表わす情報を個々に識別するた
めに所定のコード体系をなす識別コードを生成して、こ
の識別コードを上記入力情報に対応付けて上記仕事情報
データベースおよび物情報データベースに選択的に記憶
する。さらに生産支援情報管理装置に、構成展開手段お
よび掲示板を設け、構成展開手段により、上記仕事情報
データベースおよび物情報データベースに記憶された仕
事を表わす情報と物を表わす情報との間の関係性を識別
コードにより表わした仕事・物構成情報を生成するとと
もに、この生成された仕事・物構成情報をもとに、上記
掲示板において各部門で必要な掲示情報をそれぞれ生成
して記憶し、端末装置において上記掲示情報の検索操作
が行なわれた場合に、上記掲示板から該当する掲示情報
を選択的に読み出して、この掲示情報を前記通信ネット
ワークを介して検索元の端末装置へ送信し表示せしめる
ようにしたものである。
【0089】したがってこの発明によれば、上流工程の
作業終了を待つことなく可能な限り他の工程が作業を開
始することができるようになるとともに、各工程が他の
工程の作業状況の変化に柔軟に対応することができるよ
うになり、これにより各工程ごとに常に最適な作業遂行
を行なえて生産性の向上を図り得る統合生産支援システ
ムとその生産支援情報管理装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる統合生産支援システムの一実
施形態を示す概略構成図。
【図2】データベース部の機能構成を示すブロック図。
【図3】JOBU情報の定義を説明するための図。
【図4】MONO情報の定義を説明するための図。
【図5】JOBU基本構成表に記憶されるJOBU基本
構成情報の一例を示す図。
【図6】JOBU−DBの概念構造を示した図。
【図7】MONO基本構成表に記憶されるMONO基本
構成情報の一例を示す図。
【図8】JOBU・MONO構成展開部により生成され
るJOBU・MONO構成情報の一例を示す図。
【図9】MONO−DBの概念構造を示した図。
【図10】JOBU・MONO構成展開部の機能構成を
示すブロック図。
【図11】掲示板の機能構成を示すブロック図。
【図12】設計掲示板の機能構成を示す概念図。
【図13】手配掲示板の機能構成を示す概念図。
【図14】製造掲示板の機能構成を示す概念図。
【図15】原価掲示板の機能構成を示す概念図。
【図16】設計、製造および資材の各部門とホスト・コ
ンピュータとの間の機能的な接続関係を示す図。
【図17】ホスト・コンピュータのデータベース制御部
によるデータ登録制御の制御手順および制御内容を示す
フローチャート。
【図18】データベース制御部によるJOBUコードま
たはMONOコードの発番制御手順および制御内容を示
すフローチャート。
【図19】データベース制御手段による資料コードの生
成制御手順および制御内容を示すフローチャート。
【図20】JOBUコード/MONOコードおよび資料
コードの構成を示す図。
【図21】資料群と記号との関係の一例を示す図。
【図22】JOBU系の各資料群に含まれる各資料とそ
の識別記号との対応関係の一例を示す図。
【図23】MONO系の各資料群に含まれる各資料とそ
の識別記号との対応関係の一例を示す図。
【図24】JOBU−DBの各台帳群におけるJOBU
情報の登録状態の一例を示す図。
【図25】MONO−DBの各台帳群におけるMONO
情報の登録状態の一例を示す図。
【図26】MONO−DBで生成されるMONO基本構
成情報の階層構造の一例を示す図。
【図27】部品の設計変更が発生した場合のMONO基
本構成情報の変更例を説明するための図。
【図28】JOBU−DBまたはMONO−DBにおい
てJOBU情報あるいはMONO情報の新規登録もしく
は変更が行なわれた場合に、それに応じて掲示板の各掲
示情報がリアルタイムで更新される様子を概念的に示し
た図。
【図29】掲示板の各掲示情報が仕様などのJOBU情
報の変更や設計変更等に伴い、時事刻々と更新される様
子を示した概念的に示した図。
【図30】ホスト・コンピュータが備えるモニタあんど
ん機能を実現するための構成を示す機能ブロック図。
【図31】JOBUモニタあんどんのモニタ情報の一例
を示す図。
【図32】JOBUモニタあんどんのモニタ情報の他の
例を示す図。
【図33】MONOモニタあんどんのモニタ情報の一例
を示す図。
【図34】MONOモニタあんどんのモニタ情報の他の
例を示す図。
【図35】掲示板モニタあんどんのモニタ情報の一例を
示す図。
【図36】掲示板モニタあんどんのモニタ情報の他の例
を示す図。
【符号の説明】
HC1…生産支援情報管理装置としての第1のホスト・
コンピュータ HC2…電子図庫装置としての第2のホスト・コンピュ
ータ TM1〜TMn…端末装置 1…データベース部 2…データベース制御部 3…データ交換モジュール部 4…電子図庫 5…図庫入籍・出図制御部 6…データ交換モジュール部 7…ステータス編集部 10…仕事データベース(JOBU−DB) 11…JOBU台帳群 12…資料台帳群 13…JOBU基本構成表群 14…変更台帳群 20…物データベース(MONO−DB) 21…MONO台帳群 22…資料台帳群 23…MONO基本構成表群 24…変更台帳群 30…仕事/物情報(JOBU・MONO)構成展開部 31…構成順列自動展開機能 32…JOBU・MONO構成記憶部 40…掲示板 41…JOBU・MONO展開スケルトン部 42…設計掲示板 43…手配掲示板 44…製造掲示板 45…原価掲示板 711…JOBU構成展開・条件検出手段 712…ステータス検索手段 713…JOBU−DB用のモニタ編集手段 721…MONO構成展開・条件検出手段 722…ステータス検索手段 723…MONO−DB用のモニタ編集手段 741…掲示板抽出手段 742…設計掲示板ステータス検索手段 743…手配掲示板ステータス検索手段 744…製造掲示板ステータス検索手段 745…原価掲示板ステータス検索手段 746…掲示板用のモニタ編集手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴見 清人 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 松本 敏行 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 後藤 武 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 西川 政澄 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 山田 信二 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 青木 守市 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東 芝通信システムエンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 酒井 孝夫 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東 芝通信システムエンジニアリング株式会社 内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品を生産に係わる複数の部門に分散配
    置された複数の端末装置と、これらの端末装置が通信ネ
    ットワークを介して接続される生産支援情報管理装置と
    を具備し、 前記生産支援情報管理装置は、 製品の生産に係わる仕事を表わす情報を記憶するための
    仕事情報データベースと、 製品の生産に係わる物を表わす情報を記憶するための物
    情報データベースと、 前記各端末装置から通信ネットワークを介して前記仕事
    を表わす情報および物を表わす情報が伝送された場合
    に、これらの情報を個々に識別するための所定のコード
    体系をなす識別コードを生成し、前記仕事を表わす情報
    および物を表わす情報を前記識別コードに対応付けて前
    記仕事情報データベースおよび物情報データベースに選
    択的に記憶するための情報登録制御手段と、 前記仕事情報データベースおよび物情報データベースに
    記憶された仕事を表わす情報と物を表わす情報との間の
    関係性を当該各情報に対応する識別コードにより表わし
    た仕事・物構成情報を生成するための構成展開手段と、 この構成展開手段により生成された仕事・物構成情報お
    よび前記仕事情報データベースおよび物情報データベー
    スに記憶された情報をもとに、前記複数の部門で必要な
    掲示情報をそれぞれ生成して記憶するための掲示板と、 前記各端末装置から通信ネットワークを介して前記掲示
    情報の検索要求が到来した場合に、前記掲示板から該当
    する掲示情報を選択的に読み出し、この掲示情報を前記
    通信ネットワークを介して検索元の端末装置へ送信する
    掲示情報検索制御手段とを備え、 かつ前記複数の端末装置の各々は、 前記仕事を表わす情報および物を表わす情報の登録操作
    に応じて、前記生産支援情報管理装置に対し前記通信ネ
    ットワークを介して登録対象の情報を送信するための登
    録情報送出手段と、 前記掲示情報の検索操作に応じて前記生産支援情報管理
    装置に対し通信ネットワークを介して検索要求を送信す
    るとともに、この検索要求に応答して生産支援情報管理
    装置から伝送された掲示情報を受信し表示する掲示情報
    表示制御手段とを備えたことを特徴とする統合生産支援
    システム。
  2. 【請求項2】 前記生産支援情報管理装置および複数の
    端末装置に対し前記通信ネットワークを介して接続され
    る電子図庫装置をさらに備え、 電子図庫装置は、 製品の生産過程で生成された成果物情報を格納するため
    の成果物記憶部と、 前記各端末装置からの成果物情報の入庫要求に応じて、
    入庫対象の成果物情報を、前記生産支援情報管理装置で
    管理されている対応する仕事または物の情報の識別コー
    ドに対応付けて前記成果物記憶部に格納する入庫制御手
    段と、 前記各端末装置からの成果物情報の出庫要求に応じて、
    出庫対象の成果物情報を識別コードをもとに検索して要
    求元の端末装置へ送出する出庫制御手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の統合生産支援システム。
  3. 【請求項3】 生産支援情報管理装置と、製品を生産に
    係わる複数の部門に分散配置された複数の端末装置と、
    前記生産支援情報管理装置と複数の端末装置との間を通
    信回線を介して接続する通信ネットワークとを備えた統
    合生産支援システムで使用される前記生産支援情報管理
    装置において、 製品の生産に係わる仕事を表わす情報を記憶するための
    仕事情報データベースと、 製品の生産に係わる物を表わす情報を記憶するための物
    情報データベースと、 前記各端末装置から通信ネットワークを介して前記仕事
    を表わす情報および物を表わす情報の登録要求が到来す
    るごとに、前記情報を個々に識別するための所定のコー
    ド体系をなす識別コードを生成し、前記仕事を表わす情
    報および物を表わす情報を前記識別コードに対応付けて
    前記仕事情報データベースおよび物情報データベースに
    選択的に記憶するための情報登録制御手段と、 前記仕事情報データベースに記憶された仕事を表わす情
    報と前記物情報データベースに記憶された物を表わす情
    報との間の関係性を当該各情報に対応する識別コードに
    より表わした仕事・物構成情報を生成するための構成展
    開手段と、 この構成展開手段により生成された仕事・物構成情報お
    よび前記仕事情報データベースおよび物情報データベー
    スに記憶された情報をもとに、前記複数の部門で必要な
    掲示情報をそれぞれ生成して記憶するための掲示板と、 前記各端末装置から通信ネットワークを介して前記掲示
    情報の検索要求が到来した場合に、前記掲示板から該当
    する掲示情報を選択的に読み出し、この掲示情報を前記
    通信ネットワークを介して要求元の端末装置へ送信する
    掲示情報検索制御手段とを具備したことを特徴とする生
    産支援情報管理装置。
  4. 【請求項4】 前記仕事情報データベースおよび物情報
    データベースはそれぞれ、前記仕事の基本的な内容を表
    わす情報および物の基本的な内容を表わす情報を記憶す
    る基本台帳と、前記仕事に関し作成された資料および物
    に関し作成された資料を管理するための資料管理情報を
    記憶する資料台帳とを備えたことを特徴とする請求項3
    記載の生産支援情報管理装置。
  5. 【請求項5】 前記情報登録制御手段は、端末装置から
    通信ネットワークを介して仕事を表わす情報および物を
    表わす情報の登録要求が到来するごとに、所定桁数の意
    味なしコードからなる基幹コードを発生し、この基幹コ
    ードを前記仕事の基本的な内容を表わす情報および物の
    基本的な内容を表わす情報に対応付けて前記基本台帳に
    記憶させることを特徴とする請求項4記載の生産支援情
    報管理装置。
  6. 【請求項6】 前記情報登録制御手段は、前記資料管理
    情報を資料台帳に記憶させる際に、資料の種類を表わす
    第1の付加コードおよび資料の変更状況を表わす第2の
    付加コードをそれぞれ生成して、これら第1および第2
    の付加コードを前記基幹コードに付加して資料コードを
    生成し、この資料コードを前記資料管理情報に対応付け
    て前記資料台帳に記憶させることを特徴とする請求項5
    記載の生産支援情報管理装置。
  7. 【請求項7】 前記仕事情報データベースおよび物情報
    データベースはそれぞれ、前記基本台帳に登録された複
    数の情報間の関係性を表わす情報を記憶するための関係
    性記憶部をさらに備えたことを特徴とする請求項4記載
    の生産支援情報管理装置。
  8. 【請求項8】 前記情報登録制御手段は、前記基本台帳
    に登録された複数の情報間の関係性を、当該情報に対応
    する基幹コードもしくは資料コードを用いてツリー構造
    で表わし、このツリー構造で表わした情報を前記関係性
    記憶部に記憶させることを特徴とする請求項7記載の生
    産支援情報管理装置。
  9. 【請求項9】 前記仕事情報データベースおよび物情報
    データベースはそれぞれ、登録済みの情報に対する変更
    が行なわれた場合に、その変更履歴を生成して記憶する
    変更台帳をさらに備えたことを特徴とする請求項4また
    は7記載の生産支援情報管理装置。
  10. 【請求項10】 前記掲示板は、構成展開手段により生
    成された仕事・物構成情報および前記仕事情報データベ
    ースおよび物情報データベースに記憶された情報をもと
    に、設計、手配および製造の各部門に必要な掲示情報を
    それぞれ生成して記憶する機能を備えたことを特徴とす
    る請求項3記載の生産支援情報管理装置。
  11. 【請求項11】 前記掲示板は、構成展開手段により生
    成された仕事・物構成情報および前記仕事情報データベ
    ースおよび物情報データベースに記憶された情報をもと
    に、各仕事ごとの原価に関する掲示情報を生成して記憶
    する機能をさらに備えたことを特徴とする請求項10記
    載の生産支援情報管理装置。
  12. 【請求項12】 前記構成展開手段および掲示板は、前
    記仕事情報データベースまたは物情報データベースに新
    たな情報が登録されるかまたは登録済みの情報が変更さ
    れるごとに、この新たな情報または変更された情報に基
    づいてリアルタイムに新たな仕事・物構成情報および掲
    示情報の生成を行なうことを特徴とする請求項3記載の
    生産支援情報管理装置。
  13. 【請求項13】 前記仕事情報データベース、物情報デ
    ータベースおよび掲示板に記憶されている各情報をもと
    に、それぞれ当該各情報の充足状況を所定の情報記号を
    用いて表わした仕事情報用のモニタ情報、物情報用のモ
    ニタ情報および掲示情報用のモニタ情報をそれぞれ生成
    するためのモニタ情報生成手段と、 前記端末装置から前記通信ネットワークを介してモニタ
    情報の表示要求が到来した場合に、前記モニタ情報生成
    手段により生成された該当するモニタ情報を通信ネット
    ワークを介して要求元の端末装置に送信して表示させる
    モニタ情報送信制御手段とをさらに備えたことを特徴と
    する請求項3記載の生産支援情報管理装置。
JP25358296A 1996-09-25 1996-09-25 統合生産支援システムとその生産支援情報管理装置 Pending JPH10105204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25358296A JPH10105204A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 統合生産支援システムとその生産支援情報管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25358296A JPH10105204A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 統合生産支援システムとその生産支援情報管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10105204A true JPH10105204A (ja) 1998-04-24

Family

ID=17253388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25358296A Pending JPH10105204A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 統合生産支援システムとその生産支援情報管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10105204A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000112503A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Toshiba Corp 設備台帳管理装置
JP2002063240A (ja) * 2000-06-06 2002-02-28 Mori Seiki Co Ltd 生産管理システム
JP2002318617A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Oki Electric Ind Co Ltd 製造工程のための管理方法
CN113361844A (zh) * 2020-03-05 2021-09-07 堺显示器制品株式会社 生产信息管理***

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000112503A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Toshiba Corp 設備台帳管理装置
JP2002063240A (ja) * 2000-06-06 2002-02-28 Mori Seiki Co Ltd 生産管理システム
JP2002318617A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Oki Electric Ind Co Ltd 製造工程のための管理方法
CN113361844A (zh) * 2020-03-05 2021-09-07 堺显示器制品株式会社 生产信息管理***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013114440A1 (ja) 携帯端末管理サーバ、および携帯端末管理プログラム
CN100472518C (zh) 类别设定的支持方法和装置
EP0841627A2 (en) Task execution support system
JP5502251B1 (ja) 帳票データ管理サーバ、および帳票データ管理プログラム
WO2013114444A1 (ja) 携帯端末管理サーバ、および携帯端末管理プログラム
WO2013114442A1 (ja) 携帯端末管理サーバ、および携帯端末管理プログラム
CN102165419A (zh) 用于管理批作业的计算机***及其方法及计算机程序
CN101127101A (zh) 商标信息监控***及方法
US7225043B2 (en) System, method and program for tracing manufacturing processes
WO2013114446A1 (ja) 携帯端末管理サーバ、および携帯端末管理プログラム
WO2013114441A1 (ja) 携帯端末管理サーバ、および携帯端末管理プログラム
JPH10105204A (ja) 統合生産支援システムとその生産支援情報管理装置
WO2013114448A1 (ja) 携帯端末管理サーバ、および携帯端末管理プログラム
CN100449552C (zh) 产品设计支持***和产品设计支持方法
JP2004252951A (ja) 統合業務ソフトウェアの導入運用支援システム
WO2013114449A1 (ja) 携帯端末管理サーバ、および携帯端末管理プログラム
JP2004178150A (ja) 生産プロセスマネジメント・チャートによる統合生産管理方法及びそのシステム
WO2013114445A1 (ja) 携帯端末管理サーバ、および携帯端末管理プログラム
WO2013114447A1 (ja) 携帯端末管理サーバ、および携帯端末管理プログラム
JPWO2013114445A1 (ja) 携帯端末管理サーバ、および携帯端末管理プログラム
JPH10124561A (ja) システム構築業務支援装置
WO2013114443A1 (ja) 携帯端末管理サーバ、および携帯端末管理プログラム
US20040162746A1 (en) Information provision system and information provision method
JP2926582B1 (ja) 製造業edi受注システムにおけるデータ分配装置
JP2001092839A (ja) 検索システム及び検索システムをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体