JPH10105127A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH10105127A
JPH10105127A JP25986896A JP25986896A JPH10105127A JP H10105127 A JPH10105127 A JP H10105127A JP 25986896 A JP25986896 A JP 25986896A JP 25986896 A JP25986896 A JP 25986896A JP H10105127 A JPH10105127 A JP H10105127A
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JP
Japan
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liquid crystal
reference potential
video signal
level
voltage
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JP25986896A
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Kimiaki Saito
公昭 斉藤
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】白つぶれ及び黒つぶれを発生させることなく明
るさ調整を可能にする。 【解決手段】V−T特性補正回路13は、駆動領域の範囲
内で入力映像信号をV−T特性補正してパネル駆動回路
3に出力する。パネル駆動回路3からの映像信号はLC
D4に供給される。一方、基準電位信号振幅制御回路11
及び基準電位信号生成回路12は可変抵抗の抵抗値に基づ
くレベルの基準電位信号をLCD4の共通電極に供給す
る。これにより、可変抵抗の抵抗値に基づく明るさで画
面表示が行われる。映像信号の直流レベルを変化させる
ことなく、明るさ調整を行っており、画像に白つぶれ及
び黒つぶれが生じることがなく、高コントラストが得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歪みなく明るさ調
整を行うことが可能な液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機等に採用するブラウ
ン管は、ドライブ電圧とアノード電流との関係を示すド
ライブ特性が指数関数的に変化する。両者の対数をとる
と、ドライブ特性は所定の傾斜(ガンマ)を有する直線
によって示すことができる。現在、テレビジョン放送に
おいては、このようなブラウン管のリニアではない輝度
特性(ガンマ特性)を、送信側のテレビカメラシステム
によって補正するようになっている。これにより、受信
側では輝度の良好な再現性を得ている。
【0003】しかし、現在のテレビジョン放送において
は、受信側の表示装置として液晶パネルを用いることは
考慮されていない。液晶パネルは、ブラウン管とは異な
る電圧(振り込み電圧)−透過率特性(輝度特性)(以
下、V−T特性という)を有している。従って、液晶テ
レビジョン受像機では、このV−T特性を補正すると共
に、送信側のテレビカメラシステムによるガンマ特性の
補正を逆補正する(以下、両補正を併せてV−T特性の
補正という)必要がある。
【0004】図7はこのようなV−T特性補正回路を有
する従来の液晶表示装置を示すブロック図である。
【0005】RGB各軸の映像信号は映像信号処理回路
1に与えられる。映像信号処理回路1は入力された映像
信号に所定の信号処理を施してV−T特性補正回路2に
出力する。
【0006】図8は横軸にV−T特性補正回路2への入
力映像信号をとり縦軸に補正値をとって、V−T特性補
正回路2の補正特性を示すグラフである。図8のグラフ
は、液晶パネル(以下、LCDという)4のV−T特性
に対応した補正特性を示している。
【0007】LCD4は、所定レベル以上の入力映像信
号が入力されると、透過率は飽和する。従って、LCD
4はV−T特性の比較的リニアな領域に駆動領域が設定
される。V−T特性補正回路2は、図8の特性曲線Aの
比較的リニアな領域をV−T特性に基づく駆動領域に設
定し、V−T特性に応じて、入力された映像信号のレベ
ルを補正する。V−T特性補正回路2は、V−T特性補
正後の映像信号をパネル駆動回路3に出力する。
【0008】パネル駆動回路3は入力された映像信号を
所定の電圧に増幅し、交流反転処理してLCD4に供給
する。LCD4はマトリクス状に配列された画素を有し
ており、各画素を入力された映像信号によって駆動する
ことによって映像を表示する。
【0009】ところで、LCD4に供給する映像信号の
直流レベルを調整することにより、メーカー側で明るさ
調整(サブブライト調整)が可能である。図9はこの場
合のサブブライト調整を説明するための波形図である。
【0010】図9の例では、映像信号は1H(Hは水平
期間)周期で交流反転されている。従って、LCD4の
共通電極に供給する基準電位信号(一点鎖線)も1H周
期で反転している。なお、この基準電位信号のレベルV
com は固定値である。図9の実線は比較的大きいレベル
の直流電圧を映像信号に重畳した例を示し、破線は比較
的小さいレベルの直流電圧を映像信号に重畳した例を示
している。破線の場合には、実線の場合よりも画面は明
るくなって、高コントラストとなる。
【0011】このサブブライト調整は、LCD4等の特
性に応じて、メーカー側で映像信号処理回路1を適宜設
定することにより行われる。しかしながら、ブライト調
整のために映像信号に所定の直流電圧を重畳すると、映
像信号のばらつきによっては、白つぶれ又は黒つぶれの
画像が表示されてしまうという問題があった。
【0012】図10及び図11はこの問題点を説明する
ためのグラフである。図10及び図11は横軸にLCD
4を駆動する映像信号をとり縦軸にLCD4の透過率T
をとって、LCD4のV−T特性に応じた映像信号と表
示画像との関係を示している。
【0013】V−T特性補正においては、映像信号のダ
イナミックレンジの全域をV−T特性に基づく駆動領域
の全域に割り当てることにより、高いコントラストを得
ることができる。しかし、そうすると、サブブライト調
整を行って映像信号に直流レベルを付加した場合には、
調整後の映像信号が駆動領域の範囲外のレベルになって
しまう。そこで、一般的には、サブブライト調整による
映像信号の直流レベルの変化を考慮して、映像信号のダ
イナミックレンジの全域を駆動領域の全域よりも狭い範
囲に割り当てることにより、コントラストの若干の低下
を犠牲にして、サブブライト調整後の映像信号のレベル
がV−T特性に基づく駆動領域の範囲内に収まるように
設定される。これにより、LCD4に供給される映像信
号は、図8の信号S1 に示すように、駆動領域内のレベ
ルとなり、LCD4の表示画面上には、映像信号に対応
した画像が忠実に再現される。
【0014】しかし、映像信号のばらつきによっては、
図8の信号S2 に示すように、LCD4に供給される映
像信号が駆動領域を越えてしまうことがある。図10は
この場合の画像表示を説明するためのものであり、LC
D4の表示画面上には映像が忠実に再現されない。即
ち、図10に示すように、LCD4に入力される映像信
号は黒から白に段階的に変化する5階調の信号であるも
のとする。この映像信号の白側の約1.5階調の部分は
駆動領域の範囲外のレベルとなっている。駆動領域の範
囲外の部分では透過率の変化は極めて小さく、図10に
示すように、表示画像の透過率は3.5段階となる。つ
まり、5階調の映像入力に対して、表示される画像は白
側がつぶれた3.5階調となる。
【0015】また、図11は黒つぶれが発生する例を示
している。図11では、映像信号の黒レベル側が駆動領
域の範囲外となっている。この場合には、白レベルの発
生を抑制することはできるが、V−T特性に基づく駆動
領域の範囲外の黒レベル側は透過率の変化が極めて小さ
いことから、黒側の階調表現の再現性が劣化し、黒つぶ
れが発生してしまう。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の液晶表示装置においては、映像信号のばらつきに
よっては、V−T特性の比較的リニアな領域に設定され
る駆動領域の範囲外のレベルの映像信号が液晶パネルに
供給されることがあり、白つぶれ又は黒つぶれが発生し
てコントラストが低下してしまうという問題点があっ
た。
【0017】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、液晶パネルの共通電極に供給する基準電位
信号のレベルの設定値を変更可能とすることにより明る
さ調整を可能にし、白つぶれ又は黒つぶれの発生を防止
して、高コントラストの画像を得ることができる液晶表
示装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
液晶表示装置は、複数のデータ線及びゲート線を有し、
前記データ線及びゲート線の交点にマトリクス状に形成
された画素電極と共通電極との間の液晶を前記データ線
に映像信号を供給することによって駆動して画面表示を
行う液晶パネルと、前記共通電極に供給する基準電位信
号のレベルを変更可能な基準電位信号生成手段とを具備
したものであり、本発明の請求項1において、液晶パネ
ルはデータ線に供給される映像信号によって駆動され
て、映像信号に基づく画面表示が行われる。基準電位信
号生成手段は、液晶パネルの共通電極に供給する基準電
位信号のレベルを変更可能である。基準電位信号生成手
段が基準電位信号のレベルを変更することにより、液晶
パネルの特性が変化して、画面の明るさが調整される。
【0019】本発明の請求項2に係る液晶表示装置は、
複数のデータ線及びゲート線を有し、前記データ線及び
ゲート線の交点にマトリクス状に形成された画素電極と
共通電極との間の液晶を前記データ線に映像信号を供給
することによって駆動して画面表示を行う液晶パネル
と、設定された駆動領域内で前記液晶パネルの振り込み
電圧−透過率特性に基づいて入力映像信号を補正して前
記液晶パネルのデータ線に供給する特性補正手段と、前
記データ線に供給される映像信号のレベル及び前記液晶
パネルの振り込み電圧−透過率特性に基づいて、前記共
通電極に供給する基準電位信号のレベルを明るさ制御の
ために変更する基準電位信号生成手段とを具備したもの
である。
【0020】本発明の請求項2において、映像信号は特
性補正手段によって、液晶パネルの振り込み電圧−透過
率特性に基づいて補正される。この場合には、設定され
た駆動領域内で補正が行われるので、特性補正手段の出
力は歪みなくデータ線に供給される。基準電位信号生成
手段が基準電位信号のレベルを変更することより、液晶
パネルには明るさ調整された画像が歪みなく表示され
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
液晶表示装置の一実施の形態を示すブロック図である。
図1において図7と同一の構成要素には同一符号を付し
てある。
【0022】RGB各軸の映像信号は映像信号処理回路
10に与えられる。映像信号処理回路10は入力された映像
信号に所定の信号処理を施してV−T特性補正回路13に
供給する。映像信号処理回路10はサブブライト調整のた
めの直流レベルの付加処理は行わない。V−T特性補正
回路13は、入力された映像信号のレベルをLCD4のV
−T特性に応じて補正してパネル駆動回路3に出力する
ようになっている。
【0023】パネル駆動回路3は入力された映像信号を
LCD4に適したレベルに増幅すると共に、交流反転さ
せてLCD4に与える。LCD4は映像信号が各画素の
駆動電圧として供給されて、表示画面に映像を表示する
ようになっている。
【0024】本実施の形態においては、LCD4に供給
する映像信号の直流レベルを変化させることなく、LC
D4の共通電極に供給する基準電位信号のレベルを調整
することにより、サブブライト調整を行うようになって
いる。
【0025】図2は図1中のLCD4の具体的な構成を
示す説明図である。
【0026】LCD4はゲート線制御回路(以下、Yド
ライバという)16、データ線駆動回路(以下、Xドライ
バという)17及びX液晶セル18によって構成されてい
る。液晶セル18は図示しない1対のガラス板相互間に例
えばツイストネマティック液晶(図示せず)を封入して
構成される。ガラス板の一方には共通電極20が形成さ
れ、他方にはゲート線Y(Y1 ,Y2 ,…)及びデータ
線X(X1 、X2 ,…)が形成され、ゲート線Yとデー
タ線Xとの交差部に図示しない画素電極が構成される。
ゲート線Y及びデータ線Xの交差部においてマトリクス
状に各画素が配列され、各画素には薄膜トランジスタ
(TFT)15が設けられる。各TFT15のゲートにはゲ
ート線Yを介してYドライバ16からのゲート信号が供給
され、ソースにはデータ線Xを介してXドライバ17から
の映像信号のサンプリング電圧が供給され、ドレインは
画素電極に接続される。
【0027】画素電極及び共通電極20相互間に形成され
る液晶19によって液晶容量が発生する。なお、液晶容量
と並列に補助容量Cが設けられている。TFT15はゲー
ト線Yからのハイレベル(以下、“H”という)のゲー
ト信号によってオンとなり、データ線Xからの映像信号
のサンプリング電圧を画素電極に与える。これにより、
各画素を構成する液晶19の透過率が映像信号に基づいて
変化して、液晶セル18の画面上に映像が表示される。
【0028】Xドライバ17は、液晶セル18の水平方向画
素数に対応した数のサンプルホールド素子を有し、サン
プルホールド素子は1水平期間に順次オンとなって、映
像信号をサンプリングする。サンプリングされた映像信
号は液晶セル18のデータ線Xに1水平期間毎に順次供給
される。Yドライバ16はゲート線Y1 ,Y2 ,…を1水
平周期で順次“H”にする。こうして、液晶セル18の各
画素に映像信号が書込まれる。
【0029】本実施の形態においては、共通電極20に供
給する基準電位信号のレベルを制御可能となっている。
基準電位信号振幅制御回路11は、共通電極20に供給する
基準電位信号の振幅を決定して、振幅値を基準電位信号
生成回路12に出力する。基準電位信号生成回路12は、基
準電位信号振幅制御回路11によって指定された振幅の基
準電位信号を生成して、LCD4の共通電極20に供給す
るようになっている。
【0030】図3は図1中の基準電位信号振幅制御回路
11及び基準電位信号生成回路12の具体的な構成を示す回
路図である。また、図4はその動作を説明するための波
形図である。
【0031】基準電位信号振幅制御回路11は、抵抗R1
乃至R4 、可変抵抗VR1 及びトランジスタQ1 乃至Q
3 によって構成されている。即ち、+Bの電源電圧を供
給する電源ライン25と基準電位点との間には抵抗R3 及
びトランジスタQ1 のコレクタエミッタ路が直列接続さ
れており、トランジスタQ1 のベースは抵抗R2 を介し
て基準電位点に接続されると共に、抵抗R1 を介して端
子P1 に接続されている。また、トランジスタQ1 のコ
レクタはトランジスタQ2 のベースに接続されており、
トランジスタQ2 はエミッタが電源ライン25に接続さ
れ、コレクタが可変抵抗VR1 を介して基準電位点に接
続されている。可変抵抗VR1 の摺動端はトランジスタ
Q3 のベースに接続され、トランジスタQ3 はコレクタ
が電源ライン25に接続され、エミッタが抵抗R4 を介し
て電源電圧−Bを供給する電源ライン26に接続される。
【0032】端子P1 には1H周期でレベルが反転する
水平パルスが入力される。トランジスタQ1 ,Q2 は端
子P1 に入力されるパルスの周期でコレクタエミッタ路
又はエミッタコレクタ路に流れる電流が変化し、可変抵
抗VR1 の摺動端には水平周期でレベルが変化する電圧
が発生する。トランジスタQ3 は可変抵抗VR1 の摺動
端の電圧に基づいてコレクタエミッタ路に電流が流れ、
この電流と電源電圧±B及び抵抗R4 とに基づく電圧が
トランジスタQ3 のエミッタに現れる。
【0033】トランジスタQ3 のエミッタに現れる電圧
は、略々−Bから+Bの範囲の振幅を有し1H周期で反
転する。この電圧は、基準電位信号の振幅の設定値とし
て、コンデンサC1 を介して基準電位信号生成回路12に
供給される。
【0034】基準電位信号生成回路12は、可変抵抗VR
2 及びトランジスタQ4 ,Q5 によって構成されてい
る。電源ライン25,26相互間には、トランジスタQ4 の
コレクタエミッタ路及びトランジスタQ5 のエミッタコ
レクタ路が接続されており、トランジスタQ4 ,Q5 の
ベースは共通接続されて、トランジスタQ3 のエミッタ
に現れる電圧がコンデンサC1 を介して供給されてい
る。また、電源ライン25,26相互間には可変抵抗VR2
が接続されており、可変抵抗VR2 の摺動端はトランジ
スタQ4 ,Q5 のベースに接続されている。
【0035】トランジスタQ4 ,Q5 によってコンプリ
メンタリ出力回路が構成されており、トランジスタQ4
のエミッタとトランジスタQ5 のコレクタとの接続点に
は、共通接続されたベースに供給される電圧に基づく電
圧Vcom が得られる。基準電位信号生成回路12は、トラ
ンジスタQ4 ,Q5 の接続点に現れる電圧を基準電位信
号としてLCD4の共通電極20に供給する。
【0036】電圧Vcom の振幅は可変抵抗VR1 の抵抗
値を調整することにより変更可能である。即ち、可変抵
抗VR1 の抵抗値を変化させると、トランジスタQ3 の
ベース電位が変化し、トランジスタQ3 のエミッタに現
れる電圧の振幅が変化して、電圧Vcom が変化する。図
4の実線及び破線は、可変抵抗VR1 の抵抗値の調整に
よる、電圧Vcom の変化を示している。
【0037】なお、可変抵抗VR2 の抵抗値を調整する
ことにより、トランジスタQ4 ,Q5 の接続点に現れる
基準電位信号の中心レベル(DCレベル)を調整するこ
とができる。基準電位信号の中心レベルを調整すること
により、フリッカが生じた場合等の調整が可能である。
【0038】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図5及び図6を参照して説明する。図5は
LCD4に供給される映像信号及び基準電位信号の関係
を示す説明図であり、図6は横軸にLCD4を駆動する
映像信号をとり縦軸にLCD4の透過率をとって、LC
D4のV−T特性と映像信号及び表示画像の関係を示す
グラフである。
【0039】各軸の映像信号は映像信号処理回路10によ
って所定の信号処理が施された後に、V−T特性補正回
路13に供給される。V−T特性補正回路13は、LCD4
のV−T特性に応じて、入力された映像信号のレベルを
補正してパネル駆動回路3に出力する。映像信号処理回
路10においてサブブライト調整が行われていないので、
V−T特性補正回路13の出力は歪むことはない。パネル
駆動回路3は、入力された映像信号をLCD4に適した
レベルに増幅し、1H毎に交流反転させてLCD4のX
ドライバ17に供給する。
【0040】LCD4のYドライバ16は1H毎にオンパ
ルスをゲート線Y1 ,Y2 ,…に供給して、各ラインの
TFT15を順次オンにする。一方、Xドライバ17は、入
力映像信号を水平方向画素数に対応したタイミングで順
次サンプリングしてホールドし、オンとなったラインの
TFT15に供給する。これにより、各TFT15は映像信
号に基づいて駆動され、各画素の液晶19の透過率を変化
させる。液晶19の透過率は、各画素に供給される映像信
号のレベルと共通電極20に供給される基準電位信号との
レベルとの差に基づくものとなり、LCD4の表示画面
には、入力映像信号に基づく表示画像が表示される。
【0041】この場合には、映像信号処理回路10によっ
てサブブライト調整が行われていないので、映像信号に
ばらつき等が生じている場合でも、V−T特性補正され
てLCD4に供給される映像信号のレベルがV−T特性
の駆動領域の範囲を越えてしまうことはない。
【0042】LCD4の共通電極20に供給する基準電位
信号は、基準電位信号振幅制御回路11によって調整可能
である。基準電位信号振幅制御回路11及び基準電位信号
生成回路12は、可変抵抗VR1 の抵抗値に基づくレベル
の基準電位信号を生成してLCD4の共通電極20に供給
する。
【0043】いま、基準電位信号生成回路12からの基準
電位信号のレベルが図5の破線で示すVcom1であるもの
とする。図5の細線はLCD4を駆動する映像信号を示
している。また、この場合におけるLCD4のV−T特
性は図6の破線で示す特性Dであるものとする。図6に
示す5階調の入力映像信号によってLCD4が駆動され
ると、透過率は図6の曲線Eに示すように変化する。
【0044】ここで、基準電位信号振幅制御回路11の可
変抵抗VR1 の抵抗値を変化させて、基準電位信号のレ
ベルをVcom2に変化させるものとする。図5の太実線は
Vcom2を示している。図5に示すように、基準電位信号
のレベルがVcom1である場合には、映像信号のピーク値
と基準電位点号とのレベル差はV1 であるが、基準電位
信号のレベルがVcom2である場合には、映像信号のピー
ク値と基準電位点号とのレベル差はV2 である。従っ
て、斜線にて示すレベル差(V2 −V1 )だけ、液晶19
に印加される電圧が変化する。
【0045】つまり、基準電位信号のレベルをVcom1か
らVcom2に変化させることによって、V−T特性が図6
の特性Dから実線で示す特性Cに変化することになる。
そうすると、図6の5階調の入力映像信号に対して、L
CD4の透過率は図6の曲線Fに示すように変化して、
画面は明るくなる。
【0046】可変抵抗VR1 を制御して基準電位信号V
com のレベルを適宜設定することにより、V−T特性の
リニアな駆動領域に対応したレベルの映像信号をLCD
4に供給することができる。こうして、白つぶれ及び黒
つぶれを発生させることなく、明るさ調整が可能であ
り、高コントラストの画像を得ることができる。また、
例えば、映像のばらつきが極めて大きくメーカー側のサ
ブブライト調整によって、白つぶれ又は黒つぶれが生じ
る場合でも、V−T特性補正回路13の出力は歪んでいな
いので、ユーザーがブライト調整を行うことによって、
階調を正しく再現することができる。
【0047】このように、本実施の形態においては、L
CDの共通電極に供給する基準電位信号のレベルを可変
にすることにより、液晶に対する振り込み電圧をシフト
させて、V−T特性を変更可能にしており、液晶等の特
性に応じて基準電位信号のレベルを調整することによ
り、V−T特性のリニアな駆動領域を有効に利用して、
画像を表示させることができる。これにより、白つぶれ
及び黒つぶれの発生を防止して高コントラストの画像を
得ることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、液
晶パネルの共通電極に供給する基準電位信号のレベルの
設定値を変更可能とすることにより明るさ調整を可能に
し、白つぶれ又は黒つぶれの発生を防止して、高コント
ラストの画像を得ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示装置の一実施の形態を示
すブロック図。
【図2】図1中のLCD4の具体的な構成を示す説明
図。
【図3】図1中の基準電位信号振幅制御回路11及び基準
電位信号生成回路12の具体的な構成を示す回路図。
【図4】図3の動作を説明するための波形図。
【図5】実施の形態の動作を説明するための説明図。
【図6】実施の形態の動作を説明するためのグラフ。
【図7】従来の液晶表示装置を示すブロック図。
【図8】V−T特性補正を説明するためのグラフ。
【図9】従来例の明るさ調整を説明するための説明図。
【図10】従来例の問題点を説明するためのグラフ。
【図11】従来例の問題点を説明するためのグラフ。
【符号の説明】
4…LCD、11…基準電位信号振幅制御回路、12…基準
電位信号生成回路、13…V−T特性補正回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ線及びゲート線を有し、前
    記データ線及びゲート線の交点にマトリクス状に形成さ
    れた画素電極と共通電極との間の液晶を前記データ線に
    映像信号を供給することによって駆動して画面表示を行
    う液晶パネルと、 前記共通電極に供給する基準電位信号のレベルを変更可
    能な基準電位信号生成手段とを具備したことを特徴とす
    る液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 複数のデータ線及びゲート線を有し、前
    記データ線及びゲート線の交点にマトリクス状に形成さ
    れた画素電極と共通電極との間の液晶を前記データ線に
    映像信号を供給することによって駆動して画面表示を行
    う液晶パネルと、 設定された駆動領域内で前記液晶パネルの振り込み電圧
    −透過率特性に基づいて入力映像信号を補正して前記液
    晶パネルのデータ線に供給する特性補正手段と、 前記データ線に供給される映像信号のレベル及び前記液
    晶パネルの振り込み電圧−透過率特性に基づいて、前記
    共通電極に供給する基準電位信号のレベルを明るさ制御
    のために変更する基準電位信号生成手段とを具備したこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記基準電位信号生成手段は、 1水平期間毎に所定の電圧範囲内で反転する電圧を発生
    する電圧発生手段と、 この電圧発生手段が発生した電圧に基づくレベルの基準
    電位信号を出力する出力手段と、 前記電圧発生手段が発生する電圧のレベルを制御するボ
    リュームとを具備したことを特徴とする請求項1又は2
    のいずれか一方に記載の液晶表示装置。
JP25986896A 1996-09-30 1996-09-30 液晶表示装置 Pending JPH10105127A (ja)

Priority Applications (1)

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