JPH10104161A - イミド化率評価方法及びイミド化率評価装置 - Google Patents

イミド化率評価方法及びイミド化率評価装置

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JPH10104161A
JPH10104161A JP25940296A JP25940296A JPH10104161A JP H10104161 A JPH10104161 A JP H10104161A JP 25940296 A JP25940296 A JP 25940296A JP 25940296 A JP25940296 A JP 25940296A JP H10104161 A JPH10104161 A JP H10104161A
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JP
Japan
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light
wavelength
absorbance
substrate
transmitted
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JP25940296A
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English (en)
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Tadashi Rokkaku
正 六角
Koichi Kurita
耕一 栗田
隆士 ▲吉▼山
Takashi Yoshiyama
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配向膜の定量的なイミド化率を迅速に評価する
ことができるイミド化率評価装置を提供すること。 【解決手段】光源10から出射した光11の光路上に、
基体からの反射光の透過周波数を制限するための狭帯域
フィルタ19(19a,b,c,d)が配置されてい
る。狭帯域通過フィルタ19は、それぞれ波長5μm,
5.4μm,5.8μm,6μmを中心とする狭帯域波
長を選択的に透過させるものである。狭帯域通過フィル
タ19を通過した反射光の光路上に赤外カメラ22が配
置されている。赤外カメラ22には、カメラ22で受光
された映像データを処理する画像処理装置23が接続さ
れている。この画像処理装置は、撮像エリアの輝度レベ
ルから、狭帯域通過フィルタ19を透過した光の波長域
での、吸光度を算定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶ディス
プレイの配向膜を構成するポリイミドを定量的に評価す
るイミド化率評価方法及びイミド化率評価装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、液晶ディスプレイ市場は急激に成
長しており、液晶ディスプレイのコストダウンを図るこ
とが重要となっている。そのコストダウンの阻害要因の
一つが歩留まりの低下である。液晶ディスプレイの歩留
まりの低下は、最終工程の点灯検査で顕在化する色ム
ラ,輝度ムラ等の画像品質不良が一つの要因となってい
る。
【0003】この色ムラ,輝度ムラの原因の一つに、液
晶分子を配向させるための配向膜のイミド化率の不均一
にあることが判明してきている。液晶ディスプレイの配
向膜は、ガラス基板上にTFT(Thin Film Transisto
r),カラーフィルタ,透明電極膜,オーバコート透明
樹脂膜などが成膜された多層膜の最上層に塗布したポリ
アミド膜に対して加熱・乾燥を行ってポリイミド膜を形
成し、形成されたポリイミド膜に対して物理的接触によ
るラビング処理を行って、複数の微小溝を形成したもの
である。そして、ポリアミドは、ポリイミドに比して硬
度が低く、ポリイミド中にポリアミドが残存している
と、ラビング処理の際に溝が不均一に形成され、最終的
な製品の色ムラ,輝度ムラ等の原因となる。
【0004】ポリアミドを十分にポリイミド化するに
は、高温で長時間加熱を行えばよい。しかし、高温度で
長時間加熱を行うと、配向膜の下層に形成されている耐
熱性の低いTFTや透明電極膜にダメージが生じ、歩留
まりが悪化する。従って、配向膜の下層の構造を保護す
る観点から、低温度、且つ短時間でポリアミドの加熱を
行うことが望まれる。他方、低温度、且つ短時間の加熱
でポリイミドを形成すると、ポリイミド膜のイミド化率
の低下や不均一が発生し、最終製品の液晶ディスプレイ
の色ムラや輝度ムラの原因となり、歩留まりが低下す
る。そのため最適な条件でポリイミドを形成しなければ
ならない。
【0005】従って、最適な加熱条件を求めるためにも
ポリアミドとポリイミドとの比率、即ちイミド化率の均
一性を評価する装置が望まれているが、生産現場での評
価に適用できる測定時間を有する装置は存在しない。し
かし、研究室レベルでのイミド化率の評価を行うことは
可能である。例えば、赤外光吸収スペクトルに対してフ
ーリエ解析装置(以下IR分析装置と記)を用いれば分
析可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、IR分
析装置は、評価対象となる点の赤外光の吸収又は反射ス
ペクトルをフーリエ解析するため、1点あたりの分析時
間が長い。また、通常IR分析装置は、試料サイズに制
約がある。そのため、近年大型化しているガラス基板
(例えば360×460mm)に施工された配向膜のイ
ミド化率の不均一性の分布を短時間で評価することは困
難であり、生産ラインのイミド化率評価装置として使用
することに無理がある。
【0007】また、本発明者等によって、特願平8−4
3737号において、イミド化率低下部分を抽出する装
置が提案されている。しかし、この装置ではイミド化率
の低い部分を抽出することは可能であるが、イミド化率
を定量的に評価することは困難であった。
【0008】本発明の目的は、大面積の試料上に形成さ
れているポリイミドのイミド化率を迅速、且つ定量的に
評価することのできるイミド化率評価方法及びイミド化
率評価装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のイミド化率評価
方法及びイミド化率評価方法は、上記課題を解決するた
めに以下のように構成されている。 (1) 本発明のイミド化率評価方法(請求項1)は、
ポリアミドを加熱することによってポリイミドが形成さ
れている基体の表面に光を照射する工程と、前記基体か
らの反射光或いは透過光から、5.5μm以下の1種類
以上の参照波長域,6μm近傍の波長域,5.8μm近
傍の波長域での基体の吸光度を求める工程と、参照波長
域での吸光度との比較により、波長6μmにおける吸光
度差Pa と波長5.8μmにおける吸光度差Pi を求め
る工程と、求められた二つの吸光度差Pa ,Pi からイ
ミド化率 Pi /(Pi +Pa ) を求める工程とを含むことを特徴とする。 (2) 本発明のイミド化率評価装置(請求項2)は、
ポリアミドを加熱することによってポリイミドが形成さ
れた基体の表面に光を投光する光源と、前記基体からの
反射光或いは透過光の内、6μm近傍の波長域,5.8
μm近傍の波長域,5.5μm以下の1種類以上の参照
波長域をそれぞれ透過させる複数の狭帯域通過フィルタ
と、前記基体からの反射光或いは透過光の光路上に、前
記複数の狭帯域通過フィルタの内一つの該フィルタを切
り換えて配置するフィルタ切り替え手段と、前記狭帯域
通過フィルタを透過した光を複数の画素で受光する撮像
手段と、この撮像手段の出力から、前記複数のフィルタ
を透過したそれぞれの波長域における該撮像手段の各画
素の吸光度を求める手段と、参照波長域での吸光度との
比較により、波長6μmにおける吸光度差Pa と波長
5.8μmにおける吸光度差Pi を前記撮像手段の画素
毎に求める手段と、求められた吸光度差Pa ,Pi から
イミド化率 Pi /(Pi +Pa ) を演算する手段とを具備することを特徴とする。
【0010】望ましくは、光源からの光を平行光にして
基体表面に照射する。 (3) 本発明のイミド化率評価装置(請求項3)は、
ポリアミドを加熱することによってポリイミドが形成さ
れた基体を2次元面内で移動させる移動手段と、この移
動手段によって移動された前記基体の表面の複数の位置
に光を投光する光源と、前記基体からの反射光或いは透
過光の内、6μm近傍の波長域,5.8μm近傍の波長
域,5.5μm以下の1種類以上の参照波長域をそれぞ
れ透過させる複数の狭帯域通過フィルタと、前記基体か
らの反射光或いは透過光の光路上に、前記複数の狭帯域
通過フィルタの内一つの該フィルタを切り換えて配置す
るフィルタ切り替え手段と、この狭帯域通過フィルタを
透過した光を受光する赤外センサと、この赤外センサの
出力から吸光度を前記光源からの光が照射された位置毎
に求める手段と、参照波長域での吸光度との比較によ
り、波長6μmにおける吸光度差Pa と波長5.8μm
における吸光度差Pi を求める手段と、求められた吸光
度差Pa ,Pi からイミド化率 Pi /(Pi +Pa ) を演算する手段とを具備する。
【0011】本発明のイミド化率評価方法及びイミド化
率評価方法は、上記構成によって以下の作用・効果を有
する。発明者等の実験により、ポリアミドは波長6μm
近傍での吸光度が高く、ポリイミドは波長5.8μm近
傍での吸光度が高いことがわかった。また、5.5μm
以下の参照波長域での吸光度を基準として、波長6μm
近傍での吸光度差Paと、波長5.8μm近傍での吸光
度差Pi とを算出すると、イミド化率が Pi /(Pi +Pa )×100[%] で定量的に評価できることを確認している。
【0012】例えば、ポリアミドの原液はイミド化率は
8%以下、200℃で充分加熱を行うとイミド化率が1
00%、また加熱時間が短いとイミド化率が低下するこ
となどを本発明のイミド化率評価方法で確認している。
【0013】参照波長域での吸光度を基準とした6μm
における吸光度差Pa と、5.8μmにおける吸光度差
i を測定し、イミド化率を Pi /(Pi +Pa ) と計算することによって、フーリエ解析を行わないの
で、大面積のポリイミド膜のイミド化率を迅速に評価す
ることができる。
【0014】また、参照波長域での吸光度と5.8μ
m,6μmの吸光度を比較して、吸光度差Pa ,Pi
求めることによって、光源の光強度の変動や、光量分布
の不均一性の影響が除外された吸光度を求めることがで
き、イミド化率をより正確に評価することができる。
【0015】また、実際の生産ラインで形成された液晶
ディスプレイの配向膜のイミド化率を評価することによ
って、色ムラ,輝度ムラの発生を防ぐだけでなく、ポリ
アミド膜の加熱温度及び加熱時間を適正化するための有
用なツールとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を参照して説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係わる
イミド化率測定装置の構成を示す模式図である。本実施
形態での測定対象は基板(基体)1で、この基板はガラ
ス板2上にポリイミド3が形成されたものである。光源
10から出射した光11の光路上に、レンズ12及び絞
り13が配置されている。なお、5μm以上の波長の光
を有する光を発光する。絞り13の開口部13aから出
射した光路上に開口部13aを焦点とするレンズ14が
配置されている。レンズ14からの光は、コリメート光
15として基板1に対して照射される。基板1からの反
射光16の光路上に2個のレンズ17,18が配置され
ている。レンズ17,18を透過した光の透過周波数を
制限するための狭帯域フィルタ19(19a,b,c,
d)が配置されている。狭帯域通過フィルタ19は、そ
れぞれ波長5μm,5.4μm,5.8μm,6μmを
中心とする狭帯域波長を選択的に透過させるものであ
る。
【0017】4個のフィルタ19は、それぞれ円盤ホル
ダ20の円周上に等分に設置されている。この円盤ホル
ダ20の中心軸は回転軸21に接合されており、図示さ
れていない割出装置によって、回転軸が90゜毎に回転
割出され、4種類の狭帯域通過フィルタ19が順次反射
光の光路上に配置されるようになっている。
【0018】狭帯域通過フィルタ19を透過した反射光
の光路上に赤外カメラ22が配置されている。赤外カメ
ラ22に、赤外カメラ22で受光された映像データを処
理する画像処理装置23が接続されている。この画像処
理装置23は、撮像エリアの輝度レベルから、狭帯域通
過フィルタ19を透過した光の吸光度を算定を行う。
【0019】次に、イミド化率を評価する原理と方法を
説明する。図2はポリアミド膜の反射光をIR分析装置
で分析した典型的なデータを模式的に示した特性図であ
る。この特性図は、横軸に波長を、縦軸に吸光度をとっ
ている。また、図3及び図4に実際に測定した例を示し
ている。図3の横軸は波長の逆数である波数になってい
るが、2000cm-1が5μmで、1724cm-1
5.8μmで、1666cm-1が6μmである。図3及
び図4において、吸光度の一部が、負の値を示している
部分があるが、これはクラマース・クローニッヒ変換の
過程ででてくるものである。ここでは、数値よりも基準
(参照波長域での吸光度)に対する差を問題とするの
で、数値の符号そのものには意味がない。
【0020】図2において、波長5.8μm近傍にポリ
イミドによる吸光度のピーク(点C)があり、波長6μ
m近傍にポリアミドによる吸光度のピーク(点D)が存
在する。また、波長5μmと5.4μmを参照波長と
し、波長5μm,5.4μmにおける吸光度(点A及び
点B)を結ぶ直線の延長線Lを基準とした波長5.8μ
m,6μmにおける吸光度差(点C,D)をそれぞれP
i ,Pa とする。そして、イミド化率を{Pi /(Pi
+Pa )}×100[ %] で評価する。
【0021】そして、発明者等が、このイミド化率評価
方法を発明者等の実験結果に対して行った。例えば、ガ
ラス板上にポリアミドの原液をスピンコートで塗布した
直後には、イミド化率が8%であり、200℃の温度で
10秒間加熱すると、イミド化率が63〜66%に達
し、90秒間加熱するとイミド化率が100%となる
等、加熱時間と共にイミド化率が上昇しているので、こ
のイミド化率の評価方法が妥当であることが確認されて
いる。
【0022】次に、上記した評価方法で図1に示した装
置でイミド化率を評価する動作について説明する。光源
10から基板1に対して照射された光11は、レンズ1
2,絞り13,レンズ14を経由してコリメート光15
として基板1に投光される。基板1からの反射光は、2
個のレンズ17,18を経由して狭帯域通過フィルタ1
9aを透過する。反射光が狭帯域通過フィルタ19aを
通過する際、5μmを中心とする狭帯域波長が選択的に
透過する。狭帯域通過フィルタ19aを透過した5μm
近傍波長の光を赤外カメラ22で映像をとり、その画像
データをデータDa とし、画像処理装置23の図示され
ていないフレームメモリに格納する。そして、同様に狭
帯域通過フィルタ19b,c,dを順次選択して赤外カ
メラ22で映像をとり、それらの画像データをそれぞれ
データDb ,Dc ,Dd として、映像処理装置23のフ
レームメモリに格納する。
【0023】赤外カメラ22の画素をそれぞれ(i,
j)と定義する。そして各画素のイミド化率は、画像デ
ータの各画素単位毎に、次に示す演算を画像処理の一環
として行う。
【0024】ここで、説明のために記号LDk (i,j) ,
(k=a,b,c,d)を定義する。LDk (i,j) は画
像データDk (k=a,b,c,d)の(i,j)画素
の輝度レベルの基準輝度レベルとの差を正規化して得ら
れる画素(i、j)における吸光度である。ここで、基
準輝度レベルとは、例えばポリイミド膜3が形成されて
いない状態で測定された輝度のことである。つまり、L
a (i,j) ,LDb (i,j) ,LDc (i,j) ,LDd (i,
j) は、それぞれ波長5μm,5.4μm,5.8μ
m,6μmにおける撮像エリアの画素(i,j)におけ
る吸光度となる。また、図2で示した吸光度差Pi ,P
a を各画素(i,j)に関して求めるには、次式を計算
すればよい。
【0025】
【数1】
【0026】そして、画素(i,j)におけるイミド化
率は、(1),(2)式より Pi (i,j) /(Pi (i,j) + Pa (i,j) )×100
[%] で評価することができる。
【0027】即ち、赤外カメラの撮像エリア内の各画素
に対して、基板のイミド化率を評価することができる。
本実施形態のイミド化率評価装置によれば、大面積の試
料上のポリイミドのイミド化率を迅速に測定することが
できる。
【0028】(第2実施形態)図5は本発明の第2実施
形態に係わるイミド化率測定装置の構成を示す模式図で
ある。ここで、図1と同一な部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。また、本装置は、基板がX−Yス
テージ(不図示)上に載置され、イミド化率の評価を複
数の位置で行うことができる。
【0029】本実施形態は、第1実施形態と次の点で異
なっている。 (1) 光源10からの出射光は、レンズ50を介し
て、基板1表面に集光されている。また、基板1からの
反射光は、レンズ51を介して狭帯域通過フィルタ19
に集光される。 (2) 赤外カメラの代わりに、赤外センサ52を用い
ている。本実施形態では、基板1のポリアミド膜3のイ
ミド化率の分布を赤外カメラの撮像範囲内の複数の点を
一度に評価するのではなく、X−Yステージで基板1を
移動させながら複数の代表点の評価を行う。実用上は、
本実施形態のように、基板の複数の代表点のイミド化率
を評価することで十分である。
【0030】本実施形態のイミド化率評価装置によれ
ば、第1実施形態の効果に加え、第1実施形態の装置に
比べて、構成が単純化されているので、低コストで装置
を製造することができる。
【0031】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はない。例えば、参照波長は2つでなくとも良く、1つ
或いは3つ以上でもよい。参照波長が3つ以上の場合、
補間法で直線Lを求めればよい。
【0032】実施形態では、反射光から吸光度を測定し
たが、透過光から吸光度を測定しても良い。その他、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施する
ことが可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明のイミド化率
評価方法によれば、波長5.8μm近傍,波長6μm近
傍,5.5μm以下の参照波長における吸光度を測定
し、参照波長における吸光度と波長5.8μm近傍及び
波長6μm近傍における吸光度を比較することによっ
て、ポリアミドに起因する吸光度とポリイミドに起因す
る吸光度とを算出することによって、大面積の基板上の
ポリイミド膜のイミド化率を迅速、且つ定量的に求める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係わるイミド化率評価装置の構
成を示す模式図。
【図2】イミド化率評価方法を説明する図。
【図3】IR分析の例を示す特性図(1)。
【図4】IR分析の例を示す特性図(2)。
【図5】第2実施形態に係わるイミド化率評価装置の構
成を示す模式図。
【符号の説明】
1 基板 2 ガラス板 3 ポリイミド膜 10 光源 11 光 12 レンズ 13 絞り 14 レンズ 15 コリメート光 16 反射光 17 レンズ 18 レンズ 19 狭帯域通過フィルタ 20 円盤ホルダ 21 回転軸 22 赤外カメラ 23 画像処理装置 50 レンズ 51 レンズ 52 赤外センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリアミドを加熱することによってポリイ
    ミドが形成されている基体の表面に光を照射する工程
    と、 前記基体からの反射光或いは透過光から、5.5μm以
    下の1種類以上の参照波長域,6μm近傍の波長域,
    5.8μm近傍の波長域での基体の吸光度を求める工程
    と、 参照波長域での吸光度との比較により、波長6μmにお
    ける吸光度差Pa と波長5.8μmにおける吸光度差P
    i を求める工程と、 求められた二つの吸光度差Pa ,Pi からイミド化率 Pi /(Pi +Pa ) を求める工程とを含むことを特徴とするイミド化率評価
    方法。
  2. 【請求項2】ポリアミドを加熱することによってポリイ
    ミドが形成された基体の表面に光を投光する光源と、 前記基体からの反射光或いは透過光の内、6μm近傍の
    波長域,5.8μm近傍の波長域,5.5μm以下の1
    種類以上の参照波長域をそれぞれ透過させる複数の狭帯
    域通過フィルタと、 前記基体からの反射光或いは透過光の光路上に、前記複
    数の狭帯域通過フィルタの内一つの該フィルタを切り換
    えて配置するフィルタ切り替え手段と、 前記狭帯域通過フィルタを透過した光を複数の画素で受
    光する撮像手段と、 この撮像手段の出力から、前記複数のフィルタを透過し
    たそれぞれの波長域における該撮像手段の各画素の吸光
    度を求める手段と、 参照波長域での吸光度との比較により、波長6μmにお
    ける吸光度差Pa と波長5.8μmにおける吸光度差P
    i を前記撮像手段の画素毎に求める手段と、 求められた吸光度差Pa ,Pi からイミド化率 Pi /(Pi +Pa ) を演算する手段とを具備することを特徴とするイミド化
    率評価装置。
  3. 【請求項3】ポリアミドを加熱することによってポリイ
    ミドが形成された基体を2次元面内で移動させる移動手
    段と、 この移動手段によって移動された前記基体の表面の複数
    の位置に光を投光する光源と、 前記基体からの反射光或いは透過光の内、6μm近傍の
    波長域,5.8μm近傍の波長域,5.5μm以下の1
    種類以上の参照波長域をそれぞれ透過させる複数の狭帯
    域通過フィルタと、 前記基体からの反射光或いは透過光の光路上に、前記複
    数の狭帯域通過フィルタの内一つの該フィルタを切り換
    えて配置するフィルタ切り替え手段と、 この狭帯域通過フィルタを透過した光を受光する赤外セ
    ンサと、 この赤外センサの出力から吸光度を前記光源からの光が
    照射された位置毎に求める手段と、 参照波長域での吸光度との比較により、波長6μmにお
    ける吸光度差Pa と波長5.8μmにおける吸光度差P
    i を求める手段と、 求められた吸光度差Pa ,Pi からイミド化率 Pi /(Pi +Pa ) を演算する手段とを具備することを特徴とするイミド化
    率評価装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010134361A1 (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 シャープ株式会社 液晶パネル及び液晶パネル検査方法
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