JPH1010384A - 加入者用光ケーブル - Google Patents
加入者用光ケーブルInfo
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- JPH1010384A JPH1010384A JP8167192A JP16719296A JPH1010384A JP H1010384 A JPH1010384 A JP H1010384A JP 8167192 A JP8167192 A JP 8167192A JP 16719296 A JP16719296 A JP 16719296A JP H1010384 A JPH1010384 A JP H1010384A
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- tension member
- coating
- cable
- plastic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一般家庭など加入者に接続される光ケーブル
に関し、取り扱い作業の容易で、かつ、安価に製造でき
る光ケーブルを提供することを目的とする。 【解決手段】 テンションメンバ１と光ファイバ心線２
を平行配置して、その上を一体的にプラスチック４で被
覆した加入者用光ケーブルにおいて、テンションメンバ
上の被覆部分と光ファイバ心線上の被覆部分との連結部
分には首部５等からなるプラスチック被覆は幅が狭くな
った部分を有し、かつ、光ファイバ心線２の近傍で、テ
ンションメンバのある側と反対側のプラスチック被覆内
に光ファイバ心線と平行して引き裂き紐３が埋めこまれ
ている。
に関し、取り扱い作業の容易で、かつ、安価に製造でき
る光ケーブルを提供することを目的とする。 【解決手段】 テンションメンバ１と光ファイバ心線２
を平行配置して、その上を一体的にプラスチック４で被
覆した加入者用光ケーブルにおいて、テンションメンバ
上の被覆部分と光ファイバ心線上の被覆部分との連結部
分には首部５等からなるプラスチック被覆は幅が狭くな
った部分を有し、かつ、光ファイバ心線２の近傍で、テ
ンションメンバのある側と反対側のプラスチック被覆内
に光ファイバ心線と平行して引き裂き紐３が埋めこまれ
ている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭など加入
者に接続される光ケーブルに関し、取り扱い作業が容易
で、かつ、安価に製造できる光ケーブルを提供すること
を目的とする。
者に接続される光ケーブルに関し、取り扱い作業が容易
で、かつ、安価に製造できる光ケーブルを提供すること
を目的とする。
【０００２】
【従来の技術】現在、光ファイバ通信網を一般の各家庭
にまで接続すべく検討が進められているが、この場合、
各家庭には少なくとも１心の光ファイバ心線を引き込む
必要がある。このような目的用途に供するため、従来か
ら加入者用光ケーブルとして、図５に示すような構造の
ケーブルが検討されている。（例えば、特開平８−７５
９６０号公報を参照）図５において、５１はテンション
メンバ、５２はガラスファイバにプラスチック被覆を施
した光ファイバ心線、５３は塩化ビニル等からなる外部
被覆、５４は切り込みである。
にまで接続すべく検討が進められているが、この場合、
各家庭には少なくとも１心の光ファイバ心線を引き込む
必要がある。このような目的用途に供するため、従来か
ら加入者用光ケーブルとして、図５に示すような構造の
ケーブルが検討されている。（例えば、特開平８−７５
９６０号公報を参照）図５において、５１はテンション
メンバ、５２はガラスファイバにプラスチック被覆を施
した光ファイバ心線、５３は塩化ビニル等からなる外部
被覆、５４は切り込みである。
【０００３】また、別の例として図６に示す構造のもの
もある。図６において、被覆付きテンションメンバ６０
は、鋼線６１の上に塩化ビニル等のプラスチック被覆６
２を施したものであり、光ファイバ本体部分７０は、被
覆された光ファイバ心線６３を２心平行に並べてその両
側にテンションメンバより細い鋼線６４を配置し、それ
らを覆うように眼鏡型に塩化ビニル等のプラスチックを
施したもので、中央の光ファイバ心線部分には両側から
切り込み６６を有して、切り込みを切り裂いたときに
は、光ファイバ心線が露出するようになっている。ま
た、この光ファイバ本体部分７０は、被覆付きテンショ
ンメンバ６０の周りに撚回し巻き付けられている。
もある。図６において、被覆付きテンションメンバ６０
は、鋼線６１の上に塩化ビニル等のプラスチック被覆６
２を施したものであり、光ファイバ本体部分７０は、被
覆された光ファイバ心線６３を２心平行に並べてその両
側にテンションメンバより細い鋼線６４を配置し、それ
らを覆うように眼鏡型に塩化ビニル等のプラスチックを
施したもので、中央の光ファイバ心線部分には両側から
切り込み６６を有して、切り込みを切り裂いたときに
は、光ファイバ心線が露出するようになっている。ま
た、この光ファイバ本体部分７０は、被覆付きテンショ
ンメンバ６０の周りに撚回し巻き付けられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような加入者用光
ケーブルの場合、図５の例では、テンションメンバ５１
と光ファイバ心線５２の分離は、ケーブル端部において
切り込み５４に合わせて、テンションメンバ及び光ファ
イバ心線をそれぞれ被覆を付けたままナイフ等で数ｃｍ
分離させ、それぞれを指で掴んで引っ張ることにより、
所定の長さの分離をさせることが出来る。しかし、光フ
ァイバ心線を引き出すためには、光ファイバ心線上の塩
化ビニル被覆を改めて被覆除去器等を用いて除去する必
要がある。この場合、塩化ビニル被覆の除去が短い場合
は、簡単な工具でＰＶＣ被覆を除去することが出来る
が、塩化ビニル被覆除去の長さが３０〜４０ｃｍのよう
に長くなると、その除去は容易ではない。
ケーブルの場合、図５の例では、テンションメンバ５１
と光ファイバ心線５２の分離は、ケーブル端部において
切り込み５４に合わせて、テンションメンバ及び光ファ
イバ心線をそれぞれ被覆を付けたままナイフ等で数ｃｍ
分離させ、それぞれを指で掴んで引っ張ることにより、
所定の長さの分離をさせることが出来る。しかし、光フ
ァイバ心線を引き出すためには、光ファイバ心線上の塩
化ビニル被覆を改めて被覆除去器等を用いて除去する必
要がある。この場合、塩化ビニル被覆の除去が短い場合
は、簡単な工具でＰＶＣ被覆を除去することが出来る
が、塩化ビニル被覆除去の長さが３０〜４０ｃｍのよう
に長くなると、その除去は容易ではない。
【０００５】また、図６の例では、被覆付きテンション
メンバ６０と光ファイバ本体部分７０を別工程で製造
し、被覆付きテンションメンバ上に光ファイバ本体部分
を巻き付けるという工程を経て製造されるため、製造加
工費が高いという問題がある。このような従来技術に対
して、本発明においては、テンションメンバと光ファイ
バ心線を有する加入者用光ケーブルにおいて、安価に製
造が可能で、かつ、光ファイバ心線の取り出しを容易に
するものである。
メンバ６０と光ファイバ本体部分７０を別工程で製造
し、被覆付きテンションメンバ上に光ファイバ本体部分
を巻き付けるという工程を経て製造されるため、製造加
工費が高いという問題がある。このような従来技術に対
して、本発明においては、テンションメンバと光ファイ
バ心線を有する加入者用光ケーブルにおいて、安価に製
造が可能で、かつ、光ファイバ心線の取り出しを容易に
するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のケーブル
においては、テンションメンバと光ファイバ心線を平行
配置して、その上を一体的にプラスチックで被覆した加
入者用光ケーブルにおいて、テンションメンバ上の被覆
部分と光ファイバ心線上の被覆部分との連結部分のプラ
スチック被覆は幅が狭くなった部分を有し、かつ、光フ
ァイバ心線の近傍で、テンションメンバのある側と反対
側のプラスチック被覆内に光ファイバ心線と平行して引
き裂き紐が埋めこまれていることを特徴とする。
においては、テンションメンバと光ファイバ心線を平行
配置して、その上を一体的にプラスチックで被覆した加
入者用光ケーブルにおいて、テンションメンバ上の被覆
部分と光ファイバ心線上の被覆部分との連結部分のプラ
スチック被覆は幅が狭くなった部分を有し、かつ、光フ
ァイバ心線の近傍で、テンションメンバのある側と反対
側のプラスチック被覆内に光ファイバ心線と平行して引
き裂き紐が埋めこまれていることを特徴とする。
【０００７】なお、テンションメンバ上の被覆部分と光
ファイバ心線上の被覆部分との連結部分のプラスチック
被覆の幅が狭くなっている部分は、一定幅の首部であっ
ても良いし、また両側からの切り込みであっても良い。
また、光ファイバ心線の被覆内のテンションメンバ側に
光ファイバ心線と平行してテンションメンバより細い鋼
線を埋め込んでおけば、引き裂き紐を引っ張って被覆に
切り裂きを作る場合に、その鋼線が相手側の引っ張り力
を分担してくれるので、光ファイバ心線に大きな引っ張
り力が加わらず、光ファイバ心線を損傷することが少な
くなる。
ファイバ心線上の被覆部分との連結部分のプラスチック
被覆の幅が狭くなっている部分は、一定幅の首部であっ
ても良いし、また両側からの切り込みであっても良い。
また、光ファイバ心線の被覆内のテンションメンバ側に
光ファイバ心線と平行してテンションメンバより細い鋼
線を埋め込んでおけば、引き裂き紐を引っ張って被覆に
切り裂きを作る場合に、その鋼線が相手側の引っ張り力
を分担してくれるので、光ファイバ心線に大きな引っ張
り力が加わらず、光ファイバ心線を損傷することが少な
くなる。
【０００８】更に、引き裂き紐を埋め込んだ部分の被覆
に外側から切り込みを入れておけば、引き裂き紐による
被覆部分の切り裂きも更に容易になり、光ファイバ心線
を取り出しも一層簡単になる。また、光ファイバ心線と
しては単心のガラスファイバにシリコン樹脂、ナイロン
樹脂等の被覆を施したものがよく用いられるが、必要に
よってはそれらを２心あるいは３心平行にして外部被覆
を施したものも光ファイバ心線として用いることができ
る。
に外側から切り込みを入れておけば、引き裂き紐による
被覆部分の切り裂きも更に容易になり、光ファイバ心線
を取り出しも一層簡単になる。また、光ファイバ心線と
しては単心のガラスファイバにシリコン樹脂、ナイロン
樹脂等の被覆を施したものがよく用いられるが、必要に
よってはそれらを２心あるいは３心平行にして外部被覆
を施したものも光ファイバ心線として用いることができ
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１、２、３、４に基づいて本発
明の実施の形態を説明する。図において、１は鋼線等か
らなるテンションメンバ、２はガラスファイバにＵＶ樹
脂、ナイロン樹脂等を被覆した光ファイバ心線で、単心
のものでも２心等の複数心のものでも良い。３はポリエ
ステル紐、ナイロン紐、ケブラー等の高強度繊維紐、鋼
線等からなる引き裂き紐、４は塩化ビニル等のプラスチ
ックからなる被覆である。テンションメンバ上の被覆部
分と光ファイバ心線上の被覆部分との連結部分のプラス
チック被覆は幅が狭くなっている部分を有するが、一定
幅の首部５のようにして幅を狭くした形状、あるいは両
側の切り込み６によって幅を狭くした形状のものがあ
る。また、７は光ファイバ心線と平行に配置されたテン
ションメンバより細い鋼線である。
明の実施の形態を説明する。図において、１は鋼線等か
らなるテンションメンバ、２はガラスファイバにＵＶ樹
脂、ナイロン樹脂等を被覆した光ファイバ心線で、単心
のものでも２心等の複数心のものでも良い。３はポリエ
ステル紐、ナイロン紐、ケブラー等の高強度繊維紐、鋼
線等からなる引き裂き紐、４は塩化ビニル等のプラスチ
ックからなる被覆である。テンションメンバ上の被覆部
分と光ファイバ心線上の被覆部分との連結部分のプラス
チック被覆は幅が狭くなっている部分を有するが、一定
幅の首部５のようにして幅を狭くした形状、あるいは両
側の切り込み６によって幅を狭くした形状のものがあ
る。また、７は光ファイバ心線と平行に配置されたテン
ションメンバより細い鋼線である。
【００１０】なお、引き裂き紐３は光ファイバ心線２に
沿わせて配置するが、引き裂き紐と光ファイバ心線とは
必ずしも接触している必要はなく、その間に少し一体被
覆の材料が入り込んでいても良い。
沿わせて配置するが、引き裂き紐と光ファイバ心線とは
必ずしも接触している必要はなく、その間に少し一体被
覆の材料が入り込んでいても良い。
【００１１】
【実施例】テンションメンバとして、直径１．２ｍｍの
メッキ付き鋼線を使用し、光ファイバ心線として、単心
の０．９ｍｍのナイロン樹脂被覆外径を有するものを使
って、塩化ビニルにより一体的に被覆し、図１、２、
３、４の加入者用光ケーブルを試作した。一体被覆の寸
法は、テンションメンバ部分の外径を３ｍｍに、光ファ
イバ心線部分の外径を２ｍｍ（図４の場合は３ｍｍ）に
した。また、引き裂き紐としては、直径０．２５ｍｍの
延伸ポリエステル紐を使用し、光ファイバ心線に沿わせ
て配置した。なお、テンションメンバ被覆と光ファイバ
心線被覆の連結部の幅が狭くなった部分の幅寸法は、図
１、２、３、４とも、それぞれ０．５ｍｍにした。ま
た、図３の鋼線７としては０．７ｍｍの鋼線を使用し
た。
メッキ付き鋼線を使用し、光ファイバ心線として、単心
の０．９ｍｍのナイロン樹脂被覆外径を有するものを使
って、塩化ビニルにより一体的に被覆し、図１、２、
３、４の加入者用光ケーブルを試作した。一体被覆の寸
法は、テンションメンバ部分の外径を３ｍｍに、光ファ
イバ心線部分の外径を２ｍｍ（図４の場合は３ｍｍ）に
した。また、引き裂き紐としては、直径０．２５ｍｍの
延伸ポリエステル紐を使用し、光ファイバ心線に沿わせ
て配置した。なお、テンションメンバ被覆と光ファイバ
心線被覆の連結部の幅が狭くなった部分の幅寸法は、図
１、２、３、４とも、それぞれ０．５ｍｍにした。ま
た、図３の鋼線７としては０．７ｍｍの鋼線を使用し
た。
【００１２】以上のような構造で試作した加入者用光ケ
ーブルを使って、テンションメンバ被覆部分と光ファイ
バ心線被覆部分との連結部分の幅が狭くなった部分の端
部において、ナイフで切り込みを入れてテンションメン
バ部分と光ファイバ心線部分を指で掴める程度の長さ約
３ｃｍだけ分離させ、それぞれを指で持って引っ張った
ところ、容易に約３０ｃｍ長さにわたって分離すること
が出来た。また、端部において引き裂き紐の埋め込まれ
ている部分に被覆にナイフで切り込みを入れて引き裂き
紐を取り出し、その引き裂き紐を指で持って引っ張った
ところ、約３０ｃｍにわたって引き裂き紐上の被覆に切
り裂き部を作ることができ、その部分から光ファイバ心
線を容易に取り出すことが出来た。
ーブルを使って、テンションメンバ被覆部分と光ファイ
バ心線被覆部分との連結部分の幅が狭くなった部分の端
部において、ナイフで切り込みを入れてテンションメン
バ部分と光ファイバ心線部分を指で掴める程度の長さ約
３ｃｍだけ分離させ、それぞれを指で持って引っ張った
ところ、容易に約３０ｃｍ長さにわたって分離すること
が出来た。また、端部において引き裂き紐の埋め込まれ
ている部分に被覆にナイフで切り込みを入れて引き裂き
紐を取り出し、その引き裂き紐を指で持って引っ張った
ところ、約３０ｃｍにわたって引き裂き紐上の被覆に切
り裂き部を作ることができ、その部分から光ファイバ心
線を容易に取り出すことが出来た。
【００１３】
【発明の効果】本発明の加入者用光ケーブルにおいて
は、テンションメンバ上の被覆部分と光ファイバ心線上
の被覆部分との連結部分に首部あるいは切り込みによっ
て幅の狭い部分を設けたので、ケーブル端においてナイ
フ等で指で掴める程度の長さの切り込みを入れるだけ
で、テンションメンバ部分と光ファイバ心線部分を指で
引っ張って引き裂くだけで長い分離部分を得ることがで
きる。また、光ファイバ心線部の近傍に引き裂き紐を配
置したので、ケーブル端部においてナイフ等で指で掴め
る程度の引き裂き紐を取り出し、指で引っ張るだけでそ
の部分の被覆に切り裂き部分を設けることが出来、そこ
から光ファイバ心線を容易に取り出すことが出来る。な
お、光ファイバ心線と引き裂き紐を接触させて被覆内に
埋め込んでおけば、引き裂き紐で被覆を切り裂いた場
合、光ファイバ心線の一部が露出し、更に光ファイバ心
線の取り出しが容易になる。
は、テンションメンバ上の被覆部分と光ファイバ心線上
の被覆部分との連結部分に首部あるいは切り込みによっ
て幅の狭い部分を設けたので、ケーブル端においてナイ
フ等で指で掴める程度の長さの切り込みを入れるだけ
で、テンションメンバ部分と光ファイバ心線部分を指で
引っ張って引き裂くだけで長い分離部分を得ることがで
きる。また、光ファイバ心線部の近傍に引き裂き紐を配
置したので、ケーブル端部においてナイフ等で指で掴め
る程度の引き裂き紐を取り出し、指で引っ張るだけでそ
の部分の被覆に切り裂き部分を設けることが出来、そこ
から光ファイバ心線を容易に取り出すことが出来る。な
お、光ファイバ心線と引き裂き紐を接触させて被覆内に
埋め込んでおけば、引き裂き紐で被覆を切り裂いた場
合、光ファイバ心線の一部が露出し、更に光ファイバ心
線の取り出しが容易になる。
【００１４】なお、ケーブル製造時等においてケーブル
をドラムに巻き付けた場合、ケーブルはテンションメン
バの中心線と光ファイバ心線の中心線がなす面に沿って
曲げられ、テンションメンバと光ファイバ心線には引っ
張り力或は圧縮力が作用しないような方向に曲がるが、
引き裂き紐の位置をテンションメンバのある側と反対側
にしたため、引き裂き紐も曲げの同一面内にあることに
なり、引き裂き紐にも引っ張り力或は圧縮力は加わら
ず、引き裂き紐が光ファイバ心線を圧縮して伝送特性を
悪化させるといったことが起こらない。
をドラムに巻き付けた場合、ケーブルはテンションメン
バの中心線と光ファイバ心線の中心線がなす面に沿って
曲げられ、テンションメンバと光ファイバ心線には引っ
張り力或は圧縮力が作用しないような方向に曲がるが、
引き裂き紐の位置をテンションメンバのある側と反対側
にしたため、引き裂き紐も曲げの同一面内にあることに
なり、引き裂き紐にも引っ張り力或は圧縮力は加わら
ず、引き裂き紐が光ファイバ心線を圧縮して伝送特性を
悪化させるといったことが起こらない。
【００１５】また、テンションメンバ部分と光ファイバ
心線部分を分離しない状態で光ファイバ心線を取り出す
必要がある場合もあるが、この場合引き裂き紐はテンシ
ョンメンバのある位置と反対側にあるので、テンション
メンバと引き裂き紐を反対側にそれぞれ引っ張ることに
よって、引き裂き紐による被覆の切り裂き作業が出来る
ので、光ファイバ心線に大きな力を及ぼすことが無く、
光ファイバ心線を損傷する危険性も少ない。
心線部分を分離しない状態で光ファイバ心線を取り出す
必要がある場合もあるが、この場合引き裂き紐はテンシ
ョンメンバのある位置と反対側にあるので、テンション
メンバと引き裂き紐を反対側にそれぞれ引っ張ることに
よって、引き裂き紐による被覆の切り裂き作業が出来る
ので、光ファイバ心線に大きな力を及ぼすことが無く、
光ファイバ心線を損傷する危険性も少ない。
【図１】本発明の加入者用光ケーブルの実施例を示す図
である。
である。
【図２】本発明の加入者用光ケーブルの別の実施例を示
す図である。
す図である。
【図３】本発明の加入者用光ケーブルの別の実施例を示
す図である。
す図である。
【図４】本発明の加入者用光ケーブルの別の実施例を示
す図である。
す図である。
【図５】従来技術による加入者用光ケーブルの例を示す
図である。
図である。
【図６】従来技術による加入者用光ケーブルの別の例を
示す図である。
示す図である。
１：テンションメンバ ２：光ファイバ心線 ３：引き裂き紐 ４：被覆 ５：首部 ６：切り込み ７：鋼線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 茂 神奈川県横浜市栄区田谷町１番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 保苅 和男 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 古川 眞一 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 日本 電信電話株式会社内
Claims (7)
- 【請求項１】 テンションメンバと光ファイバ心線を平
行に配置して、その上を一体的にプラスチックで被覆し
た加入者用光ケーブルにおいて、テンションメンバ上の
被覆部分と光ファイバ心線上の被覆部分との連結部分で
はプラスチック被覆は幅が狭くなっている部分を有し、
かつ、光ファイバ心線の近傍でテンションメンバのある
側と反対側のプラスチック被覆内に光ファイバ心線と平
行して引き裂き紐が埋めこまれていることを特徴とする
加入者用光ケーブル。 - 【請求項２】 テンションメンバ上の被覆部分と光ファ
イバ心線上の被覆部分と連結部分のプラスチック被覆の
幅が狭くなっている部分は、一定幅の首部でできている
ことを特徴とする請求項１記載の加入者用光ケーブル。 - 【請求項３】 テンションメンバ上の被覆部分と光ファ
イバ心線上の被覆部分との連結部分のプラスチック被覆
の幅が狭くなっている部分は、両側からの切り込みでで
きていることを特徴とする請求項１記載の加入者用光ケ
ーブル。 - 【請求項４】 テンションメンバと光ファイバ心線を平
行に配置して、その上を一体的にプラスチックで被覆し
た加入者用光ケーブルにおいて、テンションメンバ上の
被覆部分と光ファイバ心線上の被覆部分との連結部分の
プラスチック被覆は幅が狭くなっている部分を有し、か
つ、光ファイバ心線の近傍でテンションメンバのある側
と反対側のプラスチック被覆内に光ファイバ心線と平行
して引き裂き紐が埋めこまれており、更に光ファイバ心
線被覆内のテンションメンバ側には光ファイバ心線と平
行してテンションメンバより細い鋼線が埋めこまれてい
ることを特徴とする加入者用光ケーブル。 - 【請求項５】 光ファイバ心線上の被覆部分には引き裂
き紐が埋め込まれている部分において外部から切り込み
が設けられていることを特徴とする請求項１または請求
項４記載の加入者用光ケーブル。 - 【請求項６】 光ファイバ心線と引き裂き紐は接触して
いることを特徴とする請求項１または請求項４記載の加
入者用光ケーブル。 - 【請求項７】 光ファイバ心線は単心又は複数心の光フ
ァイバを有することを特徴とする請求項１または請求項
４記載の加入者用光ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8167192A JPH1010384A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 加入者用光ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8167192A JPH1010384A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 加入者用光ケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1010384A true JPH1010384A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15845142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8167192A Pending JPH1010384A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 加入者用光ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1010384A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6434306B1 (en) | 2000-04-17 | 2002-08-13 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical cable and manufacturing method thereof |
| CN100412591C (zh) * | 2003-06-10 | 2008-08-20 | 杭州富通通信技术股份有限公司 | 一种新型光缆 |
| CN100419483C (zh) * | 2003-06-10 | 2008-09-17 | 杭州富通通信技术股份有限公司 | 一种新型光缆的制造方法 |
| JP2019144585A (ja) * | 2019-04-25 | 2019-08-29 | 株式会社フジクラ | 光ファイバケーブル |
| US11215780B2 (en) | 2017-12-21 | 2022-01-04 | Fujikura Ltd. | Optical fiber cable |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP8167192A patent/JPH1010384A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6434306B1 (en) | 2000-04-17 | 2002-08-13 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical cable and manufacturing method thereof |
| CN100412591C (zh) * | 2003-06-10 | 2008-08-20 | 杭州富通通信技术股份有限公司 | 一种新型光缆 |
| CN100419483C (zh) * | 2003-06-10 | 2008-09-17 | 杭州富通通信技术股份有限公司 | 一种新型光缆的制造方法 |
| US11215780B2 (en) | 2017-12-21 | 2022-01-04 | Fujikura Ltd. | Optical fiber cable |
| JP2019144585A (ja) * | 2019-04-25 | 2019-08-29 | 株式会社フジクラ | 光ファイバケーブル |
| JP2022010112A (ja) * | 2019-04-25 | 2022-01-14 | 株式会社フジクラ | 光ファイバケーブルの解体方法および光ファイバケーブル |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031216 |