JPH10103277A - 回転式圧縮機 - Google Patents

回転式圧縮機

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JPH10103277A
JPH10103277A JP25964496A JP25964496A JPH10103277A JP H10103277 A JPH10103277 A JP H10103277A JP 25964496 A JP25964496 A JP 25964496A JP 25964496 A JP25964496 A JP 25964496A JP H10103277 A JPH10103277 A JP H10103277A
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JP
Japan
Prior art keywords
shell
steel plate
rotary compressor
cylindrical container
bending
Prior art date
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Pending
Application number
JP25964496A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Hashimoto
彰 橋本
Midori Futagawame
緑 二川目
Hiroyuki Sawabe
浩幸 沢辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH10103277A publication Critical patent/JPH10103277A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェルの強度アップ、騒音低減、各要素組付
け時の正確な位置あわせ等を可能にした回転式圧縮機を
提供する。 【解決手段】 円筒状容器100の内部に電動機要素と
回転圧縮機要素とを収納した回転式圧縮機において、円
筒状容器100の胴部を構成するシェル101は、鋼板
200を円筒状に曲げて、この鋼板の一方の端部200
aをシェルの内方に折り曲げて、当該折り曲げた一方の
端部の外端201に、鋼板の他方の端部200bを突合
せて溶接することにより形成されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫や空気調和
機等に使用される回転式圧縮機に係り、特にシェルの構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、円筒状密閉容器内に電動機要素
と回転圧縮機要素とを収納した回転式圧縮機は知られて
いる。この種のものでは、円筒状容器は、胴部を構成す
るシェルと、底部を構成するボトム、及びベースと、上
部を構成するキャップとからなっており、各部材は例え
ば突合せ溶接などによって接合されている。
【0003】胴部を構成するシェルの構造において、従
来では、図4に示すように、鋼板100を円筒状に曲げ
て、この鋼板100の一方の端部100aと他方の端部
100bとを突合せて溶接したり、図5に示すように、
一方の端部100aの内周に他方の端部100bを重ね
合わせて、一方の端部100aの外端を溶接したりする
方法などが公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のように溶接したのでは、シェルの強度が不十分に
なったり、それに伴って振動などに起因する騒音が大き
くなったりする等の問題がある。また、電動機要素と回
転圧縮機要素とを容器内に収納する段階で、各要素を正
確に位置あわせできない等の問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、シェルの強度アップ、騒
音低減、各要素組付け時の正確な位置あわせ等を可能に
した回転式圧縮機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、円筒状容器の内部に電動機要素と回転圧縮機要素と
を収納した回転式圧縮機において、前記円筒状容器の胴
部を構成するシェルは、鋼板を円筒状に曲げて、この鋼
板の一方の端部をシェルの内方に折り曲げて、当該折り
曲げた一方の端部の外端に、鋼板の他方の端部を突合せ
て溶接することにより形成されていることを特徴とする
ものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、円筒状容器の内
部に電動機要素と回転圧縮機要素とを収納した回転式圧
縮機において、前記円筒状容器の胴部を構成するシェル
は、鋼板を円筒状に曲げて、この鋼板の一方の端部をシ
ェルの内方にほぼ直角に折り曲げて、当該折り曲げた一
方の端部の外端に、鋼板の他方の端部を突合せて溶接す
ることにより形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のものにおいて、電動機要素と回転圧縮機要素と
は、シェルの内方に折り曲げられた一方の端部の内端に
係合して、円筒状容器内に位置合わせされていることを
特徴とするものである。これらの発明によれば、鋼板の
一方の端部をシェルの内方に折り曲げて、当該折り曲げ
た一方の端部の外端に、鋼板の他方の端部を突合せて溶
接することにより、シェルが形成されるので、シェルの
強度はアップし、この強度アップに伴って、圧縮機の振
動が減少するので、この振動に起因する騒音が低減し、
更に、シェルの内端を位置合わせに利用することによ
り、電動機要素と回転圧縮機要素との正確な位置合わせ
が可能になるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図3を参照して説明する。図1において、100は
円筒状密閉容器を示している。この円筒状容器100
は、胴部を構成するシェル101と、底部を構成するボ
トム102、及びベース103と、上部を構成するキャ
ップ104とで構成されている。
【0010】円筒状密閉容器100の内部には、駆動軸
3と回転子4と固定子5とを備えた電動機要素6と、前
記駆動軸3に一体に連接された偏心部7とシリンダ室8
とを備えた回転圧縮機要素9とが収納され、この回転圧
縮機要素9の偏心部7にはシリンダ室8の内壁に沿って
偏心回転するローラ10が外嵌されている。またシリン
ダ室8は、アキュムレータ11に接続された冷媒ガス吸
入管12に連通し、キャップ104には、冷媒ガス吐出
管13が設けられている。
【0011】これによれば、電動機要素6の駆動に伴う
偏心部7の回転によって、冷媒は、アキュムレータ11
からシリンダ室8内に吸入され、このシリンダ室8内で
圧縮されて吐出され、この吐出された冷媒ガスは、電動
機要素6の内部を通過した後に、冷媒ガス吐出管13か
ら外部に吐出される。以上の構成において、円筒状容器
100の胴部を構成するシェル101は、図2及び図3
に示すように、鋼板200を円筒状に曲げて、この鋼板
200の一方の端部200aを、シェル101の内方に
折り曲げて、当該折り曲げた一方の端部200aの外端
201に、鋼板200の他方の端部200bを突合せ
て、この突合せ部を溶接することにより形成される。
【0012】図2に示すように、折り曲げた一方の端部
200aの内端203は、シェル101の中心に向けて
ほぼ直角に延びており、この内端203は、図3に示す
ように、シェル101の長手方向全域には形成されず、
長手方向の上下にボトム102又はキャップ104を嵌
合するための隙間Sを残して形成されている。このシェ
ル101の底部には、図1及び図3に示すように、ボト
ム102、及びベース103が突合せにより溶接され
て、有底容器が形成される。この有底容器には、回転圧
縮機要素9と電動機要素6とが順々に収納される。
【0013】この場合には、図1及び図2に示すよう
に、各要素9,6に縦に延びる溝9a,6aをあらかじ
め形成しておき、この溝9a,6aに、シェル101の
内端203を嵌合させつつ収納する。これによれば、各
要素9,6は前述した有底容器の周方向に正確に位置決
めされる。図3を参照して、シェル101には開口10
5があけられ、この開口105には冷媒ガス吸入管12
が接続されるが、例えば、この冷媒ガス吸入管12とシ
リンダ室8に連通する回転圧縮機要素9の連通路15
(図1)とは、要素9の組み込み時において、正確に位
置合わせされなければならない。このような場合に、シ
ェル101の内端203と、各要素9,6の溝9a,6
aとの協動による位置合わせは効果的である。
【0014】各要素9,6が収納された後には、シェル
101の上部にキャップ104が嵌合され、これら部材
101,104は溶接される。この実施の形態によれ
ば、鋼板200の一方の端部200aを、シェル101
の内方に折り曲げて、折り曲げた一方の端部200aの
外端201に、鋼板200の他方の端部200bを突合
せて、この突合せ部を溶接することにより、シェル10
1を形成するので、(1)シェル101の強度がアップ
し、(2)シェル101の強度のアップに伴って、圧縮
機の振動が減少するので、この振動に起因する騒音が低
減し、(3)電動機要素6と回転圧縮機要素9とを円筒
状容器100内に収納する工程で、各要素6,9の位置
あわせを正確に行うことができる、等の種々の効果を得
ることができる。
【0015】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、円筒状
容器の胴部を構成するシェルは、鋼板を円筒状に曲げ
て、この鋼板の一方の端部を前記シェルの内方に折り曲
げて、当該折り曲げた一方の端部の外端に、鋼板の他方
の端部を突合せて溶接することにより形成されているの
で、シェルの強度はアップし、シェルの強度アップに伴
って、圧縮機の振動が減少するので、この振動に起因す
る騒音が低減する。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、鋼板の一
方の端部がシェルの内方にほぼ直角に折り曲げられるの
で、シェルの強度はアップし、この強度アップに伴っ
て、圧縮機の振動が減少するので、この振動に起因する
騒音が低減する。請求項3に記載の発明によれば、電動
機要素と回転圧縮機要素とは、シェルの内方に折り曲げ
られた一方の端部の内端に係合して、円筒状容器内に位
置合わせされるので、簡単に正確に位置あわせすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す縦断正面図。
【図2】図1のシェルの横断面図。
【図3】シェルの斜視図。
【図4】従来例を示すシェルの横断面図。
【図5】同じく従来例を示すシェルの横断面図。
【符号の説明】
4 回転子 5 固定子 6 電動機要素 9 回転圧縮機要素 12 冷媒ガス吸込管 13 冷媒ガス吐出管 100 円筒状容器 101 シェル 102 ボトム 103 ベース 104 キャップ 200 鋼板 200a 一方の端部 200b 他方の端部 201 外端 203 内端

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状容器の内部に電動機要素と回転圧
    縮機要素とを収納した回転式圧縮機において、 前記円筒状容器の胴部を構成するシェルは、鋼板を円筒
    状に曲げて、この鋼板の一方の端部を前記シェルの内方
    に折り曲げて、当該折り曲げた一方の端部の外端に、前
    記鋼板の他方の端部を突合せて溶接することにより形成
    されていることを特徴とする回転式圧縮機。
  2. 【請求項2】 円筒状容器の内部に電動機要素と回転圧
    縮機要素とを収納した回転式圧縮機において、 前記円筒状容器の胴部を構成するシェルは、鋼板を円筒
    状に曲げて、この鋼板の一方の端部を前記シェルの内方
    にほぼ直角に折り曲げて、当該折り曲げた一方の端部の
    外端に、前記鋼板の他方の端部を突合せて溶接すること
    により形成されていることを特徴とする回転式圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記電動機要素と前記回転圧縮機要素と
    は、シェルの内方に折り曲げられた一方の端部の内端に
    係合して、前記円筒状容器内に位置合わせされているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の回転式圧縮機。
JP25964496A 1996-09-30 1996-09-30 回転式圧縮機 Pending JPH10103277A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006283580A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Sanyo Electric Co Ltd 密閉型圧縮機および製造方法
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JP2014163329A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Fujitsu General Ltd ロータリ圧縮機及びその組立方法

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