JPH10100445A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

Info

Publication number
JPH10100445A
JPH10100445A JP26157496A JP26157496A JPH10100445A JP H10100445 A JPH10100445 A JP H10100445A JP 26157496 A JP26157496 A JP 26157496A JP 26157496 A JP26157496 A JP 26157496A JP H10100445 A JPH10100445 A JP H10100445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink tank
electrodes
carriage
recording apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26157496A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoshi Kishi
素志 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP26157496A priority Critical patent/JPH10100445A/ja
Publication of JPH10100445A publication Critical patent/JPH10100445A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極を交換しないで無駄なくインクタンクを
交換でき、複数個のインクタンクに対しても一対の電極
で済み、在来型のインクジェット記録装置用のインクタ
ンクをそのまま搭載してインク残量の検出ができるイン
クジェット記録装置を提供すること。 【解決手段】 相互に絶縁された一対の電極72、73
を、パージキャップ近傍のプラテンローラ寄りの位置に
設け、インクジェットヘッドの回復動作を行う位置への
キャリッジ移動の前後に各インクタンク71が電極間を
通過するようにした。各インクタンク71がキャリッジ
移動により電極72、73の間に位置するタイミングに
同期して、インク残量検出回路40で両電極間の静電容
量を検出すると、各インクタンク71のインク残量をイ
ンクタンクごとに検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、さらに詳細には、インクタンク内のイン
ク残量を検知できるインクジェット記録装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置では、インクタ
ンク内に保持したインクを記録用紙等に噴出することに
よって記録を行うので、インクタンク内にインクがなく
なると記録できなくなる。このためインク残量が減った
インクタンクは新しいものと取り替えてインクを補充す
る必要がある。しかし、インクタンクの材質やキャリッ
ジの搭載部分の構造によってはインク残量を外部から目
視で認識できない場合があり、その場合にはインク切れ
により記録できなくなって初めてインクがないことに気
づくことになり不便である。
【0003】このためにインク残量を検出する手段をイ
ンクジェット記録装置に備えることが行われている。こ
のためのインク残量検出の手法の一つとして、インクタ
ンクの静電容量がインク残量により異なることを利用す
ることができる。そこで従来のインクジェット記録装置
では、互いに絶縁された2枚の電極板をインクタンクに
備えるとともに、装置側に設けられた検出回路により当
該電極板間の静電容量を検出してインク残量を知るよう
になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のインクジェット記録装置では、2枚の電極板がイン
クタンク側に設けられているので、インクタンクを交換
する際には電極板をも毎回取り替えることとなってしま
い無駄が大きい。また、カラーインクジェット記録装置
のようにインクタンクを複数個搭載する場合には各イン
クタンクごとに電極板を設けなければならないのでコス
トアップ要因でもある。さらに、装置側に検出回路が設
けられていても、電極板を備えない在来型のインクタン
クを搭載すると残量検出ができないので、互換性に欠け
ているといえる。
【0005】本発明は、従来のインクジェット記録装置
が有する前記問題点を解決するためになされたものであ
り、電極を交換しないで無駄なくインクタンクを交換で
き、複数個のインクタンクに対しても一対の電極で済
み、在来型のインクジェット記録装置用のインクタンク
をそのまま搭載してインク残量の検出ができるインクジ
ェット記録装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決を目的と
してなされた請求項1の発明は、記録方向に移動可能な
キャリッジと、このキャリッジに搭載された複数のイン
クタンクとを有し、各インクタンク内のインクを記録媒
体に吐出して記録を行うインクジェット記録装置であっ
て、前記キャリッジの移動により前記各インクタンクが
位置しうる範囲内の所定位置に、記録方向に対し平行に
かつ前記インクタンクを挟んで対向して設けられた一対
の電極と、前記一対の電極間の静電容量を計測する容量
計測手段とを有し、前記容量計測手段の計測値により前
記各インクタンク内のインク残量を検知することを特徴
として特定される。
【0007】このインクジェット記録装置では、キャリ
ッジの移動により複数のインクタンクの1つが所定位置
にあるときには、一対の電極がそのインクタンクを挟ん
で対向している。この位置での一対の電極間の静電容量
は、そのインクタンクのインク残量により異なる。すな
わち、一般にインクは空気よりもはるかに誘電率が大き
いので、そのインクタンクがインクで満杯であるときに
最も静電容量が大きく、記録の実行によりインクが消費
されて減少するにつれて静電容量が小さくなる。そし
て、この静電容量が容量計測手段により計測されるの
で、そのインクタンクのインク残量が検知される。した
がって、キャリッジの移動により複数のインクタンクの
それぞれについて、容量計測手段と一対の電極とにより
インク残量の検知を行うことができる。
【0008】したがってこのインクジェット記録装置に
よれば、静電容量をモニタすることにより、インク切れ
が近づいたインクタンクをユーザが知ることができ、イ
ンク切れによる記録不能に至る前にインクタンクの交換
が促される。また、インクタンク自体には電極が設けら
れていないので、インクタンクを交換しても一対の電極
はそれまでのものがそのまま使用され、無駄がない。ま
た、インク残量の検知を行わない在来型のインクジェッ
ト記録装置用のインクタンクを、キャリッジへの取付形
状さえ合えばそのまま使用してインク残量を検知するこ
とができる。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
するインクジェット記録装置であって、前記容量計測手
段は、前記キャリッジの移動に同期して、各インクタン
クが前記所定位置に到達して前記一対の電極間に位置す
る各タイミングで静電容量を計測し、インク残量を各イ
ンクタンクごとに検知することを特徴として特定され
る。
【0010】このインクジェット記録装置では、容量計
測手段による静電容量の計測がキャリッジの移動に同期
して行われる。具体的には、キャリッジの移動により所
定位置に到達するインクタンクがあるときに、そのイン
クタンクが一対の電極間に位置するタイミングで静電容
量が計測される。このためそのインクタンクについて、
静電容量の計測によるインク残量の検知が行われる。そ
して、各インクタンクごとに同様のタイミングで容量計
測手段による静電容量の計測が行われるので、各インク
タンクごとにインク残量の検知が行われる。
【0011】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2に記載するインクジェット記録装置であって、
前記電極の幅が、前記インクタンクの前記電極が対面す
る面における最小幅以下であることを特徴として特定さ
れる。
【0012】このインクジェット記録装置では、キャリ
ッジの移動によりインクタンクの1つが一対の電極間に
位置し容量計測手段による静電容量の計測が行われると
き、幅方向(キャリッジ移動方向)の寸法から、各電極
は、そのインクタンクの電極が対面する面の幅内にあ
る。このため隣接するインクタンクの影響を受けずに静
電容量の計測が行われるので、インク残量の検知精度が
高い。
【0013】また、請求項4の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載するインクジェット記録装置
であって、前記一対の電極が前記各インクタンクに対し
絶縁されていることを特徴として特定される。
【0014】このインクジェット記録装置では、一対の
電極と各インクタンクとが絶縁されているので、一対の
電極によりその間に位置するインクタンクの静電容量を
計測することができ、インク残量の検知が可能である。
ここで、一対の電極と各インクタンクとの絶縁は、イン
クタンクの外形を絶縁物で構成することによってもよ
く、一対の電極のインクタンクに面する側の面を絶縁物
で被覆することによってもよく、あるいは一対の電極と
インクタンクとの間にある程度の隙間が確保されるよう
にすることによってもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態に
ついて図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態
に係るインクジェット記録装置10は、圧電素子式のイ
ンクジェットヘッドを使用したものであり、その主要部
は図1に示す概略構成を有している。
【0016】図1の概略斜視図において、インクジェッ
ト記録装置10のフレーム80には、記録用紙Sを搬送
するための円筒状のプラテンローラ81が軸まわりに回
転可能に配置されている。そして、プラテンローラ81
と平行にガイドロッド82及びガイドレール83が設け
られ、これらに支持されつつキャリッジ84がプラテン
ローラ81と平行に移動できるようになっている。キャ
リッジ84は、フレーム80の下部に設けられたCRモ
ータ85によりベルト86を介して駆動されるようにな
っている。キャリッジ84には、ノズルからインクを吐
出してフルカラー印刷を行う4色(ブラックBk、シア
ンCy、マゼンタM、イエローY)のインクジェットヘ
ッド70が搭載されている。
【0017】さらに、キャリッジ84には、インクジェ
ットヘッド70にインクを供給するインクタンク71が
4色分並列して、はめ外し可能に搭載されている。各イ
ンクタンク71は、絶縁性の樹脂で形成された通常のも
のである。また、フレーム80には、インクジェットヘ
ッド70のインク吐出状態が悪化したときにこれを回復
させるための回復系として、ノズル面を拭き払うワイパ
87と、ノズル面を覆って劣化したインクを吸引するパ
ージキャップ88とが設けられている。さらに、プラテ
ンローラ81や回復系を駆動するLFモータ89が搭載
されている。さらにフレーム80内のパージキャップ8
8近傍のプラテンローラ81寄りの位置には、インクタ
ンク71のインク残量を検出するための一対の電極7
2、73が、キャリッジ84によるインクタンク71の
移動経路に対して上下に対向して設けられている。
【0018】一対の電極72、73はフレーム80に対
して固定されており、図2から図5までに示すようにキ
ャリッジ84が移動することにより4つのインクタンク
71のいずれか1つがそれらの間に位置することができ
るように配置されている。すなわち、図2ではブラッ
ク、図3ではシアン、図4ではマゼンタ、図5ではイエ
ローのインクタンク71が電極72、73に挟まれる位
置にある。また、図6は、いずれのインクタンク71も
電極72、73に挟まれる位置にない状態を示してい
る。印刷記録の実行中などにこのような状態にある。
【0019】そして、図5に記号E、Tで示すように、
電極72の幅E(電極73の幅も同じ)はインクタンク
71の幅Tと同等かそれ以下である。なお、図2から図
6までの図では各インクタンク71とも同等の幅を有し
ているが、色によりインクタンク71の幅が異なる(ブ
ラックのみ他より幅が広い等)場合には、各インクタン
ク71の幅Tのうち最も小さいものに対して電極72の
幅Eが同等かそれ以下となるようにする。また、電極7
2、73の、インクタンク71に対面する側の面は、キ
ャリッジ84の移動方向に対して平行とされている。さ
らに、電極72、73は互いに絶縁されており、いずれ
かのインクタンク71がそれらの間にある時でもこの絶
縁が維持されるようになっている。
【0020】次に、インクジェット記録装置10の制御
系を説明する。この制御系は、図7に示すように、ヘッ
ドドライバ30と、ゲートアレイ31と、CPU32と
を中心に構成されている。図7中、ヘッドドライバ30
とインクジェットヘッド70とがキャリッジ84に搭載
されており、他(ホスト78を除く)は装置本体内に設
置されている。ヘッドドライバ30は、インクジェット
ヘッド70の各チャンネルに駆動信号を印加する回路で
ある。ゲートアレイ31はホスト(パソコン等)78か
らインターフェース33を介して印字データ(コードデ
ータ)を受け取り、そのイメージデータへの展開やヘッ
ドドライバ30への転送等を行う回路である。また、ゲ
ートアレイ31には、展開したイメージデータを貯蔵す
るイメージメモリ34が付設されている。
【0021】CPU32は、インクジェット記録装置1
0の動作全体の統括制御を行うワンチップマイコンであ
る。CPU32とゲートアレイ31とはバス35で接続
されており、データやタイミング信号等のやりとりがで
きるようになっている。また、ROM36やRAM37
にも接続されている。さらに、CPU32は、インク残
量検出回路40にも接続されている。インク残量検出回
路40には、一対の電極72、73を介してインクタン
ク71のインク残量を検出する回路である。さらに、C
PU32は、印字パラメータ等の設定操作や表示を行う
スイッチパネル38や機械部分の駆動系39にも接続さ
れている。ここで、駆動系39には、CRモータ85や
LFモータ89およびそれらのための位置センサ等が含
まれる。
【0022】インク残量検出回路40について図8を用
いて説明する。インク残量検出回路40は、ヒステリシ
ス機能を有するロジックIC45と、これに並列接続さ
れたタイミング抵抗43(R)とを有している。ロジッ
クIC45の入力側には保護抵抗44(Rs)が備えら
れており、そして分岐点Aを介して電極72に接続され
ている。ロジックIC45の出力側は、分岐点Bを介し
てCPU32に接続されている。また、電極73は接地
されている。この電極72と電極73とは、インクタン
ク71が間にあるときを含めて相互に絶縁されているの
で、キャパシタ(C)を構成し、その静電容量はその間
のインクタンク71のインク残量により異なる。インク
は空気よりもはるかに誘電率が大きいからである。そし
て、ロジックIC45とタイミング抵抗43とキャパシ
タCとにより公知のCR発振回路を構成しており、キャ
パシタCの静電容量に応じた周波数のパルスをCPU3
2に入力してインク残量の検出を行うようにしたもので
ある。
【0023】次に、インクジェット記録装置10の動作
を説明する。インクジェット記録装置10の基本的な動
作は、記録用紙Sに対する印刷記録の実施である。すな
わち、LFモータ89でプラテンローラ81を駆動して
記録用紙Sの記録する行がインクジェットヘッド70に
対面する位置まで搬送し、そしてCRモータ85でキャ
リッジ84を駆動しつつ、印字データに従いインクタン
ク71内のインクをインクジェットヘッド70から記録
用紙Sに吐出して印刷記録が行われる。ここで、印字デ
ータが多色データであるときには4色の各インクタンク
71のインクがそのデータに従い使い分けられカラー印
刷記録がなされる。また、印刷記録の実施によりインク
ジェットヘッド70に吐出状態の不良が生じるので、適
宜の頻度で定期的にインクジェットヘッド70がパージ
キャップ88に対面する位置までキャリッジ84を移動
させて回復動作が行われる。これら一連の動作は、図7
中のCPU32の統括制御により行われる。
【0024】そして、かかる印刷記録動作を行うことに
よりインクタンク71のインク残量が減少してくるの
で、インク残量検出回路40でこれを検出するようにし
ている。このインク残量の検出は、インクジェットヘッ
ド70がパージキャップ88に対面する位置での回復動
作の前後に行われる。回復動作は定期的に行われ、ま
た、残量検出のための一対の電極72、73がパージキ
ャップ88近傍のプラテンローラ81寄りの位置に設け
られているからである。すなわち、インクジェットヘッ
ド70の回復動作のためにキャリッジ84が印刷記録領
域(プラテンローラ81に対面する範囲)から回復位置
(回復動作が行われる位置)に向けて移動する際、そし
て回復位置から印刷記録領域に向けて移動する際に、各
インクタンク71が電極72、73の間を必ず通過する
のでそれらのときにインク残量を検出するのである。
【0025】インク残量検出回路40による各インクタ
ンク71ごとのインク残量の検出は次のように行われ
る。あるインクタンク71が電極72、73の間に挟ま
れる位置にあるとき、電極72、73間の静電容量はそ
のインクタンク71のインク残量により異なる。すなわ
ち、インクは数十〜百数十程度の比誘電率を有し空気の
比誘電率より大きいので、インクタンク71のインク量
が満杯に近いほど静電容量が大きく、インク残量が減少
してインク切れに近づくほど静電容量が小さい。そし
て、ロジックIC45とタイミング抵抗43とキャパシ
タCとにより構成されるCR発振回路によりその静電容
量が検出され、それに応じた周波数のパルスがロジック
IC45からCPU32に向けて出力される。そしてC
PU32でそのパルスの周波数をカウントすることによ
り、そのインクタンク71のインク残量が検出される。
ここで、電極72、73の幅Eがインクタンク71の幅
Tと同等かそれ以下であるので、隣接するインクタンク
71の影響を受けずにインク残量の検出がなされる。
【0026】したがって、キャリッジ移動により4つの
インクタンク71が次々に電極72、73の位置を通過
するときに、その通過に同期して電極72、73間の静
電容量を検出すると、図9または図10のグラフに示す
ように、各インクタンク71ごとのインク残量が静電容
量の時間変化として検出される。図9では、時刻t1
ら時刻t2までがイエローの、時刻t2から時刻t3まで
がマゼンタの、時刻t3から時刻t4までがシアンの、時
刻t4から時刻t5 までがブラックの、それぞれインク
残量に相当する静電容量が表れている。図10はキャリ
ッジ移動の向きが逆であった場合である。この測定は、
インク残量検出回路40をキャリッジ移動に対して同期
制御して行われる。その制御はCPU32による統括制
御に含まれている。
【0027】図9および図10において、時刻t1以前
および時刻t5以後は、電極72、73間にインクタン
ク71がなく空気のみの寄与による静電容量が表れてい
る。そして、図9および図10に一点鎖線で示すC0
は、空のインクタンクと空気との寄与による静電容量を
示している。したがって静電容量がC0 に近ければ、そ
のインクタンク71のインク残量が少なくインク切れが
近いことを意味している。図9および図10では、シア
ンのインクタンクはまだ満杯に近いが、イエローのイン
クタンクとブラックのインクタンクとがインク切れ間近
となっている。
【0028】以上詳細に説明したように、本実施の形態
に係るインクジェット記録装置10によれば、相互に絶
縁された一対の電極72、73を、パージキャップ88
近傍のプラテンローラ81寄りの位置に設け、インクジ
ェットヘッド70の回復動作を行う位置へのキャリッジ
移動の前後に各インクタンク71が電極間を通過するよ
うにし、そしてインク残量検出回路40で両電極間の静
電容量を検出するようにしたので、各インクタンク71
ごとにインク残量を定期的に検出することができる。こ
のため、インク切れに近づいたインクタンク71を、実
際にインク切れが生じて印刷記録不能となる前に新品に
交換でき、便利である。その際、交換するインクタンク
71自体は電極を備えたものでない通常品でよいので、
互換性、コスト性に優れるとともに資源の節約にもつな
がる。
【0029】また、電極72、73の幅Eをインクタン
ク71の幅Tと同等かそれ以下としたので、各インクタ
ンク71のインク残量を、隣接するインクタンク71の
影響を受けずに高精度に検出でき、さらにキャリッジ移
動に同期させて各インクタンク71が電極72、73に
挟まれる位置に来るタイミングでそれぞれ測定するよう
にしたので、インクタンク71ごとにインク残量の検出
ができる。このため、インク切れに近づいたインクタン
ク71のみを新品と交換することができ、無駄がない。
【0030】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることはもちろんである。例え
ば、各インクタンク71のインク色やその配列順序は単
なる例示である。また、各インクタンク71のインク色
を違える代わりに、粘度等を違えて多様な記録媒体に対
応できるようにしたものにも適用できる。また、インク
残量検出回路40の回路構成も、同様の機能を奏するも
のであれば図8と異なってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように請求項1
の発明によれば、電極を交換しないで無駄なくインクタ
ンクを交換でき、複数個のインクタンクに対しても一対
の電極で済み、在来型のインクジェット記録装置用のイ
ンクタンクをそのまま搭載してインク残量の検出ができ
るインクジェット記録装置が提供されている。また、請
求項2の発明によれば、インクタンクごとにインク残量
を検知でき、インク切れが近いインクタンクを特定でき
るインクジェット記録装置が提供されている。また、請
求項3の発明によれば、インクタンクのインク残量を、
隣接する他のインクタンクの影響を受けずに高精度に検
出できるインクジェット記録装置が提供されている。ま
た、請求項4の発明によれば、一対の電極がキャパシタ
を構成してインクタンクのインク残量の検出を行うこと
ができるインクジェット記録装置が提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るインクジェット記録装置の
概略斜視図である。
【図2】インクタンクと電極との位置関係を説明する図
である。
【図3】インクタンクと電極との位置関係を説明する図
である。
【図4】インクタンクと電極との位置関係を説明する図
である。
【図5】インクタンクと電極との位置関係を説明する図
である。
【図6】インクタンクと電極との位置関係を説明する図
である。
【図7】本実施の形態に係るインクジェット記録装置の
制御系のブロック図である。
【図8】インク残量検出回路の回路構成を説明する図で
ある。
【図9】インクタンクごとに検出される静電容量を示す
グラフである。
【図10】インクタンクごとに検出される静電容量を示
すグラフである。
【符号の説明】 40 インク残量検出回路 71 インクタンク 72、73 電極 84 キャリッジ E 電極幅 T インクタンク幅

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録方向に移動可能なキャリッジと、こ
    のキャリッジに搭載された複数のインクタンクとを有
    し、各インクタンク内のインクを記録媒体に吐出して記
    録を行うインクジェット記録装置において、 前記キャリッジの移動により前記各インクタンクが位置
    しうる範囲内の所定位置に、記録方向に対し平行にかつ
    前記インクタンクを挟んで対向して設けられた一対の電
    極と、 前記一対の電極間の静電容量を計測する容量計測手段と
    を有し、 前記容量計測手段の計測値により前記各インクタンク内
    のインク残量を検知することを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するインクジェット記録
    装置において、 前記容量計測手段は、前記キャリッジの移動に同期し
    て、各インクタンクが前記所定位置に到達して前記一対
    の電極間に位置する各タイミングで静電容量を計測し、 インク残量を各インクタンクごとに検知することを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載するイン
    クジェット記録装置において、 前記電極の幅が、前記インクタンクの前記電極が対面す
    る面における最小幅以下であることを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載するインクジェット記録装置において、 前記一対の電極が前記各インクタンクに対し絶縁されて
    いることを特徴とするインクジェット記録装置。
JP26157496A 1996-10-02 1996-10-02 インクジェット記録装置 Pending JPH10100445A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26157496A JPH10100445A (ja) 1996-10-02 1996-10-02 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26157496A JPH10100445A (ja) 1996-10-02 1996-10-02 インクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10100445A true JPH10100445A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17363815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26157496A Pending JPH10100445A (ja) 1996-10-02 1996-10-02 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10100445A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100438707B1 (ko) * 2001-12-10 2004-07-05 삼성전자주식회사 잉크 젯 프린터를 위한 잉크 량 측정 장치 및 방법
US7510257B2 (en) 2005-08-05 2009-03-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Ink level detecting device functioning as cover opening sensor and ink-jet image forming apparatus having the same
JP2009096006A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Canon Inc 記録液収納容器および記録装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100438707B1 (ko) * 2001-12-10 2004-07-05 삼성전자주식회사 잉크 젯 프린터를 위한 잉크 량 측정 장치 및 방법
US7510257B2 (en) 2005-08-05 2009-03-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Ink level detecting device functioning as cover opening sensor and ink-jet image forming apparatus having the same
JP2009096006A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Canon Inc 記録液収納容器および記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7445309B2 (en) Ink-jet printing apparatus, control method therefor, program, and storage medium
US7503637B2 (en) Liquid-ejection testing method, liquid-ejection testing device, and computer-readable medium
JPH08323997A (ja) インクジェットカートリッジレベル監視用冷却タイミングシステム
JP3480478B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP3710230B2 (ja) インク検出方法、およびインクジェット記録装置
JPH10258524A (ja) インクジェット記録装置
US10752010B2 (en) Liquid ejection apparatus
JP3635759B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH10100445A (ja) インクジェット記録装置
JPH06340063A (ja) インクジェット記録装置
JP4261896B2 (ja) 記録装置
JP3123603B2 (ja) インクジェット式記録装置
JPH0880619A (ja) インクジェット記録装置およびインクの残量低下の判別方法ならびに情報処理装置
JPH09267488A (ja) インクジェット記録装置
JPH022014A (ja) インクジェット記録装置
JPH1044449A (ja) インクジェット記録装置
US20220234357A1 (en) Liquid ejection apparatus
US11850862B2 (en) Liquid ejection apparatus
US12017450B2 (en) Liquid ejection apparatus
JPH03208657A (ja) インクジェット記録装置
US20210300022A1 (en) Liquid ejection apparatus
JPH08112912A (ja) インクジェット式記録装置
JP2000255076A (ja) インクジェット式記録装置
JPH10193640A (ja) インクジェット印字装置のインク残量検出装置およびインクタンク
JPH09207325A (ja) インクジェット記録装置