JPH0996238A - エンジン燃焼制御装置 - Google Patents

エンジン燃焼制御装置

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JPH0996238A
JPH0996238A JP7256444A JP25644495A JPH0996238A JP H0996238 A JPH0996238 A JP H0996238A JP 7256444 A JP7256444 A JP 7256444A JP 25644495 A JP25644495 A JP 25644495A JP H0996238 A JPH0996238 A JP H0996238A
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JP
Japan
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cylinder
engine
combustion
pressure
fuel
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Teruo Yamauchi
照夫 山内
Takao Sasayama
隆生 笹山
Sadayasu Ueno
定寧 上野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • F02D35/02Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions
    • F02D35/023Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions by determining the cylinder pressure
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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 気筒毎の燃焼圧力からエンジンの運転状態を
検出し、いかなる運転状況のもとでも燃費と排気浄化性
の向上が得られ、地球レベルでの環境汚染の抑止と、化
石燃料の枯渇を遅らせることができるようにしたエンジ
ン燃焼制御装置を提供すること 【解決手段】 エンジン1のシリンダ3に気筒内圧セン
サ8を設け、各気筒毎の内圧を検出し、この検出結果に
基づいて吸気流量、燃焼温度を演算し、燃料供給量、燃
料供給量タイミングなどを制御するようにしたもの。エ
ンジンの燃焼状態を各気筒毎に独立して直接検出できる
ので、燃焼状態が意図した状態にあるか否かが即座に判
定でき、従って、この判定結果に基づいて、燃焼状態が
改善される方向の制御を的確に行なうことができること
になり、この結果、運転性の低下を伴うこと無く、燃費
と排気浄化の向上を充分に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の燃焼
制御装置に係り、気筒内圧を検出して燃焼に関係する燃
料供給量、点火時期、排気還流量等を最適な状態に制御
し、自動車の排気浄化、燃費の改善が得られるようにし
たエンジン燃焼制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関、特に自動車のガソリンエンジ
ンでは、排ガス浄化と、省エネルギーの見地から、高精
度の燃料供給量制御が要求される。そこで、従来から、
吸入空気量を正確に検出して燃料供給量を計算し、空燃
比を制御する方法が広く採用されている。しかしなが
ら、吸入空気量は、吸気管の容積と流体の圧縮効果等に
影響されるため、実際にエンジンの各気筒に吸入される
空気の流量は推測の域を得ず、従って、従来技術では、
正確な空燃比制御の点で、改良の余地を多く残してい
た。
【0003】さらに、近年、排気規制の強化、省資源の
追及等により、より正確なエンジン制御が望まれ、特に
排気の中で、地球環境破壊の元凶で、最も浄化しにくい
HC(未燃の炭化水素)、NOx(窒素酸化物)の浄化対策
が強く望まれている。
【0004】そこで、エンジンで発生したこれらHC、
NOxについては、排気管に設置した三元触媒で浄化す
る方法や、エンジンの排気温度を高めて酸化促進を図っ
てHCを浄化し、さらに厄介なNOxについては、排ガ
ス還流(EGR)装置により燃焼を抑止し、気筒内の窒素
ガスが熱解離に到らない燃焼温度にならないようにする
方法が従来から採用されていた。しかしながら、これら
の方法は、いわば間接センシング手法によるエンジン制
御であり、真の意味での排気浄化と燃費向上が得られて
いるとは言えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、間接
センシング手法によるものであり、エンジンの運転状態
に正確に対応した制御について充分に配慮がされている
とはいえず、精度の面で問題があった。すなわち、エン
ジン始動時(2分以内)に発生する大量のHC量を現行レ
ベルの10%以内に低減すべき過酷な排気規制が199
8年より施行されることになっており、これに対応する
のには精度の高い制御が必要になるが、従来技術では、
対応できないのである。
【0006】本発明の目的は、気筒毎の燃焼圧力からエ
ンジンの運転状態を検出し、いかなる運転状況のもとで
も燃費と排気浄化性の向上が得られ、地球レベルでの環
境汚染の抑止と、化石燃料の枯渇を遅らせることができ
るようにしたエンジン燃焼制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、各気筒の燃
焼圧力情報を基に、ピーク圧力値及びそれが現われるク
ランク角度位置を実時間で検出し、ピーク圧力位置がク
ランク角度で圧縮上死点後10〜15度になるように点
火時期を制御すると共に、上記ピーク圧力値が最大値を
示すよう各気筒の空燃比を制御するようにして達成され
る。また、燃焼圧力波形のパターン、積分値、微分値か
ら燃焼状態を知るのに必要な情報を引き出すことができ
るようにして、上記目的が達成される。
【0008】さらに、本発明では、エンジン燃焼圧力
値、スロットル弁開度信号からエンジンの負荷状況を推
定し、総ての運転状態において最適燃焼が維持できる空
燃比、点火時期に制御し、燃費やエミッションの問題を
解決し、上記目的が達成されるようにしたものである。
【0009】ピーク燃焼圧力を示すクランク角度位置信
号は、圧縮上死点後10〜15クランク角度で出力最大
になることが知られており、従って、ピーク圧力点がこ
のクランク角度の範囲に入るような点火時期制御を行え
ば、トルク最大点での運転が実現でき、排気浄化、燃料
経済性を大幅に向上することができる。
【0010】また、本発明では、エンジンの気筒内の圧
力を直接検出しているので、燃焼に関係する要因を実時
間で解析でき、燃料量、点火時期とも各気筒毎に最適な
量を最適な時期に供給するような制御が実行可能にな
り、このため、燃料経済性や有毒排出ガスに関与する因
子である、空燃比、点火時期及びEGR量を精度よくコ
ントロールできるため環境保全にも有効である。
【0011】また、本発明によれば、エンジン始動時
(2分以内)に発生する大量のHC量を現行レベルの10
%以内に低減すべき過酷な排気規制が、いずれ施行され
ることになっても、充分に対応することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるエンジン燃焼
制御装置について、図示の実施例により詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施例で、図において、1はエン
ジンを表わし、これには、ピストン2、シリンダ3で構
成される燃焼室4があり、この燃焼室4には吸気弁5、
排気弁6が装着されている。そして、燃焼室4内に導か
れた混合気は点火プラグ7によって点火される。シリン
ダ3には、圧力を検出する気筒内圧センサ8が装着さ
れ、これにより、多気筒エンジンに於いては、気筒の数
だけ気筒内圧センサ8が装着されることになる。
【0013】吸気管9には、燃料を計量し、噴射する燃
料噴射弁10が、吸気弁5の近傍に装着されており、こ
れにより燃料を最適なタイミングで各気筒内に供給でき
るようになっている。吸入空気量は、アクセルペダル
(図示されていない)の動きをコントローラ15に入力
し、ここで演算されたアクセルペダルの踏み込み量に応
じて電気モータ28が回動し、これにより絞り弁11の
開度が制御される。絞り弁11には、その開度を検出す
る弁角度センサがあり、この弁角度センサの信号はコン
トローラ15に入力され、演算によりエンジン1の負荷
を推定するのに使用される。エンジン1のクランク軸に
はクランク角度センサ12が設けてあり、この信号がコ
ントローラ15に入力され、エンジン回転速度が計算さ
れる。
【0014】また、気筒内圧センサ8の信号と、排気管
13内の酸素濃度から空燃比を計測する酸素濃度センサ
14の信号もコントローラ15に取り込まれ、空燃比の
演算回路16で演算され、マイクロコンピュータを有す
る総合演算部17で処理された後に、燃料噴射装置指令
回路18、点火装置回路指令回路19、及びEGR装置
指令回路20に指令が出されて、各装置は最適に制御さ
れることになる。
【0015】燃料タンク21には、そこから出る燃料蒸
気を一旦吸着させるキヤニスタ装置22が設けてあり、
これから、その蒸発量を制御するバルブ23を介して、
吸気管9の絞り弁11の下流側に管路が接続されてお
り、これにより、機関の運転状態に応じて吸着されてい
た燃料蒸気が吸気管9内に吸い取られるようになってい
る。
【0016】エンジン1から吐出された排気ガスは、排
気管13に装着されている触媒装置25を介してテール
パイプ26から大気中にへ排出されるが、このとき、排
気管13と吸気管9とを結ぶ還流路に設けてあるEGR
弁24が、コントローラ15により制御され、これによ
り所定量の排気ガスが吸気管9内に還流され、これによ
る不燃ガス混合効果に基づいて燃焼温度が下げられ、N
Ox排出量を低減させるようになっている。
【0017】吸気管9の絞り弁11の下流側には、さら
に吸気圧センサ27が設けてあり、これにより検出され
た吸気圧信号がコントローラ15に入力されていて、或
る特定の運転状態において、気筒内圧センサ8の信号を
補正するようになっている。
【0018】次に、この実施例の動作について説明す
る。まず、図2はクランク角度に対するエンジンの気筒
内圧力の変化を示した波形図で、図において、(a)は定
常運転時の波形を、そして(b)は過渡運転時の波形をそ
れぞれ表わしており、P1〜P4はピーク圧力値で、t
1〜t3は爆発行程期間である。この図2から明らかな
ように、一般に燃焼圧力波形はクランク角度に対して山
形を呈し、時系列的、周期的に現われ、且つ、定常運転
時には、(a)に示すように、期間t1〜t3は一定で、
ピーク圧力値もP1一定であるが、過渡運転時では、
(b)に示すように、変化している。ここで、一般的にい
って、燃焼ピーク圧力値は、図3に示すように、機関の
出力と一義的な関係にある。そこで、この実施例では、
この燃焼ピーク圧力の値によりエンジンの出力を推定
し、この推定に基づいて燃料供給量を制御するようにな
っている。
【0019】このため、総合演算部17には、図4に示
すように、この圧力ピーク値とエンジン回転数を変数と
するマップ上に、燃料噴射量の基本値を等高線として記
憶しておき、気筒内圧センサ8から取り込んだ圧力ピー
ク値信号に基づいてマップを検索し、燃料噴射量を読出
すように構成してある。このときマップから読出される
燃料噴射量は、図4から明らかなように、燃料噴射弁1
0に供給すべきパルス信号の時間幅Pt1〜Pt5となって
おり、これが総合演算部17から燃料噴射装置指令回路
18に出力されるようになっている。
【0020】次に、この燃焼ピーク圧力が現われる位置
は、燃焼状態に依存する。そして、図4に示すように、
燃焼ピーク圧が現われる位置が、クランク角で上死点T
DC後10度から15度の範囲内に有るとき、エンジン
の出力が最大になる。そこで、この実施例では、クラン
ク角位置が上死点TDC後10度から15度の範囲内に
有るとき、燃焼ピーク圧が現われるように、燃料供給
量、燃料供給タイミング、それに点火時期を制御し、こ
れにより、いかなる運転状態においても最善の燃焼状態
が維持できるようにコントローラ15が構成してある。
従って、この実施例によれば、エンジン1は常に最良の
燃焼状態に保たれ、排気浄化と燃料経済性を大幅に向上
することができる。
【0021】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。エンジンからは未燃の炭化水素(HC)が排出される
が、これは特にエンジン始動時に多くなることが知られ
ており、その発生メカニズムは気筒内壁面に付着した燃
料がピストンリングで掻き上げられ、そのまま排気管に
送り出されてしまうためであるとされている。しかしな
がら、本発明では、これ以外の理由、すなわち、エンジ
ン始動開始直前でのピストンの停止位置によっても、始
動時、未燃の炭化水素が多く排出されてしまう場合があ
ることを見出し、これに基づき、以下の実施例の通りの
構成を採用したものである。
【0022】図6は、直列4シリンダ、4ストロークエ
ンジン(180度クランク角)の各シリンダ毎の気筒内圧
を示したもので、図中、上から下に No.1〜No.4の各
シリンダの内圧が示してあり、下向きの矢印が、エンジ
ン始動開始直前でのピストンの停止位置を示している。
そして、図6(a)はピストンがストロークの死点に止ま
っていた場合で、同図(b)はストロークの中間に停止し
ていた場合である。
【0023】図6(a)の場合、イグニッション・スイッ
チが始動位置に操作され、エンジンのクランキングが開
始されたとき、まず No.1ピストンは、本来なら爆発行
程となるストロークの上死点から下降方向に動き始め、
次に No.2ピストンは、同じく圧縮行程となるストロー
クの下死点から上昇方向に動き始める。また、 No.3ピ
ストンは、本来なら吸気行程となるストロークの上死点
から下降方向に動き始め、他方 No.4ピストンは、同じ
く排気行程となるストロークの下死点から上昇方向に動
き始めることになる。
【0024】つまり、多気筒エンジンでは、始動時、各
シリンダが全て吸気行程から動作を開始するのではな
く、各シリンダ毎に異なったストロークから動き始める
ことになり、このことは、図6(b)の場合でも同じであ
り、更に図7に示す直列6シリンダエンジン(120度
クランク角)の場合も同じである。
【0025】このため、エンジン始動立上り時には、燃
料が供給されても、各シリンダでのピストンの位置の違
いにより、完全に目指すシリンダに燃料が吸入されない
場合が生じ、空燃比が大幅に狂ってしまう虞れがある。
そして、このことは、次の行程での各シリンダでの空燃
比にも影響を及ぼし、この結果、設定された空燃比を外
れてしまうため、燃焼に不整を生じ、未燃の炭化水素が
多く排出されてしまうのである。
【0026】実用上、エンジン始動開始後、最低、クラ
ンク軸1回転分のシリンダ(4気筒エンジンでは2気
筒、6気筒エンジンでは3気筒)で不整燃焼を生じるこ
とが実験などにより確認されているので、このエンジン
始動時での燃焼不整を抑えるためには、以下に示す方法
が考えられる。
【0027】 クランキング開始後、各気筒の内圧が
規定の値に達するまでは、燃料の供給を開始しない。す
なわち、4気筒エンジンでは1回転後の吸気行程から燃
料の供給を開始させるようにするのである。 何れの気筒が最初に吸気行程に入るのかを、エンジ
ン始動開始前、イグニッション・スイッチがオンにされ
たときに判別し、その気筒から燃料の供給を開始させ
る。 イグニッション・スイッチをオフしたとき、各シリ
ンダでのピストン位置をクランク角センサなどから読み
込んで記憶しておき、この記憶したピストン位置から、
次にエンジンを始動させたときに最初に燃料噴射を開始
させるシリンダを選定する。
【0028】以下に説明する実施例では、上記の方法
を採用しており、このため、図1において、コントロー
ラ15内の総合演算部17に予め所定の基準気筒内圧値
Paを設定しておき、エンジン始動時、気筒内圧センサ
8から信号を取り込み、検出された気筒内圧値が上記の
基準気筒内圧値を越えたとき、燃料の供給を開始するよ
うに構成してある。従って、この実施例によれば、始動
時の気筒内での混合気形成が大幅に改善され、炭化水素
HCの排出量を激減させることができる。
【0029】図8は、この実施例の動作を示すフローチ
ャートで、総合演算部17内のROMに設定してあるプ
ログラムに基づいて、イグニッション・スイッチがオン
にされたとき、総合演算部17内のCPUにより、実行
が開始される一連の処理を示したものであり、図9は、
総合演算部17の詳細を示したものである。
【0030】この図8の処理が開始(スタート)される
と、まず、I/Oポートを介して各シリンダの気筒内圧
センサ8から順次気筒別圧力信号Pc を取り込み、次い
で所定の基準圧(基準気筒内圧値)Paと比較し、Pc−P
a>0が成立しているか否かを判定する。そして、判断
結果がNOのときには気筒別圧力信号Pc の取り込みに
戻る。
【0031】判断結果がYESになったら気筒判別処理
に進み、クランク角センサ12の信号に基づいて、最初
に吸気行程に入る気筒を探しだし、この気筒の吸気タイ
ミングに合わせて燃料噴射パルス幅Pt の演算を行な
い、噴射指令を燃料噴射装置指令回路18に出力する。
以後、通常の燃料噴射制御に移行し、シーケンシャルに
燃料の噴射を行なうのである。
【0032】このときの図9に示す総合演算部17によ
る制御は、次のようにして行なわれる。CPUは、気筒
内圧センサ8とクランク角センサ12、吸気圧センサ2
7、それにイグニッションキー(イグニッション・スイ
ッチ)から、夫々の信号をI/Oポートを介して取り込
み、演算処理する。すなわち、まず、気筒毎の実吸気量
が、吸気管圧力と気筒内圧との差、それに吸気弁の開口
面積とにより、吸気弁の開弁時間内の積分値として演算
することによって求められる。なお、詳しくは後述す
る。
【0033】そして、この気筒毎の実吸気量に基づい
て、所定の空燃比が演算され、それに必要な燃料供給量
が決定される。以後、燃料噴射装置指令回路18に開弁
指令が出力され、点火装置回路指令回路19には点火指
令が出力され、この結果、エンジン始動時での排気悪化
を抑えると共に、最適燃焼状態を維持して始動性能の大
幅な改善を得ることができることになる。
【0034】次に、更に本発明の他の実施例について説
明する。本発明では、気筒内の圧力を検出しているの
で、これを利用することにより、更に別の制御が可能に
なる。まず、4サイクルエンジンで、エンジンが1サイ
クル動作したときの気筒内圧力の変化についてみると、
燃焼圧力は圧縮、爆発、排気、吸入の夫々の行程で変化
する。そして、このとき、一般的には図10に示すよう
に、クランク角度に対して山形を呈し、燃焼時には圧縮
行程に続く上死点後に圧力のピーク値が来る。一方、非
燃焼時には、通常は、同じく山形にはなるが、今度は、
図示のように、圧縮行程に続く上死点を中心として、前
後対称の波形になる。
【0035】そこで、この図10から明らかなように、
各行程での気筒内圧力を検出することにより、以下のこ
とが可能になる。 (1) 圧縮行程 吸気弁が閉じてから後の期間で、任意の時点で2回、圧
力を検出することにより、充填空気量を演算することが
できる。 (2) 爆発行程 まず、圧力がピークに達する前の圧力上昇区間での勾配
から熱発生量率が演算でき、これから気筒内での燃料量
の燃え質量を演算することができる。次に、ピーク圧力
値からは、燃焼最高温度が演算できる。更に、この行程
内での特定の期間での波形積分値は、エンジンの出力、
トルクと相関が有ることが判っている。 (3) 排気行程 このときでの圧力値からは、排気温度の推定が可能であ
る。 (4) 吸気行程 吸気管内の圧力を参考することにより、EGR量、吸入
空気量を演算することができる。
【0036】このように、気筒内圧からは、エンジンの
燃焼に関する種々の情報が演算により得られるので、こ
れを利用することにより最適なエンジン制御が可能であ
る。そこで、以下、残留ガス、温度の影響を考慮した吸
入空気量の検出を可能にした本発明の実施例について説
明する。まず、この実施例では、次の(数1)式により、
吸入空気量Ga を算出するように構成してある。
【0037】
【数1】
【0038】この(数1)式で、Vb 、V6 、k、R、T
a は、夫々既知の定数、又は使用しているセンサ類から
検出した情報により容易に計算することができるエンジ
ン特有の値であり、従って、圧力値P6 、P7 を気筒内
圧センサ8により検出してコントローラ15内の総合演
算部17(図1)に取り込むことにより、容易に各気筒毎
の実吸入空気量を検出することができる。
【0039】すなわち、ピストン2の位置及び吸気弁
5、排気弁6の開閉動作時点は、何れもクランク角セン
サ12の信号からエンジン特有で機種毎に決められてい
て、正確に求めることができるから、特定のクランク角
位置で気筒内圧センサ8からの信号を取り込むことによ
り、図10から明らかなように、各気筒毎の吸入空気量
は、即座にリアルタイムで算出することができ、エンジ
ンの制御に用いることができる。
【0040】図11は、本発明の実施例における吸入空
気量検出処理を示すフローチャートで、図9に示す総合
演算部17のCPUが、ROMに格納してあるプログラ
ムに基づいて実行するようになっているものであり、以
下、この図11により吸入空気量検出動作について説明
する。まず、気筒内圧センサ8とクランク角センサ12
から、各気筒の圧力信号をクランク角毎に読み込み、R
AMに格納する。次に、ROMに格納してある特定のク
ランク角を参照して圧力値P6 、P7 を摘出する。
【0041】次いで、CPUは、ROMから引出した定
数とエンジン固有値、及びセンサからの信号により、V
b 、V6 、k、R、Ta の各データを求め、これらと、
既に求めてある圧力値P6 、P7 とにより、(数1)式の
演算を行ない、各気筒の吸入空気量Ga を算出する。そ
の後、CPUは、この算出した空気量Ga を用いて燃料
供給量、すなわち、燃料噴射パルス幅Pt の演算を行な
い、気筒の吸気タイミングに合わせて噴射指令を燃料噴
射装置指令回路18に出力させ、燃料噴射弁を作動させ
るのである。
【0042】図10の下側の表は、一般的な自動車用ガ
ソリンエンジンにおける開弁時期と閉弁時期の一例をク
ランク角で示したものである。これらの開弁時期と閉弁
時期は、エンジンのカム軸の形状(カムプロフィル)で決
まり、ほぼ普遍的である。従って、予め上記ROMに、
これらの開弁時期と閉弁時期をクランク角度で記憶して
おき、CPUは、このクランク角度に同期して気筒内圧
力信号を取り込むことにより、圧力値P6 、P7 を容易
に求めることができ、各気筒毎の吸入空気量を即座にリ
アルタイムで算出することができる。なお、上記(数1)
式で、供給燃料流量Gf としては、エンジン始動時に
は、予めコントローラ15に記憶してある値を用いるこ
とができる。
【0043】次に図12は、理論空燃比(A/F=14.
7)を中心として±40%変化させた場合の、ガソリン
エンジンの空燃比に対する燃焼ピーク圧力の関係を示し
たもので、図示のように、最大燃焼圧力は、空燃比の変
化に対して山形になり、その値は、理論空燃比よりも少
し小さい値でピークを示している。なお、これは、熱解
離によるものであることが知られている。また、図13
は、同じく燃焼温度の関係を示したもので、やはり山形
を呈していることが判る。
【0044】物性として、気体の圧力Pと容積V、それ
に温度Tについては、PV=νRTの関係(ボイル−シ
ャールの法則、なお、νはモル数、Rは気体定数)が知
られており、このことと、図12、図13の関係から圧
力と温度の相関がとれるので、結局、圧力−温度の相関
もとれることになり、従って、本発明によれば、窒素酸
化物NOxの排出を抑えるためのエンジン制御を可能に
することができる。このため、本発明の一実施例では、
予め熱解離が起こる燃焼圧力値を図9のROMに記憶し
ておき、気筒内圧センサ8で検出した圧力が、この熱解
離が起こる燃焼圧力値を越えたとき、点火時期を遅らせ
たり、空燃比を変化させたりするように構成し、これに
より燃焼温度を下げ、窒素酸化物の生成が抑えられるよ
うに制御するのである。
【0045】また、このとき、同時に、EGR装置指令
回路20を介してEGR弁24に制御信号を供給し、E
GR量を燃焼温度に見合って一時的に増加させることに
より燃焼温度を下げ、さらに窒素酸化物を低減できるよ
うにしている。
【0046】このEGR制御について、さらに詳しく説
明すると、これは周知の通り、窒素酸化物の発生を抑え
るために開発されたものである。そして、上記したよう
に、この窒素酸化物は、燃焼温度が或る温度を越えたこ
とにより、気筒内の窒素ガスが熱解離することにより発
生するのであるが、この窒素ガスの熱解離温度は、実験
的は1870°K付近の温度であるとされている。しか
して、従来のEGR制御では、慣例若しくは経験則によ
りEGR量を決めており、従って、実際にエンジンが運
転中、正確なEGR制御が行なわれているという保証は
何もなく、このため、運転性や排気浄化の点で過不足の
ない制御が達成できているという保証も無かった。
【0047】しかして、本発明によれば、上記実施例の
ように、気筒内圧センサ8で検出した信号から燃焼温度
を演算し、これにより、実際に燃焼温度を知りつつEG
R制御を行なっているので、運転性を損なうことなく、
常に的確な排気浄化が得られることになる。図14は、
上記実施例によるEGR制御動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0048】この図14に示す処理も、図9に示す総合
演算部17のCPUが、ROMに格納してあるプログラ
ムに基づいて実行するようになっているもので、まず、
気筒毎の圧力信号Pc を気筒内圧センサ8から取り込
み、次いで、上記したように、ROMに格納してある基
準圧力Pa と比較し、Pc−Pa>0になったら熱解離温
度を越えたものとし、その越えた値に応じてEGR量を
演算し、EGR装置指令回路20を介してEGR弁24
を制御して、EGR制御が行なわれるようにするのであ
る。従って、燃焼温度が熱解離温度を下回ったときに
は、EGR弁24は閉じられたままにされる。
【0049】上記したように、従来のEGR制御では、
予め経験則などにより予め還流率を規定しておき、これ
により制御しているので、EGR弁24などの経年変化
による特性の変化を吸収することはできなかった。しか
るに、本発明の実施例では、窒素酸化物の排出量に直接
関係する燃焼温度を監視して、EGR制御を行なってい
るので、経年変化などによる特性変化の影響を受ける虞
れがなく、常に正確な制御を得ることができる。
【0050】次に、気筒内圧センサ8について説明す
る。図15は、4気筒エンジンを対象とした気筒内圧セ
ンサ8の一実施例で、同図(a)は平面図で、同じく(b)は
横断面図であり、これらの図から明らかなように、この
実施例は、シリンダブロックとシリンダヘッドの間に挿
入されるガスケット29と一体に、その厚みの中に埋没
してセンサを形成し、各気筒毎の圧力信号を1本の信号
線8−0により取り出すようにしたもので、これらの図
において、30〜34は各気筒に対応した抜き孔部分
で、8−1〜8−4は圧力を検出する素子である。各検
出素子8−1〜8−4は、図示のように、各抜き孔部分
30〜34に連結されており、1本の信号線8−0によ
り直列に接続されて外部に信号が取り出されるようにな
っている。
【0051】この図15に示すセンサでは、検出素子8
−1〜8−4が1本の信号線8−0で接続されているの
で、図16に示すように、各気筒の圧力信号がクランク
角度上で重複して取り出される。特に、吸気行程と排気
行程では、個々の信号のレベルが低いので、重複した結
果、気筒毎に分離弁別することはできないが、圧力のピ
ーク値と、それが現われるクランク角度位置は、充分な
精度で検出することができる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、エンジンの各気筒毎
に、独立して燃焼状態を直接検出できるので、燃焼状態
が意図した状態にあるか否かが即座に判定でき、従っ
て、この判定結果に基づいて、燃焼状態が改善される方
向の制御を的確に行なうことができることになり、この
結果、運転性の低下を伴うこと無く、燃費と排気浄化の
向上を充分に得ることができる。
【0053】また、この結果、本発明によれば、今後、
強化される地球温暖化防止と化石燃料枯渇化の抑止に充
分に適合することができるシステムを、容易に提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンジン燃焼制御装置の一実施例
が適用されたエンジン制御装置の一例を示すブロック構
成図である。
【図2】エンジンの気筒内圧力の変化状態の一例を示す
特性曲線図である。
【図3】燃焼ピーク圧とエンジン出力の関係を示す特性
曲線図である。
【図4】本発明の一実施例においてROMに格納される
データの一例を示す特性曲線図である。
【図5】エンジンのクランク角度とエンジン出力の関係
を示す特性曲線図である。
【図6】4気筒エンジンの始動時での気筒内圧変化の一
例を示す特性曲線図である。
【図7】6気筒エンジンの始動時での気筒内圧変化の一
例を示す特性曲線図である。
【図8】本発明の一実施例における始動時制御動作を説
明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の一実施例における制御回路を示すブロ
ック図である。
【図10】エンジンの燃焼圧力変化の一例を示す特性曲
線図である。
【図11】本発明の一実施例における吸気流量演算動作
を説明するためのフローチャートである。
【図12】エンジンの空燃比に対する燃焼圧ピーク値の
関係を示す特性曲線図である。
【図13】エンジンの空燃比に対する燃焼温度の関係を
示す特性曲線図である。
【図14】本発明の一実施例におけるEGR制御動作を
説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明で使用する気筒内圧センサの一実施例
を示す説明図である。
【図16】気筒内圧センサの一実施例による測定結果を
示す特性曲線図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 ピストン 3 シリンダ(気筒) 4 燃焼室 5 吸気弁 6 排気弁 7 点火プラグ 8 気筒内圧センサ 9 吸気管 10 燃焼噴射弁 11 絞り弁 12 クランク角センサ 13 排気管 14 酸素濃度センサ 15 コントローラ 16 空燃比演算回路 17 総合演算部 18 燃料噴射装置指令回路 19 点火装置回路指令回路 20 EGR装置指令回路 24 EGR弁 27 吸気圧センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 368 F02D 45/00 368S 368T F02M 25/07 550 F02M 25/07 550R F02N 17/08 F02N 17/08 Z F02P 5/152 F02P 5/15 D 5/153

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の気筒を備えた内燃機関において、 単位クランク角毎に各気筒毎の気筒内圧を検出する手段
    と、 検出した気筒内圧信号を記憶する手段と、 この記憶した気筒内圧信号から機関の燃焼気筒の判別を
    行なう手段と、 吸気管内の圧力を検出する手段と、 排気管中の酸素濃度から空燃比を推定する酸素濃度検出
    手段とを備え、 エンジンの燃焼に関与する因子である燃料量、点火時
    期、排気還流量等を同時に補正制御するように構成した
    ことを特徴とするエンジン燃焼制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、 各気筒毎に個別に点火時期を制御する手段を設け、 時系列的に検出される燃焼ピーク圧力値を判定し、機関
    の運転状態を認識して定常運転時における気筒毎の燃焼
    ピーク圧力値がクランク角で10度〜15度になるよう
    に、各気筒毎の点火時期を個別に制御するように構成し
    たことを特徴とするエンジン燃焼制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の発明において、 機関の始動時、吸気行程にある気筒を識別し、該気筒か
    ら燃料の供給を開始させるように構成したことを特徴と
    するエンジン燃焼制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の発明において、 各気筒毎に個別に燃料を供給する手段を設け、 上記酸素濃度検出手段の信号に基づく空燃比フィードバ
    ック制御のもとで、時系列的に検出される気筒毎の燃焼
    ピーク圧力値が夫々最大になるように、各気筒毎の燃料
    供給量を制御するように構成したことを特徴とするエン
    ジン燃焼制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の発明において、 気筒内圧力のピーク値と機関出力の関係を所定の関数と
    して記憶させ、上記ピーク値から推測される機関出力
    を、吸気負圧と回転数から演算される機関出力と比較す
    ることにより、上記気筒内圧を検出する手段の較正が得
    られるように構成したことを特徴とするエンジン燃焼制
    御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の発明において、 機関の回転数と燃焼圧力値でピーク圧力信号の等高線を
    描く基準値を記憶する手段が設けられていることを特徴
    とするエンジン燃焼制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1の発明において、 始動時、クランク軸が1回転するまでの期間は、燃料供
    給を開始させないように構成したことを特徴とするエン
    ジン燃焼制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1の発明において、 気筒内燃焼ピーク圧力値と燃焼温度との関係を記憶する
    手段と、 窒素ガスが熱解離を起こす温度を記憶する手段を設け、 気筒内燃焼ピーク圧力の検出値から燃焼温度を求め、こ
    の燃焼温度が上記窒素ガスが熱解離を起こす温度を越え
    ないように、排気還流量を制御するように構成したこと
    を特徴とするエンジン燃焼制御装置。
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