JPH099050A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH099050A
JPH099050A JP7152026A JP15202695A JPH099050A JP H099050 A JPH099050 A JP H099050A JP 7152026 A JP7152026 A JP 7152026A JP 15202695 A JP15202695 A JP 15202695A JP H099050 A JPH099050 A JP H099050A
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JP
Japan
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image
image processing
processing apparatus
change amount
determination
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JP7152026A
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English (en)
Inventor
Masaru Kawase
大 川瀬
Hideyuki Kobayashi
秀幸 小林
Atsushi Kobashi
厚志 小橋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】正確に画像の種別を判定できる画像処理装置を
提供することを目的とする。 【構成】画像の種別の判定領域設定手段(160)と、
画面内に設定された画素データの変化量検出領域を判定
領域に被るように移動しながら逐次求める変化量検出手
段(110)と、該変化量検出手段による各変化量に対
する判定領域内での度数情報に基づいて第1判定特徴量
を求める手段(110,121a,122a,121
b,122b,121c,122c,14)と、各変化
量検出領域における画像のエッジ部検出手段(121
a)と、検出されたエッジ部を構成する画素群の画素デ
ータに対する判定領域内での度数情報に基づいて第2判
定特徴量を求める手段(130,123a〜123c,
14)と、第1,第2の判定特徴量から判定領域の画像
の種別を決定する画像の種別決定手段(14)とを具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置、詳しく
は、入力乃至生成された画像データが如何なる種類の画
像に属するものであるかを判定する画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像は、大別すると、 1.文書画像、線画等のコントラストの高い画像 2.自然画等の階調を有する画像 とに種別することができる。
【0003】このような画像に2値化、圧縮等の処理を
施す場合、その画像の種別毎に、即ち、その画像種毎に
適する処理方法が異なる。したがって、予めこの画像種
を判定する必要がある。
【0004】そして、従来、このような画像の種別を判
定する方法は、画素データの空間的な変化量に着目して
行っていた。
【0005】以下、従来の判定例を図26,図27を参
照して説明する。
【0006】図26,図27は、画素データの変化量の
頻度を示した線図であり、横軸は画素データの変化量で
あり、図中、右方向に行くほど変化量が大きいことを示
している。また、縦軸は、その頻度を示している。
【0007】例えば、文書画像においては、図26に示
すように画素データの変化量が大きい画素が多いという
傾向がある。これに対して、図27に示すように自然画
においては画素データの変化量としては大小様々な値を
とるという傾向がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の判定方法においては、画像によっては誤判定する虞
があった。以下、この誤判定の虞のある画像例を示す。
【0009】1.コントラストの小さい文書画像 たとえば、色のついた下地に文字が書かれている文書画
像や逆に色文字の文書画像等である。このような画像
は、文書画像であるにも拘らず、画素データの変化量が
大きい画素は少ない。
【0010】2.コントラストの大きい絵柄画像 たとえば、ポスターやアニメ画像等がある。このような
画像は、自然画であるにも拘らず、画素データの変化量
が小さい画素は少ない。
【0011】したがって、上述したような画像は、従来
の方法で判定すると誤判定をする虞があり、その結果、
例えば2値化処理、圧縮処理等の処理方法を間違えると
いう問題点があった。
【0012】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、正確に上記したような画像の種別、即ち画像
種を判定できる画像処理装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による第1の画像処理装置は、画像の種別を
判定するための判定領域を当該画面内の所定領域に設定
する判定領域設定手段と、前記画面内に設定された、画
素データの変化量を検出する対象とする変化量検出領域
を前記判定領域上の該当部に被せるような状態で移動さ
せながら該変化量検出領域の画素データの変化量を逐次
求める変化量検出手段と、この変化量検出手段で検出さ
れた各変化量に対する、前記判定領域内での度数情報に
基づいて第1の判定特徴量を求める第1の演算手段と、
前記変化量検出領域における画像のエッジ部を検出する
エッジ部検出手段と、このエッジ部検出手段で検出され
たエッジ部を構成する画素群の画素データに対する前記
判定領域内での度数情報に基づいて第2の判定特徴量を
求める第2の演算手段と、前記第1の演算手段による第
1の判定特徴量と、前記第2の演算手段による第2の判
定特徴量とから、少なくとも当該設定された判定領域の
画像の種別を決定する画像種別決定手段とを具備する。
【0014】上記の目的を達成するために本発明による
第2の画像処理装置は、上記第1の画像処理装置におい
て、自然画のデータを圧縮するのに適した第1のデータ
圧縮手段と、文字画のデータを圧縮するのに適した第2
のデータ圧縮手段とを更に含み、前記画像種別決定手段
の出力に応じて前記第1または第2のデータ圧縮手段を
適応的に選択して、少なくとも当該設定された判定領域
のデータ圧縮処理を行なう手段を備える。
【0015】上記の目的を達成するために本発明による
第3の画像処理装置は、上記第2の画像処理装置におい
て、上記第1のデータ圧縮手段および/または第2のデ
ータ圧縮手段は、画像の2値化処理を行なうものである
ことを特徴とする。
【0016】上記の目的を達成するために本発明による
第4の画像処理装置は、上記第1の画像処理装置におい
て、上記変化量検出手段は、変化量検出領域を、前記判
定領域の大きさに拘わらず当該画面内に包含されるよう
設定するようになされたものであることを特徴とする。
【0017】上記の目的を達成するために本発明による
第5の画像処理装置は、上記第1の画像処理装置におい
て、上記判定領域設定手段は、判定領域を可変設定する
ものであることを特徴とする。
【0018】上記の目的を達成するために本発明による
第6の画像処理装置は、上記第1の画像処理装置におい
て、上記判定領域設定手段は、判定領域を複数設定する
ことが可能になされたものであることを特徴とする。
【0019】上記の目的を達成するために本発明による
第7の画像処理装置は、上記第6の画像処理装置におい
て、上記複数設定された判定領域に対応して上記第1お
よび第2の判定特徴量の演算を行なうための度数情報に
重みづけを行う手段を更に備えてなることを特徴とす
る。
【0020】上記の目的を達成するために本発明による
第8の画像処理装置は、上記第1の画像処理装置におい
て、上記変化量検出手段は、当該変化量検出領域の変化
量を、当該変化量検出領域内の平均画素データで正規化
する手段を備えてなるものであることを特徴とする。
【0021】上記の目的を達成するために本発明による
第9の画像処理装置は、上記第1の画像処理装置におい
て、上記変化量検出手段は、当該変化量検出領域をm×
n(m,nは任意の自然数)画素の矩形の領域とし、当
該変化量検出領域の少なくとも角の部分の画素データを
用いて画素データの変化量を検出するようになされたも
のであることを特徴とする。
【0022】上記の目的を達成するために本発明による
第10の画像処理装置は、上記第1の画像処理装置にお
いて、上記第1の演算手段は、上記変化量検出手段によ
り求められた画素データの変化量を異なる2つの条件に
より判定し、各条件毎にそれを満たす画素データの属す
る変化量検出領域の数をカウントし、それぞれのカウン
ト値の比を第1の判定特徴量とするようになされたもの
であることを特徴とする。
【0023】上記の目的を達成するために本発明による
第11の画像処理装置は、上記第10の画像処理装置に
おいて、上記第1の演算手段は、上記変化量検出手段に
より求められた画素データの変化量が所定の値に満たな
い画素データの属する変化量検出領域の数をカウント値
から除外するようになされたものであることを特徴とす
る。
【0024】上記の目的を達成するために本発明による
第12の画像処理装置は、上記第10の画像処理装置に
おいて、上記エッジ部検出手段は、上記変化量検出手段
により求められた画素データの変化量を判定する異なる
2つの条件のいずれか一方の条件によりエッジ部を検出
するようになされたものであることを特徴とする。
【0025】上記の目的を達成するために本発明による
第13の画像処理装置は、上記第1の画像処理装置にお
いて、上記第2の演算手段は、変化量検出領域内の平均
画素データが所定の値より大なるまたは小なる変化量検
出領域の数と、エッジ部を含む変化量検出領域の数との
比を第2の判定特徴量とするようになされたものである
ことを特徴とする。
【0026】上記の目的を達成するために本発明による
第14の画像処理装置は、上記第1の画像処理装置にお
いて、少なくとも当該設定された判定領域の画像データ
を生成する手段を含み、画像の種別の決定に先立って合
焦動作または露出制御動作を行うための手段を備えてな
ることを特徴とする。
【0027】上記の目的を達成するために本発明による
第15の画像処理装置は、上記第1の画像処理装置にお
いて、少なくとも当該設定された判定領域の画像データ
を生成する手段を含み、露出条件に応じて上記第1およ
び第2の判定特徴量を求める条件を可変するための手段
を備えたことを特徴とする。
【0028】上記の目的を達成するために本発明による
第16の画像処理装置は、上記第1の画像処理装置にお
いて、少なくとも当該設定された判定領域の画像データ
を生成する手段を含み、遮光状態にある画素のデータを
得て、このデータを考慮して画像の種別を判定するため
の手段を備えたことを特徴とする。
【0029】上記の目的を達成するために本発明による
第17の画像処理装置は、上記第16の画像処理装置に
おいて、上記画像の種別を判定するための手段は、遮光
状態にある画素のデータを取得するについて、Nフィー
ルド(Nは任意の自然数)の期間の微分変化量を検出し
てこのNフィールド期間における最大微分変化量レベル
を取得するようにして行い、画像の種別の判定時に利用
するように構成されたものであることを特徴とする。
【0030】上記の目的を達成するために本発明による
第18の画像処理装置は、上記第16の画像処理装置に
おいて、上記画像データを生成する手段は増幅型撮像素
子で構成されており、該増幅型撮像素子を用いたことに
より発生する固定パターンノイズを取り除いた後の画像
を画像の種別の判定に供せしめるための手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0031】上記の目的を達成するために本発明による
第19の画像処理装置は、上記第16の画像処理装置に
おいて、上記画像データを生成する手段は増幅型撮像素
子で構成されており、各々の画素に対応する固定パター
ンノイズの微分変化量を画像の種別の判定に供せしめる
ための手段を備えたことを特徴とする。
【0032】上記の目的を達成するために本発明による
第20の画像処理装置は、光学系より取り込まれた画像
の種別を判定するための画像処理装置において、光学的
に遮光状態にあるときの画像信号成分を得る遮光状態信
号成分取得手段を備え、該遮光状態信号成分取得手段か
らの信号成分を考慮して画像の種別を判定する手段を備
えることを特徴とする。
【0033】上記の目的を達成するために本発明による
第21の画像処理装置は、上記第20の画像処理装置に
おいて、上記遮光状態信号成分取得手段は、nフィール
ドの期間の微分変化量検出手段を備え、このnフィール
ド期間における最大微分変化量を取得し、画像の種別の
判定時に利用するようになされたものであることを特徴
とする。
【0034】上記の目的を達成するために本発明による
第22の画像処理装置は、上記第20の画像処理装置に
おいて、上記光学系は増幅型固体撮像素子を備え、該増
幅型固体撮像素子を用いたことにより発生する固定パタ
ーンノイズを取り除いた後の画像に対し、画像の種別の
判定を行う手段と備えたことを特徴とする。
【0035】上記の目的を達成するために本発明による
第23の画像処理装置は、上記第20の画像処理装置に
おいて、上記光学系は増幅型固体撮像素子を備え、上記
固定パターンノイズより各々の画素に対応する固定パタ
ーンノイズエッジを、画像の種別の判定時に利用するよ
うに構成されたことを特徴とする。
【0036】
【作用】本発明による第1の画像処理装置は、判定領域
設定手段で画像の種別を判定するための判定領域を当該
画面内の所定領域に設定する。また、変化量検出手段で
前記画面内に設定された、画素データの変化量を検出す
る対象とする変化量検出領域を前記判定領域上の該当部
に被せるような状態で移動させながら該変化量検出領域
の画素データの変化量を逐次求める。そして、この変化
量検出手段で検出された各変化量に対する、前記判定領
域内での度数情報に基づいて第1の演算手段で第1の判
定特徴量を求める。さらに、エッジ部検出手段で前記変
化量検出領域における画像のエッジ部を検出し、このエ
ッジ部検出手段で検出されたエッジ部を構成する画素群
の画素データに対する前記判定領域内での度数情報に基
づいて第2の演算手段で第2の判定特徴量を求める。そ
して、画像種別決定手段で前記第1の演算手段による第
1の判定特徴量と、前記第2の演算手段による第2の判
定特徴量とから、少なくとも当該設定された判定領域の
画像の種別を決定する。
【0037】本発明による第2の画像処理装置は、上記
第1の画像処理装置において、前記画像種別決定手段の
出力に応じて前記第1または第2のデータ圧縮手段を適
応的に選択して、少なくとも当該設定された判定領域の
データ圧縮処理を行なう。
【0038】本発明による第3の画像処理装置は、上記
第2の画像処理装置において、上記第1のデータ圧縮手
段および/または第2のデータ圧縮手段は、画像の2値
化処理を行なう。
【0039】本発明による第4の画像処理装置は、上記
第1の画像処理装置において、上記変化量検出手段は、
変化量検出領域を、前記判定領域の大きさに拘わらず当
該画面内に包含されるよう設定する。
【0040】本発明による第5の画像処理装置は、上記
第1の画像処理装置において、上記判定領域設定手段
は、判定領域を可変設定する。
【0041】本発明による第6の画像処理装置は、上記
第1の画像処理装置において、上記判定領域設定手段
は、判定領域を複数設定することが可能になされてい
る。
【0042】本発明による第7の画像処理装置は、上記
第6の画像処理装置において、上記複数設定された判定
領域に対応して上記第1および第2の判定特徴量の演算
を行なうための度数情報に重みづけを行う。
【0043】本発明による第8の画像処理装置は、上記
第1の画像処理装置において、上記変化量検出手段は、
当該変化量検出領域の変化量を、当該変化量検出領域内
の平均画素データで正規化する。
【0044】本発明による第9の画像処理装置は、上記
第1の画像処理装置において、上記変化量検出手段は、
当該変化量検出領域をm×n(m,nは任意の自然数)
画素の矩形の領域とし、当該変化量検出領域の少なくと
も角の部分の画素データを用いて画素データの変化量を
検出する。
【0045】本発明による第10の画像処理装置は、上
記第1の画像処理装置において、上記第1の演算手段
は、上記変化量検出手段により求められた画素データの
変化量を異なる2つの条件により判定し、各条件毎にそ
れを満たす画素データの属する変化量検出領域の数をカ
ウントし、それぞれのカウント値の比を第1の判定特徴
量とする。
【0046】本発明による第11の画像処理装置は、上
記第10の画像処理装置において、上記第1の演算手段
は、上記変化量検出手段により求められた画素データの
変化量が所定の値に満たない画素データの属する変化量
検出領域の数をカウント値から除外するようになされて
いる。
【0047】本発明による第12の画像処理装置は、上
記第10の画像処理装置において、上記エッジ部検出手
段は、上記変化量検出手段により求められた画素データ
の変化量を判定する異なる2つの条件のいずれか一方の
条件によりエッジ部を検出するようになされている。
【0048】本発明による第13の画像処理装置は、上
記第1の画像処理装置において、上記第2の演算手段
は、変化量検出領域内の平均画素データが所定の値より
大なるまたは小なる変化量検出領域の数と、エッジ部を
含む変化量検出領域の数との比を第2の判定特徴量とす
るようになされている。
【0049】本発明による第14の画像処理装置は、上
記第1の画像処理装置において、少なくとも当該設定さ
れた判定領域の画像データを生成する手段を含み、画像
の種別の決定に先立って合焦動作または露出制御動作を
行う。
【0050】本発明による第15の画像処理装置は、上
記第1の画像処理装置において、少なくとも当該設定さ
れた判定領域の画像データを生成する手段を含み、露出
条件に応じて上記第1および第2の判定特徴量を求める
条件を可変する。
【0051】本発明による第16の画像処理装置は、上
記第1の画像処理装置において、少なくとも当該設定さ
れた判定領域の画像データを生成する手段を含み、遮光
状態にある画素のデータを得て、このデータを考慮して
画像の種別を判定する。
【0052】本発明による第17の画像処理装置は、上
記第16の画像処理装置において、上記画像の種別を判
定するための手段は、遮光状態にある画素のデータを取
得するについて、Nフィールド(Nは任意の自然数)の
期間の微分変化量を検出してこのNフィールド期間にお
ける最大微分変化量レベルを取得するようにして行い、
画像の種別の判定時に利用する。
【0053】本発明による第18の画像処理装置は、上
記第16の画像処理装置において、増幅型撮像素子を用
いたことにより発生する固定パターンノイズを取り除い
た後の画像を画像の種別の判定に供せしめる。
【0054】本発明による第19の画像処理装置は、上
記第16の画像処理装置において、各々の画素に対応す
る固定パターンノイズの微分変化量を画像の種別の判定
に供せしめる。
【0055】本発明による第20の画像処理装置は、遮
光状態信号成分取得手段で光学的に遮光状態にあるとき
の画像信号成分を得、該遮光状態信号成分取得手段から
の信号成分を考慮して画像の種別を判定する。
【0056】本発明による第21の画像処理装置は、上
記第20の画像処理装置において、上記遮光状態信号成
分取得手段は、nフィールドの期間の微分変化量検出手
段を備え、このnフィールド期間における最大微分変化
量を取得し、画像の種別の判定時に利用する。
【0057】本発明による第22の画像処理装置は、上
記第20の画像処理装置において、該増幅型固体撮像素
子を用いたことにより発生する固定パターンノイズを取
り除いた後の画像に対し、画像の種別の判定を行う。
【0058】本発明による第23の画像処理装置は、上
記第20の画像処理装置において、上記固定パターンノ
イズより各々の画素に対応する固定パターンノイズエッ
ジを、画像の種別の判定時に利用する。
【0059】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0060】まず、請求項1ないし請求項3および、請
求項8ないし請求項15に対応する実施例を説明する。
【0061】図1は、本発明の第1実施例である画像処
理装置の概略構成を示したブロック図である。
【0062】この画像処理装置は、光学レンズおよび絞
りを有する撮影光学系1を具備している。該撮影光学系
1に対しては後述するCPU14から各種の制御信号が
入力され制御されるようになっている。また、上記撮影
光学系1の後方には機械的な遮光手段としてのシャッタ
1aおよびCCD2等の撮像素子からなる撮像部が配設
されている。そして、上記光学レンズ,絞り,シャッタ
1aを用いてCCD2等の撮像素子に被写体像が結像さ
れるようになっている。以下、上述した以外の本実施例
の画像処理装置の構成を信号の流れに沿って説明する。
【0063】上記CCD2により光電変換された被写体
に基づく画像信号はプロセス回路3に入力され、該プロ
セス回路3で該画像信号に種々の処理が施される。一
方、該CCD2にはタイミングジェネレータ10(図
中、TGと示す)から該CCD2の駆動を制御する信号
が与えられている。さらに、上記タイミングジェネレー
タ10からプロセス回路3に対しては、CDS(2重相
関サンプリング)やクランプ処理を行なうためのタイミ
ングパルスが入力されている。
【0064】また、上記タイミングジェネレータ10に
はCPU14から電子的なシャッタ速度を規定する制御
信号が送出されている。
【0065】上記プロセス回路3で処理された画像信号
はA/Dコンバータ4(図中、A/DCと示す)に入力
され、該A/Dコンバータ4でアナログ信号がデジタル
の多階調の画像データ信号S0 に変換される。
【0066】上記A/Dコンバータ4から出力された上
記画像データ信号S0 は、メインメモリ5に入力される
とともに、画像種判定を行う画像判定回路15および撮
影にあたっての露出および合焦のための制御を行う露出
・合焦制御部13(図中、AE/AFと示す)に入力さ
れている。
【0067】なお、上記画像判定回路15は請求項1に
対応する。詳細は後述する。
【0068】上記メインメモリ5に入力された画像デー
タS0 は、メモリコントローラ12によりノンインター
レースの画像データに変換され、単純2値化回路6およ
び擬似中間調処理回路7に入力される。
【0069】なお、上記単純2値化回路6、擬似中間調
処理回路7は請求項2、請求項3に対応する。
【0070】上記単純2値化回路6および擬似中間調処
理回路7において2値化処理された信号はスイッチ8に
入力され、後述する画像種判定結果に応じて選択的に該
スイッチ8より出力される。即ち、入力された画像が自
然画と判定された場合は擬似中間調処理回路7において
2値化処理された信号を選択し、また、入力された画像
が文書画像と判定された場合は単純2値化回路6におい
て2値化処理された信号を選択して出力する。さらに、
メモリ等の記憶装置に出力する際には、圧縮回路9によ
り、スイッチ8から出力された信号のデータ量を圧縮す
る。また、プリンタ等の表示機器に出力する際には、圧
縮回路9は圧縮動作は行わずにスイッチ8から出力され
た信号をそのまま出力する。
【0071】上記圧縮回路9において、単純2値化処理
された信号については例えばファクシミリ等で採用され
ているMH符号化,MR符号化等の圧縮方法を用いるこ
とができる。また、擬似中間調処理された信号について
は、上記符号化を行うとむしろデータ量を増大すること
もあるので、上記符号化を行うか否かは任意に選択して
行う。
【0072】また、本実施例では、2値化処理により入
力された多階調のデータが1ビットのデータに変換され
ることから、自然画に対するデータ圧縮手段として擬似
中間調処理回路7、文字画に対するデータ圧縮手段とし
て単純2値化回路6をそれぞれ利用してもよいものであ
る。
【0073】次に、本実施例における自動露出制御動作
(AE)、自動合焦制御動作(AF)について説明す
る。
【0074】図1に示したAE/AFブロック13にお
いて、図13に示すようにA/Dコンバータ4から出力
された画像データS0を複数の領域に分割して、各領域
毎に画素データの平均値およびコントラスト値の平均値
を求める。CPU14は、AE/AFブロック13で求
められた画素データの平均値が所定の値となるように撮
影光学系1の絞りやタイミングジェネレータ10の電子
シャッタ速度、プロセス回路3の増幅度を制御すること
でAEを行う。また、CPU14は、AE/AFブロッ
ク13で求められたコントラスト値の平均値が最大とな
るように撮影光学系1の焦点調節用レンズの位置を制御
することでAFを行う。
【0075】本実施例の画像処理装置は、図1に示すよ
うに、所定の同期信号を生成する同期信号発生回路(S
SG)11を具備しており、該SSG11において生成
された所定の同期信号に応じて、上記CCD2を駆動す
るためのタイミングジェネレータ10やメインメモリ5
を制御するためのメモリコントローラ12が動作するよ
うになっている。
【0076】また、同様に上記画像判定回路15は、上
記SSG11から出力される同期信号に基づいて上記A
/Dコンバータ4からの出力信号である画像データ信号
S0に同期して画像判定の動作を行うようになってい
る。さらに、CPU14は、上記画像判定回路15の画
像判定結果の出力や判定に利用するための制御信号の入
力を行なうようになっている。
【0077】図3は、本第1実施例における上記画像判
定回路とその周辺部であるSSG,CPUの構成を示し
たブロック図である。
【0078】すなわち、該画像判定回路15には、上記
SSG11よりHD信号,FLD信号,VD信号が入力
されており、これらの同期信号は上記判定領域設定手段
としてのカウンタリセット回路160で受けるようにな
っている。なお、該カウンタリセット回路160につい
ては、後に、詳しく説明するなお、上記カウンタリセッ
ト回路160は、請求項1記載の判定領域設定手段に対
応する。
【0079】ここで、上記HD信号は、テレビジョン等
において用いられる水平方向の駆動タイミングを示す水
平同期信号であり、FLD信号は、テレビジョンのイン
ターレースされる画面が偶数画面か奇数画面であるかを
示す信号である。さらに、VD信号は、テレビジョン等
において用いられる1画面を表わす垂直同期信号であ
る。
【0080】画像判定回路15では、A/Dコンバータ
4から出力された画像データS0がまず変化量検出回路
110へ入力される。変化量検出回路110においては
変化量検出領域内の画素データの変化量S1および平均
値S2が求められる。本実施例では図7に示すような3
×3の領域を変化量検出領域とし、当該変化量検出領域
内の画素Eの変化量S1として画素A〜Iのうち当該変
化量検出領域の4隅に相当する画素A,C,G,Iの中
で最大輝度データを最小輝度データとの差を求める。ま
た平均値S2として画素A〜Iのうち当該変化量検出領
域の4隅に相当する画素A,C,G,Iの平均値を求め
る。こうすることで、変化量S1および平均値S2を求
める演算回路を簡単な構成で実現できると共に、図6に
示すようにインターレース信号として入力される画像デ
ータS0と遅延回路140により1ライン時間遅延され
た画像データS0とから必要な画素データを得ることが
できる。従って回路の小規模化と演算時間の短縮化を実
現できる。
【0081】本実施例における変化量S1および平均値
S2を求める回路の構成を、図5に示す。図5において
Tで示した回路は、入力される画像データを1画素時間
遅延させる機能を持った遅延回路である。従って図5の
各遅延回路の出力に付したアルファベットは、図7に示
した画素A〜Iに相当する。
【0082】まず変化量S1の演算方法を説明する。画
素Cおよび画素Iのデータが大小判定回路150に入力
される。大小判定回路150は比較器および2個のセレ
クタとからなり、たとえば画素C<画素Iのとき比較器
の出力は“L”となりMAXセレクタからは画素Iが、
minセレクタからは画素Cが出力される。またMAX
セレクタ,minセレクタの各出力をそれぞれ2画素時
間遅延させたデータを遅延させないデータとを大小判定
回路150と同じ構成の大小判定回路151、大小判定
回路152にそれぞれ入力する。MAXセレクタ,mi
nセレクタの各出力をそれぞれ2画素時間遅延させたデ
ータは、画素Aと画素Gのうち大なるデータと小なるデ
ータである。従って、大小判定回路151のMAXセレ
クタの出力信号は画素A,C,G,Iの中で最大輝度デ
ータとなり、大小判定回路152のminセレクタの出
力信号は画素A,C,G,Iの中で最小輝度データとな
る。最後に大小判定回路151のMAXセレクタの出力
信号と大小判定回路152のminセレクタの出力信号
との差を求めることにより変化量S1が演算できる。
【0083】次に、平均値S2の演算方法を説明する。
図5の各遅延回路の出力に付したアルファベットからわ
かる通り、画素A,C,G,Iの和を求めて画素数4で
割ることで平均値S2が演算できる。
【0084】画像判定回路15では、変化量検出回路1
10で求められた変化量検出領域内の画素データの変化
量S1の判定領域内における度数情報を求める必要があ
る。本実施例では、まず変化量検出領域内の画素データ
の変化量S1を画素データの平均値S2で正規化する。
そして、正規化された画素データの変化量の判定領域内
における度数情報を、正規化された画素データの変化量
が2つのしきい値K1,K2(但しK1≦K2)より大
なる変化量検出領域の数を判定領域内にわたってそれぞ
れ数えることで得ている。
【0085】本実施例においては、判定回路121a,
122aとして図8に示したように、画素データの平均
値S2にしきい値Ki(i=1,2)を乗じた値と画素
データの変化量S1とを比較しS1≧S2×Kiが成り
立つ場合に“H”の信号が出力される構成とした。さら
に下限値b1,b2(b1≦b2)を判定条件に加える
ことによりノイズによる誤検出を防ぐことができる。
【0086】次にカウンタ回路121b,122bは図
9に示したようにそれぞれ判定回路121a,122a
の判定出力S4,S5が“H”かつS7が“H”の場合
にカウント動作を行う。ここでS7は判定領域を表す信
号であり、判定領域においては“H”の信号が入力され
る。また、CLEAR信号はカウンタ回路の動作を制御
する信号であり、画像判定回路15の動作時のみカウン
タ回路を動作させる。
【0087】さらに、該カウンタ回路121b,122
bでカウントされた値N1,N2は一旦レジスタ121
c,122cに転送される。カウント値N1,N2は、
CPU14が適宜読み出すことができるようになってい
る。
【0088】なお、下限値b1,b2については、プロ
セス回路3の増幅度に応じて可変させても良い。一般に
CCD等の撮像素子から出力される信号に含まれるノイ
ズは、光電変換部に蓄積される電荷に依存する。従って
撮影光学系1の絞りやタイミングジェネレータ10によ
る電子シャッタ制御でほぼ一定の光量に制御できる被写
体においては、下限値b1,b2は固定値でよいが、暗
い被写体でプロセス回路3の増幅度を上げるとノイズ量
が増大し、それに合わせて下限値b1,b2を大きくす
る。
【0089】さらに、画像判定回路15では、変化量検
出領域における画像のエッジ部を検出するとともにエッ
ジ部を構成する画素群の画素データの判定領域内におけ
る度数情報を求める必要がある。
【0090】本実施例では、まず判定回路121aの出
力が“H”となるような画素データの変化量を持つ変化
量検出領域を画像のエッジ部とする。また、当該エッジ
部を構成する画素群の画素データとして当該変化量検出
領域内の画素データの平均値S2を用いる。さらにエッ
ジ部を構成する画素群の画素データの判定領域内におけ
る度数情報を、当該変化量検出領域内の画素データの平
均値S2がしきい値S3より大なる変化量検出領域の数
を判定領域内にわたって数えることで得ている。すなわ
ち、画像のエッジ部と判定された変化量検出領域内の画
素データの平均値S2がしきい値S3より大なる変化量
検出領域の数N3を求める。
【0091】図10に示したように、平均値回路130
は、判定領域を表す信号S7が“H”の期間のみ画像デ
ータS0が加算回路に入力され、加算回路の出力が遅延
回路Tを経て加算回路のもう一方の入力に接続されると
ともに判定領域内の変化量検出領域の数Mで除す。こう
することで判定領域内の画素データの平均値がしきい値
S3として出力される。
【0092】さらに、上記変化量検出回路110から出
力される当該変化量検出領域内の画素データの平均値S
2は、比較回路123aにおいて平均値回路130の出
力信号S3との比較動作が行われ、平均値S2≧S3の
場合に“H”が出力される。また判定回路121aの出
力信号S4と比較回路123aの出力信号とのアンドを
とることで、画像のエッジ部と判定された変化量検出領
域内の画素データの平均値S2がしきい値S3より大な
る変化量検出領域を示す信号S6が得られる。
【0093】次にカウンタ回路123bは、図9に示し
たように信号S6が“H”かつS7が“H”の場合にカ
ウント動作を行う。ここでS7は判定領域を表す信号で
あり、判定領域においては“H”の信号が入力される。
また、CLEAR信号はカウンタ回路の動作を制御する
信号であり、画像判定回路15の動作時のみカウンタ回
路を動作させる。
【0094】さらに、該カウンタ回路123bでカウン
トされた値N3は一旦レジスタ123cに転送される。
なお、該カウント値N3は、CPU14が適宜読み出す
ことができるようになっている。
【0095】次に、上記比較回路123aおよび判定回
路121aの動作について、図25を参照して具合的に
説明する。
【0096】図25おいて、実線で示されている信号が
入力される信号S0を表しており、横軸が時間の経過ま
たは画面上の場所を表している。それに対して、縦軸
は、画像の明るさを表していて、上の方は明るい、下の
方は暗いということを示している。
【0097】それに対して、上記変化量検出回路110
で求められる平均値信号S2は、図25において点線で
示したような変化をする。
【0098】さらに、該変化量検出回路110で求めら
れる変化量信号S1については、下に示した実線のよう
な波形が出力されている。
【0099】これを、上記判定回路121aで判定する
と、該図25に示すピーク部分がエッジを含む部分とい
う判定結果が出るので、その部分に対して破線で示した
平均値信号S2を求めて、これを平均値信号S3と比較
する。
【0100】上記平均値信号S3については、判定エリ
ア内における画像データの平均値となるので、図25に
おいて実線で示すように、明るいピークの部分よりは若
干低い値を示す。
【0101】したがって、上記信号S6の出力としては
着目点における平均値信号S2の値が平均値信号S3よ
りもいづれも低い値を示すので、該信号S6の出力は必
ず“L”レベルとなり、たとえば、白板上における黒文
字等の検出に好適となる。
【0102】逆に、この実線で示された入力データが逆
方向のピークをもっている場合については、平均値信号
S2の値が平均値信号S3よりも大きくなるので、この
場合、上記信号S6は“H”レベルとなり、上記カウン
タ回路123bはカウント動作を行い、たとえば、黒板
上における白文字等の検出に好適となる。
【0103】次に、画像種決定回路の動作について説明
する。
【0104】この画像種決定回路は、本実施例において
は上記CPU14の内部において形成されていて、判定
に使うデータとして、上記レジスタ121c,122
c,123cから出力されるカウント値N1,N2,N
3を用いる。
【0105】図11,図12は、該画像種決定回路にお
ける判定方法の例を示した説明図である。なお、該図1
1,図12において、横軸は、N3をN1で割った値を
示し、縦軸は、N2をN1で割った値を示している。
【0106】従来例でも説明したとおり、図26につい
ては画素データの変化量の度数分布を表わしたものにな
っていて、一般的に文書画像については画素データの変
化量の大きい画素の頻度が高い傾向を示し、さらに自然
画においては、図27に示した通り画素データの変化量
の少ないものの頻度が高いという傾向を示している。
【0107】したがって、それぞれに対して比較的高い
スレッショルドレベルを設定してカウントした結果と、
比較的低いスレッショルドレベルを設定してカウントし
た結果、すなわちN2およびN1を求めることで文書画
像のように変化量の大きい画素の頻度が高い画像種につ
いては、N2をN1で割ったものは大きな値を示し、逆
に図27に示したような自然画については、N2をN1
で割ったものは比較的小さい値を示す傾向にある。
【0108】したがって、図11における縦軸において
は、“1”の値に近いほど文書画像である可能性が高
く、“0”に近いほど自然画である可能性が高い傾向を
示す。また、横軸については、図24に示したとおり、
エッジを含む部分の画素の輝度値を見たときに、自然画
についてはあらゆる輝度値に対して度数分布が見られる
のに対して、白地の文書画像については、比較的暗い方
に分布が偏り、逆に黒地の文書画像については高い方に
輝度分布が偏る傾向がある。
【0109】したがって、先程の判定領域内の全画面平
均値S3を基準にして見た場合、エッジを含む画素の輝
度の平均値は、自然画においては全画面の平均値より大
きいものと小さいものがほぼ均等な分布をするのに対し
て、白地の原稿については、小さい値、すなわち、低い
方に多く分布し、さらに黒地の文書画像については、値
は1に近い、すなわち大きな値を示す傾向をもつ。
【0110】したがって、図11において、横軸が
“0”に近い部分については白地の原稿である可能性が
高く、さらに“1”に近いものであれば黒地の文書画像
である傾向が強い。また、中央部にあれば、自然画であ
る可能性が高いということになる。
【0111】したがって、2つの判定特徴量をこの図1
1のように2次元的なグラフ上にプロットし、それが白
地の原稿であるか、黒地の原稿であるか、自然画である
かの3種類のいずれの領域に属するかによって最終的な
判定を行っている。
【0112】なお、上記カウンタ値N1およびN2,N
3の割り算の演算については、本実施例においてはCP
U14の回路内で行っている。
【0113】また、同様に図12に示した通り、凸型の
エリアを設けることでさらに簡単な判定が行えるように
形を変形させることも可能である。
【0114】次に、本実施例の画像処理装置における上
記画像種判定のタイミングを図2を参照して説明する。
【0115】まず、1番目のフィールドでは、画像判定
回路15内の平均値回路130においてS3が算出され
る。次に2番目のフィールドでは、該画像判定回路15
でカウント値N1、N2、N3が求められる。次に3番
目のフィールドでは、CPU14により画像種の判定が
行われる。そして4番目のフィールドで、画像種を示す
信号S9がスイッチ8および圧縮回路9へ出力される。
【0116】また、上記メインメモリ5は、図2に示し
た通り2、3番目のフィールドにおいて画像データS0
の書き込みが行われる。そして4番目以降のフィールド
において、2、3番目のフィールドで書き込まれた画像
データの読み出しが行われると同時に、画像種の判定結
果に基づき単純2値化回路6および擬似中間調回路7に
おいて2値化処理を施し、さらに圧縮回路9によって出
力メディアに応じた圧縮処理が行われる。
【0117】カウントリセット回路160は、SSG1
1から出力された同期信号(HD,VD,FLD)に基
づき判定領域を示す信号S7およびカウンタのリセット
を行う信号CLEARを生成する。
【0118】図4において、外枠が撮像素子CCD2に
おいて撮像される有効画面を示している。当該有効画面
に対して変化量検出領域は、図4中、斜線を施した正方
形の微小領域である。当該変化量検出領域は、画像デー
タS0の出力に応じて図4においてZ字で示したように
当該有効画面領域を左から右へ、上から下へ順次1画素
づつ移動しながら走査する。本実施例においては、3×
3の変化量検出領域を当該有効画面からはみ出さないよ
うに設定する。従って3×3の変化量検出領域における
各代表値の軌跡が、当該有効画面に対して左右1画素お
よび上下1ラインづつ内側の領域より小なる領域に形成
されるため、判定領域としては図4に示す如く設定す
る。
【0119】本実施例の画像処理装置においては、垂直
方向の有効画素を表す信号としてVBLK、水平方向の
有効画面を表す信号としてHBLKをFLD,VD,H
D信号を用いて生成する。一方判定領域を規定するため
に本実施例においては、垂直方向の当該有効画面を示す
信号VBLKに対して、少なくとも上下方向に1ライン
づつ内側の領域を示す信号VAEを生成し、水平方向の
当該有効画面を示す信号HBLKに対して、少なくとも
左右方向に1画素づつ内側の領域を示す信号HAEを生
成する。さらに信号VAEおよび信号HAEの論理積を
とることにより判定領域を示す信号S7を生成する。
【0120】図13は、当該有効画面内に白板を撮影し
ている状態を示しており、主要被写体である白板は有効
画面の中央部に位置しているが、有効画面の周辺部には
白板以外の画像が含まれている。従って、画像種の判定
領域を主要被写体である白板に位置に合わせて設定する
ことで画像種の判定精度をあげることができる。そこ
で、AE/AFブロック13で抽出されたAE/AF検
出領域ごとの明るさの情報やコントラストの情報を利用
して判定領域を主要被写体の位置に応じて可変設定する
ことが可能である。
【0121】次に、上記露出・合焦制御部13の動作に
ついて図13,図14を参照して説明する。
【0122】この図13は、画面内に白板をとっている
状態を示しており、外枠が撮影している全エリアを示
し、それに対して碁盤の目に仕切られた微小エリアに分
けてそれぞれのエリア内で明るさの情報をとるようにな
っている。
【0123】一般的に、主要な被写体は、画面の中央部
に位置することが多く、したがってこのように有効画面
に対して主要被写体である白板は、ほぼ中央に位置する
ことになる。
【0124】それに対して、水平方向の白板を含む部分
で切断した輝度分布を見ると、図14(a)に示すよう
になっている。したがって、このような場合には、判定
領域を有効画素を複数に分割した外枠の1行1列を除い
た部分に設定することで、主要被写体を含む領域の正確
な輝度情報が得られ、それに合わせて正確な露出や合焦
の制御が行われることになる。
【0125】次に、請求項4ないし請求項7に対応する
実施例について説明する。
【0126】図15は、本発明の第2実施例の画像処理
装置における主要部を示したブロック回路であり、図1
6は、該第2実施例における撮影画面のエリアを示した
説明図である。
【0127】この第2実施例の画像処理装置は、その構
成、作用は上記第1実施例とほぼ同一であるが、判定領
域を複数設けたことを特徴としている。したがって、こ
こでは、差異のみの言及に止め、同一部分の説明は省略
する。
【0128】一般に、撮影者が撮影を行う際、ファイン
ダで覗いたときに自然と中央部付近に注目がいくことが
知られている。すなわち、撮影者が撮りたい被写体は、
画面の中央部付近に大体あると考えて良い。
【0129】本実施例は、この点に着目してなされてお
り、図16に示すように判定領域を複数設けて対処して
いる。なお、本実施例においては、判定領域を3つ設け
ているが、いくつ設けても構わない。また、本実施例で
は、判定領域の形状を略矩形状に設定したが、これに限
ることなく、如何なる形状であっても良い。
【0130】上述したように、本実施例では図16に示
すように判定エリア1(図中、斜線の部分)、判定エリ
ア2(図中、網線部分)、判定エリア3(図中、黒線の
部分)の3つの判定エリアを設けている。本実施例で
は、中心部に近いほど、エッジ判定量に重みをおくよう
になっている。すなわち、 判定エリア1≦判定エリア2≦判定エリア3 となるように重み付けをするようになっている。
【0131】なお、この重み付けというものは、整数に
限ったものでなく小数でも構わないが、ここでは説明を
簡単にするために重み付け係数が整数倍についてのみ説
明する。
【0132】次に、本第2実施例の主要部構成を説明す
る。
【0133】図15は、本第2実施例の画像処理装置の
主要部構成を示したブロック図である。その他の構成に
ついては、上記第1実施例と同様であるので、ここでの
説明は省略する。
【0134】図に示すように、本第2実施例の画像処理
装置は、上記第1実施例におけるカウンタリセット回路
160に相当するカウンタリセット回路160′と同カ
ウンタ回路121b,122b,123bの一部に該当
するカウンタ回路121Dとを具備している。
【0135】上記カウンタリセット回路160′は、H
カウンタ161,Vカウンタ162,判定エリアデコー
ダ163が図示の如く接続されて構成されている。上記
Hカウンタ161,Vカウンタ162は、それぞれ図1
6中、H方向,V方向のアドレスを示すカウンタであ
り、また、上記判定エリアデコーダ163は、上記Hカ
ウンタ161、Vカウンタ162の2つのカウンタの値
に基づいて、現在どこのエリアであるかを判定する回路
である。すなわち、該判定エリアデコーダ163は、上
記判定エリア1,2,3のそれぞれをデコードし、この
結果を3つの出力信号線により出力するようになってい
る。
【0136】また、上記カウンタ回路121Dは、加算
器164と重み設定部165とが図示の如く接続されて
構成されている。上記加算器164はエッジと判断した
画素を計数するようになっており、通常は該加算器の出
力で十分であるが、本実施例では重み付けするために重
み量設定部165を介して設けている。具体的には、上
記判定エリア毎に重み量を設定するようになっており、
たとえば判定エリア3であればエッジ量3個分、判定エ
リア2であれば2個分、判定エリア1であれば1個分と
いうように、それぞれ判定エリアによって重み付けの値
が変わるようになっている。なお、上記判定エリアに対
応するエッジ量は任意に設定しても構わない。
【0137】これらの出力結果をフィールド毎に算出す
るため、上記加算器164の出力データはVブランキン
グに同期した信号でリセットするようにして再度次のフ
ィールドでも同一の処理を行うようになっている。
【0138】この第2実施例によると、画像判定を行う
上で、画面の中央部付近で検出した画像と周辺部で検出
した画像とを重みを付けて区別したので、判定率を向上
することができる。
【0139】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0140】図17は、上記第3実施例の画像処理装置
における主要部を示したブロック回路図である。
【0141】この第3実施例の画像処理装置は、その構
成、作用は上記第2実施例とほぼ同様であり、該第2実
施例と同様に判定領域を複数設けたことを特徴としてい
るが、カウンタ回路の構成を異にしている。したがっ
て、ここでは、その差異のみの言及に止め、同一部分の
説明は省略する。また、この第3実施例においても、そ
の判定エリアは上記第2実施例と同様である(図16参
照)この第3実施例においては、上記カウンタリセット
回路160′の後段に上記第2実施例とは異なるカウン
タ回路121Eが接続されている。このカウンタ回路1
21Eが上記第2実施例と異なる点は、重み付け手段を
クロックの周波数の違いで区別している点にある。
【0142】具体的には、該カウンタ回路121Eは、
クロック選択手段166とクロック逓倍器167とエッ
ジカウンタ168とが図示の如く接続されて構成されて
いる。そして、判定エリア1(図×16参照、以下、同
様)のクロックをクロック1、判定エリア2のクロック
をクロック2、判定エリア3のクロックをクロック3と
なるように設定している。
【0143】次に、本第3実施例における上記カウンタ
121Eの動作を図18を参照して説明する。
【0144】図18は、本第3実施例における上記カウ
ンタ121Eの動作を示したタイミングチャートであ
る。
【0145】本実施例においては、エッジとして検出さ
れるのはエッジ検出信号が“H”レベルの期間であり、
判定エリア1の部分では該エッジ検出信号1パルス分を
1つのエッジとしてカウントする。そして、判定エリア
2、判定エリア3の部分、すなわち、重み付けが大きい
部分では任意に逓倍することによって、1個、2個分ま
たは1、2、3個分というように周波数の相違で重み付
けが変わるようにしている。
【0146】この第3実施例においては、簡単な回路構
成で簡易に上記第2実施例と同等の効果を得ることがで
きる。
【0147】次に、請求項16ないし請求項23に対応
する実施例について説明する。
【0148】図19は、本発明の第4実施例の画像処理
装置における主要部を示したブロック回路図である。
【0149】この第4実施例の画像処理装置は、その構
成、作用は上記第1実施例とほぼ同一であるが、入力画
像すなわちNビットの画像から微分変化量を検出して入
力画像における最大の微分変化量を検出することを特徴
としている。したがって、ここでは、差異のみの言及に
止め、同一部分の説明は省略する。
【0150】図に示すように、本第4実施例は、入力画
像すなわちNビットの画像から微分変化量を検出する微
分変化量検出部13aを具備しており、入力画像におけ
る最大の微分変化量を検出するようになっている。該微
分変化量検出部13aからの出力信号は画像判定回路1
5に入力され、ノイズの下限値の最大レベルを設定する
ようになっている。これにより、ノイズを除去すること
によって誤判定を防ぐことができるようになっている。
【0151】図20は、本第4実施例における上記微分
変化量検出部13aの動作を示したタイミングチャート
である。
【0152】このタイミングチャートにおいて、VDと
は、V方向のブランキング信号、AGCとは、AGC制
御を行いゲインを決定する期間で該タイムチャートにお
いては、“H”レベルの期間である。また、シャッタと
は、“L”レベルの期間はオープンで、“H”レベルの
期間になると上記シャッタ1aが閉じるという期間であ
る。本実施例では、このシャッタが“H”レベルの期間
において、最大値を検出するようになっている。
【0153】本実施例では、まず、上記AGCにおいて
ゲインを調整する。その後、シャッタ1aを閉じて遮光
状態にし、オプティカルブラック状態を作る。このと
き、Nフレーム分の検出期間を設けて、その時において
上記微分変化量検出部13aで最大値を抜き取る。
【0154】図21は、本実施例の画像処理装置におけ
る上記微分変化量検出部13aの構成を示したブロック
回路図である。
【0155】以下、信号の流れに沿って該微分変化量検
出部13aの構成を説明する。
【0156】この微分変化量検出部13aは、入力画像
がエッジ演算部171に入力され、該エッジ演算部17
1においてエッジが演算され出力される。出力されたエ
ッジは、レジスタ172および比較器173に入力され
る。そして、該レジスタ172と比較器173におい
て、先のエッジより今のエッジの方が大きい場合は該エ
ッジをレジスタで蓄え、小さければそのままで流すとい
う操作をNフレーム行うことによって、該レジスタ17
2においてNフレームにおける最大のエッジを取り出す
ことができる。これを、上記画像判定回路15における
下限値レベルと設定することで、誤判定を防止できるよ
うになっている。
【0157】この第4実施例においては、上述したよう
に画像判定の誤判定を防止することができる。
【0158】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。
【0159】図22は、上記第5実施例の画像処理装置
の構成を示したブロック図である。
【0160】この第5実施例の画像処理装置は、その構
成、作用は上記第1実施例とほぼ同一であり、撮像素子
にCharge Moduration Device(電荷変調素子、以下CM
Dと略記する)を採用していることを特徴とする。した
がって、ここでは、差異のみの言及に止め、同一部分の
説明は省略する。
【0161】一般に、撮像素子としてCMDのような増
幅型の固体撮像素子を用いる場合、FPN、すなわち固
定パターンノイズが発生することが知られている。この
ような撮像素子では、画像判定する際に、固定パターン
ノイズをエッジと誤判定するという問題が発生する。
【0162】本第5実施例では、このような事情に鑑
み、上記CMD等の撮像素子を用いる場合に、図22に
示すようにFPN用フレームメモリ251を付加するこ
とで対処している。
【0163】本第5実施例のように、上記CCD2がC
MD2′等の固体撮像デバイスに置き換えられた場合、
等価的に遮光状態にあるデータを上記フレームメモリ2
51に記憶させることでランダムノイズと固定パターン
ノイズ成分も蓄えられる。この取り込むタイミングは、
図20で示したタイミングと同タイミングと考えてい
い。このような撮像素子を用いる場合は、そのまま画像
判定するとノイズまでエッジと判定してしまうので、本
実施例では、減算器252を用いて上記FPNを抑圧し
た後に画像判定するようになっている。
【0164】次に、本発明の第6実施例について説明す
る。
【0165】図23は、上記第6実施例の画像処理装置
の構成を示したブロック図である。
【0166】この第6実施例の画像処理装置は、その構
成、作用は上記第1,第5実施例とほぼ同一であり、該
第5実施例と同様に撮像素子にCMDを採用しているこ
とを特徴とする。したがって、ここでは、差異のみの言
及に止め、同一部分の説明は省略する。
【0167】この第6実施例が上記第5実施例と異なる
点は、上記FPNのエッジをメモリに蓄えるFPNエッ
ジ用メモリ261を設けたことである。このFPNエッ
ジ用メモリ261は、上記FPN用フレームメモリ25
1と同様の役目を果たし、タイミングジェネレータ10
によって制御されるようになっている。
【0168】このようなFPN用エッジメモリを画像判
定に用いると、下限値を可変制御することができる。ま
た、上記第5実施例は、画像全体をこのデータを用いる
わけだが、本第6実施例では、該メモリ261を利用す
ることによって、ここではXYアドレスそれぞれにFP
Nのエッジが蓄えられているので、画素毎に下限レベル
を変えることができ、より精度の良い判定ができるとい
う効果を有する。
【0169】なお、請求項1記載の判定領域設定手段
は、上記カウンタリセット回路160に対応する。
【0170】また、請求項1記載の変化量検出手段は、
上記変化量検出回路110に対応する。
【0171】また、請求項1記載の第1の演算手段は、
上記変化量検出回路110,判定回路121a,122
a,カウンタ回路121b,122b,レジスタ121
c,122c,CPU14に対応する。
【0172】また、請求項1記載のエッジ部検出手段
は、上記判定回路121aに対応する。
【0173】また、請求項1記載の第2の演算手段は、
上記平均値回路130,比較回路123a,カウンタ回
路123b,レジスタ123c,CPU14に対応す
る。
【0174】また、請求項1記載の画像種別決定手段
は、上記CPU14に対応する。
【0175】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、正確に画像の種別を判定する画像処理装置を
提供できる。
【0176】請求項2または請求項3記載の発明によれ
ば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、画像の種
別毎に適した圧縮処理が行える。
【0177】請求項4ないし請求項7記載の発明によれ
ば、被写体毎の影響を低減し、常に正確に画像の種別を
判定する画像処理装置を提供できる。
【0178】請求項8記載の発明によれば、照明ムラの
影響を排除し、正確に画像の種別を判定する画像処理装
置を提供できる。
【0179】請求項9記載の発明によれば、簡単な構成
で、照明ムラの影響を排し、正確に画像の種別を判定す
ると共に、構成を簡略化した画像処理装置を提供でき
る。
【0180】請求項10記載の発明によれば、簡単な構
成で、正確に画像の種別を判定する特徴量を取得し得る
画像処理装置を提供できる。
【0181】請求項11記載の発明によれば、ノイズの
影響を排除し、正確に画像の種別を判定する特徴量を取
得し得る画像処理装置を提供できる。
【0182】請求項12記載の発明によれば、より簡単
な構成で、正確に画像の種別を判定する特徴量を取得し
得る画像処理装置を提供できる。
【0183】請求項13記載の発明によれば、簡単な構
成で、正確に画像の種別を判定する特徴量を高速に取得
し得る画像処理装置を提供できる。
【0184】請求項14記載の発明によれば、適正な露
光状態の基で、正確に画像の種別を判定する画像処理装
置を提供できる。
【0185】請求項15記載の発明によれば、適正な露
光状態の基で、ノイズの影響を排除し、より正確に画像
の種別を判定する画像処理装置を提供できる。
【0186】請求項16ないし請求項23記載の発明に
よれば、ノイズの影響を排除し、より正確に画像の種別
を判定する画像処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である画像処理装置の概略
構成を示したブロック図である。
【図2】上記第1実施例の画像処理装置における画像判
定およびこれに基づく信号処理動作のタイミングを示し
たタイミングチャートである。
【図3】上記第1実施例の画像処理装置における画像判
定回路とその周辺部であるSSG,CPUの構成を示し
たブロック図である。
【図4】上記第1実施例の画像処理装置におけるカウン
タリセット回路の動作を説明する説明図である。
【図5】上記第1実施例の画像処理装置における変化量
検出回路の構成を示したブロック回路図である。
【図6】上記第1実施例の画像処理装置におけるA/D
コンバータから出力される画像データ信号S0を説明す
る説明図である。
【図7】上記第1実施例の画像処理装置における画像デ
ータの分割設定の一例を示した説明図である。
【図8】上記第1実施例の画像処理装置における判定回
路の構成を示したブロック回路図である。
【図9】上記第1実施例の画像処理装置におけるカウン
タ回路の構成を示したブロック回路図である。
【図10】上記第1実施例の画像処理装置における平均
値回路の構成を示す電気回路図である。
【図11】上記第1実施例の画像処理装置における画像
種決定回路の判定方法の例を示した説明図である。
【図12】上記第1実施例の画像処理装置における画像
種決定回路の判定方法の例を示した説明図である。
【図13】上記第1実施例の画像処理装置における露出
・合焦制御部の動作について画面内に白板をとっている
状態を示した説明図である。
【図14】上記第1実施例の画像処理装置における露出
・合焦制御部に関し、(a)は輝度分布を示した線図で
あり、(b)は、平均輝度と度数との関係を示した線図
である。
【図15】本発明の第2実施例の画像処理装置における
主要部を示したブロック回路である。
【図16】上記第2実施例の画像処理装置における撮影
画面のエリアを示した説明図である。
【図17】本発明の第3実施例の画像処理装置における
主要部を示したブロック回路図である。
【図18】上記第3実施例の画像処理装置におけるカウ
ンタの動作を示したタイミングチャートである。
【図19】本発明の第4実施例の画像処理装置における
主要部を示したブロック回路図である。
【図20】上記第4実施例の画像処理装置における微分
変化量検出部の動作を示したタイミングチャートであ
る。
【図21】上記第4実施例の画像処理装置における微分
変化量検出部の構成を示したブロック回路図である。
【図22】本発明の第5実施例の画像処理装置の構成を
示したブロック図である。
【図23】本発明の第6実施例の画像処理装置の構成を
示したブロック図である。
【図24】一画像における輝度分布を示した線図であ
る。
【図25】上記第1実施例の画像処理装置において、比
較回路および判定回路の動作について説明する線図であ
る。
【図26】文書画像における画素データの変化量の頻度
の一例を示した線図である。
【図27】自然画像における画素データの変化量の頻度
の一例を示した線図である。
【符号の説明】
1…撮影光学系 2…CCD 3…プロセス回路 4…A/Dコンバータ 5…メインメモリ 6…単純2値化回路 7…擬似中間調処理回路 8…スイッチ 9…圧縮回路 10…タイミングジェネレータ(TG) 11…同期信号発生回路(SSG) 12…メモリコントローラ 13…露出・合焦制御部 14…CPU 15…画像判定回路 110…変化量検出回路 160…カウンタリセット回路 121a,121b…判定回路 121b,122b,123b…カウンタ回路 123a…比較回路 121c,122c,123c…レジスタ 代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の種別を判定するための判定領域を
    当該画面内の所定領域に設定する判定領域設定手段と、 前記画面内に設定された、画素データの変化量を検出す
    る対象とする変化量検出領域を前記判定領域上の該当部
    に被せるような状態で移動させながら該変化量検出領域
    の画素データの変化量を逐次求める変化量検出手段と、 この変化量検出手段で検出された各変化量に対する、前
    記判定領域内での度数情報に基づいて第1の判定特徴量
    を求める第1の演算手段と、 前記変化量検出領域における画像のエッジ部を検出する
    エッジ部検出手段と、 このエッジ部検出手段で検出されたエッジ部を構成する
    画素群の画素データに対する前記判定領域内での度数情
    報に基づいて第2の判定特徴量を求める第2の演算手段
    と、 前記第1の演算手段による第1の判定特徴量と、前記第
    2の演算手段による第2の判定特徴量とから、少なくと
    も当該設定された判定領域の画像の種別を決定する画像
    種別決定手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 自然画のデータを圧縮するのに適した第
    1のデータ圧縮手段と、 文字画のデータを圧縮するのに適した第2のデータ圧縮
    手段と、 を更に含み、前記画像種別決定手段の出力に応じて前記
    第1または第2のデータ圧縮手段を適応的に選択して、
    少なくとも当該設定された判定領域のデータ圧縮処理を
    行なう手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記第1のデータ圧縮手段および/また
    は第2のデータ圧縮手段は、画像の2値化処理を行なう
    ものであることを特徴とする請求項2記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 上記変化量検出手段は、変化量検出領域
    を、前記判定領域の大きさに拘わらず当該画面内に包含
    されるよう設定するようになされたものであることを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記判定領域設定手段は、判定領域を可
    変設定するものであることを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記判定領域設定手段は、判定領域を複
    数設定することが可能になされたものであることを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記複数設定された判定領域に対応して
    上記第1および第2の判定特徴量の演算を行なうための
    度数情報に重みづけを行う手段を更に備えてなることを
    特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 上記変化量検出手段は、当該変化量検出
    領域の変化量を、当該変化量検出領域内の平均画素デー
    タで正規化する手段を備えてなるものであることを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 上記変化量検出手段は、当該変化量検出
    領域をm×n(m,nは任意の自然数)画素の矩形の領
    域とし、当該変化量検出領域の少なくとも角の部分の画
    素データを用いて画素データの変化量を検出するように
    なされたものであることを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  10. 【請求項10】 上記第1の演算手段は、上記変化量検
    出手段により求められた画素データの変化量を異なる2
    つの条件により判定し、各条件毎にそれを満たす画素デ
    ータの属する変化量検出領域の数をカウントし、それぞ
    れのカウント値の比を第1の判定特徴量とするようにな
    されたものであることを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  11. 【請求項11】 上記第1の演算手段は、上記変化量検
    出手段により求められた画素データの変化量が所定の値
    に満たない画素データの属する変化量検出領域の数をカ
    ウント値から除外するようになされたものであることを
    特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 上記エッジ部検出手段は、上記変化量
    検出手段により求められた画素データの変化量を判定す
    る異なる2つの条件のいずれか一方の条件によりエッジ
    部を検出するようになされたものであることを特徴とす
    る請求項10記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 上記第2の演算手段は、変化量検出領
    域内の平均画素データが所定の値より大なるまたは小な
    る変化量検出領域の数と、エッジ部を含む変化量検出領
    域の数との比を第2の判定特徴量とするようになされた
    ものであることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  14. 【請求項14】 少なくとも当該設定された判定領域の
    画像データを生成する手段を含み、画像の種別の決定に
    先立って合焦動作または露出制御動作を行うための手段
    を備えてなることを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  15. 【請求項15】 少なくとも当該設定された判定領域の
    画像データを生成する手段を含み、露出条件に応じて上
    記第1および第2の判定特徴量を求める条件を可変する
    ための手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  16. 【請求項16】 少なくとも当該設定された判定領域の
    画像データを生成する手段を含み、遮光状態にある画素
    のデータを得て、このデータを考慮して画像の種別を判
    定するための手段を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 上記画像の種別を判定するための手段
    は、遮光状態にある画素のデータを取得するについて、
    Nフィールド(Nは任意の自然数)の期間の微分変化量
    を検出してこのNフィールド期間における最大微分変化
    量レベルを取得するようにして行い、画像の種別の判定
    時に利用するように構成されたものであることを特徴と
    する請求項16記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 上記画像データを生成する手段は増幅
    型撮像素子で構成されており、該増幅型撮像素子を用い
    たことにより発生する固定パターンノイズを取り除いた
    後の画像を画像の種別の判定に供せしめるための手段を
    備えたことを特徴とする請求項16記載の画像処理装
    置。
  19. 【請求項19】 上記画像データを生成する手段は増幅
    型撮像素子で構成されており、各々の画素に対応する固
    定パターンノイズの微分変化量を画像の種別の判定に供
    せしめるための手段を備えたことを特徴とする請求項1
    6記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 光学系より取り込まれた画像の種別を
    判定するための画像処理装置において、 光学的に遮光状態にあるときの画像信号成分を得る遮光
    状態信号成分取得手段を備え、該遮光状態信号成分取得
    手段からの信号成分を考慮して画像の種別を判定する手
    段を備えることを特徴とする画像処理装置。
  21. 【請求項21】 上記遮光状態信号成分取得手段は、n
    フィールドの期間の微分変化量検出手段を備え、このn
    フィールド期間における最大微分変化量を取得し、画像
    の種別の判定時に利用するようになされたものであるこ
    とを特徴とする請求項20記載の画像処理装置。
  22. 【請求項22】 上記光学系は増幅型固体撮像素子を備
    え、該増幅型固体撮像素子を用いたことにより発生する
    固定パターンノイズを取り除いた後の画像に対し、画像
    の種別の判定を行う手段と備えたことを特徴とする請求
    項20記載の画像処理装置。
  23. 【請求項23】 上記光学系は増幅型固体撮像素子を備
    え、上記固定パターンノイズより各々の画素に対応する
    固定パターンノイズエッジを、画像の種別の判定時に利
    用するように構成されたことを特徴とする請求項20記
    載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006319541A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Casio Comput Co Ltd 撮像装置、動画処理方法及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006319541A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Casio Comput Co Ltd 撮像装置、動画処理方法及びプログラム
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