JPH0990131A - 蛍光ファイバの取付構造 - Google Patents

蛍光ファイバの取付構造

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JPH0990131A
JPH0990131A JP7242688A JP24268895A JPH0990131A JP H0990131 A JPH0990131 A JP H0990131A JP 7242688 A JP7242688 A JP 7242688A JP 24268895 A JP24268895 A JP 24268895A JP H0990131 A JPH0990131 A JP H0990131A
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JP
Japan
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fluorescent fiber
permanent magnet
fluorescent
fiber
light
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JP7242688A
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Yoshifumi Hatakeyama
吉文 畠山
Takuji Fuji
卓司 富士
Akira Tanaka
章 田中
Yuji Kojima
雄次 小島
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Fuji Electric Co Ltd
Fujitsu Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】蛍光ファイバ取り付けの部品点数を減らす。 【構成】周囲から受けた光により励起されて内部で蛍光
を発生し、発生した蛍光を軸方向に伝送する蛍光ファイ
バ1を磁性体よりなる遮光性の密閉容器8の内壁に取り
付ける構造において、蛍光ファイバ1の外周に透明な保
護体27が設けられるとともに、蛍光ファイバ1が透明
な保護体27を介して永久磁石26に固定され、この永
久磁石26を密閉容器8の内壁に吸着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガス絶縁の変圧器や
開閉装置において密閉容器内で部分放電発生時や閃絡時
に生ずる発光を蛍光ファイバで検出するときに、その蛍
光ファイバを密閉容器内壁に取り付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁の変圧器や開閉装置などの高電
圧機器は絶縁媒体を封入しておく必要があるために、密
封容器内に高電圧部を収納した構成が採られる。このよ
うな構成の電気機器において、内部で絶縁劣化のために
部分放電が生じたり、更に進んで高電圧導体同士あるい
は高電圧導体と接地導体との間で絶縁破壊が生じて閃絡
現象が発生したりすることがある。このような内部に生
ずる絶縁上の異常、又は故障を検出するために、蛍光フ
ァイバを密閉容器内に張りめぐらせ、容器内部の発光を
外部に取り出すことが行われている。
【0003】図9は蛍光ファイバの構成を示す断面図で
ある。蛍光ファイバ1は、蛍光物質を含んだ円柱状のコ
ア2と、このコア2を包んだクラッド3からなってい
る。このような構成は、蛍光物質を含むことを除いては
光ファイバと同様な構成であり、クラッド3の屈折率を
コア2のそれよりも小さくすることによって、伝播光4
が図9のように、クラッド3の内壁面で全反射しながら
コア2の中を蛍光ファイバ1の軸方向(左右方向)へ伝
播して行く。
【0004】光ファイバは、図9の入射光5のように周
囲から貫通する光はただ貫通するだけで軸方向に伝播す
る伝播光4になることはない。ところが、蛍光ファイバ
1の場合は、入射光5によってコア2に含まれている蛍
光物質6に蛍光を発光させ、この蛍光は入射光5の入射
方向に関係なく周囲に平等に放散する。そのうちの軸に
対して所定の角度以下の成分だけが伝播光4になり、こ
の角度以上の角度で放散した蛍光40は全てクラッド3
を貫通して外部に出てしまう。この角度はクラッド3と
コア2との屈折率の比率で決まる。なお、コア2は直径
が1mm程度のものであり、クラッド3は数10から1
00μm程度の厚さである。蛍光ファイバ1の側面周囲
で軸方向のいずれかの場所で発光があれば、蛍光ファイ
バ1はその光を周囲から受け、その受けた光により励起
されて内部で蛍光を発生し、発生した蛍光が伝播光4と
なって軸方向に進むので、蛍光ファイバ1の端面7まで
必ず光が到達する。
【0005】図10は、蛍光ファイバを用いた部分放電
測定装置の構成を示すブロック図である。密閉容器8の
左側を内部側8A、右側を外部側8Bとし、内部側8A
に蛍光ファイバ1が張りめぐらされている。蛍光ファイ
バ1の両端面7に光気密端子9(気密に光を密閉容器8
の内部側8Aから外部側8Bへ導くもの)が接続され、
一般の光ファイバ10を介して中継端子(伝播光が通過
するように光ファイバ同士をつなぐもの)に接続されて
いる。二つの中継端子11は、それぞれ伝送用の光ファ
イバ12を介して光電気変換器13、14に接続されて
いる。光電気変換器13、14の出力信号13S、14
Sは、信号処理回路15に入力され、信号処理回路15
は、これらの信号13S、14Sを処理して信号15S
を出力するようになっている。なお、光電気変換器1
3、14は電源16から給電を受けて動作する。電源1
6は図示されていない商用電源からノイズフイルタ17
を介して供給を受けている。
【0006】図10において、内部8A内で部分放電が
発生すると、蛍光ファイバ1がその光を周囲から受け、
その受けた光により励起されて内部で蛍光を発生し、発
生した蛍光を外部8B側へ伝播光4A、4Bとして導
く。伝播光4A、4Bは、それぞれ光電気変換器13、
14に入力されるので電気信号に変換され、出力信号1
3S、14Sとなって、信号処理回路15に入力され
る。信号処理回路15は、信号13S、14Sがともに
入力されたときのみ、信号15Sを出力する。したがっ
て、信号15Sは、密閉容器8内部8Aで部分放電が発
生したときに出力される。
【0007】図10における蛍光ファイバ1は、必ず、
その両端7に伝播光4A、4Bが達するので、このよう
なシステムになっている。一般に、光電気変換器13、
14はそれ自体の検出感度を高めると、光信号がなくて
も自らランダムに電気パルスノイズを発生させる。これ
が部分放電測定の誤判定にならないように、二台の光電
気変換器13、14を用いている。すなわち、信号処理
回路15が、光電気変換器13、14のどちらか一方だ
けからしか電気信号が出力されていない場合は、ノイズ
であると判定している。なお、ノイズフイルタ17は、
商用電源から入るパルス性のノイズをカットし、測定器
の誤動作を防止している。
【0008】図11は、従来の蛍光ファイバの取付構造
を示す斜視図である。蛍光ファイバ1が絶縁板18と絶
縁性の透明板19との間に介装されている。絶縁板18
および透明板19は、コの字状の絶縁ガイド20の内部
に挿入されている。さらに、絶縁ガイド20は、絶縁性
の支持板22と密閉容器8の内部側8Aの壁との間に配
され、座金21を介して挟持されている。座金21は、
密閉容器8に溶接されるとともに、支持板22をビス2
3を介して固定している。
【0009】図11において、内部側8Aで発光があれ
ば、蛍光ファイバ1は、透明板19を介して、その光を
受け、受けた光により励起されて内部で蛍光を発生し、
発生した蛍光を軸方向に伝達する。絶縁ガイド20の内
部に蛍光ファイバ1を絶縁板18と透明板19とともに
スライドさせて挿入させるので、軸方向に長い蛍光ファ
イバ1を密閉容器1内に張りめぐらせることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の構造は、蛍光ファイバを密閉容器内に取
り付けるための部品点数が非常に多いという問題があっ
た。すなわち、図11において、蛍光ファイバ1を密閉
容器8に取り付けるための部品は、絶縁板18、透明板
19、絶縁ガイド20、座金21、支持板22、ビス2
3と六点も必要としていた。そのために、蛍光ファイバ
1の取付けに膨大なコストがかかっていた。
【0011】この発明の目的は、蛍光ファイバの取り付
け部品の点数を減らすことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、周囲から受けた光により励起さ
れて内部で蛍光を発生し、発生した蛍光を軸方向に伝送
する蛍光ファイバを磁性体よりなる遮光性の容器の内壁
に取り付ける構造において、前記蛍光ファイバの外周に
透明な保護体が設けられるとともに、前記蛍光ファイバ
が前記保護体を介して永久磁石に固定され、この永久磁
石を前記容器の内壁に吸着させてなるものとするとよ
い。
【0013】また、永久磁石が複数に分割され蛍光ファ
イバの軸方向に間隙を介して並べられたものとしてもよ
い。または、蛍光ファイバと永久磁石との間に光の反射
面が形成されてなるものとしてもよい。または、通し穴
を備えた透明な支持部が永久磁石に取り付けられ、蛍光
ファイバが保護体とともに通し穴に挿入されてなるもの
としてもよい。
【0014】または、支持部が通し穴の内壁から外部へ
抜ける採光穴を備えてなるものとしてもよい。
【0015】
【作用】この発明の構成によれば、蛍光ファイバが透明
な保護体を介して永久磁石に固定され、この永久磁石を
磁性体よりなる容器の内壁に吸着させる。これにより、
蛍光ファイバを取り付けるための部品が保護体と永久磁
石との二点だけで済み、部品点数が大幅に減る。
【0016】また、かかる構成において、永久磁石が複
数に分割され蛍光ファイバの軸方向に間隙を介して並べ
られた。永久磁石同士の間隙を空けることにより、永久
磁石の必要量を減らすことができる。また、永久磁石に
可とう性がなくても湾曲した容器の内壁に蛍光ファイバ
を取り付けることができる。また、かかる構成におい
て、蛍光ファイバと永久磁石との間に光の反射面が形成
される。蛍光ファイバに直接入射しない光線があって
も、反射面を反射した光が蛍光ファイバに入射する分が
あるので、蛍光ファイバに入射する光量が増える。
【0017】また、かかる構成において通し穴を備えた
透明な支持部が磁石に取り付けられ、蛍光ファイバが保
護体とともに通し穴に挿入される。これにより蛍光ファ
イバの取り付け作業は、通し穴に蛍光ファイバを挿し込
むだけでよい。また、かかる構成において、支持部が通
し穴の内壁から外部へ抜ける採光穴を備える。これによ
り、入射光が採光穴を抜けて蛍光ファイバへ入る分があ
るので、蛍光ファイバに入射する光量が増える。
【0018】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。図1は、この発明の実施例にかかる蛍光ファイバの
取付構造を示す斜視図である。蛍光ファイバ1が透明な
保護体27で覆われ、この保護体27の下面に永久磁石
26が接着されている。永久磁石26は、鉄製の密閉容
器8の内部側8Aの面に吸着している。なお、蛍光ファ
イバ1と保護体27との間は密着した状態としてもよ
く、また隙間を設けた状態としてもよいが、両者が密着
していた方が境界面での光の損失が少なくなり、より好
適である。
【0019】図1において、保護体27は例えばポリカ
ーボネートやアクリル樹脂あるいは透明なフッ素ゴムか
らなり、蛍光ファイバ1の保護と永久磁石26への接着
面形成の役目を担う。永久磁石26は、可とう性のない
板状のものでもよいが、ゴム状の可とう性のあるものを
採用することにより、湾曲した密閉容器8の内壁にも取
付けることができる。図1の構成のものは、従来の取付
構造(図11)と比べて次の利点を備えている。まず、
図11において蛍光ファイバを取り付けるための部品は
前述したように六点も必要としていた。図1の構成にお
いては、保護体27と永久磁石26のたった二点だけで
済む。また、保護体27の外形は図1に示されるような
四角柱状に限定されるものではなく、例えば円筒状のも
のであってもよい。なお、保護体27の外形を円筒状と
した場合は、保護体27の外周面の曲率に対応する曲率
の凹面を有する永久磁石26を用いることにより、保護
体27と永久磁石26との接着面積を十分なものとする
ことができる。
【0020】さらに、密閉容器8の内壁から内部側8A
へ突出する寸法Hが小さくなったことが挙げられる。す
なわち、蛍光ファイバ1は前述したように直径が1mm
程度で細かいものであるが、図11の従来の構造では、
座金21の高さと支持板23の厚さとで、どうしてもH
が10ないし15mm必要であった。一方、図1の構造
では、保護体27と永久磁石26とでHは5mm程度に
納めることができる。
【0021】図2は、三相一括型ガス絶縁開閉装置の断
面図である。密閉容器8の内部にSF6 ガスとともに三
相の導体24が縦に一列に配されている個所の断面であ
る。上下の導体24と密閉容器8の内壁とが最も近接し
た部分25に蛍光ファイバを取り付けようとする場合に
は、その絶縁寸法を確保する必要から、図1、図11に
おけるH寸法は出来るだけ小さくした方が密閉容器8も
小さくて済み非常に有利になる。その点、図1における
構造はH寸法が従来の構造のそれより半分以下になるの
で非常に有利である。
【0022】図3は、この発明の異なる実施例にかかる
蛍光ファイバの取付構造を示す斜視図である。複数に分
割された永久磁石28が間隙28Aを介して蛍光ファイ
バ1の軸方向に並べられている。その他の構成は、図1
と同じである。間隙28Aの分だけ永久磁石28の材料
が図1の場合と比べて節約される。また、永久磁石28
自体が必ずしも可とう性を備えていなくても密閉容器8
の湾曲した個所に蛍光ファイバ1を取り付けることがで
きる。
【0023】図4は、この発明のさらに異なる実施例に
かかる蛍光ファイバの構造を示す斜視図である。蛍光フ
ァイバ1と永久磁石26との間に反射板29が介装され
ている。また、保護体27と反射板29、および反射板
29と永久磁石26とは接着されている。その他は図1
の構成と同じである。反射板29の上面に反射面29A
が形成されている。
【0024】図5は、図4のX−X断面図である。入射
光5が保護体27を介して反射面29Aで反射し、蛍光
ファイバ1に入射している。反射光5Aが蛍光ファイバ
1に入射する分だけ蛍光ファイバ1の検出感度が向上す
る。図4に戻り、反射面29Aは反射板29の上面に蒸
着された金属蒸着面や貼付けられた金属箔よりなる。ま
た、反射面29Aは反射板29の上面に塗布された反射
塗料でもよい。
【0025】なお、図4において、反射板29をガラス
で構成し、その下面に反射面29Aを形成してもよい。
市販のミラーは、ガラスの裏面に反射面として水銀が塗
布されたものである。このミラーのガラスを上面にして
反射板29とする。図6は、この発明のさらに異なる実
施例にかかる蛍光ファイバの取付構造を示す斜視図であ
る。保護体27と永久磁石26との間に反射塗料層33
が介装されている。反射塗料層33は、保護体27の下
面、あるいは永久磁石26の上面のいずれかに塗布され
る。保護体27と反射塗料層33、および反射塗料層3
3と永久磁石26とは互いに接着されている。この反射
塗料層33が反射面となり、入射光を反射させる。入射
光が反射して蛍光ファイバ1に入射する経過は図5と同
様である。
【0026】図6の構成は、反射面を反射塗料33で形
成したことにより、図4における反射板29の厚さ分だ
けHが小さくなるという利点がある。なお、図6の反射
塗料33の代わりに、金属箔や金層蒸着面(保護体27
側または永久磁石26側のいずれかに蒸着)としてもよ
い。図7は、この発明のさらに異なる実施例にかかる蛍
光ファイバの取付構造を示す斜視図である。蛍光ファイ
バ1を覆った保護体27が透明な支持部31の通し穴3
1Aに納められている。支持部31の下面に永久磁石2
6が接着されるとともに、通し穴31の下面に反射塗料
層33が塗られている。それ以外は、図1と同じであ
る。支持部31は、例えばポリカーボネイトやアクリル
樹脂で形成され、蛍光ファイバ1は保護体27とともに
通し穴31A内を軸方向にスライド可能である。
【0027】図7において、支持部31は透明なので蛍
光ファイバ1への光の入射を妨げることはない。蛍光フ
ァイバ1を配線したり、交換するときは、それを通し穴
31Aに挿入するだけなので作業が非常に容易になる。
また、蛍光ファイバ1の交換において、図1の構造では
永久磁石26を密閉容器8から一旦外す必要があるが、
図7の構成だと永久磁石26は外さなくてよい。そのた
めに、蛍光ファイバ1の配置が交換の前後でずれること
は決してないという利点がある。
【0028】図8はこの発明のさらに異なる実施例にか
かる蛍光ファイバの取付構造を示す斜視図である。支持
部31が通し穴31Aの内部から外部へ抜ける採光穴3
2が複数設けられている。採光穴32は、支持部31の
上面、両側面に設けられ、軸方向に並べて明けられてい
る。支持部31は透明であると言っても、その透明材料
によって決まる特性によって入射光の幾分かが吸収され
る。採光穴32を設けることによって支持部31を貫通
しない入射光を蛍光ファイバ1が受けるので、全体とし
て検出感度が向上する。
【0029】なお、図7、図8における構造は、反射塗
料層33の代わりに反射面を備えた反射板としてもよ
い。また、図7、図8の永久磁石26も複数に分割し、
間隙を明けて蛍光ファイバ1の軸方向に並べてもよい。
また、以上では、いずれも密閉容器の場合の実施例を示
したが、磁性体よりなる遮光性の容器であれば、密閉容
器に限定することなく、この発明の蛍光ファイバの取付
構造を適用することができる。
【0030】
【発明の効果】この発明は前述のように、蛍光ファイバ
が透明な保護体を介して永久磁石に固定され、この永久
磁石を磁性体よりなる容器の内壁に吸着させる。これに
より、部品点数が大幅に減り蛍光ファイバ取り付けのコ
ストが節約される。また、容器内壁から内側へ突出する
寸法が従来より半分以下と小さくなり、容器内に納めら
れる内蔵機器の邪魔にならないようになった。
【0031】また、かかる構成において、永久磁石が複
数に分割され蛍光ファイバの軸方向に間隙を介して並べ
られた。永久磁石同士の間隙を明けることにより、永久
磁石の必要量が減り、コストが節約される。また、永久
磁石に可とう性がなくても湾曲した容器の内壁に蛍光フ
ァイバを取り付けることができ、取り付け場所の制約が
なくなった。
【0032】また、かかる構成において、蛍光ファイバ
と永久磁石との間に光の反射面が形成される。蛍光ファ
イバに直接入射しない光線があっても,反射面を反射し
た光が蛍光ファイバに入射する分があるので、全体とし
て蛍光ファイバの検出度が向上する。また、かかる構成
において通し穴を備えた透明な支持部が永久磁石に取り
付けられ、蛍光ファイバが保護体とともに通し穴に挿入
される。これにより蛍光ファイバの取り付け作業は、通
し穴に蛍光ファイバを挿し込むだけなので、蛍光ファイ
バの配線、交換作業が容易になる。
【0033】また、かかる構成において、支持部が通し
穴の内壁から外部へ抜ける採光穴を備える。これによ
り、入射光が採光穴を抜けて蛍光ファイバへ入る分があ
るので、全体として蛍光ファイバの検出感度が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる蛍光ファイバの取付
構造を示す斜視図
【図2】三相一括型ガス絶縁開閉装置の断面図
【図3】この発明の異なる実施例にかかる蛍光ファイバ
の取付構造を示す斜視図
【図4】この発明のさらに異なる実施例にかかる蛍光フ
ァイバの取付構造を示す斜視図
【図5】図4のX−X断面図
【図6】この発明のさらに異なる実施例にかかる蛍光フ
ァイバの取付構造を示す斜視図
【図7】この発明のさらに異なる実施例にかかる蛍光フ
ァイバの取付構造を示す斜視図
【図8】この発明のさらに異なる実施例にかかる蛍光フ
ァイバの取付構造を示す斜視図
【図9】蛍光ファイバの構成を示す断面図
【図10】蛍光ファイバを用いた部分放電測定装置の構
成を示すブロック図
【図11】従来の蛍光ファイバの取付構造を示す斜視図
【符号の説明】
1:蛍光ファイバ、27:保護体、8:密閉容器、2
6,28:永久磁石、28A:間隙、29A:反射面、
31:支持部、31A:通し穴、32:採光穴、33:
反射塗料層(反射面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富士 卓司 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 田中 章 神奈川県横浜市都筑区上川和町654番地 富士通化成株式会社内 (72)発明者 小島 雄次 東京都品川区東五反田2丁目3番5号 富 士通高見澤コンポーネント株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲から受けた光により励起されて内部で
    蛍光を発生し、発生した蛍光を軸方向に伝送する蛍光フ
    ァイバを磁性体よりなる遮光性の容器の内壁に取り付け
    る構造において、前記蛍光ファイバの外周に透明な保護
    体が設けられるとともに、前記蛍光ファイバが前記保護
    体を介して永久磁石に固定され、この永久磁石を前記容
    器の内壁に吸着させてなることを特徴とする蛍光ファイ
    バの取付構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のものにおいて、永久磁石
    が複数に分割され蛍光ファイバの軸方向に間隙を介して
    並べられたことを特徴とする蛍光ファイバの取付構造。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のものにおいて、
    蛍光ファイバと永久磁石との間に光の反射面が形成され
    てなることを特徴とする蛍光ファイバの取付構造。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3に記載のものにおいて、
    通し穴を備えた透明な支持部が永久磁石に取り付けら
    れ、蛍光ファイバが保護体とともに通し穴に挿入されて
    なることを特徴とする蛍光ファイバ取付構造。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のものにおいて、支持部が
    通し穴の内壁から外部へ抜ける採光穴を備えてなること
    を特徴とする蛍光ファイバ取付構造。
JP7242688A 1995-09-21 1995-09-21 蛍光ファイバの取付構造 Pending JPH0990131A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011145102A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Railway Technical Research Institute 光ファイバーセンサーの設置装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011145102A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Railway Technical Research Institute 光ファイバーセンサーの設置装置

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