JPH0989317A - 居室の空気浄化方法及び装置 - Google Patents

居室の空気浄化方法及び装置

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JPH0989317A
JPH0989317A JP24183595A JP24183595A JPH0989317A JP H0989317 A JPH0989317 A JP H0989317A JP 24183595 A JP24183595 A JP 24183595A JP 24183595 A JP24183595 A JP 24183595A JP H0989317 A JPH0989317 A JP H0989317A
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JP
Japan
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living room
carbon dioxide
phytoncide
dioxide concentration
air
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JP24183595A
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Hidefusa Kudo
英興 工藤
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RIBO KK
Original Assignee
RIBO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、居室内の二酸化炭素濃度を一
定値以下に維持すると同時に、居室内の異臭源となる化
学物質等を希釈し、同時に消臭する。 【解決手段】 空気浄化装置10は、住宅12における
居室14の居室床面14Aから80cm以内の高さ位置
に配置された二酸化炭素濃度センサ18が、居室内の一
定値以上の二酸化炭素濃度を検出したとき、制御装置2
2により換気装置16を作動させると共に、フィトンチ
ッド放散装置20も作動させ、居室14内の空気を消臭
すると共に有害物質を中和する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は居室の空気浄化方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅やオフィスビル等において建
物を密閉構造として、冷暖房効果を向上させ、エネルギ
ー消費量を低減させるようにするのが一般的である。
【0003】このようにすると、該建物の居住空間で
は、人の呼吸による二酸化炭素濃度が上昇し易く、又い
わゆる新建材が空気中に放出する化学物質が停滞し易い
という問題点がある。
【0004】これに対して、従来は、換気装置により居
室内空気を強制的に外気と交換して、上記二酸化炭素濃
度を低下させることにより、居室内空気を浄化するよう
にしていた。更に、居室内に空気清浄化物質を放散させ
て、化学物質を中和して、臭気を消すようにしたものが
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、消臭剤
等を居室内に放散する場合は、化学物質等の臭気は消え
るが、二酸化炭素濃度は低下するものではなく、又、居
室内空気中の化学物質濃度が低い場合にも、常時消臭剤
が放散されて無駄が多いという問題点がある。
【0006】更に、多くの場合、前記消臭剤は、芳香剤
が添加されていて、その匂いが過剰に室内に充満してし
まう問題点がある。
【0007】この場合、室内の化学物質の濃度あるいは
消臭剤の濃度を測定して、該消臭剤の放散を制御するこ
とも考えられるが、この種の微量物質の濃度検出装置は
非常に高価であり、一般の住宅やオフィスに容易に設置
できるものではない。
【0008】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、居室内空間の二酸化炭素濃度を一定
値以下に維持すると共に、居室内空間の化学物質等を、
最適範囲で無駄無く中和できるようにした居室の空気浄
化方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る居室の空気
浄化方法は、請求項1に記載されるように、居室床面か
ら80cm以下の高さ位置での二酸化炭素濃度を測定
し、該測定値が基準濃度を超えたとき、二酸化炭素濃度
が設定値に低下するまで居室を換気すると共に、該換気
中に、フィトンチッドを居室内に放散させるようにし
て、上記目的を達成するものである。
【0010】又、本発明に係る居室の空気浄化装置は、
請求項2に記載のように、居室内空気を排出すると共に
外気を居室内に導入する換気装置と、居室床面から80
cm以下の高さ位置に配置された二酸化炭素濃度センサ
と、フィトンチッドを居室内に放散可能とされたフィト
ンチッド放散装置と、前記二酸化炭素濃度センサの出力
信号が入力され、居室内二酸化炭素濃度が基準値を超え
たとき、該二酸化炭素濃度が設定値に低下するまでの
間、前記換気装置及びフィトンチッド放散装置を作動さ
せる制御装置と、を有してなり、上記目的を達成するも
のである。
【0011】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記フィトンチッド放散装置を、前記換気装置にお
ける外気導入部近傍にフィトンチッドを放散するように
配置したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して説明する。
【0013】この実施の形態の例に係る居室の空気浄化
装置10は、住宅12の側壁12Aに取付けられ、居室
14内の空気を排出すると共に外気を居室14内に導入
する換気装置16と、居室14の床面14Aから50〜
80cmの高さ位置に配置された二酸化炭素濃度センサ
18と、フィトンチッドを居室14内に放散可能とされ
たフィトンチッド放散装置20と、前記二酸化炭素濃度
センサ18の出力信号が入力され、居室14内の二酸化
炭素濃度が基準値を超えたとき、該二酸化炭素濃度が設
定値に低下するまでの間、前記換気装置16及びフィト
ンチッド放散装置20を作動させる制御装置22と、を
備えて構成されている。
【0014】前記フィトンチッドとは、樹木が発散する
芳香性物質で、身体に健康的に作用するものを言い、植
物精油として樹木から採取される。例えば、檜チオール
と称される檜から採取した植物精油、シトラスと称され
る柑橘系の精油、等があり、強力な消臭効果、オゾン、
NOx等の有害物質の中和作用、黴や黴菌の増殖を抑制
する作用等がある。
【0015】前記フィトンチッド放散装置20は、フィ
トンチッドが含まれる植物精油を空気中にスプレーした
り、又植物精油を加熱したり、毛細管現象により膜に吸
着させている植物精油を揮発させたりして、空気中にフ
ィトンチッドを放散させるものである。
【0016】前記制御装置22は、前記二酸化炭素濃度
センサ18による居室14内の空気中の二酸化炭素濃度
が、例えば1200ppmになったとき、換気装置16
とフィトンチッド放散装置20を同時に作動させ、二酸
化炭素濃度が700ppmに低下したとき、換気装置1
6とフィトンチッド放散装置20の作動を停止させるよ
うに構成されている。
【0017】前記換気装置16は、熱交換型の換気装置
であって、居室内空気を排出する際に、その空気の持つ
熱エネルギーを、導入する外気と熱交換することによっ
て、居室14内の温度の上昇あるいは低下を抑制するよ
うにされている。
【0018】なお、建築基準法施行令、衛生的環境の確
保に関する法律においては、居室における炭酸ガス濃度
は大旨1000ppm以下に適合することとされてい
る。
【0019】上記空気浄化装置10によれば、居室14
内の二酸化炭素濃度が1200ppmを超えるとき、制
御装置22により自動的に換気装置16及びフィトンチ
ッド放散装置20が作動され、居室14内の高濃度の二
酸化炭素を含む空気が排出されると同時に、これと熱交
換しながら新鮮な外気が居室内に導入される。同時に、
フィトンチッド放散装置20からフィトンチッドが居室
14内に放散されるので、居室14内の、例えば新建材
等から放散される臭気が消されると共に、居室床面14
Aや、室内の家具等に付着することによって、黴や黴菌
の増殖を抑制する。又、煙草の匂いも強力に中和相殺し
て居室内空気を爽やかな状態とする。
【0020】特に、フィトンチッド放散装置20から放
散されたフィトンチッドは、換気装置16によって導入
される外気の流れに乗って居室14内に拡散されるの
で、フィトンチッドの消臭効果等は居室14内に均一に
行き渡ることになる。
【0021】居室14内の二酸化炭素濃度が、換気によ
って700ppm以下となったとき、制御装置22によ
り、換気装置16及びフィトンチッド放散装置20が停
止されるが、このときは、居室14内の臭気、化学物質
は二酸化炭素と共にほとんどが居室14外に排出される
ことになる。
【0022】なお、上記実施例において、二酸化炭素濃
度センサ18は居室床面14Aから50〜80cmの高
さ位置に配置されているが、これは二酸化炭素はその比
重が空気より大きく、通常、居室14内の人は、椅子に
座ったり、場合によっては横になる状態の時間が多いの
で、上記50〜80cmの位置に二酸化炭素濃度センサ
18を設けることによって、人間に最も影響の与える範
囲での二酸化炭素濃度を的確に検出することができる。
【0023】但し、居室14内における空気の攪拌が少
ない場合は、空気中の二酸化炭素は居室床面14A近く
に滞留するので、居室14内の人の動きが少ない場合
や、例えば空調装置による空気流が少ない場合は、居室
床面14A近くに二酸化炭素濃度センサ18を設けても
よい。
【0024】なお、上記空気浄化装置10における換気
装置16及びフィトンチッド放散装置20の作動範囲
は、二酸化炭素濃度が1200ppmを超えてから70
0ppm以下になるまでの間であるが、本発明はこれに
限定されるものでなく、例えば法令に規定される100
0ppmを超えた場合に換気装置16及びフィトンチッ
ド放散装置20を作動させるようにしても良い。
【0025】更に、換気装置16及びフィトンチッド放
散装置20の停止条件は、二酸化炭素濃度が700pp
m以下となった場合であるが、これは、二酸化炭素濃度
が基準値を超えた場合、その後一定時間、例えば5分
間、換気装置16及びフィトンチッド放散装置20を作
動させるようにしてもよい。この場合、二酸化炭素濃度
の下限値を検出する必要はない。ここで、5分間、換気
装置16及びフィトンチッド放散装置20を作動させて
も、居室14内の二酸化炭素濃度が基準値を下回らない
場合は、これが、二酸化炭素濃度センサ18に再度検出
されるので、再び5分間、換気装置16及びフィトンチ
ッド放散装置20が作動され、これが、二酸化炭素濃度
が基準値を下回るまで繰り返されることになる。
【0026】又、上記換気装置16は、熱交換型であ
り、居室14内の一方の側壁で排気と吸気を同時に行う
ものであるが、本発明はこれに限定されるものでなく、
例えば排気ファンと吸気ファン、あるいは吸気孔を居室
14の対向する側壁や天井部に離間して設けてもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、二
酸化炭素濃度に応じて作動される換気装置と同時に、フ
ィトンチッド放散装置を作動するように構成したことに
よって、居室内の臭気源となる化学物質等の濃度を検出
することなく、炭酸ガスと同時にこれら化学物質を排出
し、且つ消臭することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係る空気浄化装置を
示す一部ブロック図を含む略示断面図
【符号の説明】
10…空気浄化装置 12…住宅 14…居室 14A…居室床面 16…換気装置 18…二酸化炭素濃度センサ 20…フィトンチッド放散装置 22…制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】居室床面から80cm以下の高さ位置での
    二酸化炭素濃度を測定し、該測定値が基準濃度を超えた
    とき、二酸化炭素濃度が設定値に低下するまで居室を換
    気すると共に、該換気中に、フィトンチッドを居室内に
    放散させることを特徴とする居室の空気浄化方法。
  2. 【請求項2】居室内空気を排出すると共に外気を居室内
    に導入する換気装置と、居室床面から80cm以下の高
    さ位置に配置された二酸化炭素濃度センサと、フィトン
    チッドを居室内に放散可能とされたフィトンチッド放散
    装置と、前記二酸化炭素濃度センサの出力信号が入力さ
    れ、居室内二酸化炭素濃度が基準値を超えたとき、該二
    酸化炭素濃度が設定値に低下するまでの間、前記換気装
    置及びフィトンチッド放散装置を作動させる制御装置
    と、を有してなる居室の空気浄化装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記フィトンチッド放
    散装置は、前記換気装置における外気導入部近傍にフィ
    トンチッドを放散するように配置されたことを特徴とす
    る居室の空気浄化装置。
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Cited By (7)

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JP2008523074A (ja) * 2004-12-07 2008-07-03 アクセス ビジネス グループ インターナショナル エルエルシー 酸化窒素及び酸素種を、抗酸化性を有する芳香剤で除去するための方法
CN113606733A (zh) * 2021-08-04 2021-11-05 珠海格力电器股份有限公司 新风空调器及其蚊虫消杀方法、智能家居***
DE102021118834A1 (de) 2021-07-21 2023-01-26 Herrmann Ag Vorrichtung zum Reinigen von Luft und insbesondere Raumluft

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