JPH0989012A - 自転車用フリーホイール - Google Patents

自転車用フリーホイール

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JPH0989012A
JPH0989012A JP7242005A JP24200595A JPH0989012A JP H0989012 A JPH0989012 A JP H0989012A JP 7242005 A JP7242005 A JP 7242005A JP 24200595 A JP24200595 A JP 24200595A JP H0989012 A JPH0989012 A JP H0989012A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/24Freewheels or freewheel clutches specially adapted for cycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M9/00Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like
    • B62M9/04Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio
    • B62M9/06Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like
    • B62M9/10Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving different-sized wheels, e.g. rear sprocket chain wheels selectively engaged by the chain, belt, or the like

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車用フリーホイールにおいて、短期間で
製造できかつ簡単な設備で製造できるようにする 【解決手段】 自転車用フリーホイール31は、外筒部
45と、内筒部46と、一方向クラッチ47とを備えて
いる。外筒部は、複数の小ギヤ26を回転不能に保持す
るために連続して外周に形成されたギヤ保持部50と、
小ギヤに伝達された駆動力を一回転方向にのみ伝達する
ための角部を含み連続して内周に形成された爪係止部5
1とを有し、ギヤ保持部50の凹部が爪係止部51の凸
部となるように配置されている。内筒部は、外筒部の内
周側に外筒部と相対回転自在に配置され、後ハブに装着
される。一方向クラッチは、外筒部と内筒部との間に配
置され、爪係止部に係止および係止解除されることで、
ギヤに伝達された駆動力を外筒部から内筒部に一回転方
向にのみ伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリーホイール、
特に、自転車の後ハブに装着される自転車用フリーホイ
ールに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自転車の後ハブには、ペダルの踏
み力を変換して得られた駆動力を後輪に一回転方向にの
み伝達するためのフリーホイールが装着されている。こ
のフリーホイールを装着することにより、下り坂等でペ
ダルをこぐのを止めた状態でもペダルが回転することな
く自転車が自由に前進できる。この種のフリーホイール
として、後ハブのボスにネジ込みにより装着されるボス
型フリーホイールと、後ハブに一体で装着されたフリー
ハブ型フリーホイールとが知られている。いずれの型の
フリーホイールとも、外周に小ギヤが回転不能に取り付
けられる外筒部と、外筒部の内周側に外筒部と相対回転
自在に配置され、後ハブに装着される内筒部と、外筒部
と内筒部との間に配置され、小ギヤに伝達された駆動力
を外筒部から内筒部に一回転方向にのみ伝達する一方向
クラッチとを備えている。
【0003】このフリーホイールの外筒部および内筒部
は、従来、円筒状の素材を金型により冷間鍛造した後、
ネジ切り加工等の機械加工を行って製造される。冷間鍛
造工程では、複数回の鍛造を繰り返して所望の形状の外
筒部および内筒部を得る。この鍛造前に金型との間の潤
滑性を良好にするためのボンデと、一度鍛造された素材
の加工硬化を取り除くための焼どんとが実施される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
素材を繰り返し冷間鍛造して外筒部および内筒部を製造
しているので、鍛造に加えてボンデや焼どんといった工
程が繰り返し行われることになり、製造工程が多くな
る。この結果、製造期間が長くなり製造コストが高くな
るとともに、部品の滞留在庫が常に存在することにな
り、物流コストも高くなる。また、生産設備として、鍛
造設備のような大掛かりな設備が必要になり、設備コス
トが高くなる。
【0005】本発明の課題は、自転車用フリーホイール
において、短期間で製造でき、かつ簡単な設備で製造で
きるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1に係る自転車用フ
リーホイールは、自転車の後ハブに装着されるフリーホ
イールであって、外筒部と、内筒部と、一方向伝達部と
を備えている。外筒部は、1または複数のギヤを回転不
能に保持するために連続して外周に形成された第1凹凸
部と、ギヤに伝達された駆動力を一回転方向にのみ伝達
するための係止部を含み連続して内周に形成された第2
凹凸部とを有し、第1凹凸部の凹部が第1凹凸部の凸部
となるように配置されている。内筒部は、外筒部の内周
側に外筒部と相対回転自在に配置され、後ハブに装着さ
れる。外筒部および内筒部のうち少なくとも一方の肉厚
が実質的に均一である。一方向伝達部は、外筒部と内筒
部との間に配置され、第2凹凸部に係止および係止解除
されることで、ギヤに伝達された駆動力を外筒部から内
筒部に一回転方向にのみ伝達する。
【0007】ここでは、外筒部において、第1凹凸部の
凹部が第2凹凸部の凸部となるように2つの凹凸部が配
置されているので、外筒部をたとえばプレス加工(絞り
加工)のような簡単な製造方法により製造可能になる。
このため、外筒部を短期間で製造できかつより簡単な設
備で製造できる。また、肉厚が実質的に均一な外筒部お
よび内筒部のうちの一方もプレス加工による製造が可能
であり、同様に短期間で製造できかつ簡単な設備で製造
できる。
【0008】発明2に係る自転車用フリーホイールは、
発明1記載のフリーホイールにおいて、外筒部は、その
端部に一体で形成された1枚のギヤを有している。発明
3に係る自転車用フリーホイールは、発明1または2記
載のフリーホイールにおいて、内筒部は、その端部内周
に後ハブに螺合するネジ部を有している。発明4に係る
自転車用フリーホイールは、発明1または2記載のフリ
ーホイールにおいて、内筒部は、その端部が後ハブに固
着されている。
【0009】発明5に係る自転車用フリーホイールは、
発明1から4のいずれかに記載のフリーホイールにおい
て、外筒部と内筒部との間には両端部に1対の鋼球が配
置されており、外筒部は、その両端内周部に1対の鋼球
を受ける玉わんを備え、内筒部は、その一端外周部に一
方の鋼球を押圧する第1玉押しを有する内筒本体と、内
筒本体の他端に螺合され、他方の鋼球を押圧する第2玉
押しを有する調整ナット部とを備えている。
【0010】発明6に係る自転車用フリーホイールは、
発明1から5のいずれかに記載のフリーホイールにおい
て、一方向伝達部は、内筒部の外周に揺動自在に配置さ
れた係止爪部と、係止爪部の先端を外筒側に付勢する付
勢部材とを備えたラチェット方式の一方向クラッチであ
る。発明7に係る自転車用フリーホイールは、発明1か
ら5のいずれかに記載のフリーホイールにおいて、一方
向伝達部は、内筒部の外周に転動自在に配置されたロー
ラ部と、ローラ部を保持するローラ保持部とを備えたカ
ムローラ方式の一方向クラッチである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を採
用したマウンテンバイク(MTB)の側面図である。図
1において、MTBは車体の骨格をなすダイヤモンド形
のフレーム1を備えている。フレーム1は、たとえばア
ルミニウムパイプのTig溶接構造のフレーム体2と、
フレーム体2の前部に斜め縦軸回りに回転自在に支持さ
れ、下部が2股に分かれた前ホーク3とを有している。
また、MTBは、前ホーク3に連結されたハンドル部4
と、フレーム体2の下部に取り付けられ、踏み力を駆動
力に変換する駆動部5と、前ホーク3の下端に係止され
た前ハブ6を有する前輪7と、フレーム体2の後部に係
止された後ハブ8を有する後輪9と、前後の制動装置1
0,10とを備えている。
【0012】フレーム体2にはサドル20を装着したシ
ートスティ21が上下に移動可能に固定されている。ハ
ンドル部4はハンドルバー22を有しており、ハンドル
バー22の両端にはグリップ23とチェンジレバー付の
ブレーキレバー24とが装着されている。駆動部5は、
フレーム体2のハンガ部に回転自在に支持された3段の
大ギヤを有するギヤクランク25と、後ハブ8に装着さ
れた、たとえば6段の小ギヤ26と、ギヤクランク25
のギヤと小ギヤ26とに巻き回されたチェーン27とを
有している。
【0013】前輪7は、前ハブ6と、前ハブ6からほぼ
放射状に外方に延びるスポーク11と、スポーク11の
先端にネジ止めされたリム12と、リム12に装着され
たチューブ付のタイヤ13とを有している。後輪9は、
後ハブ8と、後ハブ8からほぼ放射状に外方に延びるス
ポーク11と、スポーク11の先端にネジ止めされたリ
ム12と、リム12に装着されたチューブ付のタイヤ1
3とを有している。
【0014】後ハブ8は、図2に示すように、クイック
レリーズ式のものである。後ハブ8の右端にはフリーホ
イール31が装着されている。後ハブ8は、左右に間隔
を隔てて配置された1対の鍔部35を有する中空のハブ
体36と、ハブ体36を回転自在に支持するハブ軸37
とを有している。鍔部35にはスポーク孔(図示せず)
が周方向に等間隔で形成されており、スポーク孔にスポ
ーク11を挿通可能である。ハブ軸37にはクイックハ
ブロッド38を含むクイックレリーズ部40が装着され
ている。ハブ体36は、図3に示すように、雄ネジが形
成されたボス部41を右端部に有している。このボス部
41にフリーホイール31が螺合されている。
【0015】フリーホイール31はボス型のものであ
り、外周に6枚の小ギヤ26が回転不能に装着可能な外
筒部45と、外筒部45の内周側に外筒部45と相対回
転自在に配置された内筒部46と、外筒部45と内筒部
46との間に配置され、小ギヤ26に伝達された駆動力
を外筒部45から内筒部46に一回転方向にのみ伝達す
る一方向クラッチ47とを備えている。
【0016】外筒部45は、図4に示すように、略均一
の肉厚で形成された筒状の部材である。外筒部45は、
中央部外周に略三角波状の凹凸に形成され、小ギヤ26
を回転不能に保持するギヤ保持部50と、中央部外周に
ギヤ保持部50の凹凸に対応するように略三角波状の凹
凸に形成された爪係止部51とを有している。また、外
筒部45は、図3左端部にアールをつけて拡径されて形
成された左玉わん52と、図3右端部に内側に折り曲げ
てアールをつけて形成された右玉わん53とを有してい
る。これらの玉わん52,53には鋼球54が装着され
ている。
【0017】内筒部46は、内筒本体55と、内筒本体
55の図3右端に螺合された調整ナット56とを有して
いる。内筒本体55は、略均一の肉厚で形成された筒状
の2段に縮径された部材であり、その左端部には、左玉
わん52とで鋼球54を挟持する左玉押し57がフラン
ジ状に形成されている。内筒本体55の左玉押し57の
右側の1段目の縮径部内周には、ハブ体36のボス部4
1に螺合する雌ネジ58が形成されている。内筒本体5
5の1段目の縮径部外周には1対の突起60とその間に
形成された凹部61とからなる爪収納部62が円周上に
2か所対向配置されている。内筒本体55の右端部の2
段目の縮径部は大きく縮径されており、その外周には調
整ナット56に螺合する雄ネジ63が形成されている。
また、この縮径部内周には、このフリーホイール31を
ボス部41に対して脱着する際に用いる特殊工具を装着
するための凹凸形状の工具係止部64が形成されてい
る。
【0018】調整ナット56は、略均一の肉厚の皿状の
リング部材であり、その外周側には右玉わん53とで鋼
球54を挟持する左玉押し65が形成されている。調整
ナット56の内周部は右方に折り曲げられおり、そこに
は内筒本体55に螺合する雌ネジ66が形成されてい
る。上記、玉わん52,53、鋼球54および玉押し5
7,65により外筒部45を内筒部46が相対回転自在
に支持するための軸受部を構成している。また、内筒本
体55と調整ナット56との間には軸受部の玉当たりを
調整するための複数枚のシム67が配置されている。
【0019】一方向クラッチ47は、ラチェット方式の
クラッチであり、外筒部45と内筒部46との間で爪収
納部62に揺動自在に配置されたラチェット爪70と、
ラチェット爪70の先端を外筒部45側に付勢するリン
グバネ72とを有している。ラチェット爪70は、先端
に鋭角状の爪部71を有している。この爪部71が、外
筒部45の内周に形成された爪係止部51の角部75に
係止される。ラチェット爪70の幅方向の中央部にリン
グバネ72を係止するための係止溝73を有している。
また、内筒部46の突起60には、リングバネ72を通
すための通過溝74が形成されている。
【0020】このような構成の外筒部45は肉厚が均一
であり、またギヤ保持部50の凹凸と爪係止部51の凹
凸とが凸部と凹部とが対応するように配置されているの
で、外筒部45を絞り加工や折り曲げ加工を含むプレス
加工により簡単に製造できる。また、内筒本体55およ
び調整ナット56を含む内筒部46も肉厚が均一である
ため、プレス加工により簡単に製造できる。また、この
ようなプレス加工は、冷間鍛造に比べて簡単な設備で行
えるとともに、製造に要する時間を短縮できる。
【0021】このように構成されたMTBでは、ペダル
が前方に踏み込まれると、その踏み力がギヤクランク2
5の大ギヤ、チェーン27および小ギヤ26を介してフ
リーホイール31の外筒部45に伝達される。この結
果、外筒部45が図4に矢印で示す時計回りに回転す
る。このとき、ラチェット爪70がリングバネ72に付
勢され、その爪部71が外筒部45の爪係止部51の角
部75に係止されているので、外筒部4の回転が内筒部
46に伝達される。そして、内筒部46から後ハブ8に
駆動力が伝達され後輪9が回転する。
【0022】一方、ペダルが後方に踏み込まれた場合に
は、外筒部45が反時計回り回転する。すると、爪係止
部51の斜面に押圧されてリングバネ72の付勢力に抗
してラチェット爪70が回転中心側に揺動し、駆動力が
伝達されず外筒部45が空転する。また、坂道等で、内
筒部46が時計回りに回転した場合にも同様にラチェッ
ト爪70が揺動して駆動力が伝達されず、内筒部46が
空転する。
【0023】〔他の実施形態〕 (a) 図5に示すように、外筒部45の右端部を内側
に折り曲げて右玉わん53aを形成してもよい。他の構
成は図3と同様であるので説明を省略する。この場合に
は、外筒部45の右端部の剛性が折り曲げ部を設けるこ
とで高くなる。 (b) 図6に示すように、外筒部45を、左玉わん5
2から径方向外方に延ばし、ロー側の小ギヤ26aを外
筒部45と一体で形成してもよい。他の構成は、図3と
同様であるので説明を省略する。これにより小ギヤのコ
ンパクト化を図れる。なお、外筒部45の右端部を径方
向外方に延ばしてハイ側の小ギヤを一体で形成してもよ
い。 (c) 図7に示すように、ラチェット方式の一方向ク
ラッチに代えて、カムローラ方式のクラッチにしてもよ
い。この一方向クラッチ47aは、外筒部45の内周面
に形成された三角波状の傾斜面51aに接触可能に配置
された多数のローラ80と、ローラ80を周方向に等間
隔に保持する保持器81と、保持器81を図7の反時計
回りに付勢する付勢バネ82とを有している。外筒部4
5の内周面および外周面に形成された凹凸は、図4に示
す凹凸と鏡像関係のようになっており、傾斜面51aは
反時計方向にいくにつれて外方に傾斜している。ローラ
80の径は、内筒部46と傾斜面51aとの間の隙間の
最大値未満でかつ最小値を超えた値である。
【0024】この実施形態では、図7に矢印で示す反時
計回りに外筒部45が回転すると外筒部45と内筒部4
6との間にローラ80が噛み込んで動力が伝達される。
また、逆方向に回転したり、内筒部46が矢印方向に回
転するとローラ80の噛み込みがはずれて回転側が空転
する。このようなカムローラ方式の一方向クラッチを用
いると、空転時のクリック音が生じなくなり、空転時の
騒音を低減できる。 (d) ボス型フリーホイールに代えて、フリーハブ型
フリーホイールにも本発明を適用できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外筒部において、第1凹凸部の凹部が第2凹凸部の凸部
となるように2つの凹凸部が配置されているので、外筒
部をたとえばプレス加工(絞り加工)のような簡単な製
造方法により製造可能になる。このため、外筒部を短期
間で製造できかつより簡単な設備で製造できる。また、
肉厚が実質的に均一な外筒部および内筒部のうちの一方
もプレス加工による製造が可能であり、同様に短期間で
製造できかつ簡単な設備で製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したMTBの側面
図。
【図2】本発明の一実施形態によるフリーホイールを装
着した後ハブの側面図。
【図3】後ハブに装着されたフリーホイールの縦断面
図。
【図4】図3のIV−IV断面図。
【図5】他の実施形態の図3に相当する図。
【図6】他の実施形態の図3に相当する図。
【図7】他の実施形態の図4に相当する図。
【符号の説明】
8 後ハブ 26,26a 小ギヤ 31 フリーホイール 45 外筒部 46 内筒部 47 一方向クラッチ 52 左玉わん 53 右玉わん 54 鋼球 55 内筒本体 56 調整ナット 57 左玉押し 58 雌ネジ 65 右玉押し 70 ラチェット爪 72 リングバネ 80 ローラ 81 保持器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自転車の後ハブに装着される自転車用フリ
    ーホイールであって、 1または複数のギヤを回転不能に保持するために連続し
    て外周に形成された第1凹凸部と、前記ギヤに伝達され
    た駆動力を一回転方向にのみ伝達するための係止部を含
    み連続して内周に形成された第2凹凸部とを有し、前記
    第1凹凸部の凹部が前記第1凹凸部の凸部となるように
    配置された外筒部と、 前記外筒部の内周側に前記外筒部と相対回転自在に配置
    され、前記後ハブに装着される内筒部と、 前記外筒部と内筒部との間に配置され、前記第2凹凸部
    に係止および係止解除されることで、前記ギヤに伝達さ
    れた駆動力を前記外筒部から内筒部に一回転方向にのみ
    伝達する一方向伝達部とを備え、 前記外筒部および内筒部のうち少なくとも一方の肉厚が
    実質的に均一である自転車用フリーホイール。
  2. 【請求項2】前記外筒部は、その端部に一体で形成され
    た1枚のギヤを有している、請求項1記載の自転車用フ
    リーホイール。
  3. 【請求項3】前記内筒部は、その端部内周に前記後ハブ
    に螺合するネジ部を有している、請求項1または2記載
    の自転車用フリーホイール。
  4. 【請求項4】前記内筒部は、その端部が前記後ハブに固
    着されている、請求項1または2記載の自転車用フリー
    ホイール。
  5. 【請求項5】前記外筒部と内筒部との間には両端部に1
    対の鋼球が配置されており、 前記外筒部は、その両端内周部に1対の前記鋼球を受け
    る玉わんを備え、 前記内筒部は、その一端外周部に一方の前記鋼球を押圧
    する第1玉押しを有する内筒本体と、前記内筒本体の他
    端に螺合され、他方の前記鋼球を押圧する第2玉押しを
    有する調整ナット部とを備えている、請求項1から4の
    いずれかに記載の自転車用フリーホイール。
  6. 【請求項6】前記一方向伝達部は、前記内筒部の外周に
    揺動自在に配置された係止爪部と、前記係止爪部の先端
    を前記外筒側に付勢する付勢部材とを備えたラチェット
    方式の一方向クラッチである、請求項1から5のいずれ
    かに記載の自転車用フリーホイール。
  7. 【請求項7】前記一方向伝達部は、前記内筒部の外周に
    転動自在に配置されたローラ部と、前記ローラ部を保持
    するローラ保持部とを備えたカムローラ方式の一方向ク
    ラッチである、請求項1から5のいずれかに記載の自転
    車用フリーホイール。
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