JPH0986557A - 倒立形容器のキャップ - Google Patents
倒立形容器のキャップInfo
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- JPH0986557A JPH0986557A JP7266251A JP26625195A JPH0986557A JP H0986557 A JPH0986557 A JP H0986557A JP 7266251 A JP7266251 A JP 7266251A JP 26625195 A JP26625195 A JP 26625195A JP H0986557 A JPH0986557 A JP H0986557A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 浴室に置かれて流入した水滴の排出を容易に
するとともに、見映えのよい多様なデザインのヒンジキ
ャップにする。 【解決手段】 頂壁５と外筒２と前記頂壁５に注出口４
を設けた内筒３とを有してなるキャップ本体１および注
出口４を閉塞する天蓋２０とが互いに蝶着されたヒンジ
キャップであって、頂壁５には複数の透孔６が設けられ
ているとともに、天蓋２０には頂壁５に覆合した閉蓋状
態において透孔６と対応する位置に透孔２１が設けら
れ、且つ天蓋２０の上面には複数の突起２２が突設され
て構成され、倒立状態の容器の表面からキャップ本体１
内に回り込んだ水滴を頂壁５の透孔６から天蓋２０の透
孔２１を通して外部に排出することで前記課題の解決手
段とした。
するとともに、見映えのよい多様なデザインのヒンジキ
ャップにする。 【解決手段】 頂壁５と外筒２と前記頂壁５に注出口４
を設けた内筒３とを有してなるキャップ本体１および注
出口４を閉塞する天蓋２０とが互いに蝶着されたヒンジ
キャップであって、頂壁５には複数の透孔６が設けられ
ているとともに、天蓋２０には頂壁５に覆合した閉蓋状
態において透孔６と対応する位置に透孔２１が設けら
れ、且つ天蓋２０の上面には複数の突起２２が突設され
て構成され、倒立状態の容器の表面からキャップ本体１
内に回り込んだ水滴を頂壁５の透孔６から天蓋２０の透
孔２１を通して外部に排出することで前記課題の解決手
段とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒンジキャップに
関し、詳しくは倒立の状態で置かれるチューブ容器や中
空容器に装着され、これを支える台座となるヒンジキャ
ップに関する。
関し、詳しくは倒立の状態で置かれるチューブ容器や中
空容器に装着され、これを支える台座となるヒンジキャ
ップに関する。
【０００２】
【従来の技術】シャンプーやリンス、洗顔料など、主に
浴室で使用される粘性のある半流動体の内容物をチュー
ブ容器や中空容器に収納し、粘性のある内容物を直ちに
注出可能な状態に置くために容器を倒立して置くことが
行われている。この為に片手でワンタッチで開閉できる
大きめのヒンジキャップを台座として用いることは周知
である。
浴室で使用される粘性のある半流動体の内容物をチュー
ブ容器や中空容器に収納し、粘性のある内容物を直ちに
注出可能な状態に置くために容器を倒立して置くことが
行われている。この為に片手でワンタッチで開閉できる
大きめのヒンジキャップを台座として用いることは周知
である。
【０００３】ところで、この倒立形容器を用いた主とし
てトイレタリー製品は浴室において使用されることが多
いので、濡れた手で使用されるうえに、湯水を直接被っ
たり、湯気が容器外面に水滴となって付着流下するの
で、容器とキャップが接続する隙間からキャップの内側
に水滴が回り込んで滞留してしまうことがある。従っ
て、容器を持って正立させたとき、滞留水が漏出して手
を濡らしたり周辺を汚染してしまうことがあり、衛生面
や品質への影響を指摘する意見もある。
てトイレタリー製品は浴室において使用されることが多
いので、濡れた手で使用されるうえに、湯水を直接被っ
たり、湯気が容器外面に水滴となって付着流下するの
で、容器とキャップが接続する隙間からキャップの内側
に水滴が回り込んで滞留してしまうことがある。従っ
て、容器を持って正立させたとき、滞留水が漏出して手
を濡らしたり周辺を汚染してしまうことがあり、衛生面
や品質への影響を指摘する意見もある。
【０００４】実開平５ー７２７４７号に開示された倒立
形のチューブ容器に使用されているキャップはこの問題
に着目したもので、周知の三点ヒンジ形の弾性反転形キ
ャップを用いて、キャップ本体の注出口を有する内筒と
その外囲の外筒との間に位置する頂壁部分に小孔を開け
ることにより、キャップ内に回り込んだ水滴をこの小孔
からヒンジ結合された天蓋内に誘導し、天蓋側ヒンジ部
の弾性反転板の両側の隙間から外部に排出させるという
ものである。
形のチューブ容器に使用されているキャップはこの問題
に着目したもので、周知の三点ヒンジ形の弾性反転形キ
ャップを用いて、キャップ本体の注出口を有する内筒と
その外囲の外筒との間に位置する頂壁部分に小孔を開け
ることにより、キャップ内に回り込んだ水滴をこの小孔
からヒンジ結合された天蓋内に誘導し、天蓋側ヒンジ部
の弾性反転板の両側の隙間から外部に排出させるという
ものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
倒立形容器のキャップにおいては、小孔から天蓋内に誘
導された水滴を天蓋の周壁から天壁にかけて切り込み形
成された弾性反転板の両側の僅かな隙間から排出させる
構成であるので、流入水の排出に時間がかかるととも
に、キャップは容器の台座として天蓋を下にして置かれ
るので、天蓋に切り込まれた排出用となる隙間が立地面
に接して水滴の排出機能が不充分になるうえに通気性も
充分ではないので長時間に亘り湿気が残る不満があっ
た。
倒立形容器のキャップにおいては、小孔から天蓋内に誘
導された水滴を天蓋の周壁から天壁にかけて切り込み形
成された弾性反転板の両側の僅かな隙間から排出させる
構成であるので、流入水の排出に時間がかかるととも
に、キャップは容器の台座として天蓋を下にして置かれ
るので、天蓋に切り込まれた排出用となる隙間が立地面
に接して水滴の排出機能が不充分になるうえに通気性も
充分ではないので長時間に亘り湿気が残る不満があっ
た。
【０００６】また、キャップ本体の小孔は単純に頂壁部
に穿孔されたものであるので、倒立形容器が傾斜面に置
かれると、その置かれた方向によって水滴の一部がキャ
ップ本体の小孔から離れた低い箇所に滞留して排出でき
ないことがある。また、キャップの片寄った位置にある
ヒンジの隙間を水滴の排出口としているので天蓋にも同
様の現象が発生する。
に穿孔されたものであるので、倒立形容器が傾斜面に置
かれると、その置かれた方向によって水滴の一部がキャ
ップ本体の小孔から離れた低い箇所に滞留して排出でき
ないことがある。また、キャップの片寄った位置にある
ヒンジの隙間を水滴の排出口としているので天蓋にも同
様の現象が発生する。
【０００７】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
ので、湯水を直接被ったり、湯気が充満する浴室に置か
れることにより流入した水滴がキャップ内に滞留するこ
とがないように排出と通気を容易にするとともに、見映
えのよい多様なデザインの倒立形容器のキャップにする
ことを課題としている。
ので、湯水を直接被ったり、湯気が充満する浴室に置か
れることにより流入した水滴がキャップ内に滞留するこ
とがないように排出と通気を容易にするとともに、見映
えのよい多様なデザインの倒立形容器のキャップにする
ことを課題としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の倒立形
容器のキャップは、頂壁と外筒と前記頂壁に注出口を設
けた内筒とを有してなるキャップ本体および前記注出口
を閉塞する天蓋が後端部で互いに蝶着されたヒンジキャ
ップであって、前記頂壁には複数の透孔が設けられてい
るとともに、前記天蓋には前記頂壁に覆合した閉蓋状態
において前記透孔と対応する位置に透孔が設けられ、且
つ前記天蓋の上面には所定間隔を置いて複数の突起が突
設されて構成され、容器を倒立したときその台座となる
とともに倒立状態の容器表面から前記キャップ本体内に
回り込んだ水滴を前記頂壁の透孔から天蓋の透孔を通し
て外部に排出することで前記課題の解決手段とした。
容器のキャップは、頂壁と外筒と前記頂壁に注出口を設
けた内筒とを有してなるキャップ本体および前記注出口
を閉塞する天蓋が後端部で互いに蝶着されたヒンジキャ
ップであって、前記頂壁には複数の透孔が設けられてい
るとともに、前記天蓋には前記頂壁に覆合した閉蓋状態
において前記透孔と対応する位置に透孔が設けられ、且
つ前記天蓋の上面には所定間隔を置いて複数の突起が突
設されて構成され、容器を倒立したときその台座となる
とともに倒立状態の容器表面から前記キャップ本体内に
回り込んだ水滴を前記頂壁の透孔から天蓋の透孔を通し
て外部に排出することで前記課題の解決手段とした。
【０００９】また、頂壁と外筒と前記頂壁に注出口を設
けた内筒とを有してなるキャップ本体および前記注出口
を閉塞する天蓋が後端部で互いに蝶着されたヒンジキャ
ップであって、前記天蓋が前記頂壁に覆合した閉蓋状態
において前記頂壁には前記天蓋から開放状態にある複数
の透孔が設けられて構成され、容器を倒立したときその
台座となるとともに前記倒立状態の容器表面から前記キ
ャップ本体内に回り込んだ水滴を前記頂壁の透孔から外
部に排出するようにしてもよい。
けた内筒とを有してなるキャップ本体および前記注出口
を閉塞する天蓋が後端部で互いに蝶着されたヒンジキャ
ップであって、前記天蓋が前記頂壁に覆合した閉蓋状態
において前記頂壁には前記天蓋から開放状態にある複数
の透孔が設けられて構成され、容器を倒立したときその
台座となるとともに前記倒立状態の容器表面から前記キ
ャップ本体内に回り込んだ水滴を前記頂壁の透孔から外
部に排出するようにしてもよい。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、請求項記載の各発明の好ま
しい実施の形態を図面を参照しながら説明する。
しい実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【００１１】図１の（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）乃
至図２の（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は、請求項１および請
求項２に記載の倒立形容器のキャップを示すもので、図
１の（ａ）、（ｂ）に示すように、この実施形態のキャ
ップは、頂壁５と外筒２と前記頂壁５に注出口４を設け
た内筒３とを有してなるキャップ本体１と、前記注出口
４を閉塞する天蓋２０とが互いの後端部で一体に形成さ
れたヒンジ３０で蝶着されて構成され、例えばポリプロ
ピレン樹脂を用いて形成されている。
至図２の（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は、請求項１および請
求項２に記載の倒立形容器のキャップを示すもので、図
１の（ａ）、（ｂ）に示すように、この実施形態のキャ
ップは、頂壁５と外筒２と前記頂壁５に注出口４を設け
た内筒３とを有してなるキャップ本体１と、前記注出口
４を閉塞する天蓋２０とが互いの後端部で一体に形成さ
れたヒンジ３０で蝶着されて構成され、例えばポリプロ
ピレン樹脂を用いて形成されている。
【００１２】前記キャップ本体１は、板状にして略楕円
形の頂壁５の周縁から垂下周設された外筒２と、頂壁５
の中央部に垂設された内筒３との二重壁に形成されてお
り、前記外筒２の前側中央上端部には指掛け用の凹所７
が設けられているとともに後側中央上端部には天蓋２０
と連結するキャップ本体１側の周知の三点形のヒンジ３
０が一体に形成され、前記内筒３の頂壁５の中央には注
出口４が穿孔されているとともに内周壁には雌螺子から
なる係着機構８が設けられ、容器４０の頸部４２に設け
られた雄螺子からなる係着機構４１と係着している。ま
た、前記頂壁５には注出口４を挟んだ左右の位置に直線
状の長孔に形成された複数の透孔６が穿孔されている。
形の頂壁５の周縁から垂下周設された外筒２と、頂壁５
の中央部に垂設された内筒３との二重壁に形成されてお
り、前記外筒２の前側中央上端部には指掛け用の凹所７
が設けられているとともに後側中央上端部には天蓋２０
と連結するキャップ本体１側の周知の三点形のヒンジ３
０が一体に形成され、前記内筒３の頂壁５の中央には注
出口４が穿孔されているとともに内周壁には雌螺子から
なる係着機構８が設けられ、容器４０の頸部４２に設け
られた雄螺子からなる係着機構４１と係着している。ま
た、前記頂壁５には注出口４を挟んだ左右の位置に直線
状の長孔に形成された複数の透孔６が穿孔されている。
【００１３】尚、ヒンジ３０は弾性反転形の三点ヒンジ
に限るものではなく、一点ヒンジでも別体によるヒンジ
であってもよい。また、係着機構８，４１も螺着に限ら
れず、凹部と凸部、凸部と凸部による周知のアンダーカ
ットによる係着方法であってもよいことは言うまでもな
い。
に限るものではなく、一点ヒンジでも別体によるヒンジ
であってもよい。また、係着機構８，４１も螺着に限ら
れず、凹部と凸部、凸部と凸部による周知のアンダーカ
ットによる係着方法であってもよいことは言うまでもな
い。
【００１４】前記天蓋２０は、周壁２３を有し容器本体
１と相似形に形成されており、前端部中央には周壁２３
から突出した指掛片２４が突設されているともに後端部
中央にはキャップ本体１と連結する蓋体２０側の三点ヒ
ンジ３０が一体形成されている。また、天蓋２０の外面
には所定間隔を置いて複数の突起２２が突設され、内面
中央には棒状の閉塞栓２５が突設されキャップ本体１の
注出口４に嵌入している。そして、キャップ本体１の透
孔６と対応する天蓋２０の位置には幅広の文字の形をし
た透孔２１が穿孔され、正立状態にあるとき、天蓋２０
の透孔２１を透してキャップ本体１の長孔の透孔６が縦
縞模様に見えるようになっている。
１と相似形に形成されており、前端部中央には周壁２３
から突出した指掛片２４が突設されているともに後端部
中央にはキャップ本体１と連結する蓋体２０側の三点ヒ
ンジ３０が一体形成されている。また、天蓋２０の外面
には所定間隔を置いて複数の突起２２が突設され、内面
中央には棒状の閉塞栓２５が突設されキャップ本体１の
注出口４に嵌入している。そして、キャップ本体１の透
孔６と対応する天蓋２０の位置には幅広の文字の形をし
た透孔２１が穿孔され、正立状態にあるとき、天蓋２０
の透孔２１を透してキャップ本体１の長孔の透孔６が縦
縞模様に見えるようになっている。
【００１５】以上のように構成された実施形態のキャッ
プは、図１（ｄ）に示すように、容器４０に装着される
ことにより天蓋２０を下面にし容器４０の台座として倒
立された状態で浴室などに置かれて使用される。そし
て、容器４０とキャップ本体１とが接続する外面の隙間
４３からキャップ本体１内に流れ込んだ水滴は、キャッ
プ本体１の頂壁５に広く分布穿孔された複数の透孔６か
ら天蓋２０内に落流し、突起２２によって立地面から床
上げされた天蓋２０の文字形の透孔２１から外部に排出
される。そして、キャップ本体１および天蓋２０の各透
孔６，２１はキャップの広域に亘り分布形成されている
ので、容器４０が多少の傾斜面に置かれても水滴はキャ
ップ内に滞留することがなく排出され、通気もよいので
乾燥が早く湿気によるカビの発生も防止できるものであ
る。
プは、図１（ｄ）に示すように、容器４０に装着される
ことにより天蓋２０を下面にし容器４０の台座として倒
立された状態で浴室などに置かれて使用される。そし
て、容器４０とキャップ本体１とが接続する外面の隙間
４３からキャップ本体１内に流れ込んだ水滴は、キャッ
プ本体１の頂壁５に広く分布穿孔された複数の透孔６か
ら天蓋２０内に落流し、突起２２によって立地面から床
上げされた天蓋２０の文字形の透孔２１から外部に排出
される。そして、キャップ本体１および天蓋２０の各透
孔６，２１はキャップの広域に亘り分布形成されている
ので、容器４０が多少の傾斜面に置かれても水滴はキャ
ップ内に滞留することがなく排出され、通気もよいので
乾燥が早く湿気によるカビの発生も防止できるものであ
る。
【００１６】また、この実施形態のキャップにあって
は、図２に示すように、キャップを真円に形成し、キャ
ップ本体１の透孔６を注出口４を挟み囲んだ湾曲した長
孔に形成するともに、天蓋２０の透孔２１をキャップ本
体１の透孔６に対応した扇形の図柄に形成したもので、
デザインの多様化が可能である。
は、図２に示すように、キャップを真円に形成し、キャ
ップ本体１の透孔６を注出口４を挟み囲んだ湾曲した長
孔に形成するともに、天蓋２０の透孔２１をキャップ本
体１の透孔６に対応した扇形の図柄に形成したもので、
デザインの多様化が可能である。
【００１７】上記いずれの形のキャップも店頭に正立し
て置かれた状態では、図１（ｃ）および図２（ｂ）に示
すように、キャップの各透孔６，２１部分は縞模様を呈
する文字および図柄にデザイン化されて見え、化粧品や
トイレタリー製品に適した見映えの良いキャップになっ
ている。
て置かれた状態では、図１（ｃ）および図２（ｂ）に示
すように、キャップの各透孔６，２１部分は縞模様を呈
する文字および図柄にデザイン化されて見え、化粧品や
トイレタリー製品に適した見映えの良いキャップになっ
ている。
【００１８】次に、図３以下に示す倒立形容器のキャッ
プは、本発明のそれぞれ別の実施の形態を示すもので、
図において、上記の実施の形態と共通する部分について
は同一符合を付してその説明を省略する。
プは、本発明のそれぞれ別の実施の形態を示すもので、
図において、上記の実施の形態と共通する部分について
は同一符合を付してその説明を省略する。
【００１９】図３の（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）
は、請求項１および請求項３に記載の倒立形容器のキャ
ップの実施形態を示すもので、図に示すように、キャッ
プ本体１の透孔６は頂壁５の周縁部に沿って配設されて
いるとともに、天蓋２０は皿状に凹没して形成され、天
蓋２０の透孔２１がキャップ本体１の透孔６に重なって
連通して構成されている。
は、請求項１および請求項３に記載の倒立形容器のキャ
ップの実施形態を示すもので、図に示すように、キャッ
プ本体１の透孔６は頂壁５の周縁部に沿って配設されて
いるとともに、天蓋２０は皿状に凹没して形成され、天
蓋２０の透孔２１がキャップ本体１の透孔６に重なって
連通して構成されている。
【００２０】この実施の形態にあっては、容器４０とキ
ャップ本体１とが接続する外面の隙間４３から流れ込ん
だ水滴は、キャップ本体１の頂壁５の透孔６と連通する
天蓋２０の透孔２１に直接導かれて外部に排出されるの
で天蓋２０内に滞留する余地のない構成となっている。
そして、天蓋２０を皿状に形成したことにより排出口２
１と立地面との間隔が充分に大きいので水滴の排出が極
めて容易であるとともに通気もよいのでキャップ内の乾
燥が早く衛生的である。
ャップ本体１とが接続する外面の隙間４３から流れ込ん
だ水滴は、キャップ本体１の頂壁５の透孔６と連通する
天蓋２０の透孔２１に直接導かれて外部に排出されるの
で天蓋２０内に滞留する余地のない構成となっている。
そして、天蓋２０を皿状に形成したことにより排出口２
１と立地面との間隔が充分に大きいので水滴の排出が極
めて容易であるとともに通気もよいのでキャップ内の乾
燥が早く衛生的である。
【００２１】図４の（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）
は、請求項４および請求項５に記載の倒立形容器のキャ
ップの実施形態を示すもので、図に示すように、キャッ
プ本体１の頂壁５は複数の突起９を突設した頂壁５外縁
に沿った部分と中央部に内筒３を吊設した架橋部１０を
残して切欠いた透孔６に形成され、天蓋２０は閉蓋時に
おいて前記架橋部１０に覆合するように構成されてい
る。
は、請求項４および請求項５に記載の倒立形容器のキャ
ップの実施形態を示すもので、図に示すように、キャッ
プ本体１の頂壁５は複数の突起９を突設した頂壁５外縁
に沿った部分と中央部に内筒３を吊設した架橋部１０を
残して切欠いた透孔６に形成され、天蓋２０は閉蓋時に
おいて前記架橋部１０に覆合するように構成されてい
る。
【００２２】この実施形態にあっては、キャップ本体１
の頂壁５の広域部分が架橋部１０を挟んだ二つの透孔６
とされており、天蓋２０は透孔６に被覆することなく閉
蓋する構成であるので、キャップ本体１内に流入した水
滴はキャップ内に滞留する余地なくキャップ本体１の透
孔６から排出される。そして、透孔６は大きく切り欠か
れ、且つ天蓋２０は小さく形成されているので、成形材
料の節約にもなって安価に製造できるものである。
の頂壁５の広域部分が架橋部１０を挟んだ二つの透孔６
とされており、天蓋２０は透孔６に被覆することなく閉
蓋する構成であるので、キャップ本体１内に流入した水
滴はキャップ内に滞留する余地なくキャップ本体１の透
孔６から排出される。そして、透孔６は大きく切り欠か
れ、且つ天蓋２０は小さく形成されているので、成形材
料の節約にもなって安価に製造できるものである。
【００２３】図５の（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）
は、請求項４および請求項６に記載の倒立形容器のキャ
ップの実施形態を示すもので、図に示すように、キャッ
プ本体１の頂壁５上面には注出口４を挟んで縦列に各複
数個の透孔６が穿設されているとともに注出口４を有す
る頂壁５中央部分は透孔６よりも***面１１に形成さ
れ、天蓋２０は閉蓋時において前記***面１１に当接す
るように構成されている。
は、請求項４および請求項６に記載の倒立形容器のキャ
ップの実施形態を示すもので、図に示すように、キャッ
プ本体１の頂壁５上面には注出口４を挟んで縦列に各複
数個の透孔６が穿設されているとともに注出口４を有す
る頂壁５中央部分は透孔６よりも***面１１に形成さ
れ、天蓋２０は閉蓋時において前記***面１１に当接す
るように構成されている。
【００２４】この実施の形態にあっては、板状の天蓋２
０はキャップ本体１の透孔６の上方を覆うとともに***
面１１に当接することにより透孔６を閉塞することなく
閉蓋する構成であるので、キャップ本体１内に流入した
水滴はキャップ本体１の透孔６から直接外部に排出する
ようになっている。そして、正立して置いたときは天蓋
２０によって透孔６が外部に露見しないようにデザイン
的な配慮がなされた構成となっている。
０はキャップ本体１の透孔６の上方を覆うとともに***
面１１に当接することにより透孔６を閉塞することなく
閉蓋する構成であるので、キャップ本体１内に流入した
水滴はキャップ本体１の透孔６から直接外部に排出する
ようになっている。そして、正立して置いたときは天蓋
２０によって透孔６が外部に露見しないようにデザイン
的な配慮がなされた構成となっている。
【００２５】図６の（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）
は、請求項４および請求項７に記載の倒立形容器のキャ
ップの実施形態を示すもので、図に示すように、キャッ
プ本体１の頂壁５はその中心に排出口４を有し平面十字
状を呈する***面に形成された上部頂壁５ａとその四隅
の下部頂壁５ｂとに形成され、前記上下各頂壁５ａ，５
ｂには透孔６ａ，６ｂがそれぞれ穿設されているととも
に上部頂壁５ａと天蓋２０上面とには突起９，２２が突
設され、天蓋２０は閉蓋時において上部頂壁５ａの中央
部に覆合するように構成されている。
は、請求項４および請求項７に記載の倒立形容器のキャ
ップの実施形態を示すもので、図に示すように、キャッ
プ本体１の頂壁５はその中心に排出口４を有し平面十字
状を呈する***面に形成された上部頂壁５ａとその四隅
の下部頂壁５ｂとに形成され、前記上下各頂壁５ａ，５
ｂには透孔６ａ，６ｂがそれぞれ穿設されているととも
に上部頂壁５ａと天蓋２０上面とには突起９，２２が突
設され、天蓋２０は閉蓋時において上部頂壁５ａの中央
部に覆合するように構成されている。
【００２６】この実施の形態にあっては、キャップ本体
１内に流入した水滴はキャップ本体１の上下の透孔６
ａ，６ｂから直接外部に排出されるとともに、立地面に
対面するキャップの頂面を平面十字状を呈する***面に
形成することにより倒立安定の良い小さな面積に構成
し、立地面から高い箇所にある下部頂壁５ｂにも透孔６
ｂを穿孔したので空気の流通がよく、従って、キャップ
本体１内の乾燥が早いうえに、立体的で個性的なデザイ
ンになっている。
１内に流入した水滴はキャップ本体１の上下の透孔６
ａ，６ｂから直接外部に排出されるとともに、立地面に
対面するキャップの頂面を平面十字状を呈する***面に
形成することにより倒立安定の良い小さな面積に構成
し、立地面から高い箇所にある下部頂壁５ｂにも透孔６
ｂを穿孔したので空気の流通がよく、従って、キャップ
本体１内の乾燥が早いうえに、立体的で個性的なデザイ
ンになっている。
【００２７】
【発明の効果】本発明の倒立形容器のキャップによれ
ば、キャップ内に流入した水滴を排出する為の各透孔を
立地面から床上げして広範囲に設けた構成としたので、
水滴の排出が容易となって滞留することがなく、且つ通
気も良いので乾燥が早く衛生的である。そして、各透孔
及び各透孔の配設位置は、機能とデザインとが融合する
ように配慮して設けられているので、排水機能があるう
えに見映えがよく、トイレタリー製品や化粧品に適した
倒立形容器のキャップになっている。
ば、キャップ内に流入した水滴を排出する為の各透孔を
立地面から床上げして広範囲に設けた構成としたので、
水滴の排出が容易となって滞留することがなく、且つ通
気も良いので乾燥が早く衛生的である。そして、各透孔
及び各透孔の配設位置は、機能とデザインとが融合する
ように配慮して設けられているので、排水機能があるう
えに見映えがよく、トイレタリー製品や化粧品に適した
倒立形容器のキャップになっている。
【図１】本発明の倒立形容器のキャップの第一の実施形
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（Ｃ）の
ＡーＡ矢視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（Ｃ）の
ＡーＡ矢視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
【図２】同実施形態の変形例を示す（ａ）は作動状態の
平面図、（ｂ）は平面図、（ｄ）は倒立状態の正面図。
平面図、（ｂ）は平面図、（ｄ）は倒立状態の正面図。
【図３】本発明の倒立形容器のキャップの第二の実施形
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（Ｃ）の
ＢーＢ矢視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（Ｃ）の
ＢーＢ矢視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
【図４】本発明の倒立形容器のキャップの第三の実施形
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（Ｃ）の
ＣーＣ矢視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（Ｃ）の
ＣーＣ矢視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
【図５】本発明の倒立形容器のキャップの第四の実施形
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（Ｃ）の
ＤーＤ矢視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（Ｃ）の
ＤーＤ矢視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
【図６】本発明の倒立形容器のキャップの第五の実施形
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（Ｃ）の
ＥーＥ矢視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（Ｃ）の
ＥーＥ矢視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
１ キャップ本体，２ 外筒，３ 内筒，４ 注出口，
５ 頂壁，６ 透孔，２０ 天蓋，２１ 透孔，２２
突起
５ 頂壁，６ 透孔，２０ 天蓋，２１ 透孔，２２
突起
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年７月１６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の倒立形容器のキャップの第一の実施形
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（ｃ）の
Ａ−Ａ失視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（ｃ）の
Ａ−Ａ失視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
【図２】同実施形態の変形例を示す（ａ）は作動状態の
平面図、（ｂ）は平面図、（ｃ）は倒立状態の正面図。
平面図、（ｂ）は平面図、（ｃ）は倒立状態の正面図。
【図３】本発明の倒立形容器のキャップの第二の実施形
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（ｃ）の
Ｂ−Ｂ矢視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（ｃ）の
Ｂ−Ｂ矢視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
【図４】本発明の倒立形容器のキャップの第三の実施形
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（ｃ）の
Ｃ−Ｃ矢視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（ｃ）の
Ｃ−Ｃ矢視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
【図５】本発明の倒立形容器のキャップの第四の実施形
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（ｃ）の
Ｄ−Ｄ矢視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（ｃ）の
Ｄ−Ｄ矢視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
【図６】本発明の倒立形容器のキャップの第五の実施形
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（ｃ）の
Ｅ−Ｅ失視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
態を示す（ａ）は作動状態の平面図、（ｂ）は（ｃ）の
Ｅ−Ｅ失視半断面図、（ｃ）は平面図、（ｄ）は倒立状
態の正面図。
【符号の説明】 １ キャップ本体，２ 外筒，３ 内筒，４ 注出口，
５ 頂壁，６ 透孔，２０ 天蓋，２１ 透孔，２２
突起
５ 頂壁，６ 透孔，２０ 天蓋，２１ 透孔，２２
突起
Claims (7)
- 【請求項１】 頂壁と外筒と前記頂壁に注出口を設けた
内筒とを有してなるキャップ本体および前記注出口を閉
塞する天蓋が後端部で互いに蝶着されたヒンジキャップ
であって、前記頂壁には複数の透孔が設けられていると
ともに、前記天蓋には前記頂壁に覆合した閉蓋状態にお
いて前記透孔と対応する位置に透孔が設けられ、且つ前
記天蓋の上面には所定間隔を置いて複数の突起が突設さ
れて構成され、容器を倒立したときその台座となるとと
もに倒立状態の容器表面から前記キャップ本体内に回り
込んだ水滴を前記頂壁の透孔から天蓋の透孔を通して外
部に排出することを特徴とする倒立形容器のキャップ。 - 【請求項２】 請求項１に記載の倒立形容器のキャップ
において、前記キャップ本体の透孔は長孔に形成されて
前記注出口を挟んだ位置に複数条配設されているととも
に、前記天蓋の透孔は文字、模様、図柄のいずれかまた
はそれらの組み合わせに形成されていることを特徴とす
る倒立形容器のキャップ。 - 【請求項３】 請求項１に記載の倒立形容器のキャップ
において、前記頂壁の透孔は頂壁の周縁部に沿って配設
されているとともに、前記天蓋は皿状に凹没して形成さ
れ、前記天蓋の透孔が前記キャップ本体の透孔に重なっ
て連通して構成されていることを特徴とする倒立形容器
のキャップ。 - 【請求項４】 頂壁と外筒と前記頂壁に注出口を設けた
内筒とを有してなるキャップ本体および前記注出口を閉
塞する天蓋が後端部で互いに蝶着されたヒンジキャップ
であって、前記天蓋が前記頂壁に覆合した閉蓋状態にお
いて前記頂壁には前記天蓋から開放状態にある複数の透
孔が設けられて構成され、容器を倒立したときその台座
となるとともに前記倒立状態の容器表面から前記キャッ
プ本体内に回り込んだ水滴を前記頂壁の透孔から外部に
排出することを特徴とする倒立形容器のキャップ。 - 【請求項５】 請求項４記載の倒立形容器のキャップに
おいて、前記キャップ本体の頂壁は複数の突起を突設し
た頂壁外縁に沿った部分と中央部に前記内筒を吊設した
架橋部を残して切欠いた透孔に形成され、前記天蓋は閉
蓋時において前記架橋部に覆合することを特徴とする倒
立形容器のキャップ。 - 【請求項６】 請求項４記載の倒立形容器のキャップに
おいて、前記キャップ本体の頂壁には前記注出口を挟ん
で透孔が穿設されているとともに前記注出口を有する頂
壁中央部分は前記透孔よりも***面に形成され、前記天
蓋は閉蓋時において前記***面に当接することを特徴と
する倒立形容器のキャップ。 - 【請求項７】 請求項４記載の倒立形容器のキャップに
おいて、前記キャップ本体の頂壁はその中心に排出口を
有し平面十字状を呈する***面に形成された上部頂壁と
その四隅の下部頂壁とに形成され、前記上下各頂壁には
それぞれ透孔が穿設されているとともに前記上部頂壁と
前記天蓋上面とには突起が突設され、前記天蓋は閉蓋時
において前記上部頂壁の中央部に覆合することを特徴と
する倒立形容器のキャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26625195A JP3720430B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 倒立形容器のキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26625195A JP3720430B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 倒立形容器のキャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0986557A true JPH0986557A (ja) | 1997-03-31 |
| JP3720430B2 JP3720430B2 (ja) | 2005-11-30 |
Family
ID=17428384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26625195A Expired - Fee Related JP3720430B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 倒立形容器のキャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3720430B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003029088A1 (es) * | 2001-10-04 | 2003-04-10 | Xavier Agramont Cruanyes | Envase para el suministro de champu, gel y similares |
| JP2017019528A (ja) * | 2015-07-10 | 2017-01-26 | ライオン株式会社 | ヒンジ式キャップ |
| JP6925685B1 (ja) * | 2021-03-23 | 2021-08-25 | ビューセルテック株式会社 | 容器の蓋体及び蓋体付きの容器 |
| KR200497657Y1 (ko) * | 2023-06-07 | 2024-01-17 | 손명우 | 물배출 원터치 캡 |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP26625195A patent/JP3720430B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003029088A1 (es) * | 2001-10-04 | 2003-04-10 | Xavier Agramont Cruanyes | Envase para el suministro de champu, gel y similares |
| JP2017019528A (ja) * | 2015-07-10 | 2017-01-26 | ライオン株式会社 | ヒンジ式キャップ |
| JP6925685B1 (ja) * | 2021-03-23 | 2021-08-25 | ビューセルテック株式会社 | 容器の蓋体及び蓋体付きの容器 |
| JP2022147605A (ja) * | 2021-03-23 | 2022-10-06 | ビューセルテック株式会社 | 容器の蓋体及び蓋体付きの容器 |
| KR200497657Y1 (ko) * | 2023-06-07 | 2024-01-17 | 손명우 | 물배출 원터치 캡 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3720430B2 (ja) | 2005-11-30 |
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