JPH0984299A - スピンドルモータ - Google Patents
スピンドルモータInfo
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- JPH0984299A JPH0984299A JP23372095A JP23372095A JPH0984299A JP H0984299 A JPH0984299 A JP H0984299A JP 23372095 A JP23372095 A JP 23372095A JP 23372095 A JP23372095 A JP 23372095A JP H0984299 A JPH0984299 A JP H0984299A
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- JP
- Japan
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- rotary shaft
- hall element
- ball bearing
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- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光磁気ディスクなどのスピンドルモータにお
いて、小型化，薄型化を進める際、特性およびコストを
悪化させることのないスピンドルモータを提供する。 【構成】 ステータコイル端末に結線された複数個のピ
ンは、インシュレータと一体かつ同材料にて成形された
樹脂などの絶縁物で構成され、また予圧スペーサ内径は
予圧スペーサが接しているハウジング内径および予圧バ
ネ内径より径が小さいことを特徴とし、またハウジング
に設けるホール素子挿入穴はホール素子との絶縁を保ち
かつ強度が低下しない階段状穴を設けるよう構成された
ことを特徴とし、さらにロータ径外に引き出されたフレ
キシブル基板上にホール素子出力など検査用ランドを設
けたことを特徴とした手段とを有する構造のスピンドル
モータ。小型，高特性，低消費電力などの特徴を保ちな
がら、業界の要望に応えた薄型かつ優秀なスピンドルモ
ータを安価に提供することができるものである。
いて、小型化，薄型化を進める際、特性およびコストを
悪化させることのないスピンドルモータを提供する。 【構成】 ステータコイル端末に結線された複数個のピ
ンは、インシュレータと一体かつ同材料にて成形された
樹脂などの絶縁物で構成され、また予圧スペーサ内径は
予圧スペーサが接しているハウジング内径および予圧バ
ネ内径より径が小さいことを特徴とし、またハウジング
に設けるホール素子挿入穴はホール素子との絶縁を保ち
かつ強度が低下しない階段状穴を設けるよう構成された
ことを特徴とし、さらにロータ径外に引き出されたフレ
キシブル基板上にホール素子出力など検査用ランドを設
けたことを特徴とした手段とを有する構造のスピンドル
モータ。小型，高特性，低消費電力などの特徴を保ちな
がら、業界の要望に応えた薄型かつ優秀なスピンドルモ
ータを安価に提供することができるものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主にＯＡ・ＡＶ分野の
ディジタルディスクを媒体とする音響映像装置やコンピ
ュータメモリー装置のディスク駆動用スピンドルモータ
に関するものである。
ディジタルディスクを媒体とする音響映像装置やコンピ
ュータメモリー装置のディスク駆動用スピンドルモータ
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、音響映像装置やコンピュータメモ
リー装置の小型高密度化はマルチメディア化をめざし目
まぐるしく進展している。これらの技術革新の中で、デ
ィスクを回転駆動するスピンドルモータとして特に小型
化，薄型化，低消費電力，低コストが求められる。
リー装置の小型高密度化はマルチメディア化をめざし目
まぐるしく進展している。これらの技術革新の中で、デ
ィスクを回転駆動するスピンドルモータとして特に小型
化，薄型化，低消費電力，低コストが求められる。
【０００３】装置自体の小型化，薄型化が進む中で、当
然のことながらモータ本体構成のスペースが限られてく
る。
然のことながらモータ本体構成のスペースが限られてく
る。
【０００４】以下に従来のスピンドルモータについて説
明する。図２は、従来のスピンドルモータの構造断面図
を示すものである。図２において、１は光磁気ディスク
のメディア（以下ディスクと称す）である。２は前記デ
ィスク１に備えられた強磁性体でできている装着板であ
る。３は前記ディスク１を受けるスピンドルハブであ
る。
明する。図２は、従来のスピンドルモータの構造断面図
を示すものである。図２において、１は光磁気ディスク
のメディア（以下ディスクと称す）である。２は前記デ
ィスク１に備えられた強磁性体でできている装着板であ
る。３は前記ディスク１を受けるスピンドルハブであ
る。
【０００５】スピンドルハブ３の中央には回転軸２０１
が取り付けられ、前記スピンドルハブ３とディスク１と
ともに回転してこの回転中心をなす。前記回転軸２０１
はボールベアリング２０２ａ，２０２ｂに支承されてい
る。また２０３ａ，２０３ｂは前記ボールベアリング２
０２ａ，２０２ｂに予圧を与えるための予圧バネであり
２０５は前記予圧バネのバネ圧を安定させるための予圧
スペーサであり、２０４は前記ボールベアリング２０２
ａ，２０２ｂの位置規制を行うための予圧ビスである。
ステータコイル９は、絶縁のための樹脂製インシュレー
タ７をはさみステータコア８に巻回され、端末１０が電
気配線がなされた回路基板１０２上に半田付け処理され
ている。前記ステータコイル９に給電励磁して発生する
回転磁界とこの周囲をとりまく多極着磁された駆動マグ
ネット５とによりモータの回転駆動力は発生する。また
前記ステータコア８はハウジング１０３に固定されてい
る。１０１は前記駆動マグネット５端面からの漏れ磁束
を検知し、ロータの回転位置検出の信号を出すホール素
子であり、前記回路基板１０２上に上向きに設けられて
いる。また、３０１はモータを回転駆動制御するための
駆動回路部であり、回路基板１０２の延長上に設けら
れ、前記ホール素子１０１の出力検査、または前記ハウ
ジング１０３とステータコイル９の絶縁検査など用のラ
ンド（図示せず）が設けられている。前記ランドを使用
し、製造工程での自動検査機にて合理的に検査されてい
る。前記駆動マグネット５はフレーム６の内周に固定さ
れ、前記フレーム６はスピンドルハブ３に固定されて回
転子を構成し、ディスク１を回転させる。また、前記フ
レーム６上にはクランプマグネット４が取り付けられて
おり、前記クランプマグネット４は前記ディスク１を磁
気吸引力により前記スピンドルハブ３に固定する役割を
もっている。
が取り付けられ、前記スピンドルハブ３とディスク１と
ともに回転してこの回転中心をなす。前記回転軸２０１
はボールベアリング２０２ａ，２０２ｂに支承されてい
る。また２０３ａ，２０３ｂは前記ボールベアリング２
０２ａ，２０２ｂに予圧を与えるための予圧バネであり
２０５は前記予圧バネのバネ圧を安定させるための予圧
スペーサであり、２０４は前記ボールベアリング２０２
ａ，２０２ｂの位置規制を行うための予圧ビスである。
ステータコイル９は、絶縁のための樹脂製インシュレー
タ７をはさみステータコア８に巻回され、端末１０が電
気配線がなされた回路基板１０２上に半田付け処理され
ている。前記ステータコイル９に給電励磁して発生する
回転磁界とこの周囲をとりまく多極着磁された駆動マグ
ネット５とによりモータの回転駆動力は発生する。また
前記ステータコア８はハウジング１０３に固定されてい
る。１０１は前記駆動マグネット５端面からの漏れ磁束
を検知し、ロータの回転位置検出の信号を出すホール素
子であり、前記回路基板１０２上に上向きに設けられて
いる。また、３０１はモータを回転駆動制御するための
駆動回路部であり、回路基板１０２の延長上に設けら
れ、前記ホール素子１０１の出力検査、または前記ハウ
ジング１０３とステータコイル９の絶縁検査など用のラ
ンド（図示せず）が設けられている。前記ランドを使用
し、製造工程での自動検査機にて合理的に検査されてい
る。前記駆動マグネット５はフレーム６の内周に固定さ
れ、前記フレーム６はスピンドルハブ３に固定されて回
転子を構成し、ディスク１を回転させる。また、前記フ
レーム６上にはクランプマグネット４が取り付けられて
おり、前記クランプマグネット４は前記ディスク１を磁
気吸引力により前記スピンドルハブ３に固定する役割を
もっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、モータ薄型化のために、ステータコアの厚
みを少なくした場合、モータの出力特性を維持するため
に、ステータコイルの銅線線径・巻数を多くしなければ
ならない。したがって、銅線がステータコアのスロット
部に占めるスペースが増大し、ステータコイル端末線の
回路基板への半田付けスペースが狭くなるため、半田付
け処理作業性の悪化を招き自動化の阻害要因になりコス
ト高になるという課題がある。
の構成では、モータ薄型化のために、ステータコアの厚
みを少なくした場合、モータの出力特性を維持するため
に、ステータコイルの銅線線径・巻数を多くしなければ
ならない。したがって、銅線がステータコアのスロット
部に占めるスペースが増大し、ステータコイル端末線の
回路基板への半田付けスペースが狭くなるため、半田付
け処理作業性の悪化を招き自動化の阻害要因になりコス
ト高になるという課題がある。
【０００７】また、モータ薄型化のため、ロータの回転
位置検出器として高さの低いホール素子を使用した場
合、この種類のホール素子は感度が低くホール素子の出
力信号が小さいため、磁気性能の良い駆動マグネットを
使用しなければならない。さらに使用部品がそれぞれコ
スト高となる。
位置検出器として高さの低いホール素子を使用した場
合、この種類のホール素子は感度が低くホール素子の出
力信号が小さいため、磁気性能の良い駆動マグネットを
使用しなければならない。さらに使用部品がそれぞれコ
スト高となる。
【０００８】また、従来２枚の予圧バネおよび予圧スペ
ーサにより構成されていた予圧構造はモータの薄型化を
阻害する要因となっている。
ーサにより構成されていた予圧構造はモータの薄型化を
阻害する要因となっている。
【０００９】また、従来のモータと駆動回路の一体構造
は、モータ部と回路部の電気的接続が同一回路基板上で
容易に行え、スピンドルモータを独立した機能ブロック
として扱えるため保守が容易であるという利点があった
が、ディスクドライブ装置の薄型化を達成するために
は、装置全体として回路部と機構部を分離集中化して実
装密度を高める必要がある。したがって、モータ部と駆
動回路部を分離し、さらにモータ本体の回路基板部はも
とより別体の駆動回路部基板も高密度実装を行う必要が
ある。このため、前記の回路基板はいずれも部品実装部
とパターン配線部にて埋め尽くされ、ロータ位置検出用
ホール素子の機能検査またはハウジングとステータコイ
ル間の絶縁検査などに用いる検査用ランドを回路基板上
に設けることが非常に困難になり、結果的に自動検査化
ができず、コストの高いモータになるという課題があっ
た。
は、モータ部と回路部の電気的接続が同一回路基板上で
容易に行え、スピンドルモータを独立した機能ブロック
として扱えるため保守が容易であるという利点があった
が、ディスクドライブ装置の薄型化を達成するために
は、装置全体として回路部と機構部を分離集中化して実
装密度を高める必要がある。したがって、モータ部と駆
動回路部を分離し、さらにモータ本体の回路基板部はも
とより別体の駆動回路部基板も高密度実装を行う必要が
ある。このため、前記の回路基板はいずれも部品実装部
とパターン配線部にて埋め尽くされ、ロータ位置検出用
ホール素子の機能検査またはハウジングとステータコイ
ル間の絶縁検査などに用いる検査用ランドを回路基板上
に設けることが非常に困難になり、結果的に自動検査化
ができず、コストの高いモータになるという課題があっ
た。
【００１０】本発明は、小型，薄型，低消費電力，低コ
ストなどの特徴を保ち、上記課題を解決する手段を提供
し、冒頭に述べた種々の業界要望を実現させるものであ
る。
ストなどの特徴を保ち、上記課題を解決する手段を提供
し、冒頭に述べた種々の業界要望を実現させるものであ
る。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、１つに回転軸
と前記回転軸を支承するボールベアリングと、前記ボー
ルベアリングを固定するハウジングと、磁気回路を構成
するステータコアと、磁界を発生させるステータコイル
と、前記ステータコアと前記ステータコイルとの絶縁を
目的とした絶縁体のインシュレータと、前記ステータコ
イルと結線された複数個のピンとから成り、前記絶縁体
と前記ピンとは一体かつ同材料にて成形された樹脂など
の絶縁物で構成されていることを特徴とし、また回転軸
と、前記回転軸を支承するボールベアリングと、前記ボ
ールベアリングを固定するハウジングと、前記ボールベ
アリング外輪に予圧を与えるための予圧バネとこの予圧
バネを前記ハウジングに保持するための予圧スペーサと
から成り、前記予圧スペーサ内径は前記予圧スペーサが
接している前記ハウジング内径および予圧バネ内径より
径が小さいことを特徴とし、また回転軸と、前記回転軸
を支承するボールベアリングと、前記ボールベアリング
を固定するハウジングと、前記回転軸に固定されたロー
タと、前記ロータの回転位置検出用ホール素子と、電気
的配線パターンをもつプリント基板とから成り、前記プ
リント基板に対し前記ホール素子を下向きに取り付ける
取付け用穴が設けられ、前記ハウジング部には、前記プ
リント基板の前記ホール素子取付け用穴と略同一位置
に、前記ホール素子との電気的絶縁を保ち、ハウジング
強度を低下させることのない階段状穴が設けられたこと
を特徴とし、さらに回転軸と、前記回転軸を支承するボ
ールベアリングと、前記回転軸に固定されたロータと、
前記ロータの回転位置検出用ホール素子と、電気的配線
パターンをもちロータ径外部に引き出されたフレキシブ
ル基板と、前記フレキシブル基板と接続され、別に設け
られたモータ駆動回路部から成り、前記ロータ径外部に
引き出された前記フレキシブル基板上に、前記ホール素
子など検査用ランドを設けたことを特徴としたスピンド
ルモータである。
と前記回転軸を支承するボールベアリングと、前記ボー
ルベアリングを固定するハウジングと、磁気回路を構成
するステータコアと、磁界を発生させるステータコイル
と、前記ステータコアと前記ステータコイルとの絶縁を
目的とした絶縁体のインシュレータと、前記ステータコ
イルと結線された複数個のピンとから成り、前記絶縁体
と前記ピンとは一体かつ同材料にて成形された樹脂など
の絶縁物で構成されていることを特徴とし、また回転軸
と、前記回転軸を支承するボールベアリングと、前記ボ
ールベアリングを固定するハウジングと、前記ボールベ
アリング外輪に予圧を与えるための予圧バネとこの予圧
バネを前記ハウジングに保持するための予圧スペーサと
から成り、前記予圧スペーサ内径は前記予圧スペーサが
接している前記ハウジング内径および予圧バネ内径より
径が小さいことを特徴とし、また回転軸と、前記回転軸
を支承するボールベアリングと、前記ボールベアリング
を固定するハウジングと、前記回転軸に固定されたロー
タと、前記ロータの回転位置検出用ホール素子と、電気
的配線パターンをもつプリント基板とから成り、前記プ
リント基板に対し前記ホール素子を下向きに取り付ける
取付け用穴が設けられ、前記ハウジング部には、前記プ
リント基板の前記ホール素子取付け用穴と略同一位置
に、前記ホール素子との電気的絶縁を保ち、ハウジング
強度を低下させることのない階段状穴が設けられたこと
を特徴とし、さらに回転軸と、前記回転軸を支承するボ
ールベアリングと、前記回転軸に固定されたロータと、
前記ロータの回転位置検出用ホール素子と、電気的配線
パターンをもちロータ径外部に引き出されたフレキシブ
ル基板と、前記フレキシブル基板と接続され、別に設け
られたモータ駆動回路部から成り、前記ロータ径外部に
引き出された前記フレキシブル基板上に、前記ホール素
子など検査用ランドを設けたことを特徴としたスピンド
ルモータである。
【００１２】
【作用】本発明は上記の構造によって小型，高特性，低
消費電力などの特徴を保ちながら、薄型，低コストなス
ピンドルモータを実現させるものである。
消費電力などの特徴を保ちながら、薄型，低コストなス
ピンドルモータを実現させるものである。
【００１３】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１４】図１（ａ）は本発明のスピンドルモータの
断面図である。図１（ｂ）は本発明の一実施例の実施例
の上面図である。
断面図である。図１（ｂ）は本発明の一実施例の実施例
の上面図である。
【００１５】なお、図１（ａ），図１（ｂ）において本
発明とは直接関係ない部分については従来と同一の構成
としている。図１（ａ）において、１は光磁気ディスク
のメディア（以下ディスクと称す）、２は前記ディスク
１に備えられた強磁性体でできている装着板、３は前記
ディスク１を受けるスピンドルハブである。スピンドル
ハブ３の中央には回転軸２０１が取り付けられ、前記ス
ピンドルハブ３とディスク１とともに回転してこの回転
中心をなす。図１（ａ）において、モータの回転駆動力
はステータコイル９を巻回して駆動回路部より給電励磁
されたステータコア８がつくる回転磁界とこの周囲をと
りまく多極着磁された駆動マグネット５とにより発生す
る。
発明とは直接関係ない部分については従来と同一の構成
としている。図１（ａ）において、１は光磁気ディスク
のメディア（以下ディスクと称す）、２は前記ディスク
１に備えられた強磁性体でできている装着板、３は前記
ディスク１を受けるスピンドルハブである。スピンドル
ハブ３の中央には回転軸２０１が取り付けられ、前記ス
ピンドルハブ３とディスク１とともに回転してこの回転
中心をなす。図１（ａ）において、モータの回転駆動力
はステータコイル９を巻回して駆動回路部より給電励磁
されたステータコア８がつくる回転磁界とこの周囲をと
りまく多極着磁された駆動マグネット５とにより発生す
る。
【００１６】７は前記ステータコイル９と前記ステータ
コア８間に設けられ絶縁を目的としたインシュレータで
あり、樹脂などの非導電製材料にて成形される。モータ
の性能を維持しつつ薄型化を実現するためには、前記ス
テータコア８の厚みを減らした影響によるモータ特性の
低下を補償するために、前記ステータコイル９の線径を
太くして巻き込む必要がある。前記ステータコイル９を
線径を太くして巻き込むと、前記ステータコア８の極間
スペースが減るため、ステータコア８の極間でステータ
コイル端末処理を行うことが困難となる。この端末処理
を容易にするために、前記インシュレータ７の先端か
ら、電気的配線のなされた回路基板４００側に延びるよ
うに前記インシュレータ７と同一材料で一体に形成され
た絡げピン７ａを設け、前記絡げピン７ａに前記ステー
タコイル９の端末１０を絡げた後、前記回路基板４００
上のランドに半田付け処理ができるようにした。
コア８間に設けられ絶縁を目的としたインシュレータで
あり、樹脂などの非導電製材料にて成形される。モータ
の性能を維持しつつ薄型化を実現するためには、前記ス
テータコア８の厚みを減らした影響によるモータ特性の
低下を補償するために、前記ステータコイル９の線径を
太くして巻き込む必要がある。前記ステータコイル９を
線径を太くして巻き込むと、前記ステータコア８の極間
スペースが減るため、ステータコア８の極間でステータ
コイル端末処理を行うことが困難となる。この端末処理
を容易にするために、前記インシュレータ７の先端か
ら、電気的配線のなされた回路基板４００側に延びるよ
うに前記インシュレータ７と同一材料で一体に形成され
た絡げピン７ａを設け、前記絡げピン７ａに前記ステー
タコイル９の端末１０を絡げた後、前記回路基板４００
上のランドに半田付け処理ができるようにした。
【００１７】以上の構成により、前記ステータコア８の
極間の狭いスペースにおいても、前記ステータコイル９
の端末１０の半田付け処理が容易にできる。また、絡げ
ピンを別物で製作し圧入する必要もないため、端末線処
理が容易かつ自動半田付け化が低コストにて可能とな
る。
極間の狭いスペースにおいても、前記ステータコイル９
の端末１０の半田付け処理が容易にできる。また、絡げ
ピンを別物で製作し圧入する必要もないため、端末線処
理が容易かつ自動半田付け化が低コストにて可能とな
る。
【００１８】さらに、図１（ａ）において、前記回転軸
２０１は予圧バネ２０３ｂと、前記予圧バネ２０３ｂと
ハウジング１０３との間に挿入された予圧スペーサ２０
５とにより予圧が与えられたボールベアリング２０２
ａ，２０２ｂに支承されている。
２０１は予圧バネ２０３ｂと、前記予圧バネ２０３ｂと
ハウジング１０３との間に挿入された予圧スペーサ２０
５とにより予圧が与えられたボールベアリング２０２
ａ，２０２ｂに支承されている。
【００１９】従来２枚の予圧バネおよび予圧スペーサに
より構成されていた予圧構造は、モータ薄型化にともな
い予圧バネが１枚削除されている。予圧バネを１枚削除
するためには、バネの荷重寸法の変化に対するバネ圧の
変化が小さくなるように形状を設定する必要がある。こ
のためには、予圧バネ２０３ｂの外径は大きく、内径は
小さくする必要がある。一方、前記スピンドルハブ３の
平行度を高精度に保つために、前記ハウジング１０３の
前記ボールベアリング２０２ａ，２０２ｂの外輪保持部
内径は、高い同心度精度が要求される。したがって、前
記ハウジング１０３の前記ボールベアリング２０２ａ，
２０２ｂの外輪保持部の切削加工時には、チャックのつ
かみ変えを行わずに一方向から切削する必要がある。こ
の時切削バイトは、前記ハウジング１０３の内径部１０
３ａをくぐりながら切削を行うため、前記ハウジング内
径部１０３ａはできるだけハウジング内部に突き出さな
い方が望ましい。そこで、前記ハウジング内径部１０３
ａの内径より小さい内径を有する前記予圧スペーサ２０
５を、前記ボールベアリング２０３ｂと前記ハウジング
内径部１０３ａの間に設けることにより、前記ハウジン
グ内径部１０３ａの内径を大きくして前記ハウジング１
０３の内部に突き出す寸法を小さくすることが可能とな
り、また前記予圧バネ２０３ｂの内径も前記予圧スペー
サ２０５の内径よりは大きい範囲内で小さくすることが
できる。以上により上記の予圧バネが１枚削減でき軸受
スパンを短くできるため、薄型のモータが安価にて可能
になる。
より構成されていた予圧構造は、モータ薄型化にともな
い予圧バネが１枚削除されている。予圧バネを１枚削除
するためには、バネの荷重寸法の変化に対するバネ圧の
変化が小さくなるように形状を設定する必要がある。こ
のためには、予圧バネ２０３ｂの外径は大きく、内径は
小さくする必要がある。一方、前記スピンドルハブ３の
平行度を高精度に保つために、前記ハウジング１０３の
前記ボールベアリング２０２ａ，２０２ｂの外輪保持部
内径は、高い同心度精度が要求される。したがって、前
記ハウジング１０３の前記ボールベアリング２０２ａ，
２０２ｂの外輪保持部の切削加工時には、チャックのつ
かみ変えを行わずに一方向から切削する必要がある。こ
の時切削バイトは、前記ハウジング１０３の内径部１０
３ａをくぐりながら切削を行うため、前記ハウジング内
径部１０３ａはできるだけハウジング内部に突き出さな
い方が望ましい。そこで、前記ハウジング内径部１０３
ａの内径より小さい内径を有する前記予圧スペーサ２０
５を、前記ボールベアリング２０３ｂと前記ハウジング
内径部１０３ａの間に設けることにより、前記ハウジン
グ内径部１０３ａの内径を大きくして前記ハウジング１
０３の内部に突き出す寸法を小さくすることが可能とな
り、また前記予圧バネ２０３ｂの内径も前記予圧スペー
サ２０５の内径よりは大きい範囲内で小さくすることが
できる。以上により上記の予圧バネが１枚削減でき軸受
スパンを短くできるため、薄型のモータが安価にて可能
になる。
【００２０】また、ハウジング１０３にはステータコイ
ル９が巻回されたステータコア８と、ステータコイル９
とステータコア８の間の絶縁を保つインシュレータ７が
取り付けられ、この下には電気的配線がなされた回路基
板４００がハウジング１０３にビスなどにて固定されて
いる。複数のロータ位置検出用ホール素子１０１が前記
回路基板４００上に載置されている。モータ全高を小さ
くするためには、前記ステータコア８と前記回路基板４
００の間の距離を狭く設定する必要がある。そこで、前
記ホール素子１０１は頭部を下にして挿入され、前記ス
テータコア８側に突き出す寸法を小さくしている。さら
に、前記ハウジング１０３には、前記ホール素子１０１
を収容するための穴１０３ｂが設けられている。前記穴
１０３ｂは、前記ホール素子１０１のリード部は大き
く、前記ホール素子１０１の頭部先端部は前記ハウジン
グ１０３にておおうように小さく階段状に形成され、前
記ハウジング１０３の剛性が低下することによる振動・
共振への影響を小さくしてある。また以上の構成によ
り、従来のコストの安いホール素子およびロータマグネ
ットを使用することができるため、特性の良い薄型のモ
ータを安価に提供できる。
ル９が巻回されたステータコア８と、ステータコイル９
とステータコア８の間の絶縁を保つインシュレータ７が
取り付けられ、この下には電気的配線がなされた回路基
板４００がハウジング１０３にビスなどにて固定されて
いる。複数のロータ位置検出用ホール素子１０１が前記
回路基板４００上に載置されている。モータ全高を小さ
くするためには、前記ステータコア８と前記回路基板４
００の間の距離を狭く設定する必要がある。そこで、前
記ホール素子１０１は頭部を下にして挿入され、前記ス
テータコア８側に突き出す寸法を小さくしている。さら
に、前記ハウジング１０３には、前記ホール素子１０１
を収容するための穴１０３ｂが設けられている。前記穴
１０３ｂは、前記ホール素子１０１のリード部は大き
く、前記ホール素子１０１の頭部先端部は前記ハウジン
グ１０３にておおうように小さく階段状に形成され、前
記ハウジング１０３の剛性が低下することによる振動・
共振への影響を小さくしてある。また以上の構成によ
り、従来のコストの安いホール素子およびロータマグネ
ットを使用することができるため、特性の良い薄型のモ
ータを安価に提供できる。
【００２１】次に、図１（ｂ）において、４０３はモー
タ本体部であり４０４はモータを駆動させ制御を行うた
めの回路基板であり、ＩＣおよびモータ特性設定用の周
辺部品など、そして配線パターンが細く高密度に配置さ
れている。４０１は前記モータ本体部４０３から引き出
され前記回路基板４０４とモータ本体部４０３との間に
ホール素子信号，コイル給電などの受渡しをするための
フレキシブル基板で、複数の電気的配線がなされてい
る。
タ本体部であり４０４はモータを駆動させ制御を行うた
めの回路基板であり、ＩＣおよびモータ特性設定用の周
辺部品など、そして配線パターンが細く高密度に配置さ
れている。４０１は前記モータ本体部４０３から引き出
され前記回路基板４０４とモータ本体部４０３との間に
ホール素子信号，コイル給電などの受渡しをするための
フレキシブル基板で、複数の電気的配線がなされてい
る。
【００２２】また前記フレキシブル基板４０１に配線さ
れているパターンの途中に、前記モータ本体部４０３上
または前記回路基板４０４上に設けることのできなかっ
た検査用ランド４０２を設けることにより、容易にホー
ル出力検査および前記ハウジング１０３とステータコア
８間の絶縁検査などの電気的検査が可能となり、検査工
程の自動化が容易になる。
れているパターンの途中に、前記モータ本体部４０３上
または前記回路基板４０４上に設けることのできなかっ
た検査用ランド４０２を設けることにより、容易にホー
ル出力検査および前記ハウジング１０３とステータコア
８間の絶縁検査などの電気的検査が可能となり、検査工
程の自動化が容易になる。
【００２３】なお、本実施例ではロータ位置検出素子付
きモータにて説明したが、ロータ位置検出素子がないモ
ータにおいても同様な効果が得られることはいうまでも
ない。
きモータにて説明したが、ロータ位置検出素子がないモ
ータにおいても同様な効果が得られることはいうまでも
ない。
【００２４】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
小型，高特性，低消費電力などの特徴を保ちながら、業
界の要望に応えた薄型かつ優秀なスピンドルモータを安
価に提供することができるものである。
小型，高特性，低消費電力などの特徴を保ちながら、業
界の要望に応えた薄型かつ優秀なスピンドルモータを安
価に提供することができるものである。
【図１】（ａ）本発明のスピンドルモータの構造断面図 （ｂ）本発明の実施例１におけるスピンドルモータの上
面図
面図
【図２】従来のスピンドルモータの断面図
１ ディスク ２ 装着板 ３ スピンドルハブ ４ クランプマグネット ５ 駆動マグネット ６ フレーム ７ インシュレータ ７ａ 絡げピン ８ ステータコア ９ ステータコイル １０ 端末 １０１ ホール素子 １０２ 回路基板 １０３ ハウジング １０３ａ ハウジング内径部 １０３ｂ 穴 ２０１ 回転軸 ２０２ａ，２０２ｂ ボールベアリング ２０３ａ，２０３ｂ 予圧バネ ２０４ 予圧ビス ２０５ 予圧スペーサ ３０１ 駆動回路部 ４０１ フレキシブル基板 ４０２ 検査用ランド ４０３ モータ本体部 ４００，４０４ 回路基板
Claims (4)
- 【請求項１】回転軸と、前記回転軸を支承するボールベ
アリングと、前記ボールベアリングを固定するハウジン
グと、磁気回路を構成するステータコアと、磁界を発生
させるステータコイル線と、前記ステータコアと前記ス
テータコイル線との間に配されたインシュレータと、前
記ステータコイル線と結線された複数個のピンとから成
り、前記インシュレータと前記ピンとは樹脂などの絶縁
物により一体かつ同材料にて成形されたことを特徴とし
たスピンドルモータ。 - 【請求項２】回転軸と、前記回転軸を支承するボールベ
アリングと、前記ボールベアリングを固定するハウジン
グと、前記ボールベアリングの外輪に予圧を与えるため
の予圧バネと、前記予圧バネを前記ハウジングのスラス
ト方向に保持するための予圧スペーサとから成り、前記
予圧スペーサ内径は前記予圧スペーサが接している前記
ハウジング内径および予圧バネ内径より径が小さいこと
を特徴とするスピンドルモータ。 - 【請求項３】回転軸と、前記回転軸を支承するボールベ
アリングと、前記ボールベアリングを固定するハウジン
グと、前記回転軸に固定されたロータと、前記ロータの
回転位置検出用ホール素子と、電気的配線パターンをも
つプリント基板とから成り、前記プリント基板には、前
記ホール素子が軸方向下向きに取り付けられる取付け穴
が設けられ、前記ハウジング部には、前記プリント基板
の前記ホール素子取付け用穴と略同一位置に、階段状穴
が設けられたことを特徴とするスピンドルモータ。 - 【請求項４】回転軸と、前記回転軸を支承するボールベ
アリングと、磁気回路を構成するステータコアと、磁界
を発生させるステータコイル線と、前記回転軸に固定さ
れたロータと、前記ロータの回転位置検出用ホール素子
と、電気的配線パターンをもち、前記ロータ径外部に引
き出された部分を有するフレキシブル基板と、前記フレ
キシブル基板に接続されたモータ駆動回路部とから成
り、前記フレキシブル基板のロータ径外部に引き出され
た部分に前記ホール素子出力などの検査用ランドを設け
たことを特徴とするスピンドルモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23372095A JPH0984299A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | スピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23372095A JPH0984299A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | スピンドルモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0984299A true JPH0984299A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16959512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23372095A Pending JPH0984299A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | スピンドルモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0984299A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100722630B1 (ko) * | 2005-08-26 | 2007-05-28 | 삼성전기주식회사 | 인코더가 탑재된 스핀들 모터 조립체 |
| US8144553B2 (en) | 2008-04-17 | 2012-03-27 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Disk drive |
-
1995
- 1995-09-12 JP JP23372095A patent/JPH0984299A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100722630B1 (ko) * | 2005-08-26 | 2007-05-28 | 삼성전기주식회사 | 인코더가 탑재된 스핀들 모터 조립체 |
| US8144553B2 (en) | 2008-04-17 | 2012-03-27 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Disk drive |
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