JPH0983996A - 監視システム - Google Patents

監視システム

Info

Publication number
JPH0983996A
JPH0983996A JP23098895A JP23098895A JPH0983996A JP H0983996 A JPH0983996 A JP H0983996A JP 23098895 A JP23098895 A JP 23098895A JP 23098895 A JP23098895 A JP 23098895A JP H0983996 A JPH0983996 A JP H0983996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
camera
processing
video
images
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23098895A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3508320B2 (ja
Inventor
Tadaaki Kitamura
忠明 北村
Kazuya Takahashi
一哉 高橋
Yoshiyuki Sato
良幸 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP23098895A priority Critical patent/JP3508320B2/ja
Publication of JPH0983996A publication Critical patent/JPH0983996A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3508320B2 publication Critical patent/JP3508320B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】複数のテレビカメラと、任意の映像を選択して
順次切り替えるカメラ切り替え器と、切り替えた画像に
カメラ番号を上書きするスーパーインポーズ装置と、選
択されたサイクリック映像を処理して異常の有無を計測
する画像処理装置からなる。画像処理装置では、スーパ
ーインポーズされた映像のカメラ番号を認識する文字認
識部と、カメラ番号に従い、画像計測する画像処理部か
らなる。 【効果】サイクリックな画像においての監視処理を実現
することが可能である。これにより、広範囲な画像監視
を少ない画像処理装置で監視可能となる。また、これら
の、画像処理機能は全て背景画像を必要としない処理を
採用しており、ハードウエアの大幅な小型化が達成可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は道路,駐車場,管理施設
等に適用されるテレビカメラを用いた監視システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】道路などの監視にテレビカメラが多数利
用されている。これらは通常、監視員がモニタ画面を監
視していることが多い。これに対し、最近ではテレビカ
メラの映像を画像処理装置を用いて自動監視するシステ
ムが普及し初めている。これは、テレビカメラの映像を
画像処理して、例えば道路なら事故が発生した場合に自
動的にアラームを出すようなシステムである。特開平6
−274786 号公報「道路交通異常検出方法,装置および
道路交通異常監視システム」に記載されているように、
通常このような監視システムでは、カメラと画像処理装
置は1対1に対応している。すなわち、広域監視の場合
にはカメラが数百台に及ぶが、これを自動監視するため
には画像処理装置もこの数だけ必要となる。
【0003】ところで、広域監視においては、カメラの
映像を連続的に処理して詳細な監視を行う場合と、人間
がモニタを監視しているように切り替え画像を見ながら
監視する場合の2通りが考えられる。道路の監視の場
合、詳細なデータを計測する場合、例えば通過台数,速
度を正確に求めたい場合は、カメラ1台に画像処理装置
が1台必要であるが、渋滞の有無,停止車両の有無など
の異常を監視する場合は常に同じカメラの映像を処理す
る必要がない場合がある。
【0004】本発明は、この点に着目したもので後者の
簡易監視システムである。このような、複数のカメラ映
像を1台の画像処理装置で順次切り替えながら監視する
ようなシステムはこれまでは、処理速度,ハードウエア
規模などの面で実用化されていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この画像処理装置1台
で複数地点の映像を処理する簡易監視システムを実現さ
せるためには、色々な問題が生じる。例えば、道路の監
視などに画像処理を用いる場合、監視画像の内どこの領
域が道路かを指定する必要があるが、各カメラの映像は
それぞれ異なっているため、カメラの数だけこのような
情報が必要である。この情報をカメラの番号に合わせて
変更するためには、選択されている映像が何番目のカメ
ラの映像なのかを認識する必要がある。さらに、画像処
理の手法としては、あらかじめ車が走行していない道路
だけの画像、すなわち背景画像を記憶しておき、この画
像と入力した画像との差分処理を実行して車両の画像を
抽出し、車両の移動速度や通過台数,事故の有無などを
計測することが多い。この場合、背景画像を記憶する必
要があるため複数のカメラ映像を処理する場合、背景を
その数だけ用意しておく必要があり膨大な画像メモリが
必要となる。
【0006】このように、簡易監視システムを実現する
ためには、画像処理装置に入力されている画像が何番目
のカメラの映像かを認識する必要がある。また、膨大な
カメラ台数に対応するためには背景画像を記憶する手法
では、膨大な画像メモリが必要であり、トータルの設備
構成があまり小さくならない問題がある。また、1台の
カメラの映像は数秒と短いため、高速な画像処理ハード
ウエアが必要であるといった問題がある。
【0007】本発明の目的は、上記の問題を解決したト
ータル設備の小型化を図った監視システムを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】複数のテレビカメラと、
該複数のテレビカメラの映像から任意の映像を選択して
順次切り替える映像切り替え装置と、切り替えられた映
像にカメラ番号を上書きするスーパーインポーズ装置
と、選択された映像を処理して異常の有無を監視する画
像処理装置を有し、該画像処理装置は少なくともカメラ
台数分の画像処理に必要なデータを記憶するパラメータ
記憶部と、入力している映像のカメラ番号を認識するカ
メラ番号認識機能と、認識したカメラ番号に従い該パラ
メータ記憶部から該当するカメラのデータを用いて画像
処理する画像計測機能からなることを特徴とする。
【0009】
【作用】複数のカメラの映像を順次切り替えるカメラ切
り替え装置と、この切り替え画像にカメラ番号を上書き
したスーパーインポーズ装置と、切り替え画像を対象と
して画像処理する画像処理装置とからなる構成を実現す
るために、入力される映像を処理して画像に上書きされ
ているカメラ番号を認識するカメラ番号認識機能と、カ
メラ毎に用いる画像処理パラメータを記憶する画像処理
パラメータファイルとを有し、入力される映像を処理し
て画像に上書きされているカメラ番号を認識し、この番
号に従い記憶している画像処理パラメータを呼び出し、
各種画像処理を実行する。
【0010】また、従来のような背景画像を用いない手
法を採用することで、画像の記憶手段を不要にしてい
る。これらの機能は高速画像処理プロセッサを用いるこ
とで処理速度的には問題ない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0012】図1に本発明の機器配置図を示す。複数の
テレビカメラ1の映像はカメラ制御装置2の映像切り替
え装置3に接続されている。カメラ制御装置2は映像切
り替え装置3,スーパーインポーズ装置4,カメラ切り
替え制御装置5からなり、カメラ切り替え制御装置5か
らの信号8によって1つのカメラの映像が選択され、そ
の映像はスーパーインポーズ装置4に送られる。スーパ
ーインポーズ装置4では、カメラ制御装置5からのカメ
ラ番号9に従い、入力した画像上にカメラ番号などの文
字情報をスーパーインポーズして映像を送る。この映像
は画像処理装置6およびモニタ7に送られ、画像処理装
置6では種々の画像処理を実行する。画像処理装置6で
映像に異常があると判断した場合は、カメラ切り替え制
御装置5にカメラ番号の固定指令10が出され、指定さ
れた画像をモニタに連続的に表示する。この解除は、監
視員がモニタを確認し、所定の作業終了後に解除信号を
入力する11。
【0013】ここで、選択された映像上に文字をスーパ
ーインポーズした例を図2−(a)(b)に示す。この
ような映像は、3〜5秒周期で20台のカメラを切り替
えるとすると、60〜100秒で1周期するような切り
替え画像となる。従って、3〜5秒程度しか一つのシー
ンは連続しない。この短い時間で、車の動きを計測した
り、車が停止しているかどうかなどの判定を実行するこ
とになる。
【0014】図3に画像処理装置6の構成を示す。画像
処理装置6は、入力する映像信号をデジタル化するA/
D変換器12と、処理結果を表示するなどのためにデジ
タル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器13
と、このデジタル信号を記憶する画像メモリ14と、画
像メモリの内容を処理する画像処理プロセッサ15と、
これら画像処理ハードウエアを制御するCPU16,プ
ログラム格納RAM/ROM17,画像処理パラメータ
ファイル18,カメラ毎のデータ記憶部19からなる。
画像処理プロセッサ15の機能としては、画像を微分処
理する空間フィルタ処理,複数の画像で差や和を求める
画像間演算,濃淡パターンマッチングする正規化相関処
理,画像の投影分布などを求めるヒストグラム処理など
を実行する。これらの画像処理機能は、現在25MHz
以上の速度で実行可能であり、将来的には100MHz
程度の速度も容易に可能である。
【0015】画像処理の機能は、図4のように、 (1)スーパーインポーズされた文字を認識する文字認
識機能20(カメラ番号認識部)。
【0016】(2)認識文字に従い、記憶している画像
処理パラメータを設定するデータ設定機能21(データ
ワード部)。
【0017】(3)車両の追跡処理などの画像計測処理
機能22(画像計測部。)を有している。以下、上記機
能の詳細について説明する。
【0018】(1)文字認識機能 これは、スーパーインポーズされた文字を認識する機能
である。通常文字認識では、白い紙に書かれた文字を認
識することが多いが、今回の対象は各カメラの映像上に
スーパーインポーズされているため、文字の背景が大き
く異なる。例えば、道路の監視の場合では、カメラの設
置場所によって文字の背景が、トンネルの照明であった
り、屋外の山などの風景が背景になったりする。このた
め、文字だけを切り出すことが非常に難しい。そこで、
背景の変化に影響されない文字認識手法を採用する。
【0019】この手法は、図5のようにあらかじめ文字
を含む矩形のパターンを切り出して文字テンプレート記
憶画像24として記憶しておき、入力画像23から認識
したい文字パターン27,28を切り出してこの画像が
文字テンプレート記憶画像24のどの文字に最も類似し
ているかを正規化相関処理で求めるものである。図5で
は上り/下りの上下の区別、及びカメラ番号の認識例を
示している。上下の文字は色々な背景のパターンをあら
かじめ用意しているため、それぞれ4パターンの文字テ
ンプレートを記憶26している。数字については各文字
毎に一種類しか登録25していないが、上下の区別と同
様に色々な背景のパターンを用意しておくことで、色々
な背景に対応可能である。
【0020】ここで、正規化相関処理について簡単に説
明する。
【0021】正規化相関処理は濃淡パターンマッチング
の一手法であり、テンプレートと、認識したいパターン
の濃度を合わせて類似度を計算する手法であり、数1の
ような演算を実行するもので、処理対象画像fに対し濃
淡テンプレートTを用いて、ある点(u,v)の類似度
r(u,v)が計算される。この類似度はテンプレート
に類似しているほど1の値に近づくものである。
【0022】
【数1】
【0023】ここで、f(u+i,v+j)は(u,
v)点の近傍の対象画像の濃度値、T(i,j)はテン
プレート画像の(i,j)点の濃度値、p,qはそれぞ
れテンプレート画像のx,yサイズである。対象画像に
依存しないテンプレートだけに関するデータはあらかじ
め計算できるので、以下の数2,数3の値は相関演算前
に計算することができる。従って、テンプレートデータ
と相関対象画像との相関演算においては、数4,数5,
数6についてリアルタイムに演算し、それぞれの計算結
果を用いて最終的に数1の類似度を求める。
【0024】
【数2】
【0025】
【数3】
【0026】
【数4】
【0027】
【数5】
【0028】
【数6】
【0029】このような演算を文字テンプレート画像に
ついて、上下の文字判別ならその文字が記憶されている
領域全体にわたって演算し、最も類似度の高い座標
(x,y)の点を求める。すなわち、類似度r(u,v)
の(u,v)をサーチエリアだけ移動させ、それぞれの
類似度の内最大の類似度を示すr(x,y)の(x,
y)座標がどのパターンの領域に含まれているかを判断
することで、どの文字かを判断することが出来る。図5
の例では数字用テンプレート25の19の位置にマッチ
ングが合うので、文字は19と判定する。このような処
理は画像処理プロセッサにより約100〜200ミリ秒
程度で実行可能である。
【0030】(2)画像処理パラメータの設定 画像処理で計測処理する場合、各種パラメータが必要で
ある。道路画像を処理して車の流れなどを計測する場合
では、図6のようにカメラ毎のデータ29,30,31
が必要となる。例えば、カメラ毎に計測するレーンの領
域を示す始点,終点などの座標データ(32参照),レ
ーン毎の幅,設置カメラの高さ,焦点距離,向きなどで
ある。これらの情報によって、画像処理する計測領域を
決めたり、画像上での分解能を決めたりする。特に車両
の速度を計測する場合などではカメラの情報を正確に把
握しなければ、ある点からある点までの距離情報などが
狂うため、精度の高い計測は不可能となる。そこで、本
システムではカメラの数だけ上記のデータを記憶してお
き、文字認識機能で判定したカメラ番号に従い、記憶デ
ータを画像処理用のパラメータとして使用する。
【0031】なお、カメラ番号によって、例えば非常駐
車帯がある場合とない場合で計測処理を変えることも可
能である。これは、非常駐車帯に車が停止していること
を計測する処理は、非常駐車帯を撮影しているカメラだ
けでよいため、カメラ情報に計測項目を設定しておくこ
とで最適な画像処理を実行可能である。従って、設定す
る処理領域毎に画像処理項目(計測項目)を設定するこ
とも可能である。
【0032】(3)計測処理 切り替え画像の監視の画像処理には、道路画像監視,侵
入者監視など色々考えられるが、ここでは道路画像の監
視を例に説明する。
【0033】道路監視にサイクリック画像を用いる場
合、正確に台数を計測したりすることは不可能である。
このため、処理のメインとしては監視映像が正常か否か
を監視する。この場合の異常と判断する要因としては、 ・速度が異常(遅い,速い) ・渋滞している(物体密度が高い) ・停止車両・落下物がある(静止物体が存在する) などである。このような、判定を実行するために本発明
では、速度計測及び静止物体存在計測処理を実行する。
まず速度計測の原理について説明する。
【0034】<速度計測の原理>速度計測の原理を図7
で説明する。この処理は前述の文字認識処理と同様に正
規化相関処理を応用したものである。まず、入力画像f
(t)33に対し、車の水平方向のエッジを検出する
(白線などのエッジを除去するため)34。このエッジ
の集合が車らしければ、そのエッジ近傍の画像をテンプ
レートとして登録する35。このテンプレート画像35
が次の時刻にどの位置に移動したかを計測するため、所
定時間経過した入力画像f(t+dt)36に対し、正
規化相関処理でマッチング処理し、類似度が高い位置を
求める37。登録した位置座標と移動した位置の変動か
ら速度を算出することが出来る。切り替え画像の時間は
3〜5秒程度であるため、この時間分だけ上記の処理を
繰り返し処理する。
【0035】すなわち、入力画像f(t+dt)36の
画像に対してマッチング処理するとともに、水平エッジ
検出38,テンプレート登録39、次の画像に対するマ
ッチング処理を実行する。このような処理により、非常
に短い監視時間を有効に活用可能である。なお、登録す
るテンプレート画像はエッジの画像を登録する場合と、
エッジの位置に相当する入力画像の画像を登録する場合
がある。エッジ位置に相当する入力画像の方が、マッチ
ング処理には適している(図7ではエッジの位置に相当
する入力画像の画像を登録する場合を示している)。
【0036】なお、1画面に複数のエッジのかたまりが
ある場合は、それぞれで追跡処理を実行する。また、全
く車が存在しない場合などは、相関処理を行わず、水平
エッジ抽出を繰り返す。
【0037】通常、車両の速度計測などでは画面の下側
に検知領域を設け、この位置を通過するタイミングで車
両を追跡処理することが多いが、サイクリック画像にお
いては、車がどの位置を走行している状態から計測を開
始するか決まらないため、かならずしも画面の下側から
車が流れてこない場合が多い(既に画面の中央付近を走
行している場合がある)。従って、検知領域を設けず
に、得られた画像から車両の特徴を求め、この特徴を順
次追跡処理することで、サイクリック画像に対応するこ
とが可能である。
【0038】また、あらかじめ背景画像を記憶してお
き、この画像と入力画像の差分処理で車を抽出すること
が多く行われているが、本システムのようにサイクリッ
ク画像に対応するためには、カメラの台数分だけ画像を
記憶することが必要であり、また、背景画像の明るさが
変化する環境ではこの画像の更新処理も必要となり、現
実的には背景を持った手法では、対応は不可能である。
これに対し、本正規化相関処理を用いれば、背景を記憶
することが不要であるため、サイクリック画像への対応
が可能である。
【0039】ここで、各レーン毎に上記追跡処理を実行
すれば、レーン毎の走行速度を把握することが出来た
り、手前側だけ異常に速度が低く、奥側(追越し車線
側)が通常の速度の場合には、手前側に故障車両が走行
していると判断することも可能である。
【0040】<静止物体存在計測の原理>静止物体存在
計測では、監視領域の密度(渋滞度),動き検知を計測
する。図8に処理概要を示す。入力画像f(t)40を
微分処理して水平エッジを検出する41。このエッジは
車の多さを表す量(密度)となる。このエッジ検出と平
行して動き検出処理を行う。この処理は入力画像f
(t)40から所定時間経過した入力画像f(t+d
t)42の画像同士で画像間の差分処理(フレーム差分
処理)を実行する43。この映像で得られる画像は動い
ている部分だけの情報である。このエッジ検出,動き検
出画像を解析し、監視領域が混んでいるか(渋滞してい
るか)、静止物体(停止車両・落下物)が存在するかを
判定する44。
【0041】判定処理44では、水平エッジ画像41に
対し、各レーン毎にエッジ画像の長さを画像処理プロセ
ッサのヒストグラム機能でチェックし、ノイズか認識対
象(図では車両)のエッジかを判定し、認識対象(車
両)のエッジのみ抽出する。この認識対象(車両)エッ
ジの位置に対応して差分画像43に差分値があるかどう
かを判定する。すなわち、エッジがあり、かつ差分があ
れば動いている認識対象(車両)であると判断し、エッ
ジがあり、その位置に差分がなければ停止していると判
断する。この静止物体(停止車両)の量が多い場合に渋
滞と判断し、少ない場合に停止車両ありと判断する。通
常走行時は、全く静止物体(停止車両)は検出されな
い。なお、静止物体(停止車両)については前後のカメ
ラの情報から総合的に判断したり、次に回ってくる時
(全カメラを1周した後)に再度静止候補があった場合
にアラームを出すなどの処理も考えられる。
【0042】このように、水平エッジ検出,フレーム差
分処理で静止物体(停止車両・落下物)の有無を判断す
ることで、速度計測と同様に背景画像を用いずに処理可
能であり、サイクリックな画像に対して良好に処理する
ことが可能である。
【0043】なお、微分画像(エッジ検出画像)は車両
でないエッジも含まれるが、その量が多い場合は、車が
渋滞していないにも係わらず、渋滞と判定してしまう可
能性がある。このため、カメラ毎にエッジがどの程度初
期値として含まれるかをデータとして記憶しておき、こ
の値を越えたときに渋滞と判断する方法や、常に発生す
るエッジの位置を記憶しておき、この位置のエッジは車
でないと判断するなどで、色々なシーンについて誤検知
が少ないシステムを実現可能である。
【0044】上記の実施例では、道路監視について説明
したが、侵入者監視の例について次に説明する。侵入者
監視の応用でも、処理領域の設定など道路監視とほとん
ど同じ機能で達成可能である。ただし、侵入者監視で
は、速度の監視でなく異常な動きの監視と、渋滞,停止
車両の概念でなく、所定の領域に不審者がいるかどうか
の判定になる。このため、異常な動き監視には車監視と
同様に正規化相関処理で物体の追跡を実施し、その動き
が直線性がない、速度が速い(走っている)などを計測
し、異常の有無を判定する。あるいは、図8と同様にエ
ッジ検出と、動き検出処理を用いて、存在してはならな
い領域に何らかの物体が存在している場合に異常と判断
することも出来る。
【0045】この場合、車の場合は水平エッジの検出を
使っていたが、人などの監視では水平,垂直両方向のエ
ッジを検出することで特徴を出せる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によればサイクリ
ック画像の文字認識機能と、画像処理に必要なデータ記
憶機能と、物体の追跡処理機能と、静止物体存在計測機
能を有することで、サイクリックな画像においての監視
処理を実現することが可能である。これにより、広範囲
な画像監視を少ない画像処理装置で監視可能となる。ま
た、これらの画像処理機能は全て背景画像を必要としな
い処理を採用しており、ハードウエアの大幅な小型化が
達成可能である。
【0047】なお、上記実施例ではカメラ番号をスーパ
ーインポーズした画像を処理対象としているが、カメラ
切り替え器から画像処理装置に直接番号を伝送する構成
も考えられる。この場合、通信手段が必要となるため、
既に設置されているカメラ制御装置に画像処理装置を接
続する場合に、システム改造が必要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機器構成図を示す図。
【図2】文字がスーパーインポーズされた映像の例を示
す図。
【図3】画像処理装置の構成を示す図。
【図4】画像処理の概略フローを示す図。
【図5】スーパーインポーズされた文字を認識する処理
概要を示す図。
【図6】画像処理に必要なパラメータを説明する図。
【図7】速度計測の処理概要を示す図。
【図8】渋滞,停止車両検出の処理概要を示す図。
【符号の説明】
1…テレビカメラ、2…カメラ制御装置、3…映像切り
替え装置、4…スーパーインポーズ装置、5…カメラ切
り替え制御装置、6…画像処理装置、7…モニタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のテレビカメラと、該複数のテレビカ
    メラの映像から任意の映像を選択して順次切り替える映
    像切り替え装置と、切り替えられた映像にカメラ番号を
    上書きするスーパーインポーズ装置と、選択された映像
    を処理して異常の有無を監視する画像処理装置を有し、
    該画像処理装置は少なくともカメラ台数分の画像処理に
    必要なデータを記憶するパラメータ記憶部と、入力して
    いる映像のカメラ番号を認識するカメラ番号認識機能
    と、認識したカメラ番号に従い該パラメータ記憶部から
    該当するカメラのデータを用いて画像処理する画像計測
    機能からなることを特徴とする監視システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記カメラ番号認識機能は、あらかじめスーパーインポ
    ーズされた各種文字画像をテンプレートに登録し、この
    テンプレート画像と認識対象の入力画像から切り出した
    文字画像のマッチング処理で最も類似度が高い文字を認
    識結果とする、濃淡パターンマッチング処理であること
    を特徴とする監視システム。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記画像処理装置の画像計測機能は、入力画像から物体
    を検知し、この物体を追跡処理することで移動速度を計
    測する速度計測処理部と、入力画像から物体の密度を計
    測する密度計測処理部と、時間差を有する画像の差分処
    理から得られる動き量を計測する動き計測処理部を有す
    ることを特徴とする監視システム。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記速度計測処理部は入力画像を微分処理し、この微分
    画像が多い領域の画像をテンプレートに登録し、このテ
    ンプレート画像と次に入力される画像との濃淡パターン
    マッチング処理で移動位置を求める処理であることを特
    徴とする監視システム。
JP23098895A 1995-09-08 1995-09-08 監視システム Expired - Fee Related JP3508320B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23098895A JP3508320B2 (ja) 1995-09-08 1995-09-08 監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23098895A JP3508320B2 (ja) 1995-09-08 1995-09-08 監視システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0983996A true JPH0983996A (ja) 1997-03-28
JP3508320B2 JP3508320B2 (ja) 2004-03-22

Family

ID=16916481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23098895A Expired - Fee Related JP3508320B2 (ja) 1995-09-08 1995-09-08 監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3508320B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002222486A (ja) * 2001-01-29 2002-08-09 Toshiba Corp 道路監視システム
WO2012124230A1 (ja) * 2011-03-17 2012-09-20 日本電気株式会社 撮影装置、撮影方法、及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002222486A (ja) * 2001-01-29 2002-08-09 Toshiba Corp 道路監視システム
WO2012124230A1 (ja) * 2011-03-17 2012-09-20 日本電気株式会社 撮影装置、撮影方法、及びプログラム
JP5958462B2 (ja) * 2011-03-17 2016-08-02 日本電気株式会社 撮影装置、撮影方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3508320B2 (ja) 2004-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101808587B1 (ko) 객체인식과 추적감시 및 이상상황 감지기술을 이용한 지능형 통합감시관제시스템
US5757287A (en) Object recognition system and abnormality detection system using image processing
KR101735365B1 (ko) 학습 기반의 영상 내 관심 물체 검지 및 환경 변화에 강인한 물체 추적 방법
US20180204335A1 (en) System for tracking object, and camera assembly therefor
JP5040258B2 (ja) 映像監視装置、映像監視システムおよび画像処理方法
JP3279479B2 (ja) 映像監視方法及び装置
EP0878965A2 (en) Method for tracking entering object and apparatus for tracking and monitoring entering object
US7512494B2 (en) Vehicle mounted image processor and method of use
JPH08221577A (ja) 移動体検出・抽出装置及び方法
KR20190046351A (ko) 침입 탐지방법 및 그 장치
JPH1139589A (ja) 交通監視装置および交通監視方法
KR101697060B1 (ko) 이벤트 감지 방법 및 이를 실행하는 장치
KR102434154B1 (ko) 영상감시시스템에서의 고속 이동물체의 위치 및 모션 캡쳐 방법
JPH08180276A (ja) 障害物検知方法及びその装置
JPH1040490A (ja) 道路監視装置
JP2001043383A (ja) 画像監視システム
JP2002367077A (ja) 交通渋滞判定装置及び交通渋滞判定方法
EP0403193A2 (en) Method and apparatus for traffic monitoring
JP3508320B2 (ja) 監視システム
JPH0514891A (ja) 画像監視装置
JP2005284652A (ja) 動きベクトルを用いた映像監視方法及び装置
JP4697761B2 (ja) 待ち行列検出方法及び待ち行列検出装置
JPH09305891A (ja) 車両監視装置
JPH10162288A (ja) 交差点通過車両監視システム
Foresti et al. Vehicle detection and tracking for traffic monitoring

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20031215

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees