JPH0983630A - 電話装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の電話機では、相手の電話番号を覚えて
おき、毎回数多くの番号をテンキーなどにより入力しな
くてはならず、また相手の電話番号を登録した短縮キー
を使用する場合には登録した人の名前を記入しておく必
要がある。また、名前だけでは車で移動中などわかりに
くいし、さらに子供など文字を読めない人にとって大変
わかりにくい。 【解決手段】 電話をかけたい相手の画像アイコンを表
示する画像表示装置13と、画像表示装置13に表示されて
いる画像アイコンをポイントするタッチパネル14と、あ
らかじめ電話をかけたい相手を表現する画像データと電
話番号を対応させたテーブル5Aが作成された記憶部５
と、タッチパネル14によって電話をかけたい相手を表現
する画像アイコンが指定されると、記憶部のテーブル5A
を参照して電話番号を検索し、電話回線上に相手の電話
番号を送出する制御部６を備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、表示画面を有しコ
ンピュータにより制御され、パーソナルコンピュータや
テレビ電話の端末として使用される電話装置に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来、電話機は通話したい時に、次に挙
げたようにいくつかの方法によって入力し、電話回線に
ダイヤル信号を出力できるようにしていた。 （１）テンキーにより、通話したい相手の電話番号を直
接入力する。 （２）あらかじめ、通話したい相手の電話番号を短縮キ
ーに登録しておき、短縮ダイヤルを押す。 （３）あらかじめ、通話したい相手の名前と番号を短縮
キーに登録しておき、短縮ダイヤルを押すことによっ
て、画面に相手の名前と電話番号を表示し、電話をかけ
る。

【０００３】このように、従来の電話機では、通話した
い番号を直接入力するか、または、あらかじめ登録した
短縮キーなどによって、電話機にダイヤルする事ができ
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の（１）〜（３）の電話機では、以下のような問題
点がある。 （１）相手の電話番号を覚えておき、毎回数多くの番号
をテンキーなどにより、入力しなくてはならない。 （２）相手の電話番号を登録した短縮キーに登録した人
の名前を記入しておく必要がある。また、名前だけでは
車で移動中などわかりにくいし、さらに子供など文字を
読めない人にとって大変わかりにくい。 （３）ボタンを押すことによって、電話番号と登録して
いる相手の名前が表示されるため安心して電話をかける
ことができるが、上記（２）と同様の問題があった。 （４）通常の電話では、音声のみで動画や静止画による
意志の伝達が行われなかったため、動画や静止画を表示
できるテレビ電話に比べて、コミュニケーションの密度
や楽しさが低減する。 （５）登録されている相手の数が多数ある場合に、１つ
の画面上に全員の名前を表示したり、全員分の番号キー
を割り当てることができない。

【０００５】そこで、本発明のうち請求項１〜請求項４
記載の発明は、文字の読めない子供であっても簡単に電
話をかけることができる電話装置を提供し、さらに請求
項５記載の発明は、テレビ電話でなくても擬似的に相手
の顔や似顔絵を表示することができる電話装置を提供
し、さらに請求項６記載の発明は、車の中での移動中や
運転中であっても運転操作の妨げにならずに電話をかけ
ることができる電話装置を提供することを目的とするも
のである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項１記載の電話装置は、電話
をかけたい相手の画像を表示する画像表示手段と、前記
画像表示手段に表示されている画像をポイントする手段
と、あらかじめ電話をかけたい相手を表現する画像デー
タと電話番号を対応させたテーブルが作成された記憶手
段と、前記画像をポイントする手段によって、前記電話
をかけたい相手を表現する画像が指定されると、前記記
憶手段のテーブルを参照して電話番号を検索し、電話回
線上に相手の電話番号を送出する制御手段を備えたこと
を特徴とするものである。

【０００７】ここで記憶手段は、半導体メモリまたは、
ハードディスク、光ディスクなどのディスク状の記録媒
体から構成され、また画像表示手段に表示されている画
像をポイントする手段は、マウスやタッチパネルやリモ
コンにより操作などのポインティング装置から構成され
る。

【０００８】上記構成により、電話をかけるときに画像
表示手段の画面上の相手の画像アイコンをポインティン
グ手段によって指示するのみで、電話回線に相手の電話
番号が送出され、簡単に電話をかけることができる。

【０００９】また請求項２記載の電話装置は、上記請求
項１記載の電話装置であって、制御手段に、電話をかけ
たい相手を表現する画像データとして、電話回線を介し
て入力した動画像のデータの一部を記憶手段に記憶し、
この記憶した静止画像データを画像表示手段へ出力し、
相手を静止画で表現する機能を付加したことを特徴とす
るものである。

【００１０】上記構成により、使用する電話がテレビ電
話の場合において受信している相手の顔をそのまま静止
画として取り込んで画像データとして記憶し、画像表示
手段の画面上に電話をかける相手を指定するための画像
アイコンとして使用する。よって、画像を取り込む装置
を外部に持つ必要がなく簡単に画像アイコンを作成する
ことができ、さらに画面上の文字を読む必要もなく直感
的に相手を認識して簡単に電話をかけることができる。

【００１１】さらに請求項３記載の電話装置は、上記請
求項１記載の電話装置であって、制御手段に、電話をか
けたい相手を表現する画像データとして、電話回線を介
して入力した動画像のデータを縮小して圧縮し、通話中
の相手の顔や表情を示す動画データを記憶手段に記憶
し、この記憶された動画データを画像表示手段へ出力
し、相手を画面に表示された動く画像アイコンによって
表現する機能を付加したことを特徴とするものである。

【００１２】上記構成により、テレビ電話において受信
している相手の顔をそのまま動画として取り込んで画像
データとして記憶し、画像表示手段の画面上に表示する
電話をかける相手のアイコンとして使用する。よって、
動画像を取り込む装置を外部に持つ必要がなく、簡単に
動画アイコンを作成することができ、さらに一度テレビ
電話にて交信した相手の動きや表情をそのままアイコン
とする事ができるため、直感的に相手を認識して簡単に
電話をかけることができ、さらにとても親しみやすい装
置にすることができる。

【００１３】また請求項４記載の電話装置は、上記請求
項１記載の電話装置であって、記憶手段に、電話をかけ
たい相手を表現する画像データとして、複数の相手の顔
の似顔絵の画像データを記憶し、制御手段に、これら似
顔絵の画像データから相手の画像データを選択し、テー
ブルに登録する機能を付加したことを特徴とするもので
ある。

【００１４】上記構成により、あらかじめ人の似顔絵の
画像データをいくつか用意して記憶手段に記憶させてお
き、使用する人が電話をかける相手に最も近いと感じる
似顔絵を選択して画像データとして記憶し、画像アイコ
ンとして使用する。よって、簡単に電話をかけたい相手
を表すことができるため、直感的に相手を認識して簡単
に電話をかけることができ、さらにとても親しみやすい
装置にすることができる。

【００１５】さらに請求項５記載の電話装置は、上記請
求項１記載の電話装置であって、記憶手段に、いくつか
の表情を表す似顔絵の画像データを記憶し、制御手段
に、電話回線を介して入力した相手の音声データより相
手の感情を判断し、この判断に基づいて前記似顔絵の画
像データを選択し、または一定の時間周期毎に前記似顔
絵の画像データを選択して画像表示手段へ出力し、相手
の表情を擬似的に表現する機能を付加したことを特徴と
するものである。

【００１６】ここで制御手段は、相手の感情の判断を、
音声データの周波数帯域の変化の分析結果に基づき行
う。上記構成により、相手の感情の判断に基づき相手の
状態を表現する似顔絵を選択して画面に表示し、相手の
感情状態に応じて、顔の表情を表し、また相手の感情の
判断を行わない場合には、一定の時間周期毎に似顔絵を
切換え、相手と会話をしているような状態をアニメーシ
ョンとして表現する。よって、テレビ電話を使用してい
ない場合でも、テレビ電話を使用しているような大変親
しみやすい良好なコミュニケーションを行うことができ
る。

【００１７】また請求項６記載の電話装置は、上記請求
項１記載の電話装置であって、音声認識手段と音声合成
手段を設け、制御手段に、前記音声認識手段により音声
入力によって相手の電話番号と相手の名前が認識される
と、この認識されたされた電話番号と選択された相手を
前記音声合成手段へ出力し音声で出力させ、前記音声認
識手段により電話番号と選択された相手の確認が認識さ
れると、記憶手段に電話番号と選択された相手を登録す
るとともに電話回線上に相手の電話番号を送出する機能
を付加したことを特徴とするものである。

【００１８】上記構成により、音声認識手段によって、
電話をかけようとする相手の名前や電話番号が認識さ
れ、間違いを無くすために、音声合成手段より認識した
相手の名前や電話番号が復唱され、さらに音声認識手段
によってこれらの確認が認識されると、記憶手段のテー
ブルに登録し、電話回線上に相手の電話番号が送出され
る。よって、車の運転中などでも視線をそらす必要がな
く、容易に電話をかけたり、通話相手の登録を行うこと
ができる。

【００１９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は本発明の実施の形態を示す
電話装置の構成図である。

【００２０】図１において、１は電話回線Ｌとの信号の
送受信を行う電話回線インターフェイス（以下、Ｉ／Ｆ
と略す）であり、この電話回線Ｉ／Ｆ１は、通話路切換
部２、および送受話部Ｉ／Ｆ３を介して送受話部４へ接
続され、また後述する制御部６に接続されている。前記
通話路切換部２は、制御部６の指令に応じて、電話回線
Ｉ／Ｆ１と送受話部Ｉ／Ｆ３間の通話路を、音声合成部
７と送受話部Ｉ／Ｆ３間の通話路へ切り換える。また送
受話部Ｉ／Ｆ３は、送受話部４との信号の送受信を行う
とともに、送受話部４に入力された音声データを音声認
識部８へ出力する。この音声認識部８は送受話部Ｉ／Ｆ
３を介して入力される音声データを認識して電話番号や
通話する相手の名前さらには、電話装置のモード設定な
どを行い、制御部６へ出力する。

【００２１】また図１において、９はディスプレイコン
トローラであり、制御部６により制御され画像表示装置
13上に画像や文字を表示する。さらに、画像表示装置13
上の画像アイコンを選択するためのポインティング装置
として、マウス10、リモコン11、タッチパネル14が設け
られ、ポインティングデバイスＩ／Ｆ12を介して制御部
６へ接続されている。

【００２２】制御部６は、マイクロコントローラから形
成され、本発明の電話装置全体を制御する。制御部６に
接続されている記憶部５について説明する。

【００２３】記憶部５は、半導体メモリと磁気ディスク
装置、または光ディスク装置で構成され、制御部６のプ
ログラムやデータの他に、図２に示す画像アイコンと電
話番号を対応づけるテーブル５Ａと似顔絵の画像データ
群５Ｂを記憶している。

【００２４】図２に示すように、画像アイコンと電話番
号を対応づけるテーブル５Ａは、制御部６が管理するア
イコン番号19、アイコン番号19に対応した電話番号20、
対応した相手の名前21、対応した画像アイコンデータ22
から形成されている。画像アイコンデータ22は、画像ア
イコンの属性、すなわち後述する似顔絵、静止画、動画
を区別するデータ22Ａとそのアイコンデータ22Ｂから形
成されている。

【００２５】また画像データ群５Ｂとして、画像アイコ
ンのデータとして、あらかじめ年代別や男女やヘアスタ
イルなど人間のさまざまな特徴をとらえた複数個の似顔
絵のメイン画像データが記憶され、さらにこれら似顔絵
のメイン画像データの毎に、それらの人々の口の動きや
喜怒哀楽などの表情を表す似顔絵のサブ画像データが複
数個記憶されている。

【００２６】上記図２のテーブルを形成する際、変更を
する際に画像データ群５Ｂのサンプルのメイン画像デー
タから最も相手のイメージに近い人を選んで画像アイコ
ンデータ22として登録して使用される。このように、い
くつかの人の似顔絵を登録しておき、相手のイメージに
最も近い似顔絵を用いることにより、簡単にかつ迅速に
通話相手を表す画像アイコンデータ22を形成する事がで
きる。

【００２７】図３に図１の画像表示装置13上に表示され
た画面を示す。この画面は電話をかける相手を選択時の
画面である。図３において画像表示装置13上に、上記テ
ーブル５Ａに登録された通話する相手を表す画像アイコ
ン15、現在のシステムモード16、画像アイコン15をスク
ロールさせてページ送りや戻りをするためのスクロール
ボタン17、およびメッセージを表示するメッセージ・ウ
インドウ18が表示されている。システムモード16は図上
では電話モードであることを示している。また画像表示
装置13上に透明なタッチパネル14が積層されている。

【００２８】図４にテレビ電話を使用している場合の画
像表示装置13上に表示された画面を示す。この画面に
は、相手側の映像が映っている。図４において画像表示
装置13上に、相手側から送られてくる動画像23、現在の
システムモード24、メッセージを表示するメッセージ・
ウインドウ25、静止画取り込みボタン26、動画取り込み
ボタン27が表示されている。同様に画像表示装置13上に
透明なタッチパネル14が積層されている。

【００２９】上記構成において、図３の画像アイコン15
の「百合絵」（属性；動画）が選択された場合の作用を
説明する。 （ダイヤル発信）タッチパネル14が押されると、ポイン
ティングデバイスＩ／Ｆ12は画像表示装置13の画面上の
位置を制御部６へ出力する。

【００３０】制御部６は、検出された位置より、通話相
手が「百合絵」であることを認識し、記憶部５に記憶さ
れた上記テーブルを参照して、「百合絵」の位置からア
イコン番号が”３”、電話番号が”０７５−１１１−４
４４４”、画像アイコン15の属性が「動画」であること
を認識し、電話番号を参照して通話路切換部２から電話
回線Ｉ／Ｆ１を通してダイヤル信号として出力する。さ
らに相手の名前の「百合絵」を図２のメッセージ・ウイ
ンドウ18に電話番号と共に表示して、ダイヤル中である
ことを示す。

【００３１】このように、電話をかけたい相手を画像表
示装置13上の画像アイコン15によって指定することがで
きるため、大変わかりやすく小さな子供であっても電話
をかける相手を容易に認識することができ、さらにポイ
ンティング装置（上記説明ではタッチパネル14）によっ
て選択するだけでダイヤルすることができるため、迅速
に電話ができる。

【００３２】電話がつながると、図４に示す、テレビ電
話を使用している場合の画面を画像表示装置13上に表示
する。 （静止画取り込み）そして、通話中にタッチパネル14の
静止画取り込みボタン26が押されると、ポインティング
デバイスＩ／Ｆ12は画像表示装置13の画面上の位置を制
御部６へ出力する。

【００３３】制御部６は、検出された位置より、静止画
の取り込みが指定されたと認識して、電話回線Ｉ／Ｆ１
から入力されている映像をデジタル化したデータに変換
して、それを圧縮してアイコンサイズの大きさになるよ
うに正規化して、記憶部５内の画像アイコン対応テーブ
ルのアイコンデータ22Ｂとして記憶し、画像アイコンの
属性データ22Ａを「静止画」とする。

【００３４】このように、画像表示装置13上に映ってい
るテレビ電話にて通話中の相手の顔をそのまま静止画と
して取り込み画像アイコンデータ22として登録すること
ができるため、特別に画像を取り込む手段を用意する必
要がなく、簡単にかつ迅速に通話相手を表す画像アイコ
ン15を作成する事ができる。 （動画取り込み）また、通話中にタッチパネル14の動画
取り込みボタン27が押されると、ポインティングデバイ
スＩ／Ｆ12は画像表示装置13の画面上の位置を制御部６
へ出力する。

【００３５】制御部６は、検出された位置より、動画の
取り込みが指定されたと認識して、電話回線Ｉ／Ｆ１か
ら入力されている映像をデジタル化した動画データに変
換して、それを圧縮してアイコンサイズの大きさになる
ように正規化し動画データとして、記憶部５内の画像ア
イコン対応テーブル５Ａのアイコンデータ22Ｂとして記
憶し、画像アイコンの属性データ22Ａを「動画」とす
る。

【００３６】このように、画面表示装置13上に映ってい
るテレビ電話にて通話中の相手の顔をそのまま動画とし
て取り込み画像アイコンデータ22として登録することが
できるため、特別に動画を取り込む手段を用意する必要
がなく、簡単にかつ迅速に通話相手を表す動画アイコン
を作成する事ができ、さらに画像アイコンを動画にする
ことにより、より電話をする相手をわかりやすく表現す
ることができる。

【００３７】次に上記構成において、図３の画像アイコ
ン15の「まさし」（属性；似顔絵）が選択された場合の
作用を説明する。（ダイヤル発信）までは上記説明と同
様であり、説明を省略する。

【００３８】電話がつながると、制御部６は、画像アイ
コン15の表情を表す似顔絵のサブ画像データを使用す
る。 （似顔絵のサブ画像データの使用）制御部６は、相手と
通話している時に、電話回線Ｉ／Ｆ１から入力される音
声データをスペクトルに分解して各周波数毎のスペクト
ルの分布やスペクトル分布の変化から喜怒哀楽などの相
手の感情を判断して、それらの感情に応じた表情を表す
似顔絵のサブ画像データを選択して、「まさし」のメイ
ン画像データに代えて画面表示装置13に表示させる。ま
た、上記音声データの周波数スペクトル分析を行わない
場合、一定時間毎に口の動きができるようにサブ画像デ
ータを切り換える。

【００３９】このように、相手の音声の周波数を分析す
ることにより相手の表情を求め、あるいは一定時間の周
期を数え、分析した表情、あるいは一定時間周期に応じ
て表情を表す似顔絵を画像表示装置13に通話相手のイメ
ージとして表示するため、テレビ電話でなくても相手の
表情を感じながら電話をすることができ、より親密かつ
深いコミュニケーションをはかることができる。

【００４０】次に車の運転中に音声合成手段７と音声認
識手段８を使用した場合の作用について説明する。 （車の運転中）電話をかける相手の名前と電話番号を音
声により指示すると、音声認識手段８は認識した相手の
名前と電話番号を制御部６へ出力する。

【００４１】制御部６は、音声合成部７を制御して、音
声認識手段８により認識された相手の名前と電話番号を
音声で出力する。続いて、音声合成部７を制御して、音
声出力された言葉が正しいかどうかの確認をするため
に、例えば「これでよいですか？」のメッセージを音声
で出力する。この音声の問いかけに対して、音声認識手
段８により「はい」または「いいえ」を確認する。も
し、音声認識手段８において正しく認識されていなかっ
た場合は、上記処理を再度行う。正しく認識されている
場合は、制御部６は確認をとれた相手に対応する電話番
号を電話回線Ｉ／Ｆ１を通して、電話回線上に送出し、
さらに相手の名前と電話番号をテーブル５Ａへ登録す
る。

【００４２】また、記憶部５のテーブル５Ａを検索して
既に登録済の相手や電話番号であるかを確認し、既に登
録済であれば、図２のように画面表示手段13上に画像ア
イコン15をハイライト表示して、さらにメッセージ・ウ
インドウ18に相手の名前と電話番号を表示することもで
きる。この後、制御部６は、正しい、間違いをタッチパ
ネル14からポインティングデバイスＩ／Ｆ12を介して入
力することによって確認し、正しく認識されている場合
は、記憶部５のテーブル５Ａに登録し、正しく認識され
ていなかった場合は、上記処理を再度行う。

【００４３】このように、電話をかける相手を指定する
時に、音声により相手の電話番号や名前を指定すること
ができ、さらに間違いが無いように音声により確認をし
たり、画面上に認識した結果を表示するため、より簡単
迅速に電話をかけることができる。特に、車の運転中な
ど視線をそらすことが困難な場合に、より安全確実に電
話をかけることができる。さらに、テレビ電話に映った
相手の顔を画像アイコンとして登録したり、電話番号を
登録するときも音声による指示により登録することがで
きるため、視線や手を離せない場合にでも登録操作を行
うことができる。

【００４４】

【発明の効果】以上述べたように請求項１記載の電話装
置によれば、電話をかけたい相手を画像表示手段上の画
像アイコンによって指定することができるため、大変わ
かりやすく小さな子供であっても電話をかける相手を容
易に認識することができ、さらにポインティング手段に
よって選択するだけでダイヤルすることができるため、
迅速に電話ができる。

【００４５】また請求項２記載の電話装置によれば、使
用する電話がテレビ電話の場合において受信している相
手の顔をそのまま静止画として取り込んで画像データと
して記憶し、画像表示手段の画面上に電話をかける相手
を指定するための画像アイコンとして使用することによ
り、画像を取り込む装置を外部に持つ必要がなく簡単に
画像アイコンを作成することができ、さらに画面上の文
字を読む必要もなく直感的に相手を認識して簡単に電話
をかけることができる。

【００４６】さらに請求項３記載の電話装置によれば、
テレビ電話において受信している相手の顔をそのまま動
画として取り込んで画像データとして記憶し、画像表示
手段の画面上に表示する電話をかける相手のアイコンと
して使用することにより、動画像を取り込む装置を外部
に持つ必要がなく、簡単に動く画像アイコンを作成する
ことができ、さらに一度テレビ電話にて交信した相手の
動きや表情をそのままアイコンとする事ができるため、
直感的に相手を認識して簡単に電話をかけることがで
き、さらにとても親しみやすい装置にすることができ
る。

【００４７】また請求項４記載の電話装置によれば、あ
らかじめ人の似顔絵の画像データをいくつか用意して記
憶手段に記憶させておき、使用する人が電話をかける相
手に最も近いと感じる似顔絵を選択して画像データとし
て記憶し、画像アイコンとして使用することにより、簡
単に電話をかけたい相手を表すことができるため、直感
的に相手を認識して簡単に電話をかけることができ、さ
らにとても親しみやすい装置にすることができる。

【００４８】さらに請求項５記載の電話装置によれば、
相手の感情の判断に基づき相手の状態を表現する似顔絵
を選択して画面に表示し、相手の感情状態に応じて、顔
の表情を表し、また相手の感情の判断を行わない場合に
は、一定の時間周期毎に似顔絵を切換え、相手と会話を
しているような状態をアニメーションとして表現するこ
とにより、テレビ電話を使用していない場合でも相手の
表情を感じながら電話をすることができ、テレビ電話を
使用しているような、より親密かつ深いコミュニケーシ
ョンをはかることができる。

【００４９】また請求項６記載の電話装置によれば、音
声認識手段によって、電話をかけようとする相手の名前
や電話番号が認識され、間違いを無くすために、音声合
成手段より認識した相手の名前や電話番号が復唱され、
さらに音声認識手段によってこれらの確認が認識される
と、テーブルに登録し、電話回線上に相手の電話番号が
送出されることにより、車の運転中など視線や手を離せ
ない場合にでも視線をそらす必要がなく、より簡単迅速
に、かつより安全確実に電話をかけたり、通話相手の登
録を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態を示す電話装置の構成図で
ある。

【図２】同電話装置の記憶部に記憶される画像アイコン
と電話番号を対応づけるテーブル図である。

【図３】同電話装置の画像表示装置に表示される画像ア
イコンによる相手先を指定する画面を示す図である。

【図４】同電話装置の画像表示装置に表示されるテレビ
電話によって通話しているときの画面を示す図である。

【符号の説明】

１ 電話回線インターフェース ２ 通話路切換部 ３ 送受話部インターフェース ４ 送受話部 ５ 記憶部 ５Ａ 画像アイコン−電話番号テーブル ５Ｂ 似顔絵画像データ群 ６ 制御部 ７ 音声合成部 ８ 音声認識部 ９ ディスプレイコントローラ 10 マウス 11 リモコン 12 ポインティングデバイス・インターフェース 13 画像表示装置 14 タッチパネル 15 画像アイコン 16，24 システムモード 17 スクロールボタン 18，25 メッセージ・ウインドウ 19 アイコン番号 20 電話番号 21 相手の名前 22 画像アイコンデータ 22ａ アイコン属性 22ｂ アイコンデータ 23 ＴＶ電話の通話相手の映像 26 静止画取り込みボタン 27 動画取り込みボタン

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電話をかけたい相手の画像を表示する画
   像表示手段と、 前記画像表示手段に表示されている画像をポイントする
   手段と、 あらかじめ電話をかけたい相手を表現する画像データと
   電話番号を対応させたテーブルが作成された記憶手段
   と、 前記画像をポイントする手段によって、前記電話をかけ
   たい相手を表現する画像が指定されると、前記記憶手段
   のテーブルを参照して電話番号を検索し、電話回線上に
   相手の電話番号を送出する制御手段を備えたことを特徴
   とする電話装置。
2. 【請求項２】 制御手段に、電話をかけたい相手を表現
   する画像データとして、電話回線を介して入力した動画
   像のデータの一部を記憶手段に記憶し、この記憶した静
   止画像データを画像表示手段へ出力し、相手を静止画で
   表現する機能を付加したことを特徴とする請求項１記載
   の電話装置。
3. 【請求項３】 制御手段に、電話をかけたい相手を表現
   する画像データとして、電話回線を介して入力した動画
   像のデータを縮小して圧縮し、通話中の相手の顔や表情
   を示す動画データを記憶手段に記憶し、この記憶された
   動画データを画像表示手段へ出力し、相手を画面に表示
   された動く画像アイコンによって表現する機能を付加し
   たことを特徴とする請求項１記載の電話装置。
4. 【請求項４】 記憶手段に、電話をかけたい相手を表現
   する画像データとして、複数の相手の顔の似顔絵の画像
   データを記憶し、 制御手段に、これら似顔絵の画像データから相手の画像
   データを選択し、テーブルに登録する機能を付加したこ
   とを特徴とする請求項１記載の電話装置。
5. 【請求項５】 記憶手段に、いくつかの表情を表す似顔
   絵の画像データを記憶し、 制御手段に、電話回線を介して入力した相手の音声デー
   タより相手の感情を判断し、この判断に基づいて前記似
   顔絵の画像データを選択し、または一定の時間周期毎に
   前記似顔絵の画像データを選択して画像表示手段へ出力
   し、相手の表情を擬似的に表現する機能を付加したこと
   を特徴とする請求項１記載の電話装置。
6. 【請求項６】 音声認識手段と音声合成手段を設け、 制御手段に、前記音声認識手段により音声入力によって
   相手の電話番号と相手の名前が認識されると、この認識
   されたされた電話番号と選択された相手を前記音声合成
   手段へ出力し音声で出力させ、前記音声認識手段により
   電話番号と選択された相手の確認が認識されると、記憶
   手段のテーブルに電話番号と選択された相手を登録する
   とともに電話回線上に相手の電話番号を送出する機能を
   付加したことを特徴とする請求項１記載の電話装置。