JPH09817A - 下向流濾過装置 - Google Patents
下向流濾過装置Info
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- JPH09817A JPH09817A JP7172974A JP17297495A JPH09817A JP H09817 A JPH09817 A JP H09817A JP 7172974 A JP7172974 A JP 7172974A JP 17297495 A JP17297495 A JP 17297495A JP H09817 A JPH09817 A JP H09817A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 下向流濾過装置の濾層の洗浄時間の短縮と、
使用する洗浄水の水量を大幅に節減する。 【構成】 濾過塔１０内に濾材を充填した濾層１２を設
けると共に、濾層の下方に空気と洗浄水を供給して濾層
中を上向流させる洗浄装置１５を設け、原水を濾層中に
下向流で通水して濾過処理を行う下向流濾過装置におい
て、濾層の中間部に濾層中に旋回流を生じさせる旋回流
ノズル２２と、洗浄水を上向流させる浅層洗浄ノズル２
３とを設ける。
使用する洗浄水の水量を大幅に節減する。 【構成】 濾過塔１０内に濾材を充填した濾層１２を設
けると共に、濾層の下方に空気と洗浄水を供給して濾層
中を上向流させる洗浄装置１５を設け、原水を濾層中に
下向流で通水して濾過処理を行う下向流濾過装置におい
て、濾層の中間部に濾層中に旋回流を生じさせる旋回流
ノズル２２と、洗浄水を上向流させる浅層洗浄ノズル２
３とを設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、濾過塔内に設けた濾
層中に原水を下向流で通水して濾過処理水を採水する下
向流濾過装置に関する。
層中に原水を下向流で通水して濾過処理水を採水する下
向流濾過装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の下向流濾過装置では、濾過塔内の
濾層の下方に空気と、洗浄水を供給して濾層中を上向流
させる洗浄装置を設けてあり、濾過処理水の採水中に原
水中の濁質を濾層が捕捉し、濁質の捕捉量が多くなって
濾過差圧が上昇すると、採水を中断し、濾層上の水をほ
ゞ抜き出し、洗浄装置から空気と洗浄水を塔内に供給し
て濾層中を上向流させ、濾層が捕捉した濁質を空気と洗
浄水で濾材から剥離し、且つ濾過塔の上部に設けた洗浄
排水の排出管から外に洗い出し（逆洗）、その後、洗浄
水を濾層に下向流で通水して通水洗浄を行い、それから
採水を再開する。
濾層の下方に空気と、洗浄水を供給して濾層中を上向流
させる洗浄装置を設けてあり、濾過処理水の採水中に原
水中の濁質を濾層が捕捉し、濁質の捕捉量が多くなって
濾過差圧が上昇すると、採水を中断し、濾層上の水をほ
ゞ抜き出し、洗浄装置から空気と洗浄水を塔内に供給し
て濾層中を上向流させ、濾層が捕捉した濁質を空気と洗
浄水で濾材から剥離し、且つ濾過塔の上部に設けた洗浄
排水の排出管から外に洗い出し（逆洗）、その後、洗浄
水を濾層に下向流で通水して通水洗浄を行い、それから
採水を再開する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の濾過装
置では、 濾層上の水の抜き出し─逆洗─通水洗浄を行わねばな
らないので、洗浄に要する時間が長い。 洗浄水には濾過処理水を使用するので、逆洗、通水洗
浄に多量の濾過処理水を使用するため、濾過処理水の採
水効率が低下する。 洗浄の所要時間が長いため、洗浄頻度が多い高濁度原
水からの採水は、採水効率が更に低下するので不向きで
ある。
置では、 濾層上の水の抜き出し─逆洗─通水洗浄を行わねばな
らないので、洗浄に要する時間が長い。 洗浄水には濾過処理水を使用するので、逆洗、通水洗
浄に多量の濾過処理水を使用するため、濾過処理水の採
水効率が低下する。 洗浄の所要時間が長いため、洗浄頻度が多い高濁度原
水からの採水は、採水効率が更に低下するので不向きで
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、下向流濾過装
置では濾層の表層部（上面）から５００ｍｍ程度までの
部分で濁質の捕捉が多く、この部分で濾過差圧が上昇す
ることに着目して開発されたもので、濾過塔内に濾材を
充填した濾層を設けると共に、濾層の下方に空気と洗浄
水を供給して濾層中を上向流させる洗浄装置を設け、原
水を濾層中に下向流で通水して濾過処理を行う下向流濾
過装置において、濾層の中間部に濾層中に旋回流を生じ
させる旋回流ノズルと、洗浄水を上向流させる浅層洗浄
ノズルとを設けたことを特徴とする。
置では濾層の表層部（上面）から５００ｍｍ程度までの
部分で濁質の捕捉が多く、この部分で濾過差圧が上昇す
ることに着目して開発されたもので、濾過塔内に濾材を
充填した濾層を設けると共に、濾層の下方に空気と洗浄
水を供給して濾層中を上向流させる洗浄装置を設け、原
水を濾層中に下向流で通水して濾過処理を行う下向流濾
過装置において、濾層の中間部に濾層中に旋回流を生じ
させる旋回流ノズルと、洗浄水を上向流させる浅層洗浄
ノズルとを設けたことを特徴とする。
【０００５】図示の実施例において、１０は濾過塔で、
その内部下方には通水性の支持板１１があり、その支持
板上に砂、アンスラサイト、不活性樹脂、イオン交換樹
脂その他任意の濾材を充填した濾層１２が設けてある。
１３は濾層の上方に原水を供給し、原水を濾層中に下向
流で通水するための原水の供給管であり、濾層中を下向
流で通水して濾過された処理水は塔底の採水管１４から
流出する。
その内部下方には通水性の支持板１１があり、その支持
板上に砂、アンスラサイト、不活性樹脂、イオン交換樹
脂その他任意の濾材を充填した濾層１２が設けてある。
１３は濾層の上方に原水を供給し、原水を濾層中に下向
流で通水するための原水の供給管であり、濾層中を下向
流で通水して濾過された処理水は塔底の採水管１４から
流出する。
【０００６】塔内の支持板１１の下には空気と、洗浄水
を供給し、濾層中を上向流させて洗浄を行う洗浄装置１
５が設けてある。この洗浄装置１５は、図３に示すよう
に支持板の下面全体に空気と洗浄水を均一に供給するよ
うになっている。図示の実施例では洗浄水供給管１６
と、エアコンプレッサなどからの加圧空気供給管１７を
１つの洗浄装置１５に接続してあるが、洗浄水供給管を
接続した洗浄装置と、加圧空気供給管を接続した洗浄装
置を支持板の下に別々に設けてもよい。
を供給し、濾層中を上向流させて洗浄を行う洗浄装置１
５が設けてある。この洗浄装置１５は、図３に示すよう
に支持板の下面全体に空気と洗浄水を均一に供給するよ
うになっている。図示の実施例では洗浄水供給管１６
と、エアコンプレッサなどからの加圧空気供給管１７を
１つの洗浄装置１５に接続してあるが、洗浄水供給管を
接続した洗浄装置と、加圧空気供給管を接続した洗浄装
置を支持板の下に別々に設けてもよい。
【０００７】空気と一緒に濾層中を上向流して濾材から
濁質を剥離した洗浄排水は、濁質と共に濾過塔の上部の
洗浄排水排出管１８から排出され、空気は塔頂の放出管
１９から排気される。２０は濾層中に洗浄水を下向流で
通水して通水洗浄を行うための通水洗浄用給水管であ
る。この給水管２０と、原水の供給管１３は、弁Ｖ1 ，
Ｖ2 で切換えて濾過塔内の上部に洗浄水と原水を供給す
るようになっているが、個々に洗浄水と原水を供給する
ようにしてもよい。又、給水管２０は省略し、供給管１
３と兼用し原水を洗浄水として使用してもよい。２１は
逆洗に先立ち濾層上の水を殆ど外に抜出し、水位を濾層
上、１００ｍｍ程度にまでする抜出管である。
濁質を剥離した洗浄排水は、濁質と共に濾過塔の上部の
洗浄排水排出管１８から排出され、空気は塔頂の放出管
１９から排気される。２０は濾層中に洗浄水を下向流で
通水して通水洗浄を行うための通水洗浄用給水管であ
る。この給水管２０と、原水の供給管１３は、弁Ｖ1 ，
Ｖ2 で切換えて濾過塔内の上部に洗浄水と原水を供給す
るようになっているが、個々に洗浄水と原水を供給する
ようにしてもよい。又、給水管２０は省略し、供給管１
３と兼用し原水を洗浄水として使用してもよい。２１は
逆洗に先立ち濾層上の水を殆ど外に抜出し、水位を濾層
上、１００ｍｍ程度にまでする抜出管である。
【０００８】図４は、層高１３５０ｍｍの濾層に、濁度
３の懸濁水をＬＶ３５ｍ／時の流速で２４時間下向流で
通水したときの濾過差圧の上昇を濾層の高さ別に示した
もので、濾層の表層（上面）から下、５００ｍｍまでの
層に濾過差圧が最も蓄積することが分かる。従って、こ
の層の濾過差圧を除去すれば濾層の全体の濾過差圧を大
きく下げることができる。
３の懸濁水をＬＶ３５ｍ／時の流速で２４時間下向流で
通水したときの濾過差圧の上昇を濾層の高さ別に示した
もので、濾層の表層（上面）から下、５００ｍｍまでの
層に濾過差圧が最も蓄積することが分かる。従って、こ
の層の濾過差圧を除去すれば濾層の全体の濾過差圧を大
きく下げることができる。
【０００９】そこで、濾層１２の中間部、好ましくは濾
層の表層から下、１００〜５００ｍｍの位置に、濾層中
に旋回流（渦流）を生じさせる旋回流ノズル２２と、洗
浄水を上向流させる浅層洗浄ノズル２３とを設ける。
層の表層から下、１００〜５００ｍｍの位置に、濾層中
に旋回流（渦流）を生じさせる旋回流ノズル２２と、洗
浄水を上向流させる浅層洗浄ノズル２３とを設ける。
【００１０】旋回流ノズル２２は、図２で明らかなよう
に、濾過塔の内壁に洗浄水を接線方向に噴出するように
設けてある。又、浅層洗浄ノズル２３は、洗浄装置１５
と同様に塔内に均一に洗浄水を供給するようになってい
る。勿論、洗浄水だけでなく、洗浄水と空気を供給する
ものであってもよい。
に、濾過塔の内壁に洗浄水を接線方向に噴出するように
設けてある。又、浅層洗浄ノズル２３は、洗浄装置１５
と同様に塔内に均一に洗浄水を供給するようになってい
る。勿論、洗浄水だけでなく、洗浄水と空気を供給する
ものであってもよい。
【００１１】これにより、濾過差圧が上昇する都度、数
回は旋回流ノズル２２と、浅層洗浄ノズル２３とで洗浄
を行い、濾層の下部も濁質を捕捉し、旋回流ノズルと浅
層洗浄ノズルによる洗浄では濾過差圧を充分に回復でき
なくなったら洗浄装置１５による逆洗を行えばよい。
回は旋回流ノズル２２と、浅層洗浄ノズル２３とで洗浄
を行い、濾層の下部も濁質を捕捉し、旋回流ノズルと浅
層洗浄ノズルによる洗浄では濾過差圧を充分に回復でき
なくなったら洗浄装置１５による逆洗を行えばよい。
【００１２】旋回流ノズル２２と、浅層洗浄ノズル２３
とによる洗浄は次の通りである。先ず、旋回流ノズル２
２から短時間水を出し、濾材に渦流を与え、濾材に付着
した濁質物、ケーキ状になった濁質物を微細化する。次
いで浅層洗浄ノズル２３から洗浄水を出し、濾層の表面
から下１００〜５００ｍｍを上向流する洗浄水によって
洗浄し、剥離した濁質物を洗浄排水と共に排出管１８か
ら排水する。
とによる洗浄は次の通りである。先ず、旋回流ノズル２
２から短時間水を出し、濾材に渦流を与え、濾材に付着
した濁質物、ケーキ状になった濁質物を微細化する。次
いで浅層洗浄ノズル２３から洗浄水を出し、濾層の表面
から下１００〜５００ｍｍを上向流する洗浄水によって
洗浄し、剥離した濁質物を洗浄排水と共に排出管１８か
ら排水する。
【００１３】この洗浄の際、旋回流ノズル２２、浅層洗
浄ノズル２３は濾層の表面下１００〜５００ｍｍに位置
しているので、濾層上の水を抜出管２１から排水するこ
とは不要である。従って、その水抜きに要する時間は必
要ない。更に、浅層洗浄ノズルを設けたレベルから下の
濾材は乱されていないため、洗浄後に洗浄水を下向流で
通水する通水洗浄も必要なくなり、洗浄水の使用が省け
る。この洗浄を数回、行うことによる水抜き時間の省
略、通水洗浄用の洗浄水の省略は大きい。
浄ノズル２３は濾層の表面下１００〜５００ｍｍに位置
しているので、濾層上の水を抜出管２１から排水するこ
とは不要である。従って、その水抜きに要する時間は必
要ない。更に、浅層洗浄ノズルを設けたレベルから下の
濾材は乱されていないため、洗浄後に洗浄水を下向流で
通水する通水洗浄も必要なくなり、洗浄水の使用が省け
る。この洗浄を数回、行うことによる水抜き時間の省
略、通水洗浄用の洗浄水の省略は大きい。
【００１４】カオリンの添加で濁度３〜５度に調整した
原水に、ＰＡＣ０．３〜０．５ｐｐｍ ａｓアルミニウ
ムを添加し、Ｈ2 ＳＯ4 にてｐＨを６．５にし、ライン
凝集を行って図示の下向流濾過装置の層高１３００ｍの
濾層にＬＶ＝３５ｍ／時の下向流で通水した。洗浄流ノ
ズル２２、浅層洗浄ノズル２３は濾層の表面下、５００
ｍｍの位置に設けてある。通水６時間後、濾過差圧が
０．７ｋｇｆ／ｃｍ2 に上昇した時点で採水を停止し、
旋回流ノズル２２からＬＶ＝３５ｍ／時で１分間、水を
出して濾材に渦流を与え、濁質物を微細化し次いで浅層
洗浄ノズル２３からＬＶ＝３５ｍ／時で１０分間、水を
出して逆洗し、濁質分を排出管１８から排出した。水逆
洗の終了後、濾材が沈降してから原水を下向流で濾層に
通水し、採水を再開した。
原水に、ＰＡＣ０．３〜０．５ｐｐｍ ａｓアルミニウ
ムを添加し、Ｈ2 ＳＯ4 にてｐＨを６．５にし、ライン
凝集を行って図示の下向流濾過装置の層高１３００ｍの
濾層にＬＶ＝３５ｍ／時の下向流で通水した。洗浄流ノ
ズル２２、浅層洗浄ノズル２３は濾層の表面下、５００
ｍｍの位置に設けてある。通水６時間後、濾過差圧が
０．７ｋｇｆ／ｃｍ2 に上昇した時点で採水を停止し、
旋回流ノズル２２からＬＶ＝３５ｍ／時で１分間、水を
出して濾材に渦流を与え、濁質物を微細化し次いで浅層
洗浄ノズル２３からＬＶ＝３５ｍ／時で１０分間、水を
出して逆洗し、濁質分を排出管１８から排出した。水逆
洗の終了後、濾材が沈降してから原水を下向流で濾層に
通水し、採水を再開した。
【００１５】この旋回流ノズル２２と、浅層洗浄ノズル
２３による洗浄で濾過差圧は０．７ｋｇｆ／ｃｍ2 から
０．３ｋｇｆ／ｃｍ2 に低減した。又、採水した濾過処
理水の水質は洗浄の前後で変化は無く、濁度は０．２〜
０．３度であった。
２３による洗浄で濾過差圧は０．７ｋｇｆ／ｃｍ2 から
０．３ｋｇｆ／ｃｍ2 に低減した。又、採水した濾過処
理水の水質は洗浄の前後で変化は無く、濁度は０．２〜
０．３度であった。
【００１６】６時間に１回の頻度で旋回流ノズルと浅層
洗浄ノズルによる洗浄を行って採水を続け、４回目（通
水後２４時間）の洗浄は支持板１１の下の洗浄装置１５
で行った。この時の濾過差圧は１ｋｇｆ／ｃｍ2 であっ
た。先ず濾層の表面１００ｍｍ上まで水を抜出管２１か
ら抜き、空気逆洗を１ｍ3 ／ｍ2 分 ａｔ０．４ｋｇｆ
／ｃｍ2 、２０℃の条件で１０分間行い、次いで水逆洗
をＬＶ＝３５ｍ／時で１５分間行った。その後、下向流
の通水洗浄を１０分間行ったのち採水を再開した。これ
によって濾過差圧は１ｋｇｆ／ｃｍ2 から０．２５ｋｇ
ｆ／ｃｍ2 に回復した。
洗浄ノズルによる洗浄を行って採水を続け、４回目（通
水後２４時間）の洗浄は支持板１１の下の洗浄装置１５
で行った。この時の濾過差圧は１ｋｇｆ／ｃｍ2 であっ
た。先ず濾層の表面１００ｍｍ上まで水を抜出管２１か
ら抜き、空気逆洗を１ｍ3 ／ｍ2 分 ａｔ０．４ｋｇｆ
／ｃｍ2 、２０℃の条件で１０分間行い、次いで水逆洗
をＬＶ＝３５ｍ／時で１５分間行った。その後、下向流
の通水洗浄を１０分間行ったのち採水を再開した。これ
によって濾過差圧は１ｋｇｆ／ｃｍ2 から０．２５ｋｇ
ｆ／ｃｍ2 に回復した。
【００１７】洗浄装置１５での洗浄の所要時間は４０
分、洗浄水の総使用量は０．３７ｍ3であった。これに
対して旋回流ノズルと、浅層洗浄ノズルによる洗浄の所
要時間は１１分、洗浄水の総使用量は０．２ｍ3 であっ
た。従って、毎回の洗浄を洗浄装置１５で行うのに較べ
て、３回の洗浄を旋回流ノズルと浅層洗浄ノズルとで行
い、１回だけ洗浄装置で洗浄すると、洗浄に要する所要
時間と、洗浄水の使用量は大幅に省略できる。
分、洗浄水の総使用量は０．３７ｍ3であった。これに
対して旋回流ノズルと、浅層洗浄ノズルによる洗浄の所
要時間は１１分、洗浄水の総使用量は０．２ｍ3 であっ
た。従って、毎回の洗浄を洗浄装置１５で行うのに較べ
て、３回の洗浄を旋回流ノズルと浅層洗浄ノズルとで行
い、１回だけ洗浄装置で洗浄すると、洗浄に要する所要
時間と、洗浄水の使用量は大幅に省略できる。
【００１８】又、浅層洗浄ノズルだけによる洗浄に較
べ、浅層洗浄ノズルと、旋回流ノズルの併用による洗浄
の方が洗浄効果が大であり、結果として洗浄時間の短
縮、洗浄水の使用量の節減が図れる。即ち、濾過差圧を
０．７ｋｇｆ／ｃｍ2 から０．３ｋｇｆ／ｃｍ2 に低減
するには浅層洗浄ノズルだけの場合は洗浄水の使用量が
０．３６ｍ3 、洗浄時間は２０分であるのに対し、旋回
流ノズルを併用した場合は洗浄水の使用量は０．２ｍ
3 、洗浄時間は１１分であった。
べ、浅層洗浄ノズルと、旋回流ノズルの併用による洗浄
の方が洗浄効果が大であり、結果として洗浄時間の短
縮、洗浄水の使用量の節減が図れる。即ち、濾過差圧を
０．７ｋｇｆ／ｃｍ2 から０．３ｋｇｆ／ｃｍ2 に低減
するには浅層洗浄ノズルだけの場合は洗浄水の使用量が
０．３６ｍ3 、洗浄時間は２０分であるのに対し、旋回
流ノズルを併用した場合は洗浄水の使用量は０．２ｍ
3 、洗浄時間は１１分であった。
【００１９】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明によれば
下向流濾過装置の濾層の洗浄に要する所要時間の大幅な
短縮と、使用する洗浄水の水量の大幅な節減を図ること
ができ、濾過処理水の採水効率は大きく向上する。又、
短時間で洗浄が行えるため、高濁度の原水の場合は、逆
洗頻度を高めることで処理を行うことができる。
下向流濾過装置の濾層の洗浄に要する所要時間の大幅な
短縮と、使用する洗浄水の水量の大幅な節減を図ること
ができ、濾過処理水の採水効率は大きく向上する。又、
短時間で洗浄が行えるため、高濁度の原水の場合は、逆
洗頻度を高めることで処理を行うことができる。
【図１】本発明の下向流濾過装置の一実施例の断面図で
ある。
ある。
【図２】図１のＡ−Ａ線での断面図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ線での断面図である。
【図４】通水に伴う濾過差圧の高まりを濾層の高さ別に
示したグラフである。
示したグラフである。
１０ 濾過塔 １１ 支持板 １２ 濾層 １３ 原水の供給管 １４ 採水管 １５ 洗浄装置 １８ 洗浄排水の排出管 １９ 放出管 ２０ 通水洗浄用給水管 ２１ 抜出管 ２２ 旋回流ノズル ２３ 浅層洗浄ノズル
Claims (1)
- 【請求項１】 濾過塔内に濾材を充填した濾層を設ける
と共に、濾層の下方に空気と洗浄水を供給して濾層中を
上向流させる洗浄装置を設け、原水を濾層中に下向流で
通水して濾過処理を行う下向流濾過装置において、濾層
の中間部に濾層中に旋回流を生じさせる旋回流ノズル
と、洗浄水を上向流させる浅層洗浄ノズルとを設けたこ
とを特徴とする下向流濾過装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17297495A JP3147720B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 下向流濾過装置の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17297495A JP3147720B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 下向流濾過装置の洗浄方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09817A true JPH09817A (ja) | 1997-01-07 |
| JP3147720B2 JP3147720B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=15951822
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17297495A Expired - Lifetime JP3147720B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 下向流濾過装置の洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3147720B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1321716C (zh) * | 2004-01-08 | 2007-06-20 | 杨静 | 多维空间擦洗滤料的方法 |
| JP2009172486A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | Nippon Oil Corp | 排水処理装置 |
| JP2009254952A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Ebara Jitsugyo Co Ltd | 濾過装置、及び濾過装置における濾材の洗浄方法 |
| WO2013084853A1 (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | 栗田工業株式会社 | 濾過装置の逆洗方法 |
| KR20140109365A (ko) * | 2011-12-05 | 2014-09-15 | 쿠리타 고교 가부시키가이샤 | 충전탑의 역세 방법 |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP17297495A patent/JP3147720B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1321716C (zh) * | 2004-01-08 | 2007-06-20 | 杨静 | 多维空间擦洗滤料的方法 |
| JP2009172486A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | Nippon Oil Corp | 排水処理装置 |
| JP2009254952A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Ebara Jitsugyo Co Ltd | 濾過装置、及び濾過装置における濾材の洗浄方法 |
| WO2013084853A1 (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | 栗田工業株式会社 | 濾過装置の逆洗方法 |
| KR20140109365A (ko) * | 2011-12-05 | 2014-09-15 | 쿠리타 고교 가부시키가이샤 | 충전탑의 역세 방법 |
| JPWO2013084853A1 (ja) * | 2011-12-05 | 2015-04-27 | 栗田工業株式会社 | 濾過装置の逆洗方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3147720B2 (ja) | 2001-03-19 |
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