JPH0980426A - 反射板及びその製造方法並びにその反射板を用いた反射型液晶表示パネル - Google Patents

反射板及びその製造方法並びにその反射板を用いた反射型液晶表示パネル

Info

Publication number
JPH0980426A
JPH0980426A JP7239832A JP23983295A JPH0980426A JP H0980426 A JPH0980426 A JP H0980426A JP 7239832 A JP7239832 A JP 7239832A JP 23983295 A JP23983295 A JP 23983295A JP H0980426 A JPH0980426 A JP H0980426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
liquid crystal
reflector
reflection
reflection plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7239832A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2845783B2 (ja
Inventor
Noriko Nishimura
紀子 西村
Kenji Nakao
健次 中尾
Hisahide Wakita
尚英 脇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17050526&utm_source=***_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0980426(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7239832A priority Critical patent/JP2845783B2/ja
Publication of JPH0980426A publication Critical patent/JPH0980426A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2845783B2 publication Critical patent/JP2845783B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル反射輝度が低くなり、反射強度が低下
し、視認性が悪くなる。 【解決手段】 反射型液晶表示パネルの後方基板2のパ
ネル内側に付設された反射板1の表面に多数の微細な扇
形状の突部1aを形成する。この突部1aの頂点を使用
状態でパネル下方に遍在させかつその側面を傾斜させ、
使用状態でパネル上側となる傾斜面の傾斜角度αをパネ
ル下側となる傾斜面の傾斜角度βよりも小さくし、前記
パネル上側となる傾斜面をパネル下側となる傾斜面より
も緩やかに傾斜させる。これにより、パネル上方側の反
射面積を広げてパネル上方向及び横方向からの外光をよ
り多くパネル正面に反射させ、反射型液晶表示パネルに
良好な反射特性、視認性を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、反射板及びその製
造方法並びにその反射板を用いた反射型液晶表示パネル
の改良に関するものであり、特に視認対策に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルは、薄型、軽量、低消費
電力の特徴を活かして、近年、ワードプロセッサ、ラッ
プトップパソコン、カーナビゲーション等への応用が進
められている。特に外光を利用する反射型液晶表示パネ
ルは、バックライトが不要となるため、大幅な消費電力
の低減と、さらなる薄型化、軽量化を図ることができ
る。このような反射型液晶表示パネルの表示モードとし
て、偏光板を要するツイストネマティック(TN)方式
とスーパーツイストネマティック(STN)方式、偏光
板が不要なゲスト・ホスト方式と高分子分散方式などが
挙げられる。
【0003】反射型液晶表示パネルでは、バックライト
がないために液晶セルの透過率を上げて反射輝度を上げ
る液晶モードの選択が重要である。偏光板を要するモー
ドでは、偏光軸を合わせることにより確実に黒を出せる
利点があるが、反射光は入射光の1/2となる。一方、
偏光板が不要なモードでは、コントラストはやや低い
が、反射輝度は高い。
【0004】また、反射型液晶表示パネルでは、反射板
の反射特性向上が不可欠である。反射板の反射特性向上
の手法として、どのような角度からでも液晶の表示を読
みとり易くするために、金属箔表面に凹凸ロールを接触
させて、凹凸を賦型させ、金属箔表面の光反射を無指向
性とする方法(特開平3−246502号公報)や、艶
消しアルミニウム合金箔を一軸方向に延伸することによ
り、光学的に無指向性で高い乱反射率を得る方法(特開
昭64−66687号公報)が提案されている。
【0005】反射特性が指向性を有する例としては、反
射板の反射面に対する垂線と、パネル前面に対する垂線
とがある角度をもって交差するよう、反射板表面を視野
角方向が斜面となるノコギリ歯状にする方法(特開昭6
1−270731号公報)が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、反射型液晶
表示パネルが応用される分野としては、携帯端末が最も
有力である。そして、個人での使用が主となる携帯端末
では、さほど広い視野角は必要とされず、使用者が携帯
端末を扱いやすい特定の視野角において、表示を読みと
ることができれば支障はない。
【0007】ところが、上記の従来の金属箔表面の光反
射を無指向性とする方法では、反射板から反射する光を
なるべく散乱させる方法をとっているため、使用者正面
のパネル反射輝度が低くなってしまう。
【0008】また、反射板表面を視野角方向が斜面とな
るノコギリ歯状にする方法では、指向性を有する光反射
となるが、高輝度となる視野角範囲は非常に狭くなり、
パネルの上方からの外光は有効に反射するが、斜め上
方、横方向からの外光を利用できない。
【0009】また、金属箔を一軸方向に延伸する方法で
は、軸方向に長軸を有する非常に細長い楕円形の突部形
状が金属箔表面に多数得られる。この反射板の反射特性
は、正反射方向のピークを頂点として軸方向に沿ってな
だらかな反射強度分布をもつ。しかし軸に垂直な方向で
は楕円突部の傾斜角が急激に変化し、大きな角度で反射
した光はガラスと空気の界面で反射されセル外部に到達
できないため、反射強度は急激に低下する。
【0010】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、視認性が良好で指向性
のある反射板及びその製造方法並びにその反射板を用い
た反射型液晶表示パネルを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、反射板に形成した突部の形状を種々工夫
したものであり、具体的には、次のような解決手段を講
じた。
【0012】すなわち、本発明の第1〜7の解決手段
は、電極が設けられた前後一対の基板間に液晶が介装さ
れ、反射板が後方基板のパネル内側又は外側に付設され
た反射型液晶表示パネルの前記反射板に関するものであ
り、第1の解決手段は、反射板として、表面に多数の微
細な突部を有するものとする。この際、この突部の頂点
を使用状態でパネル下方に遍在させかつその側面を傾斜
させ、使用状態でパネル上側となる傾斜面の傾斜角度を
パネル下側となる傾斜面の傾斜角度よりも小さくし、前
記パネル上側となる傾斜面をパネル下側となる傾斜面よ
りも緩やかに傾斜させたことを特徴とする。
【0013】第2の解決手段では、第1の解決手段にお
いて、突部を使用状態でパネル左右に平行に延びるスト
ライプ形状にしたことを特徴とする。
【0014】第3の解決手段では、第1の解決手段にお
いて、突部を略扇形状にしたことを特徴とする。
【0015】第4の解決手段では、第1の解決手段にお
いて、突部を真円形状にしたことを特徴とする。
【0016】第5の解決手段では、第1の解決手段にお
いて、突部を横長楕円形状にしたことを特徴とする。
【0017】第6の解決手段では、前述の如き前提にお
いて、反射板として、表面に多数の微細な突部を有する
ものとする。この際、この突起を柱状形状にし、使用状
態でベース面からパネル斜め下方に緩やかに傾斜させた
ことを特徴とする。
【0018】第7の解決手段では、前述の如き前提にお
いて、反射板として、表面に多数の微細な突部を有する
ものとする。この際、この突部を横長楕円形状にし、央
部を頂点として周面を緩やかに傾斜させたことを特徴と
する。
【0019】本発明の第8〜10の解決手段は、前述の
如き反射板の製造方法に関するものである。第8の解決
手段は、第5の解決手段の反射板の製造方法に関するも
のであり、まず、金属膜表面を使用状態でパネル左右方
向となる方向にブラッシングする。その後、この金属膜
表面を使用状態でパネル上下方向となる方向に強度を弱
めてブラッシングすることにより、金属膜表面に多数の
微細な横長楕円形状の突部を有し、この突部の頂点が使
用状態でパネル下方に遍在しかつその側面が傾斜してお
り、使用状態でパネル上側となる傾斜面の傾斜角度がパ
ネル下側となる傾斜面の傾斜角度よりも小さく、前記パ
ネル上側となる傾斜面がパネル下側となる傾斜面よりも
緩やかに傾斜した反射板を得ることを特徴とする。
【0020】本発明の第9の解決手段は、第6の解決手
段の反射板の製造方法に関するものであり、金属を下方
からベースに向かって斜方蒸着することにより、多数の
微細な柱状形状の突部がベース面からパネル斜め下方に
緩やかに傾斜した反射板を得ることを特徴とする。
【0021】本発明の第10の解決手段は、第7の解決
手段の反射板の製造方法に関するものであり、金属箔を
2軸方向に延伸することにより、表面に多数の微細な横
長楕円形状の突部を有し、この突部の周面が央部を頂点
として緩やかに傾斜した反射板を得ることを特徴とす
る。
【0022】本発明の第11,12の解決手段は、前述
の如き反射板を用いた反射型液晶表示パネルに関するも
のであり、第11の解決手段は、電極が設けられた前後
一対の基板間に液晶を介装する。さらに、第1〜7の解
決手段のいずれか1の解決手段の反射板を後方基板のパ
ネル外側に付設したことを特徴とする。
【0023】第12の解決手段は、電極が設けられた前
後一対の基板間に液晶を介装する。さらに、第1〜7の
解決手段のいずれか1の解決手段の反射板を後方基板の
パネル内側に付設する。この際、前記反射板に電極とし
ての機能を兼ねさせたことを特徴とする。
【0024】上記の構成により、本発明の第1〜12の
解決手段では、次のような作用効果が得られる。その前
に使用状態について説明するに、反射型液晶表示パネル
は、外光を反射板にて反射することにより表示する。外
光源は、屋外では太陽、屋内では天井灯である場合がほ
とんどで、これらはパネルより上方向あるいは横方向に
位置する。外光源がパネルより下方向に存在する場合は
非常に少ないと考えられるので、パネル上方向・横方向
からの外光を最大限に取り込み、パネル正面に反射させ
る構造が最も反射効率が良いといえる。
【0025】したがって、本発明の第1の解決手段で
は、反射板の表面に形成した多数の微細な突部の使用状
態でパネル上側となる傾斜面の傾斜が緩やかなことによ
り、前記突部の上側の反射面積が広がり、パネル上方向
からの外光がより多くパネル正面に反射する。
【0026】本発明の第2の解決手段では、突部のスト
ライプ形状により、パネル上方向からの外光が、反射板
表面に形成した突部のパネル上側の緩やかな傾斜面によ
りパネル正面に効率良く反射する。
【0027】本発明の第3〜5の解決手段では、突部の
略扇形状、真円形状、横長楕円形状により、パネル上方
向及び横方向からの外光が、反射板表面に形成した突部
のパネル上側及び横側の緩やかな傾斜面によりパネル正
面に効率良く反射する。
【0028】本発明の第6の解決手段では、ベース面か
ら突出する多数の微細な柱状形状の突部が使用状態でパ
ネル斜め下方に緩やかに傾斜していることにより、パネ
ル上方向及び横方向からの外光がパネル正面に効率良く
反射する。
【0029】本発明の第7の解決手段では、反射板の表
面に形成した多数の微細な突部が央部を頂点として周面
を緩やかに傾斜させた横長楕円形状であることにより、
パネル上下方向からの入射光が効率良くパネル正面へ反
射する。
【0030】本発明の第8の解決手段では、まず、金属
膜表面に最初のブラッシングにより横方向に長軸を有す
る楕円に近い突部形状が得られ、次いで、弱めのブラッ
シングにより楕円突部のパネル上側・横側の傾斜角がパ
ネル下側の傾斜角より緩やかになり、第5の解決手段の
横長楕円形状となる。よって、パネル上方向及び横方向
からの外光が反射板表面に形成した突部のパネル上側及
び横側の緩やかな傾斜面によりパネル正面に効率良く反
射する。
【0031】本発明の第9の解決手段では、金属が下方
からベースに向かって斜方蒸着されると、ベース面から
多数の微細な柱状形状の突部がパネル斜め下方に突出
し、第6の解決手段の反射板が簡単に得られる。
【0032】本発明の第10の解決手段では、反射板表
面の微細な突部は、まず、金属箔を一方の軸方向(例え
ば、横方向)に延伸することにより軸方向に長軸を有す
る非常に細長い楕円形の突部形状が得られ、これをさら
にもう一方の軸方向(例えば、縦方向)に延伸すること
により円形に近い楕円形の突部形状となり、第7の解決
手段の横長楕円形状になる。このように、2軸方向に延
伸することによって楕円突部の傾斜角が緩やかに変化す
るため、大きな角度で反射したセル外部に到達しない光
の割合は減少する。よって、この反射板の反射特性は、
横方向、縦方向とも反射強度の最も大きい角度を起点と
して軸方向に沿って角度を大きくしていくと、反射強度
の変化が急激でなくなる。
【0033】本発明の第11,12の解決手段では、上
述の如き反射板の反射特性により、パネル上方、斜め上
方、あるいは横方向からの入射光が効率良くパネル正面
へ反射し、明るい反射型液晶表示パネルが得られる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0035】(実施例1)図1(a),(b)は本発明
の実施例1に係る反射板1を示し、図4に示すように、
この反射板1は、反射型液晶表示パネルの後方のガラス
基板2の内面に付設されるものである。この反射板1の
表面には、多数の微細なストライプ形状の突部1aが形
成され、この突部1aは使用状態でパネル左右に平行に
延びるように配置される。また、この突部1aの頂点は
使用状態でパネル下方に遍在しかつその上下両側面は傾
斜しており、使用状態でパネル上側となる傾斜面の傾斜
角度αはパネル下側となる傾斜面の傾斜角度βよりも小
さく、前記パネル上側となる傾斜面はパネル下側となる
傾斜面よりも緩やかに傾斜している。この反射板1は、
Al、Ni、Ag等の金属を蒸着して薄膜を形成した表
面に、ストライプ状の凹凸構造を有するロールを接触さ
せて賦型することにより形成される。賦型後のストライ
プ状の突部1aの幅W1 は15μm、高さHは2μm、
隣り合う突部1aと突部1aとの間隔W2 は5μmと
し、突部1aの傾斜が緩やかな側をパネル上側としてい
る。
【0036】図2に反射板1の反射特性の測定方法を示
す。この測定に用いる反射型パネルのモデルは、反射板
1上に液晶とほぼ屈折率の等しいダミーガラスをやはり
屈折率の等しい紫外線硬化樹脂で接着して作製される。
この反射型パネルのモデルを測定対象7として水平に設
置し、入射光源4より法線に対して角度θ、回転角ψで
光を入射し、正面方向の反射強度Rをフォトマルチメー
ター3で測定した。
【0037】図3に実施例1の反射板1の反射特性を示
す。図3(a)は図2の測定系で回転角ψを0゜、45
゜、90゜、180゜、225゜、270゜にそれぞれ
固定して、入射角θをふった場合の反射板1正面の反射
強度Rを原点Oからの距離で表している。図3(b)は
図2の測定系で入射角θを30゜に固定し、回転角ψを
ふった場合の反射強度Rを表している。
【0038】図3(a),(b)より、本反射板1は、
パネル上方からの入射光の反射強度Rが大きくなってい
ることが判る。
【0039】このストライプ形状の突部1aを有する反
射板1を用いて製造した反射型液晶表示パネルを図4に
示す。この反射型液晶表示パネルは、前後一対のガラス
基板2を備えてなり、使用状態で前方(図4上側)とな
るガラス基板(アクティブマトリクス基板)2のパネル
内側には、画素電極10と画素ごとに設けられる薄膜ト
ランジスタ(以下TFT素子)9が配置され、使用状態
で後方(図4下側)となるガラス基板2のパネル内側に
は、対向電極を兼ねる反射板1が突部1aの緩やかな方
の傾斜面をパネル上側に向けて設けられ、この両ガラス
基板2間には液晶5及びスペーサー8が介装されてい
る。なお、液晶5の封入に際しては、まず、両ガラス基
板2上に配向膜を塗布し、両ガラス基板2間に粒径6μ
mのスペーサー8を散布し、周辺部にシール剤を印刷し
た後貼り合わせる。次いで、黒色色素を混入したカイラ
ルピッチ3.5μmのゲスト・ホスト液晶5を真空注入
した後、封止する。
【0040】図5に図4の反射型液晶表示パネルの電圧
−反射率特性図を示す。測定は図2の測定系を用い、反
射板1を付設した側のガラス基板2が下基板となるよう
に配置して測定した。反射率Rfは入射角θ=30゜の
時の標準白色板からの拡散光に対する反射型液晶表示パ
ネルの拡散光の強度の比率により求めた。
【0041】図5より、パネル上方からの入射光に対す
る反射率Rfは約50%に達しており、コントラストは
10〜15であった。
【0042】また図4の液晶表示パネルを通常の照明で
観察したところ、画面は非常に明るく、コントラストも
高かった。
【0043】このように実施例1のストライプ形状の突
部1aを有する反射板1を用いることによって、パネル
上方からの入射光を効率良くパネル正面へ反射し、明る
い反射型液晶表示パネルを提供できる。
【0044】(実施例2)図6(a),(b)は実施例
2に係る反射板1を示し、この実施例2では突部1aが
扇形状をしているものである。この反射板は、Al、N
i、Ag等の金属を蒸着して薄膜を形成した表面に、扇
状の凹凸構造を有するロールを接触させて賦型すること
により形成されるものである。賦型後の扇形状の突部1
aの横方向の幅W3 は25μm、縦方向の幅W4 は15
μm、高さHは2μmとした。この突部1aの頂点は使
用状態でパネル下方に遍在しかつその上下両側面は傾斜
しており、使用状態でパネル上側となる傾斜面の傾斜角
度αはパネル下側となる傾斜面の傾斜角度βよりも小さ
く、前記パネル上側となる傾斜面はパネル下側となる傾
斜面よりも緩やかに傾斜している。つまり、突部1aの
頂点は扇形状の中心角に近い部分に形成され、側面は扇
形状の弧に向かって緩やかに曲面を描きながら傾斜して
いる。そして、突部1aの傾斜角度が緩やかな弧の側を
使用状態でパネル上側とした。ただし、図6では、隣り
合う突部1aと突部1aとの間隔が大きく描かれている
が、実際の間隔はもっと狭くなるよう突部1aを配置し
ている。
【0045】実施例1と同様に、この実施例2の扇形状
の突部1aを有する反射板1の反射特性を測定した結果
を図7に示す。
【0046】図7(a),(b)より、本反射板1は、
パネル上方のみならず、斜め上方、横方向からの入射光
の反射強度Rが大きくなっていることが判る。
【0047】実施例1と同様に、この実施例2の扇形状
の突部1aを有する反射板1を用いて製造した反射型液
晶表示パネルの電圧−反射率特性の測定結果を図8に示
す。
【0048】図8より、パネル上方、斜め上方、横方向
からの入射光に対する反射率Rfは約50%から20%
に達しており、コントラストは10〜15であった。
【0049】また本反射板1を付設した液晶表示パネル
を通常の照明で観察したところ、画面は非常に明るく、
コントラストも高かった。
【0050】このように、この実施例2の扇形状の突部
1aを有する反射板1を用いることによって、パネル上
方、斜め上方、横方向からの入射光を効率良くパネル正
面へ反射し、明るい反射型液晶表示パネルを提供でき
る。
【0051】(実施例3)図9(a),(b)は実施例
3に係る反射板1を示し、この実施例3では、突部1a
が真円形状をしている。この反射板1は、Al、Ni、
Ag等の金属をベース1bに蒸着して薄膜を形成した表
面に、円形状の凹凸構造を有するロールを接触させて賦
型することにより形成されるものである。賦型後の円形
状の突部1aの直径D1 は15μm、高さHは2μmと
した。この突部1aの頂点は使用状態でパネル下方に遍
在しかつその上下両側面は傾斜しており、使用状態でパ
ネル上側となる傾斜面の傾斜角度αはパネル下側となる
傾斜面の傾斜角度βよりも小さく、前記パネル上側とな
る傾斜面はパネル下側となる傾斜面よりも緩やかに傾斜
している。つまり、突部1aの頂点は円の中心から円弧
の一部に近い部分に形成され、弧に向かって緩やかに曲
面を描きながら傾斜している。突部1aの傾斜角度が緩
やかな弧の側を使用状態でパネル上側とした。ただし、
図9でも、隣り合う突部1aと突部1aとの間隔が大き
く描かれているが、実際の間隔はもっと狭くなるよう突
部1aを配置している。
【0052】実施例1と同様に反射板1の反射特性を測
定した。
【0053】この実施例3の円形状の突部1aを有する
反射板1の反射特性は図7と同様であり、本反射板1
は、パネル上方のみならず、斜め上方、横方向からの入
射光の反射強度Rが大きくなっていることが判る。
【0054】図10に、この実施例3の円形状の突部1
aを有する反射板1を用いて製造した反射型液晶表示パ
ネルを示す。図10の液晶表示パネルでは、反射板1を
使用状態で後方(図10下側)となるガラス基板2のパ
ネル外側に突部1aの緩やかな方の傾斜面をパネル上側
に向けて設け、このガラス基板2のパネル内側に対向電
極11を設けているほかは、実施例1と同様に構成され
ているので、その詳細な説明は省略する。
【0055】図10の反射型液晶表示パネルの電圧−反
射率特性を実施例1の方法に従って測定したところ、図
8と同様で、パネル上方、斜め上方、横方向からの入射
光に対する反射率Rfは約50%から20%に達してお
り、コントラストは10〜15であった。
【0056】また本反射板1を付設した液晶表示パネル
を通常の照明で観察したところ、画面は非常に明るく、
コントラストも高かった。
【0057】このように実施例3の真円形状の突部1a
を有する反射板1を用いることによって、パネル上方、
斜め上方、横方向からの入射光を効率良くパネル正面へ
反射し、明るい反射型液晶表示パネルを提供できる。
【0058】(実施例4)図11(a),(b)は実施
例4に係る反射板1を示し、この反射板1の突部1aを
柱状形状をしている。この反射板1は、Al、Ni、A
g等の金属をベース1bに80度系の回転斜方蒸着する
ことにより、表面に多数の微細な柱状形状の突部1aを
形成し、この柱状形状の突部1aは使用状態でベース面
からパネル斜め下方に緩やかに傾斜している。この柱状
形状の突部1aの直径D2 は0.2μm、長さLは1μ
m、傾き角γは25度とした。そして、この柱状形状の
突部1aの傾斜する側をパネル下側とした。ただし、図
11でも、隣り合う突部1aと突部1aとの間隔が大き
く描かれているが、実際の間隔はもっと狭くなるよう突
部1aを配置している。
【0059】実施例1と同様に、この実施例4の柱状形
状の突部1aを有する反射板1の反射特性を測定した結
果を図12に示す。
【0060】図12(a),(b)より本反射板1は、
パネル上方のみならず、斜め上方、横方向からの入射光
の反射強度Rが大きくなっていることが判る。
【0061】図13に、実施例4の柱状形状の突部1a
を有する反射板1を用いて製造した反射型液晶表示パネ
ルを示す。図13の液晶表示パネルでは、反射板1を使
用状態で後方(図13下側)となるガラス基板2のパネ
ル外側に設ける。この際、柱状形状の突部1aが使用状
態でベース面からパネル斜め下方に緩やかに傾斜するよ
うに設ける。さらに、このガラス基板2のパネル内側に
画素電極10及びTFT素子9を設けるとともに、使用
状態で前方(図13上側)となるガラス基板2のパネル
内側に対向電極11を設けているほかは、実施例1と同
様に構成されているので、その詳細な説明は省略する。
【0062】図13の反射型液晶表示パネルの電圧−反
射率特性を実施例1の方法に従って測定した結果を図1
4に示す。パネル上方、斜め上方、横方向からの入射光
に対する反射率Rfは約50%から20%に達してお
り、コントラストは10〜15であった。
【0063】また本反射板1を付設した液晶表示パネル
を通常の照明で観察したところ、画面は非常に明るく、
コントラストも高かった。
【0064】このように、この実施例4の柱状突部1a
を有する反射板1を用いることによって、パネル上方、
斜め上方、横方向からの入射光を効率良くパネル正面へ
反射し、明るい反射型液晶表示パネルを提供できる。
【0065】(実施例5)図15(a),(b)は実施
例5に係る反射板1を示し、この反射板1は横長楕円形
状している。この反射板1は、Al、Ni、Ag等の金
属膜表面を熔融アルミナ質の砥粒を付着させた研磨布を
用いて横方向に研磨布の押し込みを0.8mmでブラッ
シングし、重ねて縦方向に研磨布の押し込みを0.4m
mでブラッシングすることにより、多数の微細な横長楕
円形状の突部1aを表面に形成する。この横長楕円形状
の突部1aの平均的な形状は、楕円長軸方向の径D3 3
0μm、楕円短軸方向の径D4 が10μm、高さHは2
μmであった。この突部1aの頂点は使用状態でパネル
下方に遍在しかつその上下両側面は傾斜しており、使用
状態でパネル上側となる傾斜面の傾斜角度αはパネル下
側となる傾斜面の傾斜角度βよりも小さく、前記パネル
上側となる傾斜面はパネル下側となる傾斜面よりも緩や
かに傾斜している。つまり、この突部1aの頂点は、楕
円の緩やかな円弧の中央に近い部分に形成され、他方の
弧に向かって緩やかに曲面を描きながら傾斜している。
この突部1aの傾斜角度が緩やかな弧の側をパネル上側
とした。ただし、図15でも、隣り合う突部1aと突部
1aとの間隔が大きく描かれているが、実際の間隔はも
っと狭くなるよう突部1aを配置している。
【0066】実施例1と同様に反射板の反射特性を測定
した。
【0067】この実施例5の横長楕円形状の突部1aを
有する反射板1の反射特性は図7と同様で、本反射板1
は、パネル上方のみならず、斜め上方、横方向からの入
射光の反射強度Rが大きくなっていることが判る。
【0068】図16に、この実施例5の横長楕円形状の
突部1aを有する反射板1を用いて製造した反射型液晶
表示パネルを示す。図16の液晶表示パネルでは、反射
板1を使用状態で後方(図16下側)となるガラス基板
2のパネル外側に設ける。つまり、このガラス基板2の
パネル内側に画素電極を兼ねる反射板1及びTFT素子
9を設ける。この際、反射板1は突部1aの緩やかな方
の傾斜面がパネル上側に向くように設ける。使用状態で
前方(図16上側)となるガラス基板2のパネル内側に
対向電極11を設けているほかは、実施例1と同様に構
成されているので、その詳細な説明は省略する。
【0069】図16の反射型液晶表示パネルの電圧−反
射率特性を実施例1の方法に従って測定したところ、図
8と同様で、パネル上方、斜め上方、横方向からの入射
光に対する反射率Rfは約50%から20%に達してお
り、コントラストは10〜15であった。
【0070】また、本反射板1を付設した液晶表示パネ
ルを通常の照明で観察したところ、画面は非常に明る
く、コントラストも高かった。
【0071】このように、実施例5の横長楕円形状の突
部1aを有する反射板1を用いることによって、パネル
上方、斜め上方、横方向からの入射光を効率良くパネル
正面へ反射し、明るい反射型液晶表示パネルを提供でき
る。
【0072】(実施例6)図17(a),(b)は実施
例6に係る反射板1を示し、この反射板1の突部1aは
横長楕円形状をしている。この反射板は、Alの金属箔
を一方の軸方向に引張強さ10kg/mm2 で延伸し、
さらに前記軸方向と垂直な軸方向に引張強さ7.6kg
/mm2 で延伸することによって、多数の微細な横長楕
円形状の突部1aを表面に形成する。Ni、Ag等の金
属箔の場合は各金属の引張強さにあわせ、延伸条件を設
定する。この横長楕円形状の突部1aの平均的な形状
は、楕円長軸方向の径D5 が30μm、楕円短軸方向の
径D6 が20μm、高さHは2μmであった。この2軸
延伸によって得られる反射板1の突部1aの周面は、央
部を頂点として緩やかに傾斜している。つまり、この突
部1aの頂点は、中央に近い部分に形成され、弧に向か
って緩やかに曲面を描きながら傾斜している。楕円短軸
方向をパネル上下方向とした。ただし、図17でも、隣
り合う突部1aと突部1aとの間隔が大きく描かれてい
るが、実際の間隔はもっと狭くなるよう突部1aを配置
している。
【0073】実施例1と同様に反射板の反射特性を測定
した。
【0074】図18に実施例7の横長楕円形状の突部1
aを有する反射板1の反射特性を示す。図18(a),
(b)から本反射板1は、楕円突部1aの傾斜角が緩や
かに変化するため、大きな角度で反射したセル外部に到
達しない光の割合は減少し、パネルの反射率Rfが向上
する。
【0075】実施例7の横長楕円形状の突部1aを有す
る反射板1を用いて実施例5と同様に製造した反射型液
晶表示パネルを図19に示す。図19の液晶表示パネル
では、画素電極を兼ねる反射板1及びTFT素子9を使
用状態で後方(図19下側)となるガラス基板2のパネ
ル内側に設けるとともに、使用状態で前方(図19上
側)となるガラス基板2のパネル内側に対向電極11を
設けているほかは、実施例1と同様に構成されているの
で、その詳細な説明は省略する。
【0076】図19の反射型液晶表示パネルの電圧−反
射率特性を実施例1の方法にしたがって測定した結果を
図20に示す。図20より、パネル上下方向からの入射
光に対する反射率Rfは約40%に達しており、コント
ラストは10〜15であった。
【0077】また本反射板1を付設した液晶表示パネル
を通常の照明で観察したところ、画面は非常に明るく、
コントラストも高かった。
【0078】このように、実施例7の横長楕円形状の突
部1aを有する反射板1を用いることによって、パネル
上下方向からの入射光を効率良くパネル正面へ反射し、
明るい反射型液晶表示パネルを提供できる。
【0079】(比較例)本比較例では、反射板1の金属
箔表面に凹凸を賦型し、光反射を無指向性とした場合に
ついて示す。
【0080】図21(a),(b)は比較例の反射板1
を示し、この反射板1の突部1aは真円形状をしてい
る。この反射板1は、Al、Ni、Ag等の金属を蒸着
して薄膜を形成した表面に、不規則な配置の凹凸構造を
有するロールを接触させて賦型することにより形成され
る。賦型後の突部1aの径D7 は25μm、高さHは2
μm、突部1aの頂点は、突部1aの中心に近い部分に
形成され、周囲に向かって緩やかに曲面を描きながら傾
斜している。
【0081】実施例1と同様にこの比較例の反射板1の
反射特性を測定した。
【0082】図22にこの比較例の突部1aを有する反
射板1の反射特性を示す。
【0083】図22(a),(b)より、本反射板1
は、パネルの全方位からの入射光を散乱するためパネル
正面の反射強度が低くなっていることが判る。
【0084】実施例1と同様に、表面に真円形状の突部
1aを不規則に配置した反射板1を用いて製造した反射
型液晶表示パネルの電圧−反射率特性の測定結果を図2
3に示す。
【0085】図23より、各方位からの入射光に対する
反射率Rfは約25%にしか達しておらず、コントラス
トは8〜13であった。
【0086】また、この比較例の反射板1を付設した液
晶表示パネルを通常の照明で観察したところ、画面は全
体的に暗く、コントラストも低かった。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る本
発明によれば、反射板表面の突部の使用状態でパネル上
側となる緩やかな傾斜面により、その反射面積を広げて
パネル上方向からの外光をより多くパネル正面に反射さ
せることができる。
【0088】請求項2に係る本発明によれば、ストライ
プ形状の突部により、パネル上方向からの外光を、反射
板表面に形成した突部のパネル上側の緩やかな傾斜面に
よりパネル正面に効率良く反射させることができる。
【0089】請求項3〜5に係る本発明によれば、略扇
形状、真円形状、横長楕円形状の突部により、パネル上
方向及び横方向からの外光を、反射板表面に形成した突
部のパネル上側及び横側の緩やかな傾斜面によりパネル
正面に効率良く反射させることができる。
【0090】請求項6に係る本発明によれば、反射板の
表面に形成した多数の微細な柱状突部の傾斜を使用状態
でパネル斜め下方に緩やかに形成したので、パネル上方
向及び横方向からの外光をパネル正面に効率良く反射さ
せることができる。
【0091】請求項7に係る本発明によれば、反射板の
表面に形成した多数の微細な突部を央部を頂点として周
面を緩やかに傾斜させた横長楕円形状にしたので、パネ
ル上下方向からの入射光を効率良くパネル正面へ反射さ
せることができる。
【0092】請求項8に係る本発明によれば、金属膜表
面の微細突部を2方向のブラッシングにより、しかも2
回目のブラッシングを弱めにするので、楕円突部のパネ
ル上側・横側の傾斜角をパネル下側の傾斜角より緩やか
に形成することができ、この穏やかな傾斜面によりパネ
ル正面にパネル上方向及び横方向からの外光を効率良く
反射させることができる。
【0093】請求項9に係る本発明によれば、金属を下
方からベースに向かって斜方蒸着することで、ベース面
から多数の微細な柱状突部がパネル斜め下方に突出した
請求項6に係る反射板が簡単に得られる。
【0094】請求項10に係る本発明によれば、反射板
表面の微細突部を金属箔の2軸延伸により楕円形状に形
成するので、その傾斜角を緩やかにすることができ、パ
ネル上下方向からの入射光を効率よくパネル正面へ反射
できる。
【0095】請求項11,12に係る本発明によれば、
上述の如き反射板を用いることによってパネル上方、斜
め上方、あるいは横方向からの入射光を効率良くパネル
正面へ反射でき、明るい反射型液晶表示パネルを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における反射板の構成図である。
【図2】実施例1における反射板の反射特性の測定方法
を示す説明図である。
【図3】実施例1における反射板の反射特性を示す特性
図である。
【図4】実施例1における反射型液晶表示パネルの構成
図である。
【図5】実施例1における反射型液晶表示パネルの電圧
−反射率特性を示す特性図である。
【図6】実施例2における反射板の構成図である。
【図7】実施例2における反射板の反射特性を示す特性
図である。
【図8】実施例2における反射型液晶表示パネルの電圧
−反射率特性を示す特性図である。
【図9】実施例3における反射板の構成図である。
【図10】実施例3における反射型液晶表示パネルの構
成図である。
【図11】実施例4における反射板の構成図である。
【図12】実施例4における反射板の反射特性を示す特
性図である。
【図13】実施例4における反射型液晶表示パネルの構
成図である。
【図14】実施例4における反射型液晶表示パネルの電
圧−反射率特性を示す特性図である。
【図15】実施例5における反射板の構成図である。
【図16】実施例5における反射型液晶表示パネルの構
成図である。
【図17】実施例6における反射板の構成図である。
【図18】実施例6における反射板の反射特性を示す特
性図である。
【図19】実施例6における反射型液晶表示パネルの構
成図である。
【図20】実施例6における反射型液晶表示パネルの電
圧−反射率特性を示す特性図である。
【図21】比較例における反射板の構成図である。
【図22】比較例における反射板の反射特性を示す特性
図である。
【図23】比較例における反射型液晶表示パネルの電圧
−反射率特性を示す特性図である。
【符号の説明】
1 反射板 1a 突部 1b ベース 2 基板 5 液晶 10,11 電極 α 使用状態でパネル上側となる突部傾斜面の
傾斜角度 β 使用状態でパネル下側となる突部傾斜面の
傾斜角度 γ 柱状突部の傾き角

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極が設けられた前後一対の基板間に液
    晶が介装され、反射板が後方基板のパネル内側又は外側
    に付設された反射型液晶表示パネルの前記反射板であっ
    て、 表面に多数の微細な突部を有し、この突部の頂点は使用
    状態でパネル下方に遍在しかつその側面は傾斜してお
    り、使用状態でパネル上側となる傾斜面の傾斜角度はパ
    ネル下側となる傾斜面の傾斜角度よりも小さく、前記パ
    ネル上側となる傾斜面はパネル下側となる傾斜面よりも
    緩やかに傾斜していることを特徴とする反射板。
  2. 【請求項2】 突部は、使用状態でパネル左右に平行に
    延びるストライプ形状であることを特徴とする請求項1
    記載の反射板。
  3. 【請求項3】 突部は、略扇形状であることを特徴とす
    る請求項1記載の反射板。
  4. 【請求項4】 突部は、真円形状であることを特徴とす
    る請求項1記載の反射板。
  5. 【請求項5】 突部は、横長楕円形状であることを特徴
    とする請求項1記載の反射板。
  6. 【請求項6】 電極が設けられた前後一対の基板間に液
    晶が介装され、反射板が後方基板のパネル内側又は外側
    に付設された反射型液晶表示パネルの前記反射板であっ
    て、 表面に多数の微細な突部を有し、この突部は柱状形状で
    あり、使用状態でベース面からパネル斜め下方に緩やか
    に傾斜していることを特徴とする反射板。
  7. 【請求項7】 電極が設けられた前後一対の基板間に液
    晶が介装され、反射板が後方基板のパネル内側又は外側
    に付設された反射型液晶表示パネルの前記反射板であっ
    て、 表面に多数の微細な突部を有し、この突部は横長楕円形
    状であり、央部を頂点として周面が緩やかに傾斜してい
    ることを特徴とする反射板。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の反射板の製造方法であっ
    て、 金属膜表面を使用状態でパネル左右方向となる方向にブ
    ラッシングし、その後、その表面を使用状態でパネル上
    下方向となる方向に強度を弱めてブラッシングすること
    により、金属膜表面に多数の微細な横長楕円形状の突部
    を有し、この突部の頂点が使用状態でパネル下方に遍在
    しかつその側面が傾斜しており、使用状態でパネル上側
    となる傾斜面の傾斜角度がパネル下側となる傾斜面の傾
    斜角度よりも小さく、前記パネル上側となる傾斜面がパ
    ネル下側となる傾斜面よりも緩やかに傾斜した反射板を
    得ることを特徴とする反射板の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の反射板の製造方法であっ
    て、 金属を下方からベースに向かって斜方蒸着することによ
    り、多数の微細な柱状形状の突部が使用状態でベース面
    からパネル斜め下方に緩やかに傾斜した反射板を得るこ
    とを特徴とする反射板の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の反射板の製造方法であ
    って、 金属箔を2軸方向に延伸することにより、表面に多数の
    微細な横長楕円形状の突部を有し、この突部の周面が央
    部を頂点として緩やかに傾斜した反射板を得ることを特
    徴とする反射板の製造方法。
  11. 【請求項11】 電極が設けられた前後一対の基板間に
    液晶が介装され、請求項1〜7のいずれか1項に記載の
    反射板が後方基板のパネル外側に付設されたことを特徴
    とする反射板を用いた反射型液晶表示パネル。
  12. 【請求項12】 電極が設けられた前後一対の基板間に
    液晶が介装され、請求項1〜7のいずれか1項に記載の
    反射板が後方基板のパネル内側に付設され、前記反射板
    が電極としての機能を兼ねていることを特徴とする反射
    板を用いた反射型液晶表示パネル。
JP7239832A 1995-09-19 1995-09-19 反射板及びその製造方法並びにその反射板を用いた反射型液晶表示パネル Expired - Fee Related JP2845783B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7239832A JP2845783B2 (ja) 1995-09-19 1995-09-19 反射板及びその製造方法並びにその反射板を用いた反射型液晶表示パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7239832A JP2845783B2 (ja) 1995-09-19 1995-09-19 反射板及びその製造方法並びにその反射板を用いた反射型液晶表示パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0980426A true JPH0980426A (ja) 1997-03-28
JP2845783B2 JP2845783B2 (ja) 1999-01-13

Family

ID=17050526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7239832A Expired - Fee Related JP2845783B2 (ja) 1995-09-19 1995-09-19 反射板及びその製造方法並びにその反射板を用いた反射型液晶表示パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2845783B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100252438B1 (ko) * 1997-06-24 2000-04-15 구본준, 론 위라하디락사 반사형액정표시소자의반사판및그것의제조방법
US6097458A (en) * 1995-12-11 2000-08-01 Sharp Kabushiki Kaisha Reflector, reflective liquid crystal display incorporating the same and method for fabricating the same
KR100268005B1 (ko) * 1997-06-13 2000-10-16 구본준 반사형액정표시소자의반사판및그반사판의제조방법
JP2000338520A (ja) * 1999-05-26 2000-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶表示装置
WO2001035129A1 (fr) * 1999-11-09 2001-05-17 Omron Corporation Element reflechissant et procede de reflexion de la lumiere
WO2002010806A1 (fr) * 2000-07-28 2002-02-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Feuille reflechissante, son procede de fabrication et unite d'affichage y faisant appel
US6538711B2 (en) 1998-07-31 2003-03-25 Hitachi, Ltd. Method of manufacturing reflective liquid crystal display device
JP2003161936A (ja) * 2001-11-26 2003-06-06 Hitachi Ltd 液晶表示装置
US6791640B1 (en) 1997-04-23 2004-09-14 Sharp Kabushiki Kaisha Reflection liquid crystal display and reflection liquid crystal display provided with built-in touch panel and comprising the same
JP2005024601A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Toppan Printing Co Ltd 光散乱要素を有する光学シート
US6900865B2 (en) 1998-03-26 2005-05-31 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal device and display
US6943856B2 (en) 2000-11-08 2005-09-13 Nec Corporation Reflection plate, reflection type liquid crystal display apparatus, and method of manufacturing the same
US7042539B2 (en) 2001-06-22 2006-05-09 Nec Lcd Technologies, Ltd. Reflection plate, manufacturing method thereof, liquid crystal display device and manufacturing method thereof
JP2007310407A (ja) * 2007-06-27 2007-11-29 Sony Corp 反射板の製造方法及び表示装置
KR100820648B1 (ko) * 2001-12-28 2008-04-08 엘지.필립스 엘시디 주식회사 반사형 액정 표시 장치용 어레이 기판 및 그의 제조 방법

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW548467B (en) * 2001-04-19 2003-08-21 Alps Electric Co Ltd Liquid crystal display device with improved viewing angle property and portable electronic apparatus using the same

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6097458A (en) * 1995-12-11 2000-08-01 Sharp Kabushiki Kaisha Reflector, reflective liquid crystal display incorporating the same and method for fabricating the same
US7092052B2 (en) 1997-04-23 2006-08-15 Sharp Kabushiki Kaisha Reflective liquid crystal display device and reflective liquid crystal display device incorporating touch panel arranged therefrom
US7023510B2 (en) 1997-04-23 2006-04-04 Sharp Kabushiki Kaisha Reflective liquid crystal display device and reflective liquid crystal display device incorporating touch panel arranged therefrom
US6791640B1 (en) 1997-04-23 2004-09-14 Sharp Kabushiki Kaisha Reflection liquid crystal display and reflection liquid crystal display provided with built-in touch panel and comprising the same
US6958794B2 (en) 1997-04-23 2005-10-25 Sharp Kabushiki Kaisha Reflective liquid crystal display device and reflective liquid crystal display device incorporating touch panel arranged therefrom
US6922220B2 (en) 1997-04-23 2005-07-26 Sharp Kabushiki Kaisha Reflective liquid crystal display device and reflective liquid crystal display device incorporating touch panel arranged therefrom
KR100268005B1 (ko) * 1997-06-13 2000-10-16 구본준 반사형액정표시소자의반사판및그반사판의제조방법
KR100252438B1 (ko) * 1997-06-24 2000-04-15 구본준, 론 위라하디락사 반사형액정표시소자의반사판및그것의제조방법
US6900865B2 (en) 1998-03-26 2005-05-31 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal device and display
US6538711B2 (en) 1998-07-31 2003-03-25 Hitachi, Ltd. Method of manufacturing reflective liquid crystal display device
JP2000338520A (ja) * 1999-05-26 2000-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶表示装置
JP3744422B2 (ja) * 1999-11-09 2006-02-08 オムロン株式会社 反射部材及びその製造方法
US6894746B1 (en) 1999-11-09 2005-05-17 Omron Corporation Apparatus and method for reflecting light into a specified plane area
WO2001035129A1 (fr) * 1999-11-09 2001-05-17 Omron Corporation Element reflechissant et procede de reflexion de la lumiere
WO2002010806A1 (fr) * 2000-07-28 2002-02-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Feuille reflechissante, son procede de fabrication et unite d'affichage y faisant appel
US7215393B2 (en) 2000-07-28 2007-05-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Reflective plate and display device using the plate
US6943856B2 (en) 2000-11-08 2005-09-13 Nec Corporation Reflection plate, reflection type liquid crystal display apparatus, and method of manufacturing the same
US7042539B2 (en) 2001-06-22 2006-05-09 Nec Lcd Technologies, Ltd. Reflection plate, manufacturing method thereof, liquid crystal display device and manufacturing method thereof
JP2003161936A (ja) * 2001-11-26 2003-06-06 Hitachi Ltd 液晶表示装置
KR100820648B1 (ko) * 2001-12-28 2008-04-08 엘지.필립스 엘시디 주식회사 반사형 액정 표시 장치용 어레이 기판 및 그의 제조 방법
JP2005024601A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Toppan Printing Co Ltd 光散乱要素を有する光学シート
JP4501369B2 (ja) * 2003-06-30 2010-07-14 凸版印刷株式会社 光散乱要素を有する光学シート
JP2007310407A (ja) * 2007-06-27 2007-11-29 Sony Corp 反射板の製造方法及び表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2845783B2 (ja) 1999-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1276001A2 (en) Liquid crystal display having reflector outside liquid crystal cell
JP3871913B2 (ja) 反射型表示装置およびプリズムアレイシート
JPH0980426A (ja) 反射板及びその製造方法並びにその反射板を用いた反射型液晶表示パネル
JP3075134B2 (ja) 反射型液晶表示装置
US6750930B2 (en) Reflector providing particularly high reflectance in an intended viewing angle and reflection type liquid crystal display device using the same
JP3642381B2 (ja) 導光板、面光源装置及び反射型液晶表示装置
JP2000330107A (ja) 液晶表示装置
TW200528856A (en) Reflector and liquid crystal display device using the same
JP3744422B2 (ja) 反射部材及びその製造方法
JP3955191B2 (ja) 反射体および反射型液晶表示装置
JP3748761B2 (ja) 反射体および反射型液晶表示装置
JP3858519B2 (ja) 反射型液晶表示装置
JPH10311910A (ja) 反射体及びその製造方法並びにそれを用いた反射型液晶表示装置
JP2003021726A (ja) 導光体及びこれを用いた面光源装置と液晶ディスプレイ装置
JPH0627455A (ja) マイクロレンズアレイおよびそれを用いた液晶ディスプレイ
JP2000121802A (ja) 反射防止フィルムおよびその製造方法ならびに画像表示装置
JP2004219557A (ja) 反射体及び液晶表示装置
JP2004085705A (ja) 反射体及びこの反射体を備えた反射型液晶表示装置
JP3623341B2 (ja) 反射体および反射型液晶表示装置
JP4989001B2 (ja) 半透過型液晶表示素子
JP3694220B2 (ja) 反射体および反射型液晶表示装置
JPH1039113A (ja) マイクロレンズアレイシート及び液晶表示素子
JP3520405B2 (ja) 液晶装置及び電子機器
JP4730636B2 (ja) 反射型液晶表示装置およびそれに用いられる光路偏向板の製造方法
JP3653164B2 (ja) 反射体及びその製造方法と反射型液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981013

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees