JPH0979846A - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JPH0979846A
JPH0979846A JP7235826A JP23582695A JPH0979846A JP H0979846 A JPH0979846 A JP H0979846A JP 7235826 A JP7235826 A JP 7235826A JP 23582695 A JP23582695 A JP 23582695A JP H0979846 A JPH0979846 A JP H0979846A
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秀雄 清水
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丈英 平林
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光電変換センサアレイのセグメント数の抑制
しつつ、多方位測距の最大方位角を拡大できる測距装置
を提供する。 【解決手段】 測距装置は、右側結像データ列DR のう
ちウインドウWR 内に含まれる部分データ列DRiを抽出
する右側部分データ抽出部17R 、左側結像データ列D
L のうちウインドウWL 内に含まれる部分データ列DLi
を抽出する左側部分データ抽出部17L 、右側方位判定
部20R 、左側方位判定部20L 、両側交互シフト制御
部21RL、右側シフト制御部21R 、及び左側シフト制
御部21Lを有する。θがθR ,θL 以下のとき、制御
部21RLが作動し、左右ウインドウWR ,WL を交互シ
フトさせると共に、θがθR ,θL を超えるとき、制御
部21R 又は21L が作動し、一方のウインドウを固定
して他方のウインドウのみをシフトさせる。ラインセン
サ2R ,2L の総セグメント数を増やさずに、方位角を
拡大できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車追突防止装
置等に採用可能の外光三角方式の測距装置に関し、特
に、多点(多方位)測距において一対の光電変換センサ
アレイ上の結像間の相対的な位置関係を検出する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動焦点カメラ等に搭載される外
光三角方式(ステレオ方式)の測距装置は、図4に示す
ように、被写体(被測定物体)に臨んで両眼視差を作る
左右一対の結像レンズ(正のレンズ)1R ,1L を含む
複眼結像光学系と、距離測定半導体集積回路(オートフ
ォーカス用IC)5とから成る。このIC5は、結像レ
ンズ1R ,1L の略焦平面上に配置されてその結像(照
度分布)を電気信号列に変換する光電変換素子としての
ラインセンサ(例えばフォトセンサアレイ)2R,2L
と、ラインセンサ2R ,2L のセル(セグメント)毎の
出力信号を順次量子化する量子化回路3R ,3L と、収
集されたディジタル値の左右一対の結像データ列を基に
所要の論理演算処理を行い距離信号を算出する論理部4
とを有している。
【0003】図5(a)に示すように、左右一対の結像
レンズ1R ,1L は光軸SR ,SLが平行で焦点距離f
e が同一であり、同一面上に配置されて両眼結像光学系
を構成しており、被写体Tは基準長(光軸間隔又は眼
幅)Bだけ隔てた左右一対の結像レンズ1R ,1L によ
り結像され、焦平面に相当するラインセンサ2R ,2L
上にはそれぞれ倒立実像の被写体像(照度分布)TR
L が結ばれる。被写体Tが前方無限遠に存在する場
合、結像点は光軸SR ,SL 上の焦点OR ,OL に合致
する。被写体Tまでの距離が有限長dの場合は三角測量
の原理(三角形の相似)に基づいて次式で与えられる。 d=Bfe /(XR +XL )=Bfe /X …(1) 但し、XR ,XL は被写体T中の代表物点Pの像点
R ,PL と結像レンズ1R,1L の光軸SR ,SL
の距離(偏位)、XはXR とXL の和で、被写体像の相
対的な総偏移量(位相差)である。従って、この空間的
な位相差Xを求めることにより距離dを求めることがで
きる訳である。
【0004】ところが、被写体(被測定物体)Tは代表
物点Pとして存在するのではなく空間的広がりを持って
いるため、図5(a)に示すように、ラインセンサ
R ,2L 上では多数のセンサ範囲に跨がる被写体像面
(照度分布)TR ,TL が結像されることになり、同一
被写体上の同一物点の像点をにわかに特定することはで
きない。そのため、IC5の論理部4では、一方のライ
ンセンサ2R による結像データ列と他方のラインセンサ
L による結像データ列との相関性を調べて同じ被写体
像の照度パターンになるゾーン(ウインドウ位置)を見
つけ出すことにより、位相差Xをラインセンサのセグメ
ント数の形で求めるようにしている。
【0005】図5(b)は左右結像の相関性を調べる結
像位置検出方法を示す説明図である。右側結像データ列
R は右側のラインセンサ2R から得られる空間1次元
照度分布に応じたディジタル値列を示し、R0 〜Rn
示されたn+1個のデータからなる。また、左側結像デ
ータ列DL は左側のラインセンサ2L から得られる空間
1次元照度分布に応じたディジタル値列を示し、L0
n で示されたn+1個のデータからなる。今、ライン
センサ2R ,2L 上には被写体像TR ,TL が結像され
ているため、これら相対的な位置関係を検出するには、
図5(a)にハッチングを付して示したようなウインド
ウ(窓)WR ,WL を想定し、これらウインドウ位置を
互いにずらしながら、図5(b)の結像データ列DR
L からそれぞれウインドウWR ,WL 内に含まれる部
分データ列の組み合わせにおいて互いに一致するか否か
を相関検定する。ウインドウWR ,WL の幅に対応する
部分データ列のデータ数はm+1個(n>m)である。
ウインドウWR ,WL のシフト方法は、左右一対の結像
系は平等であるため、両側(左右)交互シフト方法であ
る。即ち、最初の組合せC0 では、右側の結像データ列
R の最も左側から抽出されたRn 〜Rn-m の部分デー
タ列DR0と、左側の結像データ列DL の最も右側から抽
出されたL0 〜Lm の部分データ列DLOとの相関が検定
される。その相関検定法は、例えば、右側の部分データ
列Rn-m 〜Rn と左側の部分データ列L0 〜Lm との対
応するデータ同士の差の絶対値の総和を求める。その総
和が小さければ小さい程、部分データ列の相関性は強
い。
【0006】被写体Tが前方無限遠にある場合、最初の
組合せC0 が最高の相関、即ち、データ同士の差の絶対
値の総和が最小値になるはずである。これに続く組合せ
1以降は、ウインドウWR ,WL を交互に1セグメン
トずつ外側へ逐次シフトさせて抽出された左右の部分デ
ータ列が組み合わされる。i(i=0〜2n−2m)を
組合せ変数とし、すべての組み合わせCi に対して一対
の部分データ列間の相関検定を行い相関関数(評価関
数)を求めた結果、i番目の組合せCi が最高相関を示
したとすると、組合せ変数iは左右のWR ,WL のシフ
ト量の和に比例しているため、位相差Xの指標となる。
変数iにセンサピッチpを乗じて位相差Xを出してから
距離dを算出することなく、一般に指標iがそのまま利
用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、測距装置を
写真カメラに搭載した場合は、被写体Tに対して写真カ
メラ即ち測距装置の結像レンズ1R ,1L を向き合わせ
るアングル操作が自ずと伴っているため、図6(a)に
示す如く、ほとんど前方(中心線L方向)にある被写体
Tの距離を測定することが多いが(方位0°上の測
距)、測距装置を自動車追突防止装置に採用した場合、
前方視野の物体までの距離を測定するに留まらず、多点
(多方位)測距法と呼ばれるように、図6(b)に示す
如く、斜向視野の物体の距離を方位角θを変えて詳らか
に測定し、走行環境における障害物体までの距離分布を
全体的に把握する必要がある。
【0008】今、方位0°上の物体Tの距離を測定する
場合は、距離が近づくにつれて物体像TR ,TL の結像
位置が焦点OR ,OL から外側に略平等に移り変わるた
め、偏位XR とXL は相等しく、最短測定距離をdmin
とすると、 XR =XL =Bfe /2dmin …(2) であり、ラインセンサ2R ,2L の総セグメント数(総
センサ数)nは、センサピッチをpとすると、 n=m+XR /p=m+Bfe /2pdmin …(3) であれば、被写体像はウインドウをずらして充分捕捉す
ることができる。
【0009】しかしながら、図6(b)に示す如く、右
側方位θ上の物体Tの距離を測定する場合は、無限遠に
存在する物体の結像がラインセンサ2R ,2L 上で焦点
R,OL ではなく、そこからfe tan θだけ左側の点
R ′,OL ′に結ぶため、最短測定距離dmin に存在
する物体Tの結像は、右側ラインセンサ2R では点
R ′の右側で焦点OR に接近した点PR に結ぶもの
の、左ラインセンサ2L では点OL ′より更に左側の点
L に結ぶ。このため、点PL の左側部分の結像データ
はウインドウWL 内に取り込まれず、結像位置の相関検
出が不可能となる。
【0010】これを回避するためには、ラインセンサ2
R ,2L の総セグメント数を増やす必要がある。その総
セグメント数n′は、(3)式に追加項fe tan θ/p
を加えたものになる。即ち n′=m+Bfe /2pdmin +fe tan θ/p …(4) ここで、測距精度は基準長B,焦点距離fe が共に長い
方が高精度になる。衝突防止に適した測距分解能を得る
には、装置の小型化を考慮すると、例えば基準長Bは1
0cm前後、焦点距離fe は5cm前後がそれぞれ適当であ
る。ラインセンサ2R ,2L がCCDの場合、センサピ
ッチpは10μm程度であり、最短測定距離dmin を例
えば5m、最大方位角θを45°とすれば、(4)式の
第3項はその第2項に比し2桁程度大きく、支配的な値
となり、約5×103 である。このため、多方位測定の
場合、最大方位角を大きくしようとすれば、ラインセン
サ2R ,2L の総セグメント数n′が膨大化してしま
い、通常のラインセンサよりも1桁大きいものを必要と
する。そのため、最大方位角θは10°未満が限界であ
る。特に、(4)式の第3項ではtan θが含まれている
ため、最大方位角θが45°以上になると、僅かに拡大
するだけでも総セグメント数の激増を招く。膨大な総セ
グメント数のラインセンサ2R ,2L を用いることは、
測距装置自体の高コスト化に直結する。
【0011】そこで、上記問題点に鑑み、本発明の課題
は、光電変換センサアレイのセグメント数の抑制しつ
つ、多方位測距の最大方位角を拡大できる測距装置を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の講じた手段は、一側ウインドウと他側ウイ
ンドウのシフト動作モードを自動的に切り換えるように
したところにある。即ち、本発明は、測距対象に臨んで
結像間に視差を作る一対の結像光学系と、一側の結像光
学系による結像の空間1次元照度分布を電気信号列に変
換する一側の光電変換センサアレイと、他側の結像光学
系による結像の空間1次元照度分布を電気信号列に変換
する他側の光電変換センサアレイと、一側の光電変換セ
ンサアレイの電気信号列から得られる結像データ列のう
ち一側ウインドウ内に含まれる一側部分データ列を抽出
する一側部分データ抽出手段と、他側の光電変換センサ
アレイの電気信号列から得られる結像データ列のうち他
側ウインドウ内に含まれる他側部分データ列を抽出する
他側部分データ抽出手段と、上記一側ウインドウ及び上
記他側ウインドウを移動制御するウインドウ移動制御手
段と、上記一側部分データ列と上記他側部分データ列の
組合せに対し相関検定を行う相関検定手段と、上記相関
検定手段から得られる相関関数を基に最大相関の部分デ
ータ列の組合せを検出する最大相関検出手段とを有する
測距装置において、測距方位が一側切り換え方位角を超
えるか否かを判定する一側方位判定手段と、上記測距方
位が他側切り換え方位角を超えるか否かを判定する他側
方位判定手段とを備えており、上記ウインドウ移動制御
手段は、上記測距方位が上記一側切り換え方位角と上記
他側切り換え方位角との間にあるとき、上記一側ウイン
ドウと上記他側ウインドウを(好ましくは内側センサの
データから外側センサのデータへ)交互にシフト動作す
るよう制御する両側交互シフト制御手段と、上記測距方
位が上記一側切り換え方位角を超えるとき、上記他側ウ
インドウを(好ましくは最他端に)固定しつつ上記一側
ウインドウを(好ましくは内側センサのデータから外側
センサのデータへ)シフト動作するよう制御する一側シ
フト制御手段と、上記測距方位が他側切り換え方位角を
超えるとき、上記一側ウインドウを(好ましくは最一端
に)固定しつつ上記他側ウインドウを(好ましくは内側
センサのデータから外側センサのデータへ)シフト動作
するよう制御する他側シフト制御手段とを有して成るこ
とを特徴とする。
【0013】〔作用〕外部から又は内部で測距方位が与
えられると、一側方位判定手段によりその測距方位が一
側切り換え方位角を超えるか否かが判定されると共に、
他側方位判定手段によりその測距方位が他側切り換え方
位角を超えるか否かが判定される。与えられた測距方位
が一側切り換え方位角と他側切り換え方位角との間にあ
る場合には、両側交互シフト制御手段が作動し、一側ウ
インドウと他側ウインドウを(内側センサのデータから
外側センサのデータへ)交互にシフト動作させる。これ
により、ウインドウの両側交互シフトによる相関関数が
得られる。与えられた測距方位が一側切り換え方位角を
超えるとき、一側シフト制御手段が作動し、他側ウイン
ドウを(最他端に)固定しつつ一側ウインドウを(内側
センサのデータから外側センサのデータへ)シフト動作
させる。これにより一側ウインドウのみの片側シフトに
よる相関関数が得られる。また、与えられた測距方位が
他側切り換え方位角を超えるとき、他側シフト制御手段
が作動し、一側ウインドウを(最一端に)固定しつつ他
側ウインドウを(内側センサのデータから外側センサの
データへ)シフト動作させる。これにより他側のみの片
側シフトによる相関関数が得られる。一側切り換え方位
角としては、最短距離での他側結像データ列の他側ウイ
ンドウが既に他端であるときの方位角に設定すると、一
側切り換え方位角を超える場合は、一側ウインドウのみ
の片側シフトであるため、他側部分データ列の一部は欠
落せず、支障なく一対の部分データ列間の相関検定が行
えるので、一側切り換え方位角を超える方位角でも相関
関数を得ることができ、測距可能となる。他側切り換え
方位角としては、最短距離での一側結像データ列の一側
ウインドウが既に一端であるときの方位角に設定する
と、他側切り換え方位角を超える場合は、他側ウインド
ウのみの片側シフトであるため、一側部分データ列の一
部は欠落せず、支障なく一対の部分データ列間の相関検
定が行えるので、他側切り換え方位角を超える方位角で
も相関関数を得ることができ、測距可能となる。この結
果、光電変換センサアレイの総セグメント数を増やさな
くても、両側シフトから片側シフトに切り換えることに
より切り換え方位角以上の広角での測距が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0016】図1は本発明の実施例に係る多方位測距装
置の概略構成を示すブロック図である。本例は、被測定
物体Tに臨んで両眼視差を作る左右一対の結像レンズ
(正のレンズ)1R ,1L を含む複眼結像光学系と、距
離測定半導体集積回路15とから成る。この集積回路1
5は、結像レンズ1R ,1L の略焦平面上に配置されて
その結像(照度分布)を電気信号列に変換する光電変換
素子としてのラインセンサ(例えばCCDなどのフォト
センサアレイ)2R ,2L と、ラインセンサ2R,2L
のセル(セグメント)毎の出力信号を順次量子化する量
子化回路3R ,3L と、収集されたディジタル値の左右
一対の結像データ列DR ,DL を基に所要の論理演算処
理を行い距離信号を算出する論理部14とを有してい
る。
【0017】論理部14は、右側結像データ列DR を記
憶する右側結像データ記憶部16Rと、左側結像データ
列DL を記憶する左側結像データ記憶部16L と、右側
結像データ列DR のうち右側ウインドウWR 内に含まれ
る右側部分データ列DRiを抽出する右側部分データ抽出
部17R と、左側結像データ列DL のうち左側ウインド
ウWL 内に含まれる左側部分データ列DLiを抽出する左
側部分データ抽出部17L と、右側部分データ列DRi
左側部分データ列DLiの組合せに対し相関検定を行う相
関検定部18と、その相関検定部18から得られる相関
関数(評価関数)を基に最大相関の部分データ列の組合
せを検出する最大相関検出部19と、外部又は内部で与
えられる測距方位θが右側切り換え方位角θR を超える
か否かを判定する右側方位判定部20R と、測距方位θ
が左側切り換え方位角θL を超えるか否かを判定する左
側方位判定部20L と、測距方位θが右側切り換え方位
角θR と左側切り換え方位角θL との間にあるとき、右
側ウインドウWR と左側ウインドウWL を内側センサの
データから外側センサのデータへ交互にシフト動作する
よう制御する両側交互シフト制御部21RLと、測距方位
θが右側切り換え方位角θR を超えるとき、左側ウイン
ドウWL を最左端に固定して右側ウインドうWR を内側
センサのデータから外側センサのデータへシフト動作す
るよう制御する右側シフト制御部21L と、測距方位θ
が左側切り換え方位角θL を超えるとき、右側ウインド
ウWR を最右端に固定して左側ウインドウWL を内側セ
ンサのデータから外側センサのデータへシフト動作する
よう制御する左側シフト制御部21L とを有して成る。
ここで、両側交互シフト制御部21RL,右側シフト制御
部21L 及び左側シフト制御部21L は、右側ウインド
ウWR 及び左側ウインドウWL を移動制御するウィンド
移動制御部を構成している。
【0018】図2は本例の動作を説明するためのフロー
チャートである。まず、ステップaにおいて、外部から
又は内部で測定方向(測距方位)θの信号(方位信号)
が与えられると、ステップbにおいて右側方位判定部2
R により方位θが右側切り換え方位角θR を超えるか
否かが判定される。即ち、左側ウインドウWL が左端側
へシフト可能か否かが判定される。この右側切り換え方
位角θR は、図3(b)に示す如く、最短距離dmin
の左側ウインドウWL が既に左端であるときの方位角に
設定されている。方位角θが右側切り換え方位角θR
超えない場合は、ステップcに移行し、左側方位判定部
20L により方位θが左側切り換え方位角θL を超える
か否かが判定される。即ち、右側ウインドウWR が右端
側へシフト可能か否かが判定される。この左側切り換え
方位角θL は、図3(b)の状態とは左右反対の状態で
あり、最短距離dmin での右側ウインドウWR が既に右
端であるときの方位角に設定されている。そして、方位
角θが左側切り換え方位角θL を超えない場合は、ステ
ップdにおいて両側交互シフト制御部21RLが作動し、
右側ウインドウWR と左側ウインドウWL を内側センサ
のデータから外側センサのデータへ交互にシフト動作さ
せるため、相関検出部18では右側部分データ列DRi
左側部分データ列DLiとの組合せの相関検定を行い、ウ
インドうの両側交互シフトによる相関関数(評価関数)
が得られる。そして、ステップeでは最大相関検出部1
9が相関関数を基に最大相関を示す部分データ列DRi
Liの組合せ変数iを距離信号の指標とする。その後、
必要に応じてステップfにおいて選択された組合せ変数
iにセンサピッチpを乗じてずれ量(位相差)Xを算出
し、ステップgにおいて式(1)から方位θ上の距離d
を演算する。
【0019】ステップbにおいて方位角θが右側切り換
え方位角θR を超えた場合、ステップhにおいて図3
(b)に示す如く左側ウインドウWL が左端で固定さ
れ、右側シフト制御部21R がステップiにおいて右側
ウインドウWR を内側センサのデータから外側センサの
データへシフト動作させる。これにより相関検出部18
では基準となる右側部分データ列DRiと可変の左側部分
データ列DLiとの組合せの相関検定を行い、ウインドウ
の片側シフトによる相関関数(評価関数)が得られる。
この後はステップe〜gと移行し、右側切り換え方位角
θR を超える方位θ上での距離が得られる。
【0020】ステップcにおいて方位角θが左側切り換
え方位角θL を超えた場合、ステップjにおいて右側ウ
インドウWR が右端で固定され、左側シフト制御部21
L がステップkにおいて左側ウインドウWL を内側セン
サのデータから外側センサのデータへシフト動作させ
る。これにより相関検出部18では基準となる左側部分
データ列DLiと可変の右側部分データ列DRiとの組合せ
の相関検定を行い、ウインドウの片側シフトによる相関
関数(評価関数)が得られる。この後はステップe〜g
と移行し、左側切り換え方位角θL を超える方位θ上で
の距離が得られる。
【0021】このように本例では、方位角が小さい場合
は、被測定物体の像の広がりを考慮して左右のウインド
ウWR ,WL を交互シフトさせて相関組合せを作ると共
に、方位角が大きい場合は、一方のウインドウを固定し
て他方のウインドウのみをシフトさせて相関組合せを作
るようにしている。片側ウインドウを固定しも物体像の
一部を用いて結像位置の相関検定が可能であるので、総
セグメント数を増やさずに、方位角を拡大することがで
きる。
【0022】なお、一対の結像レンズ1R ,1L 及びラ
インセンサ2R ,2L の取付方向は左右方向に限定され
るものではなく、上下或いは斜め方向とすることができ
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、測距方
位が一側切り換え方位角を超えるか否かを判定する一側
方位判定手段と、測距方位が他側切り換え方位角を超え
るか否かを判定する他側方位判定手段とを備え、方位角
が小さい場合は、被測定物体の像の広がりを考慮して一
対のウインドウを交互シフト動作させると共に、方位角
が大きい場合は、一方のウインドウを固定して他方のウ
インドウのみをシフトさせるシフトモードの切り換えに
特徴を有している。このため、光電変換センサアレイの
総セグメント数を増やさなくても、両側シフトから片側
シフトに切り換えることにより切り換え方位角以上の広
角での測距が可能となり、しかも装置の低コスト化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る多方位測距装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】同多方位測距装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図3】(a)は同多方位測距装置において方位0°上
の測距法を示す説明図、(b)は同多方位測距装置にお
いて方位θR 上の測距法を示す説明図である。
【図4】外光三角方式の測距装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図5】(a)は外光三角方式の測距装置の測定原理を
示す説明図、(b)はその測距装置の結像位置検出方法
を示す説明図である。
【図6】(a)は従来の測距装置において方位0°上の
測距法を示す説明図、(b)は従来の測距装置において
方位θ上の測距法を示す説明図である。
【符号の説明】
R ,1L …結像レンズ 2R ,2L …ラインセンサ 3R ,3L …量子化回路 14…論理部 15…距離測定半導体集積回路 DR …右側結像データ列 DL …左側結像データ列 DRi…右側部分結像データ列 DLi…左側部分結像データ列 16R …右側結像データ記憶部 16L …左側結像データ記憶部 17R …右側部分データ抽出部 17L …左側部分データ抽出部 18…相関検定部 19…最大相関検出部 θ…測距方位 θR …右側切り換え方位角 θL …左側切り換え方位角 20R …右側方位判定部 20L …左側方位判定部 WR …右側ウインドウ WL …左側ウインドウ 21RL…両側交互シフト制御部 21L …右側シフト制御部 21L …左側シフト制御部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距対象に臨んで結像間に視差を作る一
    対の結像光学系と、一側の結像光学系による結像の空間
    1次元照度分布を電気信号列に変換する一側の光電変換
    センサアレイと、他側の結像光学系による結像の空間1
    次元照度分布を電気信号列に変換する他側の光電変換セ
    ンサアレイと、一側の光電変換センサアレイの電気信号
    列から得られる結像データ列のうち一側ウインドウ内に
    含まれる一側部分データ列を抽出する一側部分データ抽
    出手段と、他側の光電変換センサアレイの電気信号列か
    ら得られる結像データ列のうち他側ウインドウ内に含ま
    れる他側部分データ列を抽出する他側部分データ抽出手
    段と、前記一側ウインドウ及び前記他側ウインドウを移
    動制御するウインドウ移動制御手段と、前記一側部分デ
    ータ列と前記他側部分データ列の組合せに対し相関検定
    を行う相関検定手段と、前記相関検定手段から得られる
    相関関数を基に最大相関の部分データ列の組合せを検出
    する最大相関検出手段とを有する測距装置において、 測距方位が一側切り換え方位角を超えるか否かを判定す
    る一側方位判定手段と、前記測距方位が他側切り換え方
    位角を超えるか否かを判定する他側方位判定手段とを備
    えており、前記ウインドウ移動制御手段は、前記測距方
    位が前記一側切り換え方位角と前記他側切り換え方位角
    との間にあるとき、前記一側ウインドウと前記他側ウイ
    ンドウを交互にシフト動作するよう制御する両側交互シ
    フト制御手段と、前記測距方位が前記一側切り換え方位
    角を超えるとき、前記他側ウインドウを固定しつつ前記
    一側ウインドウをシフト動作するよう制御する一側シフ
    ト制御手段と、前記測距方位が他側切り換え方位角を超
    えるとき、前記一側ウインドウを固定しつつ前記他側ウ
    インドウをシフト動作するよう制御する他側シフト制御
    手段とを有して成ることを特徴とする測距装置。
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