JPH0978423A - 紙又は不織布の製造方法 - Google Patents

紙又は不織布の製造方法

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JPH0978423A
JPH0978423A JP7229522A JP22952295A JPH0978423A JP H0978423 A JPH0978423 A JP H0978423A JP 7229522 A JP7229522 A JP 7229522A JP 22952295 A JP22952295 A JP 22952295A JP H0978423 A JPH0978423 A JP H0978423A
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binder
web
paper
nonwoven fabric
roll
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JP7229522A
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English (en)
Inventor
Yoshihei Meiwa
善平 明和
Akishi Azuma
晃志 東
Michitaka Sawada
道隆 澤田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状物の厚み方向に、バインダー成分の
分布状態を制御することにより、シート状物の厚み方向
にバインダーの濃度勾配を持たせた紙又は不織布の製造
方法を提供すること。 【解決手段】 バインダーを、圧縮回復率が30%以上
のウエブに施した後、該ウエブを圧縮比が0.2以上と
なるように厚み方向に圧縮し、次いで、解圧することに
より、上記ウエブ中の厚み方向に上記バインダーの濃度
勾配を形成することを特徴とする紙又は不織布の製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バインダーを施し
た紙又は不織布の製造方法に関し、詳しくは、シート状
物の厚み方向に、バインダーの分布状態を制御させるこ
とにより、シート状物の厚み方向にバインダーの濃度勾
配を形成した紙又は不織布の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ウエブにバインダーを施したシート状の紙や不織布〔以
下、「紙及び(又は)不織布」をシート又はシート状物
ともいう〕を得る方法としては、予め綿状のウエブにバ
インダーを混合した後、乾燥、硬化し、該ウエブに熱溶
融等の処理を行ないシート化する方法や、繊維状の綿を
ウエブの状態に製造した後、該ウエブにバインダーを含
浸させる方法や、スプレー塗工法あるいはフロス塗工法
等の塗工法によりウエブにバインダーを施した後、乾
燥、硬化し、熱溶融等の処理を行なう方法が知られてい
る。これらの方法は、シートに均一にバインダーを施す
ことを目的としており、シートの厚み方向にバインダー
の分布状態を制御することは困難である。
【0003】また、上記方法では、バインダーを用いシ
ートの片面になんらかの機能を発揮させたい場合におい
ても、バインダーがシートの厚み方向に均一に施されて
しまい、限られたバインダー量で特定の機能の発現がで
きなかったり、希望する部分、例えば片面にのみバイン
ダーを多く施すことはできなかった。
【0004】従って、本発明の目的は、シート状物の厚
み方向に、バインダー成分の分布状態を制御することに
より、シート状物の厚み方向にバインダーの濃度勾配を
形成した紙又は不織布の製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、バインダーを、特定のウエブに施した後、該
ウエブを特定の圧縮比となるように圧縮し、次いで、解
圧して、紙又は不織布を製造することにより上記目的を
達成し得ることを知見した。
【0006】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、バインダーを、圧縮回復率が30%以上のウエブ
に施した後、該ウエブを圧縮比が0.2以上となるよう
に厚み方向に圧縮し、次いで、解圧することにより、上
記ウエブ中の厚み方向に上記バインダーの濃度勾配を形
成することを特徴とする紙又は不織布の製造方法を提供
するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の紙又は不織布の製
造方法について詳述する。本発明の紙又は不織布の製造
方法は、バインダーを、特定のウエブに施した後、該ウ
エブを特定の圧縮比となるように厚み方向に圧縮し、次
いで、解圧することにより、ウエブ中の厚み方向にバイ
ンダーの濃度勾配を形成することからなる。
【0008】本発明において用いられるバインダーとし
ては特に制限されないが、従来公知のものを使用するこ
とができる。上記バインダーとしては、例えば、重合性
不飽和単量体を重合(例えば、後述する乳化重合や溶液
重合)して得られるエマルションやポリマー溶液を用い
ることができる。
【0009】上記重合性不飽和単量体としては、特に制
限されないが、例えば、n−モノメチロールアクリルア
ミド、n−モノメチロールメタアクリルアミド等のメチ
ロール基;アクリル酸、メタアクリル酸、マレイン酸、
フマル酸、クロトン酸、イタコン酸等のカルボキシル
基;2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキ
シエチルメタアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリ
レート、ヒドロキシプロピルメタアクリレート等のヒド
ロキシル基;グリシジルアクリレート、グリシジルメタ
アクリレート等のエポキシ基等を有する重合性不飽和単
量体;上記n−モノメチロールアクリルアミド、n−モ
ノメチロールメタアクリルアミドのメチロール基をブタ
ノール、イソブタノール等でエーテル化した化合物であ
るn−ブトキシメチルアクリルアミド、n−ブトキシメ
チルメタアクリルアミド、イソブトキシメチルアクリル
アミド、イソブトキシメチルメタアクリルアミド等;ア
クリルアミド等;メチルアクリレート、メチルメタアク
リレート、エチルアクリレート、エチルメタアクリレー
ト、イソプロピルアクリレート、イソプロピルメタアク
リレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタア
クリレート、イソ−ブチルアクリレート、イソ−ブチル
メタアクリレート、n−アミルアクリレート、n−アミ
ルメタアクリレート、イソ−アミルアクリレート、イソ
−アミルメタアクリレート、n−ヘキシルアクリレー
ト、n−ヘキシルメタアクリレート、2−エチルヘキシ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルメタアクリレー
ト、オクチルアクリレート、オクチルメタアクリレー
ト、デシルアクリレート、デシルメタアクリレート、ド
デシルアクリレート、ドデシルメタアクリレート、オク
タデシルアクリレート、オクタデシルメタアクリレー
ト、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタ
アクリレート、フェニルアクリレート、フェニルメタア
クリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタアク
リレート等のアクリル酸エステル誘導体及びメタアクリ
ル酸エステル誘導体;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル
等のビニルエステル類;スチレン、ビニルトルエン、2
−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、クロルスチレ
ン、ビニルアニソール、ビニルナフタレン、ジビニルベ
ンゼン等の芳香族ビニル類;アクリルアミド、メタアク
リルアミド、n−モノエチルアクリルアミド、n−モノ
エチルメタアクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、
ジメチルメタアクリルアミド、t−ブチルアクリルアミ
ド、t−ブチルメタアクリルアミド、ジアセトンアクリ
ルアミド等のアミド類;ジビニルベンゼン、1,4−ブ
タンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオール
ジメタアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリ
レート、ポリエチレングリコールジメタアクリレート等
の多官能性単量体;アクリロニトリル、メタアクリロニ
トリル等が挙げられる。本発明においては、上記重合性
不飽和単量体は、単独で用いることもでき又は二種以上
を組み合わせて用いることもできる。
【0010】上記エマルションは、公知の乳化重合法に
よって合成することができる。例えば、乳化剤及び重合
開始剤を少量添加した適量の水中へ、上記重合性不飽和
単量体を滴下し、上記重合性不飽和単量体を乳化重合さ
せることによって合成することができる。
【0011】上記乳化剤としては特に制限はなく、例え
ば、一般のアニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性
剤又はノニオン系界面活性剤が挙げられる。
【0012】上記重合開始剤としては特に制限はなく、
例えば、クメンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピ
ルベンゼンハイドロパーオキサイド等のハイドロパーオ
キサイド類、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパ
ーオキサイド等のパーオキサイド類、アゾビスイソブチ
ロニトリル等のアゾ化合物などの有機系重合開始剤、並
びに、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アン
モニウム等の過硫酸塩などの無機系重合開始剤等が挙げ
られる。これらの重合開始剤は、単独で用いることもで
き又は二種以上を組み合わせて用いることもできる。ま
た、重亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸及びその塩等
の還元剤を重合開始剤と組み合わせて用いる、いわゆる
レドックス系重合開始剤も使用することができる。
【0013】上記乳化重合に際しては、乳化重合におい
て通常用いられる連鎖移動剤、n−ドデシルメルカプタ
ン、t−ドデシルメルカプタン等を必要に応じて使用す
ることは何ら差し支えない。
【0014】このようにして得られたエマルションにお
ける固形分の割合は一般に3〜50重量%であり、好ま
しくは5〜20重量%である。上記以外のバインダーと
して、アクリル系エマルションの他、スチレンブタジエ
ンゴム(SBR)ラテックス、ニトリルブタジエンゴム
(NBR)ラテックス、エチレン−酢酸ビニル(EV
A)エマルション、ポリビニルアルコール(PVA)や
カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)等の
水溶液も用いられる。
【0015】このようなバインダーには、必要に応じて
各種の添加剤、例えば、ポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル等のノニオン系界面活性剤、硫酸ドデシル
ナトリウム等のアニオン系界面活性剤等を添加すること
もできる。これらの添加剤の添加量は、バインダーの重
量に基づき、0.1〜5.0%である。また、必要に応
じて、帯電防止剤、防カビ剤等を添加してもよい。
【0016】本発明の紙又は不織布の製造方法におけ
る、バインダーの使用量は、紙又は不織布を構成する繊
維の重量に基づいて3〜40重量%(固形分)の範囲が
好ましく、更に好ましくは5〜30重量%(固形分)で
ある。バインダーの使用量が3重量%未満であると得ら
れる紙又は不織布の強度が低く、使用に耐え難い。ま
た、バインダーの使用量が40重量%を超えると得られ
る紙又は不織布の性質が失われるばかりでなく、風合い
の低下の原因となるので、上記範囲内とするのが好まし
い。
【0017】本発明において用いられるウエブは、圧縮
回復率が30%以上、好ましくは40%以上のウエブで
ある。圧縮回復率が30%未満であると、本発明の目的
とする紙又は不織布の厚み方向におけるバインダー成分
の分布状態を制御することが困難となり、ウエブ中の厚
み方向にバインダーの濃度勾配を形成するのが困難とな
る。尚、本発明において、上記圧縮回復率とは、下記式
(I)で表される値をいう。
【0018】
【数1】
【0019】本発明において用いられる圧縮回復率が3
0%以上のウエブとしては、特に制限されないが、繊維
状のものが好ましく用いられる。上記ウエブとしては、
例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリアミ
ド、レーヨン、ポリエチレンテレフタレート及びポリビ
ニルアルコール等の合成繊維、パルプ、架橋パルプ、綿
及び麻等の天然繊維、ガラス繊維、カーボン繊維及びロ
ックウール等の無機繊維からなるものが挙げられる。ま
た、圧縮回復率が30%以上であれば、連通孔が形成さ
れた軟質ポリウレタンフォーム等を本発明のウエブとし
て用いることもできる。また、必要に応じて、融点の異
なる二種類の繊維を用いた複合繊維である芯鞘型繊維や
サイド・バイサイド型繊維を用いることもできる。これ
らの繊維は単独で用いてもよく又は二種以上を組み合わ
せて用いることもできる。
【0020】上記繊維は、連続フィラメントの形態でも
よく又はステープルファイバーの形態でもよい。上記繊
維をステープルファイバーの形態で用いる場合には、そ
の繊維長は一般に0.5〜5.0cmであることが好ま
しい。繊維長がこの範囲内であればウエブを均一に製造
することができる。
【0021】上記繊維の繊維径には特に制限されない
が、一般に1.0〜2.0デニールであることが好まし
い。繊維径がこの範囲内であれば、ウエブを均一に製造
することができる。
【0022】本発明の紙又は不織布の製造方法により得
られる紙又は不織布は、その坪量が、一般に15g/m
2 以上であるのが好ましく、20g/m2 以上であるの
が更に好ましい。坪量が15g/m2 未満であると、紙
又は不織布の保形性が劣り、使用に耐えがたいものとな
る。
【0023】本発明において、上記ウエブを製造するに
は、一般に、上記繊維をカード機にかけてウエブを形成
するが、かかる方法に制限されず、例えば、スパンボン
ド法、スパンレース法等を用いてもよい。
【0024】また、最終製品としてシート状の紙を得る
場合には、従来公知の紙の製造方法により製造されたウ
エブ状のシートを用いて本発明を実施すればよい。例え
ば、離解機等を用いて上記繊維を水中で離解し、通常の
抄紙機を用いて得られたウエブ状のシートを用いること
ができる。
【0025】而して、本発明の紙又は不織布の製造方法
は、上記バインダーを、上記ウエブに施した後、該ウエ
ブを圧縮比が0.2以上となるように厚み方向に圧縮
し、次いで、解圧することにより、上記ウエブ中の厚み
方向に上記バインダーの濃度勾配を形成することからな
るものである。
【0026】本発明の紙又は不織布の製造方法において
は、先ず、上記バインダーを上記ウエブに施す。上記バ
インダーを上記ウエブに施す方法には特に制限はなく、
一般に用いられる方法により行なうことができる。上記
バインダーを上記ウエブに施す方法としては、例えば、
バインダーを含むエマルションをウエブにスプレーする
方法、バインダーを含むエマルション中にウエブを浸漬
して含浸させる方法、バインダーを泡状の液体にしてウ
エブに施す方法等が挙げられる。これらの中でも、製造
されたシート状物を使い捨ておむつ、生理用ナプキン等
の衛生材料の部材やペーパータオル等の家庭用雑貨類等
として用いる場合には、柔軟性の高いシート状物が得ら
れるバインダーを泡状の液体にしてウエブに施す方法が
好ましい。
【0027】上記バインダーを泡状の液体にするには、
上記バインダーを一般的な混合機、ミキサーやフォーミ
ング機等で泡状の液体にすることができる。バインダー
を泡状の液体にする際に、バインダー単独での発泡性が
低い場合には、発泡性を良くする界面活性剤を必要に応
じて、バインダーに添加してもよい。この界面活性剤の
種類や添加量については、特に限定されるものではな
い。
【0028】次いで、上記バインダーが施された上記ウ
エブを圧縮比が0.2以上、好ましくは0.3以上とな
るように厚み方向に圧縮する。圧縮比が0.2未満であ
ると本発明の目的とするシート状物の厚み方向における
バインダー成分の分布状態を制御することが困難とな
り、ウエブ中の厚み方向にバインダーの濃度勾配を形成
するのが困難となる。該ウエブを圧縮する方法に特に制
限はないが、例えば、一般的に用いられるプレス又は一
対のロールを用いて圧縮する方法が挙げられる。この中
でも、極めて短時間にウエブを圧縮することができ、ま
た、安価にシート状物を製造することのできる一対のロ
ールを用いることにより上記ウエブを厚み方向に圧縮す
る方法が好ましい。
【0029】尚、本発明において、上記圧縮比とは、下
記式(II)で表される値をいい、後述する一対のロール
を用いてウエブを圧縮する方法において、二本のロール
の間隔を変えることにより変化させることができる。 圧縮比=1−(t2 /t1 ) (II) ここで、t1 及びt2 は上記と同様である。
【0030】上記一対のロールを用いてウエブを圧縮す
る方法について〔図1〕を参照して更に詳述する。ここ
で、〔図1〕は、本発明の紙又は不織布の製造方法を実
施するための装置10の一例を示す概略図である。本発
明の紙又は不織布の製造方法において、ウエブ12を圧
縮比が0.2以上となるように厚み方向に圧縮するに
は、ウエブ12をロール14、16を動転することによ
り矢印方向に搬送しながら、ウエブ12をロール14及
び16の間を通過させることにより行なう。この圧縮を
する際に、ロール14と16との間の間隔pをウエブの
厚みの80%以下の間隔にすることにより、ウエブ12
が圧縮比0.2以上となるように厚み方向に圧縮され
る。また、〔図1〕に示す如く、泡状の液体としたバイ
ンダー17をロール16とウエブ12との間に載置する
ことにより、バインダー17をウエブ12に施しながら
ウエブ12を厚み方向に圧縮することができる。
【0031】本発明の紙又は不織布の製造方法におい
て、ウエブ12中の厚み方向にバインダーの濃度勾配を
形成するには、一対のロール14、16の材質を適宜選
択することにより、即ち、本発明においてウエブ12に
施すために用いられるバインダー液に対するロール1
4、16の材質の接触角(以下、単に「接触角」とい
う)を調整し、シート状物の厚み方向にバインダーの分
布状態を制御することにより行なうことができる。
【0032】本発明の紙又は不織布の製造方法において
は、上記一対のロール14、16として、接触角が同じ
二本のロール14、16を用いることもでき、また、そ
れぞれ、接触角が異なる二本のロール14、16を用い
ることもできる。
【0033】本発明の紙又は不織布の製造方法におい
て、ロール14、16の接触角が同じである場合は、得
られるシート状物の表面のバインダー濃度と該シート状
物の内部のバインダー濃度とを異なるものとすることが
できる。また、ロール14の接触角とロール16の接触
角とが異なる場合は、得られるシート状物の両表面のバ
インダー濃度を異なるものとすることができる。
【0034】例えば、一対のロール14、16として、
それらの一方に、テフロンコートされた接触角の高いロ
ールを用い、他方のロールに接触角の比較的低いアルミ
ニウム製のロールを用いると、テフロンコートされた側
の表面のバインダー濃度が低く、アルミニウム製ロール
側の表面のバインダー濃度が高いシート状物が得られ
る。また、一対のロール14、16としてテフロンコー
トされた接触角の高いロールを用いると、表面層のバイ
ンダー濃度が低く、内部のバインダー濃度が高いシート
状物が得られる。また、一対のロール14、16として
アルミニウムやクロム等で表面処理された接触角の低い
ロールを用いると、表面層のバインダー濃度が高く、内
部のバインダー濃度が低いシート状物が得られる。
【0035】次いで、圧縮比が0.2以上となるように
厚み方向に圧縮したウエブ12を解圧することにより、
上記ウエブ12中の厚み方向にバインダーの分布状態を
制御し、上記ウエブ12中の厚み方向に上記バインダー
17の濃度勾配を形成し、シート状物を得る。該解圧
は、上記ロ─ル14、16を用いて圧縮されたウエブ1
2を、上記ロール14、16から解放することにより行
なう。
【0036】次いで、解圧されたウエブ12を乾燥手段
18を通過させて乾燥することによりバインダー17中
の水又は有機溶媒を除去せしめ、バインダー17を硬化
させて紙又は不織布を得る。上記乾燥手段18におい
て、ウエブ12を乾燥する手段としては、例えば、熱
風、熱ロール、赤外線、マイクロ波、熱カレンダー処理
等を用いることができるが、これらの方法に限定される
ものではない。バインダー17を硬化させる温度として
は、一般的に110℃以上が用いられる。
【0037】このようにしてバインダー17を硬化せし
めたウエブ12をシート状物となした後、必要に応じ
て、繊維を熱溶融せしめて繊維間を更に結合させること
ができ、更に必要に応じて、エンボス加工を施して、繊
維間の結合を一層強固なものにすることができる。ま
た、このようにして製造されたシート状物は、巻き取り
ローラ19で巻き取り等することができる。
【0038】本発明の紙又は不織布の製造方法により製
造された紙又は不織布は、使い捨ておむつ、生理用ナプ
キン等の衛生材料の部材や、家庭用のペーパータオル等
の雑貨類として有用である。この他、例えば、シート状
物の表面のバインダー濃度を高くすることにより、紙の
紙粉防止や表面強度を向上させることが可能となり、シ
ート内部の強度を向上させることが可能となるととも
に、芯構造を有するシート状物を得ることができ、更
に、シート状物の表面の片面のバインダー濃度を高くす
ることにより、特定の機能をシート状物の片面にのみ多
く発現させることが可能となるので、接着剤、粘着剤又
はアンチスリップ剤を片面に多く塗工したシートとして
用いることができる。またシート全体的にバインダーの
機能を保持しつつ、片面のみ接着剤等を多く露出させた
シートとしても用いることもできる。
【0039】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。なお、本発明の範囲は、かかる実施例に限定され
ないことはいうまでもない。以下の記載において、特に
断らない限り部は重量部を表す。
【0040】〔バインダー製造例〕攪拌機、温度計及び
還流コンデンサー付きのセパラブルフラスコに水495
部とエマール20C(花王(株)製、固形分25%)2
8部とを仕込み、攪拌下にフラスコ内を窒素置換しなが
ら80℃まで昇温し、過硫酸アンモニウム1.75部を
添加した。予め、エチルアクリレート80.4部、n−
ブチルアクリレート146.7部、アクリロニトリル1
05部、アクリル酸7.5部及びn−モノメチロールア
クリルアミド10.5部を攪拌下に加え調整しておいた
乳化物を2時間にわたりセパラブルフラスコ内に滴下
し、重合を行なった。更に、80℃において2時間熟成
を行い、冷却後、自己架橋型のアクリルアエマルション
を得た。(不揮発成分40.5%、PH3.5)。
【0041】〔実施例1〕上記〔バインダー製造例〕に
おいて製造されたバインダーを水で希釈して固形分濃度
8重量%のバインダーを調整した。このバインダーをミ
キサーで泡状にし(見掛け比重:0.1g/ml)、3
枚重ねたレーヨンウエブ(坪量40g/m 2 、厚さ0.
6mm、幅130mm)に、塗布量が9g/m2 になる
ように塗布しつつ、〔図1〕に示す装置10(ロール1
4及びロール16は、ロール径180mm、ロール幅4
00mmのテフロンコートされた鉄ロールで、ロール1
4とロール16との間隔pは0.3mmである)にて圧
縮比が0.83となるように圧縮し、次いで、解圧する
ことにより、ウエブ中の厚み方向にバインダーの濃度勾
配を形成した。次いで、該ウエブを130℃で10分間
乾燥・熱処理し、ウエブの繊維間を結合せしめて不織布
を得た。このようにして得られた不織布へのバインダー
(乾燥固形分)の塗布量は、ウエブの重量に対し22.
5重量%であった。このようにして得られた不織布中の
バインダーの塗布量(濃度)及びウエブの圧縮回復率を
以下の方法により測定した。その結果を〔表1〕に示
す。また、ロール14及びロール16の接触角を以下の
方法により測定した。その結果を〔表1〕に示す。この
ようにして得られた不織布は、内部のバインダー濃度が
高いため、高い引裂強度を有するものであった。
【0042】<不織布中のバインダーの塗布量(濃度)
>実施例1でバインダーを塗布した乾燥前のウエブ3枚
について、それぞれの重量を測定し、それぞれ、バイン
ダーを施す前の重量を差し引くことにより、バインダー
の塗布量(濃度)とした。ロール14に接している側の
ウエブをa、ロール16に接している側のウエブをc、
aとcとに挟まれているウエブをbとした。ウエブa中
の塗布量(濃度)を100としたときのウエブb及びc
の塗布量(濃度)重量比率を求めた。
【0043】<圧縮回復率の測定法>得られた不織布の
厚みを測定し、上記式(I)により求めた。
【0044】<ロールの接触角の測定法>ロール14及
びロール16の接触角は、JIS K 6800に準
じ、液滴法(FACE接触角計CA−DT・A型、協和
界面科学(株)製)にて測定した。
【0045】〔実施例2〕ロール14とロール16との
間隔pを0.144mmとすることにより圧縮比を0.
92とした以外は、実施例1と同様にして、不織布を得
た。このようにして得られた不織布中のバインダーの塗
布量(濃度)、ウエブの圧縮回復率、ロール14及びロ
ール16の接触角を実施例1と同様に測定した。その結
果を〔表1〕に示す。このようにして得られた不織布
は、内部のバインダー濃度が高いため、高い引裂強度を
有するものであった。
【0046】〔実施例3〕ロール16として、ナイロン
フィルム(東レ(株)製)をゴムロールの表面に貼り付
けたロールを用い、ロール14とロール16との間隔p
を0.144mmとすることにより圧縮比を0.92と
した以外は、実施例1と同様にして、不織布を得た。こ
のようにして得られた不織布中のバインダーの塗布量
(濃度)、ウエブの圧縮回復率、ロール14及びロール
16の接触角を実施例1と同様に測定した。その結果を
〔表1〕に示す。このようにして得られた不織布は、ロ
ール16に接する部分(ウエブc)のバインダー濃度が
ロール14に接する部分(ウエブa)のバインダー濃度
より高いことがわかった。
【0047】〔実施例4〕ロール16として、アルミ箔
(東洋アルミ(株)製)をゴムロールの表面に貼り付け
たロールを用い、ロール14とロール16との間隔pを
0.144mmとすることにより圧縮比を0.92とし
た以外は、実施例1と同様にして、不織布を得た。この
ようにして得られた不織布中のバインダーの塗布量(濃
度)、ウエブの圧縮回復率、ロール14及びロール16
の接触角を実施例1と同様に測定した。その結果を〔表
1〕に示す。このようにして得られた不織布は、目視観
察によってもロール16側の面のバインダー濃度が高い
ものであった。
【0048】〔実施例5〕ロール14、16として、ア
ルミ箔(東洋アルミ(株)製)をゴムロールの表面に貼
り付けたロールを用い、ロール14とロール16との間
隔pを0.45mmとすることにより圧縮比を0.75
とした以外は、実施例1と同様にして、不織布を得た。
このようにして得られた不織布中のバインダーの塗布量
(濃度)、ウエブの圧縮回復率、ロール14及びロール
16の接触角を実施例1と同様に測定した。その結果を
〔表1〕に示す。このようにして得られた不織布は、シ
ート内部のバインダー濃度が低いため、強い力をかける
ことにより中央部で二分割されてしまった。
【0049】〔実施例6〕ロール16として、鉄ロール
を用い、ロール14とロール16との間隔pを0.36
mmとすることにより圧縮比を0.80とした以外は、
実施例1と同様にして、不織布を得た。このようにして
得られた不織布中のバインダーの塗布量(濃度)、ウエ
ブの圧縮回復率、ロール14及びロール16の接触角を
実施例1と同様に測定した。その結果を〔表1〕に示
す。
【0050】〔実施例7〕ウエブとして、ポリエチレン
テレフタレート及びレーヨン(重量比50:50)から
なるウエブを用い、ロール16として、アルミ箔(東洋
アルミ(株)製)をゴムロールの表面に貼り付けたロー
ルを用い、ロール14とロール16との間隔pを0.4
5mmとすることにより圧縮比を0.75とした以外
は、実施例1と同様にして、不織布を得た。このように
して得られた不織布中のバインダーの塗布量(濃度)、
ウエブの圧縮回復率、ロール14及びロール16の接触
角を実施例1と同様に測定した。その結果を〔表1〕に
示す。
【0051】〔実施例8〕ウエブとして、ポリエチレン
テレフタレート及びポリエチレン(重量比50:50)
からなるウエブを用い、ロール16として、アルミ箔
(東洋アルミ(株)製)をゴムロールの表面に貼り付け
たロールを用い、ロール14とロール16との間隔pを
0.09mmとすることにより圧縮比を0.95とした
以外は、実施例1と同様にして、不織布を得た。このよ
うにして得られた不織布中のバインダーの塗布量(濃
度)、ウエブの圧縮回復率、ロール14及びロール16
の接触角を実施例1と同様に測定した。その結果を〔表
1〕に示す。
【0052】〔比較例1〕ロール14とロール16との
間隔pを1.5mmとすることにより圧縮比を0.17
とした以外は、実施例1と同様にして、不織布を得た。
このようにして得られた不織布中のバインダーの塗布量
(濃度)、ウエブの圧縮回復率、ロール14及びロール
16の接触角を〔表1〕に示す。
【0053】
【表1】
【0054】〔実施例9〕架橋パルプHBA(ウェハウ
ザー(株)製)3gを300mlの水中に懸濁し、ミキ
サーにて1分間離解した後、角型手漉き抄紙機を用いて
坪量45g/cm 2 、厚み0.6mm、25cm角、含
水率90%の湿潤状態のウエブ状のシートを得た。次い
で、上記〔バインダー製造例〕において製造されたバイ
ンダーを水で希釈して固形分濃度4重量%のバインダー
を調整し、このバインダーを上記ウエブ状のシートを3
枚重ねた上に、塗布量が6.8g/m2 になるように塗
布しつつ、〔図1〕に示す装置10〔ロール14はロー
ル径60mm、ロール幅250mmのテフロンコートさ
れた鉄ロールで、ロール16はロール径60mm、ロー
ル幅250mmのアルミ箔(東洋アルミ(株)製)をゴ
ムロールの表面に貼り付けたロールで、ロール14とロ
ール16との間隔pは0.45mm〕にて圧縮比が0.
75となるように圧縮し、次いで、解圧することによ
り、ウエブ中の厚み方向にバインダーの濃度勾配を形成
した。次いで、該ウエブを130℃で10分間乾燥・熱
処理し、ウエブの繊維間を結合せしめて紙を得た。この
ようにして得られた紙へのバインダー(乾燥固形分)の
塗布量は、ウエブの重量に対し15.1重量%であっ
た。
【0055】このようにして得られた紙のバインダーの
塗布量(濃度)及びウエブの圧縮回復率を実施例1と同
様に測定した。その結果を〔表2〕に示す。また、ロー
ル14及びロール16の接触角を実施例1と同様に測定
した。その結果を〔表2〕に示す。
【0056】〔実施例10〕ウエブとして、架橋パルプ
HBA及びポリビニルアルコール繊維(PVA107−
1、クラレ(株)製)〔重量比95:5〕からなるウエ
ブを用い、ロール14とロール16との間隔pを0.7
2mmとすることにより圧縮比を0.60とした以外
は、実施例9と同様にして、紙を得た。このようにして
得られた紙の中のバインダーの塗布量(濃度)、ウエブ
の圧縮回復率、ロール14及びロール16の接触角を実
施例1と同様に測定した。その結果を〔表2〕に示す。
【0057】〔比較例2〕ウエブとして、NBKP(未
架橋パルプ、針葉樹)からなるウエブを用い、ロール1
4とロール16との間隔pを1.53mmとすることに
より圧縮比を0.15とした以外は、実施例9と同様に
して、紙を得た。このようにして得られた紙の中のバイ
ンダーの塗布量(濃度)、ウエブの圧縮回復率、ロール
14及びロール16の接触角を実施例1と同様に測定し
た。その結果を〔表2〕に示す。
【0058】
【表2】
【0059】上記〔表1〕及び〔表2〕から明らかなよ
うに、実施例1〜10の紙又は不織布は、シートの厚み
方向にバインダーの濃度勾配が形成されたものである。
また、比較例1及び2の紙又は不織布は、バインダーが
シートの厚み方向に均一に施されたものである。
【0060】
【発明の効果】本発明の紙又は不織布の製造方法によれ
ば、シート状物の厚み方向に、バインダー成分の分布状
態を制御することにより、シート状物の厚み方向にバイ
ンダーの濃度勾配を形成した紙又は不織布を容易に製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の紙又は不織布の製造方法を実
施するための装置の一例を示す概略図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バインダーを、圧縮回復率が30%以上
    のウエブに施した後、該ウエブを圧縮比が0.2以上と
    なるように厚み方向に圧縮し、次いで、解圧することに
    より、上記ウエブ中の厚み方向に上記バインダーの濃度
    勾配を形成することを特徴とする紙又は不織布の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 一対のロールを用いることにより、上記
    ウエブを厚み方向に圧縮することを特徴とする請求項1
    記載の紙又は不織布の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記一対のロールが、上記バインダー液
    に対する接触角が同じ二本のロールである請求項2記載
    の紙又は不織布の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記一対のロールが、上記バインダー液
    に対する接触角が異なる二本のロールである請求項2記
    載の紙又は不織布の製造方法。
  5. 【請求項5】 バインダーを泡状の液体にしてウエブに
    施すことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の紙
    又は不織布の製造方法。
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