JPH0976486A - 印字装置および郵便料金計器 - Google Patents

印字装置および郵便料金計器

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JPH0976486A
JPH0976486A JP25938395A JP25938395A JPH0976486A JP H0976486 A JPH0976486 A JP H0976486A JP 25938395 A JP25938395 A JP 25938395A JP 25938395 A JP25938395 A JP 25938395A JP H0976486 A JPH0976486 A JP H0976486A
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JP25938395A
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English (en)
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Shoichi Suzuki
正一 鈴木
Katsuhiko Ota
克彦 太田
Naoyuki Wakabayashi
尚之 若林
Masahiro Seguchi
正宏 瀬口
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
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    • G07B17/00Franking apparatus
    • G07B17/00459Details relating to mailpieces in a franking system
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印字適正箇所に印字を行なうように媒体もしく
は印字ヘッドを制御することで、印影の消失や欠落を確
実に防止して、鮮明な印影を得ることができる印字装置
の提供を目的とする。 【解決手段】媒体Aに所定の印字を行なう印字装置であ
って、上記媒体Aの印字適正箇所を検出する検出手段2
5と、上記検出手段25で検出された印字適正箇所に印
字を行なうよう上記媒体Aもしくは印字ヘッド16を制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばセロハン
製透明窓を有する封筒などの郵便物の如き媒体に所定の
印字を行なうような印字装置および郵便料金計器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の印字装置としては例え
ば、連続的に搬送される媒体表面に印刷ローラを押付け
て印刷するものと、非接触タイプのインクジェット等の
印字ヘッドより媒体表面の所定部にインクを噴射して印
刷するものとの双方があるが、これら接触タイプ、非接
触タイプの何れの印字装置にあっても印字位置が郵便物
などの媒体の定位置に対して固定され、この一律の印字
位置に印字するものであるから、次の如き問題点があっ
た。
【0003】すなわち、図13に示すように封筒100
にセロハン製の透明窓101を有する場合、上述の印字
ヘッドにより定位置に印字を実行すると、印影の範囲1
02が透明窓101をオーバラップすることがあり、こ
のオーバラップ部103(図示の便宜上、ハッチングを
施して示す)の印影が薄くなって、消える問題点があっ
た。
【0004】また、図14、図15に示すように封筒1
00の内部に封入される内容物104により、封筒10
0に段差が形成される場合、上述の印字ヘッドにより定
位置に印字を実行すると、印影の段差対応部に欠損部1
05が発生し、例えば郵便業務において重視される金額
(郵便料金)や日付などの印影の重要部分が欠落する問
題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、印字適正箇所に印字を行なうように媒体も
しくは印字ヘッドを制御することで、印影の消失や欠落
を確実に防止して、鮮明な印影を得ることができる印字
装置の提供を目的とする。
【0006】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、検出手段により印字
に適正な材質部を検出することで、印影が鮮明となる材
質部を選定して印字を実行することができる印字装置の
提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、検出手段により印字
に適正な平面部を検出することで、段差部を回避するよ
うに印字位置を選定して、印字を実行することができる
印字装置の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、印字適正箇所に印字
を行なうべく媒体もしくは印字ヘッドを移動させること
で、鮮明な印影を確保することができる印字装置の提供
を目的とする。
【0009】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、印字ヘッドを搬送面
に対して垂直方向に移動させることで、媒体の厚さに対
応して印字ヘッドの上下位置をコントロールし、適正な
印影を得ることができる印字装置の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の目的と併せて、印字に適正な平面部
を検出する目的で媒体にタッチローラを転接すること
で、この媒体の段差部がない平面部を正確に検出して、
より一層鮮明な印字を実行することができる印字装置の
提供を目的する。
【0011】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、インクジェット等の
非接触印字ヘッドを用いることで、厚み段差を有する媒
体であっても非接触印字により鮮明な印影を得ることが
できる印字装置の提供を目的とする。
【0012】この発明の請求項8記載の発明は、郵便物
に必要な金額、日付などの郵便印字情報を、印影の消
失、欠落を防止して、鮮明に印字することができる郵便
料金計器の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、媒体に所定の印字を行なう印字装置であっ
て、上記媒体の印字適正箇所を検出する検出手段と、上
記検出手段で検出された印字適正箇所に印字を行なうよ
う上記媒体もしくは印字ヘッドを制御する制御手段とを
備えた印字装置であることを特徴とする。
【0014】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記検出手段は媒体
における印字に適正な材質部を検出する材質検出手段に
設定した印字装置であることを特徴とする。
【0015】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記検出手段は媒体
における印字に適正な平面部を検出する平面検出手段に
設定した印字装置であることを特徴とする。
【0016】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記制御手段は媒体
もしくは印字ヘッドを移動させる移動手段に設定した印
字装置であることを特徴とする。
【0017】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記制御手段は印字
ヘッドを媒体の搬送面に対して垂直方向に移動させる垂
直移動手段に設定した印字装置であることを特徴とす
る。
【0018】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の構成と併せて、上記平面検出手段は
媒体に転接するタッチローラを備え、該タッチローラの
変位を検出する印字装置であることを特徴とする。
【0019】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記印字ヘッドを非
接触印字ヘッドにより構成した印字装置であることを特
徴とする。
【0020】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項1〜7のうち1つの印字装置を備えた郵便料金計器
であることを特徴とする。
【0021】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、印字ヘッドにより媒体に所定の印字を行なう
際、上述の検出手段は上記媒体の印字適正箇所(適正に
印字が行なえる材質部と平面部との双方を含む)を検出
し、上述の制御手段はこの検出手段で検出された印字適
正箇所に印字を行なうよう上述の媒体もしくは印字ヘッ
ドを制御する。この結果、印影の消失や欠落を確実に防
止して、鮮明な印影を得ることができる効果がある。
【0022】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の材質検
出手段は媒体における印字に適正な材質部を検出するの
で、この材質検出手段で検出された印影が鮮明となる材
質部を選定して印字を実行することができる効果があ
る。
【0023】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の平面検
出手段は媒体における印字に適正な平面部を検出するの
で、この平面検出手段で検出された印影が鮮明となる平
面部つまり非段差部を選定して印字を実行することがで
きる効果がある。
【0024】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の移動手
段は印字適正箇所に印字を行なうよう上述の媒体もしく
は印字ヘッドを移動させるので、印字ヘッドによる鮮明
な印影を確保することができる効果がある。
【0025】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の垂直移
動手段は印字ヘッドを媒体の搬送面に対して垂直方向に
移動させるので、媒体の厚さに対応して上記印字ヘッド
の上下位置をコントロールし、適正な印影を得ることが
できる効果がある。
【0026】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項3記載の発明の効果と併せて、上述の平面検
出手段はタッチローラを備えているので、このタッチロ
ーラを媒体に転接することにより、同タッチローラに基
づいて媒体の段差がない平面部を正確に検出することが
でき、この結果、より一層鮮明な印字を実行することが
できる効果がある。
【0027】この発明の請求項7記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の印字ヘ
ッドを非接触印字ヘッドにより構成したので、厚み段差
を有する媒体であっても、媒体と非接触の離間位置から
印字を実行することができるので、鮮明な印影を得るこ
とができる効果がある。
【0028】この発明の請求項8記載の発明によれば、
上記請求項1〜7のうち1つの印字装置を備えた郵便料
金計器を構成したので、郵便物に必要な金額、日付など
の郵便印字情報(所定の印字)を、印影の消失、大落を
防止しつつ鮮明に印字することができる効果がある。
【0029】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は本発明の印字装置を備えた郵便料金計器
を示し、図1において、この郵便料金計器11は装置本
体12の一側(図示の左側)に郵便物Aの計量部13を
形成し、他側(図示の右側)にスタッカ部14を形成す
ると共に、これらの中間部には入力操作部としてのタッ
チパネル15を配設し、さらに装置本体12の内部には
非接触タイプの印字ヘッド16たとえばインクジェット
を備えている。
【0030】上述の計量部13は外形寸法、質量の異な
る封筒などの郵便物Aの重量を計量し、上述のタッチパ
ネル15は通常、書留、速達、国内、国外、航空便、船
便などの郵便種別を表示される選択キーにより押下入力
するのに用い、郵便物Aは計量部13から印字ヘッド1
6の下側を通る時に該印字ヘッド16にて郵便物Aの印
字適正箇所に金額、日付等の印影が非接触にて印刷さ
れ、スタッカ部14に収納される。
【0031】図2の主要部の内部構造を示し、矢印a方
向へ搬送処理される郵便物Aの搬送経路17に沿って、
図示の左側から右側にかけて投光器18から偏光フィル
タ19を介して投光された照射光の反射光を、偏光フィ
ルタ20を介して受光する受光器21と、郵便物Aに低
摩擦抵抗にて転接するタッチローラ22と、上述の印字
ヘッド16とをこの順に配設し、光の反射部位とタッチ
ローラ22との間の距離をL1に、タッチローラ22中
心部と印字ヘッド16中心部との間の距離をL2に、郵
便物Aの全長をLmに、印字完了後の郵便物Aが印字ヘ
ッド16下方を通り過ぎるのに要する長さをL3(但
し、L3>Lm)に設定し、また郵便物A上面と印字ヘ
ッド16との間の上下高さh(但し後記する如く郵便物
Aの厚さに対応して可変する)に設定している。
【0032】ここで、上述の搬送経路17はエンドレス
ベルト等により構成され、モータを有する郵便物搬送装
置23(図7参照)により郵便物Aを搬送制御する。ま
た上述の投光器18、受光器21は外乱ノイズ光の影響
を受けないように偏光フィルタ19,20をそれぞれ有
し、ある特定の周波数の照射光を投光器18から照射
し、その反射光を受光器21にて検出する。
【0033】投受光器18,21部に郵便物Aが存在し
ない場合は、投光器18からの照射光は下方へ透過し、
受光器21には反射光は入光しないが郵便物Aが投受光
器18,21部に突入(存在)すると受光器21は郵便
物Aからの反射光を検出する。
【0034】図3は受光器21における受光量と、微分
回路24で検出する反射光パルスの時間的変化を示し、
郵便物Aのセロハン製透明窓(以下単にセロハン部Bと
略記する)(図9参照)が投受光器18,21部を通過
すると、反射光が乱反射するので、受光器21での受光
量が低下する。この反射光の変化量を上述の微分回路2
4で検出して、郵便物Aのセロハン部Bの範囲Lc(図
9参照)を検知する。
【0035】すなわち、上述の受光器21と微分回路2
4との両者により郵便物Aにおける印字に適正な材質部
(非セロハン部)を検出するところの材質検出手段25
を構成している。なお、図3においてTmは郵便物Aが
通過する時間、Tcはセロハン部Bの通過時間を示し、
これら時間データは後述するCPU40に入力される。
【0036】図4は材質検出手段25の次段に配設され
たタッチローラ22部分の具体的構成を示し、上述のタ
ッチローラ22を回転自在に支持するローラホルダ26
の上部には押圧バネを介して圧力センサ28を配置して
いる。
【0037】上述のタッチローラ22は上下方向への微
少ストロークを検知すべく、比較的弱い押圧力にて郵便
物Aに転接し、郵便物Aが通過する際のタッチ圧力変化
を上述の圧力センサ28で計測する。つまり図5に圧力
Pと変位yとの関係を示す如く、これら両者P,y間に
は直線的に比例増減するリニアな関係が成立するので、
上述の圧力センサ28により郵便物Aの厚さを検知する
ことができる。
【0038】すなわち、上述の圧力センサ28により郵
便物Aにおける印字に適正な平面部を検出するところの
平面検出手段29を構成している。圧力センサ28から
の圧力信号の偏差(前回値と今回値との偏差)がない部
分が郵便物Aの平面部と対応する。
【0039】図6は上述の平面検出手段29の次段に配
設された印字ヘッド16を郵便物Aの厚さに対応して上
下動させる印字ヘッド昇降装置30を示し、パルスモー
タ31の出力軸32に原動ギヤ33を取付け、この原動
ギヤ33と常時噛合する従動ギヤ34にはスクリュ35
およびスライダ36を介して上述の印字ヘッド16を連
結して、パルスモータ31の正逆駆動により上述の印字
ヘッド16を鮮明印字に最適な上下距離h(図2参照)
に昇降すべく構成している。この実施例ではインクジェ
ット等の非接触タイプの印字ヘッド16を用いるので、
郵便物Aの厚さに対してこの印字ヘッド16による印字
が最も鮮明となる上下距離hに可変調整される。
【0040】図7は郵便料金計器の制御回路ブロック図
を示し、CPU40はタッチパネル15、印字開始ボタ
ン37、微分回路24、圧力センサ28からの必要な各
種信号入力に基づいて、ROM38に格納されたプログ
ラムに従って、印字ヘッド昇降装置31、印字ヘッド1
6、郵便物搬送装置23、計量部13を駆動制御し、ま
たRAM39は必要な各種データやテーブルを記憶す
る。なお図1乃至図6に示す実施例いにおいては印字ヘ
ッド横移動装置41は使用しない。
【0041】このように構成した郵便料金計器の作用
を、図8に示すフローチャートを参照して、以下に詳述
する。第1ステップS1で、係員が郵便物Aを計量部1
3にセットすると、計量部13はこの郵便物Aの重量を
計測して、計測結果をCPU40に出力する。またCP
U40は郵便物Aのセット時にタッチパネル15に各種
選択キーを表示し、係員は通常、書留、速達、国内、国
外、航空便、船便などの郵便種別を表示された選択キー
により押下入力し、CPU40は郵便物Aに印字すべき
情報パターンを決定する。
【0042】次に第2ステップS2で、係員がタッチパ
ネル15内の印字開始ボタン37をONに操作(タッチ
入力)すると、次の第3ステップS3に移行する。この
第3ステップS3で、CPU40は郵便物搬送装置23
を駆動し、郵便物Aを搬送経路17に沿って搬送開始す
る。
【0043】この郵便物Aの搬送によりまず材質検出手
段25に手郵便物Aの端部らセロハン部までの長さおよ
びセロハン部までの長さ(La+Lb)(図9参照)お
よびセロハン部Bの長さLc(図9参照)が検出され
る。次に、郵便物Aに転接するタッチローラ22変位y
が圧力センサ28で圧力Pに変換されて、郵便物Aの最
大厚さ(hmax )(印字ヘッド16の上下位置を決定す
る要因となるデータ)および長手方向に沿う厚さ変化
(平面部検出の要因となるデータ)を検出し、ことに段
差のある部分と段差のない平面部との検出が実行され
る。
【0044】次に第4ステップS4で、郵便物Aがタッ
チローラ22配設部を通過すると、次の第5ステップS
5に移行する。この第5ステップS5で、CPU40は
印字可能な郵便物か否かを判定し、YES判定時には次
の第6ステップS6に移行する一方、NO判定時には異
常抽出を目的として第8ステップS8にスキップする。
【0045】上述の第6ステップS6で、CPU40は
郵便物Aに対して印字を開始する位置(図10に示すタ
イムチャートの印字ヘッドONのタイミング参照)か否
かを判定し、NO判定時には郵便物Aへの印字開始位置
になるまで待機する一方、YES判定時には次の第7ス
テップS7に移行する。
【0046】この第7ステップS7で、CPU40は非
接触タイプの印字ヘッド16を駆動して、図9に示すよ
うに郵便物Aの非セロハン部で、かつ段差のない平面部
に所定の郵便情報の印字を実行し、印影Cを形成する。
次に第8ステップS8で、CPU40は郵便物Aの搬送
を終了し、一連の処理を完了する。
【0047】このように、印字ヘッド16により郵便物
Aに所定の印字を行なう際、上述の検出手段(材質検出
装置25および平面検出手段29の少なくとも一方)は
上記郵便物Aの印字適正箇所(適正に印字が行なえる材
質部と平面部との双方を含む)を検出し、上述の制御手
段(郵便物搬送装置23、印字ヘッド昇降装置30参
照)はこの検出手段で検出された印字適正箇所に印字を
行なうよう上述の郵便物Aもしくは印字ヘッド16を制
御する。この結果、印影C(図9参照)の消失や欠落を
確実に防止して、鮮明な印影Cを得ることができる効果
がある。
【0048】また、上述の材質検出手段25は郵便物A
における印字に適正な材質部を検出するので、この材質
検出手段25で検出された印影Cが鮮明となる材質部を
選定して印字を実行することができる効果がある。さら
に、上述の平面検出手段29は郵便物Aにおける印字に
適正な平面部を検出するので、この平面検出手段29で
検出された印影C(図9参照)が鮮明となる平面部つま
り非段差部を選定して印字を実行することができる効果
がある。
【0049】さらにまた、上述の移動手段(郵便物搬送
装置23、印字ヘッド昇降装置30参照)は印字適正箇
所に印字を行なうよう上述の郵便物Aもしくは印字ヘッ
ド16を移動させるので、印字ヘッド16による鮮明な
印影を確保することができる効果がある。
【0050】加えて、上述の垂直移動手段(印字ヘッド
昇降装置30参照)は印字ヘッド16を郵便物Aの搬送
面に対して垂直方向に移動させるので、郵便物Aの厚さ
に対応して上記印字ヘッド16の上下位置をコントロー
ルし、適正な印影Cを得ることができる効果がある。
【0051】また、上述の平面検出手段29はタッチロ
ーラ22を備えているので、このタッチローラ22を郵
便物Aに転接することにより、同タッチローラ22に基
づいて郵便物Aの段差がない平面部を正確に検出するこ
とができて、この結果、より一層鮮明な印字を実行する
ことができる効果がある。
【0052】しかも、上述の印字ヘッド16をインクジ
ェットなどの非接触印字ヘッドにより構成下ので、厚み
段差を有する郵便物Aであっても、郵便物Aと非接触の
離間位置から印字を実行することができるので、鮮明な
印影C(図9参照)を得ることができる効果がある。
【0053】図11は郵便料金計器の他の実施例を示
し、先の実施例では郵便物搬送装置23で郵便物Aを矢
印a方向へ搬送しつつ、印字ヘッド16で印字を行なう
ように構成したが、図11に示すこの実施例では装置本
体12における長手方向の寸法縮小を図る目的で、一旦
郵便物Aを搬送終端まで搬送した後に、図11に実線で
示す定位置の(ノーマル位置)の印字ヘッド16を同図
に仮想線で示す印字開始位置へ横移動し、印字終了後に
再び印字ヘッド16を定位置へ復帰横移動すべく構成し
たものである。
【0054】この実施例においては印字ヘッド16を上
述の如く横移動させるので図7に示す印字ヘッド横移動
装置41を用いる。次に図12のフローチャートを参照
して、この郵便料金計器の作用を詳述する。なお、この
実施例においても主要部の回路装置は前図のものを用い
る。
【0055】第1ステップU1で、係員が郵便物Aを計
量部13にセットすると、計量部13はこの郵便物Aの
重量を計測して、計測結果をCPU40に出力する。ま
たCPU40は郵便物Aのセット時にタッチパネル15
に各種選択キーを表示し、係員は通常、書留、速達、国
内、国外、航空便、船便などの郵便種別を表示された選
択キーにより押下入力し、CPU40は郵便物Aに印字
すべき情報パターンを決定する。
【0056】次に第2ステップU2で、係員がタッチパ
ネル15内の印字開始ボタン37をONに操作(タッチ
入力)すると、次の第3ステップU3に移行する。この
第3ステップU3で、CPU40は郵便物搬送装置23
を駆動し、郵便物Aを搬送経路17に沿って搬送開始す
る。
【0057】この郵便物Aの搬送によりまず材質検出手
段25にて郵便物Aの端部らセロハン部までの長さおよ
びセロハン部までの長さ(La+Lb)(図9参照)お
よびセロハン部Bの長さLc(図9参照)が検出され
る。次に、郵便物Aに転接するタッチローラ22変位y
が圧力センサ28で圧力Pに変換されて、郵便物Aの最
大厚さ(hmax )(印字ヘッド16の上下位置を決定す
る要因となるデータ)および長手方向に沿う厚さ変化
(平面部検出の要因となるデータ)を検出し、ことに段
差のある部分と段差のない平面部との検出が実行され
る。
【0058】次に第4ステップU4で、郵便物Aがタッ
チローラ22配設部を通過すると、次の第5ステップU
5に移行する。上述の第5ステップU5で、CPU40
は郵便物Aを図11に示す右側の搬送終端部まで搬送し
て、その搬送処理を印字に先立って終了させる。
【0059】次に第6ステップU6で、CPU40は印
字可能な郵便物か否かを判定し、NO判定時においては
第7ステップU7以降の処理(特に印字処理)を実行し
ないので、異常抽出を目的として一連の処理を終了する
一方、YES判定時には次の第7ステップU7に移行す
る。この第7ステップU7で、CPU40は印字ヘッド
横移動装置41を駆動して、図11に示す非接触タイプ
の印字ヘッド16を同図の実線位置から同図に仮想線で
示す印字開始位置まで横移動させる。
【0060】次に第8ステップU8で、CPU40は印
字ヘッド16が適正に印字が行なえる材質部で、かつ段
差がない平面部としての印字開始位置まで横移動された
か否かを判定し、NO判定時には上述の第7ステップU
7にリターンする一方、YES判定時には次の第9ステ
ップU9に移行する。
【0061】この第9ステップU9で、CPU40は非
接触タイプの印字ヘッド16および印字ヘッド横移動装
置41を駆動して、この印字ヘッド16を図11の右方
から左方への印字方向に移動させながら図9に示すよう
に郵便物Aの非セロハン部で、かつ段差がない平面部に
対して所定の郵便情報の印字を実行し、印影C(図9参
照)を形成する。このようにして印影Cが形成された後
に、第10ステップU10で、CPU40は印字ヘッド
横移動位置41を介してこの印字ヘッド16を図11に
実線で示す定位置へ復帰させて、一連の処理を終了す
る。
【0062】このように構成した場合には図2と図11
との比較からも明らかなように、装置の小型コンパクト
化ことに長手方向の寸法短縮を図ることができる効果が
ある。なお、その他の点については先の実施例とほぼ同
様の作用、効果を奏するので、図11において前図と同
一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略
する。なお、図11においてL4はタッチローラ22の
中心部と、搬送終端位置まで搬送された郵便物A端部と
の間の長さで、L4<L2+L3となり、図11の実施
例においては先の実施例に対して装置の小型化が達成さ
れる。
【0063】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の媒体は、実施例の郵便物Aに対応
し、以下同様に、検出手段は、材質検出手段25と平面
検出手段29の一方もしくは双方に対応し、制御手段お
よび移動手段は、印字ヘッド昇降装置30、印字ヘッド
横移動装置41、郵便物搬送装置23の少なくとも何れ
か一つに対応し、垂直移動手段は、印字ヘッド昇降装置
30に対応し、印字ヘッドは、インクジェット等の非接
触タイプの印字ヘッド16に対応するも、この発明は、
上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印字装置を備えた郵便料金計器の外観
斜視図。
【図2】図1の主要部の内部構成を示す説明図。
【図3】受光器の受光量と検出パネルとの関係を示す波
形図。
【図4】平面検出手段の構成図。
【図5】タッチローラと上下変位に対する圧力センサ検
知圧の関係を示す特性図。
【図6】印字ヘッド昇降装置の構成を示す斜視図。
【図7】制御回路ブロック図。
【図8】印字制御処理を示すフローチャート。
【図9】郵便物の説明図。
【図10】印字制御処理を示すタイムチャート。
【図11】本発明の郵便料金計器の他の実施例を示す説
明図。
【図12】印字制御処理の他の実施例を示す説明図。
【図13】従来印字手段における印影と透明窓とのオー
バラップ状態を示す説明図。
【図14】従来印字手段における印影欠落状態を示す説
明図。
【図15】図14のZ−Z線矢視断面図。
【符号の説明】
16…印字ヘッド 22…タッチローラ 23…郵便物搬送装置 25…材質検出手段 29…平面検出手段 30…印字ヘッド昇降装置 41…印字ヘッド横移動装置 A…郵便物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬口 正宏 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体に所定の印字を行なう印字装置であっ
    て、上記媒体の印字適正箇所を検出する検出手段と、上
    記検出手段で検出された印字適正箇所に印字を行なうよ
    う上記媒体もしくは印字ヘッドを制御する制御手段とを
    備えた印字装置。
  2. 【請求項2】上記検出手段は媒体における印字に適正な
    材質部を検出する材質検出手段に設定した請求項1記載
    の印字装置。
  3. 【請求項3】上記検出手段は媒体における印字に適正な
    平面部を検出する平面検出手段に設定した請求項1記載
    の印字装置。
  4. 【請求項4】上記制御手段は媒体もしくは印字ヘッドを
    移動させる移動手段に設定した請求項1記載の印字装
    置。
  5. 【請求項5】上記制御手段は印字ヘッドを媒体の搬送面
    に対して垂直方向に移動させる垂直移動手段に設定した
    請求項1記載の印字装置。
  6. 【請求項6】上記平面検出手段は媒体に転接するタッチ
    ローラを備え、該タッチローラの変位を検出する請求項
    3記載の印字装置。
  7. 【請求項7】上記印字ヘッドを非接触印字ヘッドにより
    構成した請求項1記載の印字装置。
  8. 【請求項8】上記請求項1〜7のうち1つの印字装置を
    備えた郵便料金計器。
JP25938395A 1994-10-20 1995-09-11 印字装置および郵便料金計器 Pending JPH0976486A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000015786A (ja) * 1998-07-02 2000-01-18 Komori Corp シート送り異常検出装置
JP2011213119A (ja) * 2011-06-13 2011-10-27 Brother Industries Ltd インクジェット記録装置
JP2011224998A (ja) * 2011-06-13 2011-11-10 Brother Industries Ltd インクジェット記録装置
JP2012148575A (ja) * 2012-05-14 2012-08-09 Brother Industries Ltd インクジェット記録装置
JP2015178200A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 株式会社東芝 印字装置および印字方法

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